現代に求められるLMSとは?世界NO.1学習管理システムを解説!
コロナ禍を経て、企業内での人材育成・教育のあり方も大きな変化を見せており、LMS(Learning Management System:学習管理システム)を採用する企業も増えました。
そのような中、LMSの導入を検討している人事・人材開発担当者の中には、
- そもそもLMSとはどのようなもの?
- LMSで何ができるの?
- LMSを導入するメリットやデメリットは?
- どのようなLMSが良いの?
など疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
LMSが登場してしばらくたちますが、現代のLMSを活用すると、研修業務が効率化できるだけではありません。
社員の学びをパーソナライズ化し、個々人に合わせた学習環境を構築することができ、社員の潜在能力を引き出すことにつながります。
本記事では、LMSについての概要やメリット、デメリットだけでなく、現代のLMSに求められている機能やそれを通じて実現できることなどについて解説します。
また、世界ナンバーワンに選出されたLMSを取り上げ、世界中で支持されている理由なども紹介します。
最後までお読みいただくことで、今LMSが求められている理由が理解でき、自社で導入を検討する、もしくは入れ替えを検討するヒントを得られると思います。
ぜひ最後までご一読いただき、貴社の研修業務の効率化と社員の能力開発にお役立ていただければと思います。
▼LMSについてはテーマに合わせて下記で詳しく解説しています。(関連記事)
- LMSのすべて!機能から導入メリットまで網羅的に解説
- 【比較表付き】LMS(学習管理システム)11選を機能別に徹底紹介
- LMSのサービスは4種類!おすすめLMS9選もサービス別に紹介
-
LMSの導入事例9選|成功への課題と効果がひと目で分かる!
-
LMSの機能一覧!詳細内容や目的別の必須機能まで詳しく解説
-
LMSのメリットとは?導入判断に役立つそれぞれの立場から見た利点
-
【利用者100万人以上】大手LMS10社の機能や特徴を徹底紹介
-
LMS4種類を徹底解説!自社に合った学習管理システムが分かる
- LMSの費用とは?3つの代表相場と形態・種類・機能による違いを徹底解説
▼関連資料は下記よりダウンロードできます。
目次[非表示]
- 1.現代に求められるLMSとは?
- 2.LMSとeラーニングの違い
- 2.1.eラーニングとは
- 2.2.マイクロラーニングとは
- 3. LMSの世界ナンバーワンは?
- 4.LMS世界ナンバーワンの「強み」
- 4.1.高品質で豊富なコンテンツ
- 4.2.パーソナライズ学習が実現できる
- 4.3.多言語対応
- 5.LMSの主要機能について
- 5.1.コースとコンテンツ管理
- 5.2.学習者の進捗管理と改善
- 5.3.コミュニケーションと協働
- 5.4.モバイル対応
- 6.LMS活用のメリットについて
- 7.LMS活用のデメリットについて
- 8.LMSが「今」企業に必要な理由
- 8.1.データドリブンな学習で効果的な学習を実現するため
- 8.2.効率的な管理を行うため
- 8.3.一貫した学習体験を提供するため
- 9.LMSを導入する際の流れ
- 10.パーソナライズ学習で受講率100%を達成した事例
- 11.まとめ
現代に求められるLMSとは?
LMSとは、Learning Management Systemの略で、学習管理システムのことを指します。
学習コンテンツの配信、学習者の進行管理、評価等を全て一元的に管理するためのプラットフォームです。
学習教材へのアクセス、成績の追跡、コースのスケジューリングなど、学習の管理と配信を中心に設計されています。
LMSで現代に求められる機能とは?
LMSに求められる機能は従来と現代で変わってきています。
(LMSで現代に求められる機能)
|
LMSが出始めた初期の活用目的は一元管理という要素が大きかったですが、最近では学習の効果性向上に向け、パーソナライズ学習を支援する機能が盛り込まれることが多くなっています。
パーソナライズ学習とは、個々の学習者の理解度や興味、能力、学習スタイルに合わせたカスタムメイドの教育を提供する方法です。
一人一人に最適な学習経験を提供し、より高い学習効果や結果が期待されています。
最近ではクラウドサービスとして提供されることが一般的です。ネットワークに接続し、ログインさえできればパソコンでもスマートフォンでも使えるシステムです。
LMSを使用することで、誰がいつ何を学んだのか、どのようなパフォーマンスを示したのかを把握し、コースの企画・改善に生かしたり、個々の学習進度や理解度を可視化して管理したりすることが可能です。
LMSは学習者の学習履歴や成績に基づくデータ分析を行い、個々の弱点を特定し、その部分を強化するための推奨学習コンテンツを提案することができます。
これにより時間とリソースを最適に活用して、一人一人の学習効果を最大化することができます。
また、LMSの中にはユーザーの行動や選択に基づいて学習コースをリコメンドする機能を持つものもあり、さらに細かいパーソナライズ学習が可能になります。
従って、現代ではパーソナライズ学習を用いて一人一人に合わせた最適な学習を提供することが、LMSに求められる重要な機能となっています。
▼ 研修の効率化については下記で解説しています。併せてご覧ください。
⇒研修を効率化するには?コスト削減とパフォーマンス向上の両立
LMSとeラーニングの違い
LMSとeラーニングは、教育と学習のためのデジタルツールという点では共通していますが、その役割と特性にはいくつか違いがあります。
ここでは、eラーニングとeラーニング1形態であるマイクロラーニングについて解説します。
(LMSとeラーニングの違い)
|
eラーニングとは
eラーニングとは、インターネットを利用した教育方法や学習体験全体を指します。
これには、オンラインで提供されるコースやプログラム、ビデオレクチャーやテスト、インタラクティブな教育ゲームなどが含まれます。
また、たくさんの種類のコンテンツが用意されており、学習者は好きな時間に自分のペースで学習することが可能です。
つまり、eラーニングは学習コンテンツそのものを指し、LMSはそのeラーニングコンテンツを管理・配信するためのシステムを指します。
一般的に、LMSはeラーニングコンテンツを管理し、その進行状況を追跡するためのツールとして使用されます。
LMSを提供している会社はさまざまな講座をeラーニングで提供していることが多いです。
新入社員~マネジメント研修までカバーしており、大抵の場合パッケージコースを用意しています。
また、特定の講座やコースだけでなく、有しているコンテンツを全て受講できる受け放題プランがある場合もあります。
また、eラーニングの共通規格であるSCORMでコンテンツが作られている場合、SCORMを連携することで、違うLMS上でもコンテンツを視聴することができます。
▼その他、eラーニングについては下記で解説しています。参考にご覧ください。
⇒eラーニングを活用した社員研修とは?トレンドやポイントを紹介!
⇒eラーニングで学習成果を最大限高めるポイントとは?導入前後の両面から解説!
⇒意味がないeラーニングから卒業する6つの秘訣!原因や対策を解説
⇒グローバル企業が人材育成で選ぶeラーニングのポイントとCrossKnowledgeの可能性
マイクロラーニングとは
マイクロラーニングは、eラーニングの一種で専門スキルや旬な課題に焦点を当てた一口サイズの学習コンテンツです。
短時間(例えば5~10分)で完結するような学習内容が多く、さまざまなデバイスで学ぶことができます。
このような学習方法は、短期間に集中して具体的なスキルや知識を学びたい学習者、特に忙しいビジネスパーソンが学びやすくなっています。
スピードと効率性が重視される今日の学習環境で、ますます重要となってきています。
eラーニングは広く使用される用語で、時間と扱う内容がより大きい学習活動を主に指します。
体系化されたコースやプログラムを含んでおり、マイクロラーニングよりも深い学習を目指すことが一般的です。
つまり、eラーニングは広範で深い学習を、マイクロラーニングは短時間でのスキルや知識の獲得に焦点を絞った学習方法として活用されています。
それぞれの学習方法は、学習者のニーズや学習目標に応じて使い分けることが望ましいでしょう。
▼マイクロラーニングについては下記で解説しています。参考にご覧ください。
⇒マイクロラーニングとは?メリットや効果的な活用など一気に解説!
▼LMSとeラーニングの違いについては下記で詳しく解説しています。
⇒eラーニングとLMSの違いとは?最適な人材育成体制を構築するポイントを解説
LMSの世界ナンバーワンは?
2020年に著名な業界アナリストであるクレイグ・ワイス(Craig Weiss)が発表する「世界のLMS市場トップ50リスト」において最高評価、つまりナンバーワンの称号を獲得したのはCrossKnowledge (CK)です。
CrossKnowledge (CK)は、フランスを拠点に世界中の企業に対してLMSやeラーニングなどのソリューションを提供し、人材育成をサポートしているグローバルカンパニーです。
最高品質のデジタル学習ツールを提供しており、特にLMSにおいてはその質の高さが認められています。
CrossKnowledge LMS は企業向けのエデュケーションプラットフォームで、教育内容の配信・管理、学習者の進捗管理、レポーティングなど一連の学習・教育プロセスを統合的に管理するシステムです。
具体的には、コースの作成・配布、学習者の予約管理や出席状況のチェック、進捗や成果の測定・報告などが可能です。
LMS世界ナンバーワンの「強み」
CrossKnowledge (CK)のLMSが世界ナンバーワンを獲得した強みを3つ紹介します。
(LMS世界ナンバーワンの「強み」)
|
高品質で豊富なコンテンツ
CrossKnowledge LMSは、さまざまな専門分野のコンテンツを高品質で提供しています。
その内容は動画、テキスト、ファイル、インタラクティブ教材など、形式も多種多様で、専門家による具体的なコースも用意されています。
世界の著名なMBA教授陣による監修で作られているだけではなく、MBA教授陣が自ら講義を展開するマイクロラーニングのコンテンツなども有しています。
特に注目すべきは、本LMSのeラーニングコンテンツの品質が、ビジネススクールの国際認証機関であるEFMD(European Foundation for Management Development)により認められている点です。
この機関は42の国、400のビジネススクールと大学から構成されており、その審査を通過したことで、本LMSが提供するコンテンツの高品質性が世界的にも認められています。
この高品質かつ豊富なコンテンツ提供が本LMSの重要な強みとなっています。
パーソナライズ学習が実現できる
CrossKnowledge LMSは、パーソナルサーベイを活用して個々の学習者に合わせたパーソナライズ学習を提供敵ることが大きな特徴であり、強みです。
なぜなら、eラーニングによる学習は、最終的には「このコンテンツは、私にとってどのような利益があるのか」という質問に行きつきくからです。
パーソナルサーベイにより学習者の強みや啓発点などを把握し、それを基に推奨コースをリコメンドします。
さらに、進捗状況のトラッキング・報告機能を利用することで、学習者自身が自分の学習状況を把握し、必要に応じた修正や進行が可能となる環境が整っています。
これにより、本LMSは利用者一人一人に最適化された学習体験を提供し、より高い学習成果を出すことが可能です。
また、上司が部下に対して推奨コースのタスクを割り振ることができ、サーベイと上司という2つの側面からパーソナライズ学習を実現しています。
多言語対応
CrossKnowledge LMSは多言語対応を実現していることも強みです。
世界中で活用されているLMSとして、各国のユーザーが自身の言語で学習を進められることにより、学習の敷居を下げています。
英語以外にもフランス語、スペイン語、ドイツ語など、最大28言語に対応しているため、世界中の企業が適切な教育訓練を提供することができ、言語による制限を受けることなく、人材開発に取り組むことが可能です。
▼ LMSの多言語対応については下記で解説しています。合わせてご覧ください。
⇒多言語対応の学習管理システム(LMS)の必要性と選ぶ時のポイント
CrossKnowledgeのLMSは上記のように高品質でありながら、柔軟性と高度なカスタマイズ能力により企業のニーズに合わせたソリューションを提供できます。
クレイグ・ワイスによると、CrossKnowledgeのLMSは「多機能性、使いやすさ、費用対効果、顧客満足度」などの観点で極めて高評価を獲得し、その結果として最高評価を勝ち取ったとのことです。
したがって、自社の教育・学習環境を質的に向上させたいと考えたときに、CrossKnowledgeのLMSがお勧めのソリューションと言えるでしょう。
▼ クレイグ・ワイスのレポートについては下記で解説しています。合わせてご覧ください。
⇒クレイグ・ワイスによる調査① コロナ禍(2020年)のLMS(学習管理システム)市場を振り返る
LMSの主要機能について
LMS世界ナンバーワンの強みについては紹介しましたが、一般的にLMSが兼ね備えておくべき主要機能について紹介します。
(LMSの主要機能)
|
コースとコンテンツ管理
LMSの最も基本的な機能の一つがコース管理です。
教育担当者からの教材の登録やアップロード、学習者への配布、学習者の組織化などが含まれます。
学習者へのリマインドメールの送信機能やアンケート機能などもついています。
また、教材はテキストや動画、音声、スライドショー、インタラクティブなクイズなど、さまざまな形式で作成し、配布することができます。
LMSに搭載されている汎用的なコンテンツだけでなく、社内で作成したオリジナルコンテンツも一元管理できます。
これらのコンテンツを組み合わせることにより教育担当者は柔軟に学習体験を設計し、大量の学習コンテンツを効率的に管理することが可能です。
学習者の進捗管理と改善
LMSのもう一つの重要な機能は学習者の進捗の確認と学習結果の評価です。
学習者がどのコースを受講し、それぞれのコースでどの程度の学習結果を発揮したかを明確に記録し、時系列で追跡することができます。
また、LMSは大量のデータを自動的に収集して分析し、見やすいレポートとして表示する機能を持ちます。
これにより教育担当者は受講者の学習行動を詳しく分析し、コースの効果性を測定したり必要な改善点を特定したりすることが可能です。
また,管理者は学習者の一般的な傾向やパターンを理解し,より効果的な戦略を立案することができます。
コミュニケーションと協働
学習は単独で行うだけでなく、他の学習者や教育担当者とのコミュニケーションや協働を通じて進めることもあります。
LMSではチャットや議論エリアなどのツールを通じて対話や意見交換を促進し、学習者の参加と協働を奨励します。これは深い理解を促進し、より実践的な学習経験を提供するためです。
モバイル対応
現代のLMSの多くは、モバイル端末に対応しており、スマートフォンやタブレットからもアクセスできます。
これにより、学習者はどこにいても、いつでも自由に学習を進めることができます。
特に忙しい学習者や遠隔地にいる学習者にとって有益であり、学習の自由度と柔軟性を大幅に向上させます。
LMS活用のメリットについて
LMSの使用には以下のようなメリットがあります。
柔軟性と利便性の向上 学習者の利便性は大幅に向上し、彼らの学習ペース、スタイル、時間に合わせて学習を進めることが可能です。 一元管理とデータ活用でパーソナライズ学習の実現 なぜなら、LMSは全ての学習資料や教育活動、教材の更新、コースの管理、進捗状況を一元的に管理でき、学習者のデータ取得とその活用が容易で効率的にできるからです。 例えば、どのようなコンテンツがよく利用されているか、どのようなテーマで学習者が苦労しているか、学習者がどのような段階で学習を中断しやすいかなどの情報を把握することができます。 これにより、学習者のニーズに即したコース設計が可能となり、また学習者一人一人の学習経験を改善するための戦略を立てることができます。 タレントマネジメントにつながる なぜなら、学習者の学習行動や学習結果のデータから、学習者の能力、強み、弱点、教育ニーズを把握し、これに基づいて個々のキャリア開発計画を策定したり、トレーニングと開発の資源を最適化したりすることができるからです。 また、これらのデータはパフォーマンス評価やスキルギャップ分析、後継者計画などの人材管理にも活用することが可能です。 コスト効率の向上 それは、場所や時間に縛られないため、移動費や会場費を削減でき、かつ大人数の学習者を同時に教育することが可能だからです。 さらに、デジタルコンテンツは再利用可能であるため、一度作成すれば何度でも使用することができます。 |
以上のように、LMSは学習の効率性と効果性、個々の学習ニーズの対応、人材管理の向上、コスト削減など、多大なメリットを提供します。
▼一元管理を行い、研修実施コストを削減した事例を紹介しています。
⇒eラーニング/プラットフォームの多言語対応、資料のペーパーレス化による大幅なコスト削減【CK活用事例】
▼その他 LMSの人事業務に生かすポイントについては下記で解説しています。
- LMSを人事評価や施策の改善に生かすポイント!失敗しない選び方
- 人事・評価制度の社員向け説明会にはeラーニング・LMSの活用が効果的!ポイントを解説
- 全社員研修会にはeラーニング・LMSの活用が効果的!?
- eラーニング受け放題(定額制)ならCrossKnowledge(LMS)!
LMS活用のデメリットについて
LMSは数多くのメリットを提供しますが、一方で以下のようなデメリットも含まれます。
それなりの費用・労力がかかる 特に大規模な企業や組織の場合、必要な機能を全て備えた専用のシステムを開発するコストは高くつきます。 また、LMSは運用にそれなりの労力がかかります。適切なコンテンツを提供するためには定期的に更新とメンテナンスを行い、会社ごとに社内の運用体制を構築していく必要があります。 また、アップデート時に技術的な問題が発生する可能性もあります。 技術スキルの要求 一般的にはノーコードで活用できるシステムが多いですが、それでも一般的なPCスキルは求められるからです。 特に、初めてLMSを使用する場合や新機能を利用する場合、ユーザーは操作方法を学ぶ必要があります。 人間味の欠如 直接議論したり質問したりすることが難しく、これによってモチベーションを確保し続けることが難しくなるかもしれません。 プライバシーとセキュリティー対策が必要 なぜなら、LMSには個々の学習者の学習行動のデータなどパーソナルデータを共有し、保存するためです。 |
LMSが「今」企業に必要な理由
LMSは、現代のビジネス環境に必要です。
なぜなら、企業は日々の業務だけでなく、新たな技術、市場環境、規制など、さまざまな面で迅速に変化に追いついていく必要があるからです。
そのため、企業は教育とトレーニングにリソースを投資し、従業員のスキルを定期的に更新し、新たなスキルを習得させることに重点を置くようになっています。
その中でLMSが求められる理由は、主に以下の3つになります。
(LMSが「今」企業に必要な理由)
|
データドリブンな学習で効果的な学習を実現するため
LMSで学習行動のデータをリアルタイムで取得、分析し、データを活用した効果的な学習を実現することが重要です。
なぜなら、従来の集合研修では学習行動のデータ取得ができませんでしたが、LMSを活用するとデータ取得が可能になり、人材育成の効果検証を行うことができるようになるからです。
データを活用して、教育プログラムの効果を測定し、必要に応じて改善を行うことが効果的な学習の実現につながります。
効率的な管理を行うため
LMSを活用することで、教育プログラムの運営を大幅に効率化できます。
なぜなら、LMSは教育内容の作成、研修の事前にeラーニング課題配信、集合研修の組み合わせ、集合研修の出欠確認、フォローコンテンツ配信、試験の自動採点、学習状況の進捗など研修関連業務を一元管理することができるからです。
これにより時間とコストを節約するとともに、管理者の負担を軽減します。
特に日本においては少子高齢化という背景もあり、労働人口は減少傾向にあります。
そのため学習の管理においても効率性を高めていくことが求められています。
一貫した学習体験を提供するため
コロナ禍を経て、学習の仕方が多様化してきている中で、学習品質を一定に保ち、企業全体としてのパフォーマンスを向上させることが可能です。
なぜなら、企業全体で統一された情報やトレーニングコンテンツを提供することで社員全員が同じ知識とスキルを習得できるからです。
研修を担当する講師によりばらつきが発生するということがなくなります。
全社共通のコンテンツと部門やエリア、職場ごとのコンテンツを併用することで、パフォーマンス向上につながります。
デジタルトランスフォーメーション(DX)が進む現代において、こうしたデータの収集と活用は、企業の競争力を維持し強化するための重要な要素になっています。
具体的には、LMSから得られるデータを活用することで、学習コンテンツや方法の改善、個々の従業員の学習進度や弱点の把握、パフォーマンスの評価など、より具体的でパーソナライズされた教育を提供することが可能です。
以上のように、効率的な学習管理、一貫した学習体験の提供、データドリブンな学習と人材開発の推進という観点から、現代の企業においてLMSは重要なツールとなっています。
▼ LMSを研修で活用するメリットについては下記で解説しています。
⇒LMSを企業の研修に導入する5つのメリットとは?
LMSを導入する際の流れ
LMSを導入する際の流れについて説明します。
①情報収集
- LMSを提供している企業のWEBサイトやLMS比較サイトで情報収集する
- いくつかのLMSについて資料請求を行う
②自社での導入目的・実現したいことの整理
- 収集した情報を基に自社での導入目的やLMSを活用して実現したいことを整理する
③比較検討
- 情報収集したLMSのなかで、自社で実現したいことが実現できそうなLMSを2~3に絞って、機能面、料金面、インタフェースなどの使い勝手面、ベンダーサポート面などから比較検討する
④事前お打ち合わせ
- 比較検討の後、導入するLMSを決定したら、ベンダーの担当者と事前打ち合わせを行う
・全体スケジュールの確認
・プロジェクトチーム発足構想
・目標感の擦り合わせ
⑤システム環境準備
- 事前打ち合わせでスケジュールや目標間のすり合わせができたらシステム環境を準備する(ベンダー側)
・利用企業からベンダーへ申込書提出(利用企業側)
・管理者アカウントを発行(ベンダー側)
・専用プラットフォームの発行(ベンダー側) - 以降導入に向けてミーティングを実施(4回程度))
⑥【第1回目】キックオフMTG(要件定義)
- 関係者が会して、キックオフミーティングを行う
・LMS機能の説明
・PJ全体デザイン確認(役割、体制、スケジュール)
・プラットフォームの全体デザイン及び作成するコンテンツの検討
⑦【第2・3回目】コース作成ワークショップ
- 関係者が会して、コース作成に向けたワークショップを行う
・各種コンテンツ機能の説明、作成
・コースの新規作成
・作成コンテンツを活用したコース作成
⑧【第4回目】ポータルサイトの作成・アカウント管理
- 関係者が会して、社内展開に向けた準備を行う
・学習ポータルサイトの作成(トップページの構築)
・アカウント登録/管理の仕方、権限設定、学習管理
⑨社内展開スタート
- 社内で学習環境を公開し、受講者に配信して学習をスタートする
- 以後、適宜コンテンツを追加作成したり、既存のコンテンツの配信設定を行う
▼LMSは世の中にたくさんあります。機能別に比較しました。合わせてご覧ください。
⇒【比較表付き】LMS(学習管理システム)11選を機能別に徹底紹介
パーソナライズ学習で受講率100%を達成した事例
支援事例:専門商社(400名)
【これまでの課題】
- eラーニングを「必修」にしなければ学習しない
- 流し見で「完了」することが目的になってしまっている
- 業務が忙しくて受講することを忘れてしまう ・・・など
↓
【CK-Connectによるパーソナライズ学習を導入】
↓
【受講率100%を実現】
- 「必修」「受講期限」の設定がない中で、受講率100%を実現
- 診断結果を基に自動でリコメンドされるコースを自主的に受講
- 1人平均5.7コースの受講(多い人は16コースの受講)
★今回のポイント
- パーソナライズ学習:パーソナル診断結果を基にした個々人に合わせた学習コンテンツを自動配信
- いつでも学べる環境:学習者が必要なときに必要な学習にアクセスできる環境
- 学習データの蓄積:学習者の学習状況をトラッキングするための学習行動のデータ取得
★お客さまの声
- 社内ではeラーニングは結局導入しても、やってくれないのではないかという疑問視する声が出ていました。これまでは「必修」にしないとやってくれなかったことからもそのように捉えられていました。同じことを繰り返していても効果は上がらないと思い、パーソナライズ学習を取り入れたところ、受講率が100%になったので正直驚きました。
- また、これまではコンテンツ数にも限りがあり、自社のオリジナルコンテンツの搭載ができなかったのですが、自社オリジナルコンテンツの搭載もできるようになったことで、学習してもらう幅が広がりました。
- また、診断結果のレポートには、自身の強みや課題の啓発だけではなく、他の職場メンバーとの関係性の中で起こりうることや周囲が必要なことについてもアドバイスがあり、そのレポートを基に、他メンバーと対話することで、職場の中でのコミュニケーションが取りやすくなり、仕事がスムーズに進むようになりました。
まとめ
現代に求められるLMSとは!?世界ナンバーワンのLMSの機能・強み・ポイントを解説!について紹介していきました。
- LMSとは
- LMSとeラーニングの違い
- LMSの世界ナンバーワンは?
- LMS世界ナンバーワンの「強み」
- LMSの主要機能について
- LMS活用のメリットについて
- LMS活用のデメリットについて
- LMSが「今」企業に必要な理由
- LMSを導入する際の流れ
従来のLMSの活用目的は一元管理を主としたもので便利なツールとして活用されていましたが、現代では学習の効果性を高めるため、パーソナライズ学習の実現に移り変わってきています。
コンテンツ形式もeラーニングに加えてより短く手軽に簡単に学習できるマイクロラーニングの活用も増えています。
これらのコンテンツをLMSで運用することで、学習者の学習行動のデータを取得することができます。
そのデータを活用することで、コンテンツのブラッシュアップはもちろん、学習者個々人の状況に合わせた学習設計を行うことも可能になってきています。
CrossKnowledge LMSは、コロナ禍で世の中の学習スタイルが大きく変わり始めた2020年にクレイグ・ワイス(Craig Weiss)が発表する「世界のLMS市場トップ50リスト」で1位に輝きました。
そのLMSの強みには、高品質なコンテンツ、パーソナライズ学習の実現、多言語対応などがあります。
世界で著名なMBA教授陣のマイクロラーニングにより、日本国内にいながら世界一流のコンテンツを学ぶことができます。
また、パーソナルサーベイを基にしたパーソナライズ学習では自分の強みや啓発点に合わせた学習の仕組みをつくることができますす。
既にLMSを活用している企業も、これから導入予定の企業も、新時代の人材育成の充実化に向けて世界ナンバーワンのLMS活用を比較・検討してみてはいかがでしょうか。
株式会社LDcubeはCrossKnowledgeの日本国内のパートナーとしてLMSやeラーニング・マイクロラーニングなどの提供などを行っています。
また無料のデモIDやデモ体験会、活用事例・導入事例の紹介、料金の案内なども行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
▼CrossKnowledgeに関する記事や資料、活用事例は本webサイトでもご案内しております。合わせてご覧ください。
▼ 関連資料はこちらからダウンロードできます。
▼ 関連記事はこちらから。