
新入社員にAIリテラシー研修が必要な理由と対策について解説!
現代の職場において、生成AIは急速に普及し、多くの業務において活用が当たり前となっています。特に2026年の入社予定者がAIに触れる機会は、学生時代から豊富であることが調査で示されています。
しかし、AIツールは非常に便利ではありますが、誤った利用をすると情報漏えいや誤情報の拡散、著作権侵害、思考の質低下やコミュニケーション不足など、企業にとって多くのリスクを伴う可能性があるのです。
既存社員は社会人として仕事に就いてから生成AIが登場したため、放っておくと生成AIを使いません。そのため誤用のリスクは少ないと言えます。
しかし、新入社員の8割は学生時代から当たり前に生成AIを使っています。それゆえ、新入社員は放っておくと生成AIを「自己流」で使う可能性が高いです。使い方が自己流なので誤用のリスクがあると言えます。
そこで、社会人としての「適切なAIの使い方」を新入社員に教えるためのAIリテラシー研修が欠かせません。
この研修では、生成AIの基礎知識からリスク管理、さらには効果的なプロンプトエンジニアリングまでを網羅し、実務にスムーズに適応できるカリキュラムが重要です。特に、AIの基本的な仕組みや限界を理解させることで、新入社員のAIに対する過信を防ぎ、正確で効率的な業務遂行を可能にします。
さらに、報連相やステークホルダーとのコミュニケーション能力も合わせて養成することが求められます。AIの時代であっても、正確な判断や情報の共有は人間の手によるものであり、これらのスキルが欠けていては、高度なAI活用技術も意味を成しません。
例えば、新入社員がAIによって生成した提案書を、適切なタイミングで上司や顧客と共有しフィードバックを得ることは、成果物の精度を高める上で不可欠です。
本記事では、新入社員にAIリテラシー研修が求められる理由と対策について解説していきます。最後に導入が進んでいるAIリテラシーコースについても紹介します。2026年度入社の社員から求められる新たな対策を検討する材料にしていただければと思います。
▼2026年度新入社員研修に向けてのトレンドを解説しています。
▼新入社員研修についてはテーマに合わせて下記で詳しく解説しています。
▼新入社員向けAIリテラシー研修の資料は下記からダウンロードできます。
目次[非表示]
- 1.新入社員にAIリテラシー研修が必要な理由
- 1.1.社会人として適切な使い方を学ぶ必要がある
- 1.2.急速に生成AI活用が進んでいる
- 1.3.2026年入社社員の8割が生成AIを活用している
- 1.4.生成AIの活用の仕方は「自己流」
- 1.5.先輩社員がAIリテラシー教育を受けていないためOJTできない
- 2.新入社員と既存社員でのAIリテラシー研修の位置づけ
- 3.新入社員へのAIリテラシー研修に必要な要素
- 3.1.生成AIについての基本的な理解
- 3.2.直接利用と間接利用の理解
- 3.3.プロンプトエンジニアリング
- 3.4.実践演習
- 4.新入社員へのAIリテラシー研修の実施方法
- 5.新入社員へのAIリテラシー研修と合わせて実施すべき研修
- 5.1.報連相研修
- 5.2.コミュニケーション研修
- 6.新入社員のAIリテラシー研修はLDcubeがおすすめ
- 7.まとめ:2026年入社の新入社員にはAIリテラシー研修を実施しよう
新入社員にAIリテラシー研修が必要な理由
生成AIの急速な普及により、2026年入社の新入社員にはAIリテラシー研修が必要になりました。環境変化などを含め必要な理由を解説します。
社会人として適切な使い方を学ぶ必要がある
新入社員には、生成AIについて“社会人として適切に使うための基礎知識”を必ず学ばせる必要があります。
生成AIは便利で強力なツールですが、一歩使い方を誤ると、情報漏えい・著作権侵害・誤情報の拡散など、企業に重大な損害を与える可能性があります。
特に新入社員は「学生目線」のままAIを使ってしまう可能性があり、ビジネスで求められる倫理観や情報管理レベルを理解できていません。そのため、社会人としての基本ルールとAIのリスクを同時に押さえる必要があります。
例えば、メモや顧客情報をそのまま生成AIに入力したり、誤情報を検証せずにメール本文に利用したりするケースは、十分に起こり得ます。
また「AIが出した答えだからそういうものだ」と過信し、根拠を確認しないまま業務に使ってしまう新入社員もいるでしょう。これらは本人の悪意ではなく、“知らないまま使う”ことが原因です。
だからこそ、新入社員には生成AIを安全かつ倫理的に活用するためのリテラシー研修が不可欠なのです。
急速に生成AI活用が進んでいる
急速に進む生成AI活用の流れに適応するためにも、新入社員へのAIリテラシー研修は必須です。
文章作成、調査、分析、アイデア創出など、多くの業務で生成AIの利用が一般化し始めています。すでに「AIを使えること」が生産性の前提条件となりつつあり、AI活用スキルの有無は業務遂行スピードや成果物の質に大きく影響します。
社会全体のAI活用が進む中で、企業だけが教育を後回しにすると、新入社員の業務効率や学習スピードに大きな差が生まれてしまいます。
例えば、同じ資料作成業務でも、AIを前提に作業できる社員は、初案作成が従来の1/3の時間で完了します。また、議事録作成や顧客向けの案内文なども、自動生成を活用すれば業務時間を大幅に短縮できます。AIを活用できる人材とできない人材の生産性差は急速に拡大しています。
このような背景から、新入社員が早期にAIスキルを習得することは、企業の競争力に直結する重要な取り組みなのです。
2026年入社社員の8割が生成AIを活用している
2026年に入社する新入社員の約8割は、すでに学生時代から生成AIを活用しており、企業はこの前提を踏まえたAIリテラシー教育が不可欠です。
大学ではレポート作成や課題の推敲、自己PR文のブラッシュアップなど、日常的に生成AIが使われるようになっています。
実際、株式会社マイナビが行った調査によると、学生のAI利用経験は82.7%に達し、2年前の39.2%から倍増しています。さらに、AI活用は生活だけでなく就職活動にも広がっており、66.6%の学生が就活でもAIを利用しています。つまり、生成AIは彼らにとって“特別なツール”ではなく“当たり前の学習・作業基盤”になっているのです。
就活での利用目的として最も多いのは、エントリーシートの推敲(68.8%)で、次に作成(40.8%)が続きます。また、昨年と比べて面接対策への利用も増加しており、生成AIを多様な場面で使いこなす傾向が見られます。利用理由としては「作業時間の短縮(62.6%)」「アウトプットの質の向上(58.0%)」が上位に挙がり、タイムパフォーマンスを重視する学生にとってAIは最適なツールとなっています。
このように、2026年入社の新入社員の大半はAIに高い親和性を持っていますが、その利用はあくまで自己流です。企業はこの前提を踏まえ、初期教育で“ビジネスとしての正しいAIリテラシー”を提供することが必須となります。
参考:2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用>
生成AIの活用の仕方は「自己流」
新入社員の多くは生成AIを「自己流」で使っており、正しい方法を知らないまま業務に使うとリスクが大きいため、体系的教育が必要です。
自己流のAI活用では、プロンプトの作り方・情報の入力基準・生成結果の検証方法などがバラバラです。特に「AIに入れてはいけない情報」の判断が曖昧なまま業務を行うと、企業にとって重大な情報漏えいリスクとなります。また、自己流のままではAI活用の質が安定せず、成果物の品質にもばらつきが出ます。
例えば、新入社員が顧客名や社内メモをそのままAIに入力してしまうケースは想定されます。また、誤った情報をそのまま使ってしまったり、プロンプトが曖昧で求める回答が得られず、時間だけがかかったりすることもあります。こうしたリスクは、正しい活用方法を知らないことが原因です。
だからこそ、新入社員には「正しいAI活用の型」を最初から教育し、自己流のまま業務に入らせないことが重要になるのです。
先輩社員がAIリテラシー教育を受けていないためOJTできない
現場の先輩社員がAIリテラシー教育を受けていないため、新入社員へのOJTでは適切なAI活用を教えられず、企業が体系的研修で補う必要があります。
多くの企業では、既存社員のAI活用における教育に組み始めた段階で、先輩社員自身がAIの使い方をまだ十分に理解していないケースが多く見られます。
そのため、先輩から後輩に教える従来型のOJTは機能しません。また、先輩が自己流で使っている場合には、誤った方法がそのまま新人に伝わり、リスクが拡大する危険があります。
例えば、先輩がAIを全く使っていない企業では、新入社員の方がAIに慣れている場合があり、逆に混乱を生むことがあります。
また、先輩社員が「情報を入力してはいけない基準」を理解していないと、新入社員に誤った判断が共有され、情報漏えいリスクが高まります。
そのため、企業は新入社員研修で生成AIを活用するリテラシー教育を実施することが不可欠です。
▼OJTという名の放置については下記で詳しく解説しています。
⇒「OJTという名の放置」が意味する本質的な課題とは?Z世代の新人に合わせた解決策を解説!
新入社員と既存社員でのAIリテラシー研修の位置づけ
新入社員と既存社員ではAIリテラシー研修の位置付けが変わります。違いについて解説します。
既存社員は放っておくと生成AIを使わない
既存社員は、放っておくと生成AIを使わないです。それは、生成AIを使いこなしてから入社しているのではなく、入社してから生成AIが普及しているため、適切な研修や活用を推進する仕組みがなければ生成AIを積極的に使うという行動をあまり取らないからです。
既存社員はこれまでの成功体験や業務プロセスが確立しているため、新しいツールに対して慎重になりやすい傾向があります。「ツール学習の手間」「情報漏えいへの不安」「使いこなせる自信のなさ」などの心理的ハードルにより、結果としてAI活用が進まないことが多いのです。
例えば、資料作成やメール文案生成など、AIを使えば30〜50%の時間短縮ができる業務でも、既存社員は従来のやり方を続ける傾向があります。
また、AIを使っていいのか分からない、入力してはいけない情報の判断がつかないといった理由から、利用自体を避けてしまうこともあります。これにより、生産性向上や業務改善が進まない状態が発生します。
ただし、積極的に使わない分、情報漏えいなどのリスクは発生しにくいです。
新入社員は放っておくと生成AIを使う
新入社員は放っておくと自己流でどんどん生成AIを使い始める可能性があるため、企業としては正しい使い方を指導する必要があります。
現在の学生は大学生活の中で生成AIを自然に活用しており、従来の社会人よりAIに親和性が高い世代です。資料作成、レポート作成、アイデアだしなど、学習プロセスの多くにAIが組み込まれています。
そのため、企業に入っても抵抗感なくAIを使い、むしろ「使って当たり前」と感じる傾向があります。しかし、社会人として適切かどうかの判断軸は持っていません。
例えば、「社内業務メモを丸ごとAIに貼り付けて要約してもらう」「顧客へのメール文案をAIに書かせてそのまま使う」など、学生感覚の使い方をそのまま持ち込むケースが増えています。
こうした行動自体は合理的に見えるものの、会社情報の取り扱いやAIが生成した内容の検証プロセスが抜け落ちがちです。結果として、情報漏えい・誤情報のままの送信など、社会人として重大なリスクを招きます。
そのため、新入社員には「使う前提」で、早期に適切なAIリテラシー教育を実施することが不可欠です。
2026年入社の新入社員には適切な教育しないとリスクになる
2026年の新入社員は生成AIに慣れている一方、“正しいルール”を知らないため、企業として適切な教育をしなければ大きなリスクにつながります。
AIを使い慣れた世代は、スピード感を持ってアウトプットを出す一方で、AI活用に潜むリスクへの感度は低い傾向があります。特に、プロンプトに入力して良い情報の範囲、生成結果の検証プロセス、著作権や引用ルールなど、社会人として必要な基準を理解していないことが問題です。
AIを前提に業務を進める世代だからこそ、企業側の教育が追いついていないとトラブルの発生リスクが高まります。
例えば、社内会議で使う資料をAIに作らせたものの、誤った情報や引用が含まれていたといったケースはすでに発生しています。また、プロンプトに顧客情報をそのまま入力してしまい、情報管理の観点で問題になるケースもあります。これらは本人の能力不足ではなく「知らなかった」ことが原因です。
だからこそ、2026年入社の新入社員には、企業として「AI活用の型」と「判断基準」を明確に示す研修が必要不可欠なのです。
新入社員へのAIリテラシー研修に必要な要素
新入社員向けのAIリテラシー研修にはいくつかの必要な要素があります。4つの要素を上げ一つ一つ解説します。
生成AIについての基本的な理解
新入社員がAIを安全かつ効果的に活用するためには、まず生成AIの基本的な仕組みを理解することが不可欠です。
生成AIは「大量のデータをもとに“もっともらしい”文章や画像を生成する仕組み」であり、万能ではありません。人間のように“理解”して答えているわけではないため、誤情報やバイアスを含む場合があることを前提に使う必要があります。
この基本構造を知らないまま利用すると、生成AIの回答を過信したり、適切に検証できなかったりするリスクが高まります。また、安全性や著作権、個人情報保護の観点で、AIの特性を知ることは不可欠です。
例えば、AIが「自信満々に誤った情報を出す」ことがありますが、これはAIの仕組みから説明できます。さらに、学習データの偏りによって、AIの出力が一定方向に偏ることもあります。こうした特性を理解せずに業務に使えば、誤った情報をそのまま顧客に渡す、といったミスにつながりかねません。
従って、新入社員には生成AIの特性や限界を理解させる学習が、AIリテラシー研修の最初のステップとして重要なのです。
直接利用と間接利用の理解
新入社員がAIを正しく活用するためには、生成AIの「直接利用」と「間接利用」の違いを理解することが不可欠です。両者を明確に区別することで、業務のどの場面でどのようにAIを使うべきかが判断できるようになります。
直接利用とは、タスクをそのままLLMに割り当て、AIが回答や成果物を直接生成する使い方です。一方、間接利用とは、AIモデルから初期の洞察や方向性を得た上で、自分の業務の文脈に適応し、AIと協力しながらタスクを完成させる方法です。
新入社員は業務経験がないので、直接利用ではなく間接利用の仕方を学び、AIとともに学習しながら業務を進めていくことがポイントになります。現場では、両方の使い方を混同することで、誤った期待や過度な依存が生まれ、品質低下や判断ミスを招く可能性があります。
直接利用と間接利用の違いを理解することは、AIを安全かつ効果的に用いる前提となります。新入社員には、この使い分けを明確に身に付けることが求められるのです。
プロンプトエンジニアリング
AIリテラシー研修には、効果的なプロンプトを書ける能力、いわゆるプロンプトエンジニアリングの習得が欠かせません。
生成AIの出力の質は、入力するプロンプトの質に大きく左右されます。分かりやすく整理された指示を出すほど、精度の高いアウトプットが得られます。
一方で、曖昧で抽象的な指示では、期待する回答は得られません。社会人の業務では正確性が求められるため、プロンプトの書き方は基礎スキルとして身に付けるべき要素です。
例えば、「企画書を書いてください」だけでは抽象的すぎますが、役割、スキル、課題、背景、制約条件などを明確にして適切に指示すると、精度が大幅に向上します。
プロンプトエンジニアリングは、新入社員の生産性を左右する実践的スキルであり、研修で体系的に教える必要があります。
実践演習
AIリテラシー研修では、知識だけでなく「実際に手を動かす実践演習」が不可欠です。
生成AIは“触ってみないと分からない”性質があるため、実際に操作しながら体感することが学習定着に効果的です。座学中心の研修では、AIの注意点は理解できても、業務で使えるスキルには結びつきません。実務に近いプロンプト演習を通して、AI活用の手順・判断基準・リスク回避方法を実践的に習得できます。
例えば、「メール作成演習」「議事録生成と修正」「提案書作成」「顧客情報を入力してはいけないケースの判断」など、業務でよくあるシーンを取り上げた演習が効果的です。また、意図しないアウトプットや誤情報が出た場合にどう対処するかを経験しておくことも、AI特有のリスク理解につながります。
だからこそ、新入社員向けAIリテラシー研修には、手を動かしながら学べる実践演習が必須であり、業務での再現性を高める鍵になります。
▼新入社員向けAIリテラシーコースについて下記をご覧ください。
新入社員へのAIリテラシー研修の実施方法
新入社員向けのAIリテラシー研修の効果的な実施方法について解説します。
AIリテラシーコースの受講(オンライン)
新入社員へのAIリテラシー研修では、まずオンラインでのAIリテラシーコース受講が不可欠です。
生成AIの理解とスキル習得には「自分でプロンプトを考え、実践し、振り返り、改善する」という学習サイクルが欠かせません。これはただ講義を聴いただけで分かった気になるのではなく 、AIを実際に操作できるオンライン環境で実践しながら学習することが必要です。
オンライン学習なら、自分のペースでAIとの対話を繰り返せるため、知識が一過性にならず、業務で使えるレベルまで習熟できます。また、AIがどのように応答し、どこに限界やリスクがあるのかを“体験として理解”できる点も重要です。
例えば、「企画案を生成AIに作らせてみる」「メールの文章を改善させてみる」「誤った情報を生成したときの気付き方を確認する」など、オンラインならではのインタラクティブな演習が可能です。こうした体験は、AIの特性理解やプロンプトの調整力を高め、学習者自身の“使える感覚”につながります。
よって、AIリテラシー研修の最初のステップは、オンラインでの実践型AIリテラシーコースが最も効果的であり、新入社員の基礎スキルを確実に整えるための土台となります。
社内ワークショップ(集合 or オンライン)
オンライン学習で得た知識と体験を組織内に定着させるためには、社内ワークショップで共通認識を形成する場を設けることが重要です。
オンライン学習は個人のスキル習得に最適ですが、そのまま放置すると「受講しただけ」で終わってしまい、実務に生かされないリスクがあります。さらに、AI活用には企業としてのルール・基準・活用方針が不可欠であり、それを共有する場が必要です。
ワークショップでは、個々の学習経験を出し合いながら、成功例・失敗例・注意点を共有することで、組織としてのAI活用レベルをそろえることができます。
例えば、「どこまでの情報ならプロンプトとして入力してよいか」「AIの回答をどの基準でチェックするか」「自部署ならどう生かすか」などをグループでディスカッションします。
また、実際の業務シナリオを使って小演習を行うことで、“現場での再現性”を高めることができます。ワークショップ形式は集合でもオンラインでも実施でき、組織全体の合意形成に効果的です。
したがって、AIリテラシー研修はオンライン学習だけで完結させず、社内ワークショップを通じて共通認識を形成し、実務に生かす力へとつなげることが不可欠です。
▼オンラインコースと研修をブレンドさせるブレンデッドラーニングについては下記で詳しく解説しています。
⇒ブレンデッドラーニングとは?研修で「行動変容」を生み出す実践手順を解説!
新入社員へのAIリテラシー研修と合わせて実施すべき研修
新入社員にAIリテラシー研修を実施するだけではなく、合わせて実施すべき研修があります。
実務経験のない新入社員が生成AIの使い方を学ぶだけではなく、適切に業務を進めていくための報連相やステークホルダーとのコミュニケーションが適宜適切にできなければなりません。そのためのスキルを身に付ける研修について解説します。
報連相研修
AIリテラシー研修と合わせて、報連相(報告・連絡・相談)研修も実施すべき重要な研修です。 AIを使いこなす時代だからこそ、適切なタイミングと内容で報連相を行う能力が、社会人基礎力としてより重要になっています。
生成AIは仕事のスピードを上げられる一方、判断や最終確認は必ず人間が行う必要があります。そのため、上司や関係者への報告や相談のタイミングがずれると、AIが生成した内容の誤りに誰も気付かないまま進行する可能性があります。
また、AIの出力をどこまで業務に生かすかはステークホルダーによって基準が異なるため、合意形成を進めるためにも報連相が不可欠です。
例えば、新入社員がAIで作成した資料を上司や先輩に相談せず、自分の判断だけで顧客対応に使ってしまうケースなどが起こり得ます。これは、報連相の不徹底が生む典型的なリスクです。
また、「AIがこう答えたが、この方向で進めてよいか」と早めに相談できるだけで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。
だからこそ、AIリテラシー研修とセットで報連相研修を行い、AI活用と人の判断を適切に組み合わせるスキルを身に付けさせることが不可欠です。
コミュニケーション研修
AIリテラシー研修と並行して、コミュニケーション研修を実施することが重要です。AI時代の仕事においても、ステークホルダーとの連携・調整・情報共有は不可欠であり、人が担うべき対話力の重要性はむしろ高まっています。
生成AIによって文書作成や整理は効率化されても、「相手は何を求めているのか」「どのように伝えれば意図が正確に伝わるか」といった対人コミュニケーションはAIが代替できません。さらに、AIを介したアウトプットを使う場合でも、その内容を説明し、合意を形成するのは人間の役割です。
特に新入社員は、ステークホルダーと適切な関係を築くためのコミュニケーション力を早期に身に付ける必要があります。
例えば、AIで作成した資料を使う際も、関係者に「どこをAIに任せ、どこを自分が判断したか」を説明できなければ信頼は得られません。また、AIの回答をそのまま共有するのではなく、相手に合わせてポイントを伝える力も求められます。
こうした対話力は、研修で体系的に学ぶことで、早期に習得が可能です。
そのため、AIリテラシーだけではなく、ステークホルダーと協働し成果を出すためのコミュニケーション研修を合わせて実施することが、新入社員の育成効果を最大化する鍵となります。
▼コミュニケーション研修については下記で詳しく解説しています。
新入社員のAIリテラシー研修はLDcubeがおすすめ
新入社員向けのAIリテラシー研修はLDcubeがおすすめです。それは、オンラインのAIリテラシーコースの提供のみならず、報連相やコミュニケーション研修の提供も行っているからです。
さらに社内トレーナー向けにライセンス提供もしているため、研修を内製化することもできます。概要を紹介します。
AIリテラシー研修はUMU-AIリテラシーコースを提供
新入社員のAI活用スキルを短期間で効果的に育成するには、「UMU‑AIリテラシーコース for 新入社員」の受講がおすすめです。AI時代の基礎力を、実践を通じて確実に身に付けられる設計になっているためです。
このコースは、生成AIの理解からプロンプト作成、直接利用と間接利用の判断、さらに実務を想定した実践演習までを一気通貫で学べる“実践型オンラインコース”です。
生成AIは知識だけでは使えるようにならず、「実際に操作し、試し、失敗し、改善する」という学習体験が不可欠です。UMUはオンライン上でこの学習サイクルを実現でき、新入社員でも安心してスキルを身に付けられます。
コースではまず、生成AIの仕組みや限界を理解する基礎編があり、その後「直接利用(タスクをAIに任せて回答を生成させる)」と「間接利用(AIから洞察を得て自分で業務に適応させる)」の違いを学びます。
続いて、業務の質を左右するプロンプトエンジニアリングを実践形式で習得し、最後はメール作成、企画立案、要約、分析など実務に直結する演習でスキルを定着させます。
これにより、新入社員は“分かったつもり”ではなく、“使える力”としてAIを活用できるようになります。
このように、「UMU‑AIリテラシーコース for 新入社員」は生成AI活用に必要な知識と実践をバランスよく習得できる最適な研修であり、AI時代の新入社員育成に強く推奨できるプログラムです。
▼詳細は下記をご覧ください。
⇒リスクと誤用を防ぐ!今の新入社員だからこそ必要なAIリテラシーの啓発
報連相研修・コミュニケーション研修を提供
新入社員の報連相力やコミュニケーション力を高めるためには、自分の行動特性と相手のスタイルを理解した上で、状況に応じて伝え方を調整できることが重要です。
そこで効果を発揮するのが、行動特性診断ツールである「LIFO(Life Orientations)」を活用した研修です。LIFOは、受講者の強みをベースにした自己理解と他者理解を促す自己診断をベースにした研修プログラムで、相手に合わせた関わり方を具体的に学べる点に特徴があります。
報連相研修では、LIFO診断によって自分がどのような伝え方をしやすいのか、逆にどのスタイルの相手とのやり取りでつまずきやすいのかが明確になります。その上で、相手のスタイル別に「どのタイミングで報連相をすると効果的か」「どのような情報量・表現が伝わりやすいか」を学び、新入社員でも実践しやすい具体的なコミュニケーション方法を習得できます。
またコミュニケーション研修では、LIFOの4つのスタイルをベースに「相手が好む関わり方」を理解し、上司・同僚・他部署・顧客といったステークホルダーに合わせてアプローチを切り替えるスキルを身に付けられます。これにより、単なる“話し方のテクニック”ではなく、他者理解にもとづいた本質的なコミュニケーション能力が育成できます。
さらに、LIFOはライセンス取得制度があり、社内トレーナーが自社内で継続的に研修を展開できる点も大きなメリットです。内製化することで教育の質を統一し、新入社員だけでなく既存社員のコミュニケーション改善にも効果を広げることが可能になります。
▼研修の内製化については下記で詳しく解説しています。
⇒LDcubeが教える社内研修・研修内製化ノウハウ
まとめ:2026年入社の新入社員にはAIリテラシー研修を実施しよう
生成AIの急速な普及によって、2026年には新入社員に対するAIリテラシー研修が不可欠となります。本記事では、生成AIの持つ利便性と潜在的なリスクを踏まえ、新入社員が社会人として適切にAIを活用するための知識と倫理観の育成が重要である理由を解説しました。
特に新入社員はAIを自己流で使ってしまう可能性が高く、誤った使い方により情報漏えいや著作権侵害を引き起こすリスクを抱えています。
新入社員の約8割はすでに学生時代から生成AIに親しんでおり、そのため企業は「ビジネスでの正しいAIリテラシー」を教えることが急務となっています。
AIの業務活用が一般化する中、AIのスキルが生産性に大きく影響するため、AIリテラシー研修を通じて、AIの直接利用と間接利用に関する理解を深め、プロンプトエンジニアリング能力を高めることが必要です。
さらに実践的な訓練も重要です。このためにはオンラインのAIリテラシーコースの受講や、社内ワークショップの実施が効果的です。
AIリテラシー教育に加えて、報連相やコミュニケーションスキルについての研修も合わせて実施することで、新入社員がAIと人の判断をバランスよく組み合わせる力を養うことができ、業務の質と効率を高めることに役立ちます。こうした取り組みは、企業にとって競争力の強化につながるでしょう。
株式会社LDcubeでは、新入社員向けのAIリテラシーコースの提供や報連相研修やコミュニケーション研修の実施、研修の内製化支援やコンサルティングを行っています。無料でのデモ体験会なども実施しています。お気軽にご相談ください。
▼AIリテラシーコースのサービス資料はこちらからダウンロードできます。
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