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営業・接客スキルをAIロープレアプリで効果的にレベルアップする話題の方法!

営業や接客スキルアップにはロープレトレーニングが効果的です。多くの企業で実施されています。

そのような中で、

  • 営業や接客スキルアップを図りたいけれど、現場が忙しくてなかなかロープレトレーニングの時間が取れない。
  • AIを使ってロープレを効果的にやれたりしないかな。そんな便利なツールないかな。

など営業や接客スキルは高めたいけれど、トレーニングの時間がなかなか取れずに悩んでいる経営者や営業責任者は実は少なくありません。

株式会社LDcube(エルディーキューブ)では、ロープレアプリを使った営業研修のDX支援を行っております。

あるクライアント先において、中途採用者向けの営業研修において、アプリを使った営業研修とアプリ不使用の営業研修受講者の研修後の業績の比較を行いました。

結果はアプリを使用した研修受講者の方が、アプリ不使用の研修受講者と比較して、3カ月で業績が3倍になりました。アプリを使用した研修の効果性を証明する事例となりました。

今回はそのような支援経験を踏まえて、研修をイベントで終わらせず、アプリを活用して業績向上につなげるためのロールレトレーニングについて解説していきます。

そして、最近では生成AI(LLM)を活用した音声によるAIチャットボットとのロープレもできるようになりました。実施手順や画面のイメージなども紹介しています。

最後までお読みいただくと、アプリを使ってスキルアップを図るイメージを持つことができ、自社の業績向上の可能性を感じて頂けると思います。

ぜひ最後までご一読いただき、貴社の営業・接客のスキルアップと業績向上にお役立てください。

▼営業ロープレの特集ページを作成しました。動画で解説しています。是非ご覧ください。

▼ 営業力強化の全体像や各種スキルを高めるためのコツやロープレについては下記で解説しています。合わせてご覧ください。(関連記事)

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目次[非表示]

  1. 1.営業スキルをロープレアプリでレベルアップする方法とメリット
  2. 2.アプリを使った営業ロープレのやり方
    1. 2.1.テーマ・課題を設定する
    2. 2.2.キーワードを設定する
    3. 2.3.フィードバック項目を設定する
    4. 2.4.ロープレを実施する
    5. 2.5.フィードバックを得る
  3. 3.生成AI(LLM)を取り入れたアプリで営業ロープレを行う流れ
  4. 4.アプリを使った営業ロープレのポイント
    1. 4.1.リアルとデジタルの融合
    2. 4.2.データの活用
    3. 4.3.提出された動画の教材化
  5. 5.アプリを使ったロープレとOJTを連動させる
  6. 6.アプリ導入時の留意点(重要)
    1. 6.1.経営陣の理解を得る
    2. 6.2.新人・若手から始め全体に広げる
    3. 6.3.運営体制を構築する
  7. 7.ロープレアプリ「UMU(ユーム)」について
  8. 8.営業ロープレアプリ(UMU)導入事例
  9. 9.まとめ

営業スキルをロープレアプリでレベルアップする方法とメリット

営業ロープレアプリ①

(アプリを活用するメリット)

  • 時間や場所を選ばない柔軟性
  • 豊富なコンテンツ・課題を設定できる

営業スキルは、高まる顧客のニーズや競争相手が多様化する現代社会において、重要なスキルとされ、その中でもより一層重要視されるのがロープレです。

ロープレとは、具体的なシナリオを考え、それを演じて営業スキルを向上させる訓練方法の1つです。

従来のロープレは、2人以上で対面で行うことが一般的でした。

しかし、働き方改革が進む中、忙しさが増す現代の営業現場ではそれもままならず、ロープレを行う機会が自然減少しているという課題もあります。

そのような中、現代ではテクノロジーの発展により、状況が大きく変わろうとしています。

アプリを活用したロープレが効果的な営業スキルの習得手段として注目されているのです。

アプリを活用するメリットはいくつかありますが、その1つとしてあげられるのが、場所や時間を選ばない柔軟性です。

アプリを使えば、自宅や外出先、商談と商談の間の隙間時間など自分の都合の良い時間と場所でトレーニングをすることができます。

また、全てのロープレがアプリ上に記録されるので、自己評価やフィードバックのチャンスも増え、さらなるスキル向上につながります。

もう1つのメリットとして、豊富なコンテンツが挙げられます。

ロープレの種類やシナリオについては、アプリ上にいくつもシーンや課題を設定することができます。

その内容により、トレーニングの幅は使い方次第、会社次第で無限大に広がります。

新入社員からベテラン社員まで、業界問わず自社の課題やテーマに合わせて設定することができます。

これらの特長を生かすことで、アプリは営業スキルを磨く上で非常に有用なツールとなり得ます。

アプリの機能を最大限活用して、スキル向上を目指すことがポイントです。

ただし、アプリを単に利用するだけでなく、定期的な使用と練習、さらにフィードバックを受け入れる姿勢がスキルアップには必要です。

これらを心がけながらロープレアプリを活用すれば、営業スキルの確実なレベルアップが期待できます。

▼そもそも営業スキルをチェックするには下記チェックリストを活用ください。
⇒【営業スキルチェックシートDL付】営業力強化を図るポイントを紹介!

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アプリを使った営業ロープレのやり方

営業ロープレアプリ②

ロープレでレベルアップするための手段として評判の高いアプリ、UMU(ユーム)の使い方をこの章で説明します。

UMUを使用することで、自分自身の営業スキルを客観的に分析し、改善点やスキルアップの方向性を見つけることができます。

(アプリを使ったロープレのやり方)

  1. テーマ・課題を設定する
  2. キーワードを設定する
  3. フィードバック項目を設定する
  4. ロープレを実施する
  5. フィードバックを得る

テーマ・課題を設定する

最初に、どのようなシーンでのロープレにするかというテーマ・課題を設定します。

例えば、「顧客とのファーストコンタクトにおける自己紹介」「顧客への効果的な会社案内」「自社の差別化ポイントについて」「お客様の状況をヒアリングするためのアテンショントーク」などです。

このテーマ・課題設定のバリエーションの数だけトレーニング幅を広げることができます。

キーワードを設定する

テーマ・課題設定後には、そのテーマ・課題における欠かせないキーワードを設定します。

キーワードを設定しておくことで、ロープレ終了時にはAIがロープレ中の発話の中からキーワードの出現率などをフィードバックしてくれます。

キーワードを設定して意図してトークに盛り込もうとする、実際にトークに入れられていたかどうかを確かめる、これを繰り返すことでキーワードを意識したセールストークを身に付けやすくなります。

また、金融業界ではこのキーワード設定について、逆の使い方をしているケースもあります。

金融業界ではお客さまへのセールス時に言ってはいけないワードがあります。例えば、「絶対に儲かります」などです。

そのようなワードを設定し、言ってはいけないことを無意識に言ってしまってないかをチェックするという使い方をしているケースもあります。

フィードバック項目を設定する

ロープレを行った後のフィードバック項目を設定します。

AIによるフィードバックは「明瞭さ」「ジェスチャー」「表情」「アイコンタクト」「流暢さ」「スピード」の観点から自動的にフィードバックされます。

それに加え、人がフィードバックする項目を追加で設定することができます。

これまで社内でロープレトレーニングを実施する際に活用しているフィードバック項目などあれば、それを設定して、ロープレ後に先輩や上司が項目に沿ってフィードバックするということが可能です。

ロープレを実施する

設定が完了したら、学習者に案内し、ロープレを実施します。

学習者はPC、スマホ、タブレットのいずれかで実施することができます。

学習するテーマ・課題を選択し、カメラとマイクの機動を確認すれば、すぐに実施することができます。

テーマ・課題に沿って、設定されているキーワードを意識して、自分なりのシナリオをイメージして、準備ができたらスタートボタンを押すと開始されます。

スマホやPCの画面の向こうでAIが細かく観察していますので、キーワードのみならず、「明瞭さ」「ジェスチャー」「表情」「アイコンタクト」「流暢さ」「スピード」といった観点も意識しながら進めます。

終了したら、終了ボタンを押します。

▼AIロープレをやっているシーンのデモ動画はこちらからご覧いただけます。
⇒UMUのAIコーチング

フィードバックを得る

AIによるフィードバック項目

(AIによるフィードバック項目)

ロープレが終わったら、AIからのフィードバックを得ます。

AIからのフィードバックは瞬時に返されます。

「明瞭さ」「ジェスチャー」「表情」「アイコンタクト」「流暢さ」「スピード」の6つの観点から各100点満点で点数もフィードバックされます。

AIからのフィードバックを踏まえ、再度挑戦することもできます。

AIからのフィードバックを参考にしながら、自分の啓発点を意識して繰り返すことが高い学習効果を得るコツです。

頭で考えるだけではなく、何度も口に出してやってみることがスキルアップにつながります。

繰り返し挑戦し、AIからの得点も納得できるくらいになったら、その動画を提出し、クラウド上にアップロードします。

アップロードすると上司や先輩、社内講師の方々が見ることができるようになります。その後は、上司や先輩、社内講師からのフィードバックを待ちます。

AIが細かく観察し、6つのフィードバック観点に関してはAIが、人間でなければフィードバックができない、細かなニュアンスなどの観点は上司や先輩、社内講師が対応します。

このようにAIと人間が役割分担をすることで、ロープレトレーニングの質を高めることが可能です。

▼ ロープレで練習すればうまくなります。ポイントはこちらで解説しています。
⇒営業ロープレのポイントとは!成功の秘訣は練習にあり!

▼ ロープレにおいてはフィードバックがポイントです。こちらで解説しています。
⇒ロープレの成功のポイントとは!?フィードバックとテクノロジーの活用方法を解説!

AIを活用したロープレ(UMU) 資料ダウンロード

生成AI(LLM)を取り入れたアプリで営業ロープレを行う流れ

AIロープレの流れ

生成AI(LLM)を営業ロープレに最適化されたツールでのロープレを効果的に実施するためには、適切な手順で進めることが重要です。

ここでは、生成AI(LLM)を営業ロープレに最適化されたツールでのロープレを成功させるための4つの具体的な流れを解説します。

これらの手順に沿って進めることで、営業担当者のスキルアップと組織全体の営業力向上を効率的に実現できるでしょう。 
 
ツールを選定する 

生成AI(LLM)を使って営業ロープレを効果的に行うためには、「営業ロープレに最適化された生成AI(LLM)」を搭載したツール の活用が不可欠です。

やみくもにChat-GPTを開いて営業ロープレを実施しようとするのは得策ではありません。生成AI(LLM)を組み込んだロープレ用のツールを活用し、チャットボットに自社版のカスタマイズを施して実施する必要があります。

 本記事で紹介している「UMU」は「営業ロープレに最適化された生成AI(LLM)」を搭載したツールの1つです。
 
営業シナリオを設定する 

「営業ロープレに最適化された生成AI(LLM)」を搭載したツール でのロープレの第一歩は、適切な営業シナリオの設定です。効果的なトレーニングのためには、実際の営業活動に近い、具体的で実践的なシナリオを用意することが重要です。

シナリオ設定の際は、営業担当者の経験レベルや強化したいスキル領域を考慮しましょう。初心者には基礎的な商談の流れを学べるシナリオを、経験者にはより複雑な状況や難しい顧客対応を含むシナリオを提供することで、それぞれに適したスキル向上が図れます。

また、自社の商品やサービスの特徴、価格帯、顧客層に合わせてシナリオをカスタマイズすることで、より実務に直結したトレーニングが可能になります。 
 
AIチャットボットとロープレを行う 

シナリオが決まったら、実際にAIチャットボットとのロープレを行います。AIロープレツールによっては、リアルな顧客アバターとの対話形式でトレーニングを進められるものや音声ではなく、文字ベースで行うものなど違いがあります。 

AIチャットボットとのロープレでは、事前に設定されたシナリオに沿ってAIが顧客役を務めます。質問への応答や反論、関心の示し方など、実際の顧客と同様の反応を示すため、リアルな営業シーンをシミュレーションできます。

音声認識機能を搭載したツールであれば、実際に話しかけることで、より実践に近い形でのトレーニングが可能です。 
 
AIからのフィードバックの確認と分析をする 

ロープレ終了後は、AIによるフィードバックを確認し、自身のパフォーマンスを分析します。多くのAIロープレツールでは、詳細な評価とフィードバックが提供されます。 

AIの評価は客観的かつ詳細であり、人間の評価者では見逃しやすい細かな点まで指摘してくれます。例えば、特定のフレーズの使用頻度や、顧客の質問に対する回答の的確さなど、具体的な指標に基づいた分析が得られます。

これらの評価結果は通常、グラフやチャートなどの視覚的な形式で表示され、自分の強みと弱みを直感的に理解できるようになっています。この客観的な分析を通じて、自己認識と実際のパフォーマンスのギャップを把握することができます。 
 
フィードバックを踏まえ繰り返しトレーニング 

AIからのフィードバックを踏まえ、具体的な改善点を意識した繰り返しトレーニングを行います。継続的な改善サイクルを回すことで、効率的にスキルアップを図ることができます。

例えば、「顧客の質問に的確に答えられていない」という指摘があれば、次回は要点を絞って的確に答えることを意識したロープレを行います。「話すスピードが速く、聞き取りにくい」という指摘には、ゆっくりと話すことを意識し、落ち着いて話すなど、ピンポイントで弱みを克服していくことが効果的です。

AIロープレの大きなメリットは、繰り返し同じシナリオでトレーニングできることです。同じ状況で異なるアプローチを試すことで、どのアプローチが最も効果的かを比較検証できます。定期的な実施と振り返りを通じて、着実な成長を実感できるでしょう。 
 
「UMU」でのチャットボット実施イメージ 

ここでは、弊社内でUMUのAIチャットボットを活用して会社案内のトレーニングに使っている環境の画像を活用しながら、トレーニング実施のイメージを紹介します。 

チャットボット画像①

 まずは、AIによる音声での質問の投げかけから会話がスタートします。それに対して、音声で回答します。こちらの回答を踏まえ、さらに追加で深掘りの質問が投げかけられます。 
 
また、自分の回答について「改善の提案」というボタンを開くと、AIからのアドバイスが得られます。 

チャットボット画像②

 AIからのアドバイスも参考にしながら、会話を続けていきます。あらかじめ設定した要素をすべてクリアするまで会話が続きます。すべての要素を満たすと会話が終了となります。 

あらかじめ会話に必要な要素は設定しておく必要がありますが、AIからの質問や投げかけ、会話の表現などは、要素を含めている前提で、表現は毎回異なります。そのため、一度トレーニングを実施した後も、表現自体は毎回違うため、飽きずにトレーニングを行うことが可能です。 

こんなにも強力なツール「UMU」を活用した営業ロープレトレーニングの導入は、LDcubeにお任せください。私たちは、各企業の独自のニーズを深く理解し、最適な活用方法を提案します。営業チーム全体のパフォーマンスを底上げし、競争力を大幅に向上させましょう。 

⇒生成AIを活用したロープレについての問い合わせはこちらから。

アプリを使った営業ロープレのポイント

営業ロープレアプリ③

営業スキル向上のためにアプリ(UMU)を使ったロープレを行う際には、いくつかの重要なポイントがあります。「リアルとデジタルの融合」、「データの活用」、「提出された動画の教材化」の3つです。

(アプリを使った営業ロープレのポイント)

  • リアルとデジタルの融合
  • データの活用
  • 提出された動画の教材

リアルとデジタルの融合

リアルとデジタルを融合することがポイントです。

なぜなら、リアルで足りない部分をデジタルで、デジタルで足りない部分をリアルで補うことで、これまで以上のロープレによる効果が得られるからです。

UMUによる営業ロープレは、テーマ・課題に対してロープレを行い、それに対してAIがフィードバックしてくれるものです。

AIはロープレ時に得られたデータを分析して、機械的にフィードバックを提供します。忖度(そんたく)などはありません。

ただし、現在のAIでは、感情の機微や個々の経験を基にした深みあるフィードバックを提供することはまだ不可能です。

そこで、上司や先輩、社内講師の役割が重要になります。

人材育成や営業スキルの向上についての責任はAIはなく、上司や先輩、社内講師の方々に責任があると言えます。

AIと人間で役割分担しながら、AIが得意な領域はAIに任せ、人間でしかできない領域は人間が責任をもって、リアルにフィードバックを行います。

このようにリアルとデジタルを効果的に融合させていくことがポイントです。

データの活用

UMUを使ってスキル向上を目指す上で、学習者のトレーニングデータを活用することが重要です。

なぜなら、学習行動のデータを分析していくことで、好業績者の練習回数や練習時間などがつかめ、好業績者に育成するためには、どれくらいの回数や時間で学習する必要があるかを示すことができ、人材育成・スキルアップの再現性を高めることが可能となるからです。

特にロープレの評価データは、AIによる採点の点数だけでなく、学習者の練習回数や練習時間など、学習行動のデータが蓄積されていきます。

提出された動画の教材化

ロープレを録画して提出された動画を教材化することがポイントです。

UMUでは、営業ロープレの結果を録画して提出することが可能です。

この録画データは後から見返すことができるため、自身のパフォーマンスを客観的に評価する材料となります。

それだけでなく、他の学習者が行ったロープレの動画やコメントを閲覧できるように設定することも可能です。これにより、他者のスキルや手法から学ぶことが可能です。

また、各学習者から提出してもらった動画の中で、特に優れた動画に関しては、模範動画として教材活用することも可能です。

組織内のリアルなセールストークをナレッジとして社内で共有し、業績の底上げにつなげることも可能です。

▼ 社内で行ったロープレコンテストと提出動画の模範コンテンツ化については下記で紹介しています。⇒効果的で面白い営業研修での施策とは?組織内での事例やコツを紹介!

アプリを使ったロープレとOJTを連動させる

営業ロープレアプリ④

(アプリを使ったロープレとOJTの連動)

  • ①OJTマニュアルを用いて学ぶ ・・・OJTマニュアルをデジタルコンテンツで整備
  • ②ロープレで練習する ・・アプリを使って練習
  • ③上司や先輩が指導する ・・アプリ上でフィードバック

※上司先輩の指導行動もアプリ上で可視化され、指導状況もつかめる

アプリを活用し、①OJTマニュアルを用いて学び、②ロープレで練習し、③上司や先輩が指導する、というようにロープレとOJTを連動させると効果的です。

なぜなら、アプリ(UMU)を用いたロープレとOJT(On the Job Training)は非常に相性が良いからです。

これらをうまく連動させることで、効果的な能力開発・スキル向上を図ることが可能です。

OJTは、実際の業務の中でスキルや知識を身に付けるトレーニング方法であり、全体の業務が実践的な学習の場となります。

その一方で、UMUのロープレでは、特定のシナリオに基づいた営業トークやプレゼンテーションを模擬的に行い、実践的なスキルを磨きます。

これらを連動させるには、まずOJTのマニュアルを整備し、マニュアルに従い提案の進め方やセールストークについてインプットを行います。

その後、提案に関連するシナリオについて、UMUでロープレを実施すると良いでしょう。

例えば、新商品の販売を担当する新入社員がいた場合、まずOJTマニュアルで新商品の特性や販売方法を学びます。

その後、UMUで新商品の販売に関するロープレを行うことで、実際の営業シーンを想定した練習をすることができます。

ロープレ後は動画を提出して、自分の行動やスキルを振り返るとともに、OJT担当者からフィードバックを得て、学習サイクルを回していきます。

このような効果的な学習サイクルを回していくためには、経験豊富な上司や先輩からのフィードバックが大切です。

彼らからのアドバイスや指導を受け、それをでのロープレに生かすことも重要です。

今までは、このような上司や先輩からの指導やアドバイスが実際どの程度行われているかを把握することが難しい状況でした。

しかしUMUを活用し、UMU上で新人が提出した動画に対して、上司や先輩にアドバイスやコメントしてもらうことで、指導行動のデータが取得できるようになり、どの程度の指導が行われているのかが可視化できるようになりました。

このように、一連のOJTサイクル、①OJTマニュアルを用いて学び、②ロープレで練習し、③上司や先輩が指導する、というプロセスを順調に進めることが業績向上につながります。

また、学習行動をデータ化することで、①②③のどこにボトルネックがあるかなどを可視化し、改善策を講じることも可能となりました。
 
▼OJTと連動させている事例については紹介しています。
⇒デジタルOJTとリアルOJTの 連動で業績向上へ【UMU活用事例】

AIを活用したロープレ(UMU) 資料ダウンロード

アプリ導入時の留意点(重要)

営業ロープレアプリ⑤

このような新しい学習環境を導入する際の留意点についてご案内します。

  • 経営陣の理解を得る
  • 新人・若手から始め全体に広げる

経営陣の理解を得る

AIロープレアプリの導入には経営陣の理解を得ることが重要です。

なぜなら、ロープレアプリを導入することは多くの場合新しい取り組みであり、これまで社内に前例がないため、効果的に進めていくためには、経営陣の理解と支持が不可欠だからです。

このためにはまず、経営陣にもアプリでどのようなことができるのかを見てもらい、どのような効果が期待できるのかを肌で感じてもらうことが重要です。

社内で資料のみの説明ではなく、ロープレの実演状況を実際に見てもらい、効果を具体的に理解してもらうことが極めて重要です。

そして、営業スキル向上・研修効果の最大化、売り上げ向上に対する期待など、アプリ導入によるポジティブな反応を得ることが重要です。

また、導入に要する費用と効果についてのROI(投資対効果)もしっかりと説明しましょう。これにより経営陣はアプリ導入を決定する材料となる具体的なデータと情報を得られます。

新人・若手から始め全体に広げる

スムーズに展開していくためには新人や若手社員から始め、全体に広げていくことがポイントです。

なぜなら、新しいテクノロジーやツールの導入には賛同する人がいる一方で、反対する人も存在するからです。

新人や若手から始めるのは、彼らが新しいものを拒むことなく受け入れやすいためです。

彼らがアプリを使いこなすことで成功事例を創出し、次に中堅社員、ベテラン社員へと導入の範囲を広げていくとスムーズです。

また、若手が上司や先輩に対してアプリの使い方を教えるという役割を果たすことも、彼らの成長や自信へとつながります。

▼ 新人・若手から始める理由の詳細については細は下記で解説しています。
⇒UMUを使った新時代の営業研修は新人からの導入がおススメな理由を徹底解説!

運営体制構築する

導入後の運営体制の構築することも重要です。

なぜなら、アプリを導入したら終わりではなく、そこからがスタートだからです。

まず、全ての社員がアプリを適切に利用できるように、利用方法の教育やサポート体制を確立する必要があります。

問題が発生したときに迅速に対応できる体制を整えることも重要です。

また、アプリの利用による効果を最大化するためには、定期的な評価とフィードバックが必要です。

利用者からの意見を取り入れ、継続的な改善とアップデートを行うことが大切です。また、トレーニングとOJTが連動できるような体制づくりも重要です。

これらの観点からアプリの導入・運用を進めることで、営業スキル向上に効果的に寄与できる環境を整えることができます。

▼ロープレを意味ないものにしてしまう理由と対策については下記で解説しています。
⇒営業研修のロープレの意味がない理由3選!原因と対策など解説!

ロープレアプリ「UMU(ユーム)」について

営業ロープレアプリ⑥

UMU」は、営業スキル向上やトレーニングのためのロープレアプリです。

実際の営業シチュエーションを想定したロープレを通じて、スキルを磨くことが可能です。課題設定、キーワードの設定などにより、自分の営業スキルの課題点に焦点を当てたロープレが行えます。

また、ロープレ結果は録画され、振り返ることや具体的なフィードバックをもらうことが可能です。さらにUMUでは、他の人たちのロープレも見ることができ、他の人から学ぶこともできます。

場所や時間を選ばずに自分のペースでトレーニングができるという利点もあります。

これにより、自身の営業スキルを具体的に反省し改善するといった自己啓発のためのツールとして、活用することが可能です。

▼営業ロープレに生成AIを取り入れる方法は下記で詳しく解説しています。
⇒営業ロープレに生成AI(LLM)を導入する方法とは?効果的なツール活用について解説!

営業ロープレアプリ(UMU)導入事例

アットホーム様

アットホーム株式会社
創業 1967年12月 
本社 〒144-0056 東京都大田区西六郷4-34-12 
事業所 全国に計50事業所 

時間や場所を選ばずに自己学習を推進できる環境を求めてUMUを導入

UMU導入の背景と問題点

営業部門に配属された新人の研修と人材育成を担当しており、全国に営業所を持つことから共通の研修に課題がありました。従来は研修動画や問題集を社内サイトに分散掲載する形式を取っていましたが、コンテンツの分散と受講管理の不備が学習意欲の低下を招き、これが課題となっていました。この問題を解決するため、「時間や場所を選ばずに自己学習を推進できる環境」としてUMUの導入を検討しました。

UMUに決めた理由とは

他社の学習プラットフォームも検討しましたが、UMUは単なる管理や資料保管でなく、総合的な利用が可能であり、既存のコンテンツをスムーズに移行できる点が評価されました。また、段階的導入によって効果を検証しやすい点も大きな魅力でした。

新入社員研修での試験的導入とその成果

COVID-19の影響で研修形式をオンライン化する必要が生じた2020年、新入社員研修にUMUを活用しました。Zoom講義の録画をUMUで視聴可能にすることで、「繰り返し学べる」「モバイルからアクセスしやすい」といった好意的なフィードバックが得られました。在宅勤務中の新入社員がUMUでのコミュニケーションを通じて同期の状況を把握できたことも評価され、半年後には全営業所への導入が決定しました。

集合研修と比較したUMUの優位点

UMUを利用することで、集合研修では難しかった受講者の理解度把握が飛躍的に向上しました。リアルタイムでの受講状況や正答率確認が可能になり、的確なフィードバックと指導が行えるようになりました。これにより、講師が受講者の声をより反映した研修を行うことが可能になりました。

2年で月間平均利用率80%達成

導入後のUMUの利用率は着実に向上し、2年後には月間平均利用率が80%に達しました。利用促進のため、コンテンツの更新頻度向上や若手だけでなくベテラン層向けの新たなコンテンツも重視されています。自発的な利用を目指す施策が功を奏し、UMUの定着度が向上しました。

営業所にもコンテンツ作成権限を展開

UMU導入後、営業所も独自のコンテンツ活用が進み、強化活動に効果を上げています。積極的な利用者の声に対応した結果、営業所独自のコンテンツも充実しつつあります。将来的には、運営側が関与せずとも独自にコンテンツが充実することが期待されています。

今後のプラン

今後は業界知識やより幅広いコンテンツの拡充を目指し、特にベテラン層向けの内容が必要です。また、営業所間での成功事例共有や効果的な連携を図ることで、UMUを活用した基礎学習と現場指導の融合を進め、人材育成環境をさらに整備していく計画です。

▼本事例はインタビュー記事の一部です。インタビュー記事全文はこちらからご覧ください。

まとめ

営業・接客スキルをAIロープレアプリで効果的にレベルアップする話題の方法!について解説してきました。

  • 営業スキルをロープレアプリでレベルアップする方法とメリット
  • アプリを使った営業ロープレのやり方
  • 生成AI(LLM)を取り入れたアプリで営業ロープレを行う流れ
  • アプリを使った営業ロープレのポイント
  • アプリを使ったロープレとOJTを連動させる
  • アプリ導入時の留意点(重要)
  • ロープレアプリ「UMU(ユーム)」について

ロープレで営業スキルをアップさせることは重要です。そしてその重要性は増してきています。

しかしながら、トレーニングの機会は減少傾向にあります。

そのような環境変化の中においてアプリを使ったロープレは営業スキルアップにつながると話題のトレーニング手法になってきています。

ロープレアプリ(UMU)を使えば、時間と場所を選ばずにロープレトレーニングが実施でき、AIからのフィードバックと上司や先輩、社内講師からのフィードバックを融合させることでこれまで以上に質の高いトレーニングを実現できます。

株式会社LDcubeでは、サービスの1つとして、ロープレアプリ「UMU」を活用したロープレトレーニング環境づくりの支援を行っています。

これまでの対面での営業研修での経験を踏まえながら、アプリを効果的に取り入れていく支援を行っています。

さまざまな業界でご支援しており、営業のスキルアップにつながったというだけでなく、業績アップにもつながったという報告も寄せられています。

無料のデモ体験会なども行っています。まずは下記ロープレトレーニング資料をダウンロードして自社の施策検討の材料にしてみてはいかがでしょうか。

ロープレチェックシートダウンロード

▼ 関連資料はこちらからダウンロードできます。

ロープレトレーニング資料

AIを活用したロープレ(UMU) 資料ダウンロード

▼ 関連記事はこちらから。 

企画・作成・編集:代表取締役 新井澄人
企画・作成・編集:代表取締役 新井澄人
株式会社ビジネスコンサルタントで、講師派遣型の人材育成支援から始まり、社内トレーナーの養成による人材育成支援、デジタルツールを活用した人材育成のDX化の支援まで、中小企業から大企業まで20年にわたり幅広いコンサルティングに従事。 新入社員研修からOJTリーダー研修、若手社員研修、管理職研修、幹部研修、営業研修、デジタル学習環境づくりのコンサルテーションなどに自らもコンサルタントとして登壇しながらも、人材育成・組織活性化・営業強化において講師派遣型の枠を超えた支援を実現するため、ビジネスコンサルタントの子会社である株式会社LDcubeの設立と同時に代表取締役に就任。 資格: ・全日本能率連盟認定マスター・マネジメント・コンサルタント(J-MCMC2023002) ・LIFOプログラムライセンス(LIFO-MSSプログラム開発者)

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