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職場コミュニケーションのカギは雑談にあり|組織的に効果を出すコツを解説!

最近、職場で雑談が減っていませんか? 

コロナ禍以降、リモートワークの浸透や業務効率化の推進により、職場での雑談を制限する企業が増えています。確かに一見すると、雑談は時間の無駄に思えるかもしれません。

しかし、適切な雑談は職場のコミュニケーションを活性化し、組織の生産性を高める重要な要素なのです。 

職場での雑談には、心理的安全性の向上や情報共有の円滑化、創造的な発想の促進など、数多くのメリットがあります。特に近年は、従業員の定着率向上やエンゲージメント強化の観点からも、その重要性が見直されています。 

本記事では、なぜ今、職場での雑談が必要とされているのか、その重要性から具体的な実践方法まで詳しく解説します。特に、対面とリモートが混在するハイブリッドワーク時代において、どのように効果的な雑談を取り入れていけばよいのか、実践的な方法をご紹介します。 

雑談を通じて職場の雰囲気を改善し、従業員の定着率を高めたい管理職の方、リモートワーク環境でのコミュニケーション活性化に悩む人事担当者の方にとって、きっと参考になる内容となっています。メリハリのある雑談を実現し、生産性の高い、活気ある職場づくりを目指しましょう。 

▼職場コミュニケーションについてはテーマに合わせて下記で解説しています。 

▼関連資料は下記よりダウンロードできます。 

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目次[非表示]

  1. 1.職場コミュニケーションのカギは雑談にあり! 
  2. 2.職場コミュニケーションの課題と雑談の重要性
  3. 3.職場コミュニケーションを活性化する雑談のメリット4つ 
  4. 4.職場コミュニケーションを阻害する雑談の失敗例
    1. 4.1.強制的な参加を求めてしまう
    2. 4.2.個人の価値観を否定する発言をする
    3. 4.3.特定のメンバーが独占してしまう
  5. 5.職場コミュニケーションを深める雑談7つのコツ 
  6. 6.リモートワーク時代の職場コミュニケーションと雑談の工夫
    1. 6.1.オンラインミーティングの前後で雑談時間を設ける
    2. 6.2.定期的な1on1で個別の対話を増やす
    3. 6.3.チャットツールを活用した気軽な会話を促進する
  7. 7.管理者が実践すべき職場コミュニケーションと雑談の促進方法
  8. 8.職場コミュニケーションを活性化させるには職場単位での研修が最適 
    1. 8.1.職場メンバーがそろっている
    2. 8.2.職場の認識を変えることができる
  9. 9.雑談しやすい職場コミュニケーションの環境づくりならLIFO®がおすすめ! 
  10. 10.まとめ:職場コミュニケーションと雑談で理想的な組織づくり

職場コミュニケーションのカギは雑談にあり! 

雑談しているいシーン

職場において効果的なコミュニケーションを築くために、雑談が意外にも重要な役割を果たします。

まず、雑談は職場における緊張を和らげる効果があります。日常の軽い会話や趣味に関する話題を通じて、同僚との距離が縮まり、よりリラックスした雰囲気が生まれます。これにより、フォーマルな場では言いにくい意見も自然と共有しやすくなります。 

さらに、雑談は信頼関係の構築にも貢献します。プライベートな一面や共通の興味を知ることによって、互いの理解が深まり、信頼が増します。このような土壌があると、チーム内での協力がスムーズになり、仕事の効率も上がります。 

また、雑談はイノベーションのきっかけになることもあります。異なる視点や意外なアイデアが飛び交う中で、新しいプロジェクトや改善策が生まれることがあります。オフィスのカフェや休憩室での何気ない会話が、思いがけない成果をもたらすことも少なくありません。 

そして、雑談を通じて組織の風通しを良くすることができます。上司と部下がフランクに話す機会を持つことで、組織全体のコミュニケーションが円滑になり、問題の早期発見や解決が可能となります。 

このように、職場における雑談は単なる息抜きではなく、実際には信頼感の醸成、コミュニケーションの活性化、そしてクリエイティブな発想を促す重要な要素となっています。 

職場コミュニケーションの課題と雑談の重要性

職場のシーン

近年、職場におけるコミュニケーションの在り方が大きな課題となっています。

特に、生産性向上の名目で雑談を制限する企業があったり、リモートワークで雑談が自然減少したりする企業がある中で、チームの連携や従業員の心理的安全性を損なうケースが報告されています。

職場での何気ない会話や雑談は、単なる時間の無駄ではなく、組織の健全性を保つために重要な役割を果たしているのです。

雑談を禁止する組織での問題点が浮き彫りに

雑談を制限する職場では、従業員同士の心理的な距離が開いてしまい、業務上必要なコミュニケーションさえもとりづらくなる状況が生まれています。

雑談はそのシーンだけ見れば、仕事とは関係ない無駄な時間に見えるため、仕事の生産性向上に向け、雑談している暇があったら仕事をしてほしいと思う経営者や管理者の気持ちは分かります。

ただ、雑談はコミュニケーションを円滑にする、目に見えない機能を果たしていることも多いのです。

逆に雑談が少ない職場では、チーム内での情報共有が滞り、重要な気づきや問題の早期発見の機会が失われることで、業務効率の低下につながってしまうこともあります。 

部署間の連携や新入社員の育成においても、雑談の制限は大きな影響を及ぼします。

日常的な会話を通じて自然に行われていた情報交換や経験の共有が減少することで、組織全体の協力体制や知識継承に支障をきたす可能性があります。 

コミュニケーション不足による離職率の上昇が課題に

職場でのコミュニケーション不足は、若手社員の離職理由に挙げられることもあります。特に入社1-3年目の社員にとって、気軽な会話や雑談を通じた職場への適応は、仕事を継続する上で重要な要素となっています。 

職場での自然なコミュニケーションが制限されることで、仕事の悩みや不安を相談できる機会が減少し、先輩社員からの自然な知識・経験の伝達機会も失われがちです。

これにより、組織への帰属意識が育ちにくく、モチベーションの維持も難しくなります。 

適度な雑談は、これらの課題を解決する重要な要素として再評価されており、コミュニケーション方針の見直しを行う企業が増加しています。

組織の持続的な成長のためには、効率性を追求しながらも、人間関係の構築や情報共有を促進する雑談の価値を理解し、適切に取り入れていく必要があるでしょう。

職場コミュニケーションを活性化する雑談のメリット4つ 

メリットのイメージ画像

職場での雑談は、一見すると業務の効率を下げるように思えるかもしれません。しかし、適切に行われる雑談には、組織全体のパフォーマンスを向上させる重要な効果があります

ここでは、職場コミュニケーションを活性化する雑談がもたらす4つのメリットについて解説します。

心理的安全性が自然と高まっていく

日常的な雑談を通じて、チームメンバー間の心理的な距離が縮まることで、心理的安全性が自然と向上していきます。

普段から気軽に会話を交わせる関係性は、組織全体にポジティブな影響をもたらします。 

心理的安全性の向上により、以下のような具体的な効果が現れます。 

  • チームメンバーが自由に意見を発信できるようになる 
  • 失敗を恐れずに新しい挑戦ができる 
  • 早期の問題発見・共有が促進される 
  • 部署を越えた協力関係が築きやすくなる

▼心理的安全性を高めるコミュニケーションについては下記で詳しく解説しています
⇒心理的安全性を高めるコミュニケーションのあり方とは?本質と具体策について解説!

  心理的安全性を高めるコミュニケーションのあり方とは?本質と具体策について解説! 心理的安全性は職場の生産性を高めるために重要です。本記事では、心理的安全性とコミュニケーションの関係性、個人と組織の観点から本質的な考え方、すぐに生かせる自分の行動面や組織マネジメントに効果的に取り入れるポイントなど詳しく解説します。 株式会社LDcube


情報共有がスムーズになり業務効率が向上する

雑談を通じた日常的なコミュニケーションは、公式な会議や報告では得られない情報の共有を促進します。

他部署の動向や、進行中のプロジェクトの状況など、業務に関連する情報が自然と共有されることで、組織全体の業務効率が向上します。

また、困りごとの早期発見や解決にもつながり、問題が大きくなる前の対処が可能になります。

創造的な発想が生まれやすい環境になる

リラックスした雰囲気での会話は、新しいアイデアや創造的な発想を生み出す土壌となります。他部署のメンバーとの何気ない会話から思わぬヒントを得たり、普段とは違う視点でものごとを見るきっかけが生まれたりします。

これは組織の革新性を高め、業務改善や新規プロジェクトの創出につながる重要な要素となります。

従業員の定着率が改善される

職場での良好な人間関係は、従業員の定着率向上に大きく貢献します。特に若手社員にとって、気軽に相談できる環境があることは、仕事の継続意欲に直接的な影響を与えます。

また、職場での良好なコミュニケーションは、仕事へのモチベーション維持や、組織への帰属意識の醸成にも効果的です。

信頼関係に基づいた職場環境は、長期的な人材育成と組織の安定的な成長を支える基盤となります。

職場コミュニケーションを阻害する雑談の失敗例

悩んでいるシーン

雑談は職場コミュニケーションを活性化する重要な要素ですが、その方法や内容によっては逆効果になることもあります。

ここでは、職場の雑談でよく見られる失敗例とその影響について解説します。これらの点に注意を払うことで、より効果的なコミュニケーションを実現できます。

強制的な参加を求めてしまう

雑談は自然な流れの中で行われることで、最も効果を発揮します。

しかし、「コミュニケーションを活性化させよう」という意図が強すぎるあまり、雑談への参加を強制してしまうケースがあります。

全員参加を義務付けたランチミーティングや、無理に話題を振るなどの行為は、かえってストレスを生み、本来の雑談がもつ良さを損なってしまいます。

個人のペースや性格の違いを尊重し、自然な交流を促す環境づくりを心がけましょう。

個人の価値観を否定する発言をする

たとえ和やかな雰囲気での会話しているときでも、相手の価値観や考え方を否定するような発言は、職場の人間関係に深刻な影響を及ぼします。

特に、趣味や生活習慣、休日の過ごし方などについての批判的な発言は、相手の心理的安全性を著しく損ないます。

雑談の場であっても、お互いの価値観を尊重し、相手の立場に立って考える姿勢が重要です。

特定のメンバーが独占してしまう

職場の雑談で最も注意すべき点の1つが、特定の人物による会話の独占です。

自分の話ばかりをする、特定の人とだけ会話を交わす、他のメンバーの発言機会を奪うなどの行為は、チーム全体のコミュニケーションを阻害します。

また、派閥のような小グループが形成されると、職場の一体感が失われ、情報共有の障壁にもなります。

全員が気軽に参加でき、発言できる雰囲気づくりを心がける必要があります。

職場コミュニケーションを深める雑談7つのコツ 

コミュニケーションのデフォルメイメージ画像

効果的な職場の雑談には、いくつかのコツがあります。

ここでは、誰でも実践できる具体的な雑談術を紹介します。これらの方法を意識して取り入れることで、自然と職場のコミュニケーションを活性化することができます。

  1. 朝のあいさつを丁寧に交わす:
    良好な職場コミュニケーションは、朝のあいさつから始まります。単なる「おはようございます」だけでなく、天候や体調、通勤時の出来事など、簡単な一言を添えることで自然な会話のきっかけをつくることができます。1日のスタートをこの小さな習慣から始めることが、その日のスムーズなコミュニケーションの土台となります。

  2. 相手の興味に合わせた話題を選ぶ:
    効果的な雑談のカギは、相手が興味を持っている話題を見つけることです。普段の会話や仕事の様子から相手の関心事を把握し、それに関連する話題を提供することで、自然な対話が生まれやすくなります。ただし、過度にプライベートな内容に踏み込まないよう注意が必要です。

  3. 雑談の時間帯を意識する:
    雑談のタイミングは重要です。始業前、昼休み、終業後など、業務の妨げにならない時間帯を選んで会話を始めることが望ましいでしょう。また、相手が集中して作業をしているときや締め切りに追われているときは、雑談を控えるなど、状況に応じた配慮も必要です。

  4. オープンな質問を心がける:
    単純な yes/no で答えられる質問ではなく、相手が自由に回答できるオープンな質問を心がけましょう。「週末はどのように過ごされましたか?」「この仕事はどのように感じていますか?」といった質問は、会話を広げやすく、相手の本音を引き出すきっかけにもなります。

  5. 相手の話を否定せず受け止める:
    雑談では、相手の発言に対する受容的な態度が重要です。たとえ意見が異なっても、まずは相手の話に耳を傾け、理解しようとする姿勢を示すことで、相手は安心して話を続けることができます。この信頼関係が、より深いコミュニケーションへとつながっていきます。

  6. プライバシーには踏み込みすぎない:
    職場での雑談では、適度な距離感を保つことが重要です。家族構成や個人的な悩み、経済状況など、プライベートな話題には慎重にアプローチする必要があります。相手が自発的に話す場合でも、深入りしすぎないよう注意を払いましょう。

  7. 業務と雑談にメリハリをつける:
    効果的な雑談には、適切な切り替えが不可欠です。雑談が長引きすぎたり、業務時間を過度に圧迫したりしないよう、状況を見極めることが大切です。「では、仕事に戻りましょう」といった明確な区切りの言葉を使うことで、自然な形で業務モードに切り替えることができます。 

リモートワーク時代の職場コミュニケーションと雑談の工夫

オンラインミーティングのシーン

リモートワークの普及により、対面では自然にできていた雑談の機会が減少しています。しかし、オンライン上でも工夫次第で効果的なコミュニケーションを実現することは可能です。

ここでは、リモートワーク環境における雑談の重要性と具体的な実践方法について解説します。

オンラインミーティングの前後で雑談時間を設ける

オンラインミーティングの開始時刻を5分早めに設定し、参加者が集まる時間を雑談タイムとして活用する方法が効果的です。この時間を使って、体調や週末の出来事など、業務以外の話題で会話を交わすことで、チームの一体感を醸成できます。

また、ミーティング終了後にも少し時間を残し、気軽な質問や感想を共有できる場を設けることで、より深いコミュニケーションが生まれます。

定期的な1on1で個別の対話を増やす

オンライン環境では、上司と部下の個別の対話機会が特に重要です。定期的な1on1ミーティングを設定し、業務の進捗確認だけでなく、個人の悩みや成長に関する話題も含めた対話の時間を確保しましょう。

画面越しでも、表情や声のトーンに注意を払い、相手の心理状態を理解するよう努めることが大切です。

チャットツールを活用した気軽な会話を促進する

チャットツールは、オンラインでのコミュニケーションを活性化する重要な手段です。効果的な活用のためには、以下のような具体的な工夫が有効です。 

雑談専用チャンネルの設置:

  • 趣味や興味に応じたトピック別チャンネルの作成 
  • 定期的な話題提供による会話の活性化 
  • 画像や絵文字を活用した親しみやすい雰囲気づくり 

これらの施策を組み合わせることで、オフィスでの自然な会話に近い雰囲気を作り出すことができます。

ただし、発言を強制せず、自然な形で会話が生まれるよう配慮することが重要です。 

管理者が実践すべき職場コミュニケーションと雑談の促進方法

コミュニケーションのイメージ画像

管理者の言動は、職場の雰囲気や社員のコミュニケーションスタイルに大きな影響を与えます。

ここでは、管理者がどのように職場の雑談を促進し、健全なコミュニケーション環境を作り出せるのか、具体的な方法を解説します。 

  • 率先して雑談を始める姿勢を見せる:
    管理者自身が率先して雑談を始めることは、「この職場では適度な雑談が推奨される」というメッセージを社員に伝える効果があります。朝のあいさつに一言添えたり、昼食時に気軽な会話を始めたりするなど、日常的なコミュニケーションを自然な形で実践することが重要です。ただし、過度な親しさは避け、適度な距離感を保ちながら、誰もが参加しやすい話題を選ぶよう心がけましょう。 

  • 雑談しやすい環境づくりに投資する:
    物理的な環境整備も、雑談の促進に重要な役割を果たします。オフィスにカフェスペースやリラックスできる共有スペースを設けたり、部署の垣根を越えて交流できる休憩室を整備したりすることで、自然な会話が生まれやすい環境をつくることができます。また、これらの場所を管理者自身も積極的に利用することで、その活用を促進することができます。
     
  • 部署間の交流機会を意図的につくる:
    異なる部署間のコミュニケーションを促進することも、管理者の重要な役割です。プロジェクトチームの編成時に意図的に部署横断的なメンバー構成にしたり、定期的な部署間の情報共有会を開催したりすることで、新しい対話の機会を創出できます。こうした交流は、組織全体の情報流通を活性化し、イノベーションの創出にもつながります。 


職場コミュニケーションを活性化させるには職場単位での研修が最適 

職場のイメージ

コミュニケーションスキルの向上には、個人単位の学習だけでなく、職場単位での研修が極めて効果的です。実際の職場メンバーと共に学び、実践することで、即座に職場の雰囲気改善につなげることができます。

ここでは、なぜ職場単位での研修が効果的なのか、その理由と期待される効果について解説します。

職場メンバーがそろっている

職場単位での研修では、日常的に共に働くメンバーが一堂に会して学ぶことができます。これにより、研修で学んだコミュニケーション手法を、その場で実践的に試すことができます。

また、普段の業務の中での具体的な課題や改善点について、チーム全体で認識を共有し、解決策を考えることができます。

研修での学びを即座に実務に反映できる環境があることは、スキル定着の観点からも大きなメリットとなります。 

職場の認識を変えることができる

職場全体で研修を受けることで、コミュニケーションに関する共通認識を形成することができます。

例えば、「雑談は業務の妨げになる」という古い価値観を、「適切な雑談は職場の活性化に重要である」という新しい認識に更新することが可能です。

全員が同じ内容を学ぶことで、新しいコミュニケーション方法を実践する際の心理的なハードルを下げ、職場全体での行動変容を促進することができます。

▼職場単位でのコミュニケーション研修が有効な理由については下記で詳しく解説しています。 
⇒職場の活性化につなげる方法とは?アイデアやポイントを紹介!

  職場の活性化につなげる方法とは?アイデアやポイントを紹介! 組織内における階層別研修は、受講者の能力開発を目的に実施しますが、職場の活性化やコミュニケーションの改善などにつながりにくい側面がありました。職場ぐるみで研修を実施することで、能力開発とともに職場の活性化、生産性の向上につながります。具体的な方法や理由、ポイントを解説します。 株式会社LDcube


雑談しやすい職場コミュニケーションの環境づくりならLIFO®がおすすめ! 

コミュニケーションシーン

雑談しやすい職場コミュニケーションの環境づくりには自己診断ツールLIFO(Life Orientations)を活用した職場単位でのワークショップがおすすめです。なぜなら、LIFOプログラムは心理学や行動科学をベースにして組み立てられた行動特性診断をベースに、職場単位でワークショップを行うためのワークブックなどのツールも体系的にそろえられているからです。

また、体系立てられたツールの使い方を社内トレーナーの方々にライセンス提供もされており、社内トレーナーの方々が職場単位でワークショップを展開していくことも可能です。

下記に概要を紹介します。

自己診断ツールLIFOとは

LIFOロゴ

LIFO(Life Orientations)は、個人の行動スタイルを診断する自己診断ツールです。このツールは、自分の強みや行動パターンを理解するために役立ちます。

LIFOは4つの基本スタイルに基づいており、これらのスタイルはそれぞれ異なる行動特性や価値観を持っています。

自分がどのスタイルに属しているかを知ることで、より良いコミュニケーション方法やストレス時の行動傾向を把握することができます。 

LIFOを活用したコミュニケーション研修

LIFOを活用したコミュニケーション研修では、まず参加者が自己診断を行い、自分の行動スタイルを理解します。

この診断結果をもとに、どのようにして他者と効果的にコミュニケーションをとるかを学びます。

研修では以下のような内容が含まれます。 

  • 自己理解の深化:
    診断結果をもとに、自分のコミュニケーションスタイルの特徴を深掘りします。どのような場面でどのように行動するのかを具体的に把握します。 

  • 他者理解の促進:
    他のスタイルを持つ人との違いを理解することで、より効果的な関わり方を学びます。これにより、誤解や摩擦を減らすことが可能になります。 

  • 実践的スキルの習得:
    ワークショップやロールプレイを通じて、実際のコミュニケーション場面でどのようにLIFOの知見を活用するかを練習します。 

  • フィードバックと改善:
    実践後にフィードバックを受け、自分のコミュニケーションスタイルの改善点を明確にします。 

LIFOを取り入れた研修に参加することで、個人のコミュニケーションスタイルを理解し、それをベースに他者との関係を改善するスキルを獲得できます。

これにより、職場や日常生活でのコミュニケーションがよりスムーズで効果的になることが期待できます。 

LIFO®プログラムは社内トレーナーで展開可能

LIFO®プログラムは、これまでの活用実績と実用性から、企業内でのトレーニングにおいて自信を持っておすすめできるプログラムです。

社内展開にあたっては、特定の準備と手続きを経ることで、コストを抑えながら、外部講師に委託したかのように、社内トレーナーによる効果的なプログラムを展開することが可能です。

以下に、その流れを詳しく説明します。 

  1. ライセンスの取得:
    社内トレーナーによりLIFO®プログラムを実施するには、トレーナーがLIFO®プログラムの公式ライセンスを取得することが必要です。ライセンスを取得するために、LIFO®プラグラムライセンス取得講座を受講します。
    LIFO®プログラムの考え方や実施方法を正しく理解し、それを他者に伝えるためのスキルを学びます。講座の最後にある試験に合格すると、ライセンスを取得することができます。 

  2. 教材の購入:ライセンス取得と並行して、プログラムを社内で展開するためには、必要な教材やツールを購入する必要があります。教材は、LIFO®プログラムのさまざまなテーマに応用できる構成になっており、研修実施の目的に合わせて教材を選択し、購入できます。
    教材には、診断ツール、フィードバック用の資料、ワークブックなどが含まれており、これらを用いることで、社内トレーナーは一貫して高品質なトレーニングを提供することができます。 

  3. 社内トレーナーによる展開:
    ライセンスと教材が揃ったら、社内トレーナーはプログラムを社内で展開する準備が整います。組織の文化やニーズに精通しているため、社内トレーナーは、LIFO®プログラムを適切にアレンジして展開することができます。
    これにより、参加者はより実践的な、日常業務につながる研修を受けることが可能です。 


まとめ:職場コミュニケーションと雑談で理想的な組織づくり

  • 職場コミュニケーションのカギは雑談にあり! 
  • 職場コミュニケーションの課題と雑談の重要性 
  • 職場コミュニケーションを活性化する雑談のメリット4つ 
  • 職場コミュニケーションを阻害する雑談の失敗例 
  • 職場コミュニケーションを深める雑談7つのコツ 
  • リモートワーク時代の職場コミュニケーションと雑談の工夫 
  • 管理者が実践すべき職場コミュニケーションと雑談の促進方法 
  • 職場コミュニケーションを活性化させるには職場単位での研修が最適 
  • 雑談しやすい職場コミュニケーションの環境づくりならLIFO®がおすすめ! 
  • まとめ:職場コミュニケーションと雑談で理想的な組織づくり

職場での雑談は、単なる時間の無駄遣いではなく、組織の健全な発展に欠かせない重要な要素です。適切な雑談は、心理的安全性の向上や情報共有の活性化、創造的な発想の促進、そして従業員の定着率向上など、さまざまなメリットをもたらします。 

特に現代の職場環境では、リモートワークの増加により、これまで当たり前にあった雑談の機会が減少しています。だからこそ、意識的に雑談の機会を作り出し、効果的なコミュニケーションを促進することが重要です。 

組織の中で健全な雑談を育むためには、管理者のリーダーシップと、職場全体での意識改革が必要です。まずは小さな一歩として、朝のあいさつに一言添えたり、オンラインミーティングの前後に短い雑談の時間を設けたりすることから始めてみましょう。 

そして、より本格的な取り組みとして、職場単位での研修を通じて、チーム全体のコミュニケーション能力を向上させることも効果的です。全員で同じ方向を向いて取り組むことで、より開かれた、活気のある職場づくりが実現できるはずです。 

これからの時代に求められるのは、効率性だけを追求するのではなく、人と人とのつながりを大切にしながら、組織の成長を実現していく姿勢です。適切な雑談を通じたコミュニケーションの活性化は、そのための重要な第一歩となるでしょう。 

株式会社LDcubeでは、LIFO®プログラムを活用した研修会、eラーニング、LIFO®プログラムの社内インストラクター養成など幅広くご支援をしています。無料体験会なども行っています。お気軽にご相談ください。 
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企画・作成・編集:代表取締役 新井澄人
企画・作成・編集:代表取締役 新井澄人
株式会社ビジネスコンサルタントで、講師派遣型の人材育成支援から始まり、社内トレーナーの養成による人材育成支援、デジタルツールを活用した人材育成のDX化の支援まで、中小企業から大企業まで20年にわたり幅広いコンサルティングに従事。 新入社員研修からOJTリーダー研修、若手社員研修、管理職研修、幹部研修、営業研修、デジタル学習環境づくりのコンサルテーションなどに自らもコンサルタントとして登壇しながらも、人材育成・組織活性化・営業強化において講師派遣型の枠を超えた支援を実現するため、ビジネスコンサルタントの子会社である株式会社LDcubeの設立と同時に代表取締役に就任。 資格: ・全日本能率連盟認定マスター・マネジメント・コンサルタント(J-MCMC2023002) ・LIFOプログラムライセンス(LIFO-MSSプログラム開発者)

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