階層別研修とは?達成すべき目標や習得させたい知識・スキルを徹底解説
企業では戦略的に人材を育成する手段として、階層別研修が実施されています。
その様な中、
- 階層別研修はどのように組み立てたらよいか?
- 具体的にどのような研修が良いのか?
- 環境変化が激しい中、どのように見直していったらよいか?
など、階層別研修において悩んだことはないでしょうか?
コロナ禍を経てオンライン研修が普及したことなどにより、従来の集合研修をベースに展開していた時代よりも効果的・効率的に実施できるようになってきています。
この記事では、階層別研修の概要や達成すべき目標、習得させたい知識・スキルや研修例について、関連記事も含めて詳しく解説します。
また、階層別研修を効果的に展開するためのeラーニング・LMSサービスや、階層別研修の新たな風として活用が増えている経営シミュレーション研修についても紹介します。
最後までお読みいただくことで、自社の階層別研修をブラッシュアップしていくヒントが得られることと思います。最後までお読みください。
▼階層別研修含め、人材育成で大切なことについては下記にて詳しく解説しています。
合わせてご覧ください。⇒人材育成で大切なこととは?新時代の課題と成功のポイントなどを解説!
▼階層別研修で代表的な新人研修については下記で解説しています。
⇒新入社員フォローアップ研修のあるべき姿とは?Z世代の定着・戦力化に向けて徹底解説!
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目次[非表示]
- 1.階層別研修とは?
- 2.階層別研修で達成すべき目標
- 2.1.①役職や立場に応じた知識・スキルの定着
- 2.2.②業務姿勢に対する気付きと意識改革
- 3.階層別研修の組み立て方
- 3.1.等級制度に基づいて組み立てる
- 3.2.役職に基づいて組み立てる
- 4.階層別研修で習得させたい知識・スキル
- 4.1.①新入社員・若手(1年目〜3年目)
- 4.2.②中堅社員(5年目〜7年目〜)
- 4.3.③管理職
- 5.階層別でのおすすめの研修例
- 5.1.新入社員・若手におすすめの研修
- 5.2.中堅社員におすすめの研修
- 5.3.管理職におすすめの研修
- 6.効果のある階層別研修の展開ポイント
- 7.階層別研修ならCrossKnowledgeがおすすめ!
- 8.階層別研修に新たな風!経営シミュレーション研修
- 9.まとめ
階層別研修とは?
階層別研修とは、年齢や役職、習得スキルや勤続年数などで社員を階層に分け、それぞれの階層に必要なスキルや知識の習得を目的とした研修です。
階層分けする基準は企業によって異なりますが、主に新人・若手社員、中堅社員、管理職で分けられています。
企業では、階層が上がるにつれて求められるスキルや知識、役割が変動します。
そのため、スキルアップやモチベーションアップ、企業全体のレベルを底上げするためには階層別研修が有用です。
階層別研修で達成すべき目標
階層別研修は、社員のスキルアップやモチベーションアップなどの効果が期待できますが、単に実施するだけでは思うような結果が得られない可能性があります。
階層別研修の効果を最大化させるためには目標を設定して達成を目指すことが重要です。ここでは、階層別研修で達成すべき目標を2つ紹介します。
(階層別研修で達成すべき目標)
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①役職や立場に応じた知識・スキルの定着
役職や立場、等級などに応じた知識やスキルの習得を目指します。
なぜなら、階層別研修は、社員に役職や立場に応じた知識・スキルを定着させ、期待するパフォーマンスを発揮してもらうために行うからです。
基本的に社員が新たな階層に到達した直後に実施されます。
社員は新たな階層に至るための最低限のスキルを持ち合わせていることが前提ですが、最初からその階層に求められる水準のパフォーマンスができるわけではありません。
階層が上がるにつれて求められる知識やスキルは複雑になるため、自己学習だけではなく階層別研修という形でフォローする必要があります。
各階層に求められる知識やスキルが定着する研修を実施することで、社員のスキルを底上げできます。
②業務姿勢に対する気付きと意識改革
業務姿勢に対する気付きと意識改革も重要な目標の1つです。
階層が上がるにつれ、社員にかけられる期待や責任は大きくなりますが、社員の意識がそれまでと変わらなければ期待する期待や責任を果たすことができないからです。
階層別研修では業務の本質的な意義を理解し、どのような環境でも自律的に学んでいく姿勢を植えつけることが重要です。
階層別研修は各階層に応じた知識とスキルの習得を目的としていますが、単に学習させるだけでは社員は成長しません。
世間の動向や企業のニーズ、求められるスキルなど、あらゆる要素が変動する現代では、研修で学習するだけではなく社員が新たな知識を取り込む姿勢が必要です。
階層別研修は自ら学ぶ姿勢を養う重要なステップであり、仕事やスキルに対する気付きや意識の変革を促せます。
▼人材育成の目標については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒人材育成の目標とは?目標設定の仕方やこれからの時代の重要ポイントを解説!
階層別研修の組み立て方
階層別研修は階層ごとに研修を用意して実施していくものですが、その組み立て方は組織により異なります。
一般的な組み立て方は、組織の人事制度の等級制度に紐づけて組み立てるものと、実際に就いている役職によって組み立てる場合があります。
下記体系図のようにそれぞれで研修の呼び方などが異なる場合があります。
(階層別研修の組み立て方)
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等級制度に基づいて組み立てる
等級制度に基づいて組み立てる場合には、等級が上がる、昇格したタイミングで研修の機会を用意します。
そして、この研修では昇格した等級で期待されている役割を発揮するためのカリキュラム構成にします。
具体的には、新たな等級ではどのようなスキルを身に付けるべきか、またそのスキルを活かしてどのような行動を取るべきかを、昇格時に学んでもらいます。
これらの研修は昇格者研修とも呼ぶことがあります。
役職に基づいて組み立てる
役職に基づいて組み立てる場合には、昇進して新たな役職についたタイミングで研修の機会を用意します。
そして、昇進した新たな役職でどのようなパフォーマンスを発揮する必要があるか、またどのような行動を取るべきかを、その研修で学んでもらいます。新任課長研修や新任部長研修などが良い例となります。
それぞれの違いについて説明します。まず、等級制度に基づいた研修の場合、同じ等級でも役職として課長というポジションについている人もいれば、ついていない人もいることがあります。
役職別研修の場合にはこの点が違います。同じ等級でも、役職についていなければ研修の機会がないという違いがあります。
すなわち、社員の属する等級をベースにするか、就いた役職をベースにするかで研修対象の人選が変わるという点を選択することが大切です。
※「昇進昇格」という言葉をよく耳にするかもしれませんが、一般的には昇進とは役職が上がること、昇格とは等級が上がることを指すとされています。昇進と昇格は必ずしも同時に行われるわけではなく、昇格のみや昇進のみのケースも存在します。
階層別研修で習得させたい知識・スキル
ここでは、階層別研修で習得させたい知識とスキルを紹介します。
(階層別研修で習得させたい知識・スキル)
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①新入社員・若手(1年目〜3年目)
新入社員や若手社員に対して実施する階層別研修では、業務の基本的な知識や社内ルール、コミュニケーションスキルや論理的思考の習得がおすすめです。
入社1年目の新入社員はゼロからのスタートであるため、階層別研修ではまず業務の基本や社内ルールを学習させ、組織の基本となる知識を身に付けてもらう必要があります。
ある程度仕事に慣れた若手社員であれば、人間関係の構築に必要なコミュニケーションスキルや自身で問題を発見して解決に導くための論理的思考を習得すると、さらなる成長が期待できます。
②中堅社員(5年目〜7年目〜)
中堅社員に対して実施する階層別研修では、より専門的な知識やスキル、最新技術やトレンドを把握するスキルの習得がおすすめです。
中堅社員はチームのリーダーやまとめ役を担う立場であり、部下を指導するような立ち回りが求められます。
的確な指導やアドバイスをするためには専門的な知識やスキルが不可欠であり、最新技術やトレンドを把握して取り入れる姿勢が大切です。
③管理職
管理職に対して実施する階層別研修では、マネジメントスキルや指導力、業務改善力やリスク管理能力などの習得がおすすめです。
企業における管理職は、組織の課題解決や人材育成、重要な場面での意思決定など、さまざまなスキルが求められます。
階層別研修を実施することで、新たなスキルの習得はもちろん、組織の未来を創るビジネスリーダーとしての自覚を再認識させられます。
▼次世代リーダーの育成に関しては、下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒次世代リーダー育成の【最重要ポイント】とは!? その鍵はタスクアサイン!
階層別でのおすすめの研修例
ここでは、階層別研修におけるおすすめの研修例を紹介します。
新入社員・若手におすすめの研修新入社員や若手社員向けの階層別研修では、以下の研修がおすすめです。
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▼新入社員研修研修については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒新入社員研修のカリキュラム作成!効果を最大化するポイントを紹介▼タイムマネジメント研修については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒タイムマネジメント研修で人生が変わる!理由や時間の使い方のポイントとは?
▼報連相研修については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
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中堅社員におすすめの研修中堅社員に向けた階層別研修では、以下の研修がおすすめです。
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▼OJTトレーナー研修については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒OJTトレーナー研修とは?45%が研修未実施!今こそ人材育成で差をつけよう!
管理職におすすめの研修管理職に向けた階層別研修では、以下の研修がおすすめです。
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▼マネジメント研修については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒効果的にオンライン化したマネジメント研修とは!▼コンプライアンス研修については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒コンプライアンス研修で不祥事防止!ネタ切れを乗り越えるアイデアを紹介!▼コーチング研修については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒コーチング研修に必要な内容とは?研修後に実践するためのポイントなど解説!
効果のある階層別研修の展開ポイント
階層別研修を効果あるものにするためのポイントを3つ紹介します。
(効果のある階層別研修にするポイント)
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等級や役職が昇進した際に研修を行う
等級や役職が昇進したタイミングで研修を行うことが重要です。タイミングが大事です。
なぜなら、新たな役職に就任した直後のタイミングでは、これまでとの位置づけの変化を明確に伝えることがメッセージしやすいからです。
タイミングを逃すと、昇格・昇進したものの行動が変わらないということが起こりやすいです。
昇進・昇格は、その人の業務や役割が大きく変わる瞬間と言えます。
こういったタイミングで階層別研修を実施することにより、新たな役職や等級に適応するための必要な知識やスキルを効果的に身に付けることができます。
また、新たな役職期待される行動に変えるためには、昇格・昇進したタイミングを逃さずに研修を行い、自覚を促し、具体的なスキル習得に努めることが重要です。
1回限りの研修ではなく事前・事後フォローアップもデザインする
階層別研修は一度限りのイベントではなく、継続的な学習の一部と捉えるべきです。
研修に取り組む前に、今回の研修で何を学び、何を達成するべきかを明確に理解してもらうことで、研修による成果を最大化するための準備が整います。
また、研修後も習得した内容を仕事に生かすために具体的な行動計画を立て、その達成状況を定期的にチェックすることが効果的です。
ここで重要なのが"40:20:40"の法則です。これは研修の全体に対する個々のフェーズ-研修前、研修当日、研修後-のそれぞれが持つ重要度を示しており、研修前と研修後が40%ずつ、研修当日が20%とされています。
研修前は学ぶ姿勢や上司からの動機づけなどを行いレディネスの形成を、研修当日は真剣に学ぶことを、そして研修後は研修で学んだことを1つでも2つでも実際の行動に移し実践することが求められます。
研修を実施することで、参加者それぞれが自身の能力や課題を見つけることができます。
そして、振り返りを通じて、さらなるスキルアップにつなげていくべきです。
集合研修に限らずオンラインを組み入れる
集合研修に限らずオンラインを組み入れることも効果を高める上で重要です。
なぜなら、新たな等級や役職になった場合、忙しい中で、新たに覚えたり、身に付けたりしなければならないことが多いため、一度聞いただけではすぐに忘れてしまいます。
その点、オンラインを取り入れることで補完し、効果を高められます。
オンライン研修は、時間や場所を問わず学習ができるため、社員の負担を軽減します。
階層別研修には、新たな等級や役職で活動するための知識を学ぶ講義の要素が多く含まれています。
講義は集合研修ではなく動画コンテンツ化し、それを事前課題として切り出すことが可能です。
また、動画コンテンツ化しておくことで、いつでも確認・復習できるようになります。
研修当日は、講義よりむしろ、参加者同士のディスカッションで共通認識を醸成したり、グループワークを通じてリーダーシップやコミュニケーションスキルを育てるなど、実践的な内容にすることが重要です。
集合研修や動画コンテンツの学習だけでなく、オンライン上での集合研修も取り入れることで、学習の効果性や奥行きを豊かにし、その結果、学習効果を最大化することができます。
▼オンライン研修を成功につなげる秘訣については下記にて詳しく解説しています
合わせてご覧ください。⇒オンライン研修のメリットとは?成功の秘訣や背景にある人材育成の流れまで解説!
階層別研修は、新たなポジションで期待される役割を果たすために覚えなければならないことが多いという特性を持ちます。
そのため、集合研修などのライブ形式では一度受けた研修内容を後から再受講することが難しいのが現状です。
しかし、オンラインを取り入れた講義部分を動画コンテンツにしておけば、研修がその場で消費されずに、後から再確認することが可能となります。
覚えなければならないことが多い研修だからこそ、研修を動画コンテンツ化し、忘れても必要な時に確認してパフォーマンス発揮につなげることができる学習環境の整備が必要です。
このような学習環境をきちんと整備している企業はまだ多くありません。
階層別研修については集合研修で整備している組織は多いですが、その先を見据え、受講者のパフォーマンス発揮を考慮した最適な学習環境を構築することが、その後のパフォーマンス向上において大きな差を生むことになります。
階層別研修ならCrossKnowledgeがおすすめ!
CrossKnowledge(クロスナレッジ)は世界中で利用されているeラーニング・LMSサービスで、日本国内の多くの企業でも階層別研修に取り入れられています。
ここでCrossKnowledgeのeラーニング・LMSサービスの特徴を紹介します。
(CrossKnowledge eラーニング・LMSの特徴)
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階層別研修に活用できる汎用的で豊富なコンテンツ
CrossKnowledgeでは、世界的に著名なMBA教授らが監修した高品質なeラーニングコンテンツを提供しています。
リーダーシップ、マネジメント、ビジネススキルなど、さまざまなスキルや知識を磨くためのコースが用意されています。
企業ごとの等級や階層に必要な知識やスキルに応じてコースを選択し、研修の事前課題や事後課題に組み込むことで、効果的な学習設計を実現できます。
【eラーニングコースの例】
【学習目標】
- あなたの目標達成を妨げている原因を理解できます
- 達成につながる目標設定ができるようになります
- あなたのタイムマネジメントの強みと弱み(時間配分の現状、優先事項の設定、優先事項に基づいた日々の活動、他者への仕事の委任)が明確になります
- 自己診断によりあなたの時間の浪費要因を特定できます
- プランニングツールの効果的活用法が習得できます
【内容】
- 適切な目標とは?
- 達成につながる目標設定
- 時間配分と優先事項
- 時間の浪費要因
- プランニングツールの活用
- トラブルメーカーへの対応
【標準学習時間】
- 2時間
上記は、LMS(Learning Management System:学習管理システム)の「CrossKnowledge」にて提供されるeラーニングの一部です。詳しくは以下のページにてご確認ください。⇒CrossKnowledge eラーニング
研修の事前事後を含め研修業務の効率化が可能
CrossKnowledgeは、階層別研修の企画、管理、フォローを一元的に行えるLMSソリューションも提供しています。
例えば、新任主任研修を20名×3コースで実施する場合、その日程の割り振りと調整には大きな労力が必要です。
しかしCrossKnowledgeのLMSを用いると、20名×3つの日程を用意し、受講者自身に日程を選択してもらうことが可能です。
これにより日程の調整業務の負担を軽減できます。
また、CrossKnowledgeのeラーニングコースだけでなく、自社で作成した動画教材や理解度テストなども一緒に配信することができます。
▼詳しくは下記をご覧ください。
⇒成果に結びつく学習設計CrossKnowledge Blendedx
パーソナライズした学習環境が提供可能
CrossKnowledgeでは、受講者にパーソナルサーベイを受けてもらうことで、その結果に基づいて各受講者の強みや自己啓示点をレポートできます。
また、各受講者の強みや自己啓示点に合わせて、おすすめのeラーニングコースを自動でリコメンドするパーソナライズ学習機能も装備しています。
これにより、階層別研修だけでなく、社員一人ひとりのスキルアップの機会を提供できます。
それぞれの従業員が自身のペースで、自身の学習目標に合わせて学習を続けることが可能になります。
▼詳しくは下記をご覧ください。
⇒自律型学習を加速しスキル開発を最大化するCrossKnowledge CK-Connect
階層別研修に新たな風!経営シミュレーション研修
経営シミュレーション研修とは、仮想的なビジネス環境で、受講者が企業の経営者役となり、難易度の高い経営課題を解決しながら経営を実践的に学ぶ研修プログラムです。
実際のビジネスシーンに近い形で経営の理解を深めることが可能であり、それぞれの階層に適した学びが得られます。
新人・若手の方は、経営全体の流れや業績などを理解するための基礎知識習得ができます。 さらに、経営判断の結果に直結する重大な決定を下す経験を通して、判断力・決定力を向上させるきっかけを得ることが期待できます。 これから始まるビジネスパーソン人生の中で、今後自分が何を学んでいく必要があるかをつかむことができます。 中堅社員の方は、ビジネス戦略の立案や経営資源の最適な配分方法を学ぶことが可能です。 今後、管理職へとキャリアアップしていくことを見据え、企業活動の全体像をつかむことができ、マネジメント能力の向上に役立ちます。 管理職の方は、全社的な視点での経営戦略の企画・実行、そして部門を横断したチームワークを養うための機会となります。 経営シミュレーションはリスクを伴う決定を下す経験がノーリスクでできるため、今後経営層へのキャリアアップを見据え、意思決定力やリーダーシップを磨くことができます。 役員の方は、実際の日々の自分の意思決定の傾向についての気付きを得ることができます。 それまで歩んできた畑(分野)により意思決定に偏りがある場合もあります。 経営シミュレーションを通じて、自身の意思決定の傾向に気付くことより、現実の経営での意思決定の質の向上につなげることができます。 |
これらの経験は、仮想的なビジネス環境であるにも関わらず、現実世界の経営状況と非常に近いものなので、企業内のあらゆる階層の方々にとって有益な学びを提供します。
特に環境変化が激しく、新規事業や新テクノロジーが急速に広まる今日のビジネスシーンでは、このような経営シミュレーション研修を通じて自身の経営知識を定期的に更新し、対応能力を鍛えることが重要となります。
▼経営シミュレーション研修については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒経営シミュレーションとは?人材育成の新手法・研修について解説
まとめ
この記事では、階層別研修について以下の内容で解説しました。
- 階層別研修とは
- 階層別研修で達成すべき目標
- 階層別研修の組み立て方
- 階層別研修で習得させたい知識・スキル
- 階層別研修におけるおすすめの研修例
- 効果ある階層別研修の展開ポイント
- 階層別研修ならCrossKnowledgeがおすすめ!
- 階層別研修に新たな風!経営シミュレーション研修
社員一人一人のレベルに合わせた研修が実施できる階層別研修は、企業全体のスキルの底上げと社員の意識変革に有用です。
それぞれの階層に求められる役回りは異なるため、習得させたい知識やスキルは事前に明確にしておく必要があります。
また、階層別研修は単に実施するだけでは社員の成長が見込めないため、社員一人一人が自ら学習する意識が持てるような研修を実施することが大切です。
『LDcube』では、階層別研修の実施をサポートするさまざまなご支援をしています。階層別研修を社内講師で展開する場合の『社内トレーナー養成・研修内製化支援』、階層別研修の展開に活用できる『eラーニングコンテンツやLMS』の提供、戦略思考や意思決定力を育むための『経営シミュレーション:Biz-Ex』など提供しています。
お客さまの状況に合わせて最適な学習環境づくりのサポートをさせていただきます。無料のデモ体験会なども行っています。お気軽にお問い合わせください。
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