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レジリエンス研修はオンラインでも効果あり!効果的に実施する方法とは?

職場でのストレスや不確実性が高まる現代において、メンタルヘルスへの対策をしながら、個人と組織がより強靭に成長するための手段として、レジリエンス研修やセミナーが注目を集めています。

そして、現代の働き方や研修効率化の背景から、「レジリエンス研修をオンラインで実施したい」という要望を多く伺いますが、同時に「オンライン研修は対面に比べて効果が劣るのでは?」という質問もよくいただきます。

実は、オンラインであってもレジリエンス研修は、対面と同等以上の効果を発揮することができるのです。

レジリエンス研修の中心となるのは「思考トレーニング」です。私たちは日々の生活の中で、思い込みや固定観念にとらわれがちです。しかし、ネガティブな出来事をポジティブに捉え直すことができれば、それは新たな成長の糧になります。

このような思考の書き換えテクニックは、実はオンライン環境でも十分に学べるのです。オンラインでは、物理的な制約を超えて多様な視点を持った人々と意見交換ができ、自分の思考の幅を広げることが可能になります。

さらにオンライン形式の最大のメリットは「インターバル型学習」が可能なことです。これにより、研修での学びを実践するための期間を設けることができ、理論を実生活に生かすスキルを段階的に養うことができます。研修中に学んだことを職場で試し、次の研修でその経験を共有する。このサイクルを繰り返すことで、持続的な行動変容が促進されます。

本記事では、人事・人材開発部門の方向けに、レジリエンス研修をオンラインで実施する際のポイントやカリキュラム構成、社内トレーナーで効果的に実施する方法などについても解説します。

▼レジリエンスについてはテーマに合わせて下記で詳しく解説しています。(関連記事一覧)

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目次[非表示]

  1. 1.レジリエンス研修がオンラインでも効果がある理由
    1. 1.1.レジリエンス研修は思考トレーニング
    2. 1.2.思考の書き換えテクニックはオンラインで十分学べる
    3. 1.3.インターバル型で効果を出しやすい
  2. 2.レジリエンス研修をオンラインで実施するメリット
    1. 2.1.地理的な制約を受けない
    2. 2.2.業務への負担が少ない
    3. 2.3.多くの人が受講できる(全てのビジネスパーソンにレジリエンスは必要)
  3. 3.オンラインで実施する際のレジリエンス研修の構成要素
    1. 3.1.思考の柔軟性を高める
    2. 3.2.エネルギーの発揮力を高める
  4. 4.レジリエンス研修をオンラインで実施する際のポイント
    1. 4.1.半日×4回で構成し、インターバル型にする
    2. 4.2.ブレイクアウトセッションを入れる
    3. 4.3.思考の書き換えに慣れるまで繰り返す
  5. 5.レジリエンス研修をオンラインで実施する際のカリキュラム(半日×4回)
    1. 5.1.1回目:レジリエンスについての理解と思考の柔軟性
    2. 5.2.2回目:思考の柔軟性を高める(思考の書き換えトレーニング)
    3. 5.3.3回目:思考の柔軟性を高める(応用ケース演習)
    4. 5.4.4回目:エネルギーの発揮力を高める(自己診断演習)
  6. 6.オンラインのレジリエンス研修は社内トレーナーで実施できる
  7. 7.レジリエンス研修受講者の声
  8. 8.まとめ:レジリエンス研修はオンラインで実施しよう

レジリエンス研修がオンラインでも効果がある理由

レジリエンス研修 オンライン イメージ

レジリエンス研修はさまざまなスタイルで実施されていますが、オンラインでも十分に効果があります。なぜなら、レジリエンス研修は「思考トレーニング」であるため、オンラインでも十分に思考訓練を行うことができるからです。ここでは、レジリエンス研修がオンラインでも効果がある理由について詳細を解説します。
 

レジリエンス研修は思考トレーニング

レジリエンス研修の中心は思考トレーニングです。レジリエンスとは、困難やストレスに立ち向かい、それを乗り越える力を指します。これには個人の思考パターンの改善が大きく関わっています。

そのため、レジリエンスを高める研修では、自己認識を深め、思考をポジティブに書き換えるスキルの習得が中心となります。レジリエンス研修は単なる知識習得にとどまらず、自分の感情や思考を深く理解し、それを能動的に変革していく思考トレーニングなのです。

例としては、ネガティブな出来事に直面した際に、その捉え方を変えるスキルを学びます。これにより、一見ネガティブな出来事も成長へのチャンスと捉えることもでき、ポジティブに前進できます。このようなスキルは、現代社会の急激な変化にも対応できる人材を育成するために不可欠です。
 

思考の書き換えテクニックはオンラインで十分学べる

思考の書き換えテクニックはオンラインでも十分に学ぶことが可能です。デジタル技術の進化により、オンライン学習は実際の対面学習に匹敵するほどの効果を持つようになっています。特に思考を書き換えるプロセスは、個人が内面を深く探求し、自己分析を行うことが求められるため、オンラインの環境で十分に対応できます。

例えば、オンラインでのディスカッションやフィードバックセッションは、物理的な距離を超えて多様な視点を得る機会を提供し、違った考え方に触れることで自己の視野を広げることができます。

このような環境は、新たな思考パターンを効果的に学ぶ手助けとなります。オンラインであることの利便性を生かし、物理的な制約を超えて多くの人が学ぶことができるのです。
 

インターバル型で効果を出しやすい

オンラインでのレジリエンス研修はインターバル型の学習法を取り入れることで、効果を高めることができます。インターバル型とは研修と実践期間を組み合わせ、学んだことを実践につなげることを促す手法です。この方法は、知識をただ詰め込むのではなく、実生活での応用を重視するレジリエンス研修に特に有効です。

具体例として、オンライン研修で学んだ思考トレーニングについて、実践期間中に起きた出来事について、実際に思考を書き換え、捉え直すということに挑戦します。これにより、参加者は新しい思考法やスキルを段階的に学び、それを自身の生活や職場で試行錯誤しながら身に付けていくことができます。

このプロセスは、レジリエンスを育むための持続的な行動変容を促進します。最終的には、インターバル型のアプローチを用いることで、参加者の学習体験がより継続的かつ深いものになり、レジリエンス向上につながるのです。

▼オンラインでの学習については下記で詳しく解説しています。
リモート学習を活用するメリットとは?成功させるポイントを解説!

 

レジリエンス研修をオンラインで実施するメリット

レジリエンス研修 リモート メリット イメージ

レジリエンス研修をオンラインで実施することで得られるメリットがあります。レジリエンスは環境変化の激しい現代では全てのビジネスパーソンに必要な内容です。オンラインで実施することでより多くの人に受講の機会を提供することができます。ここでは代表的なメリットについて解説します。
 

地理的な制約を受けない

オンラインでのレジリエンス研修は地理的な制約を受けません。これにより、遠隔地に住む参加者や、出張中のビジネスパーソンも研修に参加することが可能になります。例えば、異なる地域に拠点を持つ企業が、それぞれの拠点の従業員に同じ研修を受けさせたい場合、オンライン研修はそのハードルを低くします。

これにより、研修参加の機会が広がり、組織全体で一貫した知識とスキルを養うことが可能になります。さらに、講師も地理的な制約なしに研修を提供することができます。これらの理由から、オンラインでのレジリエンス研修は従来の対面研修より柔軟かつ効果的な学習機会を提供します。
 

業務への負担が少ない

オンラインで実施するレジリエンス研修は、業務への負担を大幅に軽減します。従業員は移動時間を削減できるため、効率的に自分の業務と研修を両立することが可能です。例えば、2日間といったまとまった期間ではなく、半日×4回などのスケジュールで研修を受けることができるため、業務時間を圧迫しません。

この柔軟性によって、忙しいプロジェクトやクライアント対応を中断することなく学習ができ、従業員の時間を有効活用できます。こうしたメリットにより、オンライン研修は柔軟な学習を提供し、従業員と組織全体にとって効果的な成長機会をもたらします。
 

多くの人が受講できる(全てのビジネスパーソンにレジリエンスは必要)

環境変化の激しい現代においては、全てのビジネスパーソンにレジリエンスは必要不可欠です。職場のストレスや変化に対処する能力が求められる現代では、レジリエンスは業務の効率化や離職率の低減に貢献します。オンライン研修の大きなメリットは、参加者の数に地理的制約がなく、業務への負担を減らしながら研修を受けることができるため、多くの従業員が研修を受講できる点です。

これにより、企業は新人からベテランまで、全員に一貫したレジリエンス能力を提供できます。例えば、全社員対象に研修を行うことで、部署間の隔たりを越えて一体感を醸成することも可能です。

さらに、組織全体でレジリエンスを高めることで、業務の生産性を向上させるだけでなく、従業員の満足度とエンゲージメントを向上させることも期待できます。

このように、オンラインでのレジリエンス研修は、個人と組織の双方にとって有益な投資となります。
 

オンラインで実施する際のレジリエンス研修の構成要素

オンライン レジリエンス研修 構成要素 イメージ

レジリエンス研修を実施する際の研修の構成要素については大きく2つの要素があります。ポイントを解説します。
 

思考の柔軟性を高める

オンラインでのレジリエンス研修は、思考の柔軟性を高める機会を提供します。思考の柔軟性とは、異なる視点から物事を捉え能力を指します。これはレジリエンスを構成する重要な要素であり、変化や困難に直面しても乗り越える力を養うためには欠かせません。

オンライン研修では、参加者はさまざまなシナリオのケーススタディーを通じて、思考の柔軟性を高めることができます。例えば、グループディスカッションを行うことで、多様な意見に触れ、視野を広げることができます。

また、リフレクションやフィードバックセッションを取り入れることで、自分自身の思考パターンを認識し、改善することが可能です。こうしたアプローチにより、オンライン研修は参加者の思考の柔軟性を養い、実社会での適応力を高める手助けをします。
 

エネルギーの発揮力を高める

レジリエンス研修のもう一つの重要な構成要素は、エネルギーの発揮力を高めることです。エネルギーの発揮力とは、困難やストレスを克服するために必要な精神的および肉体的エネルギーを効果的に活用する能力です。

オンライン研修では、自分の徳性を把握するための診断をwebで実施し、その結果を基に参加者が自分の徳性について深く理解し、その徳性を効果的に活用することでエネルギーを発揮するためのコツを学ぶことができます。

また、マインドフルネスやストレス管理法を取り入れることで、内なるエネルギーを最大限に引き出すことが可能です。

▼レジリエンス研修については下記で詳しく解説しています。
レジリエンス研修とは?実施で得られる効果と具体的な内容を解説!

 

レジリエンス研修をオンラインで実施する際のポイント

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レジリエンス研修をオンラインで実施する際には、2日間などのまとまった時間ではなく、半日単位でインターバル型にすることで、効果的に進めることができます。ここではオンラインで実施する際のポイントを解説します。
 

半日×4回で構成し、インターバル型にする

レジリエンス研修をオンラインで実施する際の効果的な方法の1つは、半日×4回のインターバル型にすることです。これにより、参加者は情報を段階的に吸収し、自分の状況に合わせて実践する時間を持てます。

例えば、初回に学んだ内容を職場で試し、2回目の研修でその経験をフィードバックとして共有することが可能です。インターバルを設けることで、参加者は単に情報を覚えるだけでなく、実際の職場環境でどのように適用できるかを実践しながら学べます。

この形式により、各回の研修が終了するたびに参加者の理解が深まり、レジリエンスの実践力が向上するのです。従って、インターバル型の研修は学習の深まりと実践能力の強化にとって非常に有効です。
 

ブレイクアウトセッションを入れる

オンライン研修でブレイクアウトセッションを組み込むことは、効果的にグループワークを行う機会を提供することにつながります。オンライン環境での学習は、一方的になりがちですが、ブレイクアウトセッションを挟むことで、参加者同士の対話を促進し、理解を深められます。

例えば、思考の柔軟性について学んだ後、少人数のグループに分かれて、実際に思考の書き換えについて取り組み、グループ内で共有することで、どのように行えば良いかを確認することができ、実践的な理解が進みます。

このようなグループワークは、学習の深化と参加者同士のつながりを強め、研修の全体的な効果を高めます。従って、オンライン研修でも、参加者に主体的に考えさせるためのブレイクアウトセッションは必須となります。
 

思考の書き換えに慣れるまで繰り返す

レジリエンス研修において、思考の書き換えは重要な要素です。オンライン研修ではこのプロセスを支援するため、慣れるまで繰り返すことが必要です。なぜなら、思考の書き換えはこれまでの日常生活では行ったことがない人が多く、はじめはコツがつかめないケースが多いからです。

そのため、参加者が自分の固定観念やネガティブな思考パターンを認識し、それを柔軟に書き換える練習を何度も行います。例えば、ネガティブに捉えていた職場の出来事をポジティブに捉え直すことを繰り返し行います。

反復することで、参加者は新しい視点を自然に取り入れられるようになり、日常の中で効果的に思考の柔軟性を高めることができます。このように、思考の書き換えは時間をかけて習得するスキルであり、オンライン研修ではその練習機会をしっかり提供することが求められます。
 

レジリエンス研修をオンラインで実施する際のカリキュラム(半日×4回)

レジリエンス研修 カリキュラム イメージ

レジリエンス研修をオンラインで実施する際のカリキュラムについて、ここでは半日×4回シリーズで展開することを想定して、具体的に紹介します。
 

1回目:レジリエンスについての理解と思考の柔軟性

レジリエンス研修を始めるにあたって、まず初めに理解すべきはレジリエンスの基本概念と思考の柔軟性の重要性です。レジリエンスとは、ストレスや困難な状況に対して適応し、再び立ち上がる力のことを指します。

1回目の研修では、受講者がレジリエンスの基本を理解し、これからどのようなことを学んでいくことかを確認します。そして、まずは思考の柔軟性を高めることの重要性をしっかりと理解します。重要性をしっかりと理解することで、次のステップである「思考の書き換えトレーニング」にスムーズに移行できます。

オンライン形式ならではのインタラクティブなクイズやディスカッションを取り入れながら進めることで、一方的な講義で終わらずに理解を深めながら学んでいくことができます。
 

2回目:思考の柔軟性を高める(思考の書き換えトレーニング)

2回目の研修では、「思考の柔軟性を高める」ことを目的に、思考の書き換えトレーニングを実施します。不安やストレスに直面した際、固定観念にとらわれるのではなく、新しい視点で捉え直す力を養うことが重要です。

思考の書き換えトレーニングは、否定的な考えを認識し、それを肯定的または建設的な思考に変えるプロセスを学ぶことから始まります。具体的には、オンラインでのセッションでは、参加者が自分の経験を共有し、グループディスカッションを通じて、多角的な視点を持つことが奨励されます。

これにより、思考の柔軟性を実践的に高め、レジリエンスを構築する基盤を築くことができます。
 

3回目:思考の柔軟性を高める(応用ケース演習)

3回の研修では、思考の柔軟性をさらに深めるため、応用ケース演習に取り組みます。ここでは、実際の職場で遭遇し得るケースを使用して、受講者が学んだ内容を応用します。これによって、理論だけでなく実際の状況でどのように考え方を転換するかを体感できます。

演習を通じて、受講者は複雑な状況に対する対処法を学び、実践的な問題解決能力を高めます。オンラインでは、ブレイクアウトセッションでケースディスカッションを行い、参加者間の意見交換を促進します。この実践的な取り組みを通して、思考の柔軟性を高めていきます。
 

4回目:エネルギーの発揮力を高める(自己診断演習)

4回目の研修では、エネルギーの発揮力を高めることに焦点を当て、自己診断を用いた演習を実施します。エネルギーの発揮力は、思考の柔軟性を高め、ネガティブな出来事をポジティブに捉え直した後、実際に建設的な行動を取っていくために必要な要素です。

困難な状況を乗り越えるために不可欠な要素であり、自己モチベーションの維持や、周囲への影響力を強める鍵となります。参加者が自身の徳性を把握するための自己診断ツールを用い、徳性についての理解を深めます。

そのうえで、どのように徳性を生かすとエネルギーを発揮できるかを検討します。具体的には、webでの自己診断を利用し、結果を基にしたフィードバックセッションを行うことで、各自の具体的なアクションプラン作成をサポートします。
 

オンラインのレジリエンス研修は社内トレーナーで実施できる

レジリエンス研修 社内トレーナー イメージ

レジリエンス研修は心理学や認知行動療法などの知識を必要とする専門的な研修ですが、しっかりとトレーニングを受けることで、社内トレーナーが社内で展開することができます。それにより、外部講師に委託することに比べ、コストを抑えながらも効果を高めるアプローチが可能となります。ポイントを解説します。
 

レジリエンス研修の社内トレーナーを養成する

企業が持続的にレジリエンスを高めるためには、社内トレーナーを養成することが有効です。社内トレーナーの存在は、企業全体で一貫したレジリエンス向上を可能にします。まず、社内トレーナーを選定し、レジリエンストレーナー養成プログラムに参加させる必要があります。

このプログラムでは、レジリエンスの理論、実践的なトレーニングスキル、オンラインでの効果的なコミュニケーションスキルを学びます。社内トレーナーは、自社の文化や業務プロセスを深く理解しているため、より実践的で適応度の高い研修を設計できます。

これにより、企業は外部講師への依存を減らし、コストを抑えつつも高品質な研修を内部で提供できるのです。
 

社内でオンラインのレジリエンス研修を実施する

社内でのオンラインレジリエンス研修は、柔軟で参加しやすい形で従業員に提供できます。オンライン形式は、地理的制約を受けないため、全社員が一貫したトレーニングを受けられます。

社内トレーナーが講師を務めることにより、研修内容が自社の状況や課題に即したものとなり、実践的なスキルを習得しやすくなります。オンライン研修のメリットを最大限に生かすことで、参加率と受講者の満足度を高め、企業全体でのレジリエンス向上につなげることが可能です。
 

社内トレーナーが細かくフォローする

社内トレーナーによる細やかなフォローアップは、レジリエンス研修の効果を持続させる鍵となります。研修後の定期的なフォローアップは、参加者が得た知識やスキルを実践し続けるための支援を提供します。

具体的な方法として、研修後にオンラインディスカッションや個別フォローの機会を設け、参加者が直面する課題に応じたアドバイスを行います。また、社内でレジリエンスを活用した実際の成功事例を共有し、参加者の意欲を高めることも有効です。

このように、社内トレーナーが日常業務における問題解決をサポートすることで、従業員は自身のレジリエンス力を強化し、モチベーションを維持できます。結果として、企業全体の生産性と幸福度が向上し、組織にとって持続可能な成長を実現できるでしょう。

▼レジリエンス研修の講師については下記で詳しく解説しています。
レジリエンス研修の講師になるには?資格や講座についても解説! 

 

レジリエンス研修受講者の声

レジリエンス研修受講者 声 イメージ

レジリエンス研修は全てのビジネスパーソンに必要な内容であり、多くの方が受講しています。ここではいくつかの対象層ごとに「受講者の声」を紹介します。

若手・中堅社員対象 受講者の声

  • 本研修を受講する前は、このプログラムは「ポジティブな思考で物事を考えていかないといけない」というものだと思っていました。しかし、それは違っていました。日常の出来事に対して色々な見方(ネガティブな思考/ポジティブな思考)で多面的に見ることで、より正確に出来事を捉え、より効果的・効率的に行動/対応(VIA診断を活用して、自分の強みを活かした行動/対応)することが出来るようになりました。
     
  • 自分自身のモノの見方/考え方の思考パターンを理解して、非生産的に陥っている出来事の振り返りを行いました。私自身はネガティブ思考が強い傾向があり、非生産的な判断・行動(レッテルはり、最初に答えありき)を行うことが多々あることに気づきました。感情的に偏った見方をすることで非生産的な活動になってしまい、結果として周りにも悪影響を与えてしまっている自分がいることに気づきました。今後、そういった行動を取りそうなときは一呼吸置いて考え、完璧ではなく、最善な行動/対応をしていきたいと思います。スタッフの方々が細かく関わって頂き、沢山のアドバイスを頂いたことは自分自身の財産になりました。大変有難うございました。
     
  • 自分自身の思考の特徴を知ることができました。レッテルをはって決めつけをしたり、「~すべき」と固定観念をもっていることがわかり、非常に思考の幅が狭いことがわかりました。しかし一度考えたことを変える思考訓練を行うことにより多面的にポジティブに考えることができるようになりました。
     
  • 自分は、理想が高く完璧を求めていることに改めて気づきました。本当に「最善主義」という考えに出会えたことに感謝しています。自分の目標に向かって、様々なモノの見方をすることで、自分が思い描いていた方法とは別の方法に気づくことができ、目標に向かっていくことができました。それによって目標を達成することができ、「自信」を手に入れることができました。この「自信」が自己の成長にはかかせないと体験的に理解できました。

研修を企画した事務局からの声

  • この研修を受講して、受講者の発言や行動が明らかに変わりました。今まで後ろ向きな発言や、あまり反応が無いことが多々見受けられましたが、自分の考えに自信を持てたのか、イキイキと仕事に取り組み、周囲に良い影響を与えています。
     

  • これまで自分の仕事中心で後輩へ関わろうとしないことが多かったですが、少しずつ後輩への関わりが増えはじめました。この研修を通じて、後輩に関わる・指導することが自分の成長にも繋がることを実感でき、楽しさを感じたようです。

管理職対象 受講者の声

  • 自分の捉え方の幅が広がったことを実感しております。今までの私は否定的な面ばかりに目が行き、ネガティブな思考が強かったと思います。しかし、この研修を受けてポジティブな面も見られるようになりました。特に実感しているのが部下との関わりです。
     

  • これまでは部下の出来ていない面ばかり気になっていましたが、良い面も見れるようになったことで関わり方を変えることができました。マネジメントの幅が広がったことを実感しております。
     

  • 自分の生々しい体験を整理しながら、ATCモデルを活用して考え方の幅が広がりました。SEは視野がせまい中で仕事をしているので、レジリエンスの考え方を身につけたことで、世界が変わりました。
     

  • 部下の育成も他者に求めてばかりいた自分に気づきました。これが正しいんだ、と思っていたことが、この3日間でコロッと変わりました。目からウロコです。自分は先入観、固定観念にものすごく支配されており、勝手な決めつけ、他者攻撃が多いと気がつきました。自分基準を開放する気持ちを持つことができました。
     

  • 思考がワンパターン化しておりネガティブでなんでも決めつけている自分がいました。49歳になっても自分が変われることに喜びを感じます。職場でも、自分の考え方が変わることで、周囲の関わり合いも変わることに驚いております。
     

  • 自信を失っていた自分がいましたが、周囲からのフィードバックや温かい励ましにより、やるべきことを明確にできました。『社員がこの会社にいて良かった』と思える為に、様々な改革に前向きに取り組んでいきます。

研修を企画した事務局からの声

  • この研修を受講してから、受講者の表情が変わりました。言うことも前向きになったし、部下との関わりも変わってきています。この前、その営業所に行ったときに部下に様子を聞いたところ、営業所の雰囲気が変わったと喜んでいました。これからが楽しみです。
     

  • 受講者がこの研修を受けて、何をしなければいけないかを明確にできたことは非常に良かったと感じています。自分が色々と仕事のアサインや指摘をした際の、受講者の受け答えや反応が明らかに変わりました。今、本人には重い重要タスクを任せていますが、この研修が良いきっかけとなり、前に進んでいるので期待できます。

 

まとめ:レジリエンス研修はオンラインで実施しよう

レジリエンス研修はオンラインでも効果あり!効果的に実施する方法とは?について紹介してきました。

オンラインでのレジリエンス研修が持つ効果について見てきましたが、その中心には「思考トレーニング」があります。レジリエンスとは、困難やストレスに立ち向かい、それを乗り越える力であり、思考の柔軟性を高めることでこの力を育むことができるのです。

研修では、自己認識を深め、ポジティブな思考パターンを身に付けることが重要です。ネガティブな状況をポジティブに捉え直すスキルは、変化の激しい社会で適応力の高い人材を育成するために欠かせません。

次に、思考の書き換えテクニックがオンラインで十分に学べることを解説しました。オンラインによるディスカッションやフィードバックは、多様な視点を手に入れる絶好の機会を提供します。物理的な制約がないオンライン環境だからこそ、多様性に富んだ学びが実現します。また、インターバル型の学習法によって、研修で得た知識を実際に応用する時間を設けることで、参加者は理論を現実の生活で試し、自らの経験を基に成長を続けることができるのです。

さらに、オンライン実施のメリットとして、地理的制約を受けないこと、業務への負担を軽減できること、そして多くの人が受講できることを説明しました。これにより、組織全体で統一されたスキルと知識の浸透が可能になり、業務効率化と社員のエンゲージメント向上につながります。

最後に、オンラインのレジリエンス研修を最大限に活用するためのポイントとして、社内トレーナーによる実施を挙げました。社内トレーナーが研修のみならず、研修後も個別のフォローなどで細かく行動変容をサポートすることで、研修効果は高くなります。

株式会社LDcubeではレジリエンス向上のためのSBRPStrength-based Resilience Program研修の実施並びに、レジリエンストレーナー資格取得のためのSBRPライセンス取得講座を提供しています。

毎年多くの人事・人材開発部門の社内トレーナーの方々にライセンスを取得いただいています。この機会にSBRPライセンス講座への参加を検討してみてはいかがでしょうか。

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企画・作成・編集:代表取締役 新井澄人
企画・作成・編集:代表取締役 新井澄人
株式会社ビジネスコンサルタントで、講師派遣型の人材育成支援から始まり、社内トレーナーの養成による人材育成支援、デジタルツールを活用した人材育成のDX化の支援まで、中小企業から大企業まで20年にわたり幅広いコンサルティングに従事。 新入社員研修からOJTリーダー研修、若手社員研修、管理職研修、幹部研修、営業研修、デジタル学習環境づくりのコンサルテーションなどに自らもコンサルタントとして登壇しながらも、人材育成・組織活性化・営業強化において講師派遣型の枠を超えた支援を実現するため、ビジネスコンサルタントの子会社である株式会社LDcubeの設立と同時に代表取締役に就任。 資格: ・全日本能率連盟認定マスター・マネジメント・コンサルタント(J-MCMC2023002) ・LIFOプログラムライセンス(LIFO-MSSプログラム開発者)

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