
【企業向け】eラーニングプラットフォームとは?失敗しない5つの選定ポイント
企業におけるeラーニングプラットフォームは、社員のスキル向上や専門知識の習得、業務能力の向上を促進する重要な役割を果たします。
より効率的な学習と適切な評価を実現したい場合には、高いユーザビリティや学習の進度、成果を可視化できる機能などが求められます。
この記事では、eラーニングプラットフォームの基礎知識や失敗しない5つの選定ポイントなどを紹介します。
目次[非表示]
- 1.eラーニングプラットフォームとは
- 2.eラーニングプラットフォームがもたらすメリット
- 3.eラーニングプラットフォームの代表的な形式
- 4.eラーニングプラットフォームの5つの選定ポイント
- 4.1.①教材や対応言語のバリエーション
- 4.2.②ユーザビリティの高さ
- 4.3.③学習対象者の人数制限
- 4.4.④進捗管理機能の充実度
- 4.5.⑤他社システムとの互換性
- 5.まとめ
eラーニングプラットフォームとは
eラーニングプラットフォームは、インターネットを通じて多様な教材や学習コンテンツを提供するためのプラットフォームです。
従来の対面式の教育や研修とは異なり、学習者は自分の都合の良い時間や場所でPCやスマートフォンを使用して学習できます。
教材や学習コンテンツは、テキスト・ビデオ・オーディオ・クイズ・模擬試験などの形式で提供されます。インタラクティブな要素やソーシャルな機能を活用し、他の学習者や講師と双方向コミュニケーションを取ることも可能です。
eラーニングプラットフォームは、企業研修や職業訓練、大学のオンラインコースなどのさまざまな教育分野で利用されています。
また、学習の進捗や学習者の評価、フィードバックの提供、教育プログラム作成などの機能も備えており、効果的な学びの提供と管理を実現します。
eラーニングプラットフォームがもたらすメリット
企業で社員の教育にeラーニングプラットフォームを導入した場合、以下のようなさまざまなメリットがもたらされます。
- 自社の課題や社員の目標に合わせて教材を選択できる
- 学習者の進捗や成績をリアルタイムで可視化できる
- 会場や講師の手配、参加者の交通費などのコストを削減できる
- 統一された教材やカリキュラムで教育の質を標準化できる
これらのメリットにより、eラーニングプラットフォームは効果的な教育手段として企業に利益をもたらすことができます。
自社の課題に合わせた学習環境の提供で、学習者の成果を最大化することが可能です。
eラーニングプラットフォームの代表的な形式
以下は、eラーニングプラットフォームの代表的な形式と特徴をまとめたものです。
形式 |
特徴 |
オンプレミスタイプ |
企業側でサーバーやインフラストラクチャを保有し、自社内で運営するタイプ。セキュリティやデータを直接管理でき、カスタマイズ性に優れている。 |
ASPタイプ |
サービスプロバイダがホスティングや管理を担当し、企業側は利用料金を支払ってサービスを利用するタイプ。導入や運用の手間は少ないが、拡張性や柔軟性が制限されることがある。 |
クラウドタイプ |
インターネットに接続した状態でクラウド上のプラットフォームを利用するタイプ。導入や運用の手間が少なく、スケーラビリティが高い。セキュリティやデータ管理はプロバイダに委託する。 |
オンプレミスタイプは、セキュリティやカスタマイズ性が重視される場合に適しています。ただし、導入や管理に多大なコストがかかります。
ASPタイプやクラウドタイプは、オンプレミスよりもカスタマイズ性は低いですが、導入・運用の手間とコストを削減したい場合におすすめされます。また、スケーラビリティが求められる場合にも選ばれる形式です。
eラーニングプラットフォームを選定する際は、まず自社のニーズや要件を整理しておくことが重要です。
eラーニングプラットフォームの5つの選定ポイント
ここからは、eラーニングプラットフォームを選定する際に重要視すべき5つのポイントを紹介します。
①教材や対応言語のバリエーション
eラーニングプラットフォームは、企業と学習者のニーズに合った教材を選択できることを前提に選びましょう。
提供されている教材のバリエーションが豊富であれば、異なるスキルや知識の習得、業務や役割に関連するトピックへの学習など、幅広いニーズに対応できます。
教材のバリエーションが豊富なeラーニングプラットフォームは、定期的なアップデートや最新情報の提供にも対応しやすい傾向があります。また、教材が多言語対応しているかどうかもポイントです。自社に必要な言語に対応しているかを確認すると良いでしょう。
学習者にとって最新かつ有益な情報を提供することで、学習の質や価値を向上させることが可能です。
②ユーザビリティの高さ
eラーニングプラットフォームを効率よく運用したい場合、学習者や管理者が直感的に操作しやすく、必要な情報にすぐアクセスできることが求められます。
時間や場所を問わず学習機会を提供したい場合には、PC・スマートフォン・タブレットなどさまざまなデバイスに対応しているかどうかを確認しましょう。
また、学習者同士や講師とのコミュニケーションやディスカッションをサポートする機能も、ユーザビリティ向上に寄与する要素です。
③学習対象者の人数制限
学習対象者の人数制限は、eラーニングプラットフォームがどれだけ多くの学習者を同時にサポートできるかを示す重要な要素です。
将来的に企業や組織が急速に成長し、学習者の数が増加が想定される場合、プラットフォームがスケーラブルであり、大規模な学習人数にも対応できることが大事です。
柔軟性と拡張性を備えたクラウドタイプのプラットフォームなら、成長に合わせて学習者数を柔軟に追加できるため、長期的な教育戦略に適しています。
④進捗管理機能の充実度
進捗管理機能の充実度が高いeラーニングプラットフォームでは、学習者がどのような課題や学習コースに取り組み、どの程度進捗しているのかをリアルタイムに把握できます。
学習者の成績や評価を追跡・管理できる機能があれば、パフォーマンスを適切に評価し、個別サポートやフィードバックを提供することが容易になります。
管理者がデータに基づいた意思決定を行い、学習効果を最大化するためには、進捗管理機能の充実度が非常に重要です。
⑤他社システムとの互換性
他社システムや既存システムとの互換性が高いeラーニングプラットフォームでは、データのシームレスな連携が可能です。
例えば、既存の人事管理システムと連携することで、学習者のデータやプロフィール情報を自動的に同期できます。また、学習成績や進捗状況を他のシステムと統合し、継続的な学習評価や報告の効率化を図ることも可能です。
外部システムとのデータ統合をスムーズに実現したい場合には、多様なプラグイン・APIを提供しているプラットフォームを選定しましょう。
まとめ
この記事では、eラーニングプラットフォームについて以下の内容で解説しました。
- eラーニングプラットフォームがもたらすメリット
- eラーニングプラットフォームの代表的な形式
- eラーニングプラットフォームの5つの選定ポイント
eラーニングプラットフォームは、企業の目的や社員のニーズに沿った教材・学習コンテンツが充実していることを前提に選ぶことが重要です。
教材・対応言語のバリエーションだけではなく、ユーザビリティの高さや拡張性、進捗管理機能、他社システムとの互換性なども比較しつつ、自社に最適なサービスを選びましょう。
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