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営業向けのおすすめ本15選|新人・中堅・管理職別にそれぞれ紹介

「営業に関する本ってどれを選べばいいの?おすすめの本が知りたい!」

営業の現場では日々さまざまな悩みと直面しますが、そんな時に頼りになるのが知識やノウハウが体系的にまとめられた書籍です。

ただし、そうした本は、

  • 基本的なスキルに特化した本
  • 心理学的アプローチが書かれている本
  • 育成やマネジメント視点にフォーカスした本

など幅広く存在しているため、どんな本が自分に合っているのか悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、「営業向けのおすすめ本15選」をご紹介します。

階層別おすすめ本
各書籍とその概要は、以下の通りです。

書籍名

概要(一文程度で)

営業に悩む若手たちが、破天荒な講師との出会いを通して成長していく、ストーリー形式の営業指南書

物語形式で営業マンたちの「次なる成長段階」を描いた実践型フィクション

勘や経験に頼らずに「誰でも成果を出せる営業の型」を身につけることができる科学的営業メソッドの集大成

「伝えたつもり」から「動かす伝え方」へ、1分で人の心を動かす話し方の型が学べるベストセラー

「接戦を制する営業」のために開発された再現性の高い営業メソッドを、体系的に学べる本

ジャパネットたかたの創業者・高田明氏が語る、「人を動かす伝え方」の本質に迫った本

大型商談や高額案件に特化した科学的な営業法を学べる本

ギネスにも認定された「世界No.1のセールスマン」として12年間売り続けた男が語る、顧客を虜にする仕組みが書かれた本

「契約率99%」の伝説を持つ営業の神様が説く、「売って差し上げる」ための営業マインドと即決テクニックが詰まった本

カスタマーサクセスを「分業」ではなく「共業」させ、組織として成果を出すための新しい営業戦略が書かれた本

「わかった」だけで終わらせず必ず「できる」まで導く、成果につながる「学び方改革」を解説した本

サブスク時代に必須となった「顧客起点」のビジネス戦略を体系的に学べる本

営業戦略を「感覚」ではなく、「フレームワークと実証された手法」で構築するための本

現場の営業部長が崖っぷちの中小企業を立て直す「改革のリアル」を描いた、実践型マネジメント小説

「営業×マーケティング」の統合戦略を、SFAやMAなどの最新ツールとともに図解で学べる本

どの本も、営業に携わるあなたにとって有益な情報を伝えるものばかりです。

本記事では、これらがどのような内容で、どういう点がおすすめなのか詳しく解説します。
また、本を選ぶ際のポイントについても最初にお伝えしますので、迷わずご自身に合った本をピックアップしていけるでしょう。

ぜひ最後までお読みください。

▼営業研修やロープレトレーニングについてはテーマに合わせて下記で解説しています。

​​​​​​▼無料でダウンロードできる営業スキルチェックシートの紹介と使い方については下記で解説しています。
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目次[非表示]

  1. 1.営業向けの本を選ぶ際のポイント
    1. 1.1.自身の経験値に合った本を選ぶ
    2. 1.2.信頼できる著者の本を選ぶ
    3. 1.3.【営業担当者ならチェック】自身が取り扱う商材や、業界に近い本を選ぶ
    4. 1.4.【営業担当者ならチェック】自身の営業スタイルに合った本を選ぶ
  2. 2.営業未経験〜初心者におすすめの営業本5選
    1. 2.1.オーラの営業 離陸編
    2. 2.2.オーラの営業 飛翔編
    3. 2.3.Sales is
    4. 2.4.1分で話せ
    5. 2.5.無敗営業
  3. 3.中堅の営業担当者におすすめの営業本4選
    1. 3.1.ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?
    2. 3.2.大型商談を成約に導く「SPIN」営業術
    3. 3.3.私に売れないものはない
    4. 3.4.営業マンはお願いするな
  4. 4.営業部署のマネジャーや管理職におすすめの営業本6選
    1. 4.1.THE MODEL
    2. 4.2.パフォーマンス・ラーニング
    3. 4.3.カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則
    4. 4.4.最強の営業戦略
    5. 4.5.ザ・マネジメント
    6. 4.6.訪問しない時代の営業力強化の教科書
  5. 5.営業のスキルは本を読むだけでは身につかない
  6. 6.営業本の知識を実務に活かすためのコツ
    1. 6.1.実務にどう活かすか考えながら読む
    2. 6.2.要点をメモする
    3. 6.3.学んだ内容を誰かに話す
    4. 6.4.学んだ内容を実践する計画を立てて、実際にやってみる
    5. 6.5.実践内容を振り返って改善する
  7. 7.まとめ

営業向けの本を選ぶ際のポイント

営業向けの本を選ぶ際のポイント イメージ

営業に関する本は数えきれないほどありますが、「今の自分に合った1冊」を見つけるには、選び方のポイントを押さえておくことが大切です。

そこで1章では、「営業向けの本を選ぶ際のポイント」をご紹介します。

営業向けの本を選ぶ際のポイント

  • 自身の経験値に合った本を選ぶ
  • 信頼できる著者の本を選ぶ
  • 自身が取り扱う商材や、業界に近い本を選ぶ
  • 自身の営業スタイルに合った本を選ぶ

自分に合った営業向けの本を効率よく選びたい方は、特に参考になるでしょう。

自身の経験値に合った本を選ぶ

営業本は、自分の「経験値」に合った内容のものを選びましょう。

なぜならどれだけ優れた本でも、自身の経験値や立場に合った内容でなければ、実務に活かすのが難しくなってしまうからです。

例えば、経験値(立場)ごとの役立つ内容として、以下のようなものが挙げられます。

新人

・営業の基本
・断られても凹まないメンタル術
・アンガーマネジメント
・タスク管理や優先順位の考え方

中堅営業

・クロージング技術
・提案力をアップする方法
・雑談力や会話力、傾聴スキルの強化
・信頼を得る営業心理学
・習慣化や継続力

管理職・マネージャー

・部下育成の方法
・チーム運営のやり方
・高い視座に立った営業戦略の解説

このように、「今の自分が何に悩んでいるのか」「どんな力を伸ばしたいのか」を明確にしたうえで本を選べば、読んだ内容を実務で実践しやすくなります。

信頼できる著者の本を選ぶ

「信頼できる著者」が書いたものを選ぶのも重要です。

なぜなら、自分と似た経歴だったり、最初はうまくいかなかった経験を語っていたりする著者だと「この人でもできたなら、自分にもできそう」と思えるからです。

例えば、

  • 元々コミュニケーションが苦手だった人が試行錯誤しながら成果を出すようになった話
  • 営業未経験から数字を伸ばした過程の話

などが描かれている本は、同じように悩んでいる人にとって非常に心強い存在になります。

「この人の言葉なら信じられる」「この人の背中を追ってみたい」と思える著者の本を選ぶことが、営業本を「読むだけ」で終わらせず、実践につなげる近道にもなるのです。

【営業担当者ならチェック】自身が取り扱う商材や、業界に近い本を選ぶ

現役で現場に出ている営業担当者の方は、自分が属する業界や商材の特徴に合ったものを選ぶのもおすすめです。

なぜなら、業界によって営業のスタイルや進め方に大きな違いがあるからです。

  • 提案の流れ
  • お客様との関係構築の方法
  • 意思決定までのスピード

など、業種や商材によって「当たり前」は異なります。

自分が今いる業界や、扱う商材に合ったノウハウを学べる本を選ばなければ、「内容は良かったけど、うちの営業には合わなかった」という結果にもなりかねません。

例えば、扱う商材や所属する業界によって、以下のような内容の本を読むのがおすすめです。

扱う商材

有形商材

(家電・住宅・自動車など)


・商品の見せ方や伝え方
・短期決着のトーク術
・お客様との信頼構築

無形商材
(ITサービス・人材紹介・コンサルなど)

・課題ヒアリングの技術
・提案力やプレゼン力
・商材の価値を伝える言語化スキル


業界

メーカー

・BtoB営業の基本
・ヒアリング力の強化

IT業界

・課題ヒアリングとコンサル営業
・プレゼンや提案力の強化
・導入〜運用までの流れややり方

不動産

・飛び込み営業やテレアポのコツ
・信頼される営業マンの立ち振る舞い
・心理学を活かした営業術

このように、自身が扱う商材や業界に近い事例や戦術が載っている本だと、参考になる内容である可能性が高いでしょう。

【営業担当者ならチェック】自身の営業スタイルに合った本を選ぶ

営業の現場に出ている方は、自分の営業スタイルに合った内容のものを選ぶのもおすすめです。

なぜなら、営業のスタイルによっても、求められるスキルや重視すべきポイントがまったく違うからです。

例えば、新規開拓型の営業と既存顧客へのルート営業では、以下のような内容の本を読むといいでしょう。

新規開拓型の営業

・飛び込みやテレアポで興味を引くトーク術
・雑談ネタや距離の縮め方
・短時間で商品の魅力を伝えるトークの組み立て方
・断られても凹まないメンタル術
・顧客の困り事を引き出すヒアリング術

既存顧客へのルート営業

・日常会話の中で信頼を深める接し方や対応力
・提案力やプレゼン力の高め方
・顧客管理やスケジュール管理術

このように、「自分の営業スタイルではどんな力が求められているか」を意識して本を選ぶことで、日々の業務に直結する知識やスキルが手に入ります。

営業未経験〜初心者におすすめの営業本5選

営業未経験〜初心者におすすめの営業本5選 イメージ

2章では、「営業未経験〜初心者」の方におすすめの書籍を5冊ご紹介します。

  • オーラの営業 離陸編
  • オーラの営業 飛翔編
  • Sales is
  • 1分で話せ
  • 無敗営業

物語仕立てで楽しく学べる実用小説から再現性の高いプロの営業術、そして伝わる話し方の基本まで、「営業の入口」として心強い指南書を厳選しました。

「営業の基礎体力」をつけたい方にとって、この章は最初の一歩を踏み出すきっかけになるはずです。

オーラの営業 離陸編

オーラの営業 離陸編

出版社

ウィズワークス

筆者

大塚 寿

値段

1,430円(税込)

出版年月日

2006年8月1日

ページ数

252ページ

詳細(出版社公式サイト)

-

Kindle

なし

この本は、営業に悩む若手たちが破天荒な講師との出会いを通して成長していく、ストーリー形式の営業指南書です。リアルな場面設定で、実践的な営業力が自然と身につきます。

営業テクニックを教えるというより「顧客との向き合い方」を問い直してくれる一冊で、小説形式でテンポよく読めるため、営業本が苦手な方でも読みやすいのが特徴です。

著者について

著者・大塚寿氏は、リクルート出身の「現場叩き上げ型営業マン」としての実績を持ち、現在は企業研修や法人営業コンサルティングを手がける実践派のビジネスパーソンです。

これまでに、

  • リクルートでの営業現場経験
  • アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)でMBAを取得
  • 法人営業支援のコンサルティング会社「エマメイコーポレーション」代表
  • 宣伝会議の営業講座講師や、企業向け研修の講師も多数歴任

といったキャリアを持ち、理論と実務の両面から「営業マンに育てる支援」を行ってきた人物です。

本書のおすすめポイント

本書は、「理論×ストーリー」で自然と営業の本質が腑に落ちるところがおすすめです。

例えば、「顧客との距離が縮まらない」「提案しても響かない」といった現場の悩みに対して、登場人物の奮闘を通して「どう変わればいいか?」を体感的に学べる構成だという点がとても参考になります。

実際、読者からは

  • 「物語仕立てだからスラスラ読めるし、営業の本質が自然に学べる」
  • 「理屈より感覚を大事にしたくなる一冊。何かつかめた気がした」
  • 「理論が深く、営業に活かせる視点が多かった」

といった声が寄せられており、「営業に悩んでいるけど、堅い理論書はちょっと…」という方にぴったりな1冊です。

こんな人におすすめ!

  • 営業本を読んでも、いまいち腹落ちしない人
  • 「教科書よりストーリーで学びたい」というタイプの人
  • 営業初心者〜中堅で、自身の営業のやり方に悩んでいる人

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オーラの営業 飛翔編

オーラの営業 飛翔編

出版社

ウィズワークス

筆者

大塚 寿

値段

1,430円(税込)

出版年月日

2007年4月1日

ページ数

271ページ

詳細(出版社公式サイト)

-

Kindle

なし

この本は、「2-1.オーラの営業 離陸編」でご紹介した作品同様、物語形式で営業マンたちの「次なる成長段階」を描いた実践型フィクションです。

目次は以下の通りです。

  • 第1章 売虎道場、二年目の課題(売虎道場の新年度(四月)ライバル包囲網 ほか)
  • 第2章 売虎道場門下の宿命、ライバルの包囲網始まる(長谷川と仮説展開営業;カトサチの介在価値 ほか)
  • 第3章 吾妻合宿(吾妻合宿;青オーラの奥義 ほか)
  • 第4章 炸裂する青オーラと緑オーラの光(アナログ系SFA「ゼロファイター22」の誕生;加藤のリベンジ ほか)
  • 第5章 波動のオーラ(中泉さま、営業志願;遠藤の闘い―修羅からの決別 ほか)

つまりこの本は、「心で売る」から「一歩進んだ戦略的営業」へと、成長していく過程が学べる一冊です。

著者について

著者・大塚寿氏は、リクルート出身の営業コンサルタントであり、現場に根ざした教育に定評がある人物です。

これまでの経歴は、以下の通りです。

  • ヤマメ養殖で留学資金を作り、アメリカのビジネススクールでMBA取得
  • リクルートでの経験を活かし、エマメイコーポレーションを設立
  • 法人営業や広告営業の研修講師としても活躍中

物語の中にも、大塚氏自身の「実戦で叩き上げてきた営業のリアル」が随所に反映されています。

本書のおすすめポイント

本書は、「熱さだけじゃ通用しない」営業フェーズでどう戦うかが描かれているところがおすすめです。

前作では情熱を中心に据えていましたが、今作では「仮説・戦略・仕組み」を取り入れた思考型営業がテーマとなっています。

特に、これまでの「気合と根性」に偏りがちな営業の世界に、理論と再現性を与える構成となっている点が参考になります。

実際、読者からは

  • 「ユニークな見た目なのに、内容はめちゃくちゃ本質的」
  • 「青オーラ=思考の営業、という切り口が秀逸」
  • 「新入社員〜若手が『営業って何か』を気づける本」

といった声が寄せられており、営業の基礎を「感覚とストーリー」で理解し、そこから「思考と戦略」にステップアップしていける一冊だと言えます。

こんな人におすすめ!

  • 感覚型の営業から脱却して「考える営業」をしたい人
  • 仕事に情熱はあるが「結果に結びつかない…」と感じている人

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Sales is

Sales is

出版社

扶桑社

筆者

今井 晶也

値段

1,760円(税込)

出版年月日

2021年8月27日

ページ数

239ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

この本は、営業は「根性や感覚」ではなく「理論で成果を再現できるもの」だと示す、科学的な営業メソッドの集大成とも言える一冊です。

目次は以下の通りです。

  • 第1章 マインドセット 「売れる営業」が大切にする10のルール
  • 第2章 アポイントメント 「会えない時代」でも新規顧客を見つける方法
  • 第3章 セールスプロセス あなたの営業プロセスを7つに分解せよ
  • 第4章 リードセールス 勝敗を分ける「見込み案件」の作り方
  • 第5章 コアセールス 見込み案件を「当然のごとく」攻略せよ
  • 第6章 アフターフォロー あなたの「財産」になる顧客エンゲージメントの高め方

つまりこの本では、勘や経験に頼らずに「誰でも成果を出せる営業の型」を身につけることができます。

著者について

著者・今井晶也氏は、営業支援のトップ企業・セレブリックスの執行役員です。

マーケティング本部長を務めながら、営業の魅力や正しいあり方を広める「セールスエバンジェリスト」として、数々の企業支援・講演・記事発信を手がけています。

本書のおすすめポイント

本書は、営業の感覚・勘頼みから脱却し、根拠のある再現性が高い売り方を学べるところがおすすめです。

例えば、以下のようなポイントが参考になります。

  • 「顧客の本音を引き出す営業」がかなり具体的に解説されている
  • ちょっとした言葉の違いで反応がどう変わるか、実例とデータ付きで明示されている
  • 新人でも実践できるように、営業プロセスが7ステップに分解されている
  • すべての理論が「実証済みデータ」に裏付けされており、納得感が強い

実際に読者からは

  • 「相手の仮面を外すために、営業相手の背景を想像するようになった」
  • 「営業活動を分解して考えることで、無駄な努力が減った」
  • 「営業コンサルでも使いたくなるようなデータと視点が詰まっている」

といった声が寄せられており、営業未経験者からベテランまで、読むタイミングによって得られる気づきが変わる一冊となっています。

こんな人におすすめ!

  • 営業成果を「運」や「感覚」で片付けたくない人
  • 営業未経験〜中堅で、体系的なスキルを身につけたい人
  • 営業に苦手意識があり「どこから改善すればいいか分からない」人

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1分で話せ

1分で話せ

出版社

SBクリエイティブ

筆者

伊藤 羊一

値段

1,540円(税込)

出版年月日

2018年3月15日

ページ数

240ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

この本は、「伝えたつもり」から「動かす伝え方」へ、1分で人の心を動かす話し方の型が学べるベストセラーです。

目次は以下の通りです。

  • はじめに 私は、人に何かを伝えることが本当に苦手だった
  • 序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと―うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」
    人はあなたの話の80 %は聞いていない/「1分」で話す/「右脳」と「左脳」に働きかける 
  • 第1章 「伝える」ための基本事項
    ・相手は誰か? どんなことに興味があるのか?
    ・ゴールは何か ―「理解してもらう」はゴールにならない
    ・結局、動かしてなんぼ ―「きれいに話す」のは目的じゃない 
  • 第2章 1分で伝える―左脳が理解するロジックを作る
    ・てっぺんのないピラミッドになっていないか ―ロジカルな1分ストーリーを考える
    ・考える=結論を導き出す―事実やデータは結論じゃない
    ・考えるつもりで、悩んでいないか
    ・根拠は3つ―ピラミッドで「枠組み」を共有しよう
    ・意味がつながっていれば「ロジカル」―1分で誤解なく伝える
    ・「基本的に」は不要―いらない言葉をいかに削るか
    ・頑張ったことは話すな! ―話が伝わらなくなる6つの余計な話
    ・「プロセス」を話す/気を遣いすぎる/自分の意見とは違うことを言う/笑いを入れる
    ・通じないときは、前提を揃えておく
    ・「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキルでもある
  • 第3章 相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
    ・集中して聞いてもらうための「スッキリ・カンタン」
    ・話を聞いてぼーっとしてしまう時
    ・言葉もスライドも「スッキリ」が鉄則
    ・グラフにするのは基本/状況を「位置」に込める/スライドは「読まずに頭に入る」ことを目指す
    ・カンタン―中学生が理解できるレベル言葉しか使わない
  • 第4章 1分でその気になってもらう―右脳を刺激してイメージを想像させよう
    ・人は、イメージを想像することで、感情が揺さぶられる
    ・正しいことを言うだけでは、人は動かない
    ・イメージを描いてもらうために行なう2つのこと
    ・ピラミッドは、3段で作ろう―「結論」→「根拠」→「たとえば」の3段ピラミッド
    ・「想像してみてください」―聞き手に、イメージの中に入り込んできてもらうために
  • 第5章 1分で動いてもらう
    ・「超一言」で包み込む
    ・「ライブでダイブ」―プレゼンもアーティストと同じ
    ・聞いている人の中に入っていく/人前で話す時の4つのポイント
    ・「リトルホンダ」を作る―いかに「相手の立場」に立って話すか
    ・根回しだって、アフターフォローだって必要ならばやろう
  • 第6章 「伝え方」のパターンを知っておこう
    ・結論ではさむSDS/新しい取り組みを説明する時のPCSF
    ・伝えたい言葉はあるか
    ・動かしてなんぼ 
  • 第7章 実践編
    ・【会議】とっさに意見を求められて真っ白になる
    ・相手は何を質問しているのか、を見つけよう
    ・会議では「ポジション」をとるのが大事/上司に意見をぶつけていいか?/意見を言うと、否定する上司に対しては?/自分から手を上げなくても、発言できる方法
    ・【会議】自分の話を聞いてくれているような気がしない
    ・声を大きくするだけで、7割方解決する/言葉にイメージを持てば、トーンは自然に変わる/ただ大きくしても意味はない/「ロジカル」だけでは伝えられない/誰に向かって話していますか?/実際に観客に近寄ると、「私たち」という意識を作れる/声に出して、立って、何度も練習しましょう。時間の許す限り
    ・【上司への提案】プレゼンではなく、「対話」を意識しよう
    ・上司と自分の「ピラミッド」をすり合わせよう/ピラミッドをとれば、話の主導権は握れる/目上の人に対しても「私たちは」を使う/意見が合わない時は/上司の話も引き出せ
    ・【取引先との商談】―提案よりも「問題解決」で信頼を作る
    ・何を優先させるのか/信頼を得るために
    ・【ファシリテーション】広げて絞る流れを意識しよう
    ・ゴールを決める/結論は誘導しない/事前準備を必ず行なう

つまりこの本は、誰でも再現可能な「伝え方の型と話す勇気」をセットで身につけられる実践書です。

著者について

著者・伊藤羊一氏は、ZホールディングスのZアカデミア学長・グロービス経営大学院客員教授などを務める、リーダーシップ・伝え方教育の第一人者です。

これまでに銀行・大手文具メーカー・ヤフー・アカデミアなど、多様な組織で次世代リーダー育成やプレゼン指導に携わり、年間300人以上を指導してきました。

ソフトバンクの孫正義氏に「話し方を認められた男」としても知られています。

本書のおすすめポイント

本書は、「シンプルで具体的な型」が用意されているため、話すことに苦手意識がある方でもすぐに実践できるところがおすすめです。

特に、「話す内容をどう組み立てれば相手に伝わるのか」という点について、以下のような明確な型を使って、分かりやすく説明されています。

  • 話の基本構造は「結論→根拠→具体例」に絞る
  • 話の全体像をピラミッド構造で整理する
  • 全部を伝えようとせずに、1つだけに絞って伝える

実際に読者からは

  • 「結論→根拠→事例の流れが実践しやすい」
  • 「難しいことを簡潔に、しかも自分の言葉で話せるようになった」

といった声が寄せられており、プレゼン、商談、会議、どんなシーンでも使える「話す力の基礎」を鍛えられる一冊です。

こんな人におすすめ!

  • 話が長い、伝わらないと指摘されて落ち込んでいる人
  • 顧客への説明で「結局何が言いたいの?」と言われがちな人
  • プレゼンや報告で、自信が持てず話がまとまらないと悩む人

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無敗営業

無敗営業

出版社

日経BP

筆者

高橋 浩一

値段

1,760円(税込)

出版年月日

2019年10月10日

ページ数

312ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

この本は、「接戦を制する営業」のために開発された再現性の高い営業メソッドを、体系的に学べる本です。

目次は以下の通りです。

  • 序章:人見知りの少年が「無敗営業」になったきっかけ
  • 第1章:営業とお客さまの「ズレ」は、情報ギャップから生まれる
  • 第2章:情報ギャップを乗り越えて接戦を制する「3つの質問」
  • 第3章:お客さまとのズレを解消する「4つの力」
  • 第4章:お客さまを深く理解する「質問力」
  • 第5章:お客さまに必要とされるための「価値訴求力」
  • 第6章:お客さまの意思決定を助ける「提案ロジック構築力」
  • 第7章:お客さまと共に段取りを進める「提案行動力」
  • 第8章:「ルート型」「アカウント型」で4つの力を発揮する
  • おわりに

つまりこの本では、「感覚でやっていた営業」を脱し、「なぜ勝てるのか」を言語化・構造化できる「勝ち方」を学べます。

著者について

著者・高橋浩一氏は、TORiX株式会社の代表取締役であり、営業力強化のトップコンサルタントです。

東京大学経済学部卒・外資系コンサルを経て25歳で起業し、「自ら50社以上の大企業を新規開拓&コンペ無敗(8年間)」という伝説の実績を持ちます。

その後は営業組織の支援に特化し、年間800件以上の営業コンサル&200本の研修を実施し、再現性のある営業メソッドを言語化・体系化して3万人以上の営業支援を成功させてきました。

「現場で使える営業のPDCA設計者」として、経営層から現場マネジャーまで圧倒的な支持を集めています。

本書のおすすめポイント

本書は、勝てる営業には「仕組み」があると気づかせてくれ、その構造を誰でも使える形で解説してくれるところがおすすめです。

例えば、以下のようなポイントが参考になります。

  • 失注の理由を分類し、それぞれに対して打ち手を整理できるフレームワークがある
  • 「勝ちパターン」に関しても、分類して解説されている
  • 単なる「気合い論」ではなく、思考や会話の構造も明確に示してある

実際に読者からは

  • 「分析や仮説検証に基づいた地に足のついた内容で、実務で使える」
  • 「感覚を言語化しているから、他者指導にも役立つ」
  • 「展示会で聞いた講義内容よりさらに体系的で、まさに営業の虎の巻」

といった声が寄せられており、売れるかどうかが「運」だった人に「確信を持って売れる道筋」を示してくれる一冊です。

こんな人におすすめ!

  • 営業の成績が安定せず、「なぜ売れたのか」「なぜ失注したのか」が分からない人
  • コンペやプレゼンで、あと一歩の説得力が足りないと感じる人

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中堅の営業担当者におすすめの営業本4選

中堅の営業担当者におすすめの営業本4選 イメージ

3章では、営業の基本は押さえられている中堅の方におすすめの書籍を4冊ご紹介します。

  • ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?
  • 大型商談を成約に導く「SPIN」営業術
  • 私に売れないものはない
  • 営業マンはお願いするな

物語仕立てで楽しく学べる実用小説から、再現性の高いプロの営業術、そして伝わる話し方の基本まで、「営業の入口」として心強い指南書を厳選しました。

自身の営業スタイルを改めて見直すためのヒントを得たい方は、ぜひ参考にしてください。

ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?

ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?

出版社

日経BP

筆者

荻島 央江

値段

1,540円(税込)

出版年月日

2010年10月21日

ページ数

216ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

この本は、ジャパネットたかたの創業者・高田明氏が語る、「人を動かす伝え方」の本質に迫った1冊です。

営業・販売・プレゼン・接客など、あらゆるビジネスシーンで役立つ「伝え方の極意」が詰まっています。

本書の特徴は、以下の通りです。

  • 日経ベンチャーや日経ビジネスオンラインに掲載された、高田社長のインタビュー記事を再構成
  • ブランド戦略、商品の見せ方、熱量ある語り口の背景などを丁寧に紹介
  • 「話す・見せる・考える・実行する」ビジネスの原則を本人の言葉で解説
  • ブランド・ジャパン2010での講演録も収録

つまりこの本では、伝える力でお客様の心を動かす「たかた節」の秘密が学べます。

著者について

著者・荻島央江氏は、ビジネス誌や経済メディアで活躍するライター・エディターです。

中小企業の現場を丁寧に取材し、著名経営者インタビューや企業ルポを得意としています。

本書では、長年にわたり取材してきた高田明氏の語りを再構成し、「心を動かすビジネス」のリアルな現場感を読者に届けています。

本書のおすすめポイント

本書は、「高田社長の熱量」「売れる話し方の原則」「顧客視点のプレゼン力」が学べるところがおすすめです。

慣れで説明がマンネリ化してきたと感じる中堅営業マンにとって、どう話せば伝わるのか・誰のために何を届ける仕事なのか、営業の原点を再度考えるきっかけを与えてくれます。

例えば、以下のようなポイントが参考になります。

  • 商品説明を「スペック」ではなく「その商品がもたらす体験」にフォーカスして伝える
  • 一発勝負の生放送でも「伝える本質」を外さないために、話す順番や伝え方を入念に設計する
  • 想いを届けるために「本番10分前の商品差し替え」すら決断する情熱を持つ

実際に読者からは

  • 「商品の価値を高める話し方が役立つ」
  • 「情熱と基本に忠実な姿勢が心に刺さった」
  • 「売るとは『カッコよく話すこと』じゃなく『伝えたいと思うこと』だと実感した」

といった声が寄せられており、理屈やテクニックだけではない、「本当に売れる人の在り方」がこの1冊から見えてきます。

こんな人におすすめ!

  • 人前で話すことにイマイチ自信が持てない人
  • 商談・プレゼンでの伝え方に課題を感じつつも具体的な改善点が見出せない人
  • 情熱と説得力のある“話し方”を学びたい人

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大型商談を成約に導く「SPIN」営業術

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術

出版社

海と月社

筆者

ニール・ラッカム

値段

1,980円(税込)

出版年月日

2009年12月16日

ページ数

316ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

なし

この本は、大型商談に特化した科学的な営業法を学べる一冊です。

目次は以下の通りです。

  • 第1章 真実はいつも現場にある
  • 第2章 大型商談と小型商談の違い
  • 第3章 商談の四段階と「調査段階」
  • 第4章 見込客のニーズのつかみ方
  • 第5章 潜在ニーズを探る質問方法
  • 第6章 SPINの効用と使い方
  • 第7章 「利点」ではなく「利益」を語れ
  • 第8章 反論の正しい対処法
  • 第9章 商談の出だしは小さな工夫で
  • 第10章 クロージングには要注意
  • 第11章 理論を実践に移すコツ

つまりこの本では、「強引に売らない、納得させて買ってもらう」BtoB営業の本質を体系立てて学べます。

著者について

著者のニール・ラッカム氏は、行動心理学をベースに営業の成功法則を研究してきたセールス界の第一人者で、以下のような経歴を持っています。

  • 英国シェフィールド大学で行動心理学を研究
  • 12年かけて世界35,000件の商談を実地分析
  • ハスウェイト社を創業し、営業支援プログラムを23カ国へ展開
  • マイクロソフト、GE、AT&Tなどフォーチュン500の半数以上で採用される研修を開発

「再現性のある営業術」を生み出し、営業の職人技を「科学」に変えた人物です。

本書のおすすめポイント

本書は、「大型商談に特化した科学的手法」が学べるところがおすすめです。

経験値に頼った属人的な営業ではなく、誰が使っても一定の成果を上げられる再現性のある技術として、営業のプロセスを言語化しています。

そのノウハウは、運や熱量だけでは成果の出しづらい大型案件を任せられるようになった方には必見です。

例えば、以下のようなポイントが参考になります。

  • 顧客の本音を引き出すために、「状況→問題→示唆→解決」のSPIN質問法を活用する
  • 顧客が自ら決断する「流れ」を作ることで、納得度の高い成約へ導く
  • 強引なクロージングではなく、「課題解決のパートナー」としての長期的な関係構築を重視する

実際に読者からは

  • 「オープン・クローズド質問が通用しない理由が明快だった」
  • 「中堅〜上級営業向けに、強力な武器になる」
  • 「属人的な営業から組織営業へ移行するためのバイブル」

といった声が寄せられており、戦略としての営業を知るきっかけになるはずです。

こんな人におすすめ!

  • 高単価・複数商談型の営業をしている人
  • 「売り込み型営業」から脱却したい中堅営業パーソン
  • 営業を感覚ではなく、仕組みで強化したい人

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私に売れないものはない

私に売れないものはない

出版社

フォレスト出版

筆者

ジョー・ジラード

値段

990円(税込)

出版年月日

2004年5月19日

ページ数

277ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

なし

この本は、「売る」ことにすべてを捧げた伝説のセールスマン、ジョー・ジラード氏の営業哲学&具体的テクニックをまとめた一冊です。

ギネスにも認定された「世界No.1のセールスマン」としてトップを走り続けた著者が、顧客を虜にする仕組みに迫ります。

目次は以下の通りです。

  • 敗け続けた人生の終わり。勝ち続ける人生の始まり
  • 「欲求」それがすべての始まり
  • 売り手も人間。買い手も人間
  • ジラードの二五〇の法則
  • 「仲良しクラブ」は時間のムダ
  • 身内に売り終わった後、誰に売る?
  • 観覧車の席を絶え間なく埋め続ける
  • ジラード流、商売道具の使い方
  • ダイレクトメールを読ませる効果的な手法
  • 顧客をつかむには顧客を使う〔ほか〕

つまりこの本は「ゴリゴリ営業の時代」を生き抜いたリアルセールス体験記で、再現性より情熱と工夫を学べる一冊です。

著者について

著者のジョー・ジラード氏は、35歳で自動車セールスマンとなり、15年間で新車13,001台を販売。

1日平均6台という異次元の記録で、12年連続でギネスブックにも認定されています。

引退後はアメリカ有数の講演家・セールスコンサルタントとして活躍しており、主な講演先にはGM、IBM、3Mなど世界的大企業が名を連ねています。

本書のおすすめポイント

本書は、営業パーソンとしての「生き方」について書かれており、昭和的・泥臭いけど「売るための執念と工夫」を学べるところがおすすめです。

そのため、「知識やスキルだけでは売れない」と感じている中堅営業マンにとって、営業を「人間力」から見直すきっかけになります。

例えば、以下のようなポイントが参考になります。

  • 目の前の顧客を250人分の紹介者と捉える「250の法則」という考え方
  • 週500枚の名刺で行動量を最大化する、「量と質」の大切さ
  • 「読みたくなる・聞きたくなる」工夫で、相手の心に刺さる言葉を考え抜く姿勢
  • 「観覧車」理論で、常にお客様が回ってくる仕掛けを作るという発想

実際に読者からは

  • 「今の営業本に書かれている『元ネタ』のような内容」
  • 「古い手法だけど、熱量と人間力が現代でも響く」
  • 「ノウハウというよりパワーをもらえる本」

といった声が寄せられており、営業のノウハウというより「売る熱意と人間力」で背中を押してもらえる一冊だと言えます。

こんな人におすすめ!

  • もっと売れるようになりたい!という情熱を持つ人
  • 営業として、人の心を動かす情熱や熱量が欠けていると感じる人

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営業マンはお願いするな

営業マンはお願いするな

出版社

サンマーク出版

筆者

加賀田 晃

値段

1,300円(税込)

出版年月日

2011年2月17日

ページ数

231ページ

詳細(出版社公式サイト)

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あり

この本は、「契約率99%」の伝説を持つ営業の神様が説く、「売って差し上げる」ための営業マインドと即決テクニックが詰まった一冊です。

お願いする営業からの脱却を促す、実践型のセールス論が書かれています。

目次は以下の通りです。

  • 第1章 営業とは「売ってあげる」仕事である―哲学編(営業マンの運命を分けるのは、「考え方」である;「営業とは何か」 ほか)
  • 第2章 即決させる営業―セオリー編(アプローチ;人間関係 ほか)
  • 第3章 抵抗は真に受けるな―抵抗切り返し編(お客の抵抗は真に受けるな;相手の言葉のプラスとマイナスを考えよ ほか)
  • 第4章 相手を意のままにあやつる―極意編(愛対意識;当然意識 ほか)

つまりこの本では、お願いせずに「売ってあげる」マインドを持つことで、感謝されながら売上も最大化できる方法が学べます。

著者について

著者・加賀田晃氏は営業一筋50年以上の大ベテランで、「契約率99%」という驚異の実績を持ち、不動産・図書など17業界すべてでトップを記録しています。

営業初日からノーミス、学習図書の飛び込み営業では1年間連続100%契約という「伝説の営業マン」です。

1985年からは営業研修講師として活動し、800社・3万人以上に「加賀田式セールス」を指導。売上を倍増させた企業や、売上10倍を達成した企業もあり、その影響力は計り知れません。

現在も「営業の神様」として語り継がれています。

本書のおすすめポイント

本書は、営業に必要なのは「お願いやへりくだり」ではなく、「売ってあげる・自信で相手を動かす」という強い姿勢と心理誘導の技術が学べるところがおすすめです。

特に、「これまでの営業スタイルでは、どこか下手に出てしまい成果に繋がりづらい」と感じている中堅営業担当者にとって、「売り込む=押し付け」ではなく「自信を持って価値観を伝える」という視点の転換が、気付きとなって刺さります。

例えば、以下のような心理と勢いを味方につけるテクニックが惜しみなく紹介されています。

  • 「会った瞬間に売れる空気」をつくる話し方
  • お客様の即決を引き出す「流れ」の作り方
  • 自信と迫力が勝負を決めるという考え方

実際に読者からは

  • 「駆け引きのリアルが学べて引き込まれた」
  • 「営業の定義が「お願い」ではなく「誘導」と気づかされた」
  • 「営業職以外でも仕事の覚悟を教えられる本だった」

といった声が寄せられており、「営業の真理と迫力」を学べる、即決型BtoC営業のバイブルです。

こんな人におすすめ!

  • 即決型のBtoC営業で数字を出したい人
  • お客様に感謝されながら売れる営業を目指したい人
  • 圧倒的な自信と成果を持つ営業の在り方に触れてみたい人

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営業部署のマネジャーや管理職におすすめの営業本6選

営業部署のマネジャーや管理職におすすめの営業本6選

4章では、「営業部署のマネジャーや管理職」の方におすすめの書籍を6冊ご紹介します。

  • THE MODEL
  • パフォーマンス・ラーニング
  • カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則
  • 最強の営業戦略
  • ザ・マネジメント
  • 訪問しない時代の営業力強化の教科書

個人の営業力ではなく、組織の営業力を強化する視点や方法が知りたい方は、ぜひお読みください。

THE MODEL

THE MODEL

出版社

翔泳社

筆者

福田 康隆

値段

1,980円(税込)

出版年月日

2019年1月30日

ページ数

328ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

この本は、営業・マーケティング・インサイドセールス・カスタマーサクセスを「分業」ではなく「共業」させ、組織として成果を出すための新しい営業戦略が書かれた一冊です。

目次は以下の通りです。

  • 第1部 アメリカで見た新しい営業のスタイル
    ・第1章 マーク・ベニオフとの出会い
    ・第2章 営業のプロセス管理
    ・第3章 「ザ・モデル」のその先へ 
  • 第2部 分業から共業へ
    ・第4章 2つの変化
    ・第5章 分業の副作用
    ・第6章 レベニューモデルの創造 
  • 第3部 プロセス
    ・第7章 マーケティング
    ・第8章 インサイドセールス
    ・第9章 営業(フィールドセールス)
    ・第10章 カスタマーサクセス 
  • 第4部 3つの基本戦略
    ・第11章 市場戦略
    ・第12章 リソースマネジメント
    ・第13章 パフォーマンスマネジメント 
  • 第5部 人材・組織・リーダーシップ
    ・第14章 人材と組織
    ・第15章 リーダーシップ

つまりこの本では、営業を含む各部門がどう連携して利益を創出していけば良いのかが学べます。

著者について

著者・福田康隆氏は、日本オラクルや米国セールスフォース・ドットコム本社でのキャリアを経て、マルケト日本法人の立ち上げと急成長をけん引した人物です。

BtoBセールスの最前線を知る「SaaSビジネスの第一人者」とされています。

現場のオペレーションから経営戦略までを一貫して実践してきた人物で、現在も複数のスタートアップでメンターを務めるなど、レベニューモデル構築のプロフェッショナルです。

本書のおすすめポイント

本書の見どころは、セールスフォース社で実践される営業プロセス「The Model」を、より現代の状況に合わせて解説してくれる点です。

【そもそも「The Model」とは】

セールスフォースをはじめとしたSaaS業界で活用されている営業プロセスモデルのこと。
具体的には、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス(営業)、カスタマーサクセスの各部門を分業し、営業効率や顧客満足度の向上を目指す体制のことを指す。

例えば、以下のような内容が参考になります。

  • 分業制にすることで生まれる部門間の対立をどう調整すべきか
  • デジタル化が進んだ現代の顧客の購買プロセスに合わせた営業プロセス
  • SFAやMAの活用方法やマネジメント層が見るべき指標

実際に読者からは

  • 「企業が売上を生み続けるための具体的なモデルが学べる」
  • 「マーケティングと営業の在り方を整理できる」
  • 「まさに組織運営の本質をついた内容だった」

といった声が寄せられており、「分断された営業組織を連携型に変えたいマネジャー」に必須の思考が詰まった本です。

こんな人におすすめ!

  • インサイドセールスやカスタマーサクセスを導入し始めたマネージャー
  • チーム間の連携やフィードバックに悩んでいる管理職
  • 「属人化しない営業体制」をつくりたい方

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パフォーマンス・ラーニング

パフォーマンス・ラーニング

出版社

フローラル出版

筆者

片桐 康宏/ドングショー・リー

値段

1,980円(税込)

出版年月日

2021年8月25日

ページ数

284ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

この本は、「わかった」だけで終わらせず必ず「できる」まで導く、成果につながる「学び方改革」を解説した一冊です。

目次は以下の通りです。

  • 第1章 「学び方」を変えれば生産性が上がる
  • 第2章 業績アップを実現するパフォーマンス・ラーニング
  • 第3章 パフォーマンス・ラーニングの4つのステップ
  • 第4章 パフォーマンス・ラーニング実践のコツ
  • 第5章 オンラインだからこそ効果が上がる新入社員研修
  • 第6章 営業を変えて会社を変えるセールス・イネーブルメント
  • 第7章 生産性を高めるスキルアップ・トレーニング
  • 第8章 スピード×効果×スケールを実現する研修設計

つまりこの本では、「教育しても営業現場で活かされない」を解消する「成果ファースト」な学びの再設計ができます。

著者について

著者のドングショー・リー氏は、Google出身で「Google University」の初代教授を務めた教育界のグローバルリーダーです。

世界的なラーニングプラットフォーム「UMU」を立ち上げ、100万社以上に学習改革をもたらしてきた人物で、教育にテクノロジーを融合し「誰もが学びで人生を変えられる社会」の実現を目指しています。

また、もう一人の著者・片桐康宏氏は、UMUテクノロジージャパンのラーニングコンサルタントとして、ITと教育の両視点から企業研修の改革を支援しています。

実務に寄り添った研修設計と導入支援で高評価を得ており、現場感覚を持つ教育支援のプロフェッショナルです。

本書のおすすめポイント

本書は、人材育成が研修やeラーニングで「やった感」だけになっている現場の課題に対して、「成果につながる育成設計」を行うための具体的な視点とステップを提示してくれるところがおすすめです。

特に、営業職のマネジャーや管理職にとっては「営業ノウハウを教えたのに現場で活かされない」という育成の壁を突破するヒントが得られます。

例えば、以下のようなポイントが参考になります。

  • 「形だけ研修」を改善するために、構造から振り返る視点
  • 「成果を出す人材」に共通する思考・行動パターンを分析し、「育成の型」として提示
  • 豊富な事例で、BtoB・BtoC問わず応用可能
  • 「わかる」と「できる」の違いを現場に気づかせる内容

実際に読者からは

  • 「研修の成果が見えず困っていたが、やるべきことが明確になった」
  • 「部下育成に悩んでいる営業マネージャーにも刺さる」
  • 「事例が具体的で、すぐに実践できる内容」

といった声が寄せられており、研修担当者や教育企画者の「思考と仕組み」を根本からアップデートできます。

こんな人におすすめ!

  • 研修や教育を営業現場での成果につなげたいマネージャー
  • 「研修内容はわかってるのに成果が出ない」ことに悩む営業部マネージャー
  • 新人教育の形骸化を脱却したい営業マネージャー

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カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則

カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則

出版社

英治出版

筆者

ニック・メータ/ダン・スタインマン/リンカーン・マーフィー

値段

2,090円(税込)

出版年月日

2018年6月6日

ページ数

368ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

この本は、サブスク時代に必須となった「顧客起点」のビジネス戦略を体系的に学べる一冊です。

目次は以下の通りです。

  • 第I部 カスタマーサクセスの歴史、組織、必要性
    ・第1章 サブスクリプションの津波
    ・第2章 カスタマーサクセス戦略
    ・第3章 定期収益型でないビジネスにおけるカスタマーサクセス
  • 第II部 カスタマーサクセスの10原則
    ・第4章 カスタマーサクセスの実践
    ・第5章 原則(1) 正しい顧客に販売しよう
    ・第6章 原則(2) 顧客とベンダーは何もしなければ離れる
    ・第7章 原則(3) 顧客が期待しているのは大成功だ
    ・第8章 原則(4) 絶えずカスタマーヘルスを把握・管理する
    ・第9章 原則(5) ロイヤルティの構築に、もう個人間の関係はいらない
    ・第10章 原則(6) 本当に拡張可能な差別化要因は製品だけだ
    ・第11章 原則(7) タイムトゥバリューの向上にとことん取り組もう
    ・第12章 原則(8) 顧客の指標を深く理解する
    ・第13章 原則(9) ハードデータの指標でカスタマーサクセスを進める
    ・第14章 原則(10) トップダウンかつ全社レベルで取り組む 
  • 第III部 CCO、テクノロジー、未来
    ・第15章 最高顧客責任者(CCO)の登場
    ・第16章 カスタマーサクセスのテクノロジー
    ・第17章 未来はどうなっていくのか

つまりこの本では、「顧客の成果=企業の成果」になる時代に、カスタマーサクセス初心者から責任者まで一読の価値のある内容が学べます。

著者について

著者のニック・メータ氏(Gainsight CEO)、ダン・スタインマン氏(CCO)、リンカーン・マーフィー氏(CS専門コンサル)は、カスタマーサクセスの最前線で活躍する世界的な実務家です。

「Gainsight」というCSソフトウェア企業を軸に、SaaS業界を中心に世界的な潮流を牽引してきた実践型リーダー集団で、共同で本書を作成しています。

本書のおすすめポイント

本書は、カスタマーサクセス導入を「理論」と「実務」の両面から理解できるところがおすすめです。

契約がゴールだった従来の営業モデルから脱却し、「継続・拡張・紹介」を生み出す新しい営業戦略としての「カスタマーサクセス」を組織に導入するためのノウハウが身につきます。

例えば、以下のようなポイントが参考になります。

  • 10原則で構成された体系的な内容で、CS導入にあたり「何から手をつけていいか分からない」状態を抜け出せる
  • CS部門だけでなく、営業・マーケ・プロダクトを巻き込んだ全社的な連携の必要性が分かる
  • 「リピートや継続利用が重要な業界」で応用可能な仕組み設計が解説されている

実際に読者からは

  • 「顧客維持に悩んでいたが、この原則を実務に取り入れたい」
  • 「読みごたえはあるが、部分的に取り入れるだけでも効果は大きいと感じる」

といった声が寄せられており、「契約後の世界」に本気で向き合う企業にとっての「第二の営業教科書」とも言える一冊です。

こんな人におすすめ!

  • サブスク型や継続課金モデルを導入している企業の営業や営業部署の管理職
  • カスタマーサクセス部門の立ち上げに取り組むマネージャー
  • 「売って終わり」ではなく、顧客の成功に寄り添う仕組みを作りたい営業部署の管理職

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最強の営業戦略

最強の営業戦略

出版社

東洋経済新報社

筆者

栗谷 仁

値段

2,640円(税込)

出版年月日

2009年12月4日

ページ数

209ページ

詳細(出版社公式サイト)

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あり

この本は、営業の仕組みや体制を「感覚」ではなく、「フレームワークと実証された手法」で構築するための一冊です。

目次は以下の通りです。

  • 第1章 営業の競争力強化のフレームワーク
  • 第2章 営業力強化のステップ(1)戦略・ターゲティングの明確化
  • 第3章 営業力強化のステップ(2)戦略と個別活動とのリンク
  • 第4章 営業力強化のステップ(3)営業の役割定義と活動の標準化
  • 第5章 営業力強化のステップ(4)営業活動の効率化
  • 第6章 営業力強化のステップ(5)営業体制の構築
  • 第7章 営業力強化のステップ(6)営業活動のPDCAの仕組みの確立
  • 第8章 チャネル営業について
  • 第9章 実際にプロジェクトを仕立てる

このように、この本では、営業体制を強化するための方法がステップ形式で解説されています。

著者について

著者・栗谷 仁氏は、A.T.カーニーのパートナーであり、オペレーショングループのリーダーです。

ハーバードMBAを取得後、大手メーカー2社を経て同社に参画して、営業・マーケティングだけでなく、事業戦略やコスト改革、組織変革まで支援しています。

経営全体に強い「営業戦略のプロフェッショナル」です。

本書のおすすめポイント

本書の魅力は、経営の意図と現場のギャップを埋めて、「一枚岩の営業体制をつくる」ためにどうすべきかを実践的に学べる点です。

例えば、以下のようなポイントが参考になります。

  • 「経営目線」と「営業現場」をフレームワークで接続するステップを解説
  • 抽象論ではなく、戦略立案から実行まで具体的に解説し、各ステップに対する具体的なアドバイスも充実

実際に読者からは

  • 「実際の業務や事業計画に落とし込み易い」
  • 「企業規模によって使い分けもでき、実行フェーズまで想定されている」
  • 「BtoBの営業組織強化に役立つ」

といった声が寄せられており、経営戦略と連動する営業体制を構築するにあたり、何度でも開きたくなる地図のような一冊です。

こんな人におすすめ!

  • 営業部門をマネジメントする管理職・責任者
  • 売上目標の達成に向けて仕組みづくりから見直したい人
  • 感覚ではなく論理的に営業戦略を立てたいBtoB企業の営業企画担当
  • マーケティング×営業の一貫戦略を考えている経営層
  • 成果が頭打ちになっている営業チームに変化を起こしたい人

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ザ・マネジメント

ザ・マネジメント

出版社

幻冬舎

筆者

杉山 大二郎

値段

1,540円(税込)

出版年月日

2016年4月7日

ページ数

264ページ

詳細(出版社公式サイト)

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あり

この本は、現場の営業部長が崖っぷちの中小企業を立て直す「改革のリアル」を描いた、実践型マネジメント小説です。

目次は以下の通りです。

  • 第1章 ビジョンの共有(大きな選択が人を成長させる;逃げない覚悟が人を笑顔にする ほか)
  • 第2章 仕組みの構築(アドバイスは結果ではなく計画に対して行う;顧客をセグメントして「行くべき顧客」に行く ほか)
  • 第3章 情報の活用(すべての答えは現場にある;失敗という経験を積む ほか)
  • 第4章 教育の強化(評価制度は会社の意思だ;まっすぐな思いが人を動かす ほか)

つまりこの本では、物語を通して「成果が出ないのは誰の責任か?」「本当のリーダーシップとは?」という考え方が学べます。

著者について

著者・杉山大二郎氏は、従業員1万人超のIT企業で経営幹部・営業統括責任者を務めたのち、独立を果たした人です。

SFA/CRMを活用した営業革新の第一人者であり、多くの企業支援や講演を行う一方、小説形式でマネジメントの本質を伝える著者としても活動しています。

本書のおすすめポイント

本書は、営業マネジメントの「あるある失敗例」をストーリー形式で描きながら、現場での「行動・言葉・仕組み」をどう変えれば部下が動くかが分かるところがおすすめです。

特に、営業でのプレイヤー経験を経て管理職になった方にとって、「自分のやり方を教える」だけでは通用しなくなったと感じた時に、視点をアップデートするきっかけとなるでしょう。

例えば以下のような内容が提示されており、部下が動かない理由を理解するためのヒントが散りばめられています。

  • ビジョンを共有することがリーダーの重要な役割である
  • 評価制度は会社の意思であり、教育の仕組みでもある
  • プロセスよりも業績を優先する風潮は、社員の意欲や健全な思考を奪っている

実際に読者からは

  • 「耳が痛いエピソードばかり。でも全部自分に返ってきた」
  • 「成果が出ないのは、メンバーではなくリーダーの責任。心に刺さった」
  • 「感情に任せたマネジメントから卒業するきっかけになった」

といった声が寄せられており、マネジメントに悩むリーダーに刺さる一冊です。

こんな人におすすめ!

  • 中間管理職として部下育成に悩んでいる人
  • マネジメントの「仕組み化」に興味がある人
  • 数字だけでなく「チームの成長」も大切にしたい人

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訪問しない時代の営業力強化の教科書

訪問しない時代の営業力強化の教科書

出版社

翔泳社

筆者

渥美 英紀

値段

1,980円(税込)

出版年月日

2021年5月19日

ページ数

240ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

この本は、「営業×マーケティング」の統合戦略を、SFAやMAなどの最新ツールとともに図解で学べる一冊です。

訪問営業の限界を感じている企業にとって、次の一手を示してくれる教科書のような本だと言えます。

目次は以下の通りです。

  • 1 営業戦略
  • 2 営業マネジメント
  • 3 営業スキルアップ
  • 4 営業人材育成
  • 5 SFA(営業支援システム)
  • 6 MA(マーケティングオートメーション)
  • 7 インサイドセールス
  • 8 カスタマーサクセス
  • 9 マーケティング
  • 10 統合戦略に向けたロードマップ

つまりこの本では、営業とマーケがつながることで完成する「売れる仕組み」が分かるため、全体の最適化を目指す企業のための現場支援バイブルだと言えます。

著者について

著者・渥美英紀氏は、株式会社ウィットの代表取締役であり、BtoB企業の売上アップ・ブランド強化・営業改善など、300件以上のプロジェクトを手がけてきた実績豊富なコンサルタントです。

自身が率いる株式会社ウィットでは、「ウェブマーケティングを高い確率で成功に導く」をコンセプトに

  • コンサルティング
  • Webマーケティング支援
  • Webサイト制作
  • コンテンツ制作

など、BtoB営業・マーケティングの現場を支えるサービスを幅広く展開中です。

理論だけでなく現場の実務にまで精通しており、実行力のあるマーケティング戦略設計者として信頼を集めています。

本書のおすすめポイント

本書は、「営業×マーケティングを『仕組み』でつなぐ視点」が学べるところがおすすめです。

単なるテクニック論だけでなく、組織設計・役割分担・業務プロセス・導入ツールに至るまで、マネジャーが押さえておくべき視点が詰まっています。

例えば、以下のようなポイントが参考になります。

  • 「SFA・MAを導入してもうまくいかない企業」がハマる落とし穴を多数解説
  • 営業を「属人技」から「仕組み・組織設計」に引き上げるヒントが満載
  • わかりやすい図解が200点以上掲載されており、全体像の把握にも実践にも使える
  • 「訪問せずとも受注につながる営業力」の育て方を理論とツールで両面から解説

実際に読者からは

  • 「営業とマーケの連携ができない企業にとっての必読書」
  • 「これからの営業組織のあるべき姿が見えてきた」
  • 「『1人で全部やる営業』の時代は終わったと痛感」

といった声が寄せられており、「昭和型営業」から脱却して、現代の営業体制へ移行したい企業に刺さる本です。

こんな人におすすめ!

  • MA・SFAを導入したものの、活用できていない企業
  • 営業とマーケの分断が業績の足を引っ張っていると感じる経営者
  • 「アップセル・解約防止型」の営業を目指すSaaSビジネス企業
  • 「どこから手をつければいいか分からない」マーケ/営業責任者

 
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営業のスキルは本を読むだけでは身につかない

営業のスキルは本を読むだけでは身につかない イメージ

ここまで、営業マンにおすすめの書籍15冊をご紹介してきましたが、営業本を読むだけでは営業のスキルを身につけることはできません。

なぜなら、営業とは「知っている」よりも「できるかどうか」が問われる仕事だからです。

たとえば『Sales is』では、成果をコントロールする営業プロセスが紹介されていますが、実際には「やってみて検証する」ことで初めて自分の型になります。

『無敗営業』に出てくる「3つの質問」や「4つの力」も、現場で使ってみないと本当の意味では身につきません。

つまり、営業本の本当の価値は「読んで知ること」ではなく「読んで動くこと」であるため、読んだ内容を現場で実践し試行錯誤しながら自分なりの型に落とし込んでこそ、成果に直結する武器になるのです。

営業本の知識を実務に活かすためのコツ

営業本の知識を実務に活かすためのコツ イメージ

5章でもお伝えしたとおり、営業のスキルは本を読んだだけでは身につきません。大切なのは、本で得た知識を「実際の現場でどう活かすか」「どこまで再現できるか」ということです。

そこで6章では、営業の本を読んで得た知識を実務に活かすコツについてご紹介します。

営業本の知識を実務に活かすコツ

  • 実務にどう活かすか考えながら読む
  • 要点をメモする
  • 学んだ内容を誰かに話す
  • 学んだ内容を実践する計画を立てて、実際にやってみる
  • 実践内容を振り返って改善する

せっかく読んだ本の内容を無駄にしないために、ぜひ参考にしてください。

実務にどう活かすか考えながら読む

営業本を読む際は、「自分の業務にどう活かせるか?」を常に意識しながら読むと、学びが実践レベルに変わりやすいです。

営業本には、多くの成功法則や考え方が紹介されていますが、それを「誰かの話」で終わらせてしまってはもったいないですよね。

「この内容、自分の今の営業スタイルに取り入れるならどう使う?」
「あのクライアントとの商談に当てはめたら?」

など、具体的な業務に置き換えて考えることで、知識が自分の武器になります。

「読んで終わり」にしないためには、自分の現場に置き換えて考える視点が欠かせません。

要点をメモする

営業本は、要点をメモしながら読み進めていくと後から活かしやすくなります。

本を読んでいて「これいいな」「今度使ってみたい」と思った内容は、必ずどこかに書き留めておきましょう。具体的には、以下の通りメモする場所はどこでも問題ありません。

  • ノート
  • 付箋
  • スマホのメモアプリ

重要なのは、後からいつでも・すぐに見返せる場所にまとめておくことです。「やってみたい」と思った瞬間の感覚を逃さないためにも、その場でメモしておく癖をつけましょう。

実務で使える学びは、すぐに取り出せる状態にしておくことがポイントです。

学んだ内容を誰かに話す

本で学んで知識は、人に話すことで学んだ内容が頭の中で整理され、より深く理解できるようになります。

営業本で得た知識を自分の中だけで完結させず、誰かに話すことで「本当に分かっているか」が試されるのです。話す相手は、同僚や友人・SNSなど、誰でもOKです。

「この本でこういうことが書かれてて、こんなふうに使えると思った」など、アウトプットすることで記憶にも定着しやすくなり、学びがぐっと実践的になります。

話すことで頭の中も整理されるため、学びを自分のものにするにはアウトプットが効果的です。

学んだ内容を実践する計画を立てて、実際にやってみる

本で学んだ内容は、「どこで・どうやって使うか」を考えると実践のハードルがぐっと下がります。

営業本を読んだあとは、「この知識は次の商談で使えそう」「明日の朝会で試してみよう」など、具体的な場面に落とし込んで計画を立てるのがおすすめです。計画を立てておくだけで、実践率が大きくアップします。

読んで終わりにせず、実際の営業シーンで試してみることで、初めて「自分の武器」として使えるようになります。

知識は使ってこそ身につくものなので、小さいことからでも実際に試してみましょう。

実践内容を振り返って改善する

本で学んだ知識を使ってみた後は、振り返って改善することも重要です。

学んだことを実際にやってみて初めて、

  • 見えてくる課題
  • 自分の癖
  • 相手の反応

などに気付けますが、「なぜうまくいったのか?」「なぜうまくいかなかったのか?」を振り返り・改善しなければ、スキルはなかなか伸びません。

「行動・振り返り・改善」を繰り返すことで1回1回の実践が次に繋がり、スキルも成長していきます。

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「本で学んだ内容を参考に、営業部署のメンバーを教育しなおしたい」
「若手の営業担当者に本を読ませて成果につなげたい」

このようにお考えの管理職やマネージャーの方も多いでのはないでしょうか。

研修内容や、本で得た知識を現場で「使えるスキル」に昇華させるには、反復・実践・フィードバックの仕組みも重要です。

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まとめ

この記事では、「営業向けのおすすめ本15選」をご紹介しました。

まず、自身に合った本を選ぶためには、以下のポイントを意識するのがおすすめです。

営業向けの本を選ぶ際のポイント

  • 自身の経験値に合った本を選ぶ
  • 信頼できる著者の本を選ぶ
  • 自身が取り扱う商材や、業界に近い本を選ぶ
  • 自身の営業スタイルに合った本を選ぶ

続いて、本記事でご紹介した15冊は以下の通りです。

書籍名

概要(一文程度で)

営業に悩む若手たちが、破天荒な講師との出会いを通して成長していく、ストーリー形式の営業指南書
物語形式で営業マンたちの「次なる成長段階」を描いた実践型フィクション
勘や経験に頼らずに「誰でも成果を出せる営業の型」を身につけることができる科学的営業メソッドの集大成
「伝えたつもり」から「動かす伝え方」へ、1分で人の心を動かす話し方の型が学べるベストセラー
「接戦を制する営業」のために開発された再現性の高い営業メソッドを、体系的に学べる本
ジャパネットたかたの創業者・高田明氏が語る、「人を動かす伝え方」の本質に迫った本
大型商談や高額案件に特化した科学的な営業法を学べる本
ギネスにも認定された「世界No.1のセールスマン」として12年間売り続けた男が語る、顧客を虜にする仕組みが書かれた本
「契約率99%」の伝説を持つ営業の神様が説く、「売って差し上げる」ための営業マインドと即決テクニックが詰まった本
カスタマーサクセスを「分業」ではなく「共業」させ、組織として成果を出すための新しい営業戦略が書かれた本
「わかった」だけで終わらせず必ず「できる」まで導く、成果につながる「学び方改革」を解説した本
サブスク時代に必須となった「顧客起点」のビジネス戦略を体系的に学べる本
営業戦略を「感覚」ではなく、「フレームワークと実証された手法」で構築するための本
現場の営業部長が崖っぷちの中小企業を立て直す「改革のリアル」を描いた、実践型マネジメント小説
「営業×マーケティング」の統合戦略を、SFAやMAなどの最新ツールとともに図解で学べる本

また、本で学んだ知識を実務に活かすためには、以下のポイントを意識しましょう。

営業本の知識を実務に活かすコツ

  • 実務にどう活かすか考えながら読む
  • 要点をメモする
  • 学んだ内容を誰かに話す
  • 学んだ内容を実践する計画を立てて、実際にやってみる
  • 実践内容を振り返って改善する

「本を読んで終わり」にせず、実務・振り返り・改善を繰り返してスキルとして定着させていきましょう。

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LDcube編集部
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株式会社ビジネスコンサルタント時代から約60年、人材開発・組織開発に携わってきた知見をもとに、現代求められる新たな学びについて、ノウハウや知見をお届けします。

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