
ハラスメント対策におすすめの本20選|悩みや立場に合わせて選べる
「これってハラスメントなのかな…?」
「自分の言動は、大丈夫だろうか?」
「つらいけれど、どうすれば良いかわからない…」
そんなふうに、ハラスメントについて不安や疑問を感じて、「まずは本を読んで対策しよう」「本で知識を備えたい」と思い、この記事にたどり着かれたのではないでしょうか。
しかし一口に言っても、「ハラスメントの本」は色々あって、どのような知識・情報・対策を求めるかは、人それぞれ異なるかもしれません。
「ハラスメント 本」と検索する背景には、下記のようにさまざまな立場や事情があるからです。
- ハラスメントの種類や基本をきちんと理解しておきたい
- 管理職や人事担当者として、職場のハラスメント防止を推進したい
- ハラスメントを避けるために、予防や対策を学びたい
- 今まさにハラスメントに悩んでいて、解決の糸口を探したい
そこでこの記事では、あなたの目的に合った本を見つけやすくするため、下記の通り、立場や目的で4つのタイプにカテゴリ分けし、ハラスメントに関するおすすめ書籍を紹介しています。
タイプ別に「本のタイトル」と「おすすめの人」を一覧でまとめました。気になる本があれば、ぜひタイトルをクリックして詳しい紹介をチェックしてみてください。
【全員共通】ハラスメントの基本がわかる本4選 | |
書籍名 |
おすすめの人 |
まずは基本をきちんと理解し、ハラスメント全体を整理して押さえておきたい人 |
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多様なハラスメントの種類や特徴を、広く押さえておきたい人 |
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身近なテーマや多角的な視点から、ハラスメントをやさしく考え始めたい人 |
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ハラスメント全体を把握しつつ、パワハラの線引きや対策を確実に押さえておきたい人 |
▶ 「【全員共通】ハラスメントの基本がわかる本4選」から読み進める
職場環境のハラスメント対策をしたい人向け|おすすめの本6選 | |
書籍名 |
おすすめの人 |
制度と法律の基本から、職場対策の実践まで一通り学びたい人 |
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裁判例や実務の視点から、組織的なパワハラ対策を深く理解したい人 |
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発生時の対応や手順を、現場で活用できる形で整理しておきたい人 |
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相談窓口担当として、寄り添いながら適切に話を聴く方法を学びたい人 |
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社内研修を通じて、組織全体での意識改革を進めたい人 |
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ハラスメントの芽を摘み、ケアと信頼のある職場づくりを目指したい人 |
▶ 「職場環境のハラスメント対策をしたい人向け|おすすめの本6選」から読み進める
ハラスメント行為を回避したい人向け|おすすめの本6選 | |
書籍名 |
おすすめの人 |
自分の言動がハラスメントかもしれないと、不安や戸惑いを感じている人 |
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信頼される上司・先輩として、誤解されないコミュニケーションを身につけたい人 |
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どこまでが指導でどこからがアウトなのか、実例でしっかり確認したい人 |
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無意識にハラスメントをしていないか、不安な点をイラストで直感的に確認したい人 |
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言いすぎず・言わなさすぎず、ちょうど良い伝え方を身につけたい人 |
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良かれと思って言った言葉が誤解されないよう、表現を見直したい人 |
▶ 「ハラスメント行為を回避したい人向け|おすすめの本6選」から読み進める
ハラスメントに悩む人向け|おすすめの本4選 | |
書籍名 |
おすすめの人 |
見えにくい精神的暴力(モラル・ハラスメント)に苦しんでいる人 |
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職場でつらい思いをしていて、そこから抜け出したいと感じている人 |
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「被害を伝える」勇気と方法を、やさしく実践的に学びたい人 |
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同僚のつらそうな姿を見て、何か力になりたいと思っている人 |
▶ 「ハラスメントに悩む人向け|おすすめの本4選」から読み進める
ただもし、「本を読んでハラスメント対策をしたい」「職場環境を良くしたい」と本気で考えているなら、もう一歩進んで、個人だけでなく「職場全体」で取り組む視点を持つことも大切です。
なぜなら、どれだけあなたが努力しても、周囲の意識が変わらなければ、ハラスメントの根本的な改善は難しいからです。
そこで本記事では、ハラスメント対策に役立つ本をご紹介するだけでなく、「個人の努力だけに頼らず、職場全体で取り組む重要性」にも触れています。
最後まで読んでいただければ、今抱えているハラスメントへの不安や悩みを軽減・解消できる一冊と出会えるだけでなく、「自分一人で抱え込まず、周囲とともに動き出すためのヒント」も得られるはずです。
ぜひ、今後の対策にお役立てください。
▼コンプライアンスやハラスメント防止についてはテーマに合わせて下記で解説しています。
- ハラスメントとコンプライアンスの違いとは?両方を防ぐ対策も解説
- eラーニングのハラスメント研修13選!意識向上が叶う研修を選ぼう
- 【ハラスメントの種類一覧表】40のハラスメント詳細とリスクを解説
- eラーニングでコンプライアンスを学ぶには?ポイントや新学習法を解説
- 心理的安全性を高めてハラスメントを防ぐには?職場と組織の仕組みづくりのコツを解説!
- 【2025年】企業のコンプライアンスに関するおすすめの本17選
- 【2025年版】企業のコンプライアンス違反事例20選と対策
- コンプライアンス研修を新鮮なアイデアで刷新!「ネタ切れ」を乗り越える方法
▼コンプライアンス教育については下記にまとめています。
目次[非表示]
- 1.【全員共通】ハラスメントの基本がわかる本4選
- 1.1.図解でわかる職場のハラスメント対策 いちばん最初に読む本
- 1.2.「ハラスメント」の解剖図鑑
- 1.3.さよなら! ハラスメント
- 1.4.パワハラ問題―アウトの基準から対策まで
- 2.職場環境のハラスメント対策をしたい人向け|おすすめの本6選
- 2.1.図解入門ビジネス 最新パワハラ防止法対策がよ~くわかる本
- 2.2.パワーハラスメント〈第2版〉
- 2.3.実務家・企業担当者のためのハラスメント対応マニュアル
- 2.4.パワハラ・セクハラ・マタハラ相談はこうして話を聴く─こじらせない! 職場ハラスメントの対処法─
- 2.5.人事担当者のためのハラスメント防止研修ハンドブック
- 2.6.ハラスメントがおきない職場のつくり方
- 3.ハラスメント行為を回避したい人向け|おすすめの本6選
- 3.1.ハラスメントの境界線 セクハラ・パワハラに戸惑う男たち
- 3.2.一流の人は知っている ハラスメントの壁
- 3.3.パワハラのグレーゾーン-裁判例・指針にみる境界事例-
- 3.4.それ、パワハラですよ?
- 3.5.働く人のコミュニケーションサポートブック ハラスメントを防ぐ アサーティブな話し方・伝え方
- 3.6.トラブル回避のために知っておきたいハラスメント言いかえ事典
- 4.ハラスメントに悩む人向け|おすすめの本4選
- 4.1.モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない
- 4.2.職場の「パワハラ」「モラハラ」の悩みを解決しあなたらしい人生を取り戻す方法
- 4.3.どうすれば、パワハラを解決できるの!?心を癒やし、自己肯定感を高める報告書が導く解決法
- 4.4.パワハラ被害者を助けるにはどうするの!? 〜職場の同僚編〜
- 5.ハラスメントをなくすには個人だけでなく職場全体で取り組むことが重要
- 6.まとめ
【全員共通】ハラスメントの基本がわかる本4選
ハラスメント対策に関心がある方の中には、「まずは基本を知っておきたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ハラスメントとは何か、その背景や起こる理由、職場での対処法など、知っておきたい基礎知識をしっかり学べる本を4冊厳選してご紹介します。
書籍名 |
おすすめの人 |
図解と事例で、基礎から制度も実践もバランスよく学びたい人 |
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多様なハラスメントの種類や特徴を、広く押さえておきたい人 |
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身近なテーマや多角的な視点から、社会全体の問題としてハラスメントについて知りたい人 |
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ハラスメント全体を把握しつつ、パワハラの線引きや法的対応を明確に理解しておきたい人 |
いずれの本も、ハラスメントを「知ること」から始めたい人にぴったりの内容です。
「これはハラスメントなの?」「どうして起きるの?」「自分には関係ないと思っていたけれど…」といった疑問や不安を持つ方が、最初に手に取りやすい構成になっています。
専門的すぎず、でも表面的な解説では終わらない。
そんなちょうど良い深さで、「導入や基本知識の学びに役立つ本」としておすすめできるラインナップです。
図解でわかる職場のハラスメント対策 いちばん最初に読む本
「図解でわかる職場のハラスメント対策 いちばん最初に読む本」は、職場のハラスメントを多角的に整理し、法制度と実践対策を図解でわかりやすく解説した、導入に適した入門書です。
出版社 |
アニモ出版 |
筆者 |
山田 芳子 |
値段 |
1,760円(税込) |
出版年月日 |
2019年6月13日 |
ページ数 |
184ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
なし |
※2025年4月時点の情報です。
著者の山田芳子氏は、社労士として長年に渡り中小企業の労務改善に取り組んできた実務家。現在は「魅力ある職場づくり」を掲げ、ハラスメント防止や組織改革の研修・指導を行なっています。
本書ではその豊富な現場経験をもとに、セクハラ・マタハラ・パワハラなどの基礎から、制度整備・防止措置・再発防止に至るまで、実務に活かせる知識を丁寧に解説しています。
この本は、職場のハラスメントについて正しく理解し、段階的に知識を整理していきたい人に向けた、教科書的な構成の入門書です。
第1章では、ハラスメントの種類や背景を概観し、「なぜ今、対策が必要なのか」を丁寧に整理。
第2章~第4章では、セクハラ・マタハラ・パワハラの基礎知識や典型事例、行為の分類、判例、メンタルヘルスとの関係までを詳しく解説しています。
さらに第5章~第6章では、企業が義務として取り組むべき「事前の防止措置」や「発生後の対応手順」が明確に示されており、制度整備に直結する内容も豊富です。
第7章・第8章では、懲戒対応時の留意点や、組織内で多様性や自律性を尊重する文化づくりにまで踏み込み、「ハラスメントが起こりにくい職場環境」を提案しています。
巻末には、制度活用のための公的支援情報とハラスメント判例集も収録されており、実践と法的理解の両面から職場改善をサポートしてくれます。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、職場でハラスメント対策を進めたいすべての立場の人にとって、最初の一冊として非常に適した実用書です。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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「ハラスメント」の解剖図鑑
『「ハラスメント」の解剖図鑑』は、全48種類のハラスメントを分類・図解し、背景・対処法・制度のポイントまでを一冊で学べる、実用性の高いビジュアル解説書です。
出版社 |
誠文堂新光社 |
筆者 |
宮本 剛志 |
値段 |
1,760円(税込) |
出版年月日 |
2024年08月17日 |
ページ数 |
160ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者の宮本剛志氏は、公認心理師として年間150回の研修と300件超の相談を担当する、現場経験豊富なハラスメント対策の専門家です。
本書では、自らの管理職経験や現場での悩みを出発点とし、心理学の知見を交えつつ、複雑なハラスメントの実情を丁寧にひもといています。
第1章では、基本の6類型(精神的攻撃、人間関係切り離し、過大要求、過小要求、個の侵害、身体的攻撃)と、セクハラやモラハラなどの主要ハラスメントを定義とともに解説しています。
第2章では、LGBT、介護、年齢、SNSなど、多様性時代に求められるハラスメントリテラシーを取り上げ、実例から「世間でいう何というハラスメントか?」という疑問を解消できるでしょう。
第3章・第4章では、職場やリモート環境、採用活動や顧客対応など、業務の中で発生しやすい「想定外のハラスメント」を取り上げ、聞き覚えがあるハラスメントの種類から、マイナーな種類まで網羅的に紹介しています。
全体を通して「行為が誰かを不快にする可能性がある」ことに着目し、「こういうケースは、〇〇ハラスメントというのか」「この言動には、こんなリスクがあるのだな」という気づきにつながるでしょう。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、本書は「ハラスメントとは何か」と全体像を知りたい人や、「どんな種類があるのだろう」と疑問を持つ人に、辞書的に使いやすい一冊であるといえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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さよなら! ハラスメント
「さよなら! ハラスメント」は、社会の構造と個人の無意識を問い直しながら、ハラスメントの根源に迫る11人の識者による対話集です。
出版社 |
晶文社 |
筆者 |
小島 慶子(編著) |
値段 |
1,925円(税込) |
出版年月日 |
2019年2月26日 |
ページ数 |
392ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
なし |
※2025年4月時点の情報です。
本書を編んだのは、エッセイスト・タレントとして活躍しながら、社会課題への発信を続ける小島慶子氏です。
テレビ・出版・教育など多彩な領域で発言を重ねてきた彼女が、自身の実感を起点に、ハラスメントをめぐる日本社会の矛盾を11人の識者と掘り下げています。
登場する識者は、作家・弁護士・記者・研究者・評論家など多様であり、それぞれの視点から、なぜハラスメントが繰り返されるのか、どうしたら変えられるのかを模索しています。
本書は上記の11人の識者との対談で構成されており、例えば作家・桐野夏生氏との対話では「怒りの抑圧」がどのように社会構造に利用されるかを問います。
男性学研究者・伊藤公雄氏との対話では、男らしさに内在する暴力性とその制度的背景を掘り下げ、また、ジャーナリスト・白河桃子氏とは職場における「デフォルトのハラスメント文化」を変えるにはどうすべきかを検討します。
各章では、個人の感情・職場の空気・法制度・メディア体質・教育機関の実情まで、ハラスメントを取り巻くあらゆる側面に切り込んでおり、「ハラスメント=個人のマナーの問題」ではなく、社会全体の構造の中で捉え直す重要性を浮かび上がらせています。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
一人ひとりが「無意識の当事者」として社会を見直すきっかけとなる、思考の起点となる一冊です。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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パワハラ問題―アウトの基準から対策まで
「パワハラ問題―アウトの基準から対策まで―」は、グレーゾーンを見極める判断基準と、パワハラを防ぐための実践策を、法律・判例ベースで丁寧に解説した一冊です。
出版社 |
新潮社 |
筆者 |
井口 博 |
値段 |
880円(税込) |
出版年月日 |
2020年10月17日 |
ページ数 |
256ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者は、裁判官・検事の実務経験を持ち、長年に渡りハラスメント関連の法律実務と教育に携わってきた弁護士・井口博氏です。
理論と実務を行き来する幅広い視点から、「どこからがアウトか」「どこまでが指導か」という疑問に法的根拠を持って応える構成は、実務家ならではの信頼性が光ります。
2020年施行のパワハラ防止法を軸に、「ハラスメントにあたるか否か」を事例・判例ベースで明確にしながら、現場での対策や心構えを具体的に解説しています。
第1~2章では、パワハラに関する基本的な定義や、コロナ禍以降に新たに生まれた「テレハラ」などの現代的課題を伝えています。
第3章では、厚労省の6類型に沿って、暴力行為や人格否定、長時間の叱責などの「アウトな言動」と「セーフな対応」の境界線を、多くの実例で可視化しています。
続く第4~6章では、法律上のパワハラ3要件や、企業に求められる義務と対応策を詳述。
公務員に関する規定の違いや、就業規則の整備、相談窓口の対応など「管理職や経営者としてすべきこと」も網羅的に解説されています。
後半は、パワハラ経営者の傾向と対策(7章)、グレーゾーンでの判断と対応(8章)、問題化した際のリカバリー対応(9章)、管理職が被害者になるケース(10章)と多面的に展開。
最後の第11章では「あなたならどう動くか?」という形式で、実際の職場で考え、判断する力を養えるケーススタディも紹介しています。
付録には最新の判例30選を収録し、法的観点からの理解を深める実務資料としても活用できるでしょう。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、パワハラを正しく理解し、リスクなく指導・運営したいすべての組織人にとって、信頼性の高い一冊といえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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職場環境のハラスメント対策をしたい人向け|おすすめの本6選
ハラスメントの加害・被害だけでなく、「組織としてどう対応すべきか」と悩む人事・管理職の方も多いのではないでしょうか。
ここでは、職場全体のハラスメント対策を考えるうえで役立つ実務書や指導書を6冊ご紹介します。
書籍名 |
おすすめの人 |
制度と法律の基本から、職場対策の実践まで一通り学びたい人 |
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裁判例や実務の視点から、組織的なパワハラ対策を深く理解したい人 |
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発生時の対応や手順を、現場で活用できる形で整理しておきたい人 |
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相談窓口担当として、寄り添いながら適切に話を聴く方法を学びたい人 |
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社内研修を通じて、組織全体での意識改革を進めたい人 |
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ハラスメントの芽を摘み、ケアと信頼のある職場づくりを目指したい人 |
紹介している本はいずれも、「現場でどう動くか」を重視した実用性の高い書籍です。
就業規則や相談窓口の整備、相談対応の進め方、現場での傾聴スキルや研修設計まで、役職や立場を問わず、職場づくりに携わる人が“自分ごと”として学べる構成になっています。
単なる制度の説明にとどまらず、現実的なアクションに落とし込める本を選んでいるのが特徴です。
図解入門ビジネス 最新パワハラ防止法対策がよ~くわかる本
「図解入門ビジネス 最新パワハラ防止法対策がよ~くわかる本」は、職場でのハラスメント対策を進めたい人事・管理職に向けて、法律知識と実務対応をわかりやすく整理した入門書です。
出版社 |
秀和システム |
筆者 |
池辺 健太 |
値段 |
1,870円(税込) |
出版年月日 |
2022年3月31日 |
ページ数 |
256ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者は弁護士・池辺健太氏で、労働法務・危機対応・企業体制の整備といった分野に精通し、企業の実情に即したアドバイスに定評があります。
本書では、制度としての「ハラスメント防止法」の理解だけでなく、「どのように職場へ落とし込むか」に重点を置いた解説が展開され、現場の実務担当者にとって心強い一冊となっています。
第1章では、パワハラ防止法の施行背景と、ハラスメント対策が企業にもたらす副次的効果を紹介しています。
続く第2章では、パワハラ・セクハラ・マタハラの法的定義や企業の義務、カスタマーハラスメントなど新たな問題も取り上げています。
第3~6章は、職場でのハラスメントの実態と対策を、「判断基準」「事例」「裁判例」に基づいて具体的に整理し、違法性が認められたケースや、注意・指導との境界線、他社の労働者との関係なども網羅的にカバーしています。
さらに第7章・第8章では、就業規則の見直し・相談窓口の設置・プライバシー保護など、企業が取り組むべき制度構築のステップを具体例つきで解説。
巻末には関連法令資料も収録されており、読みながら制度整備にも取り組める内容構成となっています。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、ハラスメント対策を制度として社内に定着させたい管理職・人事担当者にとって、非常に実践的なガイドブックであるといえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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パワーハラスメント〈第2版〉
「パワーハラスメント〈第2版〉」は、パワハラの本質と対応策を、定義・背景・判断基準・コミュニケーション法まで網羅して解説した、現場対応に強い実践書です。
出版社 |
日本経済新聞出版 |
筆者 |
岡田 康子、稲尾 和泉 |
値段 |
946円(税込) |
出版年月日 |
2018年08月14日 |
ページ数 |
208ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者は、パワハラという言葉を日本で初めて提唱した岡田康子氏と、長年ハラスメント防止研修や支援を実践してきた稲尾和泉氏。
厚生労働省の円卓会議や検討会の委員としても活躍しており、職場における実情と制度の両面を踏まえた具体的な内容が特徴です。
上記のように、パワハラの定義や成り立ちを押さえたうえで、裁判例や実例、誤解が生まれやすいケースへの対応、日々の職場に必要なコミュニケーションの見直しまで、多角的な視点からハラスメント問題に向き合っています。
第1章では、社会問題化するパワハラの背景や裁判例を紹介し、企業が負うリスクを明示。
第2章では定義や発生要因、実態データを用いて、職場におけるハラスメントの構造を整理しています。
さらに第3~4章では、他のハラスメントとの違いやパワハラと指導の境界を、豊富なケーススタディで比較しながら解説。
後半では、具体的な対処法や、問題にならないコミュニケーションのあり方まで踏み込んで紹介されています。
企業や管理職が「知らなかった」では済まされないリスクに備え、パワハラを起こさない環境づくりを意識した内容です。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、実務での対応力を高めたい担当者や管理職にとって、非常に実用的な一冊といえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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実務家・企業担当者のためのハラスメント対応マニュアル
「実務家・企業担当者のためのハラスメント対応マニュアル」は、相談対応から紛争解決までを網羅し、企業現場で「今、何をすべきか」が実践的にわかる対応ガイドです。
出版社 |
新日本法規出版 |
筆者 |
山浦 美紀、大浦 綾子 |
値段 |
3,630 円 (税込) |
出版年月日 |
2020年6月19日 |
ページ数 |
280ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者は、労働分野に精通し、ハラスメント問題に関する多数の実務書を執筆してきた弁護士の山浦美紀氏と大浦綾子氏。
裁判例や企業対応の実務を踏まえ、企業の人事・総務担当者が現場で迷わず動けるよう、判断のポイントや対応の流れを整理しています。
序章では、法的な位置づけや企業の責任について整理されており、基礎知識を確認できます。
第1章から第3章では、相談対応の初動から紛争処理まで、企業が取るべき具体的な対応プロセスが段階を追って解説されており、特に「実務で迷う場面」に焦点を当てた構成です。
特に第2章では、ヒアリング・事情聴取・事実認定・再発防止策の提示・紛争時の対応と、対応フェーズごとに段階的に解説されています。
フローチャートや実務書式が随所に盛り込まれているため、「このとき何をどう進めるべきか」が一目でわかり、現場で即参照できるマニュアルとしての実用性が高い一冊です。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、本書はハラスメント対応を制度面と実務面の両面から整備したい企業担当者にとって、心強い実務マニュアルといえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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パワハラ・セクハラ・マタハラ相談はこうして話を聴く─こじらせない! 職場ハラスメントの対処法─
「パワハラ・セクハラ・マタハラ相談はこうして話を聴く─こじらせない!職場ハラスメントの対処法─」は、ハラスメント相談の初期対応と信頼関係の築き方を、事例ベースで丁寧に解説した実践的なカウンセリング入門書です。
出版社 |
経団連出版 |
筆者 |
野原 蓉子 |
値段 |
1,430円(税込) |
出版年月日 |
2020年10月9日 |
ページ数 |
136ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
なし |
※2025年4月時点の情報です。
著者は、日本産業カウンセリングセンターの創設者であり、臨床心理士として多くの企業・官公庁・教育機関でカウンセリングと研修に従事してきた野原蓉子氏。
厚生労働省のセクハラ調査研究会委員も務めた実績をもとに、現場で実際に役立つ傾聴の姿勢と対応のあり方を説いています。
第1章ではハラスメントの基本を整理し、第2章では「相談窓口」が果たすべき役割と初動対応の重要性を解説。
第3章ではシナリオ形式で、良いヒアリング・悪いヒアリングの違いを比較しながら、現場対応の勘どころを具体的に示します。
さらに第4章以降では、対応で起こりやすい落とし穴やこじれやすいポイントを、多様な事例を通して学べる構成です。
第6章には社内研修のポイントも盛り込まれており、相談対応だけでなく組織全体の対応力を底上げする視点も得られる一冊です。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、本書は「相談をどう受け止め、どう対応すべきか」を現場で担う担当者にとって、日々の実務に寄り添う一冊といえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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人事担当者のためのハラスメント防止研修ハンドブック
「人事担当者のためのハラスメント防止研修ハンドブック」は、研修設計の考え方から実施・フォローまでを体系的に整理した、実務担当者向けの研修運営ガイドです。
出版社 |
朝日新聞出版 |
筆者 |
樋口 ユミ |
値段 |
1,320円(税込) |
出版年月日 |
2023年12月20日 |
ページ数 |
208ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者の樋口ユミ氏は、大学でのキャリア支援・セクハラ相談員の経験を経て、企業や官公庁、教育機関などでハラスメント防止研修を数多く手がけてきた研修講師・コンサルタント。
ハラスメントに悩む当事者・加害者・人事の3者と向き合ってきた知見をもとに、現場で機能する研修の組み立て方をわかりやすく解説しています。
本書は、ハラスメント防止に向けて効果的な研修を設計・実施したい人事担当者や講師のために、必要な準備・進行・フォローの各段階を実践的に解説した一冊です。
目次引用:楽天ブックス「楽天ブックス: 人事担当者のためのハラスメント防止研修ハンドブック」
序章では、ハラスメントの基本知識を簡潔に整理。
第1章では、職場で起こるさまざまなハラスメントの具体例を紹介しながら、問題の全体像をつかめるよう構成されています。
第2章以降では、研修を設計する際の考え方(対象者や目的の明確化)、実施時の工夫(受講者との距離感や進行上の注意点)、研修後のフォローアップ(継続的な意識づけ)などを段階的に解説しています。
現場の研修で起こりがちな悩みに寄り添いながら、受講者の“腹落ち感”を大切にした内容になっており、机上の理論ではなく、職場で実際に役立つ研修設計のヒントが詰まっています。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
本書は「形式的な研修を脱し、意味のある研修をしたい」と考える人事担当者にとって、実践の支えとなる一冊です。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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ハラスメントがおきない職場のつくり方
「ハラスメントがおきない職場のつくり方」は、個人の言動だけでなく、職場全体の人間関係や組織文化を見直すことで、ハラスメントの根本的な予防と関係性の再構築を目指す一冊です。
出版社 |
大和書房 |
筆者 |
中川 瑛 |
値段 |
1,760円(税込) |
出版年月日 |
2023年10月21日 |
ページ数 |
272ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
|
Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者は、組織文化を人文社会学の視点から問い直すコンサルタントであり、モラハラ・DVの加害当事者団体を主宰する中川瑛氏。
「加害者を生み出す構造」へのアプローチを通じて、職場における関係性と組織のあり方を変革する提案を発信しています。
本書は、ハラスメントを単なる禁止行為としてではなく、「人と人がうまく関係を結べないときに起きる構造的な問題」として捉え、ケアと相互理解を軸に、職場環境を改善していくための視点と方法を提示する一冊です。
第1章では、「グレーゾーンのハラスメント」の難しさに焦点を当て、悪意のない加害がどう起きるかを解説。
第2章では、人間関係における「ニーズ」や「ケア」という概念を導入し、関係性のズレがハラスメントにつながる仕組みを伝えています。
第3章では、ケアリング・ワークプレイス(ケアのある職場)をつくるための具体的なステップを4つのレベルに分けて提示。
さらに第4章では、組織づくりにおけるボトムアップとトップダウンの両面から、実現に向けたアクションを提案しています。
ハラスメントを「起きてから対応するもの」ではなく、「起きない職場にするにはどうすれば良いか」を問い直した構成であり、対症療法ではなく根本的な組織改善を目指す方に適した一冊です。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、表面的な対策にとどまらず、職場そのものの「関係の質」を見直したい方にとって、多くの示唆を得られる一冊といえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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ハラスメント行為を回避したい人向け|おすすめの本6選
「まさか自分がハラスメントをしていたなんて…」
そんな不安や戸惑いを抱えている方に向けて、ここでは「行為者にならないための予防」に役立つ本を紹介します。
特に部下を持つ立場の人や、伝え方・接し方に悩む方にとって、誤解されない・傷つけないコミュニケーションのヒントが満載の6冊です。
書籍名 |
おすすめの人 |
自分の言動がハラスメントかもしれないと、不安や戸惑いを感じている人 |
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信頼される上司・先輩として、誤解されないコミュニケーションを身につけたい人 |
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どこまでが指導でどこからがアウトなのか、実例でしっかり確認したい人 |
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無意識にハラスメントをしていないか、不安な点をイラストで直感的に確認したい人 |
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言いすぎず・言わなさすぎず、ちょうど良い伝え方を身につけたい人 |
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良かれと思って言った言葉が誤解されないよう、表現を見直したい人 |
裁判例や法的判断に学ぶ実務書から、言い方・伝え方を変えるための表現ガイド、誰かを傷つけないコミュニケーションを身につける実践書まで幅広く取りそろえました。
ハラスメントの境界線 セクハラ・パワハラに戸惑う男たち
「ハラスメントの境界線 セクハラ・パワハラに戸惑う男たち」は、「何がアウトで、どこまでがセーフなのだろう…」と不安な人に向けて、境界の曖昧さを可視化し、対話を通じて考えるきっかけを提供する一冊です。
出版社 |
中央公論新社 |
筆者 |
白河 桃子 |
値段 |
990円(税込) |
出版年月日 |
2019年5月9日 |
ページ数 |
264ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者は、ジェンダーや働き方改革に関する提言を多数行なってきたジャーナリスト・白河桃子氏。
当事者や専門家への取材と対話をもとに、現代社会におけるハラスメントのリアルな「悩みどころ」に丁寧に光を当てています。
本書は、ハラスメントに「加害の意図がないまま加害者になってしまう」ことへの戸惑いや不安に焦点を当て、どうすれば自分の行動を振り返り、学び直すことができるのかを示しています。
第1章では「気にしすぎでは?」と悩む男性たちの声を取り上げ、続く第2章では、女性たちのリアルな受け止め方を座談会形式で紹介。
立場や性別によって異なる感じ方を並べることで、境界の曖昧さやズレに気づく構成になっています。
第3章以降では、実際の事件や判例を通じて、個人と組織の責任の線引きや、#MeToo(ミートゥー運動:セクハラや性虐待などの被害者が、自身の体験を告白・共有する社会運動)後の社会変化にも言及。
「ハラスメントとは誤解ではなく、社会構造の中で生まれるもの」と捉え、読者自身の態度を見直すきっかけを与えてくれる内容となっています。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
本書は「知らないうちに加害者になるかも」と不安を抱えている人にとって、考えるための出発点となる一冊です。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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一流の人は知っている ハラスメントの壁
「一流の人は知っている ハラスメントの壁」は、「自分では当たり前と思っていた言葉や態度」、「良かれと思った言動」が相手を傷つけてしまうリスクに気づき、自分のコミュニケーションを見直すきっかけになる一冊です。
出版社 |
ロングセラーズ |
筆者 |
吉田 幸弘 |
値段 |
1,210円(税込) |
出版年月日 |
2021年3月23日 |
ページ数 |
244ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
なし |
※2025年4月時点の情報です。
著者は、リーダーシップ研修や組織改革を手がける吉田幸弘氏。
かつて自身も部下との関係に悩み、降格を経験した後にマネジメントを学び直した経験をもとに、現場目線での「伝え方」「接し方」の改善策を提案しています。
第1章では、日常のちょっとした言葉が誤解を生む「危険な言い回し」を具体例とともに紹介。
第2章では、問題を未然に防ぐ「聞き方・受け止め方」のポイントを提示しています。
第3章は、ハラスメントにならない「頼み方・伝え方」に焦点を当てた内容で、職場の上下関係に悩む人にとって役立つ実践パートです。
第4章・5章では、「ハラスメントを起こさないマインドセット」「ジェンダー・多様性への配慮」など、現代に求められる意識改革を扱い、自身の言動をアップデートするための「教科書」のような構成となっています。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
こうしたポイントから本書は、「どう接すればいいか」を考え直したい人にとって役立つ一冊といえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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パワハラのグレーゾーン-裁判例・指針にみる境界事例-
「パワハラのグレーゾーン-裁判例・指針にみる境界事例-」は、「この指導は大丈夫か」と不安を感じたときに、判断のよりどころとなる具体的なケースを多数紹介した実務解説書です。
出版社 |
新日本法規出版 |
筆者 |
山浦美紀 |
値段 |
2,420円(税込) |
出版年月日 |
2023年5月15日 |
ページ数 |
196ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者は、労働法務を専門とし、数多くの企業支援とハラスメント対策を手がけてきた弁護士・山浦美紀氏。
労務トラブルの予防に精通した実務家として、裁判例や指針をもとにした現実的な解説を行なっているため、制度解説としてだけでなく、現場における具体的判断の参考となるでしょう。
第1章では、近年の法改正動向や6類型の定義、判断基準を整理し、パワハラ該当性の理解を支える基本を解説しています。
第2章以降は、裁判例や指針に基づく「グレーゾーン行為」について、39の具体的なケースを類型別に紹介。
それぞれの事例では、「なぜ問題になるのか」「どの観点が分かれ目になるのか」を明快に説明し、指導とパワハラの微妙な違いを判断する視点が得られます。
さらに巻末には指針の全文や確認問題も掲載されており、実務で繰り返し参照できる構成です。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
上記の内容を踏まえると、本書は自分の言動に「グレーではないか」と不安を抱える人にとって、判断力を高めるうえで頼りになる一冊といえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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それ、パワハラですよ?
「それ、パワハラですよ?」は、「良かれと思った言動」がハラスメントになりうる場面を豊富なイラストとともに解説した、行動チェック型の入門書です。
出版社 |
ダイヤモンド社 |
筆者 |
梅澤 康二 |
値段 |
1,870円(税込) |
出版年月日 |
2024年10月16日 |
ページ数 |
368ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者は、企業法務や労働問題を専門とする弁護士・梅澤康二氏。
労務リスクの分析やハラスメント対策を数多く手がける実務家として知られ、法律的な知見と現場感覚を踏まえた「納得感のある線引き」が本書の特徴です。
本書は、「この言い方、アウトかも?」と不安になる人に向けて、具体的な言動レベルでハラスメントの境界を整理した、ビジュアル中心の(マンガイラストが多い)実践ガイドです。
上記のように、「上司の熱心な指導」「日常の冗談」「リモートワーク中の行動」など、一見問題なさそうなシーンを、【Q:この行為はパワハラ?】【A:OK/NGの境界】という形式で解説。
各ケースには弁護士による法的視点のコメントが加わっており、見落とされやすいポイントや背景事情を踏まえた判断ができる構成となっています。
また、相談件数の多い言動を中心に、「部下へのメールの言い方」「飲み会での一言」「業務命令の範囲」などを取り上げており、すぐに自分の行動と照らして読み進められる実用性の高さも魅力です。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、自分の言動に不安がある人が「感覚」ではなく「具体例と根拠」で行動を見直すために最適な入門書といえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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働く人のコミュニケーションサポートブック ハラスメントを防ぐ アサーティブな話し方・伝え方
「働く人のコミュニケーションサポートブック ハラスメントを防ぐ アサーティブな話し方・伝え方」は、ハラスメントを防ぎながら円滑な人間関係を築くための「アサーティブ・コミュニケーション(自分も相手も大事にできる方法)」を学べる実践的な小冊子です。
出版社 |
現代けんこう出版 |
筆者 |
森田 汐生 |
値段 |
440円(税込) |
出版年月日 |
2017年11月9日 |
ページ数 |
40ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者は、NPO法人アサーティブジャパン代表理事であり、日本におけるアサーティブネス普及の第一人者・森田汐生氏。
イギリスの地域精神医療団体での実践経験やトレーナー資格をもとに、全国の企業や団体で研修や講演を行なってきた実績を持ちます。
本書では、
「相手を尊重しながら、自分の意見も率直に伝える」というアサーティブなコミュニケーションの方法を、職場のシーン別にイラストや具体例を交えて解説しています。
例えば、指導時に「きつく言いすぎたかも」「どう伝えればパワハラにならないのか」と悩むケースに対し、どのような言葉の選び方や態度で伝えるべきかを明快に示してくれます。
また、個人のストレス軽減や、職場の離職・休職予防といったメンタルヘルス面にも着目し、「話す力」「聴く力」を通して、ハラスメントの背景にあるすれ違いや誤解を減らすアプローチが紹介されています。
小冊子ながら、「もし自分が加害者だったら」という不安に向き合いながら、適切な伝え方・聴き方を短時間で学べる構成です。
また後半では、ハラスメントが訴訟に発展するリスクや、ダイバーシティ推進(性別・年齢・文化的背景の違いを尊重し、多様性のある職場を築く取り組み)にも触れており、単なる会話スキルの習得にとどまらず、組織文化や人権意識に対する視野も広げてくれる内容となっています。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
全体として、自分の言動に不安を感じている人や、職場での指導に悩む立場の人が「安心して行動できるヒント」を得られる構成となっています。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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トラブル回避のために知っておきたいハラスメント言いかえ事典
「トラブル回避のために知っておきたいハラスメント言いかえ事典」は、職場や日常での「言い方の落とし穴」を具体的に示しながら、ハラスメントを防ぐための安心な言いかえを提案する実用書です。
出版社 |
朝日新聞出版 |
筆者 |
山藤 祐子(監修)/新村 響子(協力) |
値段 |
1,320円(税込) |
出版年月日 |
2021年11月19日 |
ページ数 |
240ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
監修の山藤祐子氏は、年間180回以上の講習を行うハラスメント対策の専門研修講師です。自身の経験をもとに、現場に即した実践的な指導を行なっています。
また、執筆の協力者である新村響子氏は、労働法務に精通する弁護士です。
現場感覚と法律知識の両面から構成された本書は、実務にも日常にも活用できるバランスの取れた一冊だといえるでしょう。
本書は、職場や家庭など日常のあらゆる場面で「つい言ってしまいがちな一言」を例に挙げ、それがハラスメントになり得るかどうかを明快に整理した一冊です。
本書では、職場・家庭・学校・病院など、さまざまな生活場面における100の事例を、
×(アウト)
△(グレーゾーン)
◎(セーフ)
で判別しながら、「どう言いかえれば良かったのか」を具体的に提案しています。
さらに、上司から部下への指導や注意、軽い冗談や雑談のつもりが誤解を招いてしまうケースなど、ありがちな場面を可視化し、言動に対する「受け取られ方」にフォーカスした視点で伝えています。
また後半には、実際の訴訟判例や、現在の職場で起きている問題の傾向、対応ルールまでをまとめた実用ノウハウ編も収録。言葉づかいの改善から、行動や制度面の整備まで、広く活用できる内容です。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
「意図してないのに誤解される」ことを避けたい人にとって、実用性が高く学びやすい一冊です。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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ハラスメントに悩む人向け|おすすめの本4選
「自分がハラスメントを受けているのでは」と感じていても、何をどうすれば良いのかわからない。そんな悩みを抱えている方も少なくありません。
ここでは、被害に苦しむ方や、悩みを抱えた同僚を支えたい方に向けて、心の整理や行動のきっかけを与えてくれる本を4冊ご紹介します。
書籍名 |
おすすめの人 |
見えにくい精神的暴力(モラル・ハラスメント)に苦しんでいる人 |
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職場でつらい思いをしていて、そこから抜け出したいと感じている人 |
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「被害を伝える」勇気と方法を、やさしく実践的に学びたい人 |
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同僚のつらそうな姿を見て、何か力になりたいと思っている人 |
自分の気持ちを整理する手助けをしてくれる本、声を上げる勇気を支えてくれる本、そばで支えたい人が「できること」を示してくれる本。
いずれも、読むことで「ひとりじゃない」と感じられるような内容で、感情のケアと現実的な一歩、その両方に光を当てる構成となっています。
モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない
「モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない」は、目に見えない精神的暴力のメカニズムを、精神科医の視点から深く掘り下げた一冊です。
出版社 |
紀伊國屋書店 |
筆者 |
マリー=フランス・イルゴイエンヌ |
値段 |
2,420円(税込) |
出版年月日 |
1999年12月1日 |
ページ数 |
332ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
なし |
※2025年4月時点の情報です。
著者のマリー=フランス・イルゴイエンヌ氏は、フランスの精神科医・精神分析医として長年に渡りモラル・ハラスメントの研究・治療に携わってきた専門家です。
出版を契機に、「モラハラ」という概念が広く知られるようになりました。
本書は、言葉や態度によってじわじわと人の心を蝕む「モラル・ハラスメント」の実態を明らかにし、被害を受けた人が状況を理解し抜け出すための視点を与えてくれる一冊です。
前半では、家庭や職場などあらゆる人間関係に潜む「見えない暴力」の特徴や発生パターンを解説。
支配的な言動、巧妙な操作、無視や否定といった形で行われる心理的支配がどのように人を追い詰めるかを具体的に描いています。
中盤では、加害者の性格的特徴、使われやすい手口、被害者に起こる心理的変化や影響を丁寧に分析。被害者がなぜ逃げ出せず、どのように心をすり減らしていくのか、専門的な視点で説明されています。
後半では、その関係から抜け出すために必要な知識や考え方、サポートの受け方について、実践的な助言を提示しており、支配的な関係から自分を解放するヒントが詰まっています。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
自分の置かれた状況を理解し、抜け出す力を得たい人にとって、心の整理と回復の第一歩となる一冊です。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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職場の「パワハラ」「モラハラ」の悩みを解決しあなたらしい人生を取り戻す方法
「職場の「パワハラ」「モラハラ」の悩みを解決しあなたらしい人生を取り戻す方法」は、著者自身の壮絶な体験をもとに、苦しんでいる人に寄り添いながら出口を示してくれる実践的なガイドです。
出版社 |
ごきげんビジネス出版 |
筆者 |
原田 彗資 |
値段 |
770円(税込) |
出版年月日 |
2019年8月9日 |
ページ数 |
128ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者の原田彗資氏は、実際に職場でのパワハラ・モラハラを経験し、心身ともに追い詰められた経験をもとに、現在は同じ悩みを抱える人たちを支援するコーチとして活動しています。
企業研修講師としてのキャリアを持ちながら、被害者としてのリアルな実感に基づいた言葉で語られる内容は、現場のつらさを知るからこそ深く響くものがあるでしょう。
本書は、パワハラやモラハラで心身がすり減っている人に向けて、被害の実態を知り、自分を責めずに対処する方法をステップごとに紹介する実用書です。
第1章では、パワハラとはどのようなものかを整理し、「これってハラスメントかも」と感じる読者が現状を言語化するための基本知識を提供しています。
第2~3章では、加害者の特徴や、被害を受けやすい性格傾向についても触れ、自分を責めすぎずに状況を客観視するきっかけを与えてくれるでしょう。
第4章では、実際に被害にあった際の対応策を紹介し、証拠の残し方や信頼できる相談先についても触れています。
さらに第5章・第6章では、心の立て直し方や「自分らしさ」を取り戻すためのヒントが語られ、読後に前向きな一歩を踏み出す力を与えてくれる構成となっています。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、「もう限界」と感じている人が、自分の心を守りながら出口を見つけるためのガイドとして有用な一冊といえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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どうすれば、パワハラを解決できるの!?心を癒やし、自己肯定感を高める報告書が導く解決法
「どうすれば、パワハラを解決できるの!?心を癒やし、自己肯定感を高める報告書が導く解決法」は、著者自身の体験から生まれた「ハラスメント報告書」という実践的な手法を通じて、心の回復と具体的な行動の一歩を後押ししてくれる一冊です。
出版社 |
Independently published |
筆者 |
椿山紗矢 |
値段 |
1,130円(税込) |
出版年月日 |
2023年12月22日 |
ページ数 |
94ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
著者の椿山紗矢氏は、警察官時代に深刻なパワハラを経験した当事者であり、その後、海外を含む多様な職場で働く経験を積んできました。
本書では、こうした実体験を通じて得た「被害を受けた人にしかわからない葛藤」への深い理解をもとに、読者が「どう声を上げるか」「どう気持ちを整理するか」といったプロセスにそっと寄り添っています。
本書は、パワハラに悩む人が「自分の気持ち」と向き合いながら、相談や行動につなげていくための「報告書作成」という手法を軸にした実践的なガイドです。
前半では、著者自身の警察官時代の体験や、海外のハラスメント事情、自衛隊の事例などを通して、「被害者として声を上げることの難しさ」と「社会的背景」が語られます。
続く第2章・第3章では、読者が抱える悩みの方向性(加害者に気づかれず解決したい・誰かにわかってほしいなど)に寄り添いながら、法律の基本や相談先の情報を紹介。
本書の核心である第4章では、「ハラスメント報告書」を通じて、感情の整理・状況の言語化・相談への準備を行う方法を具体的に提示しています。
さらに第5章以降では、提出の仕方・伝え方・相談後の過ごし方まで網羅的に解説されており、読者が安心して一歩を踏み出すための支えとなってくれるでしょう。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
行動に移す勇気が出ない人でも、「まず書くことから始めてみよう」と思える、やさしく力強い支援書です。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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パワハラ被害者を助けるにはどうするの!? 〜職場の同僚編〜
「パワハラ被害者を助けるにはどうするの!? 〜職場の同僚編〜」は、ハラスメントを「目撃した同僚」としてどう行動すべきかを、丁寧かつ具体的に教えてくれる支援型ガイドです。
出版社 |
Independently published |
筆者 |
椿山紗矢 |
値段 |
1,130円(税込) |
出版年月日 |
2023年5月6日 |
ページ数 |
104ページ |
詳細(出版社公式サイト) |
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Kindle |
あり |
※2025年4月時点の情報です。
本書の著者・椿山紗矢氏は、先に「4-3. どうすれば、パワハラを解決できるの!?心を癒やし、自己肯定感を高める報告書が導く解決法」でご紹介したように、警察官時代に自らパワハラを経験し、その後も多様な職場環境を経たのち、現在はハラスメントアドバイザーとして幅広く情報発信を続けています。
いずれも実体験に基づく温かな視点と、現場に根ざした具体的なアドバイスが特徴ですが、本書では特に「同僚の立場から、パワハラ被害者をどう支えるか」をテーマに、周囲にできることを段階的に学べる内容となっています。
本書は、パワハラを「受けた本人」ではなく、「被害を見た人」「相談された人」に向けて書かれた、ハラスメント支援のための実用ガイドです。
第1章では、パワハラが起きやすい職場の空気感や、組織の特徴を整理しています。
続く第2章では、パワハラを目撃した瞬間に「どんな感情が湧くのか」「何をすべきか」に段階的に対応できるよう、落ち着き方や相談の仕方などを具体的に提示しています。
第3章〜第5章では、パワハラ防止法の基礎や社内窓口の仕組み、報告書の書き方、実際の相談フローまで丁寧に解説。
特に第4章では、「加害者・被害者・他の同僚の様子」「自分の気持ち」なども含めて記録する「観察メモ」が紹介され、第三者でも有効な証言力を持つ文書作成ができるようサポートしています。
最終章では、相談後にどんな態度で過ごせばいいか、被害者・加害者・周囲それぞれとの向き合い方までカバーし、行動を起こした人が孤立せず、継続して支援できるよう導く内容になっています。
本書のおすすめポイントは、下記の通りです。
これらのポイントから、「自分にできることは何か」を考えるすべての職場人にとって、有効な支援のヒントが得られる実践書といえるでしょう。
この本をおすすめしたいのはこんな人! |
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ハラスメントをなくすには個人だけでなく職場全体で取り組むことが重要
ここまでハラスメントに関する書籍を紹介してきましたが、ハラスメントをなくすためには、個人が学び、自分の言動を見直していくことの他に、職場全体でハラスメントに対する意識改革を進めていくことがとても重要です。
なぜなら、複数の人が関わる環境においては、一人だけが頑張っても限界があるからです。
例えば、本人がハラスメント防止に真剣に取り組んでいたとしても、周囲が無関心だったり、誤った価値観を持っていたりすれば、状況はなかなか改善されません。
特に職場では、年齢や立場の異なる多くの人が関わり合うため、全員が共通の認識を持たない限り、ハラスメントを防ぐための仕組みや意識が浸透しにくいという課題があります。
上司が「指導とハラスメントの違い」をしっかり学んでいても、同僚同士で悪気なく嫌味を言い合っていたり、後輩への無意識なマウンティングが常態化していたりすれば、職場全体としては健全とは言えないのです。
また、管理職や人事部門だけが知識を持っていても、現場のメンバーにその意識が共有されていなければ、結果として「加害も被害も防げないまま」ということにもなりかねないでしょう。
だからこそ、職場全体でハラスメントに対する意識改革を進めることが重要なのです。
対話や教育を通じて、一人一人が「加害者にも被害者にもならない」ための行動を自覚し、組織として同じ方向を目指していきましょう。
職場全体で意識改革するなら、研修プログラムの利用もおすすめ! |
ハラスメント防止には、組織全体で取り組む仕組みづくりが欠かせません。 LDcubeの提供する下記の3つのプログラムは、自己・他者理解や他者との関係性の質を高めることに着目しており、ハラスメント防止に直結する力を養うのに役立ちます。 ▶ LDcubeのプログラム「SBRP」についての詳細をみる ▶ LDcubeのプログラム「LIFO」についての詳細をみる 一人で抱え込まず、職場全体で取り組む。 その第一歩として、こうした外部プログラムの活用も検討してみてはいかがでしょうか。 |
まとめ
この記事では、ハラスメントに関するおすすめの本をご紹介しました。
最後に記事の要点を振り返りましょう。
まず、「【全員共通】ハラスメントの基本がわかる本」として下記の4冊をご紹介しました。
書籍名 |
おすすめの人 |
まずは基本をきちんと理解し、ハラスメント全体を整理して押さえておきたい人 |
|
多様なハラスメントの種類や特徴を、広く押さえておきたい人 |
|
身近なテーマや多角的な視点から、ハラスメントをやさしく考え始めたい人 |
|
ハラスメント全体を把握しつつ、パワハラの線引きや対策を確実に押さえておきたい人 |
続いて、「職場環境のハラスメント対策をしたい人向け|おすすめの本」として下記の6冊をご紹介しました。
書籍名 |
おすすめの人 |
制度と法律の基本から、職場対策の実践まで一通り学びたい人 |
|
裁判例や実務の視点から、組織的なパワハラ対策を深く理解したい人 |
|
発生時の対応や手順を、現場で活用できる形で整理しておきたい人 |
|
相談窓口担当として、寄り添いながら適切に話を聴く方法を学びたい人 |
|
社内研修を通じて、組織全体での意識改革を進めたい人 |
|
ハラスメントの芽を摘み、ケアと信頼のある職場づくりを目指したい人 |
そして、「「ハラスメント行為を回避したい人向け|おすすめの本」として下記の6冊をご紹介しました。
書籍名 |
おすすめの人 |
自分の言動がハラスメントかもしれないと、不安や戸惑いを感じている人 |
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信頼される上司・先輩として、誤解されないコミュニケーションを身につけたい人 |
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どこまでが指導でどこからがアウトなのか、実例でしっかり確認したい人 |
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無意識にハラスメントをしていないか、不安な点をイラストで直感的に確認したい人 |
|
言いすぎず・言わなさすぎず、ちょうど良い伝え方を身につけたい人 |
|
良かれと思って言った言葉が誤解されないよう、表現を見直したい人 |
最後に、「ハラスメントに悩む人向け|おすすめの本」として、下記の4冊をご紹介しました。
書籍名 |
おすすめの人 |
見えにくい精神的暴力(モラル・ハラスメント)に苦しんでいる人 |
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職場でつらい思いをしていて、そこから抜け出したいと感じている人 |
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「被害を伝える」勇気と方法を、やさしく実践的に学びたい人 |
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同僚のつらそうな姿を見て、何か力になりたいと思っている人 |
あなたに合った一冊との出会いが、ハラスメントに立ち向かう力や、より良い環境を築く一歩となれば幸いです。
株式会社LDcubeではコンプライアンス研修に活用できるeラーニング、マイクロラーニング、LMSなどの提供を行っています。
コースごとの価格設定もあれば、受講人数に制限を設けない全社員受け放題プランなど、費用についてもバリエーションを用意しております。
また不祥事の起きない会社づくりに向け、HEP(ヒューマン・エレメント・プログラム)やLIFOプログラムなどの研修や社内トレーナー養成も行っています。
さまざまなアプローチが可能です。実績・導入事例の紹介も行っていますので、お気軽にご相談ください。
▼ 関連資料はこちらからダウンロードできます。
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