
行動特性を踏まえた自分・自己理解を深めるワークショップ(研修)とは!
自分自身のことをしっかり理解することって、本当に難しいことです。多忙な日常生活に追われていると、自分の本当の気持ちや価値観に向き合う時間がなかなか取れずに過ぎてしまいます。
その結果、自分の強みや弱み、何が本当にやりたいのかが見えてこないまま日々を過ごし、キャリアや人間関係で不満や迷いを感じることが増えていくのではないでしょうか?自己理解の不足は、自分の可能性を最大限に引き出せない大きな障害となり得ます。
そんな人に必要なのが、「自己理解ワークショップ」です。このワークショップでは、専門のファシリテーターと共に、自己分析のための具体的な手法や視点を学ぶことができます。また、他者の視点を借りながら、自分自身に対する新たな発見や、それに基づく行動計画を得ることで、より充実した人生を築くための一歩を踏み出せます。
本記事では、自己理解ワークショップの価値と効果、そしてその具体的なやり方について理解を深めるためのポイントをご解説します。自己理解を深めるための手法やツールについても紹介し、自分自身の意識や動機付け、特性についてのワークショップの詳細を解説しています。
また、会社での仕事やチームのパフォーマンスを向上させるために、LIFO®(Life Orientations)プログラムとその活用方法についても触れています。
▼自己理解についてはテーマに合わせて下記で詳しく解説しています。
- 行動特性診断で自己理解・分析を促す! 性格分析ツールとの違いも解説!
- 自己理解ができない人の特徴と周囲に与える影響とは?サポート方法も解説!
- 自己理解を深める方法!5つの情報源について解説
- 自己理解は意味がない?|必要性や深める方法、メリットについて解説!
- 自己理解を深めるメリットとは?個人と組織に効果をもたらす方法について徹底解説!
- 自己理解はなぜ必要?個人と組織の成長の観点から解説!
- 自己理解が仕事に与える影響とは?成果を出すための7つの実践術を解説!
▼簡易的に自己理解診断を体験できるよう記事にまとめました。
⇒【プチ診断付き】人間関係で疲れた方へ/少し気が楽になる捉え方のコツ!
目次[非表示]
- 1.自己理解を深めるためのワークショップとは
- 1.1.自分で考える
- 1.2.他者からの指摘
- 1.3.診断ツール
- 1.4.上記の情報源から自己理解を深める
- 2.自己理解を促すためのLIFO®プログラム
- 2.1.LIFO®の診断ツール
- 2.2.行動特性面から自己理解を深める
- 2.3.他人理解と人間関係の強化
- 3.自己理解ワークショップの流れ(LIFO®活用 )
- 3.1.① 自分で考えシールを張る
- 3.2.② ワークシートをグループ内で回し他者へシールを貼る
- 3.3.③ 診断結果を書き込む
- 4.自己理解ワークショップの発展(LIFO®活用 )
- 5.自己理解ワークショップ参加者の声(一部)
- 6.自己理解ワークショップの社内トレーナーによる展開のメリット
- 6.1.メンバーの理解が進む
- 6.2.さまざまな人材育成シーンで活用できる
- 6.3.社員一人一人の成長と組織内のコミュニケーションの改善
- 7.自己理解のためのLIFO診断を活用した支援事例
- 7.1.リコージャパン株式会社
- 7.2.株式会社山梨放送
- 8.まとめ
自己理解を深めるためのワークショップとは
自己理解を深めるためのワークショップ(研修)とは、行動心理学に基づいた手法やツールの活用方法を学び、それらを使って自己理解を促すことができるワークショップです。ワークショップでは、複数の視点から自己理解を深めていきます。以下、具体的なポイントを紹介します。
自分で考える
「自分で考える」ことは、自己理解の基礎となるプロセスの一環です。自分がどのような人間であり、何を感じ、何を考えているのかを理解し、それが自分自身の行動にどのように影響を及ぼしているのかを考えます。自分の価値観、信念、目標、動機付けの要素も把握すべきです。
また、自分の強みと弱みを認識し、自分をより深く理解し、自己変革を起こすことも重要です。
他者からの指摘
自分自身に関して、自分で考えるだけでは認識できない側面が多々あります。自己理解には、他人の視点も必要です。他者からのフィードバックや意見は、自己評価が偏る可能性を防ぐことができます。また、過大評価しがちな自己評価を修正したり、自己認識が少ない部分に気付くきっかけを提供したりします。そして、他者との関わり方やコミュニケーション方法の改善にも役立ちます。
診断ツール
世の中にはさまざまな自己診断ツールがあります。診断ツールを利用し、自己理解を深めることが可能です。性格診断や能力テスト、行動特性診断など、自分自身の特性や能力を数値化し、可視化することが、自己認識を深める一助となります。あくまでも診断は参考の1つであり、全てを物語るものではないことを覚えておいてください。しかしながら、質の高い診断は自分理解を深めるための有益なフィードバックを提供してくれるものです。
上記の情報源から自己理解を深める
自分で考えたこと、他者からの指摘、診断ツールの結果、これらを組み合わせることで自己理解がより深まります。自己理解が豊かになればなるほど、自己成長が加速し、人間関係が改善され、より良い活動を行う力が養われます。
▼自己理解の方法については下記で解説しています。合わせてご覧ください。
⇒自己理解を深める方法!5つの情報源について解説
自己理解を促すためのLIFO®プログラム
LIFO®プログラム(Life Orientations)は、自己理解と他者理解を深め、効果的な人間関係を築くためのトレーニングプログラムです。このプログラムは、行動特性を4つのスタイルに整理し、理解を促します。また、それぞれのスタイルが毎日の生活や職場に与える影響を理解することを目指します。
LIFO®の診断ツール
LIFO®プログラムは、LIFO®サーベイと呼ばれる診断を受けることから始まります。LIFO®サーベイは、人の行動を4つのスタイルに分類します。このサーベイを受講することで、自分自身の行動パターンを理解できます。診断結果は、他者とのコミュニケーションを円滑に行うための洞察を提供し、自己理解を深める手がかりとなります。
行動特性面から自己理解を深める
LIFO®サーベイは、無意識的な自己評価をもとに自分が何を大事にしているのかという価値観や好みを数値化します。受講者をどれか1つのタイプに分類するというタイプ分け診断ではなく、4つの行動スタイルを好む程度を定量的に導き出します。サーベイの結果は受講者が各行動スタイルを好む程度を示すものであり、決めつけるものではありません。
また、社内の立場や職種が変わると、サーベイの結果も変わる可能性があります。これはLIFO®サーベイが性格診断ではなく、行動特性診断であるゆえんです。
他人理解と人間関係の強化
LIFO®プログラムは、自分の行動スタイルに対しての理解を深め、それを通じて他者の行動スタイルを理解することを手助けし、他者の観点から物事を見る力を養います。これにより、受講者が他者との違いを認識し、幅広い視点で思考できるようになります。違いを認識するということがポイントです。
LIFO®プログラムを受ける受講者は、問題を解決するためのフレームワークを学び、違いを認識することでダイバーシティ(多様性)への理解を深めながら、さまざまな人々と効率的にコミュニケーションを取れるようになります。
以上のように、LIFO®プログラムは、自己理解と他者理解を高め、さまざまな状況に応じて行動スタイルを選択するのに効果的なツールです。
▼他者理解については下記で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
⇒他者理解とは?その意味と必要な7つのこと─職場でできる施策も紹介
▼ LIFO®についてはこちらをご覧ください。
自己理解ワークショップの流れ(LIFO®活用 )
① 自分で考えシールを張る
はじめに、自己理解のためにあらかじめ用意されたワークシートに対して自分自身の強みや行動特性、癖などを思い浮かべながら、自分の強みだと考えられる項目に黄色いシールを貼ります。
ここでのポイントは「自分で考える」ことです。自分がどのような性格で、どのように行動をするのが得意で、どのように感じるのかを自問自答しながらシールを貼ります。
② ワークシートをグループ内で回し他者へシールを貼る
1人でシールを貼り終えたら、次はグループメンバーにシートを回し、他者の視点から自分を見てもらいます。他者から見た自分の特性や行動の中で特徴的だと思うものに対して40項目の中から3つのオレンジ色のシールを貼ってもらいます。
ここでのポイントは「他者からどのように見えているのかを知る」ことです。自分が強みだと認識しているところにシールが貼られることもあれば、自分では認識していなかったところにシールを貼られることもあります。
このワークショップを通じて、自己認識の偏りを補正し、自己理解を深めることができます。
③ 診断結果を書き込む
全員からシールをもらったら、そのワークシートにサーベイの診断結果を書き込みます。これにより「自分で考える」「他者からの指摘」「診断結果」という自己理解を促すための3つの情報源がそろいます。そしてワークシートを眺めながら振り返ります。
ここでのポイントは「自分と他者の視点を統合する」ことで、自己理解を深め、自己受容を高めることです。
また、この結果をもとに自己成長目標を立てるなど、今後の行動改善につなげていきます。
自己理解ワークショップの発展(LIFO®活用 )
強みの過剰使用
LIFO®を活用した自己理解ワークショップは、参加者が自分の強みや特性を明らかにすることを目的としています。一方、強みや特性を過剰に使用すると逆に問題を生むこともあります。
例えば、リーダーシップを発揮することが強みであれば、それを過度に使いすぎて他人の意見を無視してしまうと問題になる可能性があります。このような事態を避けるためには、自分の強みや特性を適切にコントロールする必要があります。そのような過剰使用についてもワークショップの中で扱います。
ワークシートを他者に回します。他者のワークシートに対して、「過剰使用している」と感じられる項目に「↓」を書き込みます。その後自分のワークシートが帰ってきたら、「↓」を参考にしながら、「過剰使用を緩和しよう」と思う強みを2つ選択し、赤いシールを貼ります。
強みの未使用
自分の強みや特性を確認した場合、それらがあまり活用されていないことに気付くことがあります。自分が優れた強みや特性を持っていても、なじみのない分野であったり、周囲の影響を受けたりすることで、なかなか活用できないこともあるでしょう。
このような場合には、未使用の強みや特性をいかに生かすかを考えるべきです。考えることが新たな自己成長の可能性につながります。
そのため、ワークショップでは、同僚とそれぞれの強みを補完する策などについても情報を交換します。
ワークシートを他者に回します。他者のワークシートに対して、「もっと活用したら良いのに」と感じられる項目に「↑」を書き込みます。その後自分のワークシートが帰ってきたら、「↑」を参考にしながら、「もっと使ってみよう」と思う強みを2つ選択し、緑色のシールを貼ります。
これまでワークショップの中で取り組んできたワークシートを題材に参加者同士で意見を交換します。これにより、自己理解と他者理解を深め、効果的で生産的な人間関係を築くことができます。
対人関係への応用
LIFO®を活用した自己理解を通じて得られた気付きは、自分の成長のみならず対人関係の改善にも役立ちます。自分自身の強みや特性を知ることで、他人との関わり方に変化をもたらすことが可能です。
また、自分とは異なる特性を持つ人への理解も深まり、よりスムーズな人間関係を築くことができます。このような対人関係の改善は、仕事上だけではなくプライベートでも大きな価値を持ちます。
自己理解ワークショップ参加者の声(一部)
- 自己認知では強みに対して偏りがありましたが、自分にはこんな強みがあったのかと、もっと自信を持とうという気持ちになりました。
- LIFOスタイルは自身の好むスタイルが反映されますが、客観的な意見を知りほどほどに全てのスタイルを活用したいと思いました。
- ストレス状況になるとタスク指向に寄りすぎるということも改めて認識できたので、忙しいときほど一息入れる・深呼吸をするなどで整えていくことも意識していきたいです。
- お客様対応や資料作りに求める基準などが厳しい自覚はあったが、他者認知でも多くのチェックをいただきました。一人で行動するときの基準はもちろん、社内で協働する際に相手に求める基準を高く設定しすぎず、その場における適正レベルを設定する意識付けを行おうと思います。
- 皆さんが認めてくれた強み(援助的である)や、意外とチェックしてくださった強み(行動が速い)、過剰使用の強み(重箱の隅をつつく)は具体的にどのようなものか、何を見てそう思ったかを知って、自分では普段考えていない視点が多くあると気付きました。
- 自身の強みの傾向について、自己認知と他者認知でずれがあるところも多く、今後の自身の行動を見直すための学びになりました。
自己理解ワークショップの社内トレーナーによる展開のメリット
LIFO®を活用した自己理解ワークショップ(研修)は社内で展開することが可能です。社内のトレーナーがLIFO®ライセンスを取得することで、社内で人材育成の役割を担い、責任を果たせるようになります。以下にLIFO®ライセンス取得のメリットについて詳しく説明します。
メンバーの理解が進む
LIFO®サーベイは「個人」もしくは「社員」の行動や思考の傾向を理解するのに非常に役立つツールであり、一人一人の強みや弱み、好み、行動スタイルを明らかにします。メンバーがLIFO®サーベイを受講することで自分自身を深く理解し、自己改善や自己開発のための具体的なヒントを得ることができます。
そして社内トレーナーはメンバーの結果を見て一人一人の特徴を掴むことで、効果的なワークショップ運営が可能となります。
さまざまな人材育成シーンで活用できる
社内トレーナーがLIFO®プログラムを理解して使いこなせるようになれば、各メンバーの特性を把握し、それらに合わせた教育や指導が行えます。これは、チームビルディング、スムーズな人間関係の構築、パフォーマンスの向上などに寄与します。
また、LIFO®プログラムは自己理解ワークショップのみならず、タイムマネジメント、コーチング、セールス、プレゼンテーション、報連相など多様な研修を実施できるテキストシリーズがあり、さまざまな人材育成シーンで活用できます。
▼ 各種研修については下記で解説しています。
- タイムマネジメント研修で人生が変わる!理由や時間の使い方のポイントとは?
- 報連相研修の必要性とは!?「今」の重要性やポイントについて解説!
-
コーチング研修の内容とは?最高のパフォーマンスを引き出すポイントなどを解説!
社員一人一人の成長と組織内のコミュニケーションの改善
LIFO®を通じて社員一人一人の理解が深まれば、メンバー自身が自己啓発を積極的に行えるようになります。また、メンバーが互いの特性を理解することで、組織全体の連携やコミュニケーションも円滑になります。職場のさらなる活性化のために、各職場でワークショップを実施することをおすすめします。
社内トレーナーがLIFO®を活用するには、LIFO®についての理論やツールを深く理解し、活用方法を習得することが必要です。LIFO®ライセンス講座に参加し、必要な知識やスキルを身に付けた上で、実際の現場で活用できるようになります。また、LIFOライセンスを取得することで、社内外に対してプログラム提供することが可能です。
※ここでは社内トレーナーと表現していますが、研修サービスを提供する講師業を展開されている方にもご利用いただけます。
▼社内外のトレーナーが使える人材育成の資格については下記で解説しています。
⇒人材育成のトレーナー認定資格とは?養成講座や研修を紹介!
▼ワークショップを全社展開して理念浸透を図った事例についてサイト内で紹介しています。
⇒全社共通言語づくりによる企業理念の実現【MSS活用事例】
▼研修講師が初めての場合の対処法については下記で詳しく解説しています。
⇒初めての研修講師が感じる不安とは?社内研修を成功させるポイント・コツを解説!
自己理解のためのLIFO診断を活用した支援事例
リコージャパン株式会社
社員数:18,000名以上
背景・課題
リコージャパン株式会社では、2010年の販売会社統合以降、各支社の固有の課題に対応できず、教育施策が本部主導で一方的になるなどの課題がありました。
また、縦割り組織文化がコミュニケーションの希薄化を招いていました。これらの課題を解決するために、社員自らが強みや弱みを理解し合い、横のつながりを強化する取り組みが求められていました。
LIFOプログラム(社内トレーナーライセンス)の導入
その中で、LIFOを導入しました。LIFOの活用を通じて、社員一人一人の個性を診断し、自己理解と他者理解を促進しました。
これにより、飲み会などでの非公式なコミュニケーションが減少する中でも、社員同士の人間関係を深めるための新たな手段を提供することができるようになりました。
また、LIFOライセンスを取得することで、社内トレーナーが自主的に研修を行えるようになり、組織風土改革を進めました。
LDcubeとの協力により、多様なワークショップを展開し、各支社が抱える具体的な課題に対応できるようになりました。
社内展開
プログラムの展開においては、事前のLIFO診断、ワークショップの実施、職場での実践、効果検証のサイクルを組み込みました。
参加者は、研修後の職場実践を通じて得られたスキルを評価し合い、PDCAサイクルを回すことで、持続的なスキルアップを図っています。
ラーニングプラットフォーム「UMU」を活用し、受講者同士が学び合う環境を整備しました。
社内トレーナーによる研修実施後の反応
導入後、プログラム受講者の満足度は高く、多くの支社で「対人関係」や「マネジメント能力」などにおいて数値的な改善が見られました。
LIFOを活用したレクチャーは「人」の問題の解決に寄与し、特にアウトプット重視の体験学習が効果的だったとされています。
UMUの活用と一連の学習サイクルの設計により、事務局の負担軽減と学習効果の向上が実現しました。
今後に向けて
今後は、各支社や部門の課題に寄り添い、人材育成を継続的にサポートすることで、社員個々の自己成長と組織全体の活性化をさらに推進する予定です。
また、導入されたプログラムは、社員の特性に基づく行動変容を促すとともに、他部門にも勧められる内容として評価されています。
これにより、組織内のさまざまな課題を解決し、全体の一体感を更に高められることが期待されています。
▼本事例はインタビュー記事の一部です。インタビュー記事全文はこちらからご覧ください。
⇒リコージャパン株式会社様 ライセンスプログラム導入事例
株式会社山梨放送
株式会社山梨放送/放送業
導入前の課題
新型コロナウイルス感染症の流行以前は、社内イベントを通じて活発にコミュニケーションが行われていましたが、コロナ禍により社内の人間関係が希薄化し、特に若手社員の早期離職が顕著になりました。
また、放送業界の人手不足と業務の多忙さから、社員教育には力を入れられずにいました。そこで、70周年プロジェクトの一環として「シゴトバ改革」を推進することが決まり、社員が自発的に提案し実行に移すボトムアップ型のアプローチを採用しました。
出会いと導入の決め手
各局や地元企業の事例調査によって、1on1ミーティングが効果的であると分かりましたが、社員の個性を理解するまでには至りませんでした。
キャリアコンサルタントの提案で、相互理解を深めるためにLIFO診断を導入しました。LIFOはその場で診断結果を得られるため、柔軟な勤務時間を抱える社員にも受検しやすく、コミュニケーション改善のツールとして活用が決定されました。
展開ステップと取り組み
1on1ミーティングを実施前に、全社員を対象にLIFOの活用法などを盛り込んだセミナーを実施しました。管理職と一般社員に分けたセミナーで、ミーティングの目的やLIFOの活用法を学びました。
セミナーを契機に、多くの社員が参加し、テーマへの高い関心が示されました。セミナー内容を随時アーカイブとして提供し、参加できなかった社員にも情報を共有しました。
導入後の感想と成果
LIFOの活用で、上司と部下の相互理解が進み、コミュニケーションのきっかけとなりました。1on1ミーティングでは、定期的にLIFOのスコアが話題となるなど、一歩踏み込んだ対話が実現しています。
中には、得られた結果を基に改善に取り組む社員も出始めています。このツールは、管理職のガイドとなり得る可能性があり、引き続きLIFOを活用していく方針です。
取り組みにおける課題と今後の展望
「シゴトバ改革」はボトムアップ式で進行しているため、部署ごとに進捗に差があります。また、1on1ミーティングの目的が理解されず、不満のぶつけ合いになるケースもあるため、意識改革が必要です。
社内通信などでLIFOの考え方を広め、1on1以外にも日常のコミュニケーションやチームビルディングに活用することを目指しています。特に新体制時や社員異動時に効果的であり、職場の活気を向上させることを期待しています。
▼事例の詳細は下記をご覧ください。
⇒株式会社山梨放送様 LIFO導入事例
まとめ
行動特性を踏まえた自分・自己理解を深めるためのワークショップとは(研修)!?について解説してきました。
自己理解を深めるには自分で考えるだけでなく、他者や診断ツールなどのリソースを活用することが効果的です。それにより、自分では意識していない領域についても自己理解を深めることが可能です。
また、行動特性をベースにした診断LIFO®サーベイを活用してワークショップを展開することで複合的な観点から自分を捉えることができ、自己理解を深めることが可能です。
株式会社LDcubeでは、自己理解を深めるためのLIFO®プログラムを提供しています。LIFO®プログラムをベースとした各種研修会はもちろん、研修ベンダーに対してLIFO®プログラムを活用した研修サービス提供の支援なども行っております。
研修サービスを提供する講師業を展開されている方のパートナー募集も行っております。
詳しくはお問い合わせください。
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