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ビジネスコミュニケーションの基本と質を向上させる3つのステップ

「部下が何を考えているのかわからない」
「会議をしても時間ばかりが過ぎて建設的な話し合いにならない」

このようにお困りではありませんか?

これは多くのマネジャーが抱える共通の悩みです。同時に、これらの悩みはコミュニケーションのあり方を改めて深く考えるべき機会と言えるでしょう。

まず、前提として、ビジネスコミュニケーションの基本は以下の3つの要素から成り立っています。

ビジネスシーンにおけるコミュニケーションで重要な3つのスキルと求められるレベル:①傾聴力②質問力③伝達力

傾聴力と伝達力、質問力は、それぞれが独立しているわけではなく、相互に作用し合っています。この3つの基本をしっかり理解した上で、それぞれに使えるスキルを身につけていくことが、ビジネスにおけるコミュニケーション能力の向上に寄与するでしょう。

しかし、表面上のスキルを実践するだけでは、うまくいかないケースも多いのが正直なところです。

そこでこの記事では、ビジネスコミュニケーションの基本3つの解説とコツから、実際の向上ステップ、準備の仕方まで、徹底解説していきます。

本記事を読み、実践することでビジネスコミュニケーションの質が高まるでしょう。

ぜひ最後までお読みいただき、実践に活かしてください。

▼コミュニケーションについては下記で詳しく解説しています。 

▼コミュニケーションのベースは自己理解です。 

自己理解バナー

目次[非表示]

  1. 1.​​​​​ビジネスコミュニケーションの基本1:傾聴力
  2. 2.ビジネスコミュニケーションの基本2:伝達力
  3. 3.ビジネスコミュニケーションの基本3:質問力
  4. 4.自社のビジネスコミュニケーション力はどれぐらい?チェックシート
  5. 5.自社のビジネスコミュニケーションを向上させる3つのステップ
    1. 5.1.【STEP1】全体研修を行い、基本を学ばせる:共通の基礎を整える
    2. 5.2.【STEP2】テーマを決めて週次で実践させる:日常に取り入れる
    3. 5.3.【STEP3】週次でフィードバックの場を設ける:定期的に振り返る
  6. 6.ビジネスコミュニケーションはテクニックだけでは上手くいかない
    1. 6.1.表面的なテクニックしか使っていないから
    2. 6.2.相手をよく知ろうとしてないから
  7. 7.真の意味でビジネスコミュニケーションを取るなら準備がすべてを決める
  8. 8.ビジネスにおけるコミュニケーションならLIFO®がおすすめ!
  9. 9.ビジネスコミュニケーションを社内講師で啓発した支援事例
  10. 10.まとめ

​​​​​ビジネスコミュニケーションの基本1:傾聴力

ビジネス コミュニケーション 傾聴

特にビジネスにおけるコミュニケーションでは、傾聴力は重要なスキルです。

「聞く」と「傾聴」は似て非なるものです。「聞く」は、音や言葉を耳で捉える受動的な行為ですが、「傾聴」は相手の話を遮らず、評価せず、深く理解しようとする姿勢を言います。

傾聴力が向上するテクニックは、以下の通りです。

テクニック
得られる効果
コツ

遮らずに最後まで聞く

相手の信頼感と安心感が向上する

  • 沈黙があっても焦らず、次の話題や質問をしない
  • 自分の意見や質問は、相手が話し終えるまで控える

相槌と頷き

聞いているサインを非言語で示せる

  • 話の切れ目や一段落したタイミングで自然に入れる
  • 相手の話すテンポに合わせる
  • 相槌で会話を遮らないよう注意する

バックトラッキング

理解を深め、誤解を防ぐ

  • 要点や感情を捉え「~ということですね?」と確認する
  • すべてオウム返しではなく、時折自分の言葉で言い換える

感情への共感を示す

心理的距離が縮まり、オープンな関係になる

  • 表情やトーン、沈黙などの非言語も読み取る
  • 「辛かったんですね」など共感の言葉を使う
  • 安易な励ましやアドバイスは避ける

批判や評価を保留する

建設的な議論の促進

  • 否定語「でも」「それは違う」などを避ける
  • まず受け止めてから自分の意見を述べる
  • 質問はあくまで理解のために行う

傾聴が必要な場面で、「うんうん」と頷いてはいるけれど、実は別のことを考えている…ということはありませんか?

このような表面上だけのやり取りでは、相手は内容が本当に理解されているか不安に感じ、信頼関係を損なう可能性があります。それだと、相手側は「聞いてもらえた」という実感は得られません。

傾聴は、信頼を築く第一歩でもあり、ビジネスコミュニケーションにおいて非常に重要なスキルです。

【使いすぎに注意が必要なスキルもある】

傾聴力を上げるスキルはさまざまありますが、使い方に注意が必要なスキルもあります。

傾聴力で使えるスキルとして認知度が高い、「オウム返し」「間(ま)を設ける」「ミラーリング」などは使いすぎに注意が必要です。

これらは、多用すると不自然になったり、相手に不安を与えてしまったり、不快に感じられるケースがあります。状況を見ながら、多用しないように気をつけましょう。


ビジネスコミュニケーションの基本2:伝達力

ビジネス コミュニケーションシーン

ビジネスにおけるコミュニケーションでは、傾聴力に続いて伝達力も重要です。

会議で意見が出ない、あるいは話が噛み合わず、すれ違いが起きた、などの経験はありませんか?

それは、単に言葉を交わす会話に終始し、お互いの意図が正確に伝わっていない可能性があります。

伝達力を向上させるスキルとコツは以下の通りです。

テクニック
得られる効果
コツ
簡潔な表現
誤解が減り、理解がスムーズになる
  • 結論を最初に伝える
  • 一文を短く、回りくどい言い方を避ける​​​​​
5W1Hを意識する
責任や行動が明確になり、実行フェーズがスムーズに進む
  • 話始める前、メールを送る前に必ず「誰が」「何を」「いつまでに」「どこで」「なぜ」に整理する

前提とリテラシーレベルを統一する​​​​​​​

誤解を防ぎ、共通理解が得られる
  • 話始める前に「ここまではご存じですか?」など質問して相手の知識レベルを確認する
  • 必要に応じて専門用語の解説を入れる​​​​​
ポジティブな言葉を使う
相手の意欲を引き出せる
  • 明らかに受け入れられない意見でも、一度受け止める※肯定はしなくてOK
    例)「そうなんですね」「そういう意見・視点もあるんですね」

  • 肯定したい場合は、相手の話を受け止めたあとに、ポジティブなプラスの感情を加える
    例)「〜だったんですね。それを聞いて私もワクワクしました!」

  • 「してほしくないこと」ではなく「してほしいこと」を伝える
    例)「未経験者は受け付けておりません」ではなく「経験者のみ受け付けております」

  • 文末を肯定的にする
    例)「変わらない」ではなく「同じ」 ​​​​​​
具体例と比喩
伝えたい内容のイメージが明確になる
  • 相手に合った例を選ぶ
  • 比喩はわかりやすく、誤解がないように選ぶ ​​​​​​

効果的な伝達は、チームや組織の生産性を高めます。言ったつもりではなく、伝わったという確信を持つために各スキルを意識し、質の高いものにしていきましょう。

ビジネスコミュニケーションの基本3:質問力

ビジネス コミュニケーションシーン②

質問力は、ただ聞く力ではなく「思考を引き出し、前向きな行動を促す力」です。良い質問は、相手を育て、信頼関係を築くための大きな助けになります。

例えば「なんでやらなかったの?」と聞くよりも「やる上でどこが難しかった?」と聞くほうが、お互い前向きな気持ちで話し合えることが多いのではないでしょうか。

質問力を向上させるスキルとコツは、以下の通りです。

テクニック
得られる効果
コツ
オープンクエスチョン
相手の考えや背景を引き出せる
  • 「どう思いますか?」「なぜそう考えたのですか?」など、安心して話せる雰囲気をつくる​​​​​

クローズドクエスチョン
事実や選択肢を確認しやすい
  • 誘導的な質問にならないように注意する
  • 連続して質問しすぎない
  • 状況に応じてオープンクエスチョンと使い分ける
質問の意図を明確にする
より本質的な回答が得られる
  • 質問する前に目的を伝える​​​​​

多様な意見を歓迎する姿勢を見せる
チームの創造性や問題解決能力が向上する
  • 先入観や偏見を持たずに聞く
  • 否定的な反応を避け、「なるほど、そういう見方もあるんですね」といった言葉を使う
  • 発言しやすい空気づくりを心がける。
質問を深堀する
潜在的なニーズや課題が発見できる
  • 「なぜそう思ったのですか?」など段階的に質問
  • 回答に注意深く耳を傾け、関連する質問をする
  • 一度に核心に迫るのではなく、段階的に質問する
  • 焦らず、相手の反応を見ながら進める​

上記は、社内だけでなく、顧客との関係構築にも有効です。「何をお求めですか?」ではなく、「これまでの契約で、特に安心できた点は何ですか?」と聞けば、信頼も生まれやすくなります。

自社のビジネスコミュニケーション力はどれぐらい?チェックシート

ビジネス コミュニケーションシーン③

では、自社やチームの現状を一度見直してみましょう。
自社のコミュニケーションの課題は、育成やチームの成果にも大きな影響を与えます。しかし「なんとなくできていない気がする」という曖昧な印象だけでは、適切なサポートが難しくなるでしょう。

ここでは、部下の具体的な行動やスキルを客観的に観察し、評価することで、課題の「見える化」を行います。

以下は評価する項目です。「常にできている/時々できている/ほとんどできていない」の3段階でチェックしてみてください。

スキル
評価項目
常に
できている
時々
できている
ほとんど
できていない
傾聴力

相手の話を最後まで遮らずに聞いているか




適切なタイミングで相槌や頷きをしているか




発言内容の要点を捉え、的確に確認しているか




相手の感情に寄り添い、共感を示しているか




相手の意見をまずは受け止め、理解しようとしているか




伝達力

結論を最初に述べ、簡潔に話しているか




指示や依頼事項の責任と期日、場所などを明確に伝えているか




相手の知識レベルや理解度に合わせて言葉を選んでいるか




ポジティブな言葉を選び、相手の意欲を高めているか




具体的な例や比喩を用いて、分かりやすく説明しているか




質問力

相手が自由に意見を言いやすいオープンな質問をしているか




事実確認や選択肢を示すクローズドな質問を適切に使い分けているか




質問の意図や目的を明確に伝え、協力を得ながら質問しているか




多様な意見や異なる視点を歓迎する姿勢を示しながら質問しているか




相手の回答を深掘りし、本質的な情報を引き出す質問をしているか




評価が「常にできている」場合は、部下の強みとして認識し、他のメンバーへの指導やロールモデルの活用を検討するとよいでしょう。しかし「時々できている」場合は、習慣にするため継続的なサポートやフィードバックが必要になります。

「ほとんどできていない」場合は課題が集中している領域です。部下が特に課題を抱えています。​具体的な改善策やトレーニングを検討してください。

自社のビジネスコミュニケーションを向上させる3つのステップ

ビジネス コミュニケーションシーン④

ここでは、自社のビジネスコミュニケーションを向上させる3つのステップを解説します。ビジネスコミュニケーションの改善で大切なのは、コミュニケーションの質を高める習慣を根づかせることです。

習慣を根付かせる3つのステップは以下の通りです。

  • 【STEP1】全体研修を行い、基本を学ばせる
  • 【STEP2】テーマを決めて週次で実践させる
  • 【STEP3】週次でフィードバックの場を設ける

このような形式的なステップ論は既知の情報であり、実践済みの方も多いかもしれません。しかし、実践しても状況が変わっていない場合、再度見つめ直す時なのではないでしょうか。
ここではそれぞれのステップを説明していきます。

【STEP1】全体研修を行い、基本を学ばせる:共通の基礎を整える

チームや組織全体のコミュニケーション能力を向上させるためには、まず共通の基礎を築くことが不可欠です。コミュニケーションの土台が曖昧なままでは、誤解や非効率な情報伝達が生じやすいため、組織全体の足並みを揃える必要があります。

共通認識を持つ機会を作るためには、以下のような内容をチームや部下と話し合いましょう。

  • なぜビジネスコミュニケーションが重要なのか
  • どのようなコミュニケーションを理想とするのか

共通言語や意識を持つことで、誤解を防ぎ、効率的な情報伝達が可能です。その上で、基本的なスキル研修を行い、全体のコミュニケーション能力を上げていきます。

研修内容には、それぞれのコミュニケーションスキルがあるかどうかのチェックを研修に組み込みましょう。例えば、相手の話を途中で遮らずに3分間聞くワークは傾聴力の再確認になります。

聞いた話は、話の内容だけでなく、感情や背景を汲み取りフィードバックしてもらいます。これをやるだけで、普段どれだけ相手の話を聞いていないかに気付く人が多くいるのです。

また「報告・連絡・相談のルール化」や「5W1Hの徹底」など、具体的なコミュニケーションの型を導入しましょう。これにより、チームや組織全体にビジネスコミュニケーションにおける共通の基礎を整えます。

チームや組織のコミュニケーションを向上させるためには、話し合いや研修を通じて共通の基礎を築くことが最も重要なステップです。

【STEP2】テーマを決めて週次で実践させる:日常に取り入れる

基礎を学んだら、次は日々の業務で意識的に実践していく段階です。

コミュニケーションスキルを習慣化させるためには、週ごとに1つのテーマを設定し、日々の業務で意識的に実践することが重要です。これをやることで、1つの具体的な行動に焦点が当たり、習慣につながりやすくなります。

インプットした知識をアウトプットし、習慣化させましょう。コミュニケーションスキルを習慣化させるためのテーマ例は以下を参考にしてください。

向上するスキル

コミュニケーションスキルを習慣化させるためのテーマ例

傾聴力

相手の話を最後まで聞く

「~ということですね?」と、相手の言ったことを簡単な言葉で確認する

伝達力

結論を最初に話す

指示や依頼は具体的に伝える

質問力

質問をする前に「〜について、詳しくお伺いしたいのですが」のように、質問の目的を伝える

相手が話し終わった後や、会話の流れが落ち着いたタイミングで質問する

コミュニケーション全般

誰に対しても、明るく丁寧な挨拶を心がける

報連相の徹底: 報告・連絡・相談の重要性を再認識し、確実に行う

このように、1週間に1つのテーマに絞って実践することで、集中してスキルを習得でき、効果を実感しやすくなります。一見すると一つ一つは簡単なように思えても、「徹底してやろう!」と思うと意外に難しいものです。また、自分ではできているつもりだったスキルも、他者からみたらまだまだ…というケースも多いです。

ある程度慣れてきたら、複数の要素を組み合わせたテーマを実践し、さらにスキルアップを図りましょう。

さらに、積極的に部下の意見も取り入れ、各自が課題と感じるテーマに取り組むことで主体的な姿勢になります。コミュニケーションスキルを着実に向上させ、業務における実践力を高めるためには、週ごとのテーマ設定による段階的な実践が効果的です。

【日常業務で実践できるコミュニケーション向上法】

  • さまざまなコミュニケーションの場面を想定したロールプレイングを行う
  • チーム内で効果的なコミュニケーション事例を共有し合う
  • 会議での発言を促したり、報告書の内容について建設的な議論を行ったりする


【STEP3】週次でフィードバックの場を設ける:定期的に振り返る

コミュニケーション能力を継続的に向上させるためには、週次でフィードバックの場を設けることが不可欠です。定期的なフィードバックを通じて、コミュニケーションの実践状況を客観的に把握し、改善点を見つけましょう。

また、他者の視点や気づきを得ることでより深い学びと成長につながります。週に一度、15分程度の短いミーティングを実施し、参加者それぞれが以下の内容を共有するとよいでしょう。

【フィードバックする内容】

今週意識して取り組んだコミュニケーションのテーマについて

  • 実際にやってみて良かった点
  • 実践する上で難しかった点
  • 取り組みに対する感想や気づき

上司からの一方的な評価ではなく、メンバー同士がペアやグループでの振り返りが重要です。意見や気づきを共有する形式を取ることで、より多角的な視点を得られ、内省が深まります。

コミュニケーション能力を継続的に高めるには、定期的なフィードバックの場を設けることが効果的です。

コミュニケーション力向上ならLDcubeの「LIFOプログラム」にお任せください

企業研修のプロである私たちLDcubeでは、自己理解・他者理解を深めるツールである「LIFOプログラム」を提供しています。

LIFOは行動科学に基づき、個人の行動スタイルから個人の強みと言った自己理解をベースに、チームの活性化を目的に開発されたプログラムです。

ビジネスに必要である「自己内コミュニケーション・対人コミュニケーション・集団内コミュニケーション」の向上に活用ができます。

組織全体のコミュニケーション力を向上することは、従業員一人一人の潜在能力を最大限に引き出し、顧客満足度の向上や競争力の強化で不可欠です。

もし、組織全体のビジネスコミュニケーション向上に真剣に取り組みたいとお考えでしたら、LIFOプログラムをご検討ください。
貴社の課題に合わせたカスタマイズ可能な実践的な研修プログラムの導入が可能です。

コミュニケーション能力を向上させる方法について、より詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
⇒コミュニケーション能力を高める効果的な練習法とは?|職場実践ガイド

ビジネスコミュニケーションはテクニックだけでは上手くいかない

ビジネス コミュニケーションシーン⑤

ここまで傾聴力と伝達力、質問力のスキルを主に、コミュニケーション向上のステップを解説してきました。しかし、教わった通り実践しているのに、上手くいかない部下がいるケースがあります。

その場合は、以下の2点が課題となっている可能性が高いです。

  • 表面的なテクニックしか使っていないから
  • 相手をよく知ろうとしていないから

ここでは、ビジネスコミュニケーションで失敗しがちな、知っておくべき注意点を説明します。

表面的なテクニックしか使っていないから

コミュニケーションは、表面的なテクニックだけでは上手くいきません。内面的な理解と関心を持って関わらなければ、相手に伝わらずかえって信頼を損ねる可能性があるでしょう。
ビジネスコミュニケーションが上手くいっていないケースでは、以下の状況に陥ると考えられます。

表面的なスキルで上手くいっていない状況

熱心に傾聴しているように見えるが、相手の意図を全く理解できていない

5W1Hで説明しているつもりだが、相手の理解が追いついていない

丁寧に質問しているつもりだが、相手が本音を言えない雰囲気を出している

結論から話そうとしているが、結論に至るまでの背景が全く伝わらない

相手に共感しようとしているが、決まり文句ばかりが出てくる

質問の意図を説明しているつもりだが、かえって質問が分かりにくくなっている

相槌や頷きはしているが、内容を聞いているのか疑問に思われる

指示や依頼を明確に伝えているつもりだが、相手の理解度を確認していない

オープンクエスチョンを使っているが、相手が返答に困ってしまう

多様な意見を歓迎する姿勢を見せているつもりだが、特定の意見しか聞いていない

人は言葉だけでなく、非言語的なサインや感情の動きを敏感に感じ取っています。たとえ相槌を打っていても、心の中で相手の話を軽んじている場合、その気持ちは態度や雰囲気として相手に伝わってしまうでしょう。

テクニックを実践しているのに上手くいっていない場合は、本質を理解しておらず、表面上でしかコミュニケーションができていない可能性が高くなります。

部下にテクニックの本質を理解してもらうためのアプローチ

テクニックの背景にある「意図」や「相手の心理メカニズム」を一緒に考えてみる
例)「このテクニックは、なぜ効果があると思う?」と問いかける

失敗から「意図」を振り返らせる
例)「うまくいかなかった理由ってなんだと思う?」「その場面って、そのテクニックがあっていたのかな?」と聞いてみる

「方法→目的」ではなく「目的→方法型」の思考を癖づける
例)普段から「なんのためにそれをやっているんだっけ?」と常に先に考えさせる

成功体験を積ませる
例)ちょっとした場面でも、「今の、ちゃんと伝わったのは”◯◯さんのこういう意図が伝わったからだね”」とフィードバックをする

これらのアプローチをもとに、表面上のテクニックで「ついできている気になってしまっている」部下を導いていきましょう。

相手をよく知ろうとしてないから

また、相手のことを十分に知ろうとしないままコミュニケーションをとると、予期せぬ反応を引き起こしてしまうことがあります。

人はそれぞれ異なる価値観や考え方、経験をしてきているため、同じ情報を同じように伝えられても、解釈がさまざまうまれることも珍しくないからです。

例えば、新しいプロジェクトの進め方を説明する場面で、Aさんが「効率重視」の考え方を持っていて、「最短でゴールを目指しましょう!」とチームに伝えたとします。

しかし、Bさんが「慎重さ」を大切にしている人だった場合、「効率ばかり重視すると、リスク管理が甘くなるのでは」と不安を感じたり、「自分の考えが軽視された」と受け止めたりするかもしれません。

つまり、Aさんが意図した「前向きな提案」が、相手には「危なっかしい進め方」に見えてしまうこともあるのです。

だからこそ、相手の価値観や考え方を事前に理解し、「この人に伝えるなら、まずリスク管理も重視していると伝えた方が安心してもらえるな」といった配慮を持って言葉を選ぶことが大切になるのです。

まず、このことについて部下の理解が浅い場合は、「人によって受け取り方や解釈が全然違う」ということ実感させてあげることが大切です。

受け取り方の違いを理解するためのアプローチ

他のメンバーとコミュニケーションを取る様子を観察し、受け取り方のズレによって誤解が生じているようであれば、客観的な視点からアドバイスをする

同じ言葉でも人によって解釈が異なる事例を共有する

ロールプレイングを通じて、発信する側と受け取る側の認識のずれを体験させる

日々の振り返りの際に「今日のコミュニケーションで、相手に誤解を与えてしまったかもしれないと感じることはありましたか?」と内省を促す質問をする

「相手のことをよく知ろうとする」というのは、ビジネスもプライベートも関係なくコミュニケーションの土台となりますが、忙しい毎日を過ごしていると、つい抜けがちな視点でもあります。

こうした「無知」によるミスコミュニケーションは、事前準備をいかに徹底して行うかで変わってきますので、次の章では、事前準備について解説します。

真の意味でビジネスコミュニケーションを取るなら準備がすべてを決める

ビジネス コミュニケーションシーン⑥

ビジネスにおけるコミュニケーションで、信頼関係を築くためには、スキルアップだけでなく相手のことを知るための準備と、コミュニケーションをよりよいものにするための準備をしておくことが重要です。

これらの準備は、相手への敬意を表すと共にプロ意識を示し、誤解を防ぎスムーズな対話を促します。そして、そのこと自体がビジネスにおける信頼の基礎を築くからです。

例えば、ある営業担当者がプレゼン力に自信があっても、事前に相手企業の課題やニーズを調べずに臨んだ場合。相手から「うちのことを何も分かっていない」と見なされ、信頼を失ってしまいます。

一方で、丁寧なリサーチと配慮をもって臨んだ担当者は、たとえ話し方が多少たどたどしくても、「真摯さ」が伝わり、むしろ好感を得ることができるでしょう。「流暢に話せること=ビジネスコミュニケーションができているということにはならない」のです。

具体的には、最低限、以下のような準備は必ずしておきましょう。

準備内容

詳細
何のため

相手のリサーチをしておく

相手のプロフィールを事前に調べられる範囲で調べておく
(氏名・役職・所属部署・経歴・興味関心などをHP、SNS、書籍などで)

相手の知識レベルや価値観を推測する手がかりになる

共通の話題がないかを探っておく

過去のコミュニケーション履歴を確認し、どのようなやり取りがあったかを把握しておく

知っていることがあれば、それだけで話しかけやすくなる

目的を明確化し共有する

今回のコミュニケーションで「何を達成したいのか」を具体的に定める

事前に目的を伝えておくと、相手は心の準備ができ、安心してコミュニケーションができる

自己紹介の内容を考える

肩書きだけでなく、人となりが伝わるような簡単な情報を加えた自己紹介を用意しておく

相手との共通点や関連性が見いだせるような自己紹介を意識する

話す内容を整理する

長々と話すのではなく、要点を絞って伝える準備をする
・専門用語は避け、相手に合わせた言葉遣いを心がける

会話が広がり相手も「自分に関心を持ってくれているんだな」と思ってくれる

質問を考えておく

質問の内容
・相手を理解する質問
・相手が答えやすい質問
・聞きたいこと

事前に質問を考えておくことで、会話の方向性を意図的にコントロールし、限られた時間を無駄なく効果的に使える

時間と場所を配慮しておく

・相手の都合の良い時間を考慮する
・周囲の騒音などが少なく落ち着いて話せる場所を選ぶ

相手の貴重な時間を尊重し、都合の良い時間帯を選ぶことは、「あなたの時間を大切に思っています」というメッセージとなり、良好な関係性を築く上で不可欠です

このように、真のビジネスコミュニケーションを取得するには、単にスキルを磨くだけでなく、相手への尊敬とプロ意識を持ち、事前準備を徹底することこそが、信頼を勝ち取るビジネスコミュニケーションへの鍵となるのです。

ビジネスにおけるコミュニケーションならLIFO®がおすすめ!

LIFOロゴ

ビジネスにおけるコミュニケーション力の向上には自己診断ツールLIFO(Life Orientations)を活用した職場単位でのワークショップがおすすめです。なぜなら、LIFOプログラムは心理学や行動科学をベースにして組み立てられた行動特性診断をベースに、職場単位でワークショップを行うためのワークブックなどのツールも体系的にそろえられているからです。

また、体系立てられたツールの使い方を社内トレーナーの方々にライセンス提供もされており、社内トレーナーの方々が職場単位でワークショップを展開していくことも可能です。下記に概要を紹介します。

自己診断ツールLIFOとは

LIFO(Life Orientations)は、個人の行動スタイルを診断する自己診断ツールです。このツールは、自分の強みや行動パターンを理解するために役立ちます。

LIFOは4つの基本スタイルに基づいており、これらのスタイルはそれぞれ異なる行動特性や価値観を持っています。

自分がどのスタイルに属しているかを知ることで、より良いコミュニケーション方法やストレス時の行動傾向を把握することができます。

LIFOを活用したコミュニケーション研修

LIFOを活用したコミュニケーション研修では、まず参加者が自己診断を行い、自分の行動スタイルを理解します。

この診断結果をもとに、どのようにして他者と効果的にコミュニケーションをとるかを学びます。
研修では以下のような内容が含まれます。

  • 自己理解の深化:
    診断結果をもとに、自分のコミュニケーションスタイルの特徴を深掘りします。どのような場面でどのように行動するのかを具体的に把握します。

  • 他者理解の促進:
    他のスタイルを持つ人との違いを理解することで、より効果的な関わり方を学びます。これにより、誤解や摩擦を減らすことが可能になります。

  • 実践的スキルの習得:
    ワークショップやロールプレイを通じて、実際のコミュニケーション場面でどのようにLIFOの知見を活用するかを練習します。

  • フィードバックと改善:
    実践後にフィードバックを受け、自分のコミュニケーションスタイルの改善点を明確にします。LIFOを取り入れた研修に参加することで、個人のコミュニケーションスタイルを理解し、それをベースに他者との関係を改善するスキルを獲得できます。これにより、職場や日常生活でのコミュニケーションがよりスムーズで効果的になることが期待できます。

LIFO®プログラムは社内トレーナーで展開可能

LIFO®プログラムは、これまでの活用実績と実用性から、企業内でのトレーニングにおいて自信を持っておすすめできるプログラムです。

社内展開にあたっては、特定の準備と手続きを経ることで、コストを抑えながら、外部講師に委託したかのように、社内トレーナーによる効果的なプログラムを展開することが可能です。以下に、その流れを詳しく説明します。

  • ライセンスの取得:
    社内トレーナーによりLIFO®プログラムを実施するには、トレーナーがLIFO®プログラムの公式ライセンスを取得することが必要です。ライセンスを取得するために、LIFO®プラグラムライセンス取得講座を受講します。LIFO®プログラムの考え方や実施方法を正しく理解し、それを他者に伝えるためのスキルを学びます。講座の最後にある試験に合格すると、ライセンスを取得することができます。

  • 教材の購入:
    ライセンス取得と並行して、プログラムを社内で展開するためには、必要な教材やツールを購入する必要があります。教材は、LIFO®プログラムのさまざまなテーマに応用できる構成になっており、研修実施の目的に合わせて教材を選択し、購入できます。教材には、診断ツール、フィードバック用の資料、ワークブックなどが含まれており、これらを用いることで、社内トレーナーは一貫して高品質なトレーニングを提供することができます。

  • 社内トレーナーによる展開:
    ライセンスと教材が揃ったら、社内トレーナーはプログラムを社内で展開する準備が整います。組織の文化やニーズに精通しているため、社内トレーナーは、LIFO®プログラムを適切にアレンジして展開することができます。これにより、参加者はより実践的な、日常業務につながる研修を受けることが可能です。


ビジネスコミュニケーションを社内講師で啓発した支援事例

リコージャパン株式会社 人事・コーポレート本部 人財開発センター 人財開発部 部長 武田 佳祐 様  リコーグループは、日本、米国、欧州、アジア・パシフィックに拠点を置き、全世界約200の国と地域で事業を展開しているグローバルカンパニーです。2036年に創業100周年を迎えるリコーグループは、「”はたらく”に歓びを」という価値観を基に持続可能な未来をつくる活動をしています。 「人のこころとからだに携わり、現場に寄り添った教育施策を実現したい」という個人の想いを持ち、活動しています。

リコージャパン株式会社
社員数:18,000名以上

背景・課題:

リコージャパン株式会社では、2010年の販売会社統合以降、各支社の固有の課題に対応できず、教育施策が本部主導で一方的になるなどの課題がありました。

また、縦割り組織文化がコミュニケーションの希薄化を招いていました。これらの課題を解決するために、社員自らが強みや弱みを理解し合い、横のつながりを強化する取り組みが求められていました。

LIFOプログラム(社内トレーナーライセンス)の導入:

その中で、LIFOを導入しました。LIFOの活用を通じて、社員一人一人の個性を診断し、自己理解と他者理解を促進しました。

これにより、飲み会などでの非公式なコミュニケーションが減少する中でも、社員同士の人間関係を深めるための新たな手段を提供することができるようになりました。

また、LIFOライセンスを取得することで、社内トレーナーが自主的に研修を行えるようになり、組織風土改革を進めました。

LDcubeとの協力により、多様なワークショップを展開し、各支社が抱える具体的な課題に対応できるようになりました。

社内展開:

プログラムの展開においては、事前のLIFO診断、ワークショップの実施、職場での実践、効果検証のサイクルを組み込みました。

参加者は、研修後の職場実践を通じて得られたスキルを評価し合い、PDCAサイクルを回すことで、持続的なスキルアップを図っています。

ラーニングプラットフォーム「UMU」を活用し、受講者同士が学び合う環境を整備しました。

社内トレーナーによる研修実施後の反応:

導入後、プログラム受講者の満足度は高く、多くの支社で「対人関係」や「マネジメント能力」などにおいて数値的な改善が見られました。

LIFOを活用したレクチャーは「人」の問題の解決に寄与し、特にアウトプット重視の体験学習が効果的だったとされています。

UMUの活用と一連の学習サイクルの設計により、事務局の負担軽減と学習効果の向上が実現しました。

今後に向けて:

今後は、各支社や部門の課題に寄り添い、人材育成を継続的にサポートすることで、社員個々の自己成長と組織全体の活性化をさらに推進する予定です。

また、導入されたプログラムは、社員の特性に基づく行動変容を促すとともに、他部門にも勧められる内容として評価されています。

これにより、組織内のさまざまな課題を解決し、全体の一体感を更に高められることが期待されています。

▼本事例はインタビュー記事の一部です。インタビュー記事全文はこちらからご覧ください。
⇒リコージャパン株式会社様 ライセンスプログラム導入事例

まとめ

本記事では、ビジネスコミュニケーションの3つの基本から、コミュニケーションを真に取得する準備について解説してきました。最後に今回の内容を振り返ります。

まず、ビジネスコミュニケーションの基本のスキルは以下の3つです。

  • 傾聴力
  • 伝達力
  • 質問力

コミュニケーションを向上させるためには基本のスキルのレベルアップが必要となります。それぞれのスキルを向上させるテクニックは以下の通りです。

【傾聴力を向上させるテクニック】

テクニック
得られる効果
コツ
遮らずに最後まで聞く
相手の信頼感と安心感が向上する
  • 沈黙があっても焦らず、次の話題や質問をしない
  • 自分の意見や質問は、相手が話し終えるまで控える
相槌と頷き
聞いているサインを非言語で示せる
  • 話の切れ目や一段落したタイミングで自然に入れる
  • 相手の話すテンポに合わせる
  • 相槌で会話を遮らないよう注意する
バックトラッキング
理解を深め、誤解を防ぐ
  • 要点や感情を捉え「~ということですね?」と確認する
  • すべてオウム返しではなく、時折自分の言葉で言い換える
感情への共感を示す
心理的距離が縮まり、オープンな関係になる
  • 表情やトーン、沈黙などの非言語も読み取る
  • 「辛かったんですね」など共感の言葉を使う
  • 安易な励ましやアドバイスは避ける
批判や評価を保留する
建設的な議論の促進
  • 否定語「でも」「それは違う」などを避ける
  • まず受け止めてから自分の意見を述べる
  • 質問はあくまで理解のために行う

【伝達力を向上させるテクニック】

テクニック
得られる効果
コツ
簡潔な表現
誤解が減り、理解がスムーズになる
  • 結論を最初に伝える
  • 一文を短く、回りくどい言い方を避ける​​​​​
5W1Hを意識する
責任や行動が明確になり、実行フェーズがスムーズに進む
  • 話始める前、メールを送る前に必ず「誰が」「何を」「いつまでに」「どこで」「なぜ」に整理する
前提とリテラシーレベルを統一する​​​​​​​
誤解を防ぎ、共通理解が得られる
  • 話始める前に「ここまではご存じですか?」など質問して相手の知識レベルを確認する
  • 必要に応じて専門用語の解説を入れる​​​​​
ポジティブな言葉を使う
相手の意欲を引き出せる
  • 明らかに受け入れられない意見でも、一度受け止める※肯定はしなくてOK 例)「そうなんですね」「そういう意見・視点もあるんですね」
  • 肯定したい場合は、相手の話を受け止めたあとに、ポジティブなプラスの感情を加える 例)「〜だったんですね。それを聞いて私もワクワクしました!」
  • 「してほしくないこと」ではなく「してほしいこと」を伝える 例)「未経験者は受け付けておりません」ではなく「経験者のみ受け付けております」
  • 文末を肯定的にする 例)「変わらない」ではなく「同じ」 ​​​​​​
具体例と比喩
伝えたい内容のイメージが明確になる
  • 相手に合った例を選ぶ
  • 比喩はわかりやすく、誤解がないように選ぶ ​​​​​​

【質問力を向上させるテクニック】

テクニック
得られる効果
コツ
オープンクエスチョン
相手の考えや背景を引き出せる
  • 「どう思いますか?」「なぜそう考えたのですか?」など、安心して話せる雰囲気をつくる​​​​​
クローズドクエスチョン
事実や選択肢を確認しやすい
  • 誘導的な質問にならないように注意する
  • 連続して質問しすぎない
  • 状況に応じてオープンクエスチョンと使い分ける
質問の意図を明確にする
より本質的な回答が得られる
  • 質問する前に目的を伝える​​​​​
多様な意見を歓迎する姿勢を見せる
チームの創造性や問題解決能力が向上する
  • 先入観や偏見を持たずに聞く
  • 否定的な反応を避け、「なるほど、そういう見方もあるんですね」といった言葉を使う
  • 発言しやすい空気づくりを心がける。
質問を深堀する
潜在的なニーズや課題が発見できる
  • 「なぜそう思ったのですか?」など段階的に質問
  • 回答に注意深く耳を傾け、関連する質問をする
  • 一度に核心に迫るのではなく、段階的に質問する
  • 焦らず、相手の反応を見ながら進める​

まず、これらのテクニックができているかどうかで自社のスキルがチェックできます。スキルチェックをし、自社の現状を把握した上で、ビジネスコミュニケーションの向上ステップを実践し、スキルを高めていきましょう。

自社のビジネスコミュニケーションを向上させるステップは以下の通りです。

  • 【STEP1】全体研修を行い基本を学ばせる
  • 【STEP2】テーマを決めて週次で実践させる
  • 【STEP3】週次でフィードバックの場を設ける

これをすべてやってもコミュニケーションが向上しない場合は、相手との信頼が足りない可能性があります。そのため信頼関係を高める準備をし、真のビジネスコミュニケーションに繋げましょう。

信頼は、事前に丁寧な準備をすることで獲得できます。これは、コミュニケーションスキルがある程度高い人でも、準備のレベルをさらに高めることでさらなる信頼が獲得できるでしょう。

信頼を築くための具体的な準備は、以下の通りです。

信頼を築くための具体的な準備

  • 相手のリサーチ
  • 目的の明確化と共有
  • 自己紹介の内容を考える
  • 話す内容を整理する
  • 質問を考えておく
  • 時間と場所を配慮する

これらの準備を丁寧に行うことは、相手への尊敬の念を示すと共に、プロフェッショナルとしての意識を表します。また、誤解を防ぐスムーズなコミュニケーションとなり、結果として相手からの信頼を得るための強固な基盤となるでしょう。

本記事が、ビジネスにおけるコミュニケーションの向上に役立つことを願っています。

株式会社LDcubeでは、LIFO®プログラムを活用した研修会、eラーニング、LIFO®プログラムの社内インストラクター養成など幅広くご支援をしています。無料体験会なども行っています。お気軽にご相談ください。 

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LDcube編集部
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株式会社ビジネスコンサルタント時代から約60年、人材開発・組織開発に携わってきた知見をもとに、現代求められる新たな学びについて、ノウハウや知見をお届けします。

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