
eラーニングを活用した人材育成!導入メリットと最新トレンド
人材育成にeラーニングを取り入れるべきか、悩んでいませんか?
企業が持続的に成長するためには、従業員一人一人のスキルアップが欠かせません。しかしながら、伝統的な研修プログラムでは、コストや時間、場所の制約が多く、全社員に平等に機会を提供することが難しいケースが目立ちます。
こうした問題を受けての解決策として、eラーニングを積極的に活用すべきです。コロナ禍を経て、eラーニングやオンライン研修の活用が増えています。今後の人材育成において、効果を高めるために欠かせない手法と考えられています。
これらを取り入れることで、従業員は自分のペースで学習でき、学習の質を向上させることが可能です。特に、リモートワークや事業のグローバル展開が一般化する現代において、場所に依存しない学習環境を提供することは大きなメリットとなります。
eラーニングの成果をさらに高めるポイントの1つに、パーソナライズ学習の導入があります。
これは、学習者一人一人の学習ニーズや進捗に応じて個別にカスタマイズされた学習パスを提供することで、より効果的な知識の習得とスキルの向上を促進します。
また、動画やインタラクティブなコンテンツ、テストなどを組み合わせることで、視覚的かつ実践的に学ぶ機会を提供でき、参加者の理解度や記憶定着率を大幅に向上させることが可能です。
こうした手法を取り入れることで、eラーニングを通じてパーソナライズ学習を活用した効率的かつ効果的な人材育成を実現し、企業全体の競争力を高めていきましょう。
▼人材育成についてはテーマに合わせて下記で解説しています。合わせてご覧ください。
- 人材育成で大切なこととは?「新時代」の課題と成功のポイントなどを解説!
- オンライン研修のメリットとは?成功の秘訣や人材育成の流れまで解説!
- eラーニングとLMSの違いとは?最適な人材育成体制を構築するポイントを解説
- パーソナライズ学習とは?進化する人材育成手法について解説!
- 経営シミュレーションとは?人材育成の新手法・研修について解説
▼eラーニングの受講率向上については下記にまとめました。
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人材育成におけるeラーニングのカギはパーソナライズ学習
これからの時代の人材育成には、eラーニングを活用し、学習者一人一人に合わせたパーソナライズ学習の実現です。
なぜなら、eラーニングを活用し、一人一人の学習ニーズや状況に合わせた学習体験を提供することで、受講率を高めることを通じて学習者の行動変容を誘引し、その結果として、事業の成長に貢献すると考えられるからです。
以下ではまずeラーニングとは何かについて解説し、その後パーソナライズ学習とは何かついて説明します。
そもそもeラーニングとは?
eラーニングとは、インターネットを通して学ぶ学習形態であり、パソコンやスマートフォン、タブレットなどで研修が実施されます。会場や教室などに足を運ぶ必要がないため、学習者は時間や場所を問わずに学習することが可能です。
eラーニングの学習コンテンツはニーズの変化に伴い、日々進化しています。
以前はフラッシュアニメーションを中心としたコンテンツが主流でしたが、現在は動画を活用したものが普及しており、学習者にとってより分かりやすい内容になっています。
▼eラーニングについては下記で紹介しています。
⇒CrossKnowledge eラーニング
パーソナライズ学習とは?
パーソナライズ学習とは、学習者のニーズや状況に合わせて、学習内容や方法をカスタマイズする学習アプローチのことを言います。アダプティブラーニング(個別適応学習)と呼ばれることもあります。
従来の画一的な学習方法とは異なり、学習者のスキルレベル、学習目標、学習スタイル、興味関心などを考慮し、最適な学習体験を提供することを目指しています。
近年、テクノロジーの進化や学習データの蓄積により、パーソナライズ学習はますます実現可能になってきています。
▼パーソナライズ学習については下記で詳しく解説しています。
⇒パーソナライズ学習とは?進化する人材育成手法について解説!
eラーニングを活用した人材育成のメリット
eラーニングは企業の人材育成にさまざまなメリットをもたらします。ここでは、eラーニングを導入することで得られるメリットを3つ紹介します。
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コスト削減
研修をeラーニングに置き換えることで、全体的なコストが削減できます。
理由としては、一度コンテンツを用意してしまえば繰り返し利用できるため、研修の度に会場の手配や資料の印刷などのコストが不要になるからです。
また、集合研修と比較して、学習者が研修会場に集まるための集合コスト(交通費や宿泊費)を抑えることもできます。
初期投資はかかりますが、ランニングコストは最小限のため、長期的な目で見れば研修にかかるコストを抑えられます。
学習状況の一元管理
eラーニングは基本的に一つのシステムで管理されるため、学習者の進捗状況やフィードバックが容易に管理できるようになります。
学習状況が一目で把握できるため、研修を受けていない学習者や一定の成績に達していない学習者に対して個別にフォローすることが可能です。
また、リマインドを学習者に送信することもできるため、一人ひとりの自立した学習を支援できます。
学習の質を統一化
eラーニングでは利用するコンテンツが常に同じであるため、実施時期や講師に関係なく学習者は一定の教育が受けられるようになります。
講師のスキルによって学習体験が左右されることもないため、学習の質を統一化することが可能です。
また、eラーニングでは教材に変更があった場合でも即座に編集できるため、常に最新の学習を提供できます。
▼eラーニングのデメリットについては、下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒eラーニングシステムのデメリットとは?課題を解決する方法
人材育成におけるeラーニング関連のキーワード!
進化し続けるeラーニングは、時期によってさまざまなトレンドがあります。ここでは、eラーニングの最新トレンドを6つ紹介します。
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ファシリテートラーニング(コホート型学習)
先に紹介したファシリテートラーニングは、コホート型学習と呼ばれることもあります。
この学習スタイルは、一定期間同じテーマを一緒に学ぶ学習方法で、特にオンライン環境で活用されます。 事前にeラーニングによる自己学習を行います。
その後は、共通のテーマを持つ学習者同士でそのテーマを深く掘り下げたり、講師からのフィードバックを得ることもあります。
この方式のメリットは、仲間と共に学習することで孤独感やモチベーションの低下を防げること、そしてチームで知識を深め、新たな視点を共有することです。
講師からのタイムリーなフィードバックにより、学習がスムーズに進行し、確実にスキルを身につけていくことが可能です。
▼コンプライアンス研修を題材に、コホート型学習について解説しています。
⇒コンプライアンス研修を新鮮なアイデアで刷新!「ネタ切れ」を乗り越える方法
マイクロラーニング
マイクロラーニングとは、5分〜10分程度の動画や小分けされたオンラインコンテンツを用いて、短時間で学習を実施する手法です。
1回の学習が短いため、隙間時間や通勤時間などを利用して学習可能であり、学習者にとっても負担にはなりません。
一度見るだけで理解できるコンテンツになっているため、受講者の記憶にも残りやすい特徴があります。
▼マイクロラーニングについては下記で詳しく解説しています。
⇒マイクロラーニングとは?メリットや効果的な活用など一気に解説!
動画教材
従来のeラーニングでの動画教材は遅延などの問題があり、学習体験を損なうケースも少なくありませんでした。
近年の通信技術や端末の進歩により、ストリーミングサービスを活用した学習が現在取り入れられています。
動画コンテンツは学習者の注意や興味を引くのに有用であり、文章を読ませるより直感的にメッセージを伝えられます。
ゲーミフィケーション
ゲーミフィケーションとは、学習者の意欲を刺激するためにゲームの要素を取り入れた学習手法です。 学習を進めるとポイント獲得やレベルアップなどのゲーム要素が加えられており、学習者は楽しみながら学べます。
学習者同士でポイントを競いながらの学習は、場合によっては勝負に勝つことが目的となってしまう恐れがあるため、注意が必要です。
経営シミュレーション
経営シミュレーションは、ビジネスシーンや意思決定シナリオを仮想環境上で再現し、その結果をシミュレーションする手法です。
会社経営を学ぶ教育ツールとしてだけでなく、現実のビジネスで起こり得る問題や課題に対処する練習にも活用されます。
経営者になる前や、事業を具体的に立ち上げる前に、従業員が事業戦略や運営スキルを学ぶチャンスを提供します。管理職向けの研修としても活用できます。
▼経営シミュレーションについては下記で詳しく解説しています。
⇒経営シミュレーションとは?人材育成の新手法・研修について解説
新時代体験型学習(VR・AR)
体験型学習とは、VRやARなどの技術を用いた学習手法です。
学習者は実際に体験することが難しい場面を疑似体験できるため、より直感的に学習ができ、スキルとノウハウを身につけられます。
仮想空間での体験であるため、万が一操作ミスなどをしてもケガをする心配がありません。
▼人材育成のトレンドについては上記記事で紹介しています。
⇒大注目の人材育成トレンドを紹介!企業の人事担当者必見!
eラーニングを活用した人材育成のカギは学習デザイン!
eラーニングを活用した人材育成のカギは効果的な学習デザインを行うことです。
なぜなら、eラーニングには「コスト削減」「一元管理」「学習の質の統一化」という利点がある反面、受講率が高まらないなどの課題もあるためです。
そのような場合には、eラーニングを提供して終わりという状況にならないよう、効果的な学習デザインを行ったうえで、受講者に配信して行くことが求められます。
効果的な学習デザインのポイントは下記3点です。
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繰り返し学習にする
eラーニングを活用して、繰り返し学習できるようにデザインすることがポイントです。
なぜなら、人間は一度聞いただけでは覚えることができません。人間は忘れる生き物だからです。
ライブの研修と違い、eラーニングでは、動画などの教材を何度でも見直すことが可能です。また、学習者が理解したかどうかを確認するため、理解度クイズを複数回にわたり行うことが効果的です。
このような学習デザインを行うことで、覚えにくい情報も定着しやすくなります。
間隔を空けた学習にする
学習の際、一度に長時間学習するよりも、ある程度の間隔を空けて学習を行う方が効率的です。
なぜなら、学習している時には理解したつもりになりやすいですが、少し感覚を空けて理解度クイズなどに取り組むと、理解できていなかったことに気付くことが多いからです。
集合研修では集まっているその場で一度に長時間学習していると理解したつもりで学習が終わってしまい、実際にはよく理解できていなかったということが起こります。
eラーニングを活用した学習設計では、集合研修のようにどこかに集まるという行為が伴わないため、間隔を空けた学習設計が容易になります。
間隔を空けた学習デザインを取り入れることで、より効果的な学習が実現します。
アウトプットを意識した学習にする
繰り返し学習も、間隔を空けた学習も、単に教材を見るだけではなく、学習者自身が学習したことを、アウトプットしようとすることで理解が深まり、記憶が定着しやすくなります。
eラーニングでは理解度クイズやテスト、意見投稿、レポート提出、動画提出などの課題を設け、学習者が自身で考え、アウトプットする機会をふんだんに取り入れた学習デザインを行うことが重要です。
これらの要素を組み合わせて作られたeラーニングコースは、学習者の能力を向上させ、より効果的な学習結果を引き出せます。
eラーニングを人材育成施策に合わせて活用する!
これからの時代は、eラーニングを人材育成施策に合わせて活用することがポイントです。
なぜなら、人材育成と一口に言っても、人材育成施策は企画する部門などで状況やニーズが異なるためです。どの部門で企画するにせよ、人材育成においてeラーニングの活用で得られるメリットは大きいため、うまく使い分けましょう。
例えば、人事部門では、全社員に共通する汎用的なコンテンツを活用したり、個々の社員のスキルデータを管理して研修プログラムを展開したりできます。
また、スキルギャップを解消する計画を立てたり、タレントマネジメントシステムと連携したりすることも可能となります。
これらの取り組みにより、全社的な人材育成施策を円滑に進めることができます。
また、現場の教育部門では、自社独自の実務ベースの知識やスキルについて、動画やVRを活用した自社オリジナル学習コンテンツ(eラーニング)、デジタルツールを使ったリアルタイムの情報共有などにより、それぞれの社員のスキル向上や作業効率の向上を具体的に支援することが可能になります。
人材育成に活用できるeラーニングコンテンツ
株式会社LDcubeは人材育成に活用できるeラーニングコンテンツの提供を行っています。世界で著名なMBA教授らが監修した高品質なコンテンツを数多く取りそろえています。
また、単にeラーニングを提供するだけではなく、効果的な学習になるようにファシリテートラーニングとして学習デザインを行ったコースも用意しています。このコースの活用により、テーマに合わせて効率的かつ効果的な学習を進めることが可能です。
さらに、個人診断を受診することで、個人診断の結果に基づいて、個人の強みを伸ばすコンテンツ、弱みを克服するためのコンテンツを自動リコメンドしてくれる機能も搭載しており、eラーニングを活用した新時代の効果的な学びを実現することが可能です。
詳細は下記ページをご覧いただくか、資料をダウンロード頂き、内容を確認ください。
⇒eラーニング詳細ページへ
eラーニングを活用した人材育成施策で受講率100%を達成した事例
支援事例:専門商社(400名)
これまでの課題
- eラーニングを「必修」にしなければ学習しない
- 流し見で「完了」することが目的になってしまっている
- 業務が忙しくて受講することを忘れてしまう ・・・など
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【CK-Connectによるパーソナライズ学習を導入】
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受講率100%を実現
- 「必修」「受講期限」の設定がない中で、受講率100%を実現
- 診断結果を基に自動でリコメンドされるコースを自主的に受講
- 1人平均5.7コースの受講(多い人は16コースの受講)
今回のポイント
- パーソナライズ学習:パーソナル診断の結果を基に、個々人に合わせた学習コンテンツを自動配信
- いつでも学べる環境:学習者が必要なときに必要な学習にアクセスできる環境
- 学習データの蓄積:学習者の学習状況をトラッキングするために学習行動のデータを取得
<お客さまの声>
- 社内ではeラーニングを導入しても、結局やってくれないのではないかという声が出ていました。なぜなら、eラーニングを「必修」にしないと学習者が積極的に取り組まないといったことがあったからです。同じことを繰り返していても効果は上がらないと思っていましたが、パーソナライズ学習を取り入れたところ、受講率が100%になったので正直驚きました。
- また、これまではコンテンツ数に限りがあり、自社のオリジナルコンテンツの搭載ができなかったのですが、それができるようになったことで、学習してもらう幅が広がりました。
- また、診断結果のレポートには、自身の強みや課題の啓発だけではなく、職場メンバーとの関係性の中で起こりうることや周囲が必要なことについてもアドバイスがあり、そのレポートを基に、他メンバーと対話することで、職場の中でのコミュニケーションが取りやすくなり、仕事がスムーズに進むようになりました。
eラーニングを活用した人材育成ならLDcubeにお任せ!
eラーニングを活用した人材育成なら株式会社LDcube(以下、LDcube)にお任せください。LDcubeは、企業や教育機関に向けたパーソナライズ学習のソリューションを提供しています。LDcubeはCrossKnowledge社の公式パートナーとして、日本市場における学習ソリューションの最適化を支援しています。
そのCrossKnowledgeの提供するCK-Connect(シーケーコネクト)は、パーソナライズ学習プラットフォームです。CK-Connectは、AIテクノロジーと学習データ分析を活用することで、学習者のスキルレベル、学習目標、学習スタイルなどを分析し、最適な学習コンテンツや学習方法を提案します。
また、学習者の進捗状況や学習効果をリアルタイムにモニタリングし、学習内容を適宜調整することができます。CK-Connectは、企業のニーズに合わせてカスタマイズすることが可能です。
LDcubeは、このCK-Connectを用いて、学習者に最適な学習パスを設計することができ、多様なコンテンツを効果的に活用して、学習の成果を高めることが可能です。また、学習者のデータ分析に基づいたフィードバックを提供し、学習内容の改善やパフォーマンスの向上を実現します。
これにより、企業や教育機関は、時間やリソースを効率的に活用し、継続的な成長を達成することができます。
まとめ
この記事では、eラーニングについて以下の内容で解説しました。
- 人材育成におけるeラーニングのカギはパーソナライズ学習
- eラーニングを活用した人材育成のメリット
- 人材育成におけるeラーニング関連のキーワード!
- eラーニングを活用した人材育成のカギは学習デザイン!
- eラーニングを人材育成施策に合わせて活用する!
- 人材育成に活用できるeラーニングコンテンツ
- eラーニングを活用した人材育成施策で受講率100%を達成した事例
- eラーニングを活用した人材育成ならLDcubeにお任せ!
会社内の人材育成においてもeラーニングは有用であり、導入することでコスト削減や管理の効率化など、企業にとってもメリットになります。
近年では、パーソナライズ学習や経営シミュレーションなどが取り入れられており、学習を効率化させるだけではなく、学習者自身が楽しみながら学べるスタイルに変化しています。
人材育成は学習者の学ぶ意欲やモチベーションを維持することが重要であり、最新のeラーニングを取り入れることで一人ひとりの学習体験をよりいいものにできるはずです。
取り入れる際には効果的なラーニングデザイン(学習設計)を行うことを心がけましょう。単にコンテンツがあるだけでは効果的な学習になりません。学習者の学びが定着しやすい工夫が必要です。
『LDcube』は、フランスに本社を置くCrossKnowledge社と提携しており、28ヶ国語に対応する学習管理システム『CrossKnowledge』を提供しています。著名なMBA教授が監修した高クオリティなeラーニングコンテンツを搭載しており、導入初日から人材育成に活用できます。人事部門で全社展開に必要な汎用的なコンテンツが必要な場合に即活用できます。時代に合わせた人材育成施策として高品質なeラーニングを検討してみてはいかがでしょうか。
お客さまの状況にあわせたeラーニングの活用や人材育成施策を展開する支援を行っています。
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