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若手社員の離職防止をするには?効果的な取り組みや定着を支援するツールも紹介!


近年では、若手社員の離職が企業で問題になっています。若手社員の離職が頻繁に発生すると、未来を担う人材の育成が進まず、将来的に企業が行き詰ってしまう可能性があります。

若手社員の離職を防止するためには、離職する理由の把握と改善するための取り組みが必要です。

この記事では、若手社員離職の実態や理由、離職を防止するための効果的な取り組みなどについて詳しく解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.若手社員の離職防止は急務!
  2. 2.なぜ若手社員の離職防止策が重要なのか
    1. 2.1.多様性の損失と投資の無駄
    2. 2.2.採用コストの増大、モラールの低下、そして連鎖的な離職の可能性
    3. 2.3.企業イメージの悪化
  3. 3.若手社員が離職する主な理由
  4. 4.若手社員の離職防止に効果的な取組み
    1. 4.1.①経営理念と方針への理解を深める研修の実施
    2. 4.2.②採用のミスマッチを防ぐ
    3. 4.3.③コミュニケーションを活性化するツールの導入
    4. 4.4.④労働環境の改善
    5. 4.5.⑤学習環境の構築と学習状況のフィードバック
  5. 5.若手社員が成長を感じられる機会を提供する
    1. 5.1. 仕事を教える側の世代が受けてきた教育
    2. 5.2.現代の若手社員の育ってきた環境・特徴
  6. 6.若手社員の定着をバックアップするツール
  7. 7.まとめ


若手社員の離職防止は急務!

厚生労働省が公開した『新規学卒就職者の離職状況』によると、新規学卒者の入社3年以内離職率(早期離職率)は直近20年以上にわたって3割前後で推移しており、2022年においては31.2%だったと報告されています。

大学卒に限らず、中学卒や高校卒、短大卒ともに3年以内の離職率が高い傾向にあり、若手社員の早期離職は多くの企業で問題になりつつあります。

少子高齢化によって新規学卒者や就労人口が減少し、採用コストや人材育成コストが増加しているため、若手社員が離職した際のダメージは以前に比べて大きくなっている可能性が高いです。

早期離職が続いてしまうと企業の未来を担う人材を育てることができなくなるため、若手人材の流出を防止する取り組みが企業に求められています。

なぜ若手社員の離職防止策が重要なのか

多様性の損失と投資の無駄

若手社員は新鮮な視野やアイディアを提供し、企業の活性化に大いに貢献します。彼らが離職すると、それらの独自性や多様性が損なわれ、企業全体の成長も阻害される可能性があります。

また、新人社員に対して教育・研修費や時間を投資しますが、彼らが早期に退職してしまうと、これらの投資は無駄になるだけではなく、再度新たな人材に対して同様の投資を行う必要が出てきます。

採用コストの増大、モラールの低下、そして連鎖的な離職の可能性

新たな人材を確保するための採用コストは高く、求人広告費用、面接過程での時間や人件費、そして新たな人材の教育や研修費用等となると、それらは大きな経費となります。

頻繁な離職はチームの連携や組織全体の士気・モラールを低下させ、仕事の効率や成果にも影響を及ぼす可能性があります。さらに、他の社員が退職を考えるきっかけにもなり得ます。

企業イメージの悪化

多くの社員が離職する企業は、未来の見通しが立たない、働きやすい環境が整っていない、というネガティブなイメージを与え、優秀な人材の採用を難しくするだけでなく、企業全体の評価や信用にも影響を及ぼす可能性があります。

以上の理由から、企業は労働力の維持と離職率の抑制に取り組むことが重要であると言えます。

若手社員が離職する主な理由

若手社員が離職する主な理由は以下のとおりです。

  • 労働環境の待遇に不満がある
  • 人間関係が良好ではない
  • 仕事の内容が合わずにストレスが溜まる
  • キャリアの展望を描けない など

若手社員が企業の労働環境や待遇に不満があると、早期離職を決意する可能性があります。

給与や福利厚生が整っていない、長時間労働や残業が日常的に行われている場合は、若手社員の仕事に対するモチベーションの低下につながります。

近年ではワークライフバランスを重視する動きがあり、その価値観と合致しない労働環境は不満を誘発しやすいです

また、社内の人間関係が良好ではない場合も早期離職につながる可能性があります。

入社して間もない若手社員は仕事の進め方や将来のキャリアに不安を抱きやすい時期であり、人間関係が良好ではない場合は孤立して早期離職につながるケースも少なくありません。

上司や先輩社員によるパワハラやモラハラ、セクハラなど攻撃的な言動や行動がある場合も同様であり、若手社員にとって過度なストレスになって離職に追い込んでしまうリスクがあります。

単に仕事内容が合わずに早期離職をするケースもありますが、企業全体で適切な人員配置や指導ができれば防止できる可能性は十分にあります。


若手社員の離職防止に効果的な取組み

ここでは、若手社員の離職防止に効果的な取り組みを5つ紹介します。

①経営理念と方針への理解を深める研修の実施

若手社員は経営理念や方針への理解が浅いこともあります。

若手社員の離職を防止するためには、将来を見据えた経営方針や課題を意識させるための研修やオンボーディングプログラムなどの実施が効果的です。

研修を実施することで会社の発展性への理解促進や組織のなかで仕事をすることのモチベーション向上に寄与します

企業の方針や将来のビジョンなどを意識的に若手社員に伝えることで、離職防止につなげられます。

②採用のミスマッチを防ぐ

求人や説明会、面接などで企業のよい部分だけを強調してしまうと、社員は入社後にギャップを感じる可能性があります。

想像していた仕事内容ではなかった、企業風土が合わなかった、実際は待遇がよくなかったなど、入社時の期待と現実にギャップがあると早期離職につながります。

こういったミスマッチを防止するためには、入社前の会社見学や社員との座談会、セミナーなどの実施で社内風土や経営理念を発信することが大切です

事前に企業の実態や社内の雰囲気などが把握できていれば、入社時に感じるギャップを最小限に抑えられます。

③コミュニケーションを活性化するツールの導入

社内で良好な人間関係を築くためには、コミュニケーションが必要不可欠です。社内のコミュニケーションが不足している場合、若手社員の早期離職を誘発する可能性があります。

若手社員の早期離職を防止するためには、上司と部下、同僚同士などの関係性を良好に保つためにコミュニケーションを気軽に取れる社内SNSやチャットツール、1on1ツールなどがおすすめです

部門をまたいだ複数の社員でコミュニケーションが取れる機会を設けることで、関わりが薄い部署の社員とも接点を持たせられます。

また、自己理解や他者理解を促すツールを活用することで、コミュニケーションの活性化につなげることも可能です。

▼自己理解・自己分析を促すためのツールを活用したコミュニケーション活性化について以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

  離職防止に役立つコミュニケーションの取り方!働きやすい組織づくりの秘訣 現在、あらゆる企業で若手社員の離職が課題になっています。離職防止にはコミュニケーションの活性化が有効と考えられていますが、どのように実施すればよいか分からないという方もいるのではないでしょうか。この記事では、離職防止に役立つコミュニケーションの定義や離職防止に寄与する理由、コミュニケーションの取り方などについて詳しく解説します。 株式会社LDcube

④労働環境の改善

近年の若手社員はワークライフバランスを重視する傾向にあり、従来の長時間労働や残業を美徳とする労働環境は通用しなくなってきています。

また、若手社員は承認欲求が強い傾向にもあり、働きに対する適切な評価が行われなければ離職してしまう可能性があります。

若手社員の離職を防止するためには、ワークライフバランスを重視した柔軟な働き方の導入や人事制度の見直しが必要です

労働環境の見直しや改善を図る場合は、まず従業員のニーズや意見を把握しておかなければなりません。

部門や部署ごとにアンケート調査を実施し、企業・仕事に対する満足度や不満に思っていることなどの抽出を行い、その結果に沿って改善していくことが大切です。

⑤学習環境の構築と学習状況のフィードバック

仕事をある程度一人でこなせるようになった若手社員は一見頼もしく見えますが、仕事について分からないことがあっても、抱え込んでしまうこともあります。

こういった状況を防ぐためにも、いつでもどこでも学習できる環境や、コンテンツの配信、学習状況のフィードバックが可能な環境の構築が重要です。

フィードバックや評価は感覚的なものではなく、定量的なデータを用いた方法を採用することでより正確な評価ができるようになります。

学習プラットフォームなどを活用すれば、研修や学習の定量的なデータを取得することが可能です

受講履歴やテストの結果などのデータを活用することで、より正確かつ的確なフィードバックや評価ができるようになります。

若手社員が成長を感じられる機会を提供する

若手社員が成長実感を得られるような機会を提供することが重要なポイントとなります。そのためには、企業が育成の仕組みや学習環境を整え、具体的なタスクをアサインすることが求められます。

しかしながら、現場で教える側が経験してきた教育方法と、若手社員が育ってきた環境が大きく異なるため、効果的な育成ん仕組みや学習環境を整えられず、若手の育成がうまくいっていないケースが多く見受けられます。

 仕事を教える側の世代が受けてきた教育

時代と共に人材育成方法は変わり、現在の教育担当者であるX世代、氷河期世代、Y世代は様々な教育法を経験してきました。

その中には、「先輩のやり方を盗む、背中を見て覚える」「実践あるのみ」というものがあります。これは一般的に、教育の優先度が低い企業や人材不足で教育に十分な時間を割けない企業で見られます。

また、「とにかく量でカバー」「残業時間が長い人が働き者」という、長時間労働が美学とされる教育もあり、これらの教育を受けた人材は生産性や効率を考える余裕がなかったかもしれません。

さらに、「できないことに着目する」「非難・叱責が多いと感じられる」減点方式のコミュニケーションが中心の教育もあり、これにより褒める文化が乏しい環境で育ちました。

これらはあくまで一例ですが、今の人材育成を担当する世代、教える側はこれらの経験をしてきたことが前提にあるということを理解しておくことが重要です。

現代の若手社員の育ってきた環境・特徴

Z世代、つまり1990年後半から2005年ごろに生まれた世代は、デジタルネイティブ世代とも言われ、彼らにとってインターネットやデジタル化は日常生活に不可欠な要素です。

その特徴として、「インターネットの活用・検索スキル」「SNSの日常的な利用」「国内外の社会問題への関心」や「自分らしさや他者への共感、安定志向」を挙げることができます。

情報を自分で検索したりSNSを通じて交流したりすることが自然な彼らの特性は、多様な価値観や社会問題への意識の高さを反映しています。

また、経済停滞や社会的な動揺を経験して育ってきた彼らは、競争よりも自分らしさや他者への共感、そして安定を求めています。


上記のように教育を行う側の受けた教育と、教育を受ける側の育ってきた環境には、大きなギャップが存在します。このギャップが理由で、若手社員の育成の仕組みや学習環境を適切に整備できていないケースも少なくありません。

これから現場の最前線で活躍する若手社員の成長を最優先に考え、育成策を検討していく必要があります。

▼デジタル時代のOJTのあり方についてはこちらをご覧ください。

  教える社員の役割とは?デジタル時代のOJTに必要なポイントを解説! OJTの効果最大化のカギは、教える側の育成や教育にあります。本記事では、効果的なOJTを実現するためにOJT担当者が理解しておくべきポイントやメリットについて深く掘り下げます。またデジタル時代の実務や業務の特徴やデジタル時代に必要なスキル、デジタルツールを使った、教える側の生産性を向上する秘訣まで、幅広く解説します。 株式会社LDcube

若手社員の定着をバックアップするツール

学習プラットフォーム『UMU』は、若手社員の定着を促進するためのオンボーディングプログラム作成に効果的です。

オンボーディングプログラムとは、新入社員が新しく仕事を覚えたり組織になじみやすくしたりすることで、即戦力化を図るための人材育成プログラムです

オンボーディングプログラムを作成することで、以下のような効果が期待できます。

  • 育成期間の短縮
  • 社員の定着率向上
  • 育成のばらつき軽減
  • 事務局の負担軽減 など

UMUはテクノロジーのなかに学習の科学の要素を取り入れており、社員が学んだことを成果やパフォーマンスにつなげるためのサポートをします。

社内で学ぶべき内容を体系的に整理し、社員がいつでも・どこでも・何度でも学習できる環境を確保することで、社員の不安を払拭できます。

▼オンボーディングプログラムについては以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

  オンボーディングプログラムとは?プログラム構築のポイントやメリットを解説! オンボーディングプログラムとは、新入社員や中途社員など企業に入社した人が、新しく仕事を覚えたり、組織になじみやすくしたり、即戦力化して活躍できるようになるための人材育成施策です。オンボーディングの意味やポイントやメリットを解説します。 株式会社LDcube

まとめ

この記事では、若手社員の離職防止について以下の内容で解説しました。

  • 若手社員の離職防止は急務!
  • なぜ若手社員の離職防止策が重要なのか
  • 手社員が離職する主な理由
  • 若手社員の離職防止に効果的な取り組み5選
  • 若手社員に成長を感じられる機会を提供する
  • 手社員の定着を強力にバックアップするUMU

若手社員の早期離職が問題になりつつある現代では、企業の離職防止に向けた取り組みは急務であるといえます。時代の流れとともに世間の動向や社員のニーズは変化するため、企業でも柔軟な対応が求められます。

離職を防止する取り組みはさまざまですが、まずは若手社員が社内になじめるようにして適切に評価することが大切です。

コミュニケーションを活性化させるツールや若手社員に対して正確にフィードバックや評価ができるツールを導入することで、離職を防げる可能性があります。

LDcube』では、AIを活用した学習プラットフォーム『UMU』を提供しています

効果的な研修運営や学習成果の見える化、キャリア採用者の効率的な育成など、成果につながる学びを社員に届けることが可能です。

詳しくは、お気軽にお問い合わせください。

▼関連資料はこちらからダウンロードできます。

エンゲージメント チーム

UMU資料

LIFO資料

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LDcube編集部
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株式会社ビジネスコンサルタント時代から約60年、人材開発・組織開発に携わってきた知見をもとに、現代求められる新たな学びについて、ノウハウや知見をお届けします。

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