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従業員エンゲージメントを高める効果的な取り組みとは?おすすめの方法6選も紹介!
企業の持続的成長において、従業員エンゲージメントを高める取り組みは不可欠なものとなっています。
従業員エンゲージメントが低い場合は、企業理念とビジョンを浸透させるとともに、ワークライフバランスを促進する労働環境の整備や従業員が納得する人事評価制度の採用など、さまざまな取り組みで改善する必要があります。
この記事では、従業員エンゲージメントを高める効果的な取り組み6選と、エンゲージメント向上におすすめのソリューションを紹介します。
▼従業員エンゲージメントについての全体像は下記で解説しています。
⇒【人事担当者必見】従業員エンゲージメントとは?向上につながる5つの施策
▼エンゲージメントを高めるポイントについてまとめておきました。
目次[非表示]
- 1.従業員エンゲージメントを高める方法6選
- 1.1.①企業理念・ビジョンの明確化と浸透
- 1.2.②労働時間や福利厚生の見直し
- 1.3.③ワークライフバランスの促進
- 1.4.④人事評価制度の見直し
- 1.5.⑤社内コミュニケーションの促進
- 1.6.⑥エンゲージメントサーベイを活用した施策の改善
- 2.従業員エンゲージメントを高める上で必要なこと
- 2.1.経営者の意識と行動
- 2.2.経営者の役割とリーダーシップ
- 2.3.経営者のコミュニケーション
- 3.そもそも従業員エンゲージメントとは
- 4.従業員エンゲージメントを高めるメリット
- 5.従業員エンゲージメントを高める(リモートワーク環境)
- 6.従業員エンゲージメントを高めるための研修
- 7.パーソナライズ学習で従業員のエンゲージメントを高める
- 7.1.パーソナライズ学習とは
- 7.2.パーソナライズ学習が効果的なワケ
- 7.3.パーソナライズ学習を実現するにはCK-Connect
- 8.まとめ
従業員エンゲージメントを高める方法6選
どのような取り組みが従業員エンゲージメントの向上に効果的なのか、その内容と重要ポイントをわかりやすく紹介します。
(従業員エンゲージメントを高める取り組み)
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①企業理念・ビジョンの明確化と浸透
企業理念・ビジョンを明確化して従業員へ浸透させることで、エンゲージメントに大きく影響する帰属意識を生み出せます。
例えば、新入社員研修や中途社員研修では、時間をかけて企業理念・ビジョンをしっかり落とし込む必要があります。
さらに、ビジョンに基づいた行動を評価する制度や表彰制度を設けた場合、ビジョンの浸透を日常的に促進させることが可能です。
他にも、社内報や社内SNSでの周知も併せて行うことで、自然と企業理念・ビジョンが浸透していきます。
②労働時間や福利厚生の見直し
長時間労働に対する不満はエンゲージメントを著しく低下させる恐れがあるため、早期に改善が必要です。
残業時間や休憩時間などを適正化するとともに、従業員のニーズに応えてフレックスタイム制度やコアタイム制度などの採用も検討しましょう。
また、福利厚生を充実化することで、仕事に対する働きがいや成長意欲が生まれ、エンゲージメントが向上する可能性があります。
例えば、メンタルヘルスケアを目的とした健康増進サポートや人間ドック受診の補助、病気休暇制度の充実化、家賃補助や住宅手当の増加など、さまざまな項目で福利厚生の充実化を検討するのが望ましいです。
③ワークライフバランスの促進
仕事と生活のバランスが取れた状態を指すワークライフバランスは、フレキシブルな働き方の採用や休暇制度の見直しで促進することが可能です。
例えば、プライベートの時間を確保したい従業員には、テレワークやフレックス制度などの適用が解決策として挙げられます。
また、有給休暇の奨励や子育て支援プログラムの開設、キャリア開発支援なども仕事に対するモチベーションを高めるとともに、ワークライフバランスの促進に寄与します。
④人事評価制度の見直し
従業員エンゲージメントを高めるには、ブラックボックス化されたトップダウンの人事評価ではなく、透明化された適正な人事評価が求められます。
人事評価制度を見直すポイントとしては、企業理念・ビジョンに基づいた評価基準か、従業員の主体性を尊重しているか、活動の成果や成長が適正に反映されているかなどが挙げられます。
現行の人事評価の基準が曖昧になっている場合は、日々の活動や研修での成長を可視化できる学習管理システムの導入が望ましいです。
⑤社内コミュニケーションの促進
上司や部下、同僚同士のコミュニケーションに悩んでいる従業員がいる場合、コミュニケーションの本質的な改善でエンゲージメントを高められます。
社内コミュニケーションを促進する方法としては、社内SNSの活用や交流イベントの実施、研修プログラムでのゲーミフィケーションやディスカッションの採用などが挙げられます。
また、上司と部下の1on1ミーティングも、現状のコミュニケーションの課題抽出と適切なフォローを行う手段として有用です。
⑥エンゲージメントサーベイを活用した施策の改善
エンゲージメントが低い部門・職場を特定して最適なアプローチをするためにも、エンゲージメントサーベイを活用した施策の改善が望まれます。
エンゲージメントサーベイとは、従業員に対してさまざまな分野における質問を行い、その回答結果からエンゲージメントを可視化する調査方法です。
調査結果からエンゲージメントが低い部門・職場が明らかになるため、その課題に即した人事施策を計画することができます。
例えば、キャリアパス支援に対する不満からエンゲージメントの低下につながっている場合、研修制度の見直しと整備を行い、改善につなげることが可能です。
▼エンゲージメント調査については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒従業員エンゲージメント調査とは?実施する重要な目的と期待できる効果
従業員エンゲージメントを高める上で必要なこと
経営者自身の強いコミットメント |
従業員エンゲージメントを高めるために絶対的に必要なことの一つは、経営者自身の強いコミットメントです。以下にその理由と具体的な行動を述べます。
経営者の意識と行動
経営者自身のエンゲージメントとその会社へのコミットメントが強力でなければ、従業員のエンゲージメント向上は難しいと言われています。
経営者自身が情熱を持って業務に取り組んでいる姿を示すことで、従業員も自分自身の業務へのエンゲージメントを高めるきっかけが見つかりやすくなります。
経営者の役割とリーダーシップ
経営者が果たすべき役割は、単に利益の追求だけでなく、従業員の成長や幸せを重視した組織文化の醸成も含まれます。
そのためには、経営者がトップダウンでリーダーシップを発揮し、従業員一人一人が仕事に対して自発的に行動できるような環境を整備することが重要です。
経営者のコミュニケーション
経営者が従業員とのコミュニケーションを一貫して重視することも、また重要です。従業員の意見や提案を尊重し、それらを会社の運営に反映させることで、従業員のエンゲージメントを高めることが可能です。
透明なコミュニケーションは信頼の構築にも役立ちます。
以上のように、経営者のコミットメントと行動が、従業員エンゲージメントを高めるための鍵となります。
エンゲージメントは単にコンテンツや制度によって達成されるだけのものではありません。
それは全てのレベルでの人間関係とコミュニケーションにより形成される総体的な存在です。
これを理解し、取り組んでいる経営者自身こそが、企業全体のエンゲージメント向上に資すると言えます。
そもそも従業員エンゲージメントとは
従業員エンゲージメントとは、従業員の企業に対する信頼性や愛着心、仕事に対する熱意などを示すものです。従業員エンゲージメントを構成する要素は、以下の3つに分けられます。
- 企業理念やビジョンへの理解度
- 企業理念やビジョンへの共感度
- 企業の業績向上対する行動意欲
組織文化をはじめ、人事評価制度、福利厚生、従業員の労働条件などの多岐にわたる要因が従業員エンゲージメントに影響します。 従業員エンゲージメントを高めるための取り組みは、離職率の抑制や労働生産性の向上につながるため、企業全体で戦略的に推進することが大事です。
▼従業員エンゲージメントの要素については下記で詳しく解説しています。
⇒従業員エンゲージメントを構成する要素とは?満足度との違いや向上方法を解説
従業員エンゲージメントを高めるメリット
従業員エンゲージメントを高めるメリットは、以下のように多岐にわたります。
- 組織への信頼と愛着が深まり、定着につながる(離職率の抑制)
- 組織に貢献したい気持ちが生まれて、パフォーマンスが向上する
- 従業員が明確な成長目標をもって自発的に仕事に取り組むようになる
- 上司と部下、メンバー同士のコミュニケーションが活性化する
- 何でも相談できる環境が整備されて心理的安全性が確保される
- サービスの品質向上につながりやすく、顧客満足度アップに期待できる
従業員エンゲージメントは、個人のパフォーマンスを向上させるだけではなく、組織全体を活性化して最終的に業績アップにもつながります。 経営における重要な戦略として従業員エンゲージメントの向上に取り組む場合、エンゲージメントの可視化と分析、そして分析結果を用いて施策のPDCAを回すことが重要です。
従業員エンゲージメントを高める(リモートワーク環境)
コロナ禍を経て、働き方が変化し、リモートワークを行う人も増えています。リモートワーク環境の特性上、従業員エンゲージメントを高めるためには以下のような点に配慮することが重要となります。
定期的なコミュニケーション リモートワークでは物理的な距離があるために、コミュニケーションが不足しやすいです。 チームミーティングを定期的に行う、個々のワンツーワンのチェックインを設けるなど、積極的なコミュニケーションを保つことが大切です。 フレキシブルなワークスタイルのサポート リモートワークの一つの利点は自分のペースで働けるという点です。 働く時間を自分で設定できるようなフレキシブルな働き方を尊重し、労働時間外にきちんとリフレッシュする時間を取ることも重要です。 プロジェクトの進捗状況の共有 仕事の進行状況をチーム全体で共有することで、誰もが自分たちの取り組みの一部に関与していると感じられます。 リモートツールの活用 効率的なリモートワークを実現するために、効果的なリモートツールの選択と活用が不可欠です。 コミュニケーションツール、プロジェクト管理ツール、ドキュメント共有ツールなどを使用し、働きやすい環境を作り上げてください。 また、最近ではアバターがオンライン上のオフィスに出社するバーチャルオフィスも利用されています。 社員の健康と福利厚生の促進 社員の健康と福利厚生に配慮したプログラムを提供することで、従業員エンゲージメントも高まります。 社員間のバーチャルな交流 インフォーマルな交流の場を設け、社員同士のつながりを深めるイベントを企画することも効果的です。オンライン懇親会などを行うのも良いでしょう。 |
これらを実践することで、リモートワーク環境でも従業員のエンゲージメントが高まり、生産性や満足度の向上が期待できます。
従業員エンゲージメントを高めるための研修
従業員エンゲージメントを高めるための有効な一つの手段として、研修の活用が挙げられます。
エンゲージメントの向上につながるためには、レジリエンス(心理的な回復力)トレーニングの要素を研修に取り入れておくと良いでしょう。
レジリエンスとは、個々の社員がストレスや困難を乗り越え、ポジティブな姿勢を保つ能力のことを指します。
このスキルは、仕事の困難に適切に対処し、その結果会社へ影響を最小限に抑えるため、従業員エンゲージメントを保つ上で本質的に求められます。
レジリエンス研修の目標は、大きな変化や不確実性に直面したときでも、ポジティブな姿勢を保ちつつ積極的に行動する能力を開発することです。
そして、これらの目標を達成するために、研修では従業員がストレスを適切に理解し、管理する方法、そしてそのストレスをポジティブなエネルギーに変換するスキルを教えていきます。
レジリエンス研修を通じて、以下のようなことを学ぶことが期待できます。
ストレスと感情の理解と管理:ストレスの原因とそれが自己の感情や行動にどのように影響を与えるかを理解し、その管理法を学ぶ 問題解決と決定力:困難な状況や問題に対して策を練る能力を身につける ポジティブな思考: 困難な状況にも積極的な視点を保つ心の持ち方を学ぶ
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高いレジリエンスを持つ従業員は、仕事における満足度が高く、仕事への献身性やエンゲージメントも高いとされています。
したがって、レジリエンスの研修は、エンゲージメントを高めるための重要な手段の一つと言えるでしょう。
▼エンゲージメントを高めるための研修については下記で解説しています。
⇒エンゲージメントを高める研修とは?カリキュラムと成功させる秘訣を解説!
▼レジリエンスを高めることでエンゲージメントを高めた施策については下記で解説しています。
⇒従業員エンゲージメントの向上に有効な施策とは?企業の成功事例を紹介
パーソナライズ学習で従業員のエンゲージメントを高める
パーソナライズ学習とは
パーソナライズ学習は、教育とテクノロジーが融合した形の学習方法で、各個人の学習ニーズ、理解度、学習スタイルに合わせて教材や教え方を適応させます。
これは、「大量生産型」の教育方式から「カスタムメイド型」の教育方式へと大きくシフトすることを意味します。
伝統的な教育方式では、全ての生徒が同じカリキュラムを同じペースで学ぶことが求められますが、パーソナライズ学習ではそれぞれの学習者の強みや弱み、興味やモチベーションに基づいてカリキュラムが適応されます。
これはAIやデータを活用することで実現可能となり、各学習者に最適な学習経験を提供することが可能になります。
パーソナライズ学習が効果的なワケ
パーソナライズ学習が注目される背景には、一人一人の個別的なニーズに対応した学習経験を提供できる能力があります。
一人一人の進度や理解度に応じた学習プログラムの調整が可能であるため、個々の従業員が効率的に学習を進めたり、学習モチベーションを持続させたりすることが期待できます。
また、パーソナライズ学習では自分の強みや興味に基づいて学習を進めることが可能となり、それ自体が強いエンゲージメントを生むことができます。
パーソナライズ学習を実現するにはCK-Connect
LDcubeが提供する『CrossKnowledge CK-Connect』は、従業員の課題に最適な学習コースを提供して自発的な学びを促進する学習管理システム(LMS)です。
従業員の学習データをリアルタイムで収集し、学習者の進度、理解度、学習スタイルを把握することができます。
また、標準搭載されているパーソナルサーベイ68問の質問を行い、パーソナリティタイプを分析したうえで、一人一人に異なる学習コンテンツを提供します。
従業員の学習ニーズや興味に十分に応えることで、学習へのエンゲージメントを向上させます。
CK-Connectは、個々の従業員に合わせた学習体験を提供し、スキル向上を促進し、結果的に企業全体の競争力を向上させるのが特徴です。
▼パーソナライズ学習の実現に向けてはeラーニングの「受け放題プラン」の活用を検討するのが良いでしょう。「受け放題プラン」については下記で解説しています。⇒eラーニング受け放題(定額制)ならCrossKnowledge(LMS)!
まとめ
この記事では、従業員エンゲージメントを高める効果的な取り組みについて以下の内容で詳しく解説しました。
- 従業員エンゲージメントとは
- 従業員エンゲージメントを高めるメリット
- 従業員エンゲージメントを高める効果的な取り組み
- 従業員エンゲージメントを高める(リモートワーク環境)
- 従業員エンゲージメントを高めるための研修
- パーソナライズ学習で従業員のエンゲージメントを高める
従業員エンゲージメントは、企業理念とビジョンに対する理解と共感、業績向上に対する行動意欲などで構成されます。
そのため、これらを促進する具体的な取り組みがエンゲージメント向上に効果的です。
組織と従業員のエンゲージメントをサーベイツールで可視化したあと、フレキシブルな働き方の採用や人事評価制度の見直しなど、多面的な取り組みでエンゲージメントを向上させるのが望ましいです。
LDcubeが提供する『CrossKnowledge CK-Connect』は、従業員の個性・強み・課題に即した学びを提供して、エンゲージメント向上につなげられる学習管理システム(LMS)です。
パーソナリティ診断に基づいて、強みを伸ばし、課題を補うための推奨コースを提案して、一人一人に最適な学びを創出します。
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