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LMS4種類を徹底解説!自社に合った学習管理システムが分かる

「LMSっていくつか種類があるけど、どのLMSが自社に向いてるのだろう?」
「LMSの各種類の特徴を把握した上で、どのLMSを導入すべきか判断したい」

学習管理システムであるLMSを自社に導入するにあたり、上記のように悩んでいる人も多いでしょう。LMSは大きく以下の4種類に分けられます。

【LMSの種類】

  • クラウド型LMS
    インターネットを介してどこからでもアクセスできる
  • オンプレミス型LMS
    自社のサーバーを介して社内にいるときのみアクセスできる
  • 特化型LMS
    特定の分野や業界、特定の機能に特化している
  • 統合型LMS
    さまざまな機能が使えるもしくは、さまざまな分野の学習ができる

クラウド型とオンプレミス型は「サーバーの管理場所の違い」で分けた場合の種類、特化型と統合型は「機能や学習分野の範囲の違い」で分けた場合の種類です。

そのためLMSの導入を考えている場合は、以下のような組み合わせの中から選ぶ必要があります。

LMS4種類説明画像

自社にマッチした組み合わせが分かり、LMSを導入できれば、今よりも社内研修を効率的に進められたり、管理にかかっていた手間の削減につながったりするでしょう。

そこで、この記事では、

  • クラウド型LMSのメリットとデメリット
  • オンプレミス型LMSのメリットとデメリット
  • 特化型LMSのメリットとデメリット
  • 統合型LMSのメリットとデメリット
  • クラウド型LMS×特化型LMSが向いている企業
  • クラウド型LMS×統合型LMSが向いている企業
  • オンプレミス型LMS×特化型LMSが向いている企業
  • オンプレミス型LMS×統合型LMSが向いている企業

について徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、LMS各種類の特徴だけが分かるだけでなく、自社がどの組み合わせのLMSを導入すべきかを判断できます。

従業員の育成やスキルアップを効率的に行うほか、人事部や人材開発部の業務負担を減らすためにも、ぜひ最後まで目を通してください。

▼LMSについてはテーマに合わせて下記で詳しく解説しています。(関連記事)

▼ 関連資料はこちらからダウンロードできます。

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この記事の監修者  株式会社LDcube 代表取締役 新井澄人  株式会社ビジネスコンサルタントで、講師派遣型の人材育成支援から始まり、社内トレーナーの養成による人材育成支援、デジタルツールを活用した人材育成のDX化の支援まで、中小企業から大企業まで20年にわたり幅広いコンサルティングに従事。 新入社員研修からOJTリーダー研修、若手社員研修、管理職研修、幹部研修、営業研修、デジタル学習環境づくりのコンサルテーションなどに自らもコンサルタントとして登壇しながらも、人材育成・組織活性化・営業強化において講師派遣型の枠を超えた支援を実現するため、ビジネスコンサルタントの子会社である株式会社LDcubeの設立と同時に代表取締役に就任。

目次[非表示]

  1. 1.LMSは大きく分けて4種類
    1. 1.1.利用環境で区別する|クラウド型LMSか、オンプレミス型LMSか
    2. 1.2.学習内容や機能で区別する|特化型LMSか、統合型LMSか
  2. 2.LMSのクラウド型とオンプレミス型を比較
    1. 2.1.クラウド型LMS
    2. 2.2.オンプレミス型LMS
  3. 3.LMSの特化型と統合型を比較
    1. 3.1.特化型LMS
    2. 3.2.統合型LMS
  4. 4.LMSのクラウド型×特化型が向いている企業
    1. 4.1.低コストで従業員の研修を行いたい企業
    2. 4.2.一部の部署でLMSを活用したい企業
  5. 5.LMS​​​​​​​のクラウド型×統合型が向いている企業
    1. 5.1.グループ会社共通でさまざまな研修をしたい企業
    2. 5.2.急速に成長しているスタートアップ企業
    3. 5.3.従業員が自主的に学べる環境を目指している企業
    4. 5.4.人事や人材開発に関する情報を一元管理したい企業
  6. 6.LMSのオンプレミス型×特化型が向いている企業
    1. 6.1.専門分野の事業に特化しており主に現場で研修を実施する企業
    2. 6.2.今後他の分野に進出する予定がないかつセキュリティ管理が重要な企業
  7. 7.LMSのオンプレミス型×統合型が向いている企業
    1. 7.1.セキュリティを確保しながら全部署の研修を一元管理したい企業
    2. 7.2.厳重なセキュリティの元で自由にカスタマイズを行いたい企業
  8. 8.LMSの活用でeラーニング受講率100%を達成した支援事例
  9. 9.まとめ

LMSは大きく分けて4種類

LMS種類②

LMSはさまざまなサービスがありますが、以下のように、大きく4種類に分けられます。

  • クラウド型LMS
  • オンプレミス型LMS
  • 特化型LMS
  • 統合型LMS

クラウド型LMSとオンプレミス型LMSは利用環境が異なり、特化型LMSと統合型LMSは、学習内容や機能が異なります。
 

利用環境で区別する|クラウド型LMSか、オンプレミス型LMSか

まずは利用環境で区別するLMSの種類、クラウド型LMSとオンプレミス型LMSについて簡単に説明します。

クラウド型LMSは、インターネットを介してアクセスできるLMSで、ネット環境が整っていれば社内だけでなくどこにいてもアクセスできます。

対してオンプレミス型LMSは、自社のサーバーを介してアクセスできるLMSです。サーバーが設置してある会社の建物内のみアクセス可能なので、外出先や家など社外からはアクセスできません。

【クラウド型LMSとオンプレミス型LMSのイメージ図】

クラウド型LMS

インターネット使用してアクセスする(どこにいても利用可能)

LMS種類③

オンプレミス型LMS

社内のネットワークを使用してアクセスする(社内のみで利用可能)

LMS種類④

このようにLMSを導入する際は、まずは、「どこからでもアクセスできるLMSか」「社内のみでアクセスできるLMSか」を判断する必要があります。
 

学習内容や機能で区別する|特化型LMSか、統合型LMSか

次に学習内容や機能で区別するLMSの種類、特化型LMSと統合型LMSについて簡単に説明します。

特化型LMSは、特定の分野や業界、特定の機能に特化しているLMSです。たとえば医療に特化したLMSの場合は医療関係の知識しか学べません。

対して統合型LMSは、さまざまな機能が使えるもしくは、さまざまな分野の学習ができるLMSです。たとえば言語学習やIT技術の学習、ビジネスの基礎知識の学習など、多岐にわたる分野を学べます。

【特化型LMSと統合型LMSのイメージ図】

特化型LMS


特定の分野や業界、特定の機能に特化している
例)医療分野に特化した特化型LMSのイメージ

LMS種類⑤

統合型LMS

さまざまな機能が1つに集約されている、もしくはさまざまな分野の学習ができる
例)さまざまな分野の学習が可能な統合型LMSのイメージ

LMS種類⑥​​​​​​

このようにLMSを導入する際は、学習内容や機能が特化しているLMSにするか、さまざまな学習内容もしくは豊富な機能が付いているLMSにするかを、判断する必要があります。

LMSは自社のニーズに合わせて組み合わせる必要がある

LMSは利用環境で区別するLMSと、学習内容や機能で区別するLMSを組み合わせて考える必要があります。

そのため、LMSの導入を検討している場合は、以下4つの組み合わせから、自社に合ったLMSを選んでください。

  • クラウド型LMS×特化型LMS
  • クラウド型LMS×統合型LMS
  • オンプレミス型LMS×特化型LMS
  • オンプレミス型LMS×統合型LMS

まずは1つ1つのLMSの種類の特徴やメリット・デメリットを理解することが重要です。次章から解説していくので、目を通してみてください。

▼現代に求められるLMSについては下記で詳しく解説しています。
⇒現代に求められるLMSとは?世界NO.1学習管理システムを解説!

  現代に求められるLMSとは?世界NO.1学習管理システムを解説! 現代の企業での教育・学習のために求められるLMS(Learning Management System:学習管理システム)について解説します。 eラーニングとの違いや世界NO.1LMSが強みとする最新機能、主要機能などの概要からメリットやデメリットなども紹介します。 株式会社LDcube


LMSのクラウド型とオンプレミス型を比較

LMS種類⑦

この章では、クラウド型LMSとオンプレミス型LMSを比較していきます。以下は簡単な比較表です。

【クラウド型LMSとオンプレミス型LMSの比較】


クラウド型LMS

オンプレミス型LMS

費用の安さ

導入しやすさ

セキュリティの強さ

カスタマイズの自由さ

他システム連携のしやすさ

災害時の安全さ

便利さ

ここからは上記の比較表をさらに詳しく解説していきます。

クラウド型LMSとオンプレミス型LMSそれぞれのメリットとデメリットに分けて説明していくので、自社にはどの種類のLMSが適しているか、イメージしながら目を通してみてください。
 

クラウド型LMS

クラウド型LMSは、インターネットを使ってアクセスできる学習管理システムのことです。ITシステムやサービスを提供する企業が開発や運営、サポートをしてくれます。

以下でクラウド型LMSのメリットとデメリットを紹介していきます。
 

◆メリット

まずは、クラウド型LMSのメリットを3つ紹介します。

  • 費用が安い
  • どこからでもアクセスできる
  • 外部システムとの連携に強い

クラウド型LMSは、自社でサーバーを設置する必要がなく初期費用を抑えられます。初期費用が0円~約15万円で、利用者数に応じて月額料金を支払うケースがほとんどです。

インターネットがあれば、パソコンやスマートフォンを通じてどこからでもアクセスできる点も大きなメリットでしょう。

またタレントマネジメントシステムをはじめとした、外部システムとも連携できるケースが多く、学習管理だけでなく人材関係の情報なども一括で管理できます。
 

◆デメリット

クラウド型LMSはメリットが多いですが、デメリットもあります。クラウド型LMSのデメリットは、カスタマイズが自由にできない点です。

オンプレミス型LMSと異なり、他社が運営しているシステムとなるため、自由に機能を付け足すことが難しいからです。

たとえば、現在e-ラーニングの機能しか付いておらず、後にナレッジマネジメントの機能も付けたいと思っても、追加可能な機能になければ難しいでしょう。

このように、自社の思った通りにカスタマイズできない点は、クラウド型LMSのデメリットと言えます。
 

オンプレミス型LMS

オンプレミス型LMSは自社で保有しているサーバーに、ITシステムやサービスを提供する企業が開発したソフトウェアをインストールして、運用する学習管理システムです。

以下でオンプレミス型LMSのメリットとデメリットを紹介していきます。
 

◆メリット

オンプレミス型LMSのメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • セキュリティ性が高い
  • インターネットの遅延の影響を受けない
  • 自由なカスタマイズが可能

オンプレミス型LMSは、クラウド型LMSと異なりインターネットを経由しないで利用できるため、セキュリティ性が高く、外部からの不正アクセスやウイルス攻撃などを受けにくいです。

前述した通りインターネットを経由しないため、ネット回線の遅延によるトラブルも起こりません。

また自社が管理しているため、従業員や管理者が使いやすいようにレイアウトを変更したり、必要な機能を追加したりと、状況に合わせて柔軟にカスタマイズできます。
 

◆デメリット

オンプレミス型LMSには、以下2つのデメリットもあります。

  • 導入コストや管理コストが高い
  • 災害時にデータを損失する可能性がある

オンプレミス型LMSは、自社にサーバーを設置する必要があるため、導入コストが高くなりやすいです。

運用開始後も、定期的にシステムをアップデートする必要があるほか、メンテナンスやセキュリティ対策なども行う必要があります。クラウド型LMSと比べ、運用後の人件費もかかるでしょう。

またオンプレミス型LMSは、オンライン上ではなく自社のサーバー上でデータを管理しています。万が一、災害が発生した際に、サーバールームに被害を受ければ、データを損失する可能性もあるでしょう。

どっちのLMSが向いている?

■クラウド型LMSが向いている企業

  • 国内外問わず支社や子会社が多い企業
  • リモートワークが多い企業
  • 低予算で従業員を育成したい企業 など

■オンプレミス型LMSが向いている企業

  • 銀行や医療機関など個人情報や機密情報の保守が重要な企業
  • 社内のニーズや業務内容の変更に応じて自由にカスタマイズしたい企業 など

▼LMSの費用については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒LMSの費用とは?3つの代表相場と形態・種類・機能による違いを徹底解説

  LMSの費用とは?3つの代表相場と形態・種類・機能による違いを徹底解説 LMSは形態や機能によっても費用は大きく変わるため、どれが妥当かどうかを判断するのも容易ではないでしょう。本記事では代表的な導入費用の3つのパターンを紹介しながら、料金の種類、相場、変動のポイントなどを解説します。貴社に最適な選択の参考にしてください。 株式会社LDcube

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LMSの特化型と統合型を比較

LMS種類⑧

この章では、特化型LMSと統合型LMSを比較していきます。以下は簡単な比較表です。

【特化型LMSと統合型LMSの比較】


特化型LMS

統合型LMS

費用の安さ

学習管理の効率さ

操作の簡単さ


学習範囲の広さ

学習内容の専門性

ここからは上記の比較表をさらに詳しく解説していきます。

特化型LMSと統合型LMSそれぞれのメリットとデメリットに分けて説明していくので、自社にはどの種類のLMSが適しているか、イメージしながら目を通してみてください。
 

特化型LMS

特化型LMSは、特定の学習方法や業界、知識に特化した学習管理システムです。たとえば以下のようなLMSがあります。

  • 特定の学習方法に特化している場合:動画視聴のみに特化したLMSなど
  • 特定の業界や知識に特化している場合:医療業界に特化したLMS、言語学習に特化したLMSなど

ここからは、特化型LMSのメリットとデメリットを紹介していきます。
 

◆メリット

特化型LMSのメリットには、以下の2つが挙げられます。

  • 導入費用を抑えられる
  • 専門分野を深く学べる

特化型LMSは、特定の業界や分野に限定して開発されており、その業界や分野に必要のない機能は付いていません。そのため統合型LMSに比べて導入コストを抑えられるでしょう。

専門分野を深く学べる点もメリットの1つです。

たとえばIT技術に特化したLMSの場合、プログラミング言語のトレーニングやシステム管理研修など、IT技術の専門知識やスキル習得に役立つほか、専門講師からフォードバックしてもらえるなど専門分野だけを徹底的学べます
 

◆デメリット

特化型LMSのデメリットとしては、汎用的な知識が学びにくい点が挙げられます。

前述した通り、特化型LMSは特定の分野や業界に関連した専門知識やスキルを習得することに特化しています。以下のような、さまざまなビジネスシーンで活用できる知識やスキルの習得には向いていません。

  • コミュニケーションスキル
  • 情報処理スキル
  • 問題解決能力
  • 時間やタスク管理能力 など

上記のような汎用的な知識が学びたい場合は、特化型LMSではなく統合型LMSの方が向いているでしょう。
 

統合型LMS

統合型LMSは、さまざまな分野の学習ができるほか、複数の機能を1つに集約し、一括で管理できる学習管理システムです。

配信された教材を使って利用者が学習できるだけでなく、学習の進捗や研修の受講履歴も確認できます。

以下で統合型LMSのメリットとデメリットを紹介していきます。
 

◆メリット

統合型LMSのメリットは、学習や管理の効率が上がる点です。

前述した通り、教材コンテンツの配信から学習記録の管理まで、1つのプラットフォーム上で済むので、複数のシステムやサービスを使う必要がありません。

具体的には以下のような、さまざまな機能が備わっています。

  • 学習コンテンツの配信
    PDFや動画、テスト、クイズなどのコンテンツを配信できる
  • 学習管理
    利用者の学習進捗や理解度などを随時確認できる
  • スキル管理
    取得済のスキルや、各ポジションに必要なスキル、スキル習得に必要な学習コンテンツなどを確認できる
  • フィードバック
    利用者からの質問に答えたり、改善点や評価などを伝えたりできる

たとえば学習コンテンツの配信はGoogleドキュメントやZoomなどを使い、スキル管理は人材系のシステム、フィードバックはチャットツールを使うなど、ツール使い分ける必要がありません。

そのため統合型LMSを使えば、学習する側や管理する側の作業効率が上がるでしょう。
 

◆デメリット

統合型LMSのデメリットとしては、以下の2つが挙げられます。

  • 導入コストが高い
  • 操作が複雑である

統合型LMSは特化型のLMSに比べると機能が豊富かつ、配信可能な学習コンテンツも多岐にわたります。そのため導入にかかるコストが、どうしても高くなる傾向にあるでしょう。

また多機能なため、操作が複雑で難しいケースも考えられます。

ITツールなどに慣れている人はすぐに操作できるかもしれませんが、ITツールに馴染みのない場合は操作に慣れるのに時間がかかるかもしれません。

中には多機能かつユーザーフレンドリーな統合型LMSもあるので、ぜひ検討してみてください。

どっちのLMSが向いている?

■特化型LMSが向いている企業

  • 習得したい知識や学びたい分野が限られている企業
  • シンプルな機能で充分な企業
  • なるべく予算を抑えたい企業 など

■統合型LMSが向いている企業

  • 学習管理や人材管理のツールを1つにまとめたい企業
  • 普段からITツールに慣れている企業 など


LMSのクラウド型×特化型が向いている企業

LMS種類⑨

ここからは、利用環境別LMS×習学内容や機能別LMSの各組合せが向いている企業を紹介していきます。組み合わせは以下の4種類があります。

  • クラウド型LMS×特化型LMS
  • クラウド型LMS×統合型LMS
  • オンプレミス型LMS×特化型LMS
  • オンプレミス型LMS×統合型LMS

まずは、クラウド型LMSと特化型LMSの組み合わせが向いている企業を見てきましょう。

  • 低コストで従業員の研修を行いたい企業
  • 一部の部署でLMSを活用したい企業

1つずつ解説していきます。
 

低コストで従業員の研修を行いたい企業

クラウド型×特化型のLMSが向いている企業の1つとして、低コストで従業員の研修を行いたい企業が挙げられます。

LMS4種類の組み合わせの中で、一番費用を抑えられるのがクラウド型×特化型のLMSであるからです。

たとえば小規模もしくは中小企業などで、以下のような悩みを抱えている場合におすすめです。


「予算はそこまでかけられないけど、従業員のスキルアップのために定期的な研修は実施したい」
「研修の際にかかる出張費や宿泊費、研修する従業員の手間などをできる限り削減したい」

このように、低コストで従業員の研修を行いたい企業は、ぜひクラウド型×特化型のLMSの導入を検討してみてください。
 

一部の部署でLMSを活用したい企業

一部の部署でLMSを活用したい企業も、クラウド型×特化型のLMSがおすすめです。クラウド型のLMSはオンプレミス型のLMSに比べて費用が安く済むため、全社で利用しない場合に向いています。

さらに、LMSを使う部署が限られている場合は、統合型を導入せずとも特化型のLMSで充分に事足りる場合が多いです。

たとえば以下のように、ほとんどの部署では対面で行う研修を実施したいけど、一部の部署ではオンラインの研修を中心に実施したいといった場合におすすめです。


「各支社のエンジニア部門では、対面の研修だけでは教えきれないかつ効率が悪いので、オンラインでITスキルのトレーニングを実施したい」
「営業部門には対面の研修も実施しつつ、新しくリリースされるサービスや商品の知識、各サービスや商品のセールスポイントなどはオンラインで効率的に学んでほしい」

このように、一部の部署でLMSを活用したい企業は、ぜひクラウド型×特化型のLMSの導入を検討してみてください。


おすすめのクラウド型×特化型LMS

クラウド型×特化型LMSは「学び~と」がおすすめです。学習に特化したLMSで、PowerPointで教材が作成できるほか、受講者や講義の科目ごとに学習の進捗を確認できます。

また教材づくりに慣れていない場合は、教材づくりのプロのサポートを受けられる点もポイントです。

利用者の人数によって月額が異なり、50~10,000人以上まで幅広いプランが用意されています。月額プランの例は以下の通りです。

  • プラン50:月額15,000円(登録可能人数50人)
  • プラン500:月額100,000円(登録可能人数500人)
  • プラン5000:月額400,000円(登録可能人数5000人)

※同時接続数は登録人数の10%まで
※2024年5月時点の価格です

気になる場合は、ぜひ公式サイトから情報を確認してみてください。

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LMS選定資料


LMS​​​​​​​のクラウド型×統合型が向いている企業

LMS種類⑩

次に、クラウド型LMSと統合型LMSの組み合わせが向いている企業を4つ紹介します。

  • グループ会社共通でさまざまな研修をしたい企業
  • 急速に成長しているスタートアップ企業
  • 従業員が自主的に学べる環境を目指している企業
  • 人事や人材開発に関する情報を一元管理したい企業

以下で1つずつ解説していきます。

グループ会社共通でさまざまな研修をしたい企業

クラウド型×統合型のLMSが向いている企業の1つとして、グループ会社共通でさまざまな研修を実施したい企業が挙げられます。

クラウド型のLMSの場合、大元の企業だけがLMSを導入すれば、支社や子会社それぞれがLMSを導入する必要がありません。また統合型の場合、多種多様な研修を実施できます。

たとえば、以下のような悩みを抱えている場合におすすめです。

「海外のグループ会社を含めた全社の従業員に、顧客への対応方法やITスキルに関する研修を受けさせたい」
「フランチャイズ店舗を多く抱えており、各店舗で品質やコンプライアンスに対する考え方がバラバラなので、研修を通して統一させたい」

クラウド型×統合型のLMSであれば、地理的な制約がないかつ、全従業員に均一な研修を実施できます。

グループ会社共通でさまざまな研修を実施したい企業は、ぜひクラウド型×統合型のLMSを検討してみてください。
 

急速に成長しているスタートアップ企業

急速に成長しているスタートアップ企業も、クラウド型×統合型のLMSがおすすめです。クラウド型のLMSであれば、今後支店が増えた場合に、各支店でLMSを導入せずに済みます。

また今は必要ない機能や研修内容も、会社が成長していくにつれて必要になるケースもあるので、特化型より統合型のLMSが適しているでしょう。

たとえば以下のように、会社の成長段階によって必要な研修やトレーニングは変わってきます。

  • 会社の立ち上げ時期
    ビジネスの基礎研修やコンプライアンス研修、リスク管理研修など
  • 売上が伸び始める時期
    マーケティング戦略研修やセールストレーニングなど
  • 経営が安定する時期
    リーダーシップ研修やプロジェクトマネジメント研修など
  • 新しい事業に挑戦する時期
    新サービス開発研修やイノベーション研修など

このように、急速に成長しているスタートアップ企業にはクラウド型×統合型のLMSの組み合わせがおすすめです。
 

従業員が自主的に学べる環境を目指している企業

クラウド型×統合型のLMSが向いている企業の1つとして、従業員が自主的に学べる環境を目指している企業も挙げられます。

クラウド型LMSであれば、社内でなくとも好きな場所で空いた時間に従業員が学べるからです。

さらに統合型LMSであれば、従業員だけでなく会社側も、各従業員がどのくらいトレーニングを進めたかや理解度はどのくらいかなどを、逐一確認できます。

たとえば以下のように、従業員が自然に学べる環境を作れるでしょう。

  1. 会社側がトレーニング動画やマニュアルを配信
  2. 従業員が自分のペースで学ぶ
  3. 会社側が進捗をチェックする
  4. 一人一人に合ったフィードバックやサポートを行う

中には従業員それぞれが興味のあるe-ラーニングやスキル、キャリアプランなどに合った教材を勧めてくれるといったLMSもあり、効率的な人材育成が可能になります。

このように従業員が自主的に学べる環境を目指している企業は、ぜひクラウド型×統合型のLMSを検討してみてください。
 

人事や人材開発に関する情報を一元管理したい企業

人事や人材開発に関する情報を一元管理したい企業も、クラウド型×統合型のLMSがおすすめと言えます。

クラウド型LMSの場合、各支店の従業員に関する情報も一括で管理できるほか、タレントマネジメントシステムなど人事系システムと連携できるケースが多いです。

さらに統合型のLMSであれば、従業員の学習状況だけでなく、スキルや職歴といった人材開発に関する情報も一元管理できます。

たとえば以下のような悩みを抱えている場合におすすめです。

「従業員がどの研修を受けたかや習得済みスキル、今までどんな仕事を担当してきたかなどの情報がバラバラに管理されており、毎回探すのに時間や手間がかかっている」 
「全国各地の支店にいる従業員のスキルや経験、特性などを総合的に把握し、組織全体の従業員を最適なポジションに配置したい」

クラウド型×統合型のLMSを導入すれば、人事や人材開発に関する情報をまとめて把握できるので、効率的に人事管理や人材開発が行えるでしょう。

おすすめのクラウド型×統合型LMS

クラウド型×統合型のLMSは、「CrossKnowledge」がおすすめです。利用者は学習コンテンツを使って学べるだけでなく、個人診断を基にしたパーソナライズ学習なども実現できます。もちろん学習者の学習状況を一元管理もできます。

またタレントマネジメントシステムなどの外部システムと連携できるため、管理者側も業務効率が期待できるでしょう。

LMSは最大28言語、eラーニングコンテンツは8言語に対応しており、グローバル展開している多くの大手企業が導入しています。

「CrossKnowledge」が気になる場合は、まず公式サイトから情報を確認してみてください。 

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LMSのオンプレミス型×特化型が向いている企業

LMS種類⑪

次に、オンプレミス型LMSと特化型LMSの組み合わせが向いている企業を2つ紹介します。

  • 専門分野の事業に特化しており主に現場で研修を実施する企業
  • 今後他の分野に進出する予定がないかつセキュリティ管理が重要な企業

以下で1つずつ解説していきます。
 

専門分野の事業に特化しており主に現場で研修を実施する企業

オンプレミス型×特化型LMSが向いている企業の1つとして、専門分野の事業に特化しており、主に現場で研修を実施する企業が挙げられます。

オンプレミス型のLMSであれば、オフラインでも利用できるため、インターネット回線の遅延やトラブルが生じても、研修に影響しません。

また多岐にわたって事業を展開しているのではなく、限られたジャンルの事業のみの場合、特化型LMS方が統合型LMSよりも費用を抑えられます。

たとえば、以下のような企業に向いているでしょう。

  • 工場の作業員に向けて、商品の製造プロセスや特殊な機械の操作方法についてのトレーニングを行いたい企業
  • ホテルのフロントのスタッフに向けて、接客トレーニングやマナートレーニングを行いたい企業

このように、専門分野の事業に特化しており主に現場で研修を実施する企業には、オンプレミス型×特化型のLMSがおすすめです。

今後他の分野に進出する予定がないかつセキュリティ管理が重要な企業

今後他の分野に進出する予定がないかつ、セキュリティ管理が重要な企業も、オンプレミス型×特化型のLMSが向いています。オンプレミス型LMSは自社でサーバーを構築するため、セキュリティが強固です。

また将来、現在の事業を拡大する可能性はあるけど、他のジャンルの事業には手を出す予定がない場合、統合型より特化型LMSの方が費用を抑えられます。

たとえば医療機関を運営している企業におすすめです。

膨大な患者の個人情報やカルテを扱っているため、強固なセキュリティ対策が必要かつ、基本的には他の事業に進出することは少ないかと思います。

このように、今後他の分野に進出する予定がないかつセキュリティ管理が重要な企業は、オンプレミス型×特化型LMSを検討してみてください。

おすすめのオンプレミス型×特化型LMS

オンプレミス型×特化型のLMSは、どの分野に関する学習管理をしたいのかで、おすすめのLMSが異なります。

ここでは一例として、医療分野の学習管理をする場合におすすめの「メディカルナイスナレッジ」を紹介します。メディカルナイスナレッジは、実際に数多くの医療機関で導入されているLMSです。

利用者は動画や画像で医療処置の手順や基準を学べるほか、管理者側で利用者の習熟度も把握でき、研修を効率よく進められます。費用は非公開のため、問い合わせる必要があります。

気になる場合はぜひ、公式サイトから情報を確認してみてください。

 メディカルナイスナレッジの公式サイトを確認する 

LMS選定資料


LMSのオンプレミス型×統合型が向いている企業

LMS種類⑫

最後に、オンプレミス型LMSと統合型LMSの組み合わせが向いている企業を2つ紹介します。

  • セキュリティを確保しながら全部署の研修を一元管理したい企業
  • 厳重なセキュリティの元で自由にカスタマイズを行いたい企業

以下で1つずつ解説していきます。

セキュリティを確保しながら全部署の研修を一元管理したい企業

オンプレミス型×統合型LMSが向いている企業の1つとして、セキュリティを確保しながら全部署の研修を一元管理したい企業が挙げられます。

オンプレミス型はクラウド型に比べてセキュリティが強固です。

また特化型でなく統合型のLMSであれば、多種多様な研修やトレーニングの実施が可能なため、全部署研修を1つシステムで管理できます。

たとえば、顧客の個人情報や機密情報を厳重に守る必要のある、金融機関に向いているでしょう。以下のように、さまざまな部署の研修をまとめて管理できます。

  • 一般部署:顧客対応研修やコンプライアンス研修など

  • 営業部署:販売力強化トレーニングや金融知識研修、チームビルディング研修など

  • 融資部署:金融市場分析トレーニングや信用リスク管理研修など

  • IT部署:システムセキュリティ研修やデータ管理研修など

このように、オンプレミス型×統合型LMSはセキュリティを確保しながら、全従業員へのトレーニングを効率的に管理できます。
 

厳重なセキュリティの元で自由にカスタマイズを行いたい企業

厳重なセキュリティの元で自由にカスタマイズを行いたい企業にも、オンプレミス型×統合型のLMSが向いています。

オンプレミス型は自社でサーバーを構築するため、オンラインで管理するクラウド型よりもセキュリティが万全です。また統合型LMSは、企業のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできます。

たとえば、教育機関で使うLMSに向いているでしょう。学生の個人情報や成績、研究データや知的財産を厳重に守れます。

以下のように教育機関で学ぶ人・教える人それぞれの立場に合わせて、自由なカスタマイズも可能です。

  • 学生向け:オンライン講義の受講やレポート提出、成績確認など

  • 留学生向け:日本の文化や生活に関する研修、日本語研修、キャリア支援情報の発信など

  • 教員向け:ファシリテーター研修やITリテラシー研修、管理職研修など

このように、オンプレミス型×統合型のLMSは、厳重なセキュリティの元で自由にカスタマイズを行いたい企業に向いているでしょう。

おすすめのオンプレミス型×統合型LMS

オンプレミス型×統合型のLMSは「学びばこ」がおすすめです。

従業員向けの研修管理だけでなく、社内で何かコンテンツを配信したい際に共有ツールとしても使えるほか、社内アンケートを取りたい場合にも利用できます。

また各アイコンがポップなデザインで分かりやすいほか、利用者が使いやすいような設計になっているため、パソコン操作に慣れていない場合でも安心して使えます。費用は以下の通りです。

  • 利用者が~5,000人まで:2,090,000円(税込)
  • 利用者数無制限:3,190,000円(税込)

※2024年5月時点の価格です

学びばこが気になる場合は、ぜひ公式サイトから情報を確認してみてください。

 学びばこの公式サイトを確認する ​​​​​​​​​​​​​​

LMSの活用でeラーニング受講率100%を達成した支援事例

事例のイメージ画像

支援事例:専門商社(400名)

【これまでの課題】

  • eラーニングを「必修」にしなければ学習しない
  • 流し見で「完了」することが目的になってしまっている
  • 業務が忙しくて受講することを忘れてしまう  ・・・など

 ↓

【CK-Connectによるパーソナライズ学習を導入】
(CK-Connectはパーソナライズ学習を実現できるLMSです)

 ↓

【受講率100%を実現】

  • 「必修」「受講期限」の設定がない中で、受講率100%を実現
  • 診断結果を基に自動でリコメンドされるコースを自主的に受講
  • 1人平均5.7コースの受講(多い人は16コースの受講)

★今回のポイント

  • パーソナライズ学習:パーソナル診断結果を基にした個々人に合わせた学習コンテンツを自動配信
  • いつでも学べる環境:学習者が必要なときに必要な学習にアクセスできる環境
  • 学習データの蓄積:学習者の学習状況をトラッキングするための学習行動のデータ取得

 
★お客さまの声

  • 社内ではeラーニングは結局導入しても、やってくれないのではないかという疑問視する声が出ていました。これまでは「必修」にしないとやってくれなかったことからもそのように捉えられていました。同じことを繰り返していても効果は上がらないと思い、パーソナライズ学習を取り入れたところ、受講率が100%になったので正直驚きました。

  • また、これまではコンテンツ数にも限りがあり、自社のオリジナルコンテンツの搭載ができなかったのですが、自社オリジナルコンテンツの搭載もできるようになったことで、学習してもらう幅が広がりました。

  • また、診断結果のレポートには、自身の強みや課題の啓発だけではなく、他の職場メンバーとの関係性の中で起こりうることや周囲が必要なことについてもアドバイスがあり、そのレポートを基に、他メンバーと対話することで、職場の中でのコミュニケーションが取りやすくなり、仕事がスムーズに進むようになりました。

LMS選定資料

まとめ

LMSは大きく以下の4種類に分けられます。

【LMSの種類】

  • クラウド型LMS: インターネットを介してどこからでもアクセスできる
  • オンプレミス型LMS: 自社のサーバーを介して社内にいるときのみアクセスできる
  • 特化型LMS: 特定の分野や業界、特定の機能に特化している
  • 統合型LMS: さまざまな機能が使えるもしくは、さまざまな分野の学習ができる

「利用環境」で区別した種類がクラウド型とオンプレミス型、「機能や学習内容の違い」で区別場した種類が特化型と統合型です。

それぞれ、どちらのLMSを選ぶべきかは以下の比較表を参考にしてください。

【クラウド型LMSとオンプレミス型LMSの比較】


クラウド型LMS

オンプレミス型LMS

費用の安さ

導入しやすさ

セキュリティの強さ

カスタマイズの自由さ

他システム連携のしやすさ

災害時の安全さ

便利さ

【特化型LMSと統合型LMSの比較】


特化型LMS

統合型LMS

費用の安さ

学習管理の効率さ

操作の簡単さ

学習範囲の広さ

学習内容の専門性

LMSを導入する際は、自社のニーズに合わせて、以下のような組み合わせの中から選ぶ必要があります。

  • クラウド型LMS×特化型LMS
  • クラウド型LMS×統合型LMS
  • オンプレミス型LMS×特化型LMS
  • オンプレミス型LMS×統合型LMS

各組み合わせのLMSが向いている企業は、以下の通りです。

【LMSの組み合わせと向いている企業】

LMSの組み合わせ

向いている企業

クラウド型LMS×特化型LMS

  • 低コストで従業員の研修を行いたい企業
  • 一部の部署でLMSを活用したい企業

クラウド型LMS×統合型LMS

  • グループ会社共通でさまざまな研修をしたい企業
  • 急速に成長しているスタートアップ企業
  • 従業員が自主的に学べる環境を目指している企業
  • 人事や人材開発に関する情報を一元管理したい企業

オンプレミス型LMS×特化型LMS

  • 専門分野の事業に特化しており主に現場で研修を実施する企業
  • 今後他の分野に進出する予定がないかつセキュリティ管理が重要な企業

オンプレミス型LMS×統合型LMS

  • セキュリティを確保しながら全部署の研修を一元管理したい企業
  • 厳重なセキュリティの元で自由にカスタマイズを行いたい企業

研修を効率化するほか、人事部や人材開発部の業務負担を削減するためにも、自社にマッチした組み合わせのLMSを導入しましょう。

株式会社LDcubeではクラウド型×統合型LMSであるCrossKnowledge-LMSの提供を行っています。多言語対応もしており、グローバル展開している組織や外国人社員を多く抱える組織ではとても重宝します。
LMSの導入で迷ったらLDcubeにご相談ください。これまで、組織規模の大小、国内外への事業展開、コンテンツの要否などに関わらず、さまざまな状況での学習環境構築の支援を行ってきています。無料のデモIDの発行なども行っています。お気軽にご相談ください。

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  お問い合わせ| LDcube(エルディーキューブ) LDcube(エルディーキューブ)に関するお問い合わせや、料金プランのご相談などは当ページより承ります。組織変革・人材育成を50年以上支援するビジネスコンサルタントが持つ集合研修の豊富な知見と、最先端の学習ツールをかけ合わせ、個人と組織に最適な「学び」をデザインし、企業様の競争力強化に貢献します。 株式会社LDcube

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