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プレゼンテーションスキル研修徹底解説!デジタル時代のビジネス・人材育成で重要!

プレゼンテーションスキルは、ビジネスの成功に欠かせない重要な要素です。

しかし、「どのようにすれば効果的なプレゼンテーションができるのか?」という疑問を持っている人も少なくありません。

特に、自分のメッセージを明確に伝えられなかったり、聴衆を引き込む力が不足していたりするために、期待した成果を得られないことが少なくありません。

では、どのようにすればプレゼンテーションスキルを向上させ、効果的なメッセージ伝達ができるようになるのでしょうか?
 
まず、多くのビジネスパーソンが抱えるプレゼンテーションの課題に焦点を当ててみましょう。不十分な準備や、スライド作成のスキル不足、話し方の硬さや緊張感など、さまざまな要因が効果的なプレゼンテーションを妨げています。

また、ビジュアルやストーリー性が乏しいため、聴衆を引き込めず、メッセージが伝わりにくくなることもあります。これでは、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまいかねません。
 
本記事では、プレゼンテーションスキル研修を通じてこれらの課題を解決する具体的な方法を紹介します。
 
プレゼンテーションスキル研修を通じてスキルを向上させることで、あなたのメッセージはより効果的に伝わり、ビジネスの成功に大きく貢献することができます。

今こそ、プレゼンテーションスキル研修を実施し、自信を持って効果的なプレゼンテーションを行える社員を育成していきましょう。

▼スキルアップについてはテーマに合わせて下記で詳しく解説しています。

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目次[非表示]

  1. 1.プレゼンテーションスキル研修で学ぶ要素
  2. 2.プレゼンテーションスキル研修で最も大事なこと
  3. 3.望ましいプレゼンテーションスキル研修の概要
  4. 4.プレゼンテーションスキル研修に取り入れるべき内容
  5. 5.プレゼンテーションスキル研修の実施形態と費用
  6. 6.プレゼンスキルが求められる背景
  7. 7.プレゼンテーションスキル研修の対象者
  8. 8.プレゼンテーションスキル研修は社内で実施可能
  9. 9.LIFOを活用して社内トレーナーがコミュケーション研修を展開している事例
  10. 10.まとめ

プレゼンテーションスキル研修で学ぶ要素

プレゼンテーョンスキル研修①

一般的にプレゼンテーションスキル研修で学ぶ内容には下記のような要素が含まれています。

プレゼンテーションの目的・目標設定
プレゼンテーションスキル研修では、受講者が何を達成するためにプレゼンテーションを行っているのか、どのようなメッセージを伝えたいのかを明確にするための方法を学びます。

また、聴衆にどのような行動を取らせたいのかなどの目標を明確にします。


情報の整理
プレゼンターがあまりにも多すぎる情報を一度に伝えてしまうと、聞き手が混乱してしまいます。

プレゼンテーション研修では受講者がどの情報が本質的で重要なのかを見極め、それらを効果的に整理し、伝える方法を学びます。


資料作成
プレゼンテーション研修では受講者がパワーポイント等のソフトウエアを使った視覚的な資料の作り方、図表の使い方を学びます。

聴衆が視覚的に情報を捉えやすくするために、デザインのコツやテクニックを習得します。


プレゼンテーションの構造
プレゼンテーション研修の受講者は、プレゼンテーションの導入部、本論、結論で何を伝え、どのように進行させるかというポイントを学びます。


話し方・ボディーランゲージ
声のトーン、スピード、強弱など、話し方がプレゼンテーションの印象を大きく左右します。

プレゼンテーション研修では、受講者が話し方を学びます。

また、ボディーランゲージ(視線、表情、姿勢)についても学びます。


Q&Aセッションの対応
プレゼンテーション後に質問応答セッションがよく行われます。

プレゼンテーション研修では、受講者が質問の取り扱い方や、質問に対して適切な回答の仕方を習得します。


実践演習
プレゼンテーション研修では、習ったスキルを生かして実際にプレゼンテーションを行い、その後のフィードバックを通じてさらなる改善点を見つけ出します。

受講者が研修を通じてプレゼンテーションに必要な要素を理解し、練習することで、プレゼンテーションスキルを高めていきます。

▼ 社内研修のプログラムの作り方については下記で解説しています。

  社内研修の作り方!効果的なプログラムとは?ポイントを解説 企業内では人材育成のためにさまざまな研修プログラムが実施されています。社内講師で実施することもあれば、外部に依頼することもあります。 人材育成担当者が社員研修の計画作成、実施から効果測定まで流れや、研修を内製化して展開していくポイントについて解説します。 株式会社LDcube

プレゼンテーションスキル研修で最も大事なこと

プレゼンテーションスキル研修②

プレゼンテーションスキル研修で最も大事なことは、最大のプレゼンテーションツールはプレゼンター自身であることを理解し、プレゼンターの魅力を高めることです。

最大のプレゼンテーションツールはプレゼンター自身である

それはなぜでしょうか。多くの情報は資料を見れば理解することができます。

しかし、プレゼンテーションを聞かないと得られない情報があります。 プレゼンテーションを聞くと、情報を知るだけでなく、その情報を発信する人がどのような思いを持っているのか、提案にどの程度の情熱を注いでいるのかを知ることができ、物事の判断材料が多く得られます。

資料は情報を整理し、視覚的に分かりやすく伝えるために重要ですが、その情報を人々に伝えたり、印象付けたりするのはプレゼンターの役割です。

プレゼンターの人間性、情熱、説得力などがなければ、情報はただのデータや事実にすぎません。 つまり、情報を生き生きとさせ、聴衆の心に響かせるための最大のツールは、資料やファイルではなく、プレゼンターのスキルとパーソナリティーであると言えます。

プレゼンターがこの意識を持っていれば、プレゼンテーションの技術やスキルをさらに向上させることができるでしょう。

プレゼンテーションスキル研修は、資料の作り方のテクニックなどではなく、プレゼンターの魅力を高めるものであるべきなのです。

▼ プレゼンテーション研修はじめ、さまざまな研修を社内講師で展開することについては下記で解説しています。 

  研修は社内講師で実施?実施のポイントやメリットとデメリットを解説 企業内では人材育成のためにさまざまな研修会が行われています。内部で実施することもあれば、外部に依頼することもあります。社内講師と外部講師のメリット・デメリットや、外部が活用している教材を活用して自社で研修を展開していくポイントなどを紹介します。 株式会社LDcube

望ましいプレゼンテーションスキル研修の概要

プレゼンテーションスキル研修③

プレゼンテーション研修は、参加者が自分の思考やアイデアを効果的に他者に伝えるために、スキルやテクニックを学ぶ研修プログラムです。

プレゼンテーション研修は、自己理解の深化、コミュニケーションスキルの強化、聴衆とのつながりづくり、内容の構築、配信方法の学習、そしてフィードバックを通じた改善に焦点を当てています。

ここでは、「最大のプレゼンテーションツールがプレゼンター自身である」という考え方に基づき、望ましいプレゼンテーション研修の概要を説明します。

自己理解と自己表現

プレゼンテーションの成功の鍵は、プレゼンターが自分の強み、弱み、価値観を理解し、それらを生かし情熱を持って自己表現することです。

プレゼンテーション研修には、自己評価やフィードバックを通じて自分のスキルとパフォーマンスの理解を深める内容が含まれます。

コミュニケーションスキルの強化

言葉の選び方、声の調子、ボディーランゲージなど、プレゼンターの振る舞いがプレゼンテーションのメッセージを強化または弱化します。

プレゼンテーション研修は、これらのコミュニケーションスキルを強化し、効果的なプレゼンテーションを図ります。

聴衆とのつながり

プレゼンテーションは一方通行ではなく、プレゼンターと聴衆の間の対話です。

プレゼンターが聴衆との結びつきを強め、興味関心を引きつけることができれば、メッセージがより聴衆に響きます。

そのため、マーケティング発想をもち、聴衆のニーズを理解し、彼らに応じたメッセージをつくることを目指す内容は、プレゼンテーション研修ではよく提供されています。

フィードバックと改善

プレゼンテーションスキルは一度に身に付くものではなく、継続的な学習と改善を通じて向上します。

プレゼンテーションは内容と伝え方の両面からのフィードバックを受け入れ、反省し、改善しながらスキルを磨くことが大切だとされています。

以上がプレゼンテーション研修の主な概要です。

プレゼンター自身が最大のツールであるという観点から、プレゼンテーション研修を通じて、プレゼンターは自分自身をより効果的に表現し、メッセージを伝える能力を高めることができます。

基本カリキュラム例(7時間)

1日7時間でプレゼンテーションスキル研修を実施する場合のカリキュラムを紹介します。

プレゼンテーションスキル研修テキスト

オリエンテーション
講座の狙いと進め方を案内し、プレゼンテーションの定義や基本、プレゼンターに必要な能力、評価の4つの関所等について情報提供します。

実習 「自己紹介(プレゼンテーション実習)」
受講者はまず、自分をテーマにプレゼンテーションしてみます。
個人プリワークの後、2分間でプレゼンテーションします。終了後メンバー相互に印象に残ったメンバーを投票します。
その上で、印象に残る話し方についてのポイント講義をします。プレゼンテーションを実際に行ってみることで、自分の課題をつかむことができます。

講義・実習「プレゼンターとしての自己理解(LIFO)」
プレゼンターとして自分の特徴を知ることが大切です。
LIFOサーベイを事前にwebで受講し、LIFOサーベイを活用して自分の特徴について確認します。個人データ表を用いて他の受講者と共有します。
また、プレゼンターとして、良かれと思って自分のスタイルを過剰使用していないかチェックします。
さらに、聞き手に合わせて伝えることの重要性に関する情報を提供し、具体的なアプローチのポイントを案内します。
LIFOについての学びをグループ内でプレゼンテーションします。(ところどころプレゼンテーションする場を設け、場数を踏ませます。)

講義・実習「4つの関所各論」
ファーストインプレッション、話し始めのコツ、アイコンタクト、ジェスチャー等についてポイントを案内します。その後、セッションでの学びをプレゼンテーションします。

講義・実習「コンテンツ」
聞き手分析、プレゼンテーションの全体構成等について案内します。

実習「私のプレゼンテーションの啓発点」(プレゼンテーション実習)
仕上げの実習として、これまで学習してきたことを意識しながらし、プレゼンテーションします。
終了後他の受講者からフィードバックをもらい、啓発点を明確にします。

基本的には座学というよりも、プレゼンテーションをして、フィードバックをもらうというサイクルを繰り返していきます。


プレゼンテーションスキル研修に取り入れるべき内容

プレゼンテーションスキル研修⑤

「最大のプレゼンテーションツールがプレゼンター自身である」という考え方をプレゼンテーション研修に取り入れることで、プレゼンターは自分自身の能力を最大限に引き出すことができます。

以下にプレゼンテーション研修に取り入れるべき内容について説明いたします。

自己理解
プレゼンターが自分の強み、弱み、コミュニケーションスタイルを理解することで、自信を持ってくつろぎ、自分自身を効果的に表現することができます。

自分が何に熱中しているか、どのようにすれば情報が最もよく伝えられるか理解することは非常に重要です。


体調管理と気持ちのコントロール
ストレス管理、リラクセーションテクニック、健康的なライフスタイルの維持など、身体的および心理的なウェルビーングについて学ぶことは、プレゼンテーションに大きな影響を及ぼします。

安定した心と体は、自信を持ってプレゼンテーションを行うことを可能にします。


コミュニケーションスキル
話すスキル、聞くスキル、ノンバーバルコミュニケーションスキル (ボディーランゲージ、視線、表情)を向上させることで、明確で有効なメッセージを伝えることができます。


パーソナルブランディング
プレゼンターは、自分自身がブランドであるという考え方を理解する必要があります。

自己イメージとパーソナルスタイルを形成することで、自分自身をマーケットに適した方法でプレゼンテーションを行うことができます。


実践とフィードバック
プレゼンテーションのスキルを磨く最良の方法は、実際にプレゼンテーションを行い、フィードバックを受け取ることです。

他人からのフィードバックは自己認識を深め、改善点を明らかにします。

プレゼンテーションは情報を伝えるだけではなく、プレゼンター自身を伝えるものでもあります。このため、「最大のプレゼンテーションツールがプレゼンター自身である」という見解は、プレゼンテーション研修に取り入れるべき重要な要素です。

プレゼンテーションはあなたの声、あなたの物語、あなたの情熱を伝える一つの手段であり、これを最大限に活用するためには、あなた自身が最大のツールとなるべきです。

▼ 自己理解については下記で解説しています。合わせてご覧ください。

  自己理解を深める方法!5つの情報源について解説 「自分の強みってどんなこと?」自分のことは自分が一番分かっているようですが、その度合いは人により異なります。自己理解を深めることは仕事を効果的に進める上でも役立ちます。自己理解を深めることにつながる5つの情報源について解説し、自己理解を深める方法についてご案内していきます。 株式会社LDcube

プレゼンテーションスキル研修の実施形態と費用

プレゼンテーションスキル研修⑥

集合研修

プレゼンター自身が最大のプレゼンテーションツールであるという考え方からすると、スキルを磨くのに最適なのは集合研修スタイルです。

対面で参加者が直接講師と対話し、他の参加者と一緒に学び、フィードバックを受けられるためです。

オンライン研修ではカメラに全身が映らないため、ジェスチャーや立ち振る舞い方についてフィードバックを受けることが難しいですが、集合研修ではこれが可能です。

また、他の参加者の経験や視点を共有することで、新たな視点を得るきっかけを提供します。

オンライン研修

プレゼンテーションスキル研修はオンライン研修でも受講することができます。

最近ではオンラインでプレゼンテーションすることも増えてきているため、オンライン研修の場合には、「オンラインでのプレゼンテーション」にシーンを絞って学習した方が良いでしょう。


なぜなら、オンラインでのプレゼンテーションと対面でのプレゼンテーションはやり方が違うからです。

オンラインでも講師や他の参加者と一緒に学び、フィードバックを受けることがポイントです。

しかし、オンラインではカメラに映るのは上半身のみで、PCの前に座っているということが多いので、全身かつ立ち振る舞いに対してのフィードバックではなく、画面を通して感じられる印象へのフィードバックとなります。

声のトーンやスピード、表情、言葉遣い、資料の画面共有の仕方などです。

eラーニング

eラーニングでもプレゼンテーションスキルの学習が可能です。

eラーニングはインプット中心の学習となり、他の受講者からフィードバックを受けることなどはできません。

プレゼンテーションについての基礎知識を学びたい場合などに活用すると良いでしょう。

eラーニングは自己主導型の学習方法で、プラットフォームを通じて、どこからでも、自分のペースで学ぶことができます。

専門的な教材やリソースがオンデマンドで利用でき、自分の理解度に合わせて進行することが可能です。

eラーニングは時間や場所に制約のある個々の参加者に適しています。

研修費用

プレゼンテーションスキル研修は1~2日間で実施することが多く、研修費用については、一般的な相場として1日あたり30万~50万円程度です。

この費用には、専門的なインストラクターの費用、教材費が含まれています。

ただし、研修参加者の人数や具体的な要望、ニーズによっては費用が変動する可能性もあります。

集合研修で実施する場合には、上記の費用の他に、研修会場費、受講者が集合するための交通費や宿泊費、日当などが別途かかります。

オンライン研修の場合には会場費や交通費、宿泊費はかかりません。

eラーニングで受講する場合には、一般的な相場として、一人1万~2万円程度です。

▼研修の費用については下記で詳しく解説しています。
⇒研修実施に伴う費用とは?外部講師から内製化する相場まで徹底解説!

  研修実施に伴う費用とは?外部講師から内製化する相場まで徹底解説! 本記事では、社員の成長と企業の発展にむけ社員研修を実施する際、外部講師を活用した場合と、社内講師を活用した場合の研修費用・相場について解説し、費用を抑えて効果を最大化するポイント(外部講師の教材活用、オンラインの活用)等を紹介していきます。 株式会社LDcube


プレゼンスキルが求められる背景

プレゼンテーションスキル研修⑦

プレゼンテーションスキルが近年、より強く求められるようになりました。その背景にはいくつかの理由があります。以下詳しく解説していきます。

情報過多の時代
われわれは毎日大量の情報やメッセージにさらされています。

プレゼンターが聞き手の関心を引き付け、理解させ、行動を促すためには、情報を効率的に整理・伝達するための優れたプレゼンテーションスキルが必要となっています。


デジタル化の進展とリモートワークの普及
新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの企業がリモートワークに移行し、ビジネス会議もオンラインで行われるようになりました。

これにより、スクリーン越しに効果的にコミュニケートする能力が求められるようになりました。

リアルでのプレゼンテーションと異なり、オンラインプレゼンテーションを行うために、新しいスキルの習得が必要となります。


テクノロジーの進化
新しいビデオ会議ツールやプレゼンテーションソフトウエアの進化により、視覚的な要素やインタラクティブな要素を取り入れたプレゼンテーションが可能になりました。

このようなツールを効果的に使いこなしながらプレゼンテーションしていくことが求められています。


グローバル化
全世界とつながる時代において、異なる文化背景を持つ人々とのコミュニケーションが増えています。

そのため、自分の意見やアイデアを多様な聴衆に合わせて伝えるために、高度なプレゼンテーションスキルが必須となっています。

以上のようなことを背景にして、ビジネスにおけるプレゼンテーションスキルの重要性はかつてよりも増しています。

プレゼンテーションスキルは、情報を伝え、人々に影響を与え、有意義なコネクションを作り上げるために不可欠です。営業職に必要なスキルと思われがちですが、あらゆる職種の人に必要なスキルです。

プレゼンテーションスキル研修の対象者

プレゼンテーションスキル研修⑧

プレゼンテーションスキル研修の対象者は、さまざまな職種や立場の人々に適しており、具体的には以下のような方々が対象となります。

  • 新入社員:新入社員は職場配属時やさまざまな業務の開始時など「自己紹介」という形でプレゼンテーションする機会が実は多いです。基本的なスキルを身につけるための研修が役立ちます。

  • 中堅社員:すでに業務でプレゼンテーションを行っていることが多いですが、うまくやれている人とそうでない人の差が付き始める時期でもあります。フィードバックを基に自分の癖を直し、スキルアップしていくことが求められます。

  • 管理職・リーダー:管理職やリーダーはチームや職場を代表してプレゼンテーションを行う機会が多いです。その場での印象でチームや職場の印象が決まってしまうこともあり、戦略的なプレゼンテーションスキルが求められるようになってきます。職場やチームを背負う意識を持って腕を磨きましょう。

  • 営業担当者:営業担当者はクライアント向けのプレゼンテーションが日常的に行われます。効果的なプレゼンテーションにより、ビジネスチャンスを増やすことが目指されますし、業績向上が期待されます。

  • プロジェクトマネジャー:プロジェクトマネジャーはプロジェクトの進捗報告や提案の際にプレゼンテーションの機会があります。クリアで分かりやすいコミュニケーションがプロジェクトの成功には不可欠です。

  • 専門職:エンジニアやデザイナーなどの専門職は技術的な詳細をプレゼンテーションすることがあります。プレゼンテーションに苦手意識を持っている人も少なくありません。専門的な内容を分かりやすく伝えるスキルが求められます。

  • 一般社員:一般社員も社内会議やチーム内での発表を行う際にプレゼンテーションスキルが必要になります。日常業務でのコミュニケーション能力を向上させるために役立ちます。

  • 学生・研究者:学生や研究者は学会や講義での発表を行う際にプレゼンテーションが求められます。プレゼンテーションのスキルはキャリアの発展に非常に重要です。

このように、プレゼンテーションスキル研修は、広範囲の職種や役職の人々にとって有益であり、それぞれの具体的なニーズに応じた内容で提供されることが重要です。

プレゼンテーションスキル研修は社内で実施可能

プレゼンテーションスキル研修⑨

LIFO®(Life Orientations)ライセンスを取得した社員がいる場合、その社員が研修の講師となり、LIFO®レシピシリーズの「プレゼンテーション研修」のテキストを活用することで、効果的なプレゼンテーション研修を提供することができます。

プレゼンテーションスキル研修テキスト

LIFO®は個々の行動スタイルと強みを理解するための評価とフィードバックツールです。

ライセンスを取得した人は、自己理解や他者理解を深め、チームの協働性やパフォーマンスを向上させるための手法やリソースを活用できます。

LIFO®レシピシリーズは研修プログラムの内容をシステマチックにまとめたテキストで、特定のトピックに焦点を当てた研修を展開できるツールとなります。

その中には「プレゼンテーション研修」に関するものがあり、プレゼンテーションの準備から実施、そして改善までの全プロセスをカバーした内容が含まれています。

LIFO®レシピシリーズで社員自身が社内の研修を企画・実施することが可能になります。テキスト内容は具体的で実践的であるため、すぐに活用することができます。

プレゼンテーションスキルはあらゆるビジネスパーソンに求められます。

お客様にプレゼンテーションする営業職だけではなく、部下に部門方針を伝える管理職にもプレゼンテーションスキルは求められます。

プレゼンテーションを通じて、人の心を動かしていくことが仕事や業務を進めて行くことはできません。

プレゼンテーションスキル研修を社内で展開できるようにすることで、社員間でのコミュニケーションやプレゼンテーションのスキルを向上させることが期待できます。

LIFOを活用して社内トレーナーがコミュケーション研修を展開している事例

リコージャパン株式会社 人事・コーポレート本部 人財開発センター 人財開発部 部長 武田 佳祐 様  リコーグループは、日本、米国、欧州、アジア・パシフィックに拠点を置き、全世界約200の国と地域で事業を展開しているグローバルカンパニーです。2036年に創業100周年を迎えるリコーグループは、「”はたらく”に歓びを」という価値観を基に持続可能な未来をつくる活動をしています。 「人のこころとからだに携わり、現場に寄り添った教育施策を実現したい」という個人の想いを持ち、活動しています。

背景・課題:

リコージャパン株式会社では、2010年の販売会社統合以降、各支社の固有の課題に対応できず、教育施策が本部主導で一方的になるなどの課題がありました。

また、コロナ禍以降、会食などの機会が減ったことにより、コミュニケーションの希薄化を招いていました。これらの課題を解決するために、社員自らが強みや弱みを理解し合い、横のつながりを強化する取り組みが求められていました。

LIFOプログラム(社内トレーナーライセンス)の導入:

その中で、LIFO(Life Orientations)を導入しました。LIFOの活用を通じて、社員一人一人の個性を診断し、自己理解と他者理解を促進しました。

これにより、非公式なコミュニケーションが減少する中でも、社員同士の相互理解を深めるための新たな手段を提供することができるようになりました。

また、LIFOプログラムライセンスを取得することで、社内トレーナーが自主的に研修を行えるようになり、組織風土改革を進めました。

LDcubeとの協力により、多様なワークショップを展開し、各支社・部門が抱える具体的な課題に対応できるようになりました。

社内展開:

プログラムの展開においては、事前のLIFO診断、ワークショップの実施、職場での実践、効果検証のサイクルを組み込みました。

参加者は、研修後の職場実践を通じて得られたスキルを評価し合い、PDCAサイクルを回すことで、持続的なスキルアップを図っています。

ラーニングプラットフォーム「UMU」を活用し、受講者同士が学び合う環境も整備しました。

社内トレーナーによる研修実施後の反応:

導入後、プログラム受講者の満足度は高く、多くの支社で「対人関係」や「マネジメント能力」などにおいて数値的な改善が見られました。

LIFOを活用したレクチャーは「人」の問題の解決に寄与し、特にアウトプット重視の体験学習が効果的でした。

UMUの活用と一連の学習サイクルの設計により、事務局の負担軽減と学習効果の向上が実現しました。

今後に向けて:

今後は、各支社や部門の課題に寄り添い、人材育成を継続的にサポートすることで、社員個々の自己成長と組織全体の活性化をさらに推進する予定です。

また、LIFO以外のライセンスプログラムも組み合わせ、人材育成のプログラムラインナップを増やしていきます。

これにより、組織内のさまざまな課題を解決し、全体の一体感を更に高められることを期待しています。

▼本事例はインタビュー記事の一部です。インタビュー記事全文はこちらからご覧ください。
⇒リコージャパン株式会社様 ライセンスプログラム導入事例


まとめ

プレゼンテーション研修徹底解説!デジタル時代のビジネス・人材育成で重要!について解説してきました。

  • プレゼンテーションスキル研修で学ぶ要素
  • プレゼンテーションスキル研修で最も大事なこと
  • 望ましいプレゼンテーションスキル研修の概要
  • プレゼンテーションスキル研修に取り入れるべき内容
  • プレゼンテーションスキル研修の実施形態と費用
  • プレゼンスキルが求められる背景
  • プレゼンテーションスキル研修の対象者
  • プレゼンテーションスキル研修は社内で実施可能

現代社会において、プレゼンテーションスキルの重要性が増しています。プレゼンターは資料の作成方法を学ぶだけでなく、自分自身を磨いていかないといけません。

会社組織の中では、プレゼンテーションスキルは営業職だけでなく、新入社員から若手リーダー、マネジメント層まであらゆるビジネスパーソンに求められるスキルです。

プレゼンテーション研修は階層別研修や目的別研修などの一環として、スキルアップを目的に行われることが多いです。ビジネスパーソンとしての基礎を学ぶ研修の1つでもあります。是非多くの方を対象として研修を企画してみてはいかがでしょうか。

また、LIFOライセンスは社内トレーナーのみならず、法人や個人で講師業をされている方がライセンスを取得し、弊社のパートナーとしてクライアントに研修サービスを展開頂くことも可能です。

株式会社LDcubeでは、プレゼンテーション研修の提供のみならず、プレゼンテーション研修を社内で実施できるように、社内トレーナー養成のサービスもご用意しています。

また、プレゼンテーションしている動画をクラウド上にアップすると、AIがコーチングしてくれるという、プレゼンテーションの練習を行えるツールなどもご提供しています。

隙間時間を活用し練習とフィードバックを繰り返すことが可能となり、社員育成を効果的に行えます。無料のプログラム体験会や他社事例のご案内なども行っています。お気軽にお問い合せください。

▼ 関連資料はこちらからダウンロードできます。

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企画・作成・編集:代表取締役 新井澄人
企画・作成・編集:代表取締役 新井澄人
株式会社ビジネスコンサルタントで、講師派遣型の人材育成支援から始まり、社内トレーナーの養成による人材育成支援、デジタルツールを活用した人材育成のDX化の支援まで、中小企業から大企業まで20年にわたり幅広いコンサルティングに従事。 新入社員研修からOJTリーダー研修、若手社員研修、管理職研修、幹部研修、営業研修、デジタル学習環境づくりのコンサルテーションなどに自らもコンサルタントとして登壇しながらも、人材育成・組織活性化・営業強化において講師派遣型の枠を超えた支援を実現するため、ビジネスコンサルタントの子会社である株式会社LDcubeの設立と同時に代表取締役に就任。 資格: ・全日本能率連盟認定マスター・マネジメント・コンサルタント(J-MCMC2023002) ・LIFOプログラムライセンス(LIFO-MSSプログラム開発者)

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