
チームビルディング研修の費用相場と内訳を徹底解説!コストを抑えるコツを伝授!
企業の成長に欠かせない要素として近年注目を集めているのが「チームビルディング」です。
組織内のコミュニケーションを活性化し、メンバー間の信頼関係を構築することで、チームの生産性や創造性を高めることができます。
そのためのチームビルディング研修を実施する企業が増えていますが、多くの担当者が頭を悩ませるのが「費用」の問題です。
チームビルディング研修の費用は、研修の内容や形式、参加人数、期間などによって大きく異なります。
一般的な社員研修では1人あたり数千円から数万円程度とされていますが、チームビルディングに特化した研修では、研修費だけでなく会場費、交通費、宿泊費、食費、講師料などさまざまな費用項目を考慮する必要があります。
「効果的な研修を実施したいが予算に限りがある」「費用対効果の高い研修プランを選びたい」といった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、チームビルディング研修にかかる費用相場を研修タイプ別に徹底解説するとともに、予算に応じた研修の選び方や費用を抑えるコツをご紹介します。
適切な予算計画を立て、組織に最適なチームビルディング研修を実施するための参考にしてください。
▼チームビルディング研修についてはテーマに合わせて下記で解説しています。
▼関連資料はこちらからダウンロードできます。
目次[非表示]
- 1.チームビルディング研修の費用がかさみやすい理由
- 2.チームビルディング研修の費用構成要素
- 2.1.交通費・宿泊費・会場費
- 2.2.参加者の日当
- 2.3.外部講師料金
- 2.4.教材費
- 2.5.アクティビティ費用
- 2.6.懇親会費用
- 2.7.社内トレーナー養成費用
- 3.【タイプ別】チームビルディング研修の費用シミュレーション
- 4.チームビルディング研修の費用以上に大切なこと
- 4.1.目的を見失わない
- 4.2.目的達成に最善な要素を組み合わせる
- 4.3.参加者の個別事情にも配慮する
- 5.チームビルディング研修の費用を抑えるコツ
- 6.チームビルディング研修ならLIFO®がおすすめ!
- 6.1.自己診断ツールLIFOとは
- 6.2.LIFOを活用したコミュニケーション研修
- 6.3.LIFO®プログラムは社内トレーナーで展開可能
- 7.LIFOを活用して社内トレーナーが研修を展開している事例
- 8.まとめ:チームビルディング研修の費用対効果を最大化する選び方
チームビルディング研修の費用がかさみやすい理由
チームビルディング研修は、組織の結束力や生産性を高める効果が期待できる一方で、他の研修と比較して費用がかさみやすい傾向があります。
一般的な社員研修では1人あたり1日数千円から数万円程度で実施できることが多いですが、チームビルディング研修では、より高額になるケースがよく見られます。
チーム単位での実施が望ましいため頻度が増えやすい
チームビルディング研修は、その性質上「チーム単位」で実施することが効果的です。これは個人単位で行う一般的なスキルアップ研修とは大きく異なる点です。
例えば、営業部、開発部、管理部といった部署ごとに実施する必要があるため、結果的に研修の回数が増えてしまいます。
また、新しいプロジェクトが立ち上がるたびに実施するケースや、定期的に実施して効果を持続させるためのフォローアップ研修も必要になるため、1度きりではなく継続的な実施が求められます。
こうした頻度の多さが、トータルでの費用を押し上げる要因となっています。
合宿形式の方が効果を得やすいため費用が増えやすい
チームビルディング研修は、短時間の研修よりも1泊2日や2泊3日といった合宿形式で実施する方が、効果が高いです。
普段のオフィス環境から離れた場所で一時的に共同生活を送ることで、より深い人間関係を構築できるためです。
しかし、合宿形式を採用すると必然的に宿泊費や食費が発生し、移動のための交通費も必要になります。
例えば、キャンプ場での宿泊プランでも1人あたり数万円/泊からの費用がかかり、より高級な施設を使用すればさらに高額になります。加えて、研修期間が長くなると講師料も高くなるため、総じて費用が増加する傾向にあります。
チームビルディング研修の費用構成要素
チームビルディング研修を実施する際には、研修費だけでなくさまざまな費用が発生します。予算計画を立てる際には、これらの要素を把握し、適切に見積もることが重要です。
ここでは、主な費用構成要素について詳しく見ていきましょう。
交通費・宿泊費・会場費
研修の実施場所が自社オフィス以外の場合、必ず発生するのが交通費と会場費です。交通費は参加者の移動手段によって大きく変わります。
個人での移動なら公共交通機関を利用する場合が多いですが、大人数での実施ではチャーターバスを手配するケースもあります。
会場費は、専門の研修施設やレンタルスペースを借りる際に発生します。施設によっては、プロジェクターやホワイトボードなどの設備使用料が追加で必要な場合もあります。
さらに、1日を超える研修では宿泊費も考慮する必要があり、施設のグレードによって1人あたり1万円~3万円程度の幅があります。
宿泊を伴う研修の場合、施設選びは予算に大きく影響します。
都心部の研修施設やビジネスホテルは交通の便が良い反面、コストが高めです。
一方、郊外のリゾート施設や研修センターは、自然環境の中でリラックスして研修できるメリットがありますが、交通アクセスの確保が課題になることもあります。
企業研修に特化した施設では、会議室や研修スペースが充実している分、宿泊料金が割高になる傾向があります。
反対に、一般的な宿泊施設では料金は抑えられても、アクティビティに適したスペースの確保が難しい場合があるため、施設選びは目的とのバランスを考慮しましょう。
参加者の日当
見落としがちなのが、研修に参加する社員の人件費です。
例えば、20名の社員が1日研修に参加する場合、その日の業務ができなくなるため、実質的に機会損失が発生します。
また、研修が休日に行われる場合は、休日手当や代休取得なども考慮する必要があります。
特に営業職や販売職など、直接的に売上に貢献する業務に従事している社員を研修に参加させる場合は、その機会コストを含めて費用対効果を検討することが重要です。
また、研修参加に伴い研修日当を支給している会社が多いです。
これは、通常のオフィスとは別の場所で一時的に生活することになるため、必要となる食事代や飲み物代などに充てるために支給しているケースが多いです。基本給などにより変動することが一般的ですが、2000円~3000円程度です。
例えば20名の参加者が1泊2日で研修を受講する場合、2000円×20名×2日=80000円の研修日当がかかります。このコストも予算に組み込むことで、より精緻な費用対効果の分析が可能になるでしょう。
外部講師料金
外部から専門の講師やファシリテーターを招く場合、講師料が発生します。一般的な相場は1日あたり30万円から50万円程度ですが、著名な講師や人気のあるファシリテーターの場合はさらに高額になることもあります。
講師料は研修の時間や内容、カスタマイズの度合いによっても変動します。ただ、質の高い講師を招くことは研修の効果を高める重要な要素であるため、ある程度の予算を確保することをおすすめします。
また、複数の日程や定期的な研修を計画している場合は、パッケージ料金での交渉が可能な場合もあります。
講師選定の際には、単に研修会社や講師の知名度だけでなく、自社の課題や文化に合ったファシリテーションスタイルを持つかどうかも重要な判断基準です。事前に講師の過去の研修実績や参加者の評価などを確認し、自社に合った講師を選ぶことで、投資対効果を高められます。
また、講師料の内訳を確認しておくことも大切です。研修当日の進行だけでなく、事前の打ち合わせ費用、研修資料の作成費、事後のフォローアップなどが含まれているかどうかを確認しましょう。
これらは別途費用として発生する場合もあるため、見積もり段階で明確にしておくことが予算管理のポイントです。
教材費
研修で使用する教材やワークシートの費用も忘れてはいけません。
市販の教材を使用する場合は比較的低コストですが、オリジナルの教材を製作する場合は、デザイン費や印刷費が加算されます。また、外部の研修会社の提供する教材も市販のものよりは高くなりがちです。
近年ではデジタル教材の活用も増えており、タブレットやノートPCを使った研修も増えています。その場合、デジタル教材の開発費やシステム利用料なども考慮する必要があります。
ただし、一度開発したデジタル教材は繰り返し使用できるため、長期的に見れば費用対効果が高いケースもあります。
教材の種類によって費用は大きく異なります。
例えば、市販のチームビルディング関連書籍を参加者全員に配布する場合は1人あたり2000円程度ですが、専門的なワークブックやアセスメントツールを活用する場合は1人あたり5000円以上かかることもあります。
アクティビティ費用
チームビルディング研修の効果を高めるためには、実践的なアクティビティが欠かせません。アクティビティの種類によって費用は大きく異なります。
|
アクティビティは外部機関に依頼することが多く、人数や内容によって費用が変動します。目的に合ったアクティビティを選ぶことで、効果的な研修が実現できるでしょう。
アクティビティ選択の際には、単に人気があるかどうかだけでなく、研修の目的達成に適しているかを検討することが重要です。
また、アクティビティの実施に当たっては、専門のファシリテーターが必要なものと、社内スタッフでも運営可能なものがあります。
社内リソースを活用できるアクティビティを選ぶことで、継続的な実施が可能になり、長期的なコスト削減にもつながります。
懇親会費用
チームビルディング研修の重要な要素として、メンバー同士の交流を深める懇親会があります。BBQや食事会など、研修の後に行われる懇親会の費用も計上しておく必要があります。
1人あたり3000円~10000円程度が一般的な予算ですが、場所や内容によって大きく変わります。
懇親会は単なる飲食の場ではなく、研修で学んだことを振り返り、メンバー間の信頼関係をさらに深める重要な機会です。
料理のスタイルや内容も、チームビルディングの目的に合わせて選ぶことで効果が高まります。例えば、全員で一つの大鍋を囲む鍋料理や、チームで協力して作り上げるBBQなどは、自然と協力し合う場面が生まれ、チームの一体感醸成に役立ちます。
また、アルコールに頼らない懇親会のあり方も模索されています。アルコールを提供する場合と比べてコストを抑えられるだけでなく、全員が平等に参加できる環境づくりにもつながります。
社内トレーナー養成費用
継続的にチームビルディング研修を実施する予定がある場合、社内にトレーナーやファシリテーターを養成することも検討する価値があります。
外部のファシリテーター養成講座を受講する費用が初期投資として必要になりますが、長期的には外部講師を招くよりもコスト削減になるケースが多いです。
例えば、「LIFO®プログラム」のファシリテーター養成講座は4日間で受講でき、修了後は社内で研修を実施できるようになります。
このような初期投資は、複数回の研修実施を予定している企業にとっては費用対効果が高い選択肢となるでしょう。
社内トレーナーを養成するメリットは、コスト削減だけではありません。
自社の文化や課題を熟知したトレーナーが研修を実施することで、より実践的かつ自社に適した内容にカスタマイズできます。また、研修後のフォローアップも社内で継続的に行えるため、学びの定着率も高まります。
さらに、社内トレーナーとして活動することで、自身のファシリテーションスキルやリーダーシップも向上するという副次的な効果も期待できます。
彼らが職場に戻った際に、日常業務の中でもチームビルディングの視点を取り入れた関わりができるようになれば、組織全体への波及効果も高まるでしょう。
【タイプ別】チームビルディング研修の費用シミュレーション
チームビルディング研修は、実施環境や内容によって大きく費用が変わります。
ここでは、研修タイプ別に一般的な費用相場をシミュレーションして、予算計画の参考にしていただける情報をお届けします。自社の予算や目的に合わせて、最適な研修タイプを選ぶための指針としてください。
【シミュレーションの前提】
|
①室内でのチームビルディング研修
室内でのチームビルディング研修は、天候に左右されず、オフィスや会議室など身近な場所で実施できるメリットがあります。
大がかりな移動の手間や屋外特有のリスクを避けられるため、多くの企業に採用されています。
自社の会議室で行う場合 | |
交通費・宿泊費・会場費 |
なし |
参加者の日当 |
2,000円×20名×2日間=80,000円 |
外部講師料 |
400,000円×2日間=800,000円 |
教材費 |
10,000円×20名=200,000円 |
アクティビティ費用 |
なし |
懇親会①費用 |
5,000円×20名=100,000円 |
社内トレーナー養成費 |
なし |
合計 |
1,180,000円 |
②野外・アウトドア型チームビルディング研修
野外やアウトドアでのチームビルディング研修は、普段のオフィス環境から離れた解放感ある空間で行うことで、より強い結束力を育める効果があります。
ただし、会場の手配や移動費用、天候対策などで追加コストが発生しやすい傾向にあります。
野外でアクティビティなどを行う場合 | |
交通費・宿泊費・会場費 |
30,000円×20名=600,000円 |
会場費 |
200,000円×2日間=400,000円 |
参加者の日当 |
2,000円×20名×2日間=80,000円 |
外部講師料 |
2,000円×20名×2日間=80,000円 |
教材費 |
10,000円×20名=200,000円 |
アクティビティ費用 |
10,000円×20名=200,000円 |
懇親会②費用 |
8,000円×20名=160,000円 |
社内トレーナー養成費 |
なし |
合計 |
2,440,000円 |
③社内トレーナーによるチームビルディング研修
継続的にチームビルディング研修を実施する予定がある企業にとって、社内トレーナーを養成して研修を行う方法はコスト面で有利です。初期投資は必要ですが、長期的に見れば外部講師を都度招くよりも費用を抑えられます。
例えば、「LIFO®プログラム」のファシリテーター養成講座は計4日間(オンライン半日間×4回)の受講が必要で、基本料金は28万円(税別)です。
社内トレーナー養成のメリットは、初期投資の28円程度を除けば、その後の研修実施において外部講師料(30~50万円程度)が不要になり、教材費だけで展開できるようになる点です。例えば、年間3回以上の研修実施を計画している場合、初年度のうちに投資回収ができるでしょう。
また、社内事情に精通したトレーナーによる、よりカスタマイズされた研修が実現できる点も大きなメリットと言えます。
社内トレーナーが合宿型で行う場合 | |
交通費・宿泊費 |
30,000円×20名=600,000円 |
会場費 |
200,000円×2日間=400,000円 |
参加者の日当 |
2,000円×20名×2日間=80,000円 |
外部講師料 |
なし |
教材費 |
10,000円×20名=200,000円 |
アクティビティ費用 |
なし |
懇親会②費用 |
8,000円×20名=160,000円 |
社内トレーナー養成費 |
280,000円×1名 |
合計 |
1,720,000円 (2回目以降は社内トレーナー養成費用が掛からないため、1,440,000円となります) |
社内トレーナーを養成することで、外部講師料金を削減することができます。
その分を合宿型に伴う交通費・宿泊費・会場費・懇親会費に振り合分けることで、自社内の会議室で実施するよりも充実した研修を実施することが可能となります。
チームビルディング研修の費用以上に大切なこと
チームビルディング研修を成功させるためには、費用の適正化も重要ですが、それ以上に押さえるべき本質的なポイントがあります。
せっかく予算を確保しても、研修の効果が得られなければ意味がありません。ここでは、費用対効果を最大化するために押さえておくべき重要事項を解説します。
目的を見失わない
チームビルディング研修を実施する際に最も重要なのは、「なぜこの研修を行うのか」という目的の明確化です。単に「チーム力を高めたい」という漠然とした目標ではなく、具体的な組織課題に紐づけることが重要です。
例えば、「部署間のコミュニケーション不足を解消したい」「新しいプロジェクトチームの立ち上げを円滑にしたい」「リモートワーク中心の環境でも一体感を持てるようにしたい」など、明確な課題を設定しましょう。
目的が明確であれば、それに最適な研修内容を選択でき、無駄な費用を抑えることにもつながります。
また、研修後に効果測定を行い、目的が達成できたかを確認するプロセスも忘れてはいけません。目的達成度を測ることで、次回の研修改善にもつながります。
目的達成に最善な要素を組み合わせる
効果的なチームビルディング研修は、単一のグループワークだけでなく、複数の要素を組み合わせることで実現します。
一般的には、「インプット(講義)」「グループワーク(体験)」「振り返り(内省と共有)」の3つの要素をバランスよく取り入れることが重要です。
目的に応じて最適な組み合わせは異なります。
例えば、チーム内の信頼関係構築が目的なら、協力して課題を解決するグループワークの比重を高くすべきですし、コミュニケーションスキルの向上が目的なら、理論的な講義とロープレの組み合わせが効果的でしょう。
費用対効果を考えるなら、高額なアクティビティにのみ頼るのではなく、事前準備や事後フォローなど、比較的に低コストでできる要素も含めた総合的なプログラム設計が重要です。
参加者の個別事情にも配慮する
チームビルディング研修は全員が参加してこそ効果を発揮しますが、参加者一人一人の事情にも配慮することが重要です。
身体的な制約がある方、育児や介護と両立している方、宗教上の理由で特定の活動や食事に制限がある方など、さまざまな背景を持つメンバーがいることを念頭に置く必要があります。
また、業務の繁忙期を避けた日程設定や、遠方のメンバーがいる場合はオンライン参加のオプションを設けるなど、できるだけ多くの人が参加しやすい環境を整えることも大切です。
全員が参加できない研修は、チームの一体感を高めるどころか、逆に分断を生む可能性もあります。
参加者全員が心地よく参加でき、それぞれの強みを発揮できるような配慮があってこそ、研修の効果が最大化されます。
これらの点に留意して研修を設計することで、投資した費用に見合う、あるいはそれ以上の効果を得ることができるでしょう。
チームビルディング研修の費用を抑えるコツ
チームビルディング研修は効果が高い反面、費用がかさみがちです。
しかし、適切な方法を知ることで、研修の質を落とさずに費用を抑えることが可能です。ここでは、効果を維持しながらコストを削減するための実践的なコツをご紹介します。
社内トレーナーを養成し、外部講師料を削減する
チームビルディング研修で大きな割合を占めるのが外部講師料です。
継続的に研修を実施する予定がある企業には、社内トレーナーを養成する方法がおすすめです。
初期投資は必要ですが、長期的には大幅なコスト削減につながります。
具体的には、人気のある研修プログラムの多くがファシリテーター養成講座を提供しています。例えば、「LIFOプログラム」のファシリテーター養成講座は4日間で28万円を受講することで社内講師として活動できるようになります。
社内トレーナーを養成するメリットは費用面だけではありません。
自社の文化や課題を熟知した社員がファシリテーターを務めることで、より実践的で効果的な研修が実現します。また、外部講師を招く場合の日程調整の手間も省けるため、機動的に研修を実施できるようになります。
年間3回以上研修を実施する予定があれば、初年度内に投資回収できる計算になりますので、ぜひ検討してみてください。
宿泊施設や会場のシーズンオフの時期にまとめて借りる
宿泊を伴う研修や、外部会場を利用する研修では、施設利用料が大きな費用となります。
この費用を抑えるコツは、オフシーズンや平日を狙って予約することです。多くの施設では、繁忙期と閑散期で20〜30%程度の料金差があります。
例えば、観光地にある研修施設は、観光シーズンを避けた時期なら大幅な割引が期待できます。また、平日と週末でも料金設定が異なるケースが多いため、可能であれば平日に実施することも検討しましょう。
さらに、年間の研修計画を早めに立て、複数回の研修をまとめて予約することで交渉力が生まれ、追加割引を引き出せる可能性もあります。施設側も安定した予約を確保できるメリットがあるため、win-winの関係を構築できるでしょう。
予約時には、「複数回利用する予定がある」「平日なら日程調整可能」など、柔軟性をアピールすることで、より良い条件を引き出せることがあります。
通常の宿泊施設ではなくワーケーション施設を活用する
近年増えているワーケーション施設は、チームビルディング研修の場としても最適です。
通常のホテルや研修施設と比較して費用が抑えられるだけでなく、リラックスした環境で創造的な活動ができるメリットがあります。
例えば、廃校や遊休施設を活用したキャンプ場では、比較的に安価なプランが提供されています。
また、ワーケーション施設では、研修と通常業務を組み合わせたハイブリッドな活用も可能です。
例えば、午前中は通常業務、午後はチームビルディング研修というように、効率的なスケジュール設計ができます。これにより、業務の中断時間を最小限に抑えながら、チームビルディングの効果を得ることができるでしょう。
自治体が運営するワーケーション施設は助成金が適用される場合もあるため、地方自治体の企業支援制度も併せて調査してみることをおすすめします。
チームビルディング研修ならLIFO®がおすすめ!
チームビルディング研修には自己診断ツールLIFO(Life Orientations)を活用した職場単位でのワークショップがおすすめです。
なぜなら、LIFOプログラムは心理学や行動科学をベースにして組み立てられた行動特性診断をベースに、職場単位でワークショップを行うためのワークブックなどのツールも体系的にそろえられているからです。
また、体系立てられたツールの使い方を社内トレーナーの方々にライセンス提供もされており、社内トレーナーの方々が職場単位でワークショップを展開していくことも可能です。下記に概要を紹介します。
自己診断ツールLIFOとは
LIFO(Life Orientations)は、個人の行動スタイルを診断する自己診断ツールです。このツールは、自分の強みや行動パターンを理解するために役立ちます。
LIFOは4つの基本スタイルに基づいており、これらのスタイルはそれぞれ異なる行動特性や価値観を持っています。
自分がどのスタイルに属しているかを知ることで、より良いコミュニケーション方法やストレス時の行動傾向を把握することができます。
LIFOを活用したコミュニケーション研修
LIFOを活用したコミュニケーション研修では、まず参加者が自己診断を行い、自分の行動スタイルを理解します。
この診断結果をもとに、どのようにして他者と効果的にコミュニケーションをとるかを学びます。
研修では以下のような内容が含まれます。
自己理解の深化 |
診断結果をもとに、自分のコミュニケーションスタイルの特徴を深掘りします。 どのような場面でどのように行動するのかを具体的に把握します。 |
他者理解の促進 |
他のスタイルを持つ人との違いを理解することで、より効果的な関わり方を学びます。 これにより、誤解や摩擦を減らすことが可能になります。 |
実践的スキルの習得 |
ワークショップやロールプレイを通じて、実際のコミュニケーション場面でどのようにLIFOの知見を活用するかを練習します。 |
フィードバックと改善 |
実践後にフィードバックを受け、自分のコミュニケーションスタイルの改善点を明確にします。 LIFOを取り入れた研修に参加することで、個人のコミュニケーションスタイルを理解し、それをベースに他者との関係を改善するスキルを獲得できます。 これにより、職場や日常生活でのコミュニケーションがよりスムーズで効果的になることが期待できます。 |
LIFO®プログラムは社内トレーナーで展開可能
LIFO®プログラムは、これまでの活用実績と実用性から、企業内でのトレーニングにおいて自信を持っておすすめできるプログラムです。
社内展開にあたっては、特定の準備と手続きを経ることで、コストを抑えながら、外部講師に委託したかのように、社内トレーナーによる効果的なプログラムを展開することが可能です。以下に、その流れを詳しく説明します。
ライセンスの取得 |
社内トレーナーによりLIFO®プログラムを実施するには、トレーナーがLIFO®プログラムの公式ライセンスを取得することが必要です。 ライセンスを取得するために、LIFO®プラグラムライセンス取得講座を受講します。LIFO®プログラムの考え方や実施方法を正しく理解し、それを他者に伝えるためのスキルを学びます。 講座の最後にある試験に合格すると、ライセンスを取得することができます。 |
教材の購入 |
ライセンス取得と並行して、プログラムを社内で展開するためには、必要な教材やツールを購入する必要があります。 教材は、LIFO®プログラムのさまざまなテーマに応用できる構成になっており、研修実施の目的に合わせて教材を選択し、購入できます。 教材には、診断ツール、フィードバック用の資料、ワークブックなどが含まれており、これらを用いることで、社内トレーナーは一貫して高品質なトレーニングを提供することができます。 |
社内トレーナー |
ライセンスと教材がそろったら、社内トレーナーはプログラムを社内で展開する準備が整います。 組織の文化やニーズに精通しているため、社内トレーナーは、LIFO®プログラムを適切にアレンジして展開することができます。 これにより、参加者はより実践的な、日常業務につながる研修を受けることが可能です。 |
LIFOを活用して社内トレーナーが研修を展開している事例
背景・課題
リコージャパン株式会社では、2010年の販売会社統合以降、各支社の固有の課題に対応できず、教育施策が本部主導で一方的になるなどの課題がありました。
また、コロナ禍以降、会食などの機会が減ったことにより、コミュニケーションの希薄化を招いていました。これらの課題を解決するために、社員自らが強みや弱みを理解し合い、横のつながりを強化する取り組みが求められていました。
LIFOプログラム(社内トレーナーライセンス)の導入
その中で、LIFO(Life Orientations)を導入しました。LIFOの活用を通じて、社員一人一人の個性を診断し、自己理解と他者理解を促進しました。
これにより、非公式なコミュニケーションが減少する中でも、社員同士の相互理解を深めるための新たな手段を提供することができるようになりました。
また、LIFOプログラムライセンスを取得することで、社内トレーナーが自主的に研修を行えるようになり、組織風土改革を進めました。
LDcubeとの協力により、多様なワークショップを展開し、各支社・部門が抱える具体的な課題に対応できるようになりました。
社内展開
プログラムの展開においては、事前のLIFO診断、ワークショップの実施、職場での実践、効果検証のサイクルを組み込みました。
参加者は、研修後の職場実践を通じて得られたスキルを評価し合い、PDCAサイクルを回すことで、持続的なスキルアップを図っています。
ラーニングプラットフォーム「UMU」を活用し、受講者同士が学び合う環境も整備しました。
社内トレーナーによる研修実施後の反応
導入後、プログラム受講者の満足度は高く、多くの支社で「対人関係」や「マネジメント能力」などにおいて数値的な改善が見られました。
LIFOを活用したレクチャーは「人」の問題の解決に寄与し、特にアウトプット重視の体験学習が効果的でした。
UMUの活用と一連の学習サイクルの設計により、事務局の負担軽減と学習効果の向上が実現しました。
今後に向けて
今後は、各支社や部門の課題に寄り添い、人材育成を継続的にサポートすることで、社員個々の自己成長と組織全体の活性化をさらに推進する予定です。
また、LIFO以外のライセンスプログラムも組み合わせ、人材育成のプログラムラインナップを増やしていきます。
これにより、組織内のさまざまな課題を解決し、全体の一体感をさらに高められることを期待しています。
▼本事例はインタビュー記事の一部です。インタビュー記事全文はこちらからご覧ください。
⇒リコージャパン株式会社様 ライセンスプログラム導入事例
まとめ:チームビルディング研修の費用対効果を最大化する選び方
チームビルディング研修は、費用面だけで選ぶべきではありませんが、限られた予算で最大の効果を得るための工夫が必要です。
重要なのは、まず組織の具体的な課題と研修の目的を明確にすることです。その上で、目的に合ったプログラム内容を選びましょう。
費用対効果を高めるには、社内トレーナーの育成、シーズンオフの活用、ワーケーション施設の利用など、本記事で紹介したコスト削減策を取り入れることが有効です。
最終的には、「安いから」ではなく「この目的にはこの研修が最適だから」という選択基準で研修を選ぶことが、真の意味での費用対効果の最大化につながります。
チームの結束力向上は長期的に組織の生産性向上や離職率低下など、目に見える成果として表れてくるはずです。
株式会社LDcubeでは、LIFO®プログラムを活用した研修会、eラーニング、LIFO®プログラムの社内インストラクター養成など幅広くご支援をしています。
無料体験会なども行っています。お気軽にご相談ください。
▼関連資料はこちらからダウンロードできます。
▼関連記事はこちらから。