グローバル企業でのLMSの効果的な活用とは?
企業がグローバル展開を図る過程で重要な役割を果たすLMS(Learning Management System)の活用方法について紹介します。
グローバル展開している企業の、学習管理上の悩みは
- 言語が多岐にわたること
- 地理的に離れていること
- 時差など時間の問題があること
- 集合するには多大なコストがかかること
などがあげられます。これらの課題を効果的に解決し、組織内の学習を加速させ、パフォーマンスの向上につなげていくためには、グローバル展開に対応できる多言語で利用可能なLMSの導入がおすすめです。
この記事では、グローバルビジネスにおける、LMSの有効な活用方法を具体的な導入事例とともに紹介します。効率的な情報共有、スキル向上、パフォーマンス管理の実現方法についてわかりやすく解説します。さらにCrossKnowledgeという、グローバルマーケットで活用されているLMSをご紹介します。
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目次[非表示]
- 1.LMSのグローバル企業での活用ポイント
- 1.1.ユニバーサルな教育・トレーニング
- 1.2.コンテンツの標準化と自律的な学習
- 1.3.利用しやすいリソースとコスト削減
- 1.4.効果測定と改善
- 1.5.人事戦略・人事システムとの統合
- 2.LMSにおける多言語への対応
- 2.1.インターフェースの言語設定
- 2.2.多言語コンテンツ
- 2.3.グローバルなコラボレーションを促進
- 3.運用体制は本部とリージョン
- 3.1.本部(ヘッドクォーター)
- 3.2.各リージョン
- 4.LMSのグローバル対応ならCrossKnowledge
- 4.1.ユーザーエクスペリエンス
- 4.2.多言語対応コンテンツ
- 4.3.カスタマイズ可能な学習パス
- 4.4.進捗追跡とレポーティング
- 4.5.世界ナンバーワンLMS!
- 5.まとめ
LMSのグローバル企業での活用ポイント
企業がグローバル展開する際には、組織内での効率的な情報共有やスキルの向上、パフォーマンスの管理が求められます。
そこで活用されるのがLMS(Learning Management System)です。以下にその活用法を紹介します。
(グローバル企業でのLMS活用ポイント)
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ユニバーサルな教育・トレーニング
グローバルに展開する企業における、LMSの最大の利点は世界中にいる社員が同じ教育とトレーニングを受けることができる点です。
これは、時間や場所に関係なく全ての社員に教育コンテンツを提供することができ、企業全体として一つのメッセージを共有し、理解を深めることができます。
LMSにより一貫したトレーニングと教育を提供することは、大事にしている考え方や仕事の進め方、組織文化など企業全体で統一された運用を図る上で重要です。
これにより、組織の効率と生産性を向上させることにつながります。
コンテンツの標準化と自律的な学習
全ての社員に同じ教材を提供することで、その結果として標準化された学習体験が提供できます。
これにより、情報が一貫しており、全体的な企業の理解を深めるのに役立ちます。
また、個々の学習者が自分のペースで学べるため、より深い理解やスキル習得が可能です。
新しいガイドラインや複雑な内部プロセス、さらには新しい技術やシステムについて学習する際でも、個人の理解度に合わせた段階的な学びを通じて理解を深めることができます。
利用しやすいリソースとコスト削減
教材やリソースをリアルタイムで共有できるため、社員は必要な時に必要な情報を即座に手に入れることが可能です。
また、全ての教育資源がデジタル化されているため、物理的な教材の製造や配布にかかるコストがなく、全ての社員に瞬時にトレーニングを提供することが可能です。
これにより、訓練セミナーや会議のための移動費用や宿泊費用といった追加費用が不要になります。
効果測定と改善
LMSの大きな利点の一つは、学習者の学習行動データの分析により、トレーニングや教育がどれほど効果的であったかを簡単に追跡し、評価できることです。
学習活動、テスト結果、進行度、参加率などを自動的に収集し分析することにより、教育プログラムの効果を定量的・定性的に測定することができます。
そして、教育やトレーニングは一方通行の学びではなく、社員からのフィードバックを受け取り、それをもとに教育内容を改善していくことが重要です。
LMSはリアルタイムでフィードバックを受け取り、分析し、それをもとに教育プログラムを順次改善することが可能です。
▼人材育成の効果測定についてはこちらで解説しています。合わせてご覧ください。
⇒人材育成の効果測定とは?重要な観点や評価項目を網羅的に解説
人事戦略・人事システムとの統合
パフォーマンス管理、タレントマネジメント、後継者育成などの戦略的な目標を達成するためにも、LMSは有効なツールです。
個々の社員の強みや啓発点、成長の可能性を可視化することができます。
各種人事管理システムやタレントマネジメントシステムとデータ連携することで、より戦略的な人事管理と人材育成を推進することができます。
LMSにおける多言語への対応
グローバルに展開する企業では、多言語対応が求められます。これに対処するために、LMSの中には下記の観点で、多言語のサポートを提供しているものもあります。
(多言語への対応ポイント)
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インターフェースの言語設定
グローバル展開に対応できるLMSは、学習者が自分の言語を選ぶことができます。
これは、学習者が自分の言語でログインし、インターフェースを閲覧、コースと教材などのコンテンツを理解することに大きく貢献します。
これにより、学習者は誤解や不明瞭さを減らし、より効果的に学ぶことができます。
多言語コンテンツ
企業は多言語のコンテンツを作成し、LMSにアップロードすることができ、さまざまな地域の社員が教材を母国語で学ぶことができます。
また、多言語化だけでなく地域化も重要です。これは、特定の地域や文化圏の学習者のニーズと習慣を理解し、それに合わせたコンテンツやインターフェースを設けることを指します。
例えば、日付や通貨の表記、地域固有の法令規制などを反映するなどです。
▼多言語に対応したeラーニングについてはこちらで解説しています。合わせてご覧ください。
⇒多言語対応eラーニングならCrossKnowledge!
グローバルなコラボレーションを促進
多言語対応のLMSは、異なる言語を話す学習者が共同作業を行うことを可能にします。
チャットツールなどを通じて、社員は自分の言語で意見やアイデアを共有し、他の社員と協力することができます。
このように、多言語対応のLMSは、世界中のどこにいても、どの言語を話す学習者にとっても同等の学習体験を提供することを可能にします。
これにより、企業は全社員に一貫性のある教育とトレーニングを提供し、同時に地域の要素を考慮したカスタマイズを行うことができます。
▼多言語に対応したLMSについてはこちらもご覧ください。
⇒多言語対応の学習管理システム(LMS)の必要性と選ぶ時のポイント
運用体制は本部とリージョン
LMSの運用体制は、組織の規模や構造によって異なりますが、大きく分けて本部と各リージョン(地域組織やブランチオフィス)で役割を分けた運用が一般的です。
(運用体制)
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本部(ヘッドクォーター)
本部では全体戦略やポリシーの立案、教育プログラムの企画、LMS全体の管理に責任を持つことが一般的です。
一貫性を保つためには、教育内容や運用方針を本部が統括することが重要です。
また、本部はリージョンのパフォーマンスをモニタリングし、必要に応じてフィードバックや改善を行います。
各リージョン
リージョンでは、本部から提供されたコースや資源をローカルの社員に指導し、独自の必要性に合わせてカスタマイズする役割を果たします。
リージョンにおけるLMSの運用担当者は、現地の法令、文化、言語などを理解しているため、内容を最適化し、現地の社員にとって適切な形で提供することが可能です。
このような分担体制により、企業全体の統一性と一貫性を保ちつつ、地域ごとの特性やニーズに合わせた教育を提供することが可能となります。
この際、多言語に対応できるLMS自体が同じプラットフォームであることが重要です。
本部は本部、各リージョンはリージョンで、それぞれの別のLMSなどで運用すると効果的な運用が実現できません。
同じLMSで運用することで、本部のコンテンツをスムーズにリージョンに配信したり、リージョンが独自に行っている教育コンテンツの内容を本部がモニタリングできたり、という連動が可能になります。
ただし、運用体制は企業の規模や特性により異なるため、組織のニーズに合わせた体制を検討し、適切な人材を配置することが重要です。
また、本部とリージョン間のコミュニケーションを確保し、円滑な運用を実現するためにも、定期的なミーティングや情報共有が必要となります。
LMSのグローバル対応ならCrossKnowledge
CrossKnowledge-LMSは、グローバル対応のLMSで、欧米やアジアなどの世界各地の企業で利用されている優れた学習プラットフォームです。
(CrossKnowledgeの強み)
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ユーザーエクスペリエンス
CrossKnowledge-LMSは、使いやすさに重点を置いた設計により、社員が快適に学習できる環境を提供します。
それにより、社員は他の業務をこなしながらでも良質な学習時間を確保することができます。
また、PCだけでなくモバイルデバイスでも利用でき、場所を問わず学習が可能です。また、LMSは最大28言語に対応しています。
多言語対応コンテンツ
最大8言語で利用できるコンテンツを提供し、グローバル企業が世界中の社員に対して一貫した教育を提供することを可能にします。
その内容は、リーダーシップ、ビジネススキルなど、企業が求める技術的・非技術的なスキルに重点を置いています。
また、世界レベルのMBA教授のマイクロラーニングなど、品質の高いコンテンツ提供を行っています。
カスタマイズ可能な学習パス
CrossKnowledge-LMSは、個々の社員のニーズに合わせてカスタマイズ可能な学習パスを提供します。
これは、特定の役職や部門、または個々のキャリア目標に合わせた教育を提供することを可能にし、個々の学習効果と労働生産性の向上に寄与します。
進捗追跡とレポーティング
社員の学習進捗を評価し、その結果をレポートとして可視化する機能を提供します。
これにより、管理者は個々の学習者やトレーニングプログラム全体のパフォーマンスを監視し、改善策を策定することが可能になります。
また、CrossKnowledge-LMSは、既存のHRシステムやタレントマネジメントシステムとの統合が可能です。また、企業のブランドや組織文化を反映するように画面をカスタマイズすることも可能です。
これらの機能を通じて、CrossKnowledge-LMSはグローバル展開している企業に対し、優れた学習体験を提供し、組織全体のスキル開発とパフォーマンス向上の実現をサポートします。
そのため、グローバルな規模で事業を展開する企業にとって、CrossKnowledgeは効果的なLMSソリューションといえます。
世界ナンバーワンLMS!
CrossKnowledgeのLMSはクレイグ・ワイスが発表する「世界のLMS市場トップ50リスト」において、2020年に最高評価を得ており、世界ナンバーワンのLMSとなりました。
高品質な教材が多数あり、ビジネス教育の権威であるEFMDから認証を受けています。
パーソナルサーベイを基に各学習者に最適化されたパーソナライズ学習を実現できること、上司が部下に推奨すべきコースを割り振ることも可能です。
最大28言語に対応するほか、使いやすさ、費用対効果、顧客満足度も高く評価されています。
これらの特徴が、世界ナンバーワンの評価を得る要因となりました。
グローバルで活用するなら世界ナンバーワンLMSがおすすめです。
▼LMSは世の中にたくさんあります。機能別に比較しました。合わせてご覧ください。
⇒【比較表付き】LMS(学習管理システム)11選を機能別に徹底紹介
まとめ
【グローバル企業必見!】効果的なLMS活用とは!?について解説してきました。
グルーバル展開している企業は、言語や地理的要因、時差、集合コストがかかることなどから、人材育成においては悩みが尽きません。
それらを解決し、組織内の学習を加速させ、パフォーマンスの向上につなげていくためには、グローバル展開に対応できる多言語で利用可能なLMSの導入がポイントです。
CrossKnowledge-LMSはグローバルマーケットで活用されているLMSです。
株式会社LDcubeはCrossKnowledgeの日本国内のパートナーとしてCrossKnowledge製品のサービス提供を行っています。無料でのデモID発行や導入事例の紹介なども行っていますので、お気軽にご相談ください。
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