
【プロが厳選】実務に使えるリーダーシップが学べるおすすめ本10選
「リーダーシップについて学びたいが、いろんな本がありすぎて、どれを選べばいいかわからない」
「今の自分が手に取るべきリーダーシップの指南書はどれだろう?」
巷には数多くのビジネス書があふれており、リーダーシップについて解説された本も多くあるため、一体どの本を選ぶべきなのか、迷ってしまいますよね。
リーダーシップを学びたいのなら、次の10冊の本を読んでおくのがおすすめです。
リーダーシップが学べる本10選 | ||
カテゴリ |
書籍名 |
おすすめの人 |
定番 |
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上記の10冊を読めば定番のリーダーシップ論から、リーダーに必要な思考法、ノウハウまで網羅ができます。
本の特徴やおすすめのポイントを元に、自分に合う1冊を探してみてください。
とはいえ、リーダーシップを本気で身に付けたいのなら、読書だけでは足りません。リーダーシップを身に付けるためには、読書以外の学びの仕組みの構築も必要になってきます。
本記事では、リーダーシップを学びたい人におすすめの本10冊と、リーダーシップを学ぶための仕組みづくりについて解説しています。
本記事を読めば、あなたが現在感じている、リーダーシップへの疑問や不安を解決するための最適な本を見つけられるでしょう。
そして、リーダーシップを身に付けるために、今あなたがすべき行動までわかります。
上記表のおすすめの人を参考に、今のあなたにピッタリの1冊を選んでみてください。
▼リーダーシップについてはテーマに合わせて下記で詳しく解説しています。
- リーダーシップ開発とは?実務で使える6ステップの実践ポイント
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リーダーシップがある人とは?5つの特徴と育成する方法を詳しく解説
- リーダーシップを学ぶ際のポイントとは?具体的な方法やおすすめプログラムも紹介!
- リーダーシップ学習のeラーニングの選び方とは?失敗しないためのポイントを解説!
- リーダーシップとマネジメントの違いとは?能力の違いと使い分け方を解説!
- 効果的な「リーダーシップ講座」とは?必要な内容や選び方、おすすめ研修も紹介
- リーダーシップ研修とは?概要や効果から実施の流れまで網羅して解説
- 【全6選】面白い&超実践的なリーダーシップ研修特集
- リーダーシップが苦手な人がしている誤解とは?成長できる方法を解説!
- リーダーシップ発揮に必要なトレーニングとは?不可欠な要素を解説!
- リーダーシップ発揮のカギはコミュニケーション能力にあり!ポイントを具体的に解説!
- 心理的安全性を高めるリーダーシップのあり方とは?リーダーの覚悟がカギ!
▼リーダーシップ発揮の源泉は自己理解です。自己理解については下記にまとめています。
目次[非表示]
定番のリーダーシップ論が学べる本4選
定番のリーダーシップ論が学べる本は、次の4つです。
書籍名 |
おすすめの人 |
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それぞれの本について、おすすめのポイントと共に解説していきます。
0秒リーダーシップ:「これからの世界」で圧倒的な成果を上げる仕事術
出版社 |
すばる舎 |
筆者 |
ピョートル・フェリークス・グジバチ |
値段 |
1,650円(税込) |
出版年月日 |
2016/07/27 |
ページ数 |
270ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月現在の価格です。
「0秒リーダーシップ:「これからの世界」で圧倒的な成果を上げる仕事術」は、リーダーシップに必要なマインドやスキルを丁寧に記した1冊です。
「肩書きとしてのリーダーがリーダーシップを発揮する」のではなく、「誰もがリーダーシップを発揮できるように」と書かれた本作では、誰もが0秒で身に付けられる、リーダーシップ論が解説されています。
著者のピョートル・フェリークス・グジバチ氏は、Googleで人材開発や組織開発、リーダーシップマネジメントに従事してきた実績の持ち主。
リーダーシップ開発や人材育成の分野で活躍する著者が手掛ける1冊は、リーダーシップを学ぶなら、ぜひ読んでおきたい定番の本となっています。
概要
地位に関わらず、身に付けるべきリーダーシップについて書かれた本作は、リーダーシップについてイチから学びたい人に、入門書としておすすめの1冊。
グローバル化の進む現在の日本において、これからの世界に遅れを取らないために必要なマインドやスキルが全10章にわたって解説されています。
【目次】 |
プロローグ 働き方が変わった ~誰もがリーダーシップを求められる時代~ |
第1章では、リーダーシップとは何かという問いに、著者からの具体的な答えが提示されています。
そして働き方や考え方を、時代に合わせてどんどん変えていくことの重要性が解説されており、これからの世界を生き抜くうえでの心構えが身に付けられます。
さらにこの本には、リーダーになるうえでの不安を解消するための言葉や、業務でどのようにリーダーシップを発揮するべきかの説明も書かれています。
例を元に解説されているため、業務に生かすイメージがつきやすく、リーダーになる際の入門書を探しているなら、ぜひ読んでおきたいおすすめの1冊です。
おすすめのポイント
本書のおすすめポイントは3つあります。
- 今すぐ業務に役立てられる
- 実例を交えているのでわかりやすい
- 文章が簡潔で読みやすい
世の中には数多くのビジネス書がありますが、いざ読んでみても、業務にどのように生かせばいいのか、具体例が湧かずイメージがつかないと、悩んでいる人は多いでしょう。
本書は簡潔でわかりやすく、明日から役立てられるスキルが多数解説されています。
読みやすいリーダーシップの本を探しているのなら、ぜひおすすめの1冊です。
【この本がおすすめの人】 |
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本物のリーダーとは何か
出版社 |
海と月社 |
筆者 |
ウォーレン・ベニス |
値段 |
1,980円(税込) |
出版年月日 |
2011/05/26 |
ページ数 |
272ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
なし |
※2025年4月現在の価格です。
リーダーとはなんなのか、という疑問に丁寧に回答してくれるのが、「本物のリーダーとは何か」です。
本書では90名のリーダーを観察し、それぞれのリーダーが体現していたものを、4つの戦略にわけて解説しています。
リーダーがリーダーである理由を知りたいとき、本書を読めば答えが出せるでしょう。
著者のウォーレン・ベニス氏は、リーダーシップ研究の第一人者。レーガンなど4人の大統領顧問や、政府のアドバイザーを務めた実績もあります。
そんな著者が手掛ける本作は、経済学者のピーター・ドラッカーが「リーダーシップを身に付けたいなら、ベニスの言葉に耳を傾けるべき」と推薦の言葉を寄せるほど、全世界から注目されています。
概要
リーダーとマネジャーは違う。そんな一文から始まる本書は、さまざまな場面でリーダーとマネジャーを比較し、リーダーとはどんな人物なのかを具体的に提示していきます。
著名なリーダーたちの事例やインタビューから、共通点を抽出して解説してくれているため、リーダーとしての方向性に悩んでいるときに、道しるべとなってくれるでしょう。
そして、さまざまな事例とインタビューをもとに、リーダーに共通する4つの戦略を導き出し、丁寧に解説しています。
【目次】 |
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本書では、成功するために、リーダーはどんな能力を身に付け、どのような戦略をとるべきかが学べます。
そのため、今現在リーダーになることに不安を抱いている人も、本書を読めば、成功するリーダーになるイメージがつきやすくなり、不安が払しょくされていくでしょう。
さらに、リーダーとしてやるべき事柄も明確になるため、どんなリーダーを目指したいのか、目標もしっかり設定できます。
これからリーダーになる人だけではなく、リーダーとしての方向性に悩んでいる人にもおすすめの1冊です。
おすすめのポイント
本書のおすすめポイントは3つあります。
- リーダー像がはっきりさせられる
- 著名なリーダーたちの共通点がわかる
- リーダーになるうえでの目標を設定できる
「本物のリーダーとは何か」では、リーダーとはどんな人物なのかが理解でき、そのリーダーを目指すために何をすべきかまで、具体的にイメージできます。
どのような目標を持ってリーダーになればいいのか、進むべき方向性に不安を感じているとき、ぜひ一読したい1冊です。
結果を出すリーダーはみな非情である
出版社 |
ダイヤモンド社 |
筆者 |
冨山和彦 |
値段 |
1,650円(税込) |
出版年月日 |
2012/10/26 |
ページ数 |
264ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月現在の価格です。
「結果を出すリーダーはみな非情である」は、課長などミドルマネジメント層に向けた、リーダーシップ論が赤裸々に書かれている本です。
社長や上司、そして部下の間に挟まれる課長クラスの人材こそが、時代を動かしていく。
そんなメッセージが伝わってくる本書では、「この会社を動かすのは自分だ」と、考えるためのリーダーシップの鍛え方が学べます。
著者である冨山和彦氏は、さまざまな企業の経営改革や成長支援に携わってきた実績の持ち主。現在は経営共創基盤のグループ会長で、パナソニックホールディングスやメルカリの社外取締役なども務めています。
そんな著者が手がける本作を読めば、企業に貢献できる強い人材になるための、リーダーシップ論が身に付けられるでしょう。
概要
本書では、リーダーシップの必要性はもちろん、この日本で生き抜くためには、リーダーシップを身に付けることがとにかく重要であると学べます。
企業の中にいると、「まだ自分に、リーダーシップは必要ないのではないか」「上司が引っ張って行ってくれるから、自分はついていけばいい」と、どこかリーダーシップに他人事な思いを感じる人もいるかもしれません。
しかし結果を出したいのなら、今のうちからリーダーシップは鍛えておかなければいけないと、気づかされる1冊です。
本書では、ミドルリーダーが身に付けるべき「リーダーシップの条件」を4つ解説しています。
【目次】 |
はじめに |
どれも、今いる企業を変えていくために、ミドルリーダーに必要な条件を解説している章です。これを読めば、結果を出すリーダーになるための思考法から、行動の仕方までが理解できるようになります。
中でも第5章では、ムラ社会が根強い日本の企業においても、実践しやすい戦略・組織論が描かれています。
特にミドルリーダーの立場に立つと、上からも下からも情報が入ってきて、板挟み状態。どのように行動すればいいのか、立ち振る舞いに悩んでしまう場合も多いでしょう。
そこで、本書で説明されている条件を読めば、明日から実践できる、自らの立ち振る舞い方も学べます。
著者の経験をもとに書かれたリーダーシップ論のため、説得力もひとしお。ミドルリーダーを目指す人、これから任される人、すべての人におすすめの1冊となっています。
おすすめのポイント
本書のおすすめポイントは3つあります。
- ミドルリーダーに必要なリーダーシップが学べる
- 最大効果を発揮するために必要なスキルやマインドが身に付く
- 実践的な内容で参考にしやすい
「結果を出すリーダーはみな非情である」は、課長クラスのミドルリーダー向けに書かれたリーダーシップ論の本のため、現在同じポジションについているのならぜひ読んでおきたい1冊となっています。
そして、書かれているリーダーシップ論はどれも実例に基づいており、現場にいるのなら共感できる内容ばかり。成果を残したいと考えるのなら、ぜひ業務に取り入れ、実践してみてください。
リーダーシップ入門
出版社 |
日本経済新聞出版 |
筆者 |
金井壽宏 |
値段 |
1,100円(税込) |
出版年月日 |
2005/03/22 |
ページ数 |
336ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月現在の価格です。
「リーダーシップ入門」には、リーダーシップの理論がまとめられています。
実践を通じてリーダーシップが身に付けられるようになっている入門書で、ビジネスのみならず、家庭などさまざまな場所で役立つリーダーシップ論が学べます。
本書の著者は、日本のリーダーシップ研究の第一人者である金井壽宏氏。本書でも自らの研究を取り上げながら、読者にリーダーシップ論を丁寧に解説しています。
リーダーシップを学び、身に付けたいと考えるすべての人に、おすすめの1冊です。
概要
本書では、「伝説の経営者」とも呼ばれたジャック・ウェルチや、「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助など、有名な経営者の事例がいくつも紹介されています。
研究成果の紹介や、経営者たちの持論など、さまざまなリーダーシップ論が解説されているため、今の自分に必要な情報を取捨選択しながら読み進められます。
そしてリーダーシップとは何なのかという問いから、身に付けるための極意に至るまで、本書では以下6つの章に分けてリーダーシップ論が解説されています。
【目次】 |
Ⅰ いかなる意味での「入門」なのか Ⅱ リーダーシップの学び方を学ぶ |
この本では、内容を理解し、業務に役立てられるようにと、いくつかのエクササイズが掲載されています。
リーダーシップとひと口に言っても、現場や人間関係、状況などによって、どのようなリーダーシップがふさわしいのかは個々によって違いがあります。
エクササイズを実行すれば、自らの置かれた立場には、どのようなリーダーシップがふさわしいのかまで理解できるのです。
そのため現場に通じる、カスタマイズされたリーダーシップ論を知りたいと考えているのなら、ぜひこの本をおすすめします。
300ページ以上の大ボリュームでつづられた本書には、著者の研究成果と持論が熱意たっぷりに掲載されているため、まるで著者の講演を聞いているかのような読後感も味わえます。
おすすめのポイント
本書のおすすめポイントは3つあります。
- 理論だけではなく実践しやすいエクササイズも掲載されている
- 引用や文献案内も豊富で教科書的な役割が果たせる
- 自分なりのリーダーシップ持論が身に付く
「リーダーシップ入門」は、リーダーシップとは何なのかが分かる入門書としての立ち位置もありつつ、実際にリーダーシップを身に付け、行動に移すことまでができるバイブル的な役割も果たす1冊です。
さまざまなリーダーシップ理論がまとめて紹介されており、リーダー以外の立場でも、役に立つ理論が多くあります。
自分の状況に合うリーダーシップ論を見つけ、構築していきたいと考えるときに、おすすめの1冊となっています。
【この本がおすすめの人】 |
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リーダーシップに必要な思考・要素が学べる本3選
リーダーシップに必要な思考・要素が学べる本は次の3つです。
書籍名 |
おすすめの人 |
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それぞれの本について、おすすめのポイントと共に解説していきます。
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
出版社 |
かんき出版 |
筆者 |
グレッグ・マキューン |
値段 |
1,760円(税込) |
出版年月日 |
2014/11/19 |
ページ数 |
320ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月現在の価格です。
2015年にビジネス書大賞書店賞を受賞した、「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」は、発売から10年以上経った今も世界各地で読み継がれる、ベストセラー本です。
99%の無駄を捨て、1%に集中するための方法が書かれており、リーダーシップを発揮しなければいけない全ての人が読むべき思考法を知ることができます。
著者であるグレッグ・マキューン氏は、この本に書かれたエッセンシャル思考と、リーダーシップを広めるために、世界中で講演を行っています。
AppleやGoogleなどの企業へアドバイスを送った経験もある著者の言葉からは、日々の生産性を最大限に上げるために重要なメッセージが受け取れるでしょう。
概要
「より少なく、しかしより良く」という生き方を目指す、エッセンシャル思考。本書では、世の中の数多くの物がノイズであると考え、本当に重要なものを見極めていくための方法論を学べます。
リーダーとして、より良い選択をしていかなければならない時、エッセンシャル思考は非常に重要な思考法となってくれるでしょう。
この本では、エッセンシャル思考を身に付けるための技術を、全5章にわたって解説しています。
【目次】 |
PART1 エッセンシャル思考とは何か PART2 見極める技術 |
中でもPART3の捨てる技術は、すべてを拾わず、断る勇気を手に入れる重要性を語った章です。
周囲の期待に応えるために、任された仕事すべてをやり遂げようとする人は少なくないはずです。
しかし限られた時間の中で全てをこなしていては、精神的な限界も来てしまいますし、すべてが中途半端に終わり、成長できなくなってしまう可能性が大いにあります。
そこでPART3を読めば、今1番必要なものを取捨選択する技術を手に入れられるのです。
ほかにも本書では、エッセンシャル思考を実行するために重要な要素や、ステップがくわしく書かれています。
決断力や、効率的な仕事法を身に付けたい人におすすめです。
おすすめのポイント
本書のおすすめポイントは3つあります。
- 効率的な仕事の進め方がわかる
- 本当に重要なことを見極める技術が身に付く
- 仕事とプライベートの両方で役に立つ思考法が学べる
「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」で書かれている思考法は、ビジネス以外のシーンでも役に立ちます。
この思考法を身に付ければ、さまざまな悩み、不安、重圧から手放され、自分が本当にやりたいことに集中できるようになるからです。
そのため、リーダーになるうえでの責任やプレッシャーに押しつぶされそうになっている人には、ぜひ読んでもらいたい1冊となっています。
【この本がおすすめの人】 |
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栗山ノート
出版社 |
光文社 |
筆者 |
栗山英樹 |
値段 |
1,430円(税込) |
出版年月日 |
2019/10/30 |
ページ数 |
236ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月現在の価格です。
北海道日本ハムファイターズの元監督、栗山英樹氏が書いた本書、「栗山ノート」。
リーグ優勝8回、日本一1回とチームを導いてきた、著者の指導力や思考法が垣間見える1冊です。
「実績のない自分が、どうすれば能力のある選手たちを、輝かせられるのか」
そんな悩みを抱いたところから始まり、数々の勉強をし、知識を付け、実践に役立て成果を残してきた著者の行動や思考法の数々には、ビジネスにもぜひ役立てたい要素が満載となっています。
概要
本書には、著者が影響を受けたさまざまな名言が書かれています。
どの名言も、名監督として名高い栗山英樹氏を支えてきた言葉ばかり。その言葉を参考に、自らもリーダーとして成長しようという思いになれる1冊です。
この本の構成は次のようになっています。
【目次】 |
序章 ノートの言葉たちが勇気と希望をくれる 第1章 泰然と |
この本では著者がどのように名言を解釈し、経験に生かしたのかまで解説されています。
それぞれの名言を自分の状況に当てはめながら読み進められるので、実際の業務に役立てたときのイメージがつきやすいです。
特に、選手たちを理解し、どのように伝えていくのかに焦点を当てた指導方法の数々は、部下の育成方法に悩むリーダーなら、必ず参考になる考え方ばかり。
そんな本書は、ビジネス本として読めるのはもちろん、エッセイとしての側面も持っているため、読み物としても非常に読みやすいという特徴があります。野球の知識がない人でも参考になる1冊です。
おすすめのポイント
本書のおすすめポイントは3つあります。
- 名言が分かりやすく解説されている
- 内容が難しくなくエッセイとしても読みやすい
- 実際の業務に役立てるイメージが付きやすい
「栗山ノート」は、著者が参考にした数々の名言を、実際に役立てた経験と共に解説した1冊となっており、ビジネスシーンにも取り入れやすくなっています。
読み物としても楽しめるため、読書が苦手という人でも、スッと内容が理解できるでしょう。
【この本がおすすめの人】 |
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リーダーの仮面
出版社 |
ダイヤモンド社 |
筆者 |
安藤広大 |
値段 |
1,650円(税込) |
出版年月日 |
2020/11/25 |
ページ数 |
288ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月現在の価格です。
「リーダーの仮面」は、成果を上げるためのマネジメントノウハウや、マネジャーとして大切な思考法「識学」が学べる1冊です。
識学とは、今最も会社を成長させる組織論として注目されている学問。本書では識学のメソッドを元に、人を成長させるためのノウハウを徹底的に解説しています。
著者の安藤広大氏は、実際に識学が、成功する組織運営において非常に重要であると証明するために、自らの経営組織「株式会社識学」でこの学問を実践し続けています。
実際に従業員数は年々増加、創業4周年を迎えた2019年には上場を果たしています。
部下やスタッフを指導する立場につき、どのようなリーダー、マネジャーとして振舞うべきか、悩んでいる人におすすめの1冊です。
概要
この本に書かれている「リーダーの仮面」とは、「いい人と思われることをやめて、マネジメント第一のリーダーの仮面をかぶること」。
リーダーやマネジャーの立場に立つと、部下の気持ちを汲み取り、慕われる指導者であろうと努力する人も多いでしょう。むしろ、そうあるべきだと感じる人も多いはずです。
しかし実際には、適度な距離感を保ち、感情を横に置いて組織を動かしていくような姿勢でなければ、優秀な人材は育たないと、本書では解説されています。
本書は思考法と実践がセットになった、全6章で構成されています。
【目次】 |
はじめに なぜ、「リーダーの言動」が大事なのか? 序章 リーダーの仮面をかぶるための準備 ── 「錯覚」の話 |
中でも第2章では、部下への仕事の任せ方、どんな態度でいるべきかなど、部下との適切な距離の取り方が細かく書かれています。
読み進めるたびに、組織にとって本当に良いリーダーとはどんな人物で、自分が今どのような「リーダーの仮面」をかぶるべきなのかが学べます。
部下との付き合い方を学び、適切な距離感で付き合えるリーダーになりたいと感じている人に、おすすめの1冊です。
おすすめのポイント
本書のおすすめポイントは3つあります。
- 心構えと行動がセットで提示されていてわかりやすい
- 目指すべきリーダー像が明確になる
- マネジャーに必要な思考法がまとめて学べる
「リーダーの仮面」には、管理職1年目にやるべきことがまとめて凝縮されています。思考法と実践がセットになっているため、どのようなステップを踏んでいけばいいのかも一目瞭然です。
マネジャー1年目は、どのように部下を育てていけばいいのかと、マネジメントの壁にぶち当たる人がほとんどでしょう。
本書に書かれている内容はドライにも見えますが、部下を本気で成長させるためには必要なマインドです。真剣にマネジメントと向き合いたい人におすすめの1冊となっています。
【この本がおすすめの人】 |
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リーダーシップに役立つ心構えやノウハウを学べる本3選
リーダーシップに役立つ心構えや、ノウハウを学べる本は次の3つです。
書籍名 |
おすすめの人 |
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それぞれの本について、おすすめのポイントと共に解説していきます。
ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング
出版社 |
講談社 |
筆者 |
エディー・ジョーンズ |
値段 |
1,540円(税込) |
出版年月日 |
2016/12/02 |
ページ数 |
210ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月現在の価格です。
「ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング」は、ラグビー元日本代表にW杯で歴史的な快挙をもたらしたヘッドコーチ、エディ・ジョーンズ氏が書く、勝つための心構えが学べる本です。
著者が語る方法論は、日本人の長所を生かし、短所を長所に変える、「ジャパン・ウェイ」。
実力以上の力を最大限に引き出す心構えの数々は、リーダーとして、部下の能力を最大限に引き出したいとき、参考になるメッセージばかりです。
概要
日本中が熱狂した、2015年ラグビーW杯。日本が歴史的な勝利をし、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ、強豪南アフリカ戦は、記憶に残っている人も多いでしょう。
そんな出来事の裏では、著者が日本チームを再生させるために、さまざまな行動を重ねていました。その方法を本書では学べます。
どれも日本人の能力を引き出すことにフォーカスされているため、現在の社会に取り入れやすいのが特徴です。
本書の構成は次の通りです。
【目次】 |
はじめに――マイナス思考を捨てれば、誰でも成功できる 第一章 日本人独自のやり方で勝つ |
本書では、日本人の短所をどのように長所に変えていくか、そしてどうすれば成功につながっていくのかが、熱いメッセージと共に解説されています。
中でも第4章の「成功は準備がすべて」は、著者が繰り返し本書で伝えたい思いのひとつ。
リーダーとしてチームを率いる際、準備段階でいかにリーダーシップを発揮して、100%の準備をするべきかが理解できるでしょう。
なかなか成功につながらないと感じている人も、この章を読めば、失敗のループに陥る原因や、見直すべきチームの短所が浮き彫りになってくるはずです。
チームの底力を引き上げ、成功に導くためのリーダーシップを発揮したいのなら、一読の価値ありです。
おすすめのポイント
本書のおすすめポイントは3つあります。
- ストーリー仕立ての本で読みやすい
- 実績と経験に基づいて書かれているので説得力がある
- 勝利と成功に必要な心構えが学べる
「ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング」は、読み物としても楽しめる1冊で、読書に抵抗がある人も読みやすい本となっています。
日本人向けに考えられた心構えのため、実際の業務に生かしやすいのもおすすめできるポイントのひとつ。チームを伸ばすために必要な要素を、ぜひこの本から学びましょう。
【この本がおすすめの人】 |
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How Google Work
出版社 |
日本経済新聞出版 |
筆者 |
エリック・シュミット ジョナサン・ローゼンバーグ |
値段 |
990円(税込) |
出版年月日 |
2017/09/05 |
ページ数 |
464ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月現在の価格です。
「How Google Work」は、Googleがどのような方法で成功したのかを描いた経営書です。2015年のビジネス書大賞では準大賞を受賞しています。
著者のエリック・シュミット氏はGoogleの元会長、ジョナサン・ローゼンバーグは元製品担当上級副社長を務めていました。
この本は、そんな2人の著者が、Googleの成長に貢献するうえで学んだ教訓を丁寧に解説し、事例と共に紹介しています。
他とは違ったやり方をすることで知られるGoogleの、ビジネスで成功した最良の方法が学べる1冊です。
概要
Googleは成功し続けていると、この本を読むまで多くの人が思っているはずでしょう。しかし実際には数々の失敗も経験しており、本書ではその失敗も丁寧に解説しています。
そのうえで、Googleが今の巨大企業になった経緯を丁寧に知ることができ、非常に納得できる1冊となっています。
本書では「文化・戦略・人材・意思決定・コミュニケーション・イノベーション」のカテゴリごとに、Googleのやり方や経験やメッセージを伝えてくれています。
【目次】 |
はじめに 最前列で学んだこと 文化 自分たちのスローガンを信じる |
内容の前半部分では、企業がぶつかりやすい課題に対する解決方法などが提示されており、実例も紹介されているので、業務に取り入れやすいです。
自分のチームに落とし込むためにはどうするべきか、考えながら読んでみると、思わぬ発見と成長が実感できるはずです。
そして現代社会で企業があるべき姿、目指すべきところを知れる本書では、リーダーがチームや部署の雰囲気をより良くしたいときに参考になるノウハウが数多く学べます。
会社自体を良くしたいと考えている経営者にも、ぜひ読んでもらいたい内容です。
おすすめのポイント
本書のおすすめポイントは3つあります。
- Googleのストーリーが読み物として楽しめる
- ビジネスで成功するためのノウハウが身に付く
- 経営者や集団を率いるリーダーとして必要な考え方が学べる
「How Google Work」では、Googleが成功してきた理由を学べます。
成功するマインドを参考にすれば、チームを高みへ導くリーダーとして、一皮むけた存在になれるでしょう。
また、スタートアップ経営者や、多くのプレイヤーを引きいらなければいけないリーダーの立場など、組織を作る立場に立たされた時にも、必要な考え、ノウハウが詰まった1冊です。
【この本がおすすめの人】 |
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《働きやすさ》を考えるメディアが自ら実践する「未来のチーム」の作り方
出版社 |
扶桑社 |
筆者 |
藤村能光 |
値段 |
1,650円(税込) |
出版年月日 |
2019/06/28 |
ページ数 |
253ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月現在の価格です。
「《働きやすさ》を考えるメディアが自ら実践する「未来のチーム」の作り方」は、次世代のチーム作りのノウハウが学べる本です。
著者は、新しい価値を生みだすメディア「サイボウズ式」の2代目編集長、藤村能光氏。
自由な働き方ができるチーム作りのために、奮闘する著者が見つけた、数多くのノウハウが凝縮されている本です。
チームワークの面白さを実感しつつも、一人一人が自由に働けて、過ごしやすい環境を作りたい…そんな思いを掲げるリーダーにとって、最適な指南書となってくれるでしょう。
概要
著者は、「自由なのにヒットを生むチーム」を作り上げた立役者。「《働きやすさ》を考えるメディアが自ら実践する「未来のチーム」の作り方」には、そんな著者のノウハウがぎっしり詰まっています。
著者が実行したのは、オンラインコミュニケーションをフル活用すること。
この本では、チームでよくある悩みに対し、さまざまなツールを使ってどのように解決していくのかのノウハウを、全6章にわたって紹介しています。
【目次】 |
はじめに 第1章 サイボウズ的「チームワークの価値観」 |
それぞれの章には、サイボウズでどのようにツールを生かしたのかはもちろん、他社で取り入れるのならどのように注意して使うべきかまで書かれているため、実際の業務に生かしやすくなっています。
さらに、失敗談まで赤裸々に書かれているので、なぜ成功につながったのかの道筋までしっかり把握できます。
また、社長や会長ではなく、編集長という現場にいる立場での視点で書かれており、自分の立場に置き換えやすいのもこの本の大きな魅力です。
現場目線で書かれているからこそ、悩みや失敗、そして思考も納得できるものばかり。現場の声をリアルに移した、リーダーシップのノウハウ本を探しているときにぜひおすすめです。
おすすめのポイント
本書のおすすめポイントは3つあります。
- 現場のリーダー視点で共感しやすい
- 自社への取り入れ方もわかる
- オンラインコミュニケーションのコツがわかる
「《働きやすさ》を考えるメディアが自ら実践する「未来のチーム」の作り方」では、サイボウズ式編集長の奮闘を追いながら、実務に役立てられるリーダーシップのノウハウを数多く知ることができます。
そして、オンラインツールの使い方のコツを教えてくれる本書は、チーム内のコミュニケーションをもっと円滑に進めたいと考えているとき、良い指南書となってくれるでしょう。
【この本がおすすめの人】 |
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リーダーシップ開発には読書以外の学びの仕組み作りも必要
現在、ビジネス環境の変化や、ダイバーシティの重視などにより、新しい考えや能力を持った、次世代のリーダー育成が早急に求められています。
そのため、読書を通じて次世代のリーダーシップ論を身に付け、会社に貢献したいと考える人は少なくないでしょう。
しかし、本を読んだからといって、すぐにリーダーシップを発揮して行動できるわけではありません。
リーダーシップを身に付けるためには、知識の習得だけではなく、実践的な経験の場や、行動が変わる働きかけも必須になるからです。
そもそもリーダーシップは、実践経験なくして育つものではありません。読書して知識を手に入れるだけでは、成長効果があまり期待できないのです。
たとえば、現場の問題解決をどう行うか、プロジェクトを任された際にどうやって引っ張っていくのかといったスキルは、実際に経験しなければ身に付きません。
また、リーダーシップは目に見えないスキルです。自らの学びがどのような成長につながったのか、自信がつけられる仕組みがなければ、積極的に学ぼうという姿勢はどんどん失われていくでしょう。
だからこそ、読書以外の学びの仕組みづくりが必要になってきます。
本気でリーダーシップ開発を行う際に必要な仕組みは、次の3つです。
【リーダーシップ開発に必要な仕組み】
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これらの仕組みを取り入れることで、ようやくリーダーシップは身に付きます。
特に学びを可視化すると、周囲からのフィードバックも得やすくなりますし、自らの強み・弱みも分析しやすくなります。
その結果、より効率的に自分が成長できる方法を見つけられるので、リーダーシップスキルが大いに伸びやすくなるでしょう。
くわしくは「リーダーシップ開発とは?実務で使える6ステップの実践ポイント」で解説しているので、ぜひ読んでみてください。
【リーダーシップ開発にはCrossKnowledgeのトレーニングが効果的】 |
株式会社LDcubeは、リーダーシップ開発におすすめのLMS・eラーニング教材「CrossKnowledge」を提供しています。 CrossKnowledgeは著名なMBA教授が監修・登壇し、高品質なコンテンツを配信し続けています。 中でもリーダーシップ開発の分野においては、著名な著者や専門家からなる学部が協力・開発した、新しいコンテンツが常に追加されています。 グローバルトップクラスのリーダーシップトレーニングプロバイダーとしても選出されており、マインドセット・企業倫理・メンタルヘルスなど、さまざまなジャンルのコンテンツが用意されているのも特徴です。 そんなCrossKnowledgeのトレーニングには、リーダーシップ開発に向いている3つの特徴があります。 ・パーソナライズ学習を実現 ・成果に結びつく学習設計 ・用途に合わせたポータルサイト構築 質の高いコンテンツに、パーソナライズ&成果に結びつきやすい学習方法を組み合わせたCrossKnowledgeは、リーダーシップ開発に必要な仕組みを網羅しています。 リーダーシップ開発を始めるのなら、ぜひ一度導入をご検討ください。 |
まとめ
リーダーシップを学びたいなら、以下の10冊の本をおすすめします。
リーダーシップが学べる本10選 | ||
カテゴリ |
書籍名 |
おすすめの人 |
定番 |
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思考法・要素 |
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心構え・ノウハウ |
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ただし、本を読むだけでリーダーシップが身に付くわけではありません。
学びを可視化したり、実践を通じてリーダーシップが育める仕組みを取り入れたりすることが重要です。
株式会社LDcubeはリーダーシップの発揮につなげるための自己理解を深めるプログラムやリーダーシップの専門家によるeラーニング、実際の経営環境に近い状況で行う経営シミュレーショントレーニングを通じたリーダーシップ開発など、リーダーシップを啓発するためのさまざまな支援を行っています。無料のデモ体験会なども行っていますので、お気軽にご相談ください。
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