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レジリエンスを高めるおすすめ本16選|4ジャンル別に迷わず選べる

「組織全体が、変化にうまく対応できていないと感じる」
「変化の波にも負けない、強い組織を作りたい」

目まぐるしい環境の変化に危機感を抱き、組織におけるレジリエンス向上のヒントを、本で探りたい方は多数いらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本記事では、レジリエンスに関する本を4つのジャンル別に、厳選した16冊をご紹介します。

本記事で紹介している書籍は、以下の視点を交えながら解説しています。

  • 各書籍、どんな悩みに役立つか
  • 具体的な対策をどう考えるか
  • 読むと組織やチームはどう変わるか

ただし、本を読むだけでは実際のレジリエンスは身につきません。なぜなら、レジリエンスを身につけるには、個々人の自己理解と困難や試練の経験が必要不可欠だからです。

そこで本記事では、おすすめの本16冊を紹介するとともに、レジリエンスを高めるために必要な要素について解説していきます。

本記事を読むことで、レジリエンスにおける課題を解決し、活き活きと前向きに働ける職場環境が作れるでしょう。ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてください。

▼ レジリエンスについてはテーマに合わせて下記で詳しく解説しています。

▼ レジリエンスについての実態調査レポートはこちらからダウンロードできます。

レジリエンス調査レポート 資料ダウンロード

目次[非表示]

  1. 1.仕事・チーム視点で読みたい人におすすめの本4選
    1. 1.1.レジリエンス (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)
    2. 1.2.未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ
    3. 1.3.チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方
    4. 1.4.元気なチームは「リズム」で作る~「調子」に乗れる組織の育て方~
  2. 2.自分を変えたい/強くなりたい人におすすめの本6選
    1. 2.1.GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」
    2. 2.2.スタンフォードの自分を変える教室
    3. 2.3.アンラーン戦略 「過去の成功」を手放すことでありえないほどの力を引き出す
    4. 2.4.やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
    5. 2.5.レジリエンスが身につく 自己効力感の教科書
    6. 2.6.マインドセット「やればできる!」の研究
  3. 3.心理学的な理解を深めたい人におすすめの本4選
    1. 3.1.ポジティブ心理学入門「よい生き方」を科学的に考える方法
    2. 3.2.ポジティブ心理学の挑戦 ”幸福”から”持続的幸福へ”  
    3. 3.3.GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代
    4. 3.4.レジリエンス:人生の危機を乗り越えるための科学と10の処方箋
  4. 4.軽く知りたい/とっかかりにしたい人におすすめの本2選
    1. 4.1.超速理解 レジリエンス入門
    2. 4.2.レジリエンス入門: 折れない心のつくり方
  5. 5.本だけでレジリエンスを高めるのは難しい
    1. 5.1.レジリエンスを高めるには個々の自己理解が不可欠だから
    2. 5.2.レジリエンスを高めるには困難や試練の経験が不可欠だから
  6. 6.まとめ

仕事・チーム視点で読みたい人におすすめの本4選

仕事・チーム視点で読みたい人におすすめの本4選 イメージ

では早速、仕事・チーム視点で読みたい人におすすめの本4選を紹介します。

書籍名

おすすめの人

「部下のメンタルが心配」「感情マネジメントを理論的に学びたい」管理職や人事担当

「チームがバラバラである」「疲弊している空気を変えたい」現場リーダー

「環境変化に弱い会社を変えたい」「持続可能なリーダーシップとは?」を考える経営層

「チームが暗い」「会議の雰囲気が最悪」のような悩みをすぐに解消したい人

組織の要として、チームをまとめ、成果を出すプレッシャーを感じている方も多いのではないでしょうか。現代のビジネス環境では、変化や困難に柔軟に対応できる組織やチームの構築が求められています。​

具体的な解決策と明日から実践できる内容で、チームが持つ課題の解決へ向かう4冊です。

レジリエンス (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)

レジリエンス (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)

最初におすすめする本は「ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ レジリエンス」です。

本書は、アメリカの経営誌「ハーバード・ビジネス・レビュー」から、レジリエンスに関する選りすぐりの記事が集められています。

出版社

ダイヤモンド社​

筆者

ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 編

値段

1,540円(税込)

出版年月日

2019年11月

ページ数

172ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

感情知能であるEQやEIの第一人者ダニエル・ゴールマン氏らの論文を集めた本書は、困難を乗り越えるレジリエンスに焦点を当てています。変化の激しい現代を生き抜くために、リーダーシップと人間関係を強化し、新たな視野が広がる一冊です。

リーダーシップや人間関係に不可欠な感情知能(EIやEQ)を高め、困難を乗り越える力を養えるでしょう。

本の構成は以下の通りです。

目次 1章:レジリエンスとは何か 2章:日常的なストレスから身を守る簡単エクササイズ 3章;自分のレジリエンスを評価、管理、強化する方法 4章:人生の悲劇から立ち直る力 5章:レジリエンスに必要なのは、忍耐ではなく回復のための時間 6章:リーダーのレジリエンスを高める四つの戦略 7章:地に落ちたリーダーはいかに復活したか 8章:フィードバックで受けたショックから 立ち直る方法 9章:キャリアの成功に欠かせないレジリエンス「三つの要素」

ビジネスや日常生活におけるあらゆる逆境に対応するためのヒントが得られるでしょう。困難を乗り越え成長する課題に直面した場合に、世界のエリートが学ぶレジリエンスの力を一冊で身につけられます。

本書のおすすめのポイントは、世界的権威の知見を体系的に学べる点です。

変化の激しい現代を生き抜くための考え方や組織の危機管理など、多角的な視点から「再起力」を高めるための具体的な方法論と心構えを深く理解できます。

こんな人におすすめ!

逆境を乗り越え、成長に変える力を学べるため、

  • 部下のメンタルが心配
  • 感情マネジメントを理論的に学びたい

と考えている管理職や人事担当へ、特におすすめの本です。

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未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ

未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ

未来企業は、未来の企業経営とリーダーシップにおけるレジリエンスの重要性を深く掘り下げた一冊です。

出版社

プレジデント社

筆者

リンダ・グラットン

値段

2,200円(税込)

出版年月日

2014年8月8日

ページ数

350ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

人材論・組織論の世界的権威リンダ・グラットン教授が、企業が直面する現代の深刻な課題に対し、どのようにレジリエンスを高め、持続可能な成長を遂げるかを探求します。

変化の時代を生き抜くためのレジリエンス経営とリーダーシップを学び、未来の企業を築くための指針となる一冊です。

本の構成は以下の通りです。

未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ

レジリエンスの構築や未来の企業に向けて、変化の時代に対応し、持続的な成長を実現するための具体的なステップとリーダーシップのあり方を学べます。

変化を恐れず、成長の機会に変えるための組織能力開発に役立つ、未来志向の経営者・リーダー必読の書です。

本書のおすすめポイントは、変化に強いチームを作るためのレジリエンス経営と、レジリエンスリーダーシップを体系的に学べる点です。

変化の激しい現代を生き抜くための考え方や、組織の危機管理など、多角的な視点から再起力を高めるための方法論と心構えを深く理解できるでしょう。

こんな人におすすめ!

ビジネス環境におけるレジリエンスの重要性を理解し、実践的な知識が学べるため、

  • チームがバラバラである
  • 疲弊している空気を変えたい

と考えている現場リーダーへ、特におすすめの本です。

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チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方

チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方

変化の激しい現代において、チーム全体で困難を乗り越える力「チームレジリエンス」を高める方法を解説しています。個人の力だけでなく、チームとしていかに困難を乗り越え、成長していくかに焦点を当てた実践的なガイドです。

出版社

日本能率協会マネジメントセンターJMAM

筆者

池田めぐみ、安斎勇樹

値段

1,980円(税込)

出版年月日

2024年5月31日

ページ数

248ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

本書は、筑波大学ビジネスサイエンス系の助教である池田めぐみ氏と、組織の可能性を活かした経営・マネジメント論を探求する安斎勇樹氏による本です。具体的なステップを通じて、チームが困難を乗り越えるたびに強くなる方法を学べます。

チーム全体で困難を乗り越える力を高め、変化に強く、成長し続けるチームを作るための具体的な方法が満載の一冊です。

本の構成は以下の通りです。

チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方 目次 1章:チームの困難と不確実性の科学 2章:困難を乗り越えるチームレジリエンス 3章:レジリエントなチームは課題を定めて対処する 4章:レジリエントなチームは困難から学ぶ 5章:レジリエントなチームは被害を最小化する

チームレジリエンスを高め、発揮し、維持するという構成で、困難を乗り越えるたびに強くなる方法を具体的に学べます。チームが困難を乗り越え、成長するための具体的なステップが示され、チームとしてのレジリエンスを高める重要性を理解できる一冊です。

おすすめのポイントは、チーム全体で困難を乗り越えるための具体的な方法が示されている点です。個人のレジリエンスだけでなく、チームとしてのレジリエンスを高めることの重大性を強調しています。

こんな人におすすめ!

チーム全体で困難を乗り越える力を高めるための具体的な方法が学べるため、

  • 環境変化に弱い会社を変えたい
  • 持続可能なリーダーシップとは?

と考えている経営層へ、特におすすめの本です。

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元気なチームは「リズム」で作る~「調子」に乗れる組織の育て方~

元気なチームは「リズム」で作る~「調子」に乗れる組織の育て方~

組織の活性化とチームビルディングにおいて「リズム」の重要性を提唱した一冊です。チームの調和と創造性を高めるための具体的な方法が紹介されています。

出版社

ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス

筆者

金井 壽宏、橋田“ペッカー”正人、加藤 恭子

値段

1,980円(税込)

出版年月日

2022年10月28日

ページ数

156ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

本書は、立命館大学食マネジメント学部教授とドラムサークルファシリテーター、芝浦工業大学デザイン工学部准教授が共同で執筆しています。

リズムを通じてチームの活性化と創造性を高める斬新なアプローチを学び、職場に調和と活力を生み出すための一冊です。

本書では、チームの活性化と創造性を高めるために「リズム」の概念を導入しています。リズムが高まればチームも高まり、リズムがずれればチームもずれるという視点から、職場で導入できるリズムワークが紹介されています。

本の構成は以下の通りです。

目次 1章:強いチームとは何か 2章:元気で強いチームの作り方 3章:チームを作るにはリズムを作ろう 4章:リズムワークをやってみよう

リズムの観点からイノベーティブになれる環境作りを考えた本です。簡単に取り入れられるワークでチームビルディングができ、楽しんで取り組める要素が書かれています。

リズムというユニークな視点からチームの活性化と創造性を高める方法を学び、職場にポジティブな変化をもたらすための一冊です。

チームの活性化と創造性を高めるためにリズムの概念を導入している点がおすすめです。理論だけでなく、明日からでも実践したいリズムワークが豊富に紹介されています。

こんな人におすすめ!

チームの調和と創造性を高めるための具体的な方法が学べるため、

  • チームが暗い
  • 会議の雰囲気が最悪

このような悩みをすぐに解消したい人へ、特におすすめの本です。

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自分を変えたい/強くなりたい人におすすめの本6選

自分を変えたい/強くなりたい人におすすめの本6選 イメージ

「自分を変えたい」「もっと強くなりたい」と感じている方に向けて、おすすめの6冊を紹介します。

書籍名​​​​​​​

おすすめの人

意志が弱くて三日坊主になりがちな人

自分に才能はない…と思っているけど諦めたくない人

とにかく行動したい!実践しながら変えたい人

すぐ「自分には無理」と思ってしまう人

自信がなくて一歩が踏み出せない人

新しいやり方に抵抗がある中堅・ベテラン層

自分の内なる力を高め、困難を乗り越えるレジリエンスを磨くことは、中堅リーダーにとって不可欠なスキルです。それは、あなたの自信につながるだけでなく、チームやメンバーにとっても自信につながります。

GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」

GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」

成功に必要な「やり抜く力(GRIT)」の重要性を説き、才能よりも情熱と粘り強さこそが成功の鍵であると解説しています。意志が弱く三日坊主になりがちな人でも、GRITを身につけ目標を達成するための道筋が見える一冊です。

出版社

日経BOOKプラス

筆者

リンダ・キャプラン・セイラー、ロビン・コヴァル

値段

1,650円(税込)

出版年月日

2016年11月15日

ページ数

212ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

広告代理店キャプラン・セイラー・グループの創業者であるリンダ・キャプラン・セイラーとロビン・コヴァルが共同で執筆しています。

才能に頼らず「やり抜く力(GRIT)」を身につけ、粘り強く目標を達成するための方法を学べる一冊です。

本書では、GRIT(グリット)を成功に必要な要素として紹介し、その重要性を解説しています。

GRIT(グリット)とは「Guts(度胸)」「Resilience(復元力)」「Initiative(自発性)」「Tenacity(執念)」の頭文字を取った言葉です。GRITは生まれつきの才能ではなく、学習によって作られるものであり、年齢に関係なく誰でも身につけられるとされています。

目次 1章:なぜ「グリット」が大切なのか 2章:「才能」という神話 3章:夢を捨て去れ 4章:安全ネットなしで 5章:ウエイトトレーニング=待つトレーニング 6章:竹のようにしなやかに 7章:期限は無限 8章:グリットは善をめざす

GRITが重要な理由、伸ばす方法など、成功を目指すすべての人にとって、やり抜く力の重要性を再認識させてくれる一冊です。GRITを身につけることで、目標達成への道が開けます。

成功の鍵となる「やり抜く力(GRIT)」の概念を理解し、それを身につけるための具体的な方法を学べる一冊となっています。

おすすめのポイントは、GRITの重要性を豊富な実例とともに解説している点です。

こんな人におすすめ!

やり抜く力の重要性を再認識させてくれるため、

  • 意志が弱くて三日坊主になりがち

と思っている人へ、特におすすめの本です。

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スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォード大学の人気講義「意志力の科学」を基に、自己制御力を高める方法を実践的に解説します。自分に才能はないと感じているけれど諦めたくない人が、科学的根拠に基づいた方法で自己変革を促す一冊です。

出版社

大和書房

筆者

ケリー・マクゴニガル

値段

1,760円(税込)

出版年月日

2012年10月18日

ページ数

344ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

著者のケリー・マクゴニガル氏は、心理学と神経科学の研究をもとに、誘惑に打ち勝ち、目標達成に向けて行動するための戦略を提唱しています。

「やらなければならないことをやる力」「やってはいけないことをやらない力」「本当に望むことを見極める力」を鍛える方法を紹介します。

科学的根拠に基づいた実践的なアプローチで意志力を高め、目標達成に向けた行動力を養うための必読書です。

本書では、意志力を高め、目標達成に向けて行動するための実践的な戦略を紹介しています。

目次 1章:やる、やらない力、望む力 2章:意志力の本能 3章:疲れていると抵抗できない 4章:罪のライセンス 5章:脳が大きなウソをつく 6章:どうにでもなれ 7章:将来を売り飛ばす 8章:感染した! 9章:この章は読まないで 10章:おわりに

スタンフォード大学の講義を基に、自己制御力を高めるための実践的な戦略が書かれています。科学的な視点から意志力のメカニズムを理解し、具体的な方法で自己制御力を高められる一冊です。

おすすめのポイントは、科学的根拠に基づいた実践的なアプローチが紹介されている点です。意志力を鍛えるための具体的な方法が示され、日常生活に取り入れやすい内容となっています。

日常生活やビジネスにおいて、自分を変えたいと考えている人にとって、非常に有益な内容となっています。

こんな人におすすめ!

自己制御力を高め、目標達成に向けて行動するための実践的な戦略を学べるため、

  • 自分に才能はない…と思っているけど諦めたくない

と考えている人へ、特におすすめの本です。

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アンラーン戦略 「過去の成功」を手放すことでありえないほどの力を引き出す

アンラーン戦略 「過去の成功」を手放すことでありえないほどの力を引き出す

変化の激しい現代において、過去の成功体験や固定観念を手放し、新たな成長を遂げるための「アンラーン(学習棄却)」戦略を提唱しています。

とにかく行動しながら、実践的に自己変革を促したい人におすすめの一冊です。

出版社

ダイヤモンド社

筆者

バリー・オライリー

値段

2,200円(税込)

出版年月日

2022年11月

ページ数

340ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

著者のバリー・オライリー氏は、組織や個人が持続的に学び続けるためには、古い考え方や行動パターンを意識的に捨て去ることが必要であると説いています。

過去の成功を手放し、変化を恐れずに新たな成長を遂げるための「アンラーン」戦略を学び、自己変革を加速させるための一冊です。

本書では、アンラーン(学習棄却)という概念を中心に、新たな成長やイノベーションを実現する方法を解説しています。

本の構成は以下の通りです。

目次 1章:なぜアンラーンするのか? 2章:いかにアンラーンするか 3章:アンラーンの障害となるものとアンラーンする 4章:脱学習 5章:再学習 6章:ブレークスルー 7章:マネジメントをアンラーンする 8章:顧客をアンラーンする 9章:人材と組織をアンラーンする 10章:インセンティブをアンラーンする 11章:ビジネスモデルとプロダクト・イノベーションをアンラーンする 12章:結論

組織や個人が変化に適応し続けるためには、継続的な学びと同時に、不要な知識や習慣を意識的に捨て去ることが重要であると述べています。

変化の時代に必要な「アンラーン」の概念を理解し、個人と組織の成長を加速させるための具体的な方法を学べる一冊です。

変化の激しい現代において、過去の成功体験や固定観念を手放すことの重要性を事例とともに解説している点がおすすめです。

また、個人や組織が持続的に成長し続けるための実践的なアプローチが紹介されているため、すぐに行動に移したい人にとっておすすめの本となっています。

こんな人におすすめ!

過去の成功体験や固定観念を手放し、変化を恐れずに新たな成長を遂げるための戦略が学べるため、

  • とにかく行動したい
  • 実践しながら変えたい

と考える人へ、特におすすめの本です。

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やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

情熱と粘り強さの重要性を説く「GRIT」の概念を科学的に解明し、才能やIQよりも成功に直結する要素であると解説する一冊です。

すぐ「自分には無理」と思ってしまう人が、GRITを育み、人生のあらゆる目標達成を可能にするための科学的根拠に基づいた実践的な方法を学べます。

出版社

ダイヤモンド社

筆者

アンジェラ・ダックワース

値段

1,760円(税込)

出版年月日

2016年9月

ページ数

376ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

心理学者のアンジェラ・ダックワース氏が、自身の研究や豊富な実例を通じて、GRITの重要性と育成方法を解説します。

科学的根拠に基づき「GRIT」の重要性と育成方法を学び、情熱と粘り強さを持って目標を達成するための力を身につけられるでしょう。

本書では、成功を収める人々に共通する特性として「GRIT(グリット)」を紹介しています。

本の構成は以下の通りです。

目次 PART1:「やり抜く力」とは何か?なぜそれが重要なのか? PART2:「やり抜く力」を内側から伸ばす PART3:「やり抜く力」を外側から伸ばす

才能やIQよりも、情熱と粘り強さを持ち続けることが成功に直結すると主張しています。自身の研究や実例を通じて、GRITの重要性とその育成方法を解説しています。

成功の鍵となる「GRIT」の概念を深く理解し、それを育むための具体的な方法を科学的に学べる一冊です。

科学的根拠に基づいた内容で、自己成長を目指す読者にとって、実践的なアドバイスやヒントが豊富に含まれています。

2-1. GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」 と合わせて読むと、GRITについてより深く理解が進むでしょう。

こんな人におすすめ!

情熱と粘り強さを持って目標を達成するためのやり抜く力が学べるため、

  • すぐ「自分には無理」と思ってしまう
  • 諦め癖を直して最後までやり遂げたい

と考えている人へ、特におすすめの本です。

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レジリエンスが身につく 自己効力感の教科書

レジリエンスが身につく 自己効力感の教科書

現代の多様なストレスや逆境に対して、自己効力感を高めることにより、レジリエンス(困難に立ち向かう力)を身につけるための理論と実践方法を解説しています。

出版社

総合法令出版

筆者

工藤紀子

値段

1,760円(税込)

出版年月日

2024年9月

ページ数

272ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

「自己肯定感の向上」の専門家である工藤紀子氏が、自己効力感とレジリエンスの関係性を詳細に解説します。ワークシートやケーススタディを通じて、読者がすぐに実生活で取り入れられるアイデアが満載です。

自己効力感を高めることでレジリエンスを養い、どんな状況でも前向きに対応できる内面の強さを身につけるための実践的な教科書です。

本書は、自己効力感の向上を通じて、個人がレジリエンスを育むための基本的な考え方と実践方法を解説します。

本の構成は以下のとおりです。

目次 1部:これからの時代を生き抜くために必要な「自己効力感」の基礎 2部:自己効力感を4つのアプローチから高める方法

心理学や組織論に基づき、自己効力感が逆境を乗り越えるレジリエンスと、いかに結びついているかを詳細に解説しています。この一冊で、その深い関連性を理解し、具体的な方法を通して自己の心の回復力を高められるでしょう。

おすすめのポイントは、ワークシートやケーススタディが豊富に含まれている点です。実生活で取り入れられるアイデアが満載で、すぐに実践できます。

こんな人におすすめ!

自己効力感を高める方法が学べるため、

  • 自信がなくて一歩が踏み出せない
  • ストレスや逆境に弱いと感じている

と考えている人へ、特におすすめの本です。

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マインドセット「やればできる!」の研究

マインドセット「やればできる!」の研究

マインドセット「やればできる!」の研究は、ビルゲイツが絶賛した世界的ベストセラーの本です。個人の成功や成長において「マインドセット(心の持ち方)」がいかに重要であるかを解説しています。

出版社

草思社

筆者

キャロル・S・ドゥエック

値段

1,870円(税込)

出版年月日

2016年01月21日

ページ数

352ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

著者はスタンフォード大学心理学教授で、パーソナリティや社会心理学、発達心理学における世界的な権威のキャロル・S・ドゥエック博士です。

固定マインドセットと成長マインドセットという2つの考え方を解説しています。マインドセットの重要性を理解し、成長型マインドセットを育むことで、自己成長と人生の質の向上を実現するための必読書です。

本書では、個人の成功や成長において「マインドセット(心の持ち方)」がいかに重要であるかを2つの考え方で紹介しています。​

本書の構成は以下の通りです。

目次 1章:マインドセットとは何か 2章:マインドセットでここまで違う 3章:能力と実績のウソホント 4章:スポーツ チャンピオンのマインドセット 5章:ビジネス マインドセットとリーダーシップ 6章:つきあい 対人関係のマインドセット 7章:教育 マインドセットを培う 8章:マインドセットをしなやかにしよう

自分自身のマインドセットを理解し、成長的なマインドセットを育む方法を学べます。自己のマインドセットを理解し、成長的な考え方を身につけることで、仕事や人間関係、人生そのものを変える力を得られる一冊です。

本書のおすすめポイントは、ビジネスや教育、対人関係など、さまざまな分野での具体的な事例が紹介され、実生活に直結する知見が得られる点です。

こんな人におすすめ!

個人の成長や成功において重要なマインドセットを育む方法が学べるため、

  • 新しいやり方に抵抗がある
  • 自分の能力は決まっている

と感じている中堅・ベテラン層の方へ、特におすすめの本です。

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心理学的な理解を深めたい人におすすめの本4選

心理学的な理解を深めたい人におすすめの本4選 イメージ

ここでは、レジリエンスの心理学的な理解を深めたい人におすすめの4冊を紹介します。心理学的な理解は、感情や思考、行動のメカニズムを科学的に学び、問題解決や人間関係の改善に役立ちます。

書籍名​​​​​​​

おすすめの人

「幸せってそもそも何?」を、科学的に考えたい人

幸福やウェルビーイングに関心があり、科学的なアプローチを学びたい人

他人のために動くと損じゃない?と思っている人

レジリエンスって何?を科学+実用で学びたい人

これらの心理学を深める書籍を読むことは、自己の内面を豊かにし、より充実した人生を送るための強力な4冊となるでしょう。

ポジティブ心理学入門「よい生き方」を科学的に考える方法

ポジティブ心理学入門「よい生き方」を科学的に考える方法

幸福や充実した人生を科学的に探求するポジティブ心理学の全容と実践法を、豊富な実例と共にわかりやすく解説しています。「幸せってそもそも何?」を科学的に考えたい人が、自己成長と幸福感向上のための第一歩を踏み出すための一冊です。

出版社

春秋社

筆者

クリストファー・ピーターソン

値段

2,200円(税込)

出版年月日

2012年7月20日

ページ数

354ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

本書は、ポジティブ心理学の第一人者であるクリストファー・ピーターソン博士が、幸福や充実した人生を科学的に探求する方法を解説しています。

ポジティブ心理学の基本的な概念と実践的なアプローチを学び、「よい生き方」を科学的に理解し、自己の幸福感を高めるための一冊です。

本書では、ポジティブ心理学の基本的な概念から実践的なアプローチまでを網羅的に解説しています。

目次 1章:ポジティブ心理学とは何か? 2章:ポジティブ心理学について学ぶことはスポーツ観戦ではないということ 3章:気持ちよさとポジティブな経験 4章:幸せ 5章:ポジティブ思考 6章:強みとしての徳性 7章:価値観の時間 8章:興味、能力、達成 9章:ウェルネス 10章:ポジティブな対人関係 11章:よい制度 12章:ポジティブ心理学の未来

人生を豊かにするための科学的な知見が紹介され、各章の終わりには、生活に応用できるトレーニングが用意されています。ポジティブ心理学の全体像を把握し、科学的な根拠に基づいた幸福への理解を深め、日常生活で実践するための知識と方法が得られる一冊です。

本書では、各章末にトレーニングが用意されている点がポイントでしょう。

トレーニングには幅広い応用範囲があり、教育、ビジネス、医療など、さまざまな分野での活用が期待できる内容となっています。自己成長や幸福感を高め、実生活へ応用ができます。

こんな人におすすめ!

幸福の基礎が学べるため、

  • 「幸せってそもそも何?」を、科学的に考えたい

と考えている人へ、特におすすめの本です。

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ポジティブ心理学の挑戦 ”幸福”から”持続的幸福へ”  

ポジティブ心理学の挑戦 ”幸福”から”持続的幸福へ”

ポジティブ心理学の挑戦は、幸福の本質とその持続的な実現について新たな視点を提供します。

幸福やウェルビーイングに関心があり、科学的なアプローチを深く学びたい人が、より深い満足感と意味を見出すための一冊です。

出版社

ディスカヴァー・トゥエンティワン

筆者

マーティン・セリグマン

値段

2,750円(税込)

出版年月日

2014年10月29

ページ数

450ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

著者は、ポジティブ心理学の創始者であるマーティン・セリグマン博士です。従来の「幸福」概念を超え、人生をより豊かで意味あるものにするための「持続的幸福(ウェルビーイング)」を追求します。

「幸福」から「持続的幸福」への新たな視点を提供し、人生をより豊かで意味あるものにするための科学的な道筋を示す一冊です。

本書では、セリグマン博士が提唱する「PERMAモデル」を中心に、持続的幸福を実現するための理論と実践が紹介されています。

PERMAモデルとは「Positive Emotion(ポジティブな感情)Engagement(エンゲージメント)Relationships(人間関係)Meaning(意義)Accomplishment(達成)」の頭文字を取った心理学理論です。

本の構成は以下の通りになります。

目次 1章:ウェルビーイングとは何か? 2章:幸せを創造する ポジティブ心理学エクササイズ 3章:薬とセラピーのばつの悪い秘密 4章:ペンシルベニア大学MAPPプログラム 5章:ポジティブ教育 学校でウェルビーイングを教える 6章:知性に関する新理論 根気、徳性、達成 7章:アーミー・ストロング 総合的兵士健康度プログラム 8章:トラウマを成長に変える 9章:ポジティブヘルス 楽観性の生物学 10章:ウェルビーイングの政治学・経済学

経済や公共政策など、さまざまな分野でのポジティブ心理学の応用例を取り上げ、社会全体の幸福を追求しています。

持続的幸福を実現するための「PERMAモデル」を深く理解し、個人の幸福だけでなく、社会全体の幸福向上に貢献するための視点が得られる一冊です。

本書のおすすめポイントは、ポジティブ理論を生活に取り入れやすくするワークや事例が多数掲載されており、理論と実践のバランスが取れた内容になっている点です。

こんな人におすすめ!

幸福とウェルビーイングに関する科学的なアプローチが学べるため、

  • 幸福やウェルビーイングに関心があり、科学的なアプローチを学びたい

と考えている人へ、特におすすめの本です。

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GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

GIVE & TAKEは、現代のビジネス環境において「与える人(ギバー)」がいかにして成功を収めるかを科学的に解説しています。

他人のために動くと損ではないかと考えている人が、利他的な行動が個人や組織の成功に繋がることを理解し、新たな成功観を得るための一冊です。

出版社

三笠書房

筆者

アダム・グラント

値段

1,980円(税込)

出版年月日

2014年1月7日

ページ数

382ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

著者は、組織心理学者アダム・グラント氏です。利他的な行動が個人や組織の成功にどのように寄与するかを探求し、従来の成功観に新たな視点を解説します。

真の成功を科学的に解明し、現代社会における新たな成功の指針を示す、人間関係と成功のあり方を見つめ直すための一冊です。

本書では、人間の行動スタイルを「ギバー(与える人)テイカー(奪う人)マッチャー(バランスを取る人)」の3つに分類し、パターンを分析しています。

目次 1:あなたは、まだ「ギブ&テイク」で人生をきめているのか 2:「名刺ファイル」とフェイスブック」を見直せ 3:チームの総力を活かせる人 4:荒野で「ダイヤモンド」を見つける方法 5:「パワーレス」の時代がはじまった 6:「与える人」が気を付けなければならないこと 7:気づかいが報われる人、人に利用されるだけの人 8:人を動かし、夢をかなえる「ギブの輪」 9:「成功への道」を切り拓く人たち

特に、ギバーがどのようにして成功を収めるのか、またその過程で直面する課題や乗り越え方について、豊富な事例と研究結果を交えて解説しています。​利他的な行動がもたらす真の成功を科学的に解明し、現代社会における新たな成功の指針を提供する一冊です。

従来の「自己中心的な成功」から、「他者への貢献を通じた成功」へのシフトを提案している点がおすすめです。ギバーが成功するための具体的な戦略や、テイカーやマッチャーとの効果的な関わり方が紹介されています。ビジネスだけでなく、さまざまな分野での応用が可能な内容です。

こんな人におすすめ!

「与える人(ギバー)」が成功するための戦略と他者との関わり方が学べるため、

  • 他人のために動くと損じゃない?と思っている人

に、おすすめの本です。

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レジリエンス:人生の危機を乗り越えるための科学と10の処方箋

レジリエンス人生の危機を乗り越えるための科学と10の処方箋

人生の困難を乗り越えるための科学的アプローチと実践的な方法を提示しています。「レジリエンスって何?」を科学的根拠に基づいて深く理解し、実生活で応用したい人が、困難な状況から回復し、成長するための具体的な指針を得られる一冊です。

出版社

岩崎学術出版社

筆者

スティーブン・M・サウスウィック、デニス・S・チャーニー

値段

3,300円(税込)

出版年月日

2015年9月28日

ページ数

324ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

なし

※2025年4月時点の情報です。

著者は、精神医学と神経科学の専門家であるスティーブン・M・サウスウィック氏とデニス・S・チャーニー氏が共同で執筆しています。

人生の危機を乗り越えるための科学的な理解を深め、レジリエンスを高めるための実践的な知識と方法が載った一冊です。

本書では、困難な出来事の後に回復する能力とは何か、そしてそれを身につけるための実践的方法を具体的に解説しています。

目次 序章:レジリエンスとは何か? 1章:楽観主義であること 現実を見つめ、明るい未来を信じる 2章:恐怖と向き合う その生物学的背景と対処法、活用法 3章:道徳指針をもつ 正義を実践する 4章:信仰とスピリチュアリティ 罪悪感、赦し、回復 5章:社会的サポートを求める 相互に依存すること 6章:ロールモデルを手本に行動する 7章:トレーニング 健康を保ち身体を整える 8章:脳の健康増進 知力と感情調整力を鍛える 9章:認知と感情を柔軟にする 10章:意味、目的を知る 人生の出来事を成長につなげる 終章:レジリエンスの実践

困難な出来事の後に回復する能力とは何か、そしてそれを身につけるための実践的方法が具体的に示されています。

レジリエンスの科学的な理解を深めるとともに、具体的な10の処方箋を通じて、自己回復力を高めるための実践的な方法を学べる一冊です。

トラウマを乗り越えた人々の体験談と、それを裏付ける研究成果が融合されている点がおすすめです。理論と実践の両面からレジリエンスを学べます。

戦争、病気、犯罪被害など、さまざまな困難を経験した人々の事例が紹介され、それぞれの状況に応じた学びが得られるでしょう。あらゆるレジリエンス要素を高めるための具体的な方法が学べます。

こんな人におすすめ!

科学に基づいたレジリエンスと具体的な方法が学べるため、

  • レジリエンスって何?を科学+実用で学びたい

と考えている人へ、特におすすめの本です。

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軽く知りたい/とっかかりにしたい人におすすめの本2選

軽く知りたい/とっかかりにしたい人におすすめの本2選

最後に軽く知りたい/とっかかりにしたい人におすすめの本を紹介します。専門的な知識はまだ必要なく、まずは概要を掴みたいという方に最適です。

書籍名

おすすめの人

短時間で要点だけをつかみたい人

レジリエンスをざっくり知りたい

これらの入門書を読むことは、レジリエンスの基本的な考え方を短時間で理解し、さらに深く学び進むための良いきっかけとなるでしょう。

超速理解 レジリエンス入門

超速理解 レジリエンス入門

超速理解 レジリエンス入門は、レジリエンスに関する知識を軽く知りたい、手っ取り早く知りたい人におすすめしたい一冊です。レジリエンスに関する基本的な知識を手軽に、かつ迅速に理解できます。

出版社

FLoW

筆者

ハワード・S・ダンフォード

値段

1,200円(税込)

出版年月日

2024年9月4日

ページ数

167ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり(Kindleのみ)

※2025年4月時点の情報です。

著者は、行動経済学を中心にゲーム理論やミクロ経済学を駆使し社会分析するハワード・S・ダンフォード氏です。

具体的な事例や科学的な研究成果を交えながら、レジリエンスを高めるための実践的な方法を紹介しています。レジリエンスの基本的な概念、科学的知見、実践的な応用方法を理解できる、はじめの一冊として最適な入門書です。

本書では、レジリエンスの基本的な概念から、日常生活やビジネスシーンでの応用方法までを網羅的に解説しています。

目次 1章:レジリエンスとは何か 2章:ライバルは自分自身と考える 3章:自分の強みに注目する 4章:目標を有効に活用する 5章:才能よりも努力を信じる 6章:ポジティブな感情をもつ 7章:落ち込みから立ち直る 8章:ストレスと上手に向き合う

具体的な事例や科学的な研究成果を交えながら、レジリエンスを高めるための実践的な方法を紹介しています。レジリエンスの全体像を短時間で把握し、日常生活や職場でどのように応用できるかを理解できる入門書です。

専門的な内容をわかりやすい構成で解説されており、レジリエンスについて初めて学ぶ際におすすめです。日常生活や職場での具体的な状況に対応するためのアドバイスやテクニックが豊富に紹介されています。

こんな人におすすめ!

レジリエンスの基本的な概念と、ストレスに負けない心の土台を作るための第一歩が学べるため、

  • 短時間でレジリエンスの基礎を理解したい

と考えている人へ、特におすすめの本です。

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レジリエンス入門: 折れない心のつくり方

レジリエンス入門 折れない心のつくり方

「レジリエンス入門: 折れない心のつくり方」は、困難やストレスに直面した際に、心の自然治癒力であるレジリエンスを高め、成長へと繋げるための実践的な入門書です。心理学のABC理論を基に、心の仕組みを理解し、折れない心を養う方法を解説します。

出版社

筑摩書房

筆者

内田和俊

値段

946円(税込)

出版年月日

2016年9月5日

ページ数

‎208ページ

詳細(出版社公式サイト)

Kindle

あり

※2025年4月時点の情報です。

著者は、ビジネスコーチとして、また人材育成コンサルタントとして、階層別研修やコンサルティングをする内田和俊氏です。心理学者であるアルバート・エリスのABC理論を用いて、思考と感情の関係を理解し、レジリエンスを高める方法を学べます。

心の仕組みを理解し、感情をコントロールすることで、より強く、折れない自分になるための入門書です。

本書「レジリエンス入門」では、人生で心が折れやすい時期を乗り越え、成長するための心の自然治癒力レジリエンスを高める方法を解説します。

目次 1章:レジリエンスって何? 2章:何が私たちを嫌な気分にさせているのか? 3章:レジリエンスを弱めてしまう考え方 4章:レジリエンスを高める処方箋

アルバート・エリスのABC理論を活用し、感情が生まれる仕組みをわかりやすく解説しています。また、レジリエンスを弱めてしまう7つの思考パターンを紹介し、それらに気づき、具体的な対処法が理解できるでしょう。

感情の理解を深め、ネガティブな感情に対処する方法を習得し、困難を乗り越えるレジリエンスを効果的に高める一冊です。

日常生活で実践できるセルフコントロールのテクニックを紹介している点がおすすめです。若者や学生にも理解しやすい平易な言葉で書かれており、レジリエンスについて初めて学ぶ人に向いています。

こんな人におすすめ!

レジリエンスの基本的な考え方と、心の仕組みの理論を気軽に学べるため、

  • レジリエンスをざっくり知りたい
  • 難しい専門用語は避けたいけど、少しだけ心の理論に触れてみたい

と考えている人へ、特におすすめの本です。

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本だけでレジリエンスを高めるのは難しい

本だけでレジリエンスを高めるのは難しい イメージ

ここまで仕事やチーム、自己成長、心理学の視点から、レジリエンスを高めるためにおすすめの本を紹介してきました。しかし「読んだだけで実際にレジリエンスが身についた」となるのは、難しいでしょう。

本を読むだけで、レジリエンスを高めるのが難しい理由は2つあります。

  • レジリエンスを高めるには個々の自己理解が不可欠だから
  • レジリエンスを高めるには困難や試練の経験が不可欠だから

ここでは、それぞれの理由について説明します。

レジリエンスを高めるには個々の自己理解が不可欠だから

レジリエンスを高めるのが本だけでは難しい理由の一つは、個々の自己理解が不可欠だからです。なぜなら、レジリエンスは以下5つの要素から構成されており、それぞれの強みや弱みは人によって大きく異なるからです。

レジリエンスを構成する要素

詳細

自己効力感

「自分ならできる!」目標達成への自信や自分の能力に対する信頼感のこと

楽観性

物事を前向きに捉え、困難な状況でも良い結果を期待する傾向のこと

問題解決スキル

問題が起きた際に、原因を分析し解決策を見つけ出し、実行する能力のこと

感情コントロール

自分の感情を認識し、理解し、状況に応じて適切に管理する能力のこと

社会的支援

困難が起きた際に頼れる家族や同僚など、周囲の人々からのサポートのこと

特に自己効力感や楽観性、感情コントロールの3つは、幼少期の家庭環境や過去の成功体験、環境要因などさまざまな要素から無意識に形成されてきた部分が多く、自分では気づきにくい傾向があります。

どの要素がすでに育っていて、どの要素が課題なのかを正確に把握していなければ、本に書かれたアドバイスが自分にとって適切かどうかすら判断できないでしょう。

例えば、レジリエンス本だけでレジリエンス力を鍛えようとするのは、医者の診断なしに薬局で薬を選び、自分で処方箋を書くようなものです。

症状の知識や薬の効能は本で知ることができても、自分の体質や症状の本質は、客観的に診てもらわないと正確にはわかりません。

このように、レジリエンスを高めるにも、自分の「心のクセ」や「反応パターン」を客観的に知る必要があります。だからこそ、自己理解が不可欠なのです。

本から自己理解を深めるきっかけやヒントを得ることはできますが、本では限界があります。「正しく自分を理解する」点でいうと客観性に欠けるため、不十分と言えるでしょう。

レジリエンスを高めるには困難や試練の経験が不可欠だから

レジリエンスを高めるためには、困難や試練の経験が不可欠です。なぜなら、レジリエンスは、一般的には何らかの困難や試練を経験し、それを処理し経過していく中で形成されるからです。

失敗に直面した時、良好なレジリエンスを持つ人々は、それを「学び」の機会と捉え、自己の成長や進歩の一部として捉えることができます。

何かしらの困難が起こった際、試練を乗り越えるプロセスは、私たちの内面を深く鍛え、揺るぎないレジリエンスを育まれるでしょう。このように、座学だけでは得られない経験を通して身につくレジリエンス能力は、具体的に以下の通りです。

困難や試練を経験すると身につく主なレジリエンス能力

  • 問題解決能力
  • 感情のコントロール能力
  • 自己効力感
  • 価値観の明確化
  • 粘り強さや忍耐力

とはいえ、困難や試練は都合よく起こるものではありません。まして本を読むだけでは決して得られるものではありません。

そこで、意図的に経験を積む方法として、チームでの研修プログラムの導入を検討してみるのも一つの手です。

例えば、体験型の研修プログラムや課題を通じて、一人一人がそれぞれの強みを活かし乗り越える体験を繰り返し経験することで、レジリエンスを高めていけるでしょう。

したがって、レジリエンスを真に高めるためには、本や座学で知識を得るだけでは不十分と言えます。研修プログラムのような実践的な経験を通して、困難を乗り越える力として育むことが不可欠です。

レジリエンス力向上ならLDcubeの「SBRP」にお任せください

LDcubeでは、組織のレジリエンス向上を支援する「SBRP(ストレングス・ベースド・レジリエンス・プログラム)」を提供しています。

SBRPは「起こった出来事に対して、どのように考えて行動するかにより、もたらす結果が変わる」ATCモデルを活用したプログラムです。

思考の柔軟性を高め、困難な状況を打破し、感情をコントロールし、ポジティブな感情を育みます。

組織全体でレジリエンスを高めることは、変化に強く、持続的に成長する組織基盤を築く上で不可欠です。

もし、組織全体のレジリエンス向上に真剣に取り組みたいとお考えでしたら、書籍での学びを第一歩としつつ、ぜひ実践的な研修プログラムの導入もご検討ください。

SBRP資料ダウンロード


まとめ

目まぐるしい環境変化の中で、組織が変化の波に力強く成長していくために不可欠なレジリエンスを高めるヒントを本16冊と共にご紹介しました。最後に今回の内容を振り返ります。

レジリエンスが高まるおすすめの本は下記をご覧ください。

これら16冊の本を紹介して、組織のレジリエンス向上と個人のレジリエンス向上についてわかったことは以下です。

組織のレジリエンス向上

  • 組織のレジリエンス向上にはリーダーシップやチームワーク、変化への適応力など、多角的な視点からのアプローチが必要であること
  • 個々のレジリエンスだけでなく、チーム全体で困難を乗り越えるチームレジリエンスが重要であること
  • ポジティブなコミュニケーションなど、チームの調和と創造性を高める組織文化が、レジリエンスを高める基盤となること

個人のレジリエンス向上

  • やり抜く力や自己効力感、マインドセットといった、個人の内発的な力を高めることが、困難を乗り越え、成長するための鍵となること
  • 心理学や神経科学などの知見に基づいた、具体的な方法論を学ぶことで、効果的に自己変革を促せること
  • 自己の感情、思考パターン、強み、弱みを理解することが、レジリエンスを高めるための第一歩であること

本では、このようなレジリエンス力が、事例と知識の両方を通して学べます。しかし、レジリエンスは本を読むだけで高まるものではありません。

その理由としては、レジリエンスを高めるために個々の自己理解と、困難や試練に向き合う経験が不可欠だからです。

自己理解が不可欠な理由

レジリエンスを構成する5つの要素(自己効力感・楽観性・問題解決スキル・感情コントロール・社会的支援)の、それぞれの強みや弱みが人によって大きく異なるから

困難な経験が不可欠な理由

レジリエンスは、一般的には何らかの困難や試練を経験し、それを処理し経過していく中で形成されるから

レジリエンスの本は、羅針盤のような役割を果たし、私たちがどの方向に進むべきかを教えてくれます。しかし、実際困難な出来事が起きた際、乗り越えるためには私たち自身のレジリエンス力が必要になるのです。

ぜひ、本記事で紹介した本を参考に、レジリエンスに関する知識を深めると共に、日々の経験を成長にするヒントにしてください。変化の激しい現代を力強く生き抜くためのレジリエンスを磨いていきましょう。

株式会社LDcubeでは、レジリエンスを高めるためのレジリエンス研修(SBRP)の提供やレジリエンス研修を組織内で展開できるレジリエンストレーナーの養成などのご支援を行っています。無料のプログラム体験会なども行っています。お気軽にご相談ください。

▼ 関連資料はこちらからダウンロードできます。

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LDcube編集部
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株式会社ビジネスコンサルタント時代から約60年、人材開発・組織開発に携わってきた知見をもとに、現代求められる新たな学びについて、ノウハウや知見をお届けします。

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