
心理的安全性の研修はどう企画する?具体的な内容や設計のポイント
「心理的安全性を高める研修を実施したいが、何を盛り込めばいいのかわからない……」
近年、組織パフォーマンスの向上と人材定着の鍵として、心理的安全性への注目が高まっています。
心理的安全性の概念は頭では理解できても、職場にどう浸透させればよいのか、具体的な方法に苦慮する方は少なくありません。
本記事では、心理的安全性を高める研修を企画する際のポイントを解説します。
心理的安全性の定義と重要性から、研修目的の設定、具体的な内容設計、階層別プログラム例まで、実践的な情報をお届けします。
ご一読いただき、自社の課題に即した心理的安全性研修を設計して、組織風土改革を推進するヒントをお持ち帰りください。
▼「心理的安全性」についてはテーマごとに下記で詳しく解説しています。
▼心理的安全性についてまとめた資料は下記よりダウンロードできます。
目次[非表示]
- 1.心理的安全性の研修を企画する前に
- 1.1.心理的安全性とは何か
- 1.2.心理的安全性が低い状態の特徴と組織に与える影響
- 1.3.心理的安全性を高めるメリット
- 2.心理的安全性の研修の目的をどう定めるか
- 3.心理的安全性研修の具体的な内容と進め方
- 3.1.講義:心理的安全性の概念と重要性の解説
- 3.2.ディスカッション:受講者同士の対話と気づきの共有
- 3.3.ワーク:学んだ知識の実践と体得
- 3.4.アクションプラン:職場での実践につなげる行動計画立案
- 4.階層別の心理的安全性研修プログラム例
- 5.心理的安全性を高めるための研修実施事例
- 6.心理的安全性の研修でよくある質問(FAQ)
- 7.まとめ:心理的安全性研修のポイント
心理的安全性の研修を企画する前に

研修を実施する前に、心理的安全性とは何か、なぜ必要とされているのかを正しく理解しておく必要があります。
最初に、心理的安全性の基本概念と、組織にもたらす影響について解説します。
心理的安全性とは何か
心理的安全性とは、チームのメンバーが安心して自分の意見を言ったり、失敗を恐れずに挑戦したりできる環境をいいます。
“心理的安全性が高い” とは、具体的に以下のような状態を指します。
【心理的安全性の高いチームの特徴】
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心理的安全性を正しく理解するには、「ストレスやプレッシャーのない環境」や「衝突のない仲良しチーム」とは区別することが大切です。
心理的安全性の高い環境では、むしろ衝突を恐れずに活発な議論が交わされ、間違いと感じればそれをストレートに指摘し合えるのです。
心理的安全性が低い状態の特徴と組織に与える影響
反対に、心理的安全性の低い状態だと、以下の特徴が見られ、組織のパフォーマンスに負の影響を及ぼします。
【心理的安全性の低いチームの特徴と弊害】
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組織の競争力やリスク対応、従業員のメンタルヘルス・人材定着率など、組織が直面する多くの問題の根底に、心理的安全性が関わっているといえます。
心理的安全性を高めるメリット
一方、心理的安全性を高めると、以下のようなメリットが期待できます。
【心理的安全性を高めるメリット】
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このように、心理的安全性の高い組織ではメンバーの能力が最大限に引き出され、継続的な成長が実現します。ここに、研修などを通じて心理的安全性の理解を深め、醸成を図る意義があるのです。
なお、「チームの心理的安全性」の概念を提唱したのは、ハーバード・ビジネススクールのエイミー・C・エドモンドソン教授です。
チームの心理的安全性の源流に触れて本質を学びたい方は、エドモンドソン教授による書籍や教材の利用をおすすめします。
以下の資料では、エドモンドソン教授の教えを凝縮して解説していますので、ぜひご活用ください。
心理的安全性の研修の目的をどう定めるか

ここからは、心理的安全性の研修に焦点を当て、より掘り下げた解説を進めていきます。
研修を企画する際、まずは「研修の目的」を明確にすることが大切です。
漠然と実施するのではなく、自社の課題に合わせた具体的な狙いを定めることが、研修の効果を高めます。目的設定のポイントを3つ、見ていきましょう。
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アンケートとインタビューで現状を把握する
1つ目のポイントは「アンケートとインタビューで現状を把握する」です。
研修の目的を検討する前に、自社の心理的安全性の現状を把握しておきましょう。全従業員を対象にしたアンケート調査と、一部の従業員へのインタビューを実施するのが効果的です。
参考として、エドモンドソン教授による意識調査の設問を以下に引用します。
【心理的安全性に関する意識調査】
このチームでミスをしたら、きまって咎められる。(R) このチームでは、メンバーが困難や難題を提起することができる。 このチームの人々は、他と違っていることを認めない。(R) このチームでは、安心してリスクを取ることができる。 このチームのメンバーには支援を求めにくい。(R) このチームには、私の努力を踏みにじるような行動を故意にする人は誰もいない。 このチームのメンバーと仕事をするときには、私ならではのスキルと能力が高く評価され、活用されている。出典:エイミー・C・エドモンドソン,『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』, 英治出版, 2021年
7段階(「非常にそう思う」から「全くそう思わない」まで)または5段階の尺度で回答を得て、スコアを算出します。(R)の設問(1. 3. 5.)は逆転項目のため、スコアを反転させます。
このようなアンケートの回答結果を分析すれば、会社全体の心理的安全性の状態と、部門・部署ごとの傾向を可視化できます。
加えて、一部の従業員にインタビューを行い、アンケートの数値からは読み取れない、具体的な悩みや問題点を把握しましょう。
目指すゴールと達成基準を具体的に定める
2つ目のポイントは「目指すゴールと達成基準を具体的に定める」です。
現状分析の結果を踏まえ、心理的安全性の研修で目指すゴールを設定しましょう。抽象的な目標ではなく、具体的で測定可能な達成基準を定めることが大切です。
【心理的安全性研修の目標設定例】
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数値目標の設定により、研修の成果を評価しやすくなります。目標に向けて着実に行動を積み重ねれば、確実に心理的安全性の向上が期待できるでしょう。
リーダー層と一般社員で内容を変える
3つ目のポイントは「リーダー層と一般社員で内容を変える」です。
研修は、それぞれの立場や習熟度に応じたカスタマイズによって、効果の向上が期待できます。
たとえば、リーダー層は、心理的安全性の重要性の理解に加え、部下の心理的安全性を高めるマネジメント手法の習得を目指します。
一般社員向けには、心理的安全性の意義を伝えつつ、自身のコミュニケーション力やストレス対処法の強化に重点を置くとよいでしょう。
対象者に合わせた学びの機会を提供し、それぞれの気づきを引き出すことが鍵となります。
具体的なカスタマイズの例は、後ほど解説しますので、続けてご覧ください。
心理的安全性研修の具体的な内容と進め方

続いて、心理的安全性研修の具体的な内容設計について解説します。
座学だけでなく、ディスカッションやロールプレイングなどを織り交ぜ、体験的な学びを促進することを意識しましょう。
以下、研修の進め方の例をご紹介します。
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講義:心理的安全性の概念と重要性の解説
1つ目のパートは「講義」です。
研修の冒頭では、心理的安全性の基本的な概念と重要性について、座学形式で伝えます。講義の設計においては、以下の点に留意するとよいでしょう。
【講義設計のポイント】
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心理的安全性の概念理解は、研修の土台となる重要なパートです。受講者の興味を引き、わかりやすく伝えることに細心の注意を払います。
また、研修に先立って、eラーニング教材などで基礎知識を習得してもらう「反転学習」の手法も有効です。
反転学習とは、基本的な知識は個人で事前に学習し、研修の場では演習やディスカッションに時間を割くアプローチです。予習と実践の組み合わせで、学習効果を最大化できます。
事前学習用の教材としては、エドモンドソン教授による動画講義を通じて心理的安全性について学べる以下のコースがおすすめです。
【心理的安全性がつくる恐れのない職場コース①】
心理的安全性とは 率直に話せる文化の価値 心理的安全性が持続的なパフォーマンスを生む 従業員を守るための発言 権力者が持つ過度な自信の危険性 回避可能な失敗が起こる理由 沈黙の文化を壊す 職場のセクハラをなくす
【心理的安全性がつくる恐れのない職場コース②】
心理的安全性のつくり方 心理的安全性の土台づくり 参加の促し方 生産的に対応するには 失敗の科学 効果的な試験事業 改革への抵抗を克服する チーミングとは?
ディスカッション:受講者同士の対話と気づきの共有
2つ目のパートは「ディスカッション」です。
習得した基礎概念をベースに、受講者同士のディスカッションを通じて、学びを深めていきます。
少人数のグループに分かれ、以下のようなテーマで意見交換を行うとよいでしょう。
【ディスカッションのテーマ例】
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グループダイナミクス(集団における相互作用)により、一人一人の気づきを引き出し、深化させます。ディスカッションの成果は全体で共有し、学びの還流を促進しましょう。
ワーク:学んだ知識の実践と体得
3つ目のパートは「ワーク」です。
講義とディスカッションを経て、ワークで実践的なスキルを身に付けていきます。
【心理的安全性を高めるワークの例】
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例として、コミュニケーション演習のロールプレイングの進め方を見てみましょう。
【コミュニケーション演習のロールプレイング例】
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このように、実践的な演習を通して、スキルの定着を図ることが大切です。インプットした知識を、「明日から仕事で使えるスキル」へ昇華していきましょう。
アクションプラン:職場での実践につなげる行動計画立案
4つ目のパートは「アクションプラン」です。
研修の締めくくりに、学びを実践するためのアクションプランを立案します。
【アクションプラン作成の手順例】
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このように研修内容を自分事として落とし込み、学びを行動に移す仕掛けを作りましょう。一人一人の小さな変化の積み重ねが、組織全体の心理的安全性を底上げします。
階層別の心理的安全性研修プログラム例

ここからは、対象者別の研修プログラム例を紹介します。
リーダー層向けには組織づくりの視点、一般社員向けにはコミュニケーション能力の視点など、それぞれの習熟度に合わせたカリキュラムを組むのがポイントです。
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経営層向け:リーダーシップと組織風土改革の重要性理解
経営層向けには、心理的安全性の観点から組織変革をリードする役割の自覚を促す内容が求められます。
以下のようなプログラム設計が有効でしょう。
【経営層向け研修のポイント】
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経営層の強力なリーダーシップが、組織の心理的安全性を引き上げる原動力となります。
トップ自らが心理的安全性の重要性を認識し、体現することが何より大切だといえるでしょう。
管理職向け:部下の成長を支援するコーチングスキル習得
管理職向けには、部下の心理的安全性を高め、成長を後押しするマネジメント手法の習得を目指す内容が効果的です。
コーチング力を身に付ける研修設計がポイントになります。
【管理職向け研修のポイント】
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部下の心理的安全性を守り、能力開発を支援することは、管理職の重大な責務です。
コーチング型マネジメントを実践できる管理職を増やすことは、組織の心理的安全性を底上げするひとつの鍵です。
コーチングに関しては、以下の資料で詳しく解説していますので、ぜひお役立てください。
リーダー向け:セルフリーダーシップと関係構築力強化
リーダー向けには、セルフリーダーシップ(*1)とメンバーとの関係構築力を高める内容を盛り込むことが効果的です。
*1:セルフリーダーシップとは、自分自身をマネジメントして自己を主体的に率いる能力を指します。目標を設定し行動をコントロールするスキルであり、リーダーには不可欠です。
心理的安全性の観点からは、リーダー自身が自己の感情や行動をコントロールし、メンバーにポジティブな影響を与えられるよう、自らを律することが求められます。
【リーダー向け研修のポイント】
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組織の心理的安全性を高めるには、リーダー一人一人が自己変革の火付け役となることが欠かせません。
研修を通じて、セルフリーダーシップと対人関係力の双方を強化していきましょう。
▼セルフリーダーシップの発揮にはセルフエスティームが必要です。セルフエスティームについては下記で解説しています。⇒セルフエスティーム(自尊感情)とは?
一般社員向け:コミュニケーション能力とレジリエンス向上
一般社員向けには、前向きな対人関係を築くスキルとレジリエンス(*2)を高める内容が有用です。
*2:レジリエンスとは、ストレスや困難な状況に直面してもポジティブな態度を維持し、柔軟に適応する力を指します。
各メンバーのレジリエンスが高い組織は、トラブルやミスが発生しても、感情的になったりパニックに陥ったりしにくく、心理的安全性を高く保ちながら建設的な対応が可能です。
【一般社員向け研修のポイント】
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一人一人が自分らしさを発揮しながら、周囲と支え合う関係を築くことが、組織の心理的安全性の礎になります。
そのためには、個人のメンタル面を支援する研修が有効です。
自己肯定感やセルフエスティーム(自尊感情)を高める具体的な研修例として「HEP(ヒューマン・エレメント・プログラム)」があります。

詳細は以下の資料にてご確認ください。
心理的安全性を高めるための研修実施事例

エンジニアリング業界 5000名以上
研修対象:職場リーダー
研修のねらい
- 心理的安全性について理解を深める。
- 体験実習を通して、お互いに助け合い、発言しやすい環境・雰囲気づくりの重要性とポイントを学ぶ。
- 心理的安全性を阻害する要因について理解する。
研修実施のポイント
- 単なる知識学習ではなく、体験学習を通して心理的安全性が高い/低い状態を経験し、その生産性の違い、重要性を実感してもらう。
- 合わせて心理的安全性を阻害する要因、高める具体的アプローチを学ぶ。
研修内容(1日間)

研修中の討議の様子(あなたの話しやすい雰囲気は?)

研修後のアンケート(心理的安全性についての理解度は?)

「グループワークを通して相手の言いたいことを理解することの難しさ、自分の意見を伝えることの難しさを感じた」「チーム内での発言者に対する傾聴や言い換えによる整理によって、発言しやすい環境になる気づきがあった」など理解が深まった様子でした。
受講者の声
ワークを通して、話し合いの考え方や見方を学ぶことができた。また、仕事上で直面している問題点へのアプローチがつかめました。 質の高い討議を体験することができ、今後に生かせそうです。 チーム活動で大事なことに対人関係の質があることを知れました。そして、自身は発信力が低いことに気付きました。 心理的安全、傾聴、防衛について理解·気づきを得られました。 普段感じていたことが分かりやすく言語化されており、自分の中では腑に落ちて研修を受けられました。 相手の話を聞く上で何が足りてないか、何ができているかを気付くことができた。 心理的安全性が、会議のスムーズさや意見・発言の出しやすさに大きく影響していることが体感的に理解できました。 グループワークを通して相手の言いたいことを理解することの難しさ、自分の意見を伝えることの難しさを感じました。 話しやすい雰囲気がこれからの職場活動に大切だと感じました。大変勉強になりました。 相手の話を聴く時、自分が話をする時に、自分はどんな心理的状況で聴いているのか話しているのか客観的に振り返ることができました。 心理的安全性がないと効果的な活動ができないことを改めて確認できました。 心理的安全性の確保のための新たな手法を知れました。 発言しやすい環境を作る手法を改めて確認できた。そして、自分が本当にできているか、自分で心理的安全性を阻害していないかを考えさせられました。 相手が本当に言いたいことを聞き出すのに環境、雰囲気が重要であることを改めて理解できたと思います。
心理的安全性の研修でよくある質問(FAQ)

Q1:心理的安全性研修はオンラインでも可能?実施形式は?
A1:
はい、心理的安全性研修はオンラインでも実施可能です。ZoomやTeamsを用いたライブ形式、もしくはオンデマンド型のeラーニングを併用することで、場所やスケジュールに制約のある組織でも効果的に進められます。ライブ形式ではグループワークやブレイクアウトセッションを実施することで、双方向のコミュニケーションが可能です。eラーニングでは、心理的安全性の基礎概念や事例を学ぶことができ、繰り返し復習が可能です。また、eラーニング×研修(集合orオンライン)で段階的に心理的安全性を深める設計も有効です。
Q2 社内導入時の失敗事例と回避策は?
A2:
主な失敗例としては、「研修が単なる座学で終わってしまい、現場の行動変容につながらない」「管理職の巻き込みが不十分で現場推進力が弱い」「心理的安全性が単なる“居心地の良さ”や“仲良しの雰囲気”と混同される」といったケースがあります。回避策としては、目的と指標(例:発言率や1on1の実施率など)を明確にすること、管理職への事前ヒアリングやフォローアップ施策を設定すること、そして研修後に実践支援(細かなフォロー)を必ず設計することが重要です。導入前に現状の心理的安全性についての理解度・実践度を測定し、取り組みを通じて理解度・実践度を高めていくことで、成功確率を上げることができます。
Q3:研修の成果(KPI設定)はどう評価すべきか?
A3:
心理的安全性研修の成果を評価する際は、定量評価と定性評価を組み合わせることがポイントです。定量評価としては、研修前後でのアンケート調査(例:心理的安全性についての理解度や意見表明の頻度、チーム内の発言率など)、研修後の行動指標(1on1の実施数、意見提案件数の増加、離職率の変化など)を比較します。定性評価では、管理職・メンバーのフィードバックの質や、ミーティングでのオープンな議論の増加などを観察します。研修実施後、3〜6ヶ月のフォローアップ評価を計画することで、継続的な定着度も把握できます。
Q4:OJTや日常活動への連携ポイントは?
A4:
研修効果を最大化するためには、OJTや日常業務と心理的安全性の概念を連動させることが重要です。日常活動に落とし込むポイントとしては、以下があります:
- 1on1ミーティングで心理的安全性を話題にする
- ミーティング冒頭で「本日の学び/懸念事項」を共有する時間を設ける
- 振り返りセッションで失敗・学びを言語化する文化をつくる
- 管理職が失敗事例を共有することで、失敗を学習と捉えるメッセージを出す
こうした日常の仕組みを研修後のサイクルに組み込むことで、心理的安全性が単発研修で終わらず業績や組織文化に根付くようになります。
Q5:心理的安全性研修は管理職だけでなく全社員が受講すべきですか?
A5:
はい。管理職だけでなく、全社員が心理的安全性研修を受けることが理想的です。管理職には「心理的安全性をつくるリーダーシップ」と「行動変容の促進方法」を、一般社員には「安心して発言・挑戦できる環境で自分ができる行動」を学習してもらうのが効果的です。役割ごとにフォーカスする内容を変えることで、組織全体で一貫した心理的安全性文化の醸成が進みます。
Q6:心理的安全性研修を社内で内製化できますか?
A6:
はい、可能です。研修内製化のためには、心理的安全性の基礎理論と事例、そして行動変容に結び付ける設計力を学ぶ必要があります。内製化のメリットは、自社の文化や課題に合わせたカスタマイズができる点です。研修内製化を成功させるには、社内トレーナーの育成、標準化された教材の設計、実施後の評価設計が重要となります。外部の専門家のサポートを受けて、内製化を段階的に進める方法もあります。
まとめ:心理的安全性研修のポイント
本記事では「心理的安全性の研修」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。
心理的安全性の研修の目的をどう定めるかについて、以下のポイントを解説しました。
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心理的安全性研修の具体的な内容と進め方として、以下をご紹介しました。
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階層別の心理的安全性研修プログラム例は以下のとおりです。
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心理的安全性の研修は、自社の風土として、定着を目指しましょう。
一人一人の意識と行動を変え、組織文化そのものを進化させていく取り組みを通じて、ポジティブさと強靱さを兼ね備えた心理的安全性の高い職場を実現できます。
株式会社LDcubeでは、エドモンド博士から学ぶ心理的安全性のマイクロラーニングコースの提供や、セルフエスティームを高めるためのヒューマン・エレメント・プログラムの提供などを行っています。
心理的安全性を高めたいとお考えの際にはお気軽にご相談ください。
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