
女性がリーダーシップを発揮しやすい組織づくりとは?ポイントを解説!
近年、グローバルな企業環境において、多様性(ダイバーシティ)と包括性(インクルージョン)の重要性が高まる中、女性リーダーの登用と育成は世界的な課題となっています。
しかし日本では、女性管理職比率が先進国の中でも特に低い状況です。こうした状況は、日本企業の国際競争力や組織パフォーマンスにも影響を与えているとされます。
女性リーダーには、共感力や変革型リーダーシップ、高いコミュニケーション能力など、独自の強みがあることがさまざまな研究で明らかになっています。これらの強みを生かすことで、組織の意思決定プロセスの質が向上し、多様な視点が取り入れられることで、イノベーションが促進される効果も期待できます。
しかし、日本では年功序列の慣行やワークライフバランスの難しさ、ロールモデルの不足など、女性がリーダーポジションに就くための障壁も多く存在しています。このような状況を改善し、組織の競争力を高めるためには、女性リーダーの持つ強みを理解し、効果的な育成アプローチを実践することが不可欠です。
本記事では、女性リーダーの持つ5つの強みと、それらを生かすための具体的な方法、そして企業が組織的に女性リーダーを育成するための実践的アプローチについて詳しく解説します。
女性社員のキャリア開発を支援したい人事担当者や管理職の方、自身のリーダーシップスキルを高めたい女性社員の方々にとって、参考になる情報をお届けします。
▼女性のリーダー育成についてはテーマに合わせて下記で詳しく解説しています。
▼管理職育成については下記にまとめています。
目次[非表示]
女性がリーダーシップを発揮できる準備をしよう
企業の競争力強化や多様な視点を獲得するために、女性リーダーの育成は今や必須課題となっています。しかし、日本企業では女性管理職比率が依然として低く、女性がリーダーシップを発揮できる環境づくりが急務です。
ここでは、女性リーダー育成のための具体的な準備について解説します。
女性のリーダーシップトレーニング
女性がリーダーシップを発揮するためには、適切なトレーニングの機会提供が欠かせません。特に女性向けのリーダーシップトレーニングでは、自信を持って意見を発信する力や、自分らしいリーダーシップスタイルを確立するためのスキル習得が重要です。
トレーニングでは以下のような要素を取り入れると効果的です。
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研修後も継続的なフォローアップを行い、学んだことを実務に生かせる仕組みづくりが重要です。女性特有の課題に焦点を当てつつも、リーダーシップの本質を学ぶバランスの取れた内容を心がけましょう。
女性のライフイベントを考慮したタフアサイン
女性のキャリア形成において、結婚や出産、育児などのライフイベントは大きな節目となります。これらのイベントを踏まえた、長期的な視点でのキャリア計画と挑戦的な業務経験(タフアサイン)の提供が重要です。
タフアサインにおいては、以下のような配慮が効果的です。
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これらを通じて、ライフイベントがキャリアの断絶ではなく、むしろ多様な経験としてリーダーシップ発揮に生かせるよう支援することが大切です。ライフイベントを経験しながらもキャリアを継続できる環境づくりが、女性リーダー育成の鍵となります。
オールドボーイズネットワークの解消
多くの組織で根強く存在する「オールドボーイズネットワーク」(男性中心の非公式な人間関係や情報共有のネットワーク)は、女性のリーダーシップ発揮を阻む大きな壁となっています。このネットワークから女性が排除されることで、重要な情報や機会へのアクセスが制限される問題があります。
解消のためには次のようなアプローチが効果的です。
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非公式なネットワークの価値を否定するのではなく、より開かれた形に変革していくことが重要です。多様な背景を持つメンバーが等しく情報や機会にアクセスできる文化を醸成することで、女性リーダーの育成基盤が強化されます。
女性リーダーの現状と日本企業の課題
女性活躍推進が叫ばれて久しい日本ですが、実際の女性リーダーの数は依然として低水準にとどまっています。組織における意思決定層の多様性確保は国際競争力の観点からも重要な課題となっていますが、日本企業は今なお、大きな壁に直面しています。
ここでは女性リーダーの現状と課題を詳しく見ていきましょう。
日本企業における女性管理職比率の実態
日本企業の女性管理職比率は、長年にわたり低い水準で推移しています。厚生労働省の「雇用均等基本調査」によると、平成21年度の時点で係長相当職以上の女性管理職比率は10.2%、令和元年の段階でも11.9%とわずかな増加にとどまっています。
また、令和5年度の調査では課長職以上の女性リーダーの割合は12.7%と、全体の2割にも満たない状況です。
この数値から分かることは以下の通りです。
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日本政府は女性管理職比率30%という目標を掲げていますが、現状のペースでは達成までに相当な時間を要すると予想されます。抜本的な対策が求められています。
女性リーダーの日本と海外の違い
国際的に見ると、日本の女性リーダー比率の低さは際立っています。世界経済フォーラムが発表したジェンダーギャップ指数(2022年)では、日本は146カ国中116位と非常に低い位置にあります。特に「政治」「経済」分野でのスコアが著しく低く、女性リーダーの少なさが顕著です。
海外と日本の違いには次のような特徴があります。
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海外では多様性が当然視され、性別に関わらず能力のある人材に重要ポストが与えられる傾向が強い一方、日本では依然として伝統的な価値観の影響が大きいといえます。
参考:「データブック国際労働比較2025 3-3 就業者及び管理職に占める女性の割合」
女性リーダーが少ない理由と克服すべき障壁
日本で女性リーダーが少ない背景には、複合的な要因が存在します。これらの障壁を理解し、適切に対処することが課題解決の第一歩となります。
主な理由と障壁は以下の通りです。
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日本企業では、パパ育児休暇などの取得も行われてきており変化してきていますが、「育児や家事は女性の役割」とする旧来的な考え方も完全にはなくなっておらず、女性社員自身がリーダー職への昇進をためらうケースも少なくありません。
これらの障壁を一つ一つ取り除き、女性がリーダーシップを発揮できる環境整備が急務です。
女性のリーダーシップが組織にもたらす効果
女性リーダーの登用は、単に社会的要請に応えるだけでなく、組織にさまざまな効果をもたらします。女性ならではの視点や強みを生かしたリーダーシップは、組織の持続的成長と競争力強化に直結する重要な要素となっています。
ここでは女性リーダーシップが組織にもたらす具体的な効果について解説します。
女性社員のエンゲージメントと定着率の向上
女性リーダーの存在は、組織内の女性社員のエンゲージメントと定着率に大きな影響を与えます。身近に活躍するロールモデルを見ることで、自身のキャリアへの展望が開け、仕事への意欲が高まります。
女性リーダーが増えることで得られる効果には以下のようなものがあります。
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特に、出産や育児などのライフイベントを経験しながらキャリアを構築した女性リーダーの存在は、同様の課題に直面する女性社員に大きな指針を与えます。これにより、貴重な人材の流出を防ぎ、組織の安定的な成長に寄与します。
女性リーダー登用で高まる企業評価と人材獲得力
多様な人材を生かせる組織として認知されることは、企業価値の向上に直結します。女性リーダーの積極的な登用は、企業の社会的評価を高め、優秀な人材の獲得競争において優位性をもたらします。
企業評価向上の具体的な効果としては次のようなものがあります。
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例えば、女性活躍推進法に基づく「えるぼし認定」の取得は、企業の姿勢を対外的にアピールする効果的な手段となります。こうした評価は、単なるイメージ向上にとどまらず、実質的な経営基盤の強化につながります。
多様な視点と意思決定の質向上
女性リーダーの参画により、組織の意思決定プロセスに多様な視点が加わります。これにより、偏りのない広い視野での判断が可能となり、イノベーションの創出や問題解決能力の向上につながります。
多様な視点がもたらす具体的な効果は以下の通りです。
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特に、顧客や市場が多様化する現代においては、組織内の多様性確保が競争優位性の源泉となります。女性リーダーの視点を取り入れることで、より包括的で質の高い意思決定が可能になり、組織全体のパフォーマンス向上につながるのです。
女性が持つリーダーシップの5つの強み
女性リーダーには、組織に独自の価値をもたらす特有の強みがあります。もちろん個人差はありますが、こうした強みを認識し、生かすことで、より効果的なリーダーシップの発揮が可能になります。
ここでは、女性リーダーが持つ、代表的な5つの強みについて詳しく解説します。
共感力を生かしたチーム結束力
女性リーダーの特徴として、高い共感力を生かしたチーム結束力の構築が挙げられます。メンバーの感情や状況を敏感に察知し、適切に対応することで、チーム内の信頼関係を深め、協力体制を強化することができます。
共感力を生かした、リーダーシップの具体的な効果は以下の通りです。
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こうした共感力は、多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成される現代の組織において、チームの一体感を高める重要な要素となっています。
変革型リーダーシップによる個の成長促進
女性リーダーは「変革型リーダーシップ」を発揮する傾向が強いとされています。これは一人一人の意欲を高めて内面から変革を促し、個人の能力開発を通じて組織全体の成長につなげるリーダーシップスタイルです。
変革型リーダーシップの特徴として、以下の要素があります。
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男性に多い「交換型」(報酬と服従を交換する形の)リーダーシップと比較して、変革型リーダーシップは長期的な組織発展と人材育成に効果的とされています。
多様性への理解を生かした組織づくり
女性リーダーは、多様な視点や価値観を受け入れ、生かす組織づくりに長けている傾向があります。自身がマイノリティーとしての経験を持つことも多く、異なる背景や考え方を持つ人々の統合に優れた感覚を発揮します。
多様性への理解が組織にもたらす効果は以下の通りです。
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多様性を組織の強みに変換する能力は、変化の激しい現代ビジネスにおいて重要な競争優位性となります。
高いコミュニケーション能力による、情報共有の促進
女性は一般的に、多くの言葉を同時に深く処理する能力に優れ、相手との共感を重視しながらコミュニケーションを取る傾向があります。この特性を生かした女性リーダーのコミュニケーションは、組織内の情報共有と関係構築に大きく貢献します。
高いコミュニケーション能力がもたらす組織への効果には次のようなものがあります。
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特に複雑な組織構造や多様なステークホルダーとの協働が求められる現代においては、こうした高いコミュニケーション能力が組織の円滑な運営を支えています。
レジリエンスを生かした困難からの回復力強化
さまざまな障壁や困難を乗り越えてきた経験を持つ女性リーダーは、高いレジリエンス(回復力・復元力)を発揮することが多く、この強みは組織の危機対応力向上に貢献します。
レジリエンスを生かしたリーダーシップの効果としては以下のような点が挙げられます。
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このレジリエンスは、不確実性が高まる現代のビジネス環境において、組織の持続可能性を高める重要な要素となっています。
女性のリーダーシップ発揮に必要な要素
女性がリーダーシップを効果的に発揮するためには、いくつかの重要な要素があります。これらは生まれながらの資質というよりも、意識的に開発・強化できるスキルや姿勢です。
ここでは、女性がリーダーとして活躍するために特に重要な4つの要素について解説します。
自分なりのリーダーシップスタイル
効果的なリーダーシップを発揮するためには、自分自身の強みや個性を生かした独自のリーダーシップスタイルを確立することが重要です。他者のスタイルを模倣するのではなく、自分の価値観や強みを基盤としたアプローチを見つけることで、より自然で持続可能なリーダーシップが可能になります。
自分らしいリーダーシップスタイルを確立するためのステップは以下の通りです。
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自分なりのスタイルを確立することで、リーダーとしての自信が高まり、より一貫性のあるリーダーシップを発揮できるようになります。
戦略的思考と意思決定力
リーダーには、日々の業務を超えた戦略的な視点と、適切な意思決定を行う能力が不可欠です。特に女性リーダーは、自身の判断に確信を持ち、明確な意思決定ができることが重要です。
戦略的思考と意思決定力を高めるためのポイントとしては以下が挙げられます。
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こうした能力は、経験を積むことで徐々に向上していきますが、意識的に訓練することでより効果的に身に付けることができます。
自己アピールとプレゼンテーション力
自分の成果や価値を適切にアピールし、効果的にプレゼンテーションする能力は、女性リーダーにとって特に重要です。控えめな姿勢が美徳とされる文化的背景から、自己アピールに躊躇する女性も多いですが、リーダーとして認知され、影響力を発揮するためには欠かせないスキルです。
効果的な自己アピールとプレゼンテーションのためのポイントは以下の通りです。
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これらのスキルは練習によって向上するため、さまざまな機会を通じて積極的に経験を積むことが重要です。
仕事とプライベートのバランス確保
持続可能なリーダーシップを発揮するためには、仕事とプライベートの適切なバランスを確保することが不可欠です。特に家庭での役割も担うことが多い女性リーダーにとって、このバランスの管理は重要な課題となります。
バランス確保のための具体的なアプローチには以下のようなものがあります。
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バランスの取れた生活は、長期的な視点でのパフォーマンス維持やバーンアウト防止につながり、結果的により効果的なリーダーシップの発揮を可能にします。
女性のリーダーシップを育む施策
女性リーダーを育成するためには、組織的な取り組みと体系的な施策が欠かせません。個人の努力だけでなく、組織文化や制度、研修プログラムなどを包括的に整備することで、女性がリーダーシップを発揮しやすい環境を構築することができます。
ここでは効果的な施策について詳しく解説します。
パーソナライズeラーニングによる学習
女性リーダー育成において、一人一人の状況やニーズに合わせてパーソナライズされた学習機会の提供が効果的です。特にeラーニングを活用することで、時間や場所の制約を受けずに必要なスキルや知識を習得できます。
効果的なeラーニング施策の要素としては以下が挙げられます。
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こうしたパーソナライズ学習は、特に時間的制約の大きい女性管理職候補にとって、自分のペースでスキルアップできる貴重な機会となります。さらに、継続的な学習習慣の形成にも寄与します。
経営シミュレーションによる意思決定力向上
女性リーダーの意思決定力を高めるためには、実践に近い形で経験を積む機会が重要です。経営シミュレーションは、リスクを伴わない環境で戦略的思考や意思決定のトレーニングを行うことができる効果的な手法です。
経営シミュレーション導入のポイントとしては以下が重要です。
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シミュレーション体験を通じて、経営判断の複雑さや影響範囲を実感しながら、自信を持って決断を下す力を養うことができます。また、失敗から学ぶ経験も安全な環境で得られる貴重な機会となります。
アンコンシャスバイアスを解消する組織文化の醸成
女性リーダーの育成において大きな障壁となるのが、組織内に潜むアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)です。これを解消する組織文化を醸成することは、女性が公平に評価され、成長機会を得るために不可欠です。
アンコンシャスバイアス解消のための取り組みとしては以下が効果的です。
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特に評価や昇進の場面では、「この役割は男性向き」「子育て中の女性には負担が大きい」といった思い込みが無意識に影響することがあります。これらを排除し、能力や実績に基づく公平な評価文化を確立することが重要です。
中期的な視点でのタスクアサイン
女性リーダーの育成には、単発的な研修だけでなく、実務経験を通じた成長が欠かせません。特にライフイベントを考慮した、中期的な視点でのタスクアサイン(業務割り当て)は、継続的な成長を支える重要な施策です。
効果的なタスクアサインの工夫としては以下が挙げられます。
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中期的な視点でのタスクアサインにより、女性社員が出産や育児などのライフイベントを経ながらも、キャリアを中断することなく成長し続ける道筋を作ることができます。
これらの施策は女性に限らず求められている
ここまで女性リーダー育成の視点からさまざまな施策を紹介してきましたが、重要なのはこれらの施策が実は女性に限らず、全ての人材に求められているということです。多様性を尊重し、個々人の強みを生かす組織づくりは、組織全体のパフォーマンス向上につながります。
女性リーダー育成の取り組みがもたらす組織全体への効果としては以下が挙げられます。
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女性リーダー育成を特別な取り組みとして分離するのではなく、組織全体の人材育成・組織開発の文脈に位置づけることで、持続可能な変革を実現することができます。女性リーダーの増加は、組織全体のダイバーシティ推進と働き方改革の象徴的な成果として捉えるべきでしょう。
女性のリーダー(管理職)候補者にとっての主な課題2選
管理職候補者にとっての主な課題は「知識やスキル不足(学習不足)」と「意思決定経験が不足していること」です。以下で解説します。
知識やスキル不足(学習不足)
管理職候補者が直面する、主な課題の1つは、マネジメントの現場で求められる知識やスキルの不足です。管理職は、チームのリーダーとして戦略的な視点や問題解決能力が求められます。
しかし、一般社員の頃から十分な学習を行っている人は少ないです。そのため、管理職になってから、管理職研修などを通じて学習しながらマネジメントを行っていくことが多いです。
もし十分な学習機会や研修がないと、必要なスキルを身につけることができません。その結果として、意思決定やチームのマネジメントにおいて不安や誤判断が生じやすくなります。
意思決定経験が不足していること
意思決定経験の不足も大きな課題です。一般職のときは意思決定をしてくれる上司が存在していました。そのため管理職になる前は自らの意思で物事を決定するという経験をあまりすることなく過ごすことが多いです。
管理職は常に重要な判断を求められますが、意思決定の経験がない場合、迅速かつ効果的な決定を下すことが難しくなります。
経験が浅いと、リスク評価や長期的な視点を持つことが困難であり、短期的な解決策に頼る傾向が強まります。これが組織全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。
これらの課題を克服するためには、継続的な教育・トレーニングや実務経験を積むことが不可欠です。また、上司やメンターのサポートも重要な要素となります。
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リーダーシップ、コミュニケーション、意思決定、マネジメントスキルなど、さまざまなテーマを学習することができます。
学習者は、自分のスケジュールに合わせて自由に学習でき、自宅にいながら世界レベルの知見に触れることができるため、自身のスキルと知識を磨くことが可能です。
また、LDcubeのプラットフォームは、個々の学習進捗を追跡し、パフォーマンスを定期的に評価する機能も備えています。
これにより、各個人が自分の成長と進歩を確認し、必要に応じて学習計画を調整することができます。
おすすめパッケージコース~マネジメント基礎コース~
学習時間 :約14時間30分
【マネジメント基礎コース:受講者の声】
管理者に必要な知識・行動などが具体的な事例で紹介され理解しやすかった。
マネジメントは人間力だけでどうにかなるものでなく、明確な理論、テクニックが必要なことを学ぶことができ、マネジメントの奥深さに気付きました。またマネジャーは人格者でないと務まらないことが改めて分かりました。 マネジメントに関する対応方法について、整理された内容を学習することにより、体系だった理論・考え方を吸収することができた。 受講する中で自分に思い当たることが多々あった。特にデジタル時代のマネジメントチームはこれから強化しなければならないことなので会議のコツや方法を学べてよかった。 評価面談に関しても漠然とどうだった?から聞くことが多く私も事実に即して話しても大まかに話すことが多かったので気を付けようと思う。また会社戦略などは伝えてなかったのでまず私が会社戦略をしっかり理解したい。まず、どうしたら来期改善できるか、目標をしっかり立て、私に何を期待してるか?を確認したいと思いました。 チームの発展状況に応じて適するマネジメントのアプローチが異なることや、メンバーのモチベーションやスキルレベルに応じて指示や委譲の方法が異なること、それらを踏まえて育成するために重視すべきポイントや観点について学びました。 マネジメントをしていく上で同じ事象に対しても、対応の仕方1つでチームが良い方向に進んでいくかどうかが決まることを学んだ。eラーニングで学んだことを意識しつつ、しっかりと頑張りたい。 マネジメントにあたっての基本的なことを学べた。自分がその基礎的知識を有していなことに気付かされ、非常に 参考になった。特に、一般的に陥りがちなケースを具体的に見ることができて参考になった。 これまで自分が職場で指導された手法や見てきた手法でのマネジメント方法をベースに行動していたが、体系的にマネジメントを学ぶことができ大変参考になった。マネジメント本では学べない動画のケーススタディーなど大変参考になった。 ラインマネジャーになったときにどうすべきか、より具体的なイメージが湧くようになった。 基本姿勢を学ぶことで、 異なる考え方を持つさまざまな人に対してどう対処すべきかの応用が利くようになると思うので、有意義な講座だった。
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管理職として未知の状況や問題に対処していくにあたり、あらかじめシミュレーションで経営活動について学習することは現実の問題解決への準備となり、勇気を与えてくれます。
▼実際に、管理職昇格者試験に受かる人は経営シミュレーションでも好結果を出していました。下記で詳しく解説しています。
⇒昇格試験に合格する人の特徴とは?試験に受かる実践的な学習方法を紹介
まとめ:女性がリーダーシップを発揮しやすい環境をつくろう
女性がリーダーシップを発揮しやすい組織づくりとは?ポイントを解説!について紹介してきました。
女性がリーダーシップを発揮できる準備をしよう
女性リーダーの現状と日本企業の課題
女性のリーダーシップが組織にもたらす効果
女性が持つリーダーシップの5つの強み
女性のリーダーシップ発揮に必要な要素
女性のリーダーシップを育む施策
女性リーダー(管理職)候補者にとっての主な課題2選
女性リーダー(管理職)の育成ならLDcube
女性リーダーの登用は、単なる数値目標達成ではなく、組織の持続的成長と競争力強化のための戦略的投資です。
女性リーダーの強みである共感力、変革型リーダーシップ、多様性への理解などを生かすことで、組織はより包括的で革新的な文化を築けます。そのためには、アンコンシャスバイアスの解消、パーソナライズされた育成プログラム、長期的視点でのキャリア支援が不可欠です。
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