
営業研修はオンラインと相性が良い!提案スキルと成果向上につなげるポイントを解説!
営業職にとって、集合研修への参加は移動による負担や業務の中断といった課題が常に伴います。忙しい営業パーソンにとって、貴重な時間を移動に費やすことは避けたいものです。
しかし、オンラインの営業研修ならそのような制約を大きく軽減し、より効率的にスキルアップを図ることができます。オンライン研修は、インプットからアウトプット、そして振り返りまでのサイクルを効率的に回すことが可能で、営業成績に直結しやすいという特徴があります。
AIを活用したロープレで実践力を磨くことや、学習履歴をデータで即座に把握できる点も見逃せません。これにより、社員ごとの課題を的確に捉えフォローすることも可能です。
さらに、さまざまな制約を取り払った「いつでも、どこでも、何度でも」学べる環境は、営業職の働き方に合った柔軟性をもたらします。移動時間やわずかな業務合間を利用してスキルを磨くことができるため、忙しい営業職でも自分のペースで学べます。
こうしたオンライン営業研修の強みを生かすことで、コスト効率も良く、組織全体の成果も着実に向上します。本記事では、人事や営業パーソン育成の担当者向けに、営業研修をオンライン化するための具体的な方法、そしてそのメリットについて詳しく紹介します。オンラインでの新たな学びの扉を開き、組織力を向上させるにはどのようにすれば良いのかを探っていきましょう。
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目次[非表示]
- 1.営業研修はオンラインと相性が良く成果につなげやすい
- 2.営業研修をオンラインで実施する際のポイント
- 3.オンライン研修だけでは意味がない
- 4.営業研修がオンラインと相性が良い理由
- 4.1.営業パーソンを集合させる必要がなく、移動の負担を減らせる
- 4.2.インプット学習はオンラインの方が効果的
- 4.3.AIとのアウトプット学習ができる時代になった
- 4.4.学習行動のデータが取得でき効果検証できる
- 5.営業研修をオンラインで行うメリット
- 5.1.集合コストが削減できる
- 5.2.いつでも・どこでも・何度でも学べるようになる
- 5.3.学習行動のデータを活用できる
- 6.オンラインで行う営業研修の内容
- 6.1.営業のやり方についての基本
- 6.2.自社商品・サービス・事例について
- 6.3.顧客対応のロープレ
- 6.4.最新のお客様事例などの情報交換
- 7.営業研修をオンラインで実施して成果につなげた事例
- 8.まとめ:オンライン営業研修で成果につなげよう
営業研修はオンラインと相性が良く成果につなげやすい
営業研修はオンラインと非常に相性が良く、成果につながりやすい研修形式です。
営業職は日々の業務が忙しく、集合研修の場合、移動の負担が大きいため、オンラインでの柔軟な学習環境が効果的です。さらに、オンラインならではの機能を活用することで、インプット・アウトプット・振り返りのサイクルを効率的に回すことができます。
例えば、営業の基本スキルを動画で学び、AIとのロープレで実践練習を行い、学習履歴や理解度をデータで可視化することで、個々の成長度合いを把握できます。これにより、受講者ごとの課題に応じたフォローが可能になり、研修の成果が営業成績に直結しやすくなります。
また、オンラインならではの「いつでも・どこでも・何度でも学べる」環境は、覚えなければならないことが多く、多忙な営業職のスケジュールにもフィットします。
営業研修をオンラインで実施することで、時間や場所の制約を超えた学びが可能になり、個人のスキルアップと組織の成果向上を両立できます。今後の営業人材育成において、オンライン研修は欠かせない選択肢です。
営業研修をオンラインで実施する際のポイント
営業研修はオンラインと相性が良いですが、単にオンライン研修をすれば効果が出るというわけではありません。効果を出すためにいくつかのポイントがあります。
オンライン研修だけでは意味がない
営業スキルを本質的に高めるには、オンライン研修だけで完結させず、ラーニングプラットフォームを活用した継続的な学習環境が必要です。
なぜなら、営業研修は単発で終わらせると、知識の定着や行動変容につながりにくく、実務で生かされないまま忘れられてしまうことが多いからです。
例えば、営業研修をZoomで1回実施しただけでは、受講者が実際に商談で使えるようになるとは限りません。そこで、ラーニングプラットフォームを活用し、動画教材やクイズ、AIとのロープレ、振り返り機能を通じて、研修後も継続的にインプットとアウトプットを繰り返すことで、スキルの定着率が大きく向上します。
オンライン研修はスタート地点であり、ラーニングプラットフォームを活用した継続学習こそが営業力強化の鍵です。
オンラインでの学習環境(インプット)を整える
営業研修をオンラインで成功させるには、インプットの質と継続性を担保する学習環境の整備が不可欠です。
オンラインでは受講者の集中力が途切れやすく、情報の受け取り方に個人差が出やすいため、学習設計と環境整備が重要になります。
例えば、動画教材を短時間で区切ってマイクロラーニングに整備し、視聴後に理解度チェックを行うことで、受講者の理解度を可視化できます。また、チャットやコメント機能を活用して講師や他の受講者との双方向コミュニケーションを促すことで、受け身にならず能動的な学習が可能になります。
オンライン研修では、ただ情報を流すのではなく、受講者が「理解しやすく・継続しやすい」インプット環境を整えることが成果につながります。
アウトプット学習(練習)ができる環境をつくる
営業研修の成果を実務に生かすには、オンラインでもアウトプットの機会を設けることが重要です。
営業スキルは「聞いて覚える」だけでは身に付かず、「話して試す」ことで初めて定着するからです。
例えば、ZoomやTeamsのブレイクアウトルーム機能を使って、ロープレ(商談練習)を実施することで、受講者同士が実践的な会話を体験できます。また、録画機能を使って自分の話し方を振り返ることで、改善点を自ら発見することも可能です。
オンラインでもアウトプットの場を設けることで、営業研修が「知識習得」から「行動変容」へとつながります。
シリーズ型の学習設計を行う
営業研修は単発ではなく、シリーズ型で設計することで、段階的なスキル習得と定着が可能になります。
営業スキルは一度に習得できるものではなく、基礎→応用→実践と段階的に学ぶことで、理解と活用が深まるからです。
例えば、1カ月間にわたって「営業の基本」「ヒアリングスキル」「提案力」「クロージング」などを週1回ずつ学ぶシリーズ型研修を設計することで、受講者が段階的にスキルを積み上げられます。さらに、各回の間に課題提出や振り返りを挟むことで、学びの定着率が高まります。
シリーズ型の学習設計は、営業研修を「一過性のイベント」から「継続的な成長プロセス」へと変える鍵です。
実践状況から学び合う環境を用意する
営業研修の効果を最大化するには、受講者同士が実践状況を共有し、学び合える環境を整えることが重要です。
営業活動は個々の経験に基づく部分が多く、他者の成功・失敗事例から学ぶことで、自分の行動に生かせるヒントが得られるからです。
例えば、ラーニングプラットフォームのチャットツールを活用し、「今週の成功事例」「うまくいかなかった商談」などを共有する場を設けることで、受講者同士がリアルな学びを得られます。また、講師がフィードバックを加えることで、学びの質がさらに高まります。
実践状況を共有し合うことで、営業研修が「個人の学び」から「組織の成長」へとつながります。
▼営業研修のカリキュラムについては下記で詳しく解説しています。
⇒営業研修で成果につながるカリキュラムとは?ポイントを解説!
営業研修がオンラインと相性が良い理由
営業研修はオンラインと相性が良いですが、その理由について解説します。
営業パーソンを集合させる必要がなく、移動の負担を減らせる
オンライン営業研修は、営業パーソンを一カ所に集める必要がなく、移動の負担を大幅に軽減できます。
営業職は日々外出や訪問が多く、研修のために移動時間を確保することが営業稼働を下げる要因になります。特に全国に拠点がある企業では、集合研修の調整が困難です。
例えば、地方拠点の営業担当者が東京本社で行われる研修に参加する場合、往復の移動だけで丸一日がつぶれてしまうこともあります。オンライン研修であれば、業務の合間に自席から参加でき、移動による時間的・体力的な負担を回避できます。また、交通費や宿泊費などのコストも削減できます。
営業研修をオンライン化することで、営業現場の負担を減らしながら、効率的な人材育成が可能になります。
インプット学習はオンラインの方が効果的
営業研修におけるインプット学習は、オンラインの方が効果的に実施できます。
オンラインでは、動画・スライド・クイズなど多様な形式で情報を提供できます。受講者は自分のペースで繰り返し学習できるため、理解度が高まります。
例えば、営業のヒアリングスキルを学ぶ際、動画で実際の商談シーンを視聴し、ポイント解説を交えながら学ぶことで、リアルなイメージがつかめます。さらに、理解度チェックのクイズを挟むことで、知識の定着を促進できます。対面研修では一度きりの説明になりがちですが、オンラインなら何度でも復習可能です。
インプット学習はオンラインの特性を活かすことで、営業スキルの理解と定着をより効果的に進めることができます。
AIとのアウトプット学習ができる時代になった
現在では、AIを活用したアウトプット学習が可能となり、営業研修の質が飛躍的に向上しています。
営業スキルは実践を通じて磨かれるものです。AIとの対話やロープレを通じて、仮想的な商談練習がいつでも行えるようになったことは大きな進化です。
例えば、生成AIを活用した営業ロープレでは、AIが顧客役となり、受講者が提案や質問に応えるなど、リアルな対話練習が可能です。AIはフィードバックも提供できるため、改善点をすぐに把握できます。これにより、実際の商談に近い形でのアウトプット学習が、時間や場所を問わず実現できます。
AIとのアウトプット学習により、営業研修はより実践的かつ個別最適化された学習体験へと進化しています。
学習行動のデータが取得でき効果検証できる
オンライン営業研修では、受講者の学習行動データを取得できるため、研修の効果検証が可能になります。
従来の研修では、参加者の理解度や行動変容を定量的に把握することが難しく、研修の成果が曖昧になりがちでした。オンライン研修では、視聴履歴・クイズ結果・AIとの練習回数などのデータを活用できるため、効果検証がしやすくなります。
例えば、ある営業研修で「提案力向上」をテーマにした動画を配信した場合、誰がどこまで視聴したか、どの練習でつまずいたかなどを把握できます。これにより、個別のフォローや研修内容の改善が可能になります。また、研修前後の営業成績との相関を分析することで、ROI(投資対効果)も明確になります。
オンライン研修は、データに基づいた効果検証ができるため、戦略的な人材育成が実現できます。
▼営業研修の自動化については下記で詳しく解説しています。
⇒AI活用による「営業研修の自動化」で効率を高め、成果につなげる方法とは?
営業研修をオンラインで行うメリット
営業研修はオンラインで行うことでさまざまなメリットを得ることができます。代表的なものを紹介します。
集合コストが削減できる
営業研修をオンラインで実施する最大のメリットは、集合にかかるコストを削減できることです。
営業職は全国各地に配置されていることが多く、集合研修を行うには交通費・宿泊費・会場費など多くのコストが発生します。また、移動による営業活動の中断も生産性に影響します。
例えば、全国に拠点を持つ企業が東京で集合研修を行う場合、1人あたり数万円のコストがかかることもあります。数十人規模になると、研修費用は数百万円に達することもあります。オンライン研修であれば、これらの費用をほぼゼロに抑えられ、予算を教材開発やフォローアップに充てることが可能になります。
営業研修をオンライン化することで、集合に伴うコストと時間のロスを削減し、より効率的な人材育成が実現できます。
いつでも・どこでも・何度でも学べるようになる
オンライン営業研修は、受講者が「いつでも・どこでも・何度でも」学べる柔軟性を提供します。
営業職はスケジュールが流動的で、決まった時間に研修を受けることが難しい場合があります。オンラインなら、空き時間や移動中など、都合の良いタイミングで学習が可能です。
例えば、営業担当者が商談の合間にスマートフォンで動画教材を視聴したり、自宅で復習したりすることができます。さらに、理解が不十分だった部分を何度でも繰り返し視聴できるため、学習の定着率も高まります。これは対面研修では得られないメリットです。
オンライン営業研修は、営業職の働き方にフィットした「自律的・継続的な学び」を可能にする理想的な手段です。
学習行動のデータを活用できる
オンライン営業研修では、受講者の学習行動データを取得・分析できるため、研修の効果を可視化しやすくなります。
従来の集合研修では、参加者の理解度や行動変容を定量的に把握するのが難しく、研修の成果があいまいになりがちでした。オンラインでは、視聴履歴・クイズの正答率・練習回数などのデータを活用できます。
例えば、好業績の営業パーソンに対して学習行動のデータを分析し、AIとのロープレ練習を平均5回以上行っていることが分かった場合、他の営業パーソンにも5回以上の練習を推奨することで、好業績者育成の再現性を高められる可能性が高まります。
オンライン研修は、データに基づいた効果検証ができるため、戦略的な人材育成、再現性の高い人材育成が実現できます。
オンラインで行う営業研修の内容
営業研修をオンラインで行う場合でも基本的には従来の集合研修で扱っていた内容と大きな差はありません。ただ、場所の制約を受けずに実施できるため、最新の事例などを共有しやすい特徴もあります。
営業のやり方についての基本
営業研修の第一歩は、営業活動の基本的な考え方や進め方を理解することです。
営業は単なる商品説明ではなく、顧客の課題を解決するための提案活動です。基本を理解せずに現場に出ると、成果が出にくく、顧客との信頼関係も築けません。
オンライン研修では、「営業の流れ(アプローチ→ヒアリング→提案→クロージング)」を動画やスライドで体系的に学ぶことができます。営業の心構えや顧客視点の重要性など、実務に直結する基本的な考え方もインプットすることで、営業活動の土台が整います。
営業研修のスタートは、営業の基本をオンラインでしっかり学ぶことから始まります。これが成果につながる第一歩です。
自社商品・サービス・事例について
営業研修では、自社の商品やサービスの理解を深めることが不可欠です。
営業パーソンが自社の提供価値を正しく理解していないと、顧客に響く提案ができず、競合との差別化も難しくなります。
オンライン研修では、商品ごとの特徴や導入事例を動画や資料で学ぶことができます。例えば、あるサービスが「業務効率化」に強みを持つ場合、実際の導入企業の成果事例を紹介することで、営業パーソンが提案の切り口を具体的にイメージできます。これにより、顧客の課題に合わせた提案力が高まります。
自社の商品・サービスを深く理解することは、営業力の源泉です。オンライン研修で体系的に学ぶことで、提案の質が向上します。
顧客対応のロープレ
営業研修では、顧客対応のロープレを通じて、実践力を養うことが重要です。
営業スキルは座学だけでは身に付かず、実際に話してみることで初めて課題や改善点が見えてきます。ロープレはそのための最適な手段です。
オンライン研修では、ZoomやTeamsのブレイクアウトルーム機能を使って、営業パーソン同士が顧客役・営業役に分かれてロープレを行います。さらに、生成AIを活用して仮想顧客との対話練習を行うことも可能です。録画機能を使えば、自分の話し方を振り返り、講師や仲間からフィードバックを受けることもできます。
ロープレは、営業研修を「知識習得」から「行動変容」へとつなげる重要なステップです。オンラインでも十分に実践力を高めることができます。
最新のお客様事例などの情報交換
営業研修では、最新のお客様事例や成功体験を共有することで、実務に生かせるヒントが得られます。
営業活動は現場での経験が重要であり、他の営業パーソンの事例から学ぶことで、自分の提案や対応に活かせる知見が広がります。
オンライン研修では、プラットフォームの投稿欄を活用して「今週の成功事例」や「商談での工夫」などを共有する場を設けることができます。
例えば、ある営業担当者が「提案資料に動画を入れたら成約率が上がった」という事例を共有すれば、他のメンバーもすぐに取り入れることができます。こうした情報交換は、営業組織全体のレベルアップにつながります。
最新の顧客事例を共有することで、営業研修が「個人の学び」から「組織の成長」へと進化します。オンラインでもその環境を十分に整えられます。
営業研修をオンラインで実施して成果につなげた事例
社員数: 8,000名以上
事業:生命保険販売、資産運用
営業研修内容見直しの成果
~入社3カ月後の売上実績が従来の研修受講者と比較して3倍に~
アウトプット中心の学習で実践力を身に付けた上、研修中に学んだことを、動画でいつでもどこでも復習・確認ができる環境を作ることで、学習内容を実践につなげることができるようになりました。
その結果、 Teamsをつないでの従来の研修スタイルで学習した受講生集団と比較 しましたが、営業研修内容をバージョンアップした研修を受けた集団は、従来の研修を受講した集団と比較し、入社3カ月後の売上実績が3倍という飛躍的な成果を出しました。
■ トレーナースキルに依存せず、均一なレベルの初期教育が可能に
ライブでの講義ではなく、動画を活用した研修運営をすることで、高品質な研修情報を余すことなく再現することが可能となりました。
■ トレーナーリソースの効果的活用
従来は、毎月入社するキャリア採用社員の導入研修を毎月実施するため、トレーナーの方々はかなりのリソースを割かなければなりませんでした。
しかし、マイクロラーニングの導入により初期教育を効率化することで、そのリソースを営業管理職教育に充てることができるようになりました。
それにより、現場の指導力強化につなげることができ、学習の好循環を生んでいます。
取り組みの詳細
■ 職種別オンボーディングプログラムを展開
キャリア入社後1カ月間の導入研修を、マイクロラーニングを活用した研修にバージョンアップしました。
事前学習、研修当日、事後学習全ての場面においてマイクロラーニングで知識のインプットを行い、研修当日は確認テストの解説や、受講生同士のディスカッション、質疑応答に比重を置くことなどで、カスタマイズ性の高い学習の提供を実現しています。
マイクロラーニングはそれまで社内で活用されていた動画をベースに、新たなコンテンツも社内トレーナーの方が中心となって作成しました。
研修中は特に「学んだことが現場でも生かせそうだ、使えそうだ」と思ってもらうための支援や関わりを重視することで受講生のエンゲージメント向上にもつなげています。
これまでのインプットは社内トレーナーの方がレクチャーしてインプットしていましたが、リニューアルしてからはレクチャーは全て動画に代替しました。
■ アウトプットを意識した学習デザイン
インプットして終わりにならないように、動画を活用し、受講者が研修で学んだことを生かしながら1人でも何度もAIを相手にセールストークを練習し、動画で提出するという環境を提供されています。
動画を見た研修トレーナーから、直属の上司・先輩から、他部署の上司・先輩から、そして同期からフィードバックを受けることができ、学習の深化につなげています。
また、動画を閲覧した上で学んだことや仕事に生かせそうなことを共有することで、自分の考えを整理しながら、他の受講生の意見に触れながら新たな学びを得るという、学習の相乗効果を生んでいます。
導入前の課題
■ 研修がイベント化してしまっている
集合研修で社員にいくら良い内容を提供しても 、現場に戻った後は目の前の仕事をこなすことに集中してしまい、学んだことがその場限りとなってしまうことが多く見受けられました。
集まった場だけではなく、事前と事後の学習活動を充実化させ、学習を続けながら学んだことを仕事に生かすことができる環境を作るため、 マイクロラーニング・コホート型学習を導入しました。
■ 個人の経験がポケットノウハウになってしまっている
現場で得られた成功事例や失敗事例が個人のものにしかなっておらず、ポケットノウハウ化してしまっていることに課題を感じていました。
個人の学びを暗黙知から形式知に変えていくことで、受講生同士の学びを促進しながら、組織全体のナレッジとして好循環を生み出していきたいという思いがありました。
まとめ:オンライン営業研修で成果につなげよう
営業研修はオンラインと相性が良い!成果と提案スキル向上につなげるポイントを解説! について案内してきました。
営業研修はオンラインと相性が良く成果につなげやすい
営業研修をオンラインで実施する際のポイント
営業研修がオンラインと相性が良い理由
営業研修をオンラインで行うメリット
オンラインで行う営業研修の内容
営業研修をオンラインで実施して成果につなげた事例
本記事では、オンライン営業研修が成果を生み出す理由とその効果的な実施方法について詳しく解説しました。まず、オンライン研修は営業職の多忙なスケジュールに柔軟に対応でき、移動の負担を軽減することで、時間とコストを効率的に節約できます。また、AIを活用したシミュレーションによるアウトプット学習を取り入れることで、実践に即したスキルアップが可能となり、これが営業成績向上に直結します。
しかし、オンライン研修が真に効果を発揮するためには、単なる情報提供で終わらせず、学習の持続性を確保するためのラーニングプラットフォームの活用が欠かせません。インプットとアウトプットを続け、学習内容を実務に応用するための環境整備も重要です。シリーズ型の学習設計を行い、段階的にスキルを育成することで、一過性のイベントから連続的な成長プロセスへの転換が図れます。さらに、実践状況を共有することで、個人の学びを組織全体の成長へとつなげることができます。
実際、オンライン研修を導入したある企業では、入社3カ月後の売上実績が従来比で3倍と飛躍的な成果が出ました。この事例が示唆するように、継続的な学習とデータ活用が営業研修のクオリティーを大きく向上させます。オンライン営業研修は場所や工程の制約を柔軟に乗り越え、未来の営業力強化に欠かせない選択肢となるのです。
株式会社LDcubeはAIを活用した学習プラットフォームを活用し、営業のスキルアップのための学習環境づくりを支援しています。また、営業ロープレのデジタル化の支援も行っています。AIを活用したロープレ環境を整備し、上司や先輩からのリアルなフィードバックを組み合わせることで、これまで以上に効果的なロープレトレーニングを実施することが可能です。
AIによるロープレのフィードバックについてデモ体験会なども行っております。お気軽にご相談ください。
▼ロープレトレーニングについての資料はこちらからダウンロードできます。
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