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エンゲージメントを高める18の施策とは?─効果的な取り組みと成功ポイントを解説!

「エンゲージメントを高めるにはどうすればいいのだろう?」
と悩む経営者やマネジャーは少なくありません。

従業員エンゲージメントの向上は、企業の生産性や業績に直結する重要な経営課題です。

この記事では、従業員エンゲージメントを高める18の施策を、実践的に解説します。

エンゲージメントを高める18の施策説明画像

エンゲージメントが高い従業員は、仕事への意欲やモチベーションが高く、コミットメントも強くなります。その結果、生産性や創造性が向上し、顧客満足度や業績の向上につながります。

本記事をご一読いただければ、自社に適した施策が見つかるはずです。従業員エンゲージメントを高め、組織の持続的な成長と発展を実現していきましょう。

▼エンゲージメントを高めるための研修については下記で詳しく解説しています。
⇒​​​​​​​エンゲージメントを高める研修とは?カリキュラムと成功させる秘訣を解説!

  エンゲージメントを高める研修とは?カリキュラムと成功させる秘訣を解説! 従業員の定着率向上や企業の成長につながるとして、エンゲージメントの重要性が認識されはじめています。エンゲージメントを向上させるためには、研修の実施がおすすめです。今回は、研修プログラムの概要と実施すべき企業や組織の特徴、おすすめのカリキュラムなどについて詳しく解説します。 株式会社LDcube

▼チームの活性化を通じてエンゲージメント向上を図るポイントは下記にまとめています。

▼社員の成長実感を通じてエンゲージメント向上を図るポイントは下記にまとめています。

目次[非表示]

  1. 1.従業員エンゲージメントを高める18の施策
    1. 1.1.施策1:経営理念とビジョンを明確に示す
    2. 1.2.施策2:適切な目標設定とフィードバックを行う
    3. 1.3.施策3:自律性を重視した環境を整備する
    4. 1.4.施策4:成長の機会を提供する
    5. 1.5.施策5:公正な評価と処遇を実現する
    6. 1.6.施策6:積極的な承認と称賛を実践する
    7. 1.7.施策7:心理的安全性の高いチームを作る
    8. 1.8.施策8:1on1ミーティングを行う
    9. 1.9.施策9:双方向コミュニケーションを促進する
    10. 1.10.施策10:適切な情報共有を行う
    11. 1.11.施策11:ワークライフバランスを推進する
    12. 1.12.施策12:心身の健康をサポートする
    13. 1.13.施策13:多様性を尊重しインクルージョンを促進する
    14. 1.14.施策14:社会的意義のある仕事に取り組む
    15. 1.15.施策15:福利厚生を充実させる
    16. 1.16.施策16:経営陣と従業員の距離を縮める
    17. 1.17.施策17:変化に適応する組織風土を醸成する
    18. 1.18.施策18:エンゲージメントを定期的に測定する
  2. 2.エンゲージメントを高める施策を成功させるポイント
    1. 2.1.経営層がコミットする
    2. 2.2.自社にフィットする施策から着手する
    3. 2.3.継続的に取り組む
  3. 3.まとめ

従業員エンゲージメントを高める18の施策

エンゲージメントイメージ画像

従業員エンゲージメントを高めるためには、単発の施策ではなく、多面的かつ継続的なアプローチが必要です。

さっそく、冒頭でご紹介した「従業員エンゲージメントを高める18の施策」を詳しく見ていきましょう。

▼なお、本記事では「エンゲージメントとは何か?」といった基礎解説は割愛しています。基本をおさらいしたい方は、本記事を読み進める前に、以下の記事をご覧ください。
従業員エンゲージメントとは?向上につながる5つの施策【人事担当必見】

施策1:経営理念とビジョンを明確に示す

第1の施策は「経営理念とビジョンを明確に示す」です。

経営理念とビジョンは、エンゲージメント向上の土台となる要素です。

「経営理念」は企業の存在意義や価値観を表し、従業員の行動指針となります。一方、「ビジョン」は企業の目指す未来像を描き、従業員に仕事の意義と目的を与えるものです。

【経営理念とビジョンを示す実践ポイント】

  • 経営トップ自ら語る
    トップ自身が経営理念とビジョンを語り、その重要性を従業員に伝えます。社内イベントやメッセージ配信などの機会を活用し、トップの言葉で思いを伝えましょう。

  • 研修プログラムに組み込む
    新入社員研修や階層別研修などのプログラムに、経営理念とビジョンに関するセッションを組み込みます。講義だけでなく、ディスカッションやワークショップを取り入れると、理解が深まります。

  • 日常的な会話で言及する
    日常的なコミュニケーションのなかで、経営理念やビジョンに触れることも大切です。マネジャーは、部下との1on1ミーティングなどで、経営理念やビジョンと関連づけて話をするよう心がけます。

▼研修プログラムについては、以下の記事もあわせてご覧ください。
階層別研修とは?達成すべき目標や習得させたい知識・スキルを徹底解説
新入社員研修でおすすめグループワーク・ゲームを紹介!満足度と理解度向上!

施策2:適切な目標設定とフィードバックを行う

第2の施策は「適切な目標設定とフィードバックを行う」です。

「目標」は従業員に仕事の方向性を示し、モチベーションの源泉となります。「フィードバック」は従業員の成長を促し、上司との信頼関係を築く上で重要な役割を果たします。

目標設定とフィードバックは、エンゲージメントを高める根本の仕組みとして、欠かせない要素といえるでしょう。

【目標設定とフィードバックの実践ポイント】

  • SMARTな目標を設定する
    目標は、Specific(具体的)・Measurable(測定可能)・Achievable(達成可能)・Relevant(関連性がある)・Time-bound(期限がある)の5つの要素を満たす「SMART」であるべきです。漠然とした目標ではなく、具体的で達成可能な目標を設定します。

  • 個人の目標と組織の目標を連動させる
    個人の目標が組織の目標と連動していれば、従業員は自分の仕事が会社の成功に貢献していると実感できます。個人の目標設定の際には、組織の目標や方針とのつながりを意識しましょう。

  • 定期的にフィードバックを行う
    目標達成に向けた定期的なフィードバックが重要です。進捗状況を確認し、うまくいっている点や改善すべき点について話し合います。

施策3:自律性を重視した環境を整備する

第3の施策は「自律性を重視した環境を整備する」です。

従業員エンゲージメントを高めるうえで、自律性を重視した環境づくりは非常に重要です。自律性とは、自分で考え、判断し、行動する力のことを指します。

自律性の高い従業員は、仕事へのモチベーションが高い傾向にあります。

【自律性を重視した環境づくりの実践ポイント】

  • 権限委譲を進める
    従業員に適切な権限を委譲し、意思決定の機会を増やしましょう。細かなことでも、自分で判断して行動できる環境があると、従業員のエンゲージメントは高まります。権限委譲の範囲は、従業員のスキルや経験に応じて、徐々に拡大していくことが大切です。

  • 自律的なチームを育成する
    チームのマネジメントにおいても、自律性を重視することが大切です。チームメンバー全員が主体的に関わり、協力し合いながら仕事を進められるよう、リーダーはサポート役に徹しましょう。自律的なチームでは、メンバーのエンゲージメントが高まり、パフォーマンスも向上します。

  • 自律的な学習を支援する
    従業員の自律的な学習を支援する仕組みを整えます。eラーニングの提供など、自己学習の機会を提供します。自ら学ぶ姿勢を持つ従業員は、エンゲージメントが高く、組織の成長を支える存在となります。

▼自律性の向上については、以下の記事もあわせてご覧ください。
自律型人材とは?特性や特徴と行動パターン・育成施策の実践ポイントを解説!

施策4:成長の機会を提供する

第4の施策は「成長の機会を提供する」です。

従業員のエンゲージメントを高めるには、成長の機会を提供することが不可欠です。人は成長を実感できるとき、最もモチベーションが高まるものです。

【成長の機会を提供する実践ポイント】

  • OJTを計画的に実施する
    日常の業務を通じた教育(OJT)は、成長の根幹ともいえます。計画的にOJTが実施されている組織では、従業員が安心して自己成長に専念できます。定期的に進捗をチェックし、フィードバックを行いながら、育成を進めましょう。

  • チャレンジングな仕事を任せる
    従業員の成長を促すためには、チャレンジングな仕事を任せることが効果的です。難易度の高い仕事にチャレンジするなかで、従業員は新たな知識やスキルを身に付けます。上司は、適切なサポートを行いながら、成長を見守りましょう。

  • 教育研修プログラムを充実させる
    社内外の教育研修プログラムを充実させ、従業員のスキルアップを積極的に支援しましょう。職種別研修・テーマ別研修・リスキリングなど、従業員の成長ステージや興味関心に合わせて、多様な学びの機会を用意します。

▼OJTについては、以下の記事もあわせてご覧ください。
効果的なOJTとは?意味と目的、新時代の学習環境の作り方を解説

▼また、研修プログラムについては以下の記事で詳しく解説しています。
社員研修プログラムとは?構築方法、体系化、効果、費用、など徹底解説!

施策5:公正な評価と処遇を実現する

第5の施策は「公正な評価と処遇を実現する」です。

従業員のエンゲージメントを高めるうえで、公正な評価と処遇の実現は欠かせません。

「自分は適切に評価され、処遇されている」と実感できることが、会社への貢献意欲や働き続けるモチベーションになります。

【公正な評価と処遇の実践ポイント】

  • 評価基準を明確にする
    評価基準を明確にし、従業員に周知することが重要です。評価項目や評価尺度を可視化し、評価の根拠を従業員に説明できるようにしましょう。評価基準が明確であれば、従業員は自分に求められる要件を理解し、目標達成に向けて努力できます。

  • 評価者の教育を徹底する
    評価の公正性を担保するためには、評価者の教育が欠かせません。評価者研修などを通じて、評価スキルの向上を図りましょう。評価のバイアスを排除し、適切なフィードバックを行えるよう、継続的な教育が必要です。

  • 評価結果を処遇に反映する
    評価結果は、昇給や賞与、昇進などの処遇に適切に反映させる必要があります。評価と処遇の連動性を高め、従業員のモチベーションアップにつなげましょう。処遇への反映基準も明確にし、従業員に開示します。

施策6:積極的な承認と称賛を実践する

第6の施策は「積極的な承認と称賛を実践する」です。

従業員のエンゲージメントを高めるうえで、上司や同僚からの承認や称賛は大きな役割を果たします。人は自分の頑張りや成果を認められると、大いにモチベーションが高まるものです。

会社として承認と称賛の文化を醸成することが、エンゲージメント向上の鍵となります。

【積極的な承認と称賛の実践ポイント】

  • 「ありがとう」を伝える
    「ありがとう」の一言は、承認と称賛の基本です。上司・同僚・部下、関係なく、感謝の気持ちを伝えることを習慣づけましょう。「お忙しいところ、レポートをまとめていただきありがとうございました」「先輩のアドバイスのおかげで、うまく対応できました。ありがとうございます」など、具体的な内容とともに感謝を伝えましょう。

  • 小さな成果も見逃さない
    大きな成果だけでなく、小さな成果も見逃さずに承認することが重要です。「〇〇の提案、とてもよかったです」「新しい切り口の発想が素晴らしいですね」など、日常的な承認の習慣化が鍵となります。小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信につながります。

  • 承認の輪を広げる
    上司から部下への一方向の承認だけでなく、同僚間の承認の輪を広げることも効果的です。同僚同士で認め合う文化があると、チームのエンゲージメントは高まります。ピアボーナス制度(少額の報酬をメンバー同士で贈り合う仕組み)など、承認を促す仕組みづくりも検討しましょう。

  • パブリックな場で称賛する
    会議や朝礼など、パブリックな場での称賛も効果的です。多くの人の前で成果を認められれば、従業員の自信とモチベーションは大きく高まります。「〇〇さんのチームは、今期の目標を達成できました。皆さんの努力の賜物です」など功績をたたえましょう。

施策7:心理的安全性の高いチームを作る

第7の施策は「心理的安全性の高いチームを作る」です。

心理的安全性とは、チームメンバーが安心して自分の意見を言ったり、失敗を恐れず行動したりできる環境のことを指します。

心理的安全性が欠如していると、メンバーは発言をためらったり、チャレンジを避けたりするようになります。

その結果、仕事への主体的な取り組みや創意工夫が減少し、エンゲージメントが低下してしまうのです。

心理的安全性を高めることは、エンゲージメントを向上させる土台といえます。

【心理的安全性の高いチームづくりの実践ポイント】

  • オープンなコミュニケーションを促進する
    チームメンバー同士の率直で自由な意見交換を積極的に推奨します。上司は、メンバーの意見に耳を傾け、フラットな議論の場を作るよう心がけましょう。些細に見える意見でも、しっかりと受け止める姿勢が大切です。

  • 失敗を許容する文化を醸成する
    失敗を責めたり、責任追及に終始したりするのは、好ましくありません。失敗から学ぶ姿勢を大切にし、改善点を話し合う雰囲気をつくりましょう。上司自身が率先して失敗事例を共有することも効果的です。

  • 定期的にチームビルディングを行う
    定期的にチームビルディングの研修やイベントを実施し、メンバー間の信頼関係を深めます。オフサイトミーティング(職場を離れて社外で行う会議)や懇親会など、仕事以外の場でのコミュニケーションも大切にしましょう。普段とは違う一面を知れば、互いの理解が深まります。

▼心理的安全性については、以下の記事もあわせてご覧ください。
"心理的安全性"がビジネスに必要な理由?エドモンドソン博士の視点を解説
心理的安全性の作り方とは?今すぐリーダーが試したい20の具体策について解説!
心理的安全性の研修はどう企画する?具体的な内容や設計のポイント
心理的安全性を職場のマネジメントに取り入れるには?ポイントを解説!

施策8:1on1ミーティングを行う

第8の施策は「1on1ミーティングを行う」です。

上司と部下の1on1ミーティングは、エンゲージメント向上に大きな効果を発揮します。1on1ミーティングを通じて、部下の状況を把握し、適切なサポートを提供できるからです。

上司・部下間のコミュニケーションが深まれば、信頼関係が強化され、確固たるエンゲージメントにつながります。

【1on1ミーティングの実践ポイント】

  • 定期的に実施する
    1on1ミーティングは、定期的に実施することが重要です。基本的には週に1回(少なくとも月に1回)行い、部下の状況を定期的に確認しましょう。時間は30分~1時間程度が目安です。

  • 部下の話に耳を傾ける
    1on1ミーティングでは、部下の話に耳を傾けることが何より大切です。業務の進捗状況や悩み事など、部下の話をじっくりと聞きましょう。上司は、うなずきや相づちを交えながら、積極的に傾聴します。

  • 気づきが生まれるフィードバックをする
    部下の話を聞いたうえで、気づきが生まれるフィードバックを行いましょう。良かった点は具体的に褒め、改善点は建設的なアドバイスとともに伝えます。自発的な行動を促すコーチング的なアプローチを心がけます。

▼効果的な1on1の成功事例については、以下のページをあわせてご覧ください。
1on1ミーティングの取り組み(LIFO×YBS山梨放送)
 

施策9:双方向コミュニケーションを促進する

第9の施策は「双方向コミュニケーションを促進する」です。

エンゲージメントの高い組織では、経営層と現場や、部門間を横断した、双方向のコミュニケーションが活発に行われています。

トップダウンの一方的な指示ではなく、従業員の声に耳を傾け、対話を重ねることが重要です。双方向コミュニケーションを通じて、従業員の参画意識が高まり、エンゲージメントの向上が期待できます。

【双方向コミュニケーションの実践ポイント】

  • 社内SNSを活用する
    社内SNSを活用し、部門を越えたコミュニケーションを活性化します。経営陣が率先して発信したり、従業員同士が自由に意見交換したりできる場をつくりましょう。協働を促進し、一体感を高めることにつながります。

  • 提案制度を設ける
    従業員の意見や提案を吸い上げる提案制度も有効です。業務改善や新規事業のアイデアなど、従業員の創意工夫を引き出しましょう。優れた提案は表彰したり実際に採用したりしながら、従業員の参画意識を高めます。

  • 360度フィードバックを取り入れる
    360度フィードバックを人事評価に取り入れるのも一案です。上司・同僚・部下など、多方向からのフィードバックにより、評価に双方向性が生まれます。フィードバック面談を通じた活発な対話も期待できます。

▼職場コミュニケーションについては下記で詳しく解説しています。
職場コミュニケーションが引き起こす問題とは?原因と活性化施策21個を徹底解説!

施策10:適切な情報共有を行う

第10の施策は「適切な情報共有を行う」です。

社内の情報共有に透明性がなく、一部の上層部だけが知り得る情報が多い企業では、エンゲージメントが低下しやすくなります。なぜなら、情報格差があると、従業員は疎外感を感じ、会社への信頼が揺らぐからです。

会社の方針や戦略・業績などの情報が適切に共有されていれば、従業員は会社の現状や目指す方向性を理解できます。

【適切な情報共有の実践ポイント】

  • 定期的に業績を共有する
    業績情報は定期的に共有しましょう。月次決算や四半期決算の数字だけでなく、その背景にある事業環境の変化や課題についても説明が必要です。自分たちの仕事が会社の業績にどう影響しているのか、従業員に実感を持ってもらうことが大切です。

  • 情報の可視化を進める
    事業の進捗状況や課題をダッシュボード化したり、プロジェクトの状況をタスク管理ツールで管理したりするなど、情報を見える化する工夫をします。可視化された情報は、チーム内の共通言語となり、コミュニケーションの活性化にもつながります。

  • タイムリーな情報提供を心がける
    重要な情報は、適時適切にメンバーに共有します。とくに、方針変更や組織改編など、従業員に大きな影響を与える情報は速やかに開示し、従業員の不安や疑念を払拭しましょう。

施策11:ワークライフバランスを推進する

第11の施策は「ワークライフバランスを推進する」です。

ワークライフバランスの推進は、エンゲージメント向上の必要条件といえます。

仕事とプライベートのバランスが取れていて初めて、仕事に集中できるようになります。また、充実した私生活は、仕事へのモチベーションにつながります。

【ワークライフバランス推進の実践ポイント】

  • 柔軟な働き方を導入する
    フレックスタイム制やリモートワークなど、柔軟な働き方を導入しましょう。従業員のライフスタイルや家庭の事情に合わせて、最適な働き方を選択できるようにします。自律的な働き方は、エンゲージメントの向上につながります。

  • 有給休暇の取得を促進する
    有給休暇の取得率を高めることも重要です。計画的な休暇取得を推奨し、取得しやすい雰囲気をつくりましょう。リフレッシュ休暇や記念日休暇など、特別休暇の導入も検討します。

  • 時間外労働を削減する
    長時間労働は、従業員の心身の健康を損なうだけでなく、エンゲージメントの低下につながります。業務の効率化や適正な人員配置により、時間外労働の削減を図りましょう。ノー残業デーの設定や、一定時刻以降の強制退社を促すことも効果的です。

  • 家庭と仕事の両立を支援する
    育児や介護との両立を支援する制度を充実させましょう。育児休業や介護休業の取得を促進し、短時間勤務制度や在宅勤務制度を整備します。制度を利用しやすい風土づくりも重要です。

施策12:心身の健康をサポートする

第12の施策は「心身の健康をサポートする」です。

従業員のエンゲージメントを高めるには、心身の健康が欠かせません。心身ともに健康でなければ、仕事へのモチベーションは上がらないからです。

会社として、従業員の健康維持・増進を支援する取り組みが求められます。

【心身の健康サポートの実践ポイント】

  • メンタルヘルスケアを充実させる
    メンタルヘルスへの理解を深め、予防と早期発見に努めましょう。ストレスチェックを実施し、高ストレス者へのフォローを行います。相談窓口の設置や、外部のEAP(従業員支援プログラム)の導入も効果的です。

  • 健康増進プログラムを提供する
    従業員の健康増進を後押しするプログラムを提供します。セミナーの開催、健康アプリの導入、運動の取り組み支援など、さまざまなアプローチが考えられます。禁煙支援や食生活改善のサポートなども、健康づくりにつながるでしょう。

  • 快適な職場環境を整備する
    オフィス環境の整備も重要です。適切な照明や温度管理、座り心地の良い椅子の導入など、快適に働ける環境を整えましょう。職場の美化や緑化を進めるのも効果的です。心地よい空間は、ストレス軽減につながります。

▼具体的な取り組みプロセスは、経済産業省が推進している「健康経営」に準拠するとよいでしょう。以下のガイドブックに詳細がまとめられています。
企業の「健康経営」ガイドブック〜連携・協働による健康づくりのススメ〜(経済産業省)
 

施策13:多様性を尊重しインクルージョンを促進する

第13の施策は「多様性を尊重しインクルージョンを促進する」です。

エンゲージメントの高い組織は、多様な価値観や経験を持つメンバーが、お互いを認め合い、協力し合える環境があります。

なぜなら、多様性を尊重し、インクルージョン(全員を包摂して生かすあり方)大切にしているからです。

ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進は、エンゲージメント向上と密接に関連する要素といえるでしょう。

【ダイバーシティ&インクルージョンの実践ポイント】

  • 無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)を排除する
    採用や昇進などの場面で、無意識のバイアスが影響していないか見直しましょう。性別・年齢・国籍などに関わらず、公正な評価が行われる仕組みづくりが求められます。無意識のバイアスに気づくための研修を実施するのも効果的です。

  • 多様な人材の活躍を支援する
    女性・外国人・障がいのある方・シニア層など、多様な人材の活躍を支援する施策を講じましょう。それぞれの特性やニーズに合わせた支援制度や教育プログラムを用意し、多様な人材が能力を発揮できる環境を整備します。

  • D&Iの取り組み状況を開示する
    D&Iの取り組み状況を社内外に開示することも効果的です。女性管理職比率や障がい者雇用率など、具体的な数値目標を設定し、進捗を報告しましょう。ステークホルダーに対してD&Iへの本気度をアピールし、従業員が自社を誇りに思えるようにします。

▼ダイバーシティ&インクルージョンについては、以下の記事もあわせてご覧ください。
ダイバーシティ&インクルージョンとは?意味や違い・取り組み事例
 

施策14:社会的意義のある仕事に取り組む

第14の施策は「社会的意義のある仕事に取り組む」です。

自分たちの仕事が社会の役に立っていると実感できれば、仕事へのモチベーションは高まります。

会社として、社会課題の解決につながる事業を展開し、従業員に働きがいを感じてもらうことは、本質的なエンゲージメント向上策です。

【社会的意義のある仕事への取り組みポイント】

  • 事業を通じた社会貢献を意識する
    事業戦略の策定において、社会課題の解決につながる事業を意識しましょう。自社の強みを生かしてどのような社会貢献ができるか、真剣に議論を重ねます。社会に価値を提供する事業は、従業員のモチベーションを高める源泉です。

  • SDGとの関連性を明確にする
    事業とSDG(持続可能な開発目標)との関連性を明確にすることも有用です。自社の事業がSDGのどの目標に貢献しているのか、従業員に丁寧に説明しましょう。グローバルな目標に自分たちの仕事が結びついていると実感できれば、仕事の意義を再認識できます。

  • 社会貢献活動を推進する
    事業以外でも、社会貢献活動に積極的に取り組みましょう。地域の清掃活動やボランティア活動など、従業員が主体的に参加できる機会をつくります。社会の役に立つ活動は、従業員の一体感を高め、会社への愛着にもつながります。

施策15:福利厚生を充実させる

第15の施策は「福利厚生を充実させる」です。

充実した福利厚生制度は、従業員の満足度を高め、エンゲージメントの向上に寄与します。

会社が従業員一人一人の人生を大切に考え、生活をサポートする姿勢見せることは、信頼関係を深めることにもつながります。

【福利厚生の実践ポイント】 

  • ニーズに合った制度設計を行う
    従業員のニーズに合った福利厚生制度を設計することが重要です。従業員アンケートなどを通じて、ニーズの把握に努めましょう。世代や家族構成などによってニーズは異なるため、多様なメニューを用意するとよいでしょう。

  • 健康増進やワークライフバランスに注力する
    前述の健康サポートやワークライフバランスの推進は、福利厚生の中核といえます。人間ドックやスポーツクラブの費用補助、育児や介護のサポートなど、従業員の心身の健康と生活の質の向上に資する施策を講じましょう。

  • 選択型福利厚生制度を導入する
    選択型福利厚生制度(カフェテリアプラン)の導入という方法もあります。一定の予算のなかで、従業員が自分に合ったメニューを選択できる仕組みです。自分のライフスタイルに合わせて福利厚生を活用できるため、満足度の向上が期待できます。

施策16:経営陣と従業員の距離を縮める

第16の施策は「経営陣と従業員の距離を縮める」です。

エンゲージメントの高い組織は、風通しが良く、経営陣と従業員の距離が近いのが特徴です。たとえば、「社長の悪口を陰で言うのではなく、直接、社長に伝えられる雰囲気」があります。

この風土は簡単に築けるものではありません。長期的な視点で関係構築に取り組む必要があります。

【距離を縮める実践ポイント】

  • 経営陣も研修に参加する
    経営陣も従業員向けの研修に参加します。同じ場でともに学ぶ経験を通じて、一体感が生まれます。研修の場で、経営陣と従業員が同等の立場で議論を交わした結果、相互理解が深まることも期待できます。

  • ランチミーティングを実施する
    経営陣と従業員のランチミーティングを実施する方法もあります。ランチを囲みながら気軽に話ができる雰囲気を作れば、普段話せないような悩みや不安も共有しやすくなるでしょう。

  • 現場訪問を定期的に実施する
    経営陣が定期的に現場を訪れる機会を設けましょう。ただし、現場を監視するような威圧的な視察ではなく、現場の困りごとを真摯に知るためのヒアリングと捉えるべきです。現場の声に耳を傾ける姿勢が、信頼関係の構築につながります。

施策17:変化に適応する組織風土を醸成する

第17の施策は「変化に適応する組織風土を醸成する」です。

変化を拒まず、柔軟に対応できる組織であれば、従業員のエンゲージメントも高まります。

なぜなら、従業員が変化を恐れず前向きに取り組める環境では、個々の成長機会が増え、自分の役割や貢献度に対する認識高まるからです。また、組織全体の目標達成に向けた一体感も強化されます。

【変化に適応する風土醸成のポイント】

  • 変化を前向きにとらえるマインドセットを醸成する
    変化を前向きにとらえるマインドセットを醸成しましょう。経営トップが変化の必要性を発信し、社内の意識改革を促します。変化を脅威ではなく、チャンスと捉える発想の転換が必要です。
     
  • 情報感度を高める施策を講じる
    従業員の情報感度を高める施策を継続的に実施します。外部セミナーへの派遣や勉強会の開催など、新しい知識や情報に触れる機会を提供しましょう。社内でも情報共有の場を設け、有益な情報をスピーディーに展開していきます。
     
  • 変化への適応を評価する
    ​​​​​​​変化への適応力を評価項目に加えることも効果的です。新しいことへのチャレンジや、変化への貢献を適切に評価しましょう。変化に対応できる人材を育成し、組織の変革を加速させることが重要です。

変化に適応できる組織づくりのためには、革新的思考を養うプログラム(ITS:イノベイティブ・シンキング・システム)を導入する方法もあります。

ITSは、現状から脱皮し、革新的思考を発揮するための体系的なプログラムです。

詳しくは、以下の資料にてご確認ください。

ITS説明画像

施策18:エンゲージメントを定期的に測定する

第18の施策は「エンゲージメントを定期的に測定する」です。

エンゲージメントの社内調査を通じて、組織の強みと弱みを把握しましょう。

調査結果を分析し、改善策を講じることが、エンゲージメントの向上につながります。

【エンゲージメント測定のポイント】

  • 年1回以上の調査を実施する
    エンゲージメント調査は、年1回以上の頻度で定期的に実施します。調査時期は、年度始めや中間期など、組織の状況に合わせて設定しましょう。調査を継続すれば、経年変化を追えるようになります。

  • 調査結果を社内に共有する
    調査結果は、社内に広く共有します。全体傾向だけでなく、部門別の結果も開示し、課題を可視化しましょう。調査結果は、従業員との対話のツールとしても活用できます。

  • 調査結果を施策に反映する
    調査結果を分析し、改善施策に反映させることが重要です。優先順位をつけて、実行可能な施策から着手しましょう。施策の効果検証も忘れずに行います。PDCAサイクルを回し、継続的な改善に努めましょう。

▼調査結果を基に職場単位で対話をしていくことが効果的です。詳細は下記で詳しく解説しています。
職場の活性化につなげる方法とは?アイデアやポイントを紹介!

エンゲージメントの具体的な計測ポイントとしては、以下の7つの観点から設計するとよいでしょう。

(1)事業の将来性
事業の将来性に対するポジティブなイメージを従業員が持てている。組織の理念に共感し、貢献し続けたいと強く思う。

(2)仕事の意義・貢献
顧客、組織などに対して、現在または将来への貢献を実感・確信できている。結果、仕事自体に意義を感じることができている。

(3)自己成長実感
現在の仕事を通じて成長を実感できている。成長のための機会が社内に豊富にあり、活用できると感じている。

(4)上司の支援
上司からの期待を感じている。自分の努力や貢献を認めてくれている。自身の成長のために、上司が指摘や支援を積極的に行ってくれる。

(5)人間関係
職場の人々はお互いを気に掛けていて、組織の中には心から信頼できる人が何人かいる。職場を越えていろいろな人と関係を築いている。

(6)多様な働き方
国籍、性別、年齢、健康状況、家庭状況(介護や育児)などに対しても不安にならず、多様な働き方の選択肢があると感じている。

(7)処遇の公平感
努力や成果に見合った処遇がなされている。また、一時的な不公平があったとしてもそれを是正できる可能性を感じている。

出典:株式会社ビジネスコンサルタント「組織のエンゲージメント向上につながる7つの観点」


▼具体的な調査方法については、以下の記事にてご確認ください。
従業員エンゲージメント調査とは?実施する重要な目的と期待できる効果

エンゲージメントを高める施策を成功させるポイント

エンゲージメントを高めるイメージ

最後に、施策を実行に移す前に押さえておきたい、成功ポイントについてお伝えします。

  1. 経営層がコミットする
  2. 自社にフィットする施策から着手する
  3. 継続的に取り組む

経営層がコミットする

1つ目のポイントは「経営層がコミットする」です。

エンゲージメント向上の取り組みを成功させるためには、経営陣のコミットメントが不可欠です。

トップが本気で取り組む姿勢を示さない限り、社内の意識改革は進みません。

経営トップ自ら、エンゲージメント向上施策を推進している場合には問題ありませんが、人事部門などからボトムアップで推進したい場合には、経営陣のコミットメントを取り付けておきましょう。

【経営陣のコミットメント獲得の工夫】

  • エンゲージメントと経営指標の関連性を示す
    エンゲージメントと生産性や業績との関連性を数値で示します。エンゲージメントが高い企業ほど、業績も優れているというデータを活用し、取り組みの重要性を訴求しましょう。

  • 他社の成功事例を共有する
    エンゲージメント向上に成功した他社の事例を紹介することも効果的です。具体的な取り組み内容や成果を共有し、自社でも実践すべき施策があることを示しましょう。

  • 現場の問題点を可視化する
    従業員の生の声を集め、現場の問題点を可視化することも有用です。エンゲージメント低下が及ぼす悪影響を明らかにし、改善の必要性を訴えましょう。

  • 施策の費用対効果を試算する
    施策の実行にかかるコストと、期待される効果を試算します。投資対効果を数値で示すと、経営陣の理解を得やすくなります。

自社にフィットする施策から着手する

2つ目のポイントは「自社にフィットする施策から着手する」です。

エンゲージメントを高める施策は、企業文化や風土に合ったものから着手することが大切です。

自社の状況を踏まえずに、他社の成功事例をそのまま取り入れても、うまくいかないことが多いためです。

自社にフィットする施策を見極めるためには、以下のようなアプローチが有効です。

【自社にフィットする施策の見極め方】

  • 従業員アンケートで課題を把握する
    エンゲージメント調査などのアンケートを実施し、自社の課題を明らかにすることが有益です。従業員の生の声に耳を傾け、優先的に取り組むべき施策を特定しましょう。

  • スモールスタートで施策の効果を検証する
    新たな施策を導入する際は、まずは小規模な実証実験から始めます。一部の部署やチームでスモールスタートし、効果検証を行いましょう。手応えが得られれば、全社展開を検討します。

  • 従業員の反応を見ながら、軌道修正する
    施策の導入後は、従業員の反応を注意深く見守り、必要に応じて軌道修正することが大切です。従業員の受け止め方やニーズの変化に柔軟に対応しながら、施策の最適化を図っていきましょう。

自社にフィットする施策を見極め、着実に実行していくことが、エンゲージメント向上の近道となります。恐れずにトライ&エラーを行い、自社らしい方法を模索していきましょう。
 

継続的に取り組む

3つ目のポイントは「継続的に取り組む」です。

エンゲージメントの向上は、一朝一夕で実現できるものではありません。

継続的な取り組みが必要不可欠です。一時的な施策に終わらせず、長期的な視点を持って改革を進めていいきましょう。

エンゲージメント向上に向けた取り組みを継続するためには、以下のような工夫が有効です。

【取り組みを継続するための工夫】

  • エンゲージメント向上を経営計画に組み込む
    エンゲージメント向上を経営計画の一部に組み込み、全社的な目標として位置づけます。経営課題として明確に位置づけ、継続的な取り組みにつなげます。

  • 専任の推進部署を設置する
    エンゲージメント向上を推進する専任部署を設置します。専任のメンバーが中心となって施策を企画・実行し、PDCAサイクルを回していけば、継続的な取り組みが可能になります。

  • 定期的に進捗を確認し、軌道修正する
    取り組みの進捗状況を定期的にチェックし、必要に応じて軌道修正を行います。アンケート調査などで従業員の反応を把握し、施策の改善を図っていきましょう。

  • コミュニケーションを継続する
    エンゲージメント向上に向けたコミュニケーションを継続することも重要です。経営陣からのメッセージ発信を欠かさず、従業員との対話の機会を定期的に設けましょう。

一過性の活動に終わらせず、息の長い取り組みとして定着させていくことが、高いエンゲージメントの維持につながります。

まとめ

本記事では、従業員エンゲージメントを高めるための18の施策について解説しました。

  1. 経営理念とビジョンを明確に示す
  2. 適切な目標設定とフィードバックを行う
  3. 自律性を重視した環境を整備する
  4. 成長の機会を提供する
  5. 公正な評価と処遇を実現する
  6. 積極的な承認と称賛を実践する
  7. 心理的安全性の高いチームを作る
  8. 1on1ミーティングを行う
  9. 双方向コミュニケーションを促進する
  10. 適切な情報共有を行う
  11. ワークライフバランスを推進する
  12. 心身の健康をサポートする
  13. 多様性を尊重しインクルージョンを促進する
  14. 社会的意義のある仕事に取り組む
  15. 福利厚生を充実させる
  16. 経営陣と従業員の距離を縮める
  17. 変化に適応する組織風土を醸成する
  18. エンゲージメントを定期的に測定する

本記事が、エンゲージメント向上に向けた一助となれば幸いです。自社の強みを生かしながら、従業員がやりがいを感じられる組織づくりを進めていきましょう。

株式会社LDcubeではエンゲージメント向上につなげるための各種研修会のご支援や、社内で研修を展開するための社内トレーナーの養成、社員が成長実感を得られるような学習環境の整備など幅広いご支援をしています。

また、心理的安全性を高めるためのプログラムや社員のセルフエスティーム(自尊感情)を高めるためのプログラムなどのご提供も行っています。

さまざまな角度からエンゲージメント向上のご支援が可能です。エンゲージメント向上したいと思ったら、お気軽にご相談ください。

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LDcube編集部
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株式会社ビジネスコンサルタント時代から約60年、人材開発・組織開発に携わってきた知見をもとに、現代求められる新たな学びについて、ノウハウや知見をお届けします。

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