ビジネススキル講座おすすめ6選!自己投資と社員研修両面を解説!

最近、ビジネススキル講座への注目が高まっています。デジタル化やグローバル化が加速する中、従来の仕事の進め方や必要とされるスキルが大きく変化しているためです。

特に、AIやデータ分析といった新しいデジタルスキルの習得は、多くのビジネスパーソンにとって喫緊の課題となっています。

しかし、「どの講座を選べばいいのか」「効果的な学習方法とは」「投資に見合った効果が得られるのか」など、実際の受講を検討する際にはさまざまな疑問が浮かびます。講座の形式も、従来の集合研修からオンライン学習、オンデマンド型学習まで多様化しており、選択肢の多さに戸惑う方も少なくありません。

そこで本記事では、おすすめのビジネススキル講座を6つ厳選してご紹介します。AI活用によるリーダーシップから、心理的安全性、デザイン思考、デジタルマーケティングまで、今後のキャリアに直結する実践的な講座をピックアップ。さらに、自分に合った講座の選び方や、効果を最大化するための活用術、投資対効果の考え方まで詳しく解説します。

個人の学び直しニーズが高まる今、自己投資としてのビジネススキル講座選びは、将来のキャリアを左右する重要な決断と言えるでしょう。

この記事を通じて、あなたに最適な講座選びのヒントを見つけていただければ幸いです。

▼ビジネススキルについてはテーマに合わせて下記で解説しています。 

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目次[非表示]

  1. 1.ビジネススキル講座は断然eラーニングが学びやすい
  2. 2.注目を集めるビジネススキル講座の最新動向
    1. 2.1.個人の学び直しニーズの高まりと市場の変化
    2. 2.2.オンデマンド学習が可能にする新しい学習スタイル
    3. 2.3.自己投資型スキルアップの重要性
  3. 3.ビジネススキル講座と研修の違いを理解しよう
  4. 4.ビジネススキルおすすめ講座6選
  5. 5.自分に合ったビジネススキル講座の選び方
  6. 6.ビジネススキル講座を個人で受講する費用と投資対効果
    1. 6.1.講座の形式別料金シミュレーション
    2. 6.2.自己投資としての収益性を考える
  7. 7.会社としてビジネススキル講座を用意する
    1. 7.1.会社として学習環境を用意する
    2. 7.2.個別講座と学び放題
    3. 7.3.社員へのリスキリングを促す
  8. 8.ビジネススキル講座の効果を最大化する活用術
  9. 9.ビジネススキル講座で陥りやすい失敗パターン
  10. 10.パーソナライズ学習でビジネススキルeラーニング受講率100%を達成した事例  
  11. 11.まとめ:ビジネススキル講座でスキルアップを目指そう

ビジネススキル講座は断然eラーニングが学びやすい

eラーニングのイメージ

ビジネススキル講座において、eラーニング形式での学習が主流となっています。時間や場所の制約がなく、自分のペースで学習を進められる点が、スキルアップを目指すビジネスパーソンに支持されています。

最新のeラーニングプラットフォームでは、動画学習に加えて、理解度テストやケーススタディーなど、実践的なスキル習得をサポートする機能が充実しています。また、進捗管理機能や学習履歴の可視化により、継続的な学習をサポートする仕組みも整っています。

eラーニングのメリット

  • 時間の有効活用
     - 通勤時間や隙間時間を活用可能
     - 理解度に応じて繰り返し学習可能

  • 効率的な学習環境
     - 進捗管理による目標達成のサポート
     - 多様な学習コンテンツへのアクセス

ただし、効果的に活用するためには、明確な目標設定と計画的な学習習慣の確立が重要です。自己管理能力を養いながら、継続的な学習を実現することで、確実なスキルアップを達成できます。

注目を集めるビジネススキル講座の最新動向

最新動向のイメージ

ビジネススキル講座の世界は、テクノロジーの進化とビジネス環境の変化に伴い、大きな転換期を迎えています。従来の対面型の研修スタイルから、オンラインを活用しながら、よりインタラクティブで実践的な学習へと進化を遂げており、個人のニーズに合わせたカスタマイズ可能な学習体験が重視されるようになってきました。

ここでは、現在のビジネススキル講座における主要な動向について詳しく見ていきましょう。

個人の学び直しニーズの高まりと市場の変化

リスキリングやスキルシフトの必要性が高まる中、個人の学び直しニーズが急速に拡大しています。

特に、AIやデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、従来のビジネススキルの刷新や新しいスキルの習得が求められています。市場もこうした変化に対応し、より専門的で実践的な講座が増加しています。

従来型の汎用的なビジネススキルに加えて、デジタルリテラシーやデータ分析など、現代のビジネスパーソンに必須となる新しいスキル領域の講座が充実してきています。

現代のビジネスパーソンに求められる重点スキル

  • データ活用能力とAIリテラシー
  • オンラインコミュニケーションスキル
  • クリティカルシンキングと問題解決能力

オンデマンド学習が可能にする新しい学習スタイル

テクノロジーの発展により、オンデマンド学習の形態は大きく進化を遂げています。単なる動画視聴だけでなく、AIによりパーソナライズされた学習プランの提供や、バーチャルな実践環境での演習など、より効果的な学習方法が実現されています。

これにより、学習者は自身の理解度やペースに合わせて、より効率的に知識やスキルを習得できるようになっています。

自己投資型スキルアップの重要性

ビジネス環境の急速な変化に伴い、組織に依存せず自律的にキャリア開発をするための、スキルアップの重要性が増しています。

多くの社会人が自己投資としてビジネススキル講座を活用し、市場価値の向上を図っています。

特に注目すべきは、複数のスキルを組み合わせたハイブリッドな能力開発です。

効果的な自己投資戦略のポイント

  • 市場ニーズを見据えた戦略的なスキル選択
  • 長期的なキャリアビジョンに基づく学習計画の策定
  • 実践機会との連動を意識した講座選定
  • 定期的なスキル棚卸しと更新計画の立案 ​​​​​


ビジネススキル講座と研修の違いを理解しよう

研修シーン

ビジネススキル向上を目指す際に選択肢として挙がる「講座」と「研修」。一見似ているように見えるこの2つには、目的や進め方に大きな違いがあります。それぞれの特徴を正しく理解することで、自身の目的に合った最適な学習方法を選択することができます。

ここでは、講座と研修の主要な違いについて、具体的に見ていきましょう。

受講目的の違い

講座と研修では、その主たる目的が大きく異なります。講座は個人の自発的なスキルアップや特定分野の専門知識習得を目指す場合が多いのに対し、研修は組織の目標達成や業務遂行能力の向上を主眼としています。

この目的の違いは、内容の構成や学習アプローチにも大きく影響を与えています。

目的設定の主な違い

  • 位置付け
    講座:個人の興味関心や市場価値向上が中心
    研修:組織のニーズに基づく標準化されたスキル習得

  • 目的
    講座:資格取得や専門性向上など、明確な個人目標
    研修:業務効率化や組織力向上などの組織目標 ​​​​​


学習スタイルの違い

学習の進め方にも大きな違いが見られます。講座は受講者が自分のペースで柔軟に学習を進められる一方、研修は決められたスケジュールに沿って集団で学習を進めていきます。

また、講座では個人の理解度や興味に応じて学習内容を選択できる自由度がありますが、研修では組織として統一された内容を学ぶことが求められます。

近年では、オンライン化の進展により、講座においてはさらに柔軟な学習スタイルの選択が可能になっています。

カリキュラムの違い

カリキュラムの設計思想にも大きな違いがあります。講座は個人の目標に合わせて選択できる柔軟性があり、より専門的な内容や最新のトレンドを取り入れやすい特徴があります。

一方、研修は組織全体の底上げを目指すため、基礎的なスキルから応用まで、体系的に学べるように設計されています。

カリキュラムの重要な違いポイント

  • 進度管理(講座:個人の進度に合わせて柔軟、研修:組織の計画に沿って一律)
  • 内容の深さ(講座:特定分野の専門的な知識、研修:幅広い基礎知識)
  • フィードバック方法(講座:システム化された自動評価、研修:講師や上司からの直接指導)


ビジネススキルおすすめ講座6選

おすすめeラーニングイメージ

これからご紹介するビジネススキルおすすめ講座6選は、現代のビジネス環境において特に重要性が高く、キャリアアップに直結するものです。

実践的な知識とスキルを効果的に習得できるよう設計されており、現代のビジネスパーソンのニーズに応えるものばかりです。

それぞれの特徴を理解し、自身のキャリア目標に合った講座を選択しましょう。

AI活用によるリーダーシップ講座

不確実な時代をリーダーはどのように進むべきか?どのような戦略でAIを活用し、意思決定を最適化し、危機に対処するのか?

本講座では、日々の意志決定や行動において、データやAI技術、心理学および社会科学による洞察を活用できる「コンピュテーショナルリーダー」について学習します。

▼くわしくはこちらをご覧ください。

  AI活用によるリーダーシップコース①【マイクロラーニング】 eラーニング(マイクロラーニング)コンテンツのご紹介です。 人工知能は、かつてない規模で変革をもたらします。この変革の時代をリーダーはどう進むべきか?どのような戦略でAIを活用し、意思決定を最適化し、危機に対処するのか? 本コースでは、日々の意志決定や行動において、データやAI技術、心理学および社会科学による洞察を活用できる「コンピュテーショナルリーダー」について学習します。 講師:ブライアン・スピサック 株式会社LDcube


不確実な時代のリーダーシップ講座

急速に変化するビジネスの世界では不確実性が増していて、毎日正解のないことに直面します。しかし、多くの人はうまく対処することができません。どのようにすれば恐怖を克服し、可能性を追求できるでしょうか?

本講座では、多くの起業家や先駆者の話を基に、不確実性が高まる現代のリーダーのあり方ついて学習します。自分の発想を転換し、可能性を引き出す行動を起こし、不確実性に伴う困難に対し自らを維持する方法をお伝えします。

▼くわしくはこちらをご覧ください。

  不確実な時代のリーダーシップコース①【マイクロラーニング】 eラーニング(マイクロラーニング)コンテンツのご紹介です。 急速に変化するビジネスの世界では不確実性が増していて、毎日不確かなことに直面します。でも、多くの人はうまく対処できません。どうすれば恐怖を克服し、可能性を追求できるでしょうか? 本コースでは、多くの起業家や先駆者の話を基に、不確実性が高まる現代のリーダーのあり方ついて学習します。自分の発想を転換し、可能性を引き出す行動を起こし、不確実性に伴う困難に対し自らを維持する方法をお伝えします。 講師:ネイサン・ファー、スザンナ・ファー 株式会社LDcube


心理的安全性がつくる恐れのない職場講座

組織やチームにとって重要な内容であるにもかかわらず、自分の考えを言わず、質問を控え、黙っていたことが何度ありますか?従業員が安心して発言できるようにするには、心理的に安全な環境を整える必要があります。

本講座では、対人関係の不安がいかに組織をむしばむか、そして、その乗り越え方をさまざまな事例を通じて学習します。

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  心理的安全性がつくる恐れのない職場コース①(マイクロラーニング) マイクロラーニングコンテンツのご紹介です。組織やチームにとって重要な内容であるにもかかわらず、自分の考えを言わず、質問を控え、黙っていたことが何度ありますか? 従業員が安心して発言できるようにするには、心理的に安全な環境を整える必要があります。 本コースでは、対人関係の不安がいかに組織をむしばむか、そして、その乗り越え方を様々な事例を通じて学習します。 講師:エイミー・エドモンドソン 株式会社LDcube


イノベーションを起こすデザイン思考講座

デザイン思考は、デザイン界の手法からヒントを得て、組織のイノベーションを促進するために構築された分野です。

本講座では、難しい問題を見定め、根本原因を見極めてからブレーンストーミングでアイデアを案出し、最適なソリューションを実行に移す方法について学習します。

▼詳しくはこちらをご覧ください。

  イノベーションを起こすデザイン思考コース(マイクロラーニング) eラーニング(マイクロラーニング)コンテンツのご紹介です。 デザイン思考は、デザイン界の手法からヒントを得て、組織のイノベーションを促進するために構築された分野です。 本コースでは、難しい問題を見定め、根本原因を見極めてからブレーンストーミングでアイディアを案出し、最適なソリューションを実行に移す方法について学習します。 講師:ナビル・ハーフーシュ 株式会社LDcube


ユーザーの共感を呼び起こすデジタルマーケティング講座

デジタル化は今や避けられない現実であり、商品やサービスのマーケティングに大きな影響を与えています。
デジタル化は顧客関係や製品の売り上げだけでなく、コミュニケーション・流通・価格設定の方法を変革しています。

本講座では、新しいデジタル消費者行動を理解してビジネスモデルを考える手助けをします。
また、この新しい環境に企業を適応させる方法についても学習します。

▼詳しくはこちらをご覧ください。

  ユーザーの共感を呼び起こすデジタルマーケティングコース(マイクロラーニング) eラーニング(マイクロラーニング)コンテンツのご紹介です。 デジタル化は今や避けられない現実であり、商品やサービスのマーケティングに大きな影響を与えています。 デジタル化は顧客関係や製品の売り上げだけでなく、コミュニケーション・流通・価格設定の方法を変革しています。 本コースでは、新しいデジタル消費者行動を理解してビジネスモデルを考える手助けをします。 また、この新しい環境に企業を適応させる方法についても学習します。 講師:デビット・R・ベル 株式会社LDcube


物事の核心に迫るクリティカル・シンキング講座

仕事には多くの責任が伴い、職務を果たさねばというプレッシャーに負けそうになることもあります。そのような中でも、物事の本質を捉えて正しい決断をすることが、ビジネスには求められます。

本講座では、物事をうのみにせず、論理の間違いに気付き、物事の核心に迫るテクニックを学習します。

▼詳しくはこちらをご覧ください。

  物事の核心に迫るクリティカル・シンキングコース①(マイクロラーニング) eラーニング(マイクロラーニング)コンテンツのご紹介です。 仕事には多くの責任が伴い、職務を果たさねばというプレッシャーに負けそうになることもあります。特に決断材料となるデータが膨大で把握しきれない場合はなおさらです。誤解する可能性もあるでしょう。 本コースでは、物事をうのみにせず、論理の間違いに気づき、物事の核心に迫るテクニックを学習します。 講師:トム・チャットフィールド 株式会社LDcube


自分に合ったビジネススキル講座の選び方

ピッタリなものを見つけるイメージ

ビジネススキル講座を選ぶ際に最も重要なのは、自分のニーズと目標に合った講座を見極めることです。

効果的なスキルアップを実現するためには、単に人気の講座を選ぶのではなく、自身のキャリアプランや学習スタイルを考慮した戦略的な選択が必要です。

ここでは、最適な講座を選ぶための具体的なアプローチ方法をご紹介します。

キャリアゴールから逆算して必要なスキルを特定する

まずは自身の長期的なキャリアゴールを明確にし、そこから必要なスキルを逆算して特定することが重要です。現在の業務で直面している課題や、将来のキャリアで必要となるスキルを具体的にリストアップし、優先順位をつけていきます。

特に、市場で求められているスキルと自身のキャリアプランの接点を見いだすことで、より効果的な講座選択が可能になります。

キャリアゴール設定のチェックポイント

  • 3年後、5年後のなりたい姿の具体化
  • 業界トレンドと求められるスキルの分析
  • 現在の強みと弱みの客観的な評価
  • 優先的に習得すべきスキルの選定

学習スタイルと相性の良い講座形式を見極める

自身の学習スタイルや生活パターンに合った講座形式を選択することで、継続的な学習が可能になります。オンデマンド型、ライブ配信型、対面型など、さまざまな形式の中から、自分の学習効率が最も高くなる形式を見極めることが重要です。

また、仕事との両立を考慮し、学習時間の確保がしやすい形式を選ぶことも継続的な学習の鍵となります。

時間と予算の制約を考慮した講座選択

講座選択において、時間と予算は重要な検討要素です。高額な講座が必ずしも最適な選択とは限りません。自身の投資可能な予算の範囲内で、最も効果的な学習が期待できる講座を選ぶことが大切です。

また、受講期間や学習時間についても、現実的な計画を立てることが重要です。

時間と予算の検討ポイント

  • 週当たりの学習可能時間の算出
  • 受講期間と学習完了までの時間設定
  • 継続的な学習のための資金計画

選んだ講座を最大限活用するためには、事前の準備と計画が重要です。

具体的な目標設定、学習計画の立案、そして定期的な振り返りを通じて、効果的なスキルアップを実現していきましょう。

ビジネススキル講座を個人で受講する費用と投資対効果

投資対効果を確認しているイメージ

ビジネススキル講座への投資は、将来のキャリアを左右する重要な決断です。講座の費用は決して安価ではありませんが、適切に選択し活用することで、キャリアアップや収入増加という形で確実なリターンを得ることができます。

ここでは、講座への投資を効果的に行うための具体的な判断基準と、期待できる効果について解説します。

講座の形式別料金シミュレーション

ビジネススキル講座の費用は、形式や内容によって大きく異なります。本を買う感覚で受講できる講座から、資格取得を目指す本格的な講座まであり、費用も数千円~数十万円と幅があり、場合によってはそれなりの投資が必要になる場合もあります。

また、受講期間や含まれるサービス(個別コーチング、フォローアップなど)によっても費用は変動します。

一般的な価格帯の目安

  • オンデマンド型基礎講座:数千円~数万円
  • 資格取得対策講座:数万円~数十万円 ​​​​​​​

​​​​​​ビジネスパーソンに人気のある「中小企業診断士講座」を受講する場合一般的に30万円程度掛かります。講座料金はあくまで受講料であり、資格取得のための受験料は別途必要であり、受講したからと言って試験に合格できるとは限りません。講座以外で自己学習する時間が必要となります。

自己投資としての収益性を考える

講座受講による投資効果は、短期的な金銭的リターンだけでなく、長期的なキャリア形成の観点からも評価する必要があります。

スキルアップによる収入増加の可能性や、キャリアの選択肢が広がることによる長期的な経済的メリットを考慮すると、適切に選択された講座への投資は、十分な投資対効果が期待できると言えます。ただし、投資効果を最大化するためには、明確な目標設定と実践的な学習計画が不可欠です。

投資対効果を高めるためのポイント

  • 習得したスキルの市場価値の調査
  • 具体的な活用シーンの想定
  • 投資回収期間の設定
  • 継続的なスキル更新計画の立案 ​​​​​​​

筆者は次長職時代に中小企業診断士試験の学習を自己投資でスタートさせました。今後のキャリアアップや事業展開を考えた際に学習する必要性を感じたためです。

資格を取得したいというよりも体系的に学び直したいという動機でした。講座受講の料金はさることながら、学習時間の確保の方が投資としては大きかったと思います。週20時間の学習を1年間続けました。その過程で学習したことをすぐに自部門の業務に反映させていきました。

その結果、試験を迎える前に部長職に昇進しました。その後、中小企業診断士試験1次試験に合格しましたが、部長職となったことで学習時間の捻出が難しくなり、2次試験は不合格となりました。

しかし、ここで学習したことはその後の活動の糧となり、現在に生きています。その後自分に任されていた部門を分割するスキームを提案し、会社分割を経て、現在社長に就任しています。

あの時の財務や会計、経営法務の学習がなければ、部長職への昇進ももっと時間が掛かったでしょうし、会社を分割するということを思考することもできなかったと思います。

結果として、あの時の自己投資はすでに回収できており、投資は正解でした。

会社としてビジネススキル講座を用意する

会社として環境を用意しているイメージ

企業が競争力を維持・向上させていくためには、社員の継続的なスキルアップが不可欠です。

特に近年のビジネス環境の急速な変化に対応するため、体系的なビジネススキル講座の提供は重要な経営戦略の1つとなっています。

会社として学習環境を用意する

社員の成長をサポートする学習環境の整備は、人材育成において重要な基盤となります。効果的な学習環境の構築には、まず時間的な側面からのアプローチが必要です。業務時間内に学習時間を確保することで、社員が仕事と学びを両立できる環境を整えることが重要です。

また、就業時間外での自己学習についても、柔軟な勤務体制や時間管理のサポートを提供することで、より効果的な学習を促進できます。

物理的な学習環境も同様に重要です。オンライン学習のための機器や通信環境の整備、さらには集中して学習できる専用スペースの確保なども、学習効果を高める要素となります。加えて、学習の進捗をモニタリングし、適切なフィードバックを提供できる体制を構築することで、より効果的な学習環境が実現できます。

個別講座と学び放題

企業が提供するビジネススキル講座には、個別に選択できる講座と、包括的な学び放題プランの2つのアプローチがあります。個別講座は、特定のスキルに焦点を当てた深い学びが可能で、部門やポジションごとに必要なスキルを重点的に強化できる特徴があります。

例えば、営業部門であれば交渉術やプレゼンテーションスキル、技術部門であればプロジェクトマネジメントなど、業務に直結するスキルを効率的に習得することができます。

一方、学び放題プランは、社員が自身のペースと興味に応じて幅広い分野を学習できる柔軟性が特徴です。基礎的なビジネススキルから最新のデジタルスキルまで、幅広い知識を継続的に学ぶことができます。

多くの企業では、この両者を組み合わせたハイブリッドアプローチを採用しています。必須スキルは個別講座で確実に習得させつつ、その他の分野は学び放題プランで自主的な学びを促進する形式が効果的です。

社員へのリスキリングを促す

急速な技術革新やビジネス環境の変化に対応するため、既存スキルの更新や新しいスキルの習得(リスキリング)は不可欠です。効果的なリスキリングを促進するためには、まず社員のモチベーション向上が重要です。スキル習得を処遇と連動させることや、学習成果を可視化して適切に評価すること、さらには成功事例を社内で共有することで、社員の学習意欲を高めることができます。

継続的な学習支援も重要な要素です。定期的な学習目標の設定と進捗確認、適切なフィードバックの提供、そしてキャリアパスとの連動を図ることで、より効果的なリスキリングが実現できます。

また、部門横断的な学習コミュニティーを形成することで、社員同士が知識や経験を共有し、互いに刺激し合える環境をつくることができます。これにより、個人の学習モチベーションを維持しつつ、組織全体の学習文化を醸成することが可能となります。

ビジネススキル講座の効果を最大化する活用術

スキルイメージ

ビジネススキル講座で得た知識やスキルを効果的に活用するためには、単に講座を受講するだけでなく、実践的な活用戦略が必要です。

学んだ内容を実務に落とし込み、継続的な成長につなげるための具体的な方法について解説していきます。

効果的な活用により、投資した時間と費用を最大限に生かすことができます。

日常業務に組み込む実践的な学習計画

学んだスキルを確実に定着させるためには、日常業務の中で実践する機会を意識的に作り出すことが重要です。例えば、プレゼンテーションスキルを学んだ場合、チーム内での報告会や提案の機会を活用して実践することができます。

また、学習内容を週次や月次の業務計画に組み込むことで、継続的な実践が可能になります。

実践的な学習計画のポイント

  • 毎日の業務の中で活用できる場面の特定
  • 週単位での実践目標の設定
  • 上司や同僚へのフィードバック依頼
  • 実践結果の記録と振り返り ​​​​​​​


学んだスキルの即実践と効果検証

講座で習得したスキルは、できるだけ早い段階で実践に移すことが重要です。特に新しい知識やテクニックは、学んでから実践までの時間が空くほど定着率が低下します。

小さな成功体験を積み重ねることで、スキルの定着と自信の醸成につながります。

また、実践を通じて得られたフィードバックは、スキル実践の効果検証と改善のための貴重な情報となります。

継続的な学習のためのモチベーション管理

長期的なスキル向上を実現するためには、学習モチベーションの維持が不可欠です。

具体的な目標設定、達成状況の可視化、小さな成功の積み重ねなど、モチベーションを維持するための工夫が必要です。

また、学習コミュニティーへの参加や、同じ目標を持つ仲間との情報交換も、モチベーション維持に効果的です。

モチベーション維持のための実践ポイント

  • 週単位の具体的な行動目標の設定
  • 学習記録の定期的な振り返り
  • 成功事例の共有
  • 学習仲間とのオンライン・オフライン交流 ​​​​​​​

講座で得た知識やスキルを実践に生かすことで、理論と実務の架け橋となり、真の実力として定着させることができます。

日々の小さな実践の積み重ねが、大きな成長につながることを意識して、継続的な学習に取り組みましょう。

ビジネススキル講座で陥りやすい失敗パターン

失敗のイメージ

ビジネススキル講座の受講は、効果的に進めないと時間と費用の無駄になってしまう可能性があります。多くの受講者が経験する典型的な失敗パターンを理解し、それを回避する方法を知ることで、より効果的な学習を実現することができます。

ここでは、よくある失敗パターンとその対策について具体的に解説していきます。

中途半端な目標設定による学習の停滞

「スキルアップしたい」「キャリアアップにつなげたい」といった漠然とした目標設定は、学習の方向性を見失う原因となります。

具体的な目標や達成指標が不明確なまま学習を進めると、モチベーションの維持が難しく、結果として中途半端な理解にとどまってしまいます。

効果的な目標設定のためのステップ

  • 数値化可能な具体的目標の設定
  • 達成時期の明確化
  • 中間目標の設定による進捗管理
  • 定期的な目標の見直しと調整 ​​​​​​​


インプットだけで実践機会を逃してしまう

講座の内容を理解することに注力するあまり、実践的な活用の機会を逃してしまうケースが多く見られます。

知識の習得は重要ですが、それを実務で活用する機会を意識的に作り出さなければ、真の実力として定着させることは困難です。

学んだ内容は、できるだけ早い段階で実践に移すことが重要です。

学習環境を用意したものの学ぶ人が少ない

特に組織での導入の場合、学習環境は整備したものの、実際に活用する人が少ないという状況がよく見られます。

これは、学習の必要性や有用性が十分に理解されていない、または学習時間の確保が難しいといった要因が背景にあります。

このような状況を改善するためには、組織的なサポート体制の構築と、学習成果を実感できる機会の創出が不可欠です。

学習促進のための組織的アプローチ

  • 明確な学習目的の共有
  • 学習対話会など学習イベントの定期開催
  • 学習時間の確保支援
  • 成果発表の機会創出 ​​​​​​​

失敗パターンを回避するためには、事前の十分な準備と計画、そして定期的な進捗確認と軌道修正が重要です。

失敗を恐れるのではなく、それを学びの機会として捉え、より効果的な学習につなげていくことが大切です。

パーソナライズ学習でビジネススキルeラーニング受講率100%を達成した事例  

受講率100% を達成する要因 学習データの追跡、パーソナライズ学習、柔軟な学習環境、自己主導の学習

支援事例:専門商社(400名)  

【これまでの課題】  

  • eラーニングを「必修」にしなければ学習しない  
  • 流し見で「完了」することが目的になってしまっている  
  • 業務が忙しくて受講することを忘れてしまう  ・・・など  

⇒【CK-Connectによるパーソナライズ学習を導入】  

【受講率100%を実現】  

  • 「必修」「受講期限」の設定がない中で、受講率100%を実現  
  • 診断結果を基に自動でリコメンドされるコースを自主的に受講  
  • 1人平均5.7コースの受講(多い人は16コースの受講)  

今回のポイント

  • パーソナライズ学習:パーソナル診断結果を基にした個々人に合わせた学習コンテンツを自動配信  
  • いつでも学べる環境:学習者が必要な時  
  • 学習データの蓄積:学習者の学習状況をトラッキングするために学習行動のデータを取得​​​​​  

お客さまの声  

  • 社内ではeラーニングを導入しても、結局やってくれないのではないかという声が出ていました。なぜなら、eラーニングを「必修」にしないと学習者が積極的に取り組まないといったことがあったからです。同じことを繰り返していても効果は上がらないと思っていましたが、パーソナライズ学習を取り入れたところ、受講率が100%になったので正直驚きました。  
  • また、これまではコンテンツ数にも限りがあり、自社のオリジナルコンテンツの搭載ができなかったのですが、自社オリジナルコンテンツの搭載もできるようになったことで、学習してもらう幅が広がりました。  
  • また、診断結果のレポートには、自身の強みや課題の啓発だけではなく、職場メンバーとの関係性の中で起こりうることや周囲が必要なことについてもアドバイスがあり、そのレポートを基に、他メンバーと対話することで、職場の中でのコミュニケーションが取りやすくなり、仕事がスムーズに進むようになりました。 
    ​​​​​​​

まとめ:ビジネススキル講座でスキルアップを目指そう

ビジネススキル講座おすすめ6選!自己投資と社員研修での活用術を解説!について紹介してきました。

  • ビジネススキル講座は断然eラーニングが学びやすい
  • 注目を集めるビジネススキル講座の最新動向
  • ビジネススキル講座と研修の違いを理解しよう
  • ビジネススキルおすすめ講座6選
  • 自分に合ったビジネススキル講座の選び方
  • ビジネススキル講座を個人で受講する費用と投資対効果
  • 会社としてビジネススキル講座を用意する
  • ビジネススキル講座の効果を最大化する活用術
  • ビジネススキル講座で陥りやすい失敗パターン
  • パーソナライズ学習でビジネススキルeラーニング受講率100%を達成した事例 

 ビジネススキル講座は、現代の職業人にとって不可欠な自己投資の手段として確立されています。特にeラーニング形式の講座は、時間と場所の制約から解放された柔軟な学習環境を提供し、効率的なスキルアップを可能にしています。また、AIやデジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、求められるスキルも急速に変化しており、継続的な学習の重要性は今後さらに高まっていくことが予想されます。

講座の選択においては、自身のキャリアゴールや学習スタイルに合った最適な選択を行うことが重要です。費用対効果を考慮しながら、長期的な視点で投資を行い、習得したスキルを実践の場で活用していくことで、真の実力として定着させることができます。

また、失敗を恐れるあまり学習を躊躇するのではなく、典型的な失敗パターンを理解し、それを回避する準備を整えることで、より効果的な学習が可能となります。目標設定、実践機会の創出、継続的なモチベーション管理など、成功のための要素を意識的に取り入れることで、確実なスキルアップを実現することができます。

ビジネススキル講座への投資は、自身のキャリアを切り開くための重要な一歩となります。急速に変化する現代のビジネス環境において、継続的な学習と実践を通じて、市場価値の高い人材として成長していくことが、持続的なキャリア発展への鍵となるでしょう。まずは自身の目標を明確にし、適切な講座を選択することから、スキルアップへの具体的な一歩を踏み出していきましょう。

LDcubeはCrossKnowledge社のパートナーであり、世界中で高い評価を得ているビジネススキルを学ぶための学習コンテンツを提供しています。また、CrossKnowledgeの提供するCK-Connectを活用することで、パーソナライズ学習を実現することも可能です。パーソナライズ学習は、未来の学習のあり方を変える可能性を秘めています。無料のデモ体験会なども行っていますので、お気軽にご相談ください。  

▼関連資料はこちらからダウンロードできます。  

BL3つのスキル ボタン

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企画・作成・編集:代表取締役 新井澄人
企画・作成・編集:代表取締役 新井澄人
株式会社ビジネスコンサルタントで、講師派遣型の人材育成支援から始まり、社内トレーナーの養成による人材育成支援、デジタルツールを活用した人材育成のDX化の支援まで、中小企業から大企業まで20年にわたり幅広いコンサルティングに従事。 新入社員研修からOJTリーダー研修、若手社員研修、管理職研修、幹部研修、営業研修、デジタル学習環境づくりのコンサルテーションなどに自らもコンサルタントとして登壇しながらも、人材育成・組織活性化・営業強化において講師派遣型の枠を超えた支援を実現するため、ビジネスコンサルタントの子会社である株式会社LDcubeの設立と同時に代表取締役に就任。 資格: ・全日本能率連盟認定マスター・マネジメント・コンサルタント(J-MCMC2023002) ・LIFOプログラムライセンス(LIFO-MSSプログラム開発者)

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