eラーニングを活用した人材育成!導入メリットと最新トレンド
人材育成を目的とした学習の一つの手法として、eラーニングを導入する企業は多く存在します。
eラーニングは以前からある学習形態ですが、近年はさまざまな学習トレンドを取り入れたコンテンツが充実しており、効果的な人材育成に寄与しています。
この記事では、eラーニングの概要や導入メリット、最新トレンドについて詳しく解説します。
▼人材育成全般について大切なことについてはこちらで解説しています。合わせてご覧ください。
⇒人材育成で大切なこととは?「新時代」の課題と成功のポイントなどを解説!
目次[非表示]
- 1.これからの人材育成にはeラーニングを活用したファシリテートラーニングが最適!
- 1.1.そもそもeラーニングとは?
- 1.2.ファシリテートラーニングとは?
- 2.eラーニングを活用した人材育成のメリット
- 3.eラーニングを活用した人材育成のトレンド!
- 3.1.ファシリテートラーニング(コホート型学習)
- 3.2.マイクロラーニング
- 3.3.動画教材
- 3.4.ゲーミフィケーション
- 3.5.経営シミュレーション
- 3.6.新時代体験型学習(VR・AR)
- 4.eラーニングを活用した人材育成のカギは学習デザイン!
- 4.1.繰り返し学習にする
- 4.2.間隔を空けた学習にする
- 4.3.アウトプットを意識した学習にする
- 5.eラーニングを人材育成施策に合わせて活用する!
- 6.人材育成に活用できるeラーニングコンテンツ
- 7.まとめ
これからの人材育成にはeラーニングを活用したファシリテートラーニングが最適!
これからの時代の人材育成には、eラーニングを活用したオンライン学習や集合研修を組み合わせるファシリテートラーニングが最適です。
なぜなら、eラーニングを活用し、反転学習スタイルで学びをデザインすることにより、効果的かつ効率的な学習が実現できるからです。
以下ではまずeラーニングとは何かについて解説し、その後ファシリテートラーニングについて説明します。
そもそもeラーニングとは?
eラーニングとは、インターネットを通して学ぶ学習形態であり、パソコンやスマートフォン、タブレットなどで研修が実施されます。会場や教室などに足を運ぶ必要がないため、学習者は時間や場所を問わずに学習することが可能です。
eラーニングの学習コンテンツはニーズの変化に伴い、日々進化しています。
以前はフラッシュアニメーションを中心としたコンテンツが主流でしたが、現在は動画を活用したものが普及しており、学習者にとってより分かりやすい内容になっています。
▼eラーニングについては下記で紹介しています。
⇒CrossKnowledge eラーニング
ファシリテートラーニングとは?
ファシリテートラーニングは、「促進する、助長する」を意味する「ファシリテート」からきており、学習者が自主的・主体性をもって学び、自身を成長させるための環境を整えて学習を進めることです。
この学習スタイルでは、トレーナーや教える側が一方的に知識を提供するのではなく、学習者自身が考え、理解し、学びを深めるためのサポートをファシリテーターが行います。
この効果的な学習スタイルを実現するためには「eラーニング」が不可欠です。
なぜなら、学習者同士で学びを深める時間を大事にするため、教える側はレクチャーを行わず、学習者には隙間時間等を活用して、eラーニングでの事前学習を求めます。
学習したことを前提に、オンライン研修や集合研修でディスカッションしたり、グループワークに取り組んだりして学びを深めます。
次の学習テーマに移る際にも、レクチャー部分はeラーニングで学ぶというサイクルを展開します。
そして、eラーニングの進化することで「学習者の成長度合いや理解度を個々で把握し、適切な学習カリキュラムや問題を提供する」など、より細やかなファシリテートも可能となってきています。
eラーニングを活用した人材育成のメリット
eラーニングは企業の人材育成にさまざまなメリットをもたらします。ここでは、eラーニングを導入することで得られるメリットを3つ紹介します。
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コスト削減
研修をeラーニングに置き換えることで、全体的なコストが削減できます。
理由としては、一度コンテンツを用意してしまえば繰り返し利用できるため、研修の度に会場の手配や資料の印刷などのコストが不要になるからです。
また、集合研修と比較して、学習者が研修会場に集まるための集合コスト(交通費や宿泊費)を抑えることもできます。
初期投資はかかりますが、ランニングコストは最小限のため、長期的な目で見れば研修にかかるコストを抑えられます。
学習状況の一元管理
eラーニングは基本的に一つのシステムで管理されるため、学習者の進捗状況やフィードバックが容易に管理できるようになります。
学習状況が一目で把握できるため、研修を受けていない学習者や一定の成績に達していない学習者に対して個別にフォローすることが可能です。
また、リマインドを学習者に送信することもできるため、一人ひとりの自立した学習を支援できます。
学習の質を統一化
eラーニングでは利用するコンテンツが常に同じであるため、実施時期や講師に関係なく学習者は一定の教育が受けられるようになります。
講師のスキルによって学習体験が左右されることもないため、学習の質を統一化することが可能です。
また、eラーニングでは教材に変更があった場合でも即座に編集できるため、常に最新の学習を提供できます。
▼eラーニングのデメリットについては、下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒eラーニングシステムのデメリットとは?課題を解決する方法
eラーニングを活用した人材育成のトレンド!
▲人材育成のトレンドについては上記記事で紹介しています。
⇒大注目の人材育成トレンドを紹介!企業の人事担当者必見!
進化し続けるeラーニングは、時期によってさまざまなトレンドがあります。ここでは、eラーニングの最新トレンドを6つ紹介します。
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ファシリテートラーニング(コホート型学習)
先に紹介したファシリテートラーニングは、コホート型学習と呼ばれることもあります。
この学習スタイルは、一定期間同じテーマを一緒に学ぶ学習方法で、特にオンライン環境で活用されます。 事前にeラーニングによる自己学習を行います。
その後は、共通のテーマを持つ学習者同士でそのテーマを深く掘り下げたり、講師からのフィードバックを得ることもあります。
この方式のメリットは、仲間と共に学習することで孤独感やモチベーションの低下を防げること、そしてチームで知識を深め、新たな視点を共有することです。
講師からのタイムリーなフィードバックにより、学習がスムーズに進行し、確実にスキルを身につけていくことが可能です。
▼コンプライアンス研修を題材に、コホート型学習について解説しています。
⇒コンプライアンス研修を新鮮なアイデアで刷新!「ネタ切れ」を乗り越える方法
マイクロラーニング
マイクロラーニングとは、5分〜10分程度の動画や小分けされたオンラインコンテンツを用いて、短時間で学習を実施する手法です。
1回の学習が短いため、隙間時間や通勤時間などを利用して学習可能であり、学習者にとっても負担にはなりません。
一度見るだけで理解できるコンテンツになっているため、受講者の記憶にも残りやすい特徴があります。
▼マイクロラーニングについては下記で詳しく解説しています。
⇒マイクロラーニングとは?メリットや効果的な活用など一気に解説!
動画教材
従来のeラーニングでの動画教材は遅延などの問題があり、学習体験を損なうケースも少なくありませんでした。
近年の通信技術や端末の進歩により、ストリーミングサービスを活用した学習が現在取り入れられています。
動画コンテンツは学習者の注意や興味を引くのに有用であり、文章を読ませるより直感的にメッセージを伝えられます。
ゲーミフィケーション
ゲーミフィケーションとは、学習者の意欲を刺激するためにゲームの要素を取り入れた学習手法です。 学習を進めるとポイント獲得やレベルアップなどのゲーム要素が加えられており、学習者は楽しみながら学べます。
学習者同士でポイントを競いながらの学習は、場合によっては勝負に勝つことが目的となってしまう恐れがあるため、注意が必要です。
経営シミュレーション
経営シミュレーションは、ビジネスシーンや意思決定シナリオを仮想環境上で再現し、その結果をシミュレーションする手法です。
会社経営を学ぶ教育ツールとしてだけでなく、現実のビジネスで起こり得る問題や課題に対処する練習にも活用されます。
経営者になる前や、事業を具体的に立ち上げる前に、従業員が事業戦略や運営スキルを学ぶチャンスを提供します。管理職向けの研修としても活用できます。
▼経営シミュレーションについては下記で詳しく解説しています。
⇒経営シミュレーションとは?人材育成の新手法・研修について解説
新時代体験型学習(VR・AR)
体験型学習とは、VRやARなどの技術を用いた学習手法です。
学習者は実際に体験することが難しい場面を疑似体験できるため、より直感的に学習ができ、スキルとノウハウを身につけられます。
仮想空間での体験であるため、万が一操作ミスなどをしてもケガをする心配がありません。
eラーニングを活用した人材育成のカギは学習デザイン!
eラーニングを活用した人材育成のカギは効果的な学習デザインを行うことです。
なぜなら、eラーニングには「コスト削減」「一元管理」「学習の質の統一化」という利点がある反面、受講率が高まらないなどの課題もあるためです。
そのような場合には、eラーニングを提供して終わりという状況にならないよう、効果的な学習デザインを行ったうえで、受講者に配信して行くことが求められます。
効果的な学習デザインのポイントは下記3点です。
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繰り返し学習にする
eラーニングを活用して、繰り返し学習できるようにデザインすることがポイントです。
なぜなら、人間は一度聞いただけでは覚えることができません。人間は忘れる生き物だからです。
ライブの研修と違い、eラーニングでは、動画などの教材を何度でも見直すことが可能です。また、学習者が理解したかどうかを確認するため、理解度クイズを複数回にわたり行うことが効果的です。
このような学習デザインを行うことで、覚えにくい情報も定着しやすくなります。
間隔を空けた学習にする
学習の際、一度に長時間学習するよりも、ある程度の間隔を空けて学習を行う方が効率的です。
なぜなら、学習している時には理解したつもりになりやすいですが、少し感覚を空けて理解度クイズなどに取り組むと、理解できていなかったことに気付くことが多いからです。
集合研修では集まっているその場で一度に長時間学習していると理解したつもりで学習が終わってしまい、実際にはよく理解できていなかったということが起こります。
eラーニングを活用した学習設計では、集合研修のようにどこかに集まるという行為が伴わないため、間隔を空けた学習設計が容易になります。
間隔を空けた学習デザインを取り入れることで、より効果的な学習が実現します。
アウトプットを意識した学習にする
繰り返し学習も、間隔を空けた学習も、単に教材を見るだけではなく、学習者自身が学習したことを、アウトプットしようとすることで理解が深まり、記憶が定着しやすくなります。
eラーニングでは理解度クイズやテスト、意見投稿、レポート提出、動画提出などの課題を設け、学習者が自身で考え、アウトプットする機会をふんだんに取り入れた学習デザインを行うことが重要です。
これらの要素を組み合わせて作られたeラーニングコースは、学習者の能力を向上させ、より効果的な学習結果を引き出せます。
eラーニングを人材育成施策に合わせて活用する!
これからの時代は、eラーニングを人材育成施策に合わせて活用することがポイントです。
なぜなら、人材育成と一口に言っても、人材育成施策は企画する部門などで状況やニーズが異なるためです。どの部門で企画するにせよ、人材育成においてeラーニングの活用で得られるメリットは大きいため、うまく使い分けましょう。
例えば、人事部門では、全社員に共通する汎用的なコンテンツを活用したり、個々の社員のスキルデータを管理して研修プログラムを展開したりできます。
また、スキルギャップを解消する計画を立てたり、タレントマネジメントシステムと連携したりすることも可能となります。
これらの取り組みにより、全社的な人材育成施策を円滑に進めることができます。
また、現場の教育部門では、自社独自の実務ベースの知識やスキルについて、動画やVRを活用した自社オリジナル学習コンテンツ(eラーニング)、デジタルツールを使ったリアルタイムの情報共有などにより、それぞれの社員のスキル向上や作業効率の向上を具体的に支援することが可能になります。
人材育成に活用できるeラーニングコンテンツ
株式会社LDcubeは人材育成に活用できるeラーニングコンテンツの提供を行っています。世界で著名なMBA教授らが監修した高品質なコンテンツを数多く取りそろえています。
また、単にeラーニングを提供するだけではなく、効果的な学習になるようにファシリテートラーニングとして学習デザインを行ったコースも用意しています。このコースの活用により、テーマに合わせて効率的かつ効果的な学習を進めることが可能です。
さらに、個人診断を受診することで、個人診断の結果に基づいて、個人の強みを伸ばすコンテンツ、弱みを克服するためのコンテンツを自動リコメンドしてくれる機能も搭載しており、eラーニングを活用した新時代の効果的な学びを実現することが可能です。
詳細は下記ページをご覧いただくか、資料をダウンロード頂き、内容を確認ください。
⇒eラーニング詳細ページへ
まとめ
この記事では、eラーニングについて以下の内容で解説しました。
- これからの人材育成にはeラーニングを活用したファシリテートラーニングが最適!
- eラーニングを活用した人材育成のメリット
- eラーニングを活用した人材育成のトレンド!
- eラーニングを活用した人材育成のカギは学習デザイン!
- eラーニングを人材育成施策に合わせて活用する!
- 人材育成に活用できるeラーニングコンテンツ
会社内の人材育成においてもeラーニングは有用であり、導入することでコスト削減や管理の効率化など、企業にとってもメリットになります。
近年では、ファシリテートラーニングや経営シミュレーションなどのトレンドが取り入れられており、学習を効率化させるだけではなく、学習者自身が楽しみながら学べるスタイルに変化しています。
人材育成は学習者の学ぶ意欲やモチベーションを維持することが重要であり、最新のeラーニングを取り入れることで一人ひとりの学習体験をよりいいものにできるはずです。
取り入れる際には効果的なラーニングデザイン(学習設計)を行うことを心がけましょう。単にコンテンツがあるだけでは効果的な学習になりません。学習者の学びが定着しやすい工夫が必要です。
『LDcube』は、フランスに本社を置くCrossKnowledge社と提携しており、28ヶ国語に対応する学習管理システム『CrossKnowledge』を提供しています。著名なMBA教授が監修した高クオリティなeラーニングコンテンツを搭載しており、導入初日から人材育成に活用できます。人事部門で全社展開に必要な汎用的なコンテンツが必要な場合に即活用できます。時代に合わせた人材育成施策として高品質なeラーニングを検討してみてはいかがでしょうか。
また、世界中で活用されているラーニングプラットフォーム『UMU』も提供しています。UMUは現場の教育担当者が自社独自のコンテンツ作成やラーニングデザインを行うことを強力にサポートするツールです。現場力向上にすぐに活用することができます。
お客さまの状況にあわせたeラーニングの活用や人材育成施策を展開する支援を行っています。
無料のデモ体験会など行っています。お気軽にお問い合わせください。
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