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自己理解を深める方法 5つの情報源について解説

「自分の強みってどんなこと?」自分のことは自分が一番理解できているようですが、その度合いは人によって異なります。自己理解を深めることは仕事を効果的に進める上においても役立ちます。

今回は自己理解を深めることにつながる5つの情報源について解説し、自己理解を深める方法についてご案内していきます。

目次[非表示]

  1. 1.自己理解を深める方法 5つの情報源概略
  2. 2.情報源① 自分で自分のことを考える
  3. 3.情報源② 他者からの指摘・フィードバック
  4. 4.情報源③ 診断ツールの活用
    1. 4.1.LIFO®プログラムのご紹介
    2. 4.2.LIFO®プログラムの歴史
  5. 5.情報源④ イメジリィ(想像をめぐらすことから)
  6. 6.情報源⑤ 体の動き
  7. 7.まとめ

自己理解を深める方法 5つの情報源概略

自己理解とは、個人の人生における方向性や価値観、行動スタイルを明らかにすることです。自己理解を深めることは、個人やチームがさまざまな活動において成功を収めたり、重要な関わりを持つ人たちに何らかの好影響を与えたりするための明確な方向性や手だてを提供してくれます。

その自己理解を深める方法として、下記5つの情報源の活用が効果的です。本記事では5つの情報源について解説します。

情報源① 自分で自分のことを考える

情報源の1つ目は「自分で自分のことを考える」というものです。日常生活を送っている中ではきっかけがないと意外と自分で自分のことは考えないものです。時に時間をとって、自分のことを考えてみることは自己理解を深める上で有効です。

例えば、「自分は〇〇である」という文章をベースにして○○に当てはまることを数多く考えてみます。実際にやってみると、初めのいくつかはすぐに出てきますが、途中からあまり出てこなくなります。どれくらいこの文章に当てはまることを挙げられたかで、現在の自己理解の度合いが確認できます。あまり数を出せなかったとしても落ち込むことはありません。これまで意識してこなかったので、出せなかったにすぎません。自分で自分はどのような人間なのだろうかということを意識して過ごすようにしていくことで、ふとした瞬間に「自分ってこういうことが好きなのだな」というように自己理解が深まっていくことが経験できるでしょう。

情報源② 他者からの指摘・フィードバック

情報源の2つ目は「他者からの指摘・フィードバック」です。1つ目の「自分で自分のことを考える」ことを通じて自己理解を深めることには限界があります。自分で考えた以上のものが出てこないからです。
2つ目の情報源は他者の力を借りるものです。他者からの指摘やフィードバックを通じて、気付いていなかった自分に気付くことができます。どのような人でもこれまでの人生を振り返ると、他者から言われた一言によって自分についての捉え方が変わったという経験があるのではないでしょうか。

研修会などに参加する機会がある場合、時間をとって他者からフィードバックをもらうというセッションがあれば研修中に自己理解を促すことが可能ですが、日常生活の中では家族や仲の良い友人、同僚などにそれとなく聞いてみると自己理解を深める情報を得ることが可能です。

例えば、「自分は営業という仕事は向いていないのではないかと思うのだけど、どう思う?」などです。それに対して家族や友人が答えてくれることの中に自己理解を深める情報があります。例えば上記の質問に対し「仕事の話をしているときの印象から、確かに話し方が抜群にうまいという印象はないけど、お客さまのことを自分のことのように真剣に考えて、時間をかけて何とか役に立とうとしていることは感じるので、営業が向いていないという感じはしないけどなぁ」という回答が得られたとします。
自分では「話し方がうまくない=営業という仕事が向いていない」と捉えていたとしても、他者からの指摘にある「お客さまのことを自分のことのように真剣に考えている」という行動を無意識的に行っていたとすれば、自分で考えるだけでは気付けないことです。このように他者から指摘・フィードバックを得ることによって、自分のことについて理解を深めるきっかけを得ることができます。

情報源③ 診断ツールの活用

情報源の3つ目は「診断ツールの活用」です。世の中にはいくつもの自己理解を促すための診断ツールがあります。無料のものから有料のものまで数多く存在します。時にそのような診断ツールを活用し、自分のことを分析してみたら、その診断ツールの切り口から「自分というのはどのような人間なのか」を確認することができ自己理解を深めることにつながります。

LIFO®プログラムのご紹介

ここでは弊社が提供しているLIFO®プログラムについてご紹介します。
LIFO®プログラムは、『LIFO®サーベイ』という自己診断を中核とした、人の強みに焦点を当て、強みを生かすための方法論(プログラム)です。1967年にアメリカ人のスチュアート・アトキンズ博士とアラン・キャッチャー博士により、行動科学、精神分析、カウンセリング理論をベースに開発されました。LIFO®(ライフォ)という名称は、Life Orientations からとっています。LIFO®は、 自己理解と他者理解を深め、 個人の行動変化やタテ・ヨコ・ナナメのコミュニケーションをポジティブに促進します。その適用範囲は広く、マネジャー育成や営業社員研修、コーチングなど、企業内人材育成のシーンから、就活中の学生が自分の強みを確認するような場面まで、あらゆる領域で活用されています。

LIFO®プログラムの歴史

1960年前半、アメリカ南カリフォルニア大学のスチュアート・アトキンズ博士とエリアス・ポーター博士は、人間の行動スタイルを調査し、それを診断するツールを開発しました。その後1967年、両博士はエーリッヒ・フロムの性格分析をベースにして、アブラハム・マズローの欲求段階説、カール・ロジャースの来談者中心カウンセリングなど、現在のポジティブ心理学の根底にある理論を参考にLIFO理論とLIFOサーベイ(診断)を完成させました。そしてそれは、U.C.L.A.のアラン・キャッチャー博士により世界各国に広められました。

1976年に、株式会社ビジネスコンサルタント(BCon)は、アラン・キャッチャー博士を通じてLIFOを導入し、2001年以降はLIFOの知的財産(IP)オーナーとして、世界21のエージェンシー(代理店)を通じてライセンスを提供しています。現在、LIFOは24言語で世界66カ国に普及し、累計2万以上の組織、1200万人以上に活用されています。このことは人種や文化の違いを超えるLIFOの有用性を示しています。
2023年4月以降は日本国内でのLIFOプログラムのマーケティングやマネジメントを株式会社LDcubeへと委託して展開しています。

  LIFO(MSS)|LDcube(エルディーキューブ) LDcubeのLIFO(MSS)のご紹介ページです。行動科学に基づき、自己理解を土台として、個人やチームの成功促進・職場内の問題解決を目的に開発されたプログラムです。コミュニケーションの改善や組織の生産性向上が期待できます。 株式会社LDcube

LIFO無料体験はこちらからお申し込みください。

情報源④ イメジリィ(想像をめぐらすことから)

情報源の4つ目は「イメジリィ(想像をめぐらすことから)」というものです。これは日常生活の中では情報が得にくいものであり、実際には研修プログラムの中で時間をとって実施されます。概要を簡単にご紹介します。

イメジリィの研修プログラムでは、受講者がインストラクターの指示の従い、目をつぶりインストラクターの話に耳を傾けます。インストラクターが想像をめぐらすようなストーリーを話しますので、それに従い想像してみます。
例えば「今、あなたは山を登っています」というストーリーに対して受講者が山を登っている想像をするわけですが、既にこの時点で人により想像する山が異なります。富士山のような山を想像する人もいれば、幼いころに登った近所の山を想像する人もいます。また、登り始めのシーンを想像する人もいれば、山頂についたシーンを想像する人もいます。

このように受講者がインストラクターのストーリーに従い想像をめぐらし、その後で研修プログラムに参加している他の方とどのような状況を想像したか、なぜそのような想像をしたのかを振り返る中で、自己理解のヒントになる情報を得ることができます。

情報源⑤ 体の動き

情報源の5つ目は「体の動き」というものです。これも日常生活の中では情報が得にくいものです。実際にはさまざまな体の動きからいろいろな情報を日々受け取っているのですが、研修会などを通じて、体の動きから感じる情報を一般化し理解するという経験がないとピンとこないかもしれません。概要を簡単にご紹介します。

複数名の研修受講者でグループを組み、インストラクターの指示の従い、さまざまなシーンを作り、そこに身を置いた際にどのような感じがするかという情報から自己理解を深めます。例えば、数名で手をつなぎ半径1メートルほどの円を作ります。その円の中に身を置いたときにどのように感じるか?その円から出て2~3メートル離れたところからその円を眺めたときにどのように感じるか?というようなワークを繰り返していきます。
人により感じ方は異なります。円の中にいるときに「心地よい」と感じる人もいれば、円の中にいると見られている感じがして「窮屈」と感じる人もいます。

このようにインストラクターの指示に従い、いくつかのシーンを作り、その状況に身を置いた際に体がどのように反応するか、どのような感じがするかを体験した後で、研修に参加している他の方とどのように感じたか、なぜそのように感じたのかを振り返る中で、自己理解のヒントになる情報を得ることができます。

まとめ

自己理解を深める方法 5つの情報源について解説してきました。
自己理解を深めるには日常から意識することで情報を得られることもありますので、日ごろから意識してみると今まで気付かなかった自分に気付けるかもしれません。

また、自分だけでは情報源が限られますので、研修会や診断ツールを活用することもおすすめです。自己理解を深めるには、世界中で活用されているLIFO®プログラムの活用が効果的です。株式会社LDcubeでは、LIFO®プログラムを活用した研修会、eラーニング、LIFO®プログラムの社内インストラクター養成など幅広くご支援をしています。

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