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eラーニングで得られる効果とは?目的別に見る効果性を徹底解説!

「eラーニングにはどのような効果があるのか知りたい」
「eラーニングの効果を知って自社に導入するべきか検討したい」

と考えていませんか?

eラーニングの効果は、一言で言うと「社員全体のスキル底上げによる企業力向上」です。

もう少し踏み込んでお伝えすると、以下のような効果をeラーニング導入によって得ることができます。

eラーニングの具体的な効果

  • 業務知識の定着率が向上する
  • 社員のエンゲージメントが向上する

ただし、eラーニングは導入すれば効果が得られるというものではありません。

自社の希望・条件にマッチするものを導入しないと効果が得られない可能性があるのです。
そのため自社の希望・条件を整理し、それらに合うeラーニングを選定する必要があります。

この記事ではeラーニングの効果をご紹介し、そのうえで

  • 自社の希望・条件にマッチするeラーニングを選ぶための確認事項
  • eラーニング導入で効果を得られる企業組織の特徴

 を解説します。

本記事を読むことで、eラーニングのさまざまな効果や導入のコツを知って、社内にeラーニング導入の提案ができるようになるでしょう。

ぜひ最後までお読みください。

▼ eラーニングは受け放題プランなどを活用することで、費用対効果を高めることも可能です。下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

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▼ eラーニングを運用するためのLMSの全体像については下記で詳しく解説しています。

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▼ eラーニング・LMSの資料は下記よりダウンロードできます。

LMS資料

目次[非表示]

  1. 1.eラーニングの効果は「社員全体のスキルの底上げによる企業力向上」
    1. 1.1.業務知識の定着率が向上する
    2. 1.2.社員のエンゲージメントが向上する
  2. 2.目的別のアプローチで見るeラーニングの効果性
    1. 2.1.【学習の質向上】を目的とする場合のeラーニングの効果性
      1. 2.1.1.パーソナライズ学習で個々の受講者の学習を最適化
      2. 2.1.2.学んだ知識を使って考える力を向上
    2. 2.2.【研修コスト削減】を目的とする場合のeラーニングの効果性
    3. 2.3.【事務局の業務効率化】を目的とする場合のeラーニングの効果性
    4. 2.4.【教育の質の均一化】を目的とする場合のeラーニングの効果性
    5. 2.5.【社員の学習効率化】を目的とする場合のeラーニングの効果性
  3. 3.自社の希望・条件にマッチするeラーニングを導入するポイント
    1. 3.1.自社に適した費用対効果かどうか
    2. 3.2.自社に適した操作性かどうか
    3. 3.3.自社に適したコンテンツかどうか
  4. 4.eラーニング導入で高い効果を得られる企業組織の特徴
    1. 4.1.集合研修という形式にこだわりすぎず、学習行動のデータ取得を重視する企業
    2. 4.2.各社員のフォローを行う企業
  5. 5.まとめ

eラーニングの効果は「社員全体のスキルの底上げによる企業力向上」

eラーニング効果①

eラーニングの効果は「社員全体のスキルの底上げによる企業力向上」です。

具体的には、

  • 業務知識の定着率が向上する
  • 社員のエンゲージメントが向上する

といった2つの効果があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

業務知識の定着率が向上する

eラーニングを導入すると「業務知識の定着率が向上する」という効果を得られます。

その理由は4つあります。

eラーニング導入によって業務知識の定着率が向上する4つの理由

【理由1】受講のハードルが下がり、学習機会が増える

eラーニングは時間・場所を問わず受講できるため、空き時間に効率よく学習可能です。
その結果、受講ハードルが下がって学びの機会が増え、スキルアップ促進に期待できます。

【理由2】反復学習により知識が確実に定着する

eラーニングでは、

  • 分からない点を理解できるまで何度も繰り返し学ぶ
  • 忘れそうな箇所を復習する

といったことが可能です。
こうした反復学習によって、知識が定着していきます。

【理由3】全員に同じ内容の研修を行うのではなく、各社員のレベルに合わせて教育ができる

eラーニングの学習では、各社員のレベル(理解度・習熟度)に合わせた教育が可能です。
全員に同じ内容の研修を行うよりも、業務知識の定着率アップに期待ができます。

【理由4】クイズや動画、シミュレーションなどの工夫で「能動的な学習」を促せる

eラーニングでは、クイズや動画、シミュレーションなどを活用したコンテンツを提供してくれます。
受講者の興味・関心を惹きつけ、より能動的な学習を促せるため、結果として業務知識の定着率がアップします。

このように、eラーニングには業務知識が定着するような仕組みがあるため、社員一人一人のスキルアップに効果を発揮し、ひいては、企業力向上へとつながっていくのです。

社員のエンゲージメントが向上する

eラーニングの導入は、「社員のエンゲージメントを向上させる」という点においても効果を発揮します。

以下の要素が組み合わさることで、社員は自分の成長を実感しやすくなり、会社への「貢献意欲」や「所属感」が高まるのです。

【社員のエンゲージメントを向上させる要素】

  • パーソナライズ学習ができる
    各社員のレベル(理解度・習熟度)や興味に応じたコース選択ができるため、個々のニーズに合わせた学習ができます。
  • 柔軟に学習を進められる
    自分の都合に合わせて、いつでもどこでも学習を進めることができるため、学習しやすくなり、スキルアップを図れるようになります。
  • 現状分析・フィードバック機能がある
    eラーニングでは、学習の進捗状況をリアルタイムで分析してくれます。
    受講者は自身の理解度や進捗状況をすぐに確認できるため、どの分野を改善するべきかがわかります。
    また学習データをもとに、個々の学習ニーズに合わせたフィードバックをしてくれるものもあります。その結果、受講者のモチベーションを維持・向上させることができるのです。

こうしてeラーニングの導入によって、社員の会社に対するエンゲージメントが向上し、「さらに学習に取り組む」といった好循環が生まれます。

その結果、一人ひとりのスキル向上が集団の成果につながり、チーム全体のパフォーマンスが向上し、企業力がアップしていくのです。

【あわせてお読みください】
eラーニングの導入によって業務知識が向上する実際の事例についても知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みください。

  eラーニング導入事例6選|導入に成功する企業に共通する特徴を解説 eラーニングの導入で重要なのは、複数の導入事例の共通点から「自社にeラーニング導入は向いていそう・向いていない」といった方向性を導き出すことです。そうすることで、eラーニング導入を社内提案する際の根拠として活用することもできるでしょう。導入事例はもちろんのこと、導入事例の共通点からわかるeラーニング導入に適した組織の特徴についても、くわしく解説します。 株式会社LDcube

▼ eラーニングの学習成果を高めるポイントについては下記でも解説しています。合わせてご覧ください。

  eラーニングで学習成果を最大限高めるポイントとは?導入前後から解説! 企業内のeラーニングの成果について確認し、最大限の学習成果を得るためのポイントや、成果につなげる上での課題、導入検討時の留意点や導入後の工夫などついて概要を解説します。効果の高いeラーニング体験を提供し、学習者の成功につなげるための秘訣を紹介します。 株式会社LDcube


目的別のアプローチで見るeラーニングの効果性

eラーニング効果②

それではさらに、eラーニングの効果性について、目的別に掘り下げていきましょう。

eラーニングには「能力向上・スキルアップ」効果を得るまでの過程で「学習の質、効率、コスト削減」などのさまざまな「効果性」も期待できます。

効果を知るだけでなく、そうした「効果性」も知っておくことで、eラーニングを導入するメリットを広い視野で見ることができるでしょう。

さらに「効果性」は「eラーニング導入の目的別」に把握しておくことが重要です。

そうすることで「自社の導入目的に対して、期待する効果性があるかどうか」を把握でき、導入の判断材料になります。

下記目的別に、eラーニングの効果性を掘り下げて解説していきます。

【目的別のアプローチで見るeラーニングの効果性】 

  • 【学習の質向上】を目的とする場合
  • 【研修コスト削減】を目的とする場合
  • 【事務局の業務効率化】を目的とする場合
  • 【教育の質の均一化】を目的とする場合
  • 【社員の学習効率化】を目的とする場合

※この記事での「効果性」は、「社員のスキルアップや能力向上効果を得るうえで、学習の質、効率、コスト効果なども得られること」という意味で使用しています。

【学習の質向上】を目的とする場合のeラーニングの効果性

1つめは「学習の質の向上を目的とする場合」の効果性についてです。

さらに掘り下げると以下のような効果性があります。

【学習の質の向上を目的とする場合のeラーニングの2つの効果性】

  • パーソナライズ学習で個々の受講者の学習を最適化
  • 学んだ知識を使って考える力を向上

上記2つの効果性について、eラーニングがどのように学習の質向上に寄与しているのかを具体的に解説していきます。

パーソナライズ学習で個々の受講者の学習を最適化

eラーニングは「パーソナライズ学習で個々の受講者の学習を最適化」することができます。

eラーニングでは、

  • 学習者が個人診断を受け、
  • その結果を基に学習者の強みや啓発点を明らかにし、
  • 一人一人に学習コンテンツを推奨する

といったことが可能です。

また上司が部下に学習コースを割り振るというアナログなパーソナライズ化もできます。

このように受講者に最適化した学びを実現させ、学習の質を向上させることができるのです。

学んだ知識を使って考える力を向上

eラーニングは「考えることを重視した学習ステップで、学んだ知識を使って考える力を向上」できます。

学習者が情報を単にインプットするのではなく、理解し、それを使って問題を解決する能力を養えるよう、eラーニングのシステムに工夫が施されているのです。

たとえば、

  • 知識を理解し、その知識を使ってクイズに答える
  • 自分の見解を投稿し、他の学習者と意見交換する

などがあります。

このようにeラーニングは知識を使って思考・判断する力を向上できるため、結果として学習の質を向上させることができるのです。

【研修コスト削減】を目的とする場合のeラーニングの効果性

2つめは「研修コスト削減」を目的とする場合の効果性についてです。

集合研修を行う場合はその都度、以下のコストがかかります。

費用項目

費用相場

研修会場のレンタル費用

1万5,000円〜80万円
※会場の規模によります。

研修参加者の交通費・宿泊費

※会場が遠方になるほど高くなります。

研修講師に支払う費用

30〜50万円
※講師の経験や専門性によります。

一方でeラーニングを活用して研修を実施すれば、上記のコストはかかりません。

必要なのは、下記初期費用のみとなります。

  • 初期費用:20万円~30万円
  • 月額料金:5百円~2千円/1人

このようにeラーニングの導入によって、研修のたびに支払っていたコストを大幅に削減できるのです。

【事務局の業務効率化】を目的とする場合のeラーニングの効果性

3つめは「事務局の業務効率化」を目的とする場合の効果性についてです。

集合研修を行うためには、下記のような手続き・管理を行いますが、煩雑になりがちで事務局にとって大きい負担になりがちです。

  • 研修参加者への個別のメール案内
  • 参加者の取りまとめ
  • 日程ごとの人数調整
  • 事前・事後課題の案内
  • 研修リマインドメール
  • 受講管理(学習進捗状況、テスト結果、課題の提出状況)
  • 配布資料の準備・管理  など

そこでeラーニングシステム(LMS)を導入することで、上記の業務を一括管理・自動化できるため、作業負担が大幅に軽減できます。

こうしたことから、事務局の業務効率化を目指している企業は、eラーニングシステム(LMS)の導入によって大きな効果を期待できるといえるでしょう。

【教育の質の均一化】を目的とする場合のeラーニングの効果性

4つめは「教育の質の均一化」を目的とする場合の効果性についてです。

eラーニングでは、すべての社員に対し、同じ教材・情報が提供されます。
そのため、地域や部門によって教育内容がばらつくことを無くせるのです。

たとえば「東京」「北海道」「福岡」に事業拠点のある会社が、事業所ごとに「コンプライアンス研修」を行ったとします。

この場合、事業所間の距離があることから、それぞれ違う「講師」が研修を行う可能性があります。
講師が違えば「教材」「提供される情報」に違いが発生するかもしれません。

その一方で、eラーニングを活用すれば、各事業所の社員はいつでもどこからでも、同じ内容のコンテンツで学習可能です。

このように、どこにいても同じ質・内容で教育をしたい場合は、eラーニングを活用することで実現できるでしょう。

【社員の学習効率化】を目的とする場合のeラーニングの効果性

5つめは「社員の学習効率化」を目的とする場合の効果性についてです。

これまで述べてきたようにeラーニングを取り入れることで社員は、

  • いつでも
  • どこでも
  • 何度でも

学ぶことができます。

このことが、社員が効率よく学習をしていくうえで大きな効果を発揮します。

具体的には、集合研修における課題を以下のように解決できるため、結果として社員の学習を効率化できるのです。

【集合研修における課題一覧】

  • 事業所が複数ある(国内に点在している、海外拠点があるなど)
    →研修受講のために社員が移動する時間・手間がなくなり、どこからでも学習できる
  • リモートワーク、時短勤務など働き方が多様化している
    →オフィスにいなくても学習を継続できるようになる
  • 日中は忙しくて研修を受けることが難しい、社員自身のスケジュールに合わせて受講できない
    →各社員の都合の良いタイミングで学習を進められる
    →通勤中や外出先でのスキマ時間を活用し、スマホで受講できる
  • わからないところだけもう一度学習しなおしたい
    →わからない箇所だけを繰り返し学習できる
  • 一度研修を受けただけでは覚えられない
    →同じコンテンツを繰り返し学習し、習熟度を高められる

このようにeラーニングにおける学習は、場所も時間も学習回数も制限がないため、効率よく学びながら、知識を定着させていくことができます。

自社の希望・条件にマッチするeラーニングを導入するポイント

eラーニング効果③

eラーニングを導入する際は、最大限に効果・効果性を得たいものです。

しかし自社の希望・条件に合うeラーニングを導入しないと、その効果が思ったように得られない可能性があります。

というのも、eラーニングサービスといっても、その機能やコンテンツ、費用、操作性はさまざまであるからです。

そこで3章では、自社の希望・条件にマッチするeラーニングサービスを選ぶためのチェック項目を以下3つご紹介します。

【自社の希望・条件にマッチするeラーニングサービスを選ぶためのチェック項目】 

  • 自社に適した費用対効果かどうか
  • 自社に適した操作性かどうか
  • 自社に適したコンテンツ・機能かどうか

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自社に適した費用対効果かどうか

1つめのチェック項目は「自社に適した費用対効果かどうか」です。

eラーニングサービスを選定する際、「機能性」や「操作性」ばかりに注目して、オーバースペックになってしまうケースがあります。

この場合、自社で使いこなせなかったり、費用がかさんでしまったりして費用対効果が低くなってしまうことがあるのです。

こうした失敗を避けるためにも、eラーニングを導入する「目的」や「ゴール」を明確にしたうえで、無駄な機能や操作は選ばないようにしましょう。

無駄な機能・操作性の例として、たとえばある企業が、以下を目的にeラーニングを導入した場合を想像してみましょう。

  • 研修のコスト削減
  • 社員の都合のいいタイミングで学習を行えるようにすること

導入したeラーニングのプラットフォームには、以下のような機能が含まれていました。

  1. 自動レポート生成機能
  2. オンライン学習コンテンツ
  3. リアルタイムビデオ会議機能 (リアルタイムでビデオ会議ができる)

しかし3.の機能は目的から外れた機能であったため、高いコストを払ったにもかかわらず、無駄になってしまいました。

このように、必要以上の機能により費用対効果が低くなってしまう事例は珍しくありません。

eラーニングの目的・ゴールと照らし合わせて、本当に必要な機能かどうかを精査しましょう。

自社だけで判断が難しい場合は、eラーニングサービス業者に目的を共有し、目的に合う機能を選んでもらうようにしましょう。

自社に適した操作性かどうか

2つめのチェック項目は「自社に適した操作性かどうか」です。

操作性のチェックは「社員のため」「管理者(事務局)のため」といった2つの視点で重要です。

社員視点で考えると、

「学習したいコンテンツにすぐにたどり着けない」
「クイズへの回答が保存されない」

などの操作性の悪いeラーニングでは、社員の学習モチベーションが下がってしまうでしょう。

また管理者(事務局)視点で考えると、操作が難しいeラーニングでは運用・管理効率が落ちてしまい、事務局の負担が増えてしまいます。

操作性の良いeラーニングを使用したほうが、

  • 受講者の進捗管理
  • コンテンツの追加・更新
  • 試験やアンケートの設定
  • 受講者からのフィードバックの収集・分析

などの日常的なタスクを効率化でき、事務局の業務負担を減らして、運用・管理コストを下げることができるでしょう。

操作性を確認するためには、多くのベンダーが提供する無料トライアル版の利用がおすすめです。

トライアル版の操作性を複数社使って比較し、管理者側も学習者側も「使いやすい」と思えるようなサービスを選ぶと良いでしょう。

トライアル版をチェックする際に確認するべき項目は以下のとおりです。

【トライアル版の操作性を判断する際に確認するべき項目4つ】 

  • 直感的でわかりやすいか、見た目が整理されているか
  • 学習者がコンテンツを簡単に見つけられるかどうか
  • さまざまなデバイス(PC、タブレット、スマートフォン)でスムーズに動作するか
  • 学習進捗や成績など、必要なデータをダッシュボード(※)で簡単に収集・表示できるか

※ダッシューボード:図やグラフを使って社員の学習データをさまざまな切り口で分析した掲示板のようなもの

自社に適したコンテンツかどうか

3つめのチェック項目は「自社に適したコンテンツかどうか」です。

社員に学んでほしい内容を提供できなければ、そもそもeラーニング導入の意味がありません。

eラーニングのコンテンツを選ぶ際には、以下の流れに従って進めましょう。

【eラーニングのコンテンツの選び方】

  • コンテンツ導入の目的・課題を明確にする
  • 学習対象者を決める
  • コンテンツを「購入する」か「作成」するかを決定する
  • 【コンテンツ作成の場合】「内製」「外注」のいずれかを決定する

eラーニングのコンテンツの種類や選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みください。

  eラーニングコンテンツの全てがわかる!形式・対象者・テーマ別に解説 eラーニングは自社に役立ちそうなコンテンツをただ選ぶだけでは意味がありません。この記事では、eラーニングのコンテンツを種類別に紹介するだけでなく、「最適なeラーニングコンテンツを選ぶためにやるべきこと」「導入時の失敗例と対策を解説します。本記事を読むことで、eラーニングコンテンツについて知り、自社に合うものを選ぶための行動ができるようになります。 株式会社LDcube


eラーニング導入で高い効果を得られる企業組織の特徴

eラーニング効果④

eラーニングは導入すれば効果が出るというものではありません。
期待する効果を得るためには、導入後の行動も重要になってくるのです。

そこで4章では「eラーニング導入で効果を得られる企業組織の特徴」を以下2つご紹介します。

  • 集合研修という形式にこだわりすぎず、学習行動のデータを取得することを重視する
  • 各社員のフォローを行う

これらはeラーニングを運用して「スキルアップ・能力向上効果」を得るための大きなヒントとなるでしょう。

集合研修という形式にこだわりすぎず、学習行動のデータ取得を重視する企業

1つめは「集合研修という形式にこだわりすぎず、学習行動のデータ取得を重視する企業」です。

企業の中には、集合研修として全員で集まって学ぶことを「美徳」としているケースもあります。

しかし集合研修では、誰が、どの程度、理解しているのか把握できません。
中には参加しているだけで、話を聞いていない社員もいるかもしれません。

一方で、eラーニングで研修を行えば、

  • 誰が
  • いつ
  • どれぐらい

学習行動を行ったのかをデータ集計することができます。

具体的には、

  • 動画を何回視聴しているか、どこまで再生したのか
  • 各学習コンテンツをどれくらい理解しているか
  • どれくらいの質の課題を提出したのか  など

をデータとして可視化することができ、「成果を上げている人がどれくらい学習をしているのか」がわかるようになります。

これらをもとにすれば、

「成績を上げるためには少なくともこれぐらい学習しよう」
「資格試験に合格している人はこれぐらい学習している。少なくとも同じぐらいの学習が必要だ」

といったように、優秀な社員の学習行動を再現し、ほかの社員にも取り入れてもらうことで、より高い効果を実現できるようになるのです。

そのためeラーニングの導入後は、集合研修にこだわるのではなく、eラーニングで学習行動データを取得して活用することを重視しましょう。

学習行動データの取得・活用は
LDcubeが提供するCrossKnowledgeがおすすめ!

LDcubeでは、eラーニングサービスCrossKnowledgeをご提供しています。

CrossKnowledgeは、フランスに本社を置くCrossKnowledge社(CK社)と提携し、

  • グローバル28か国語に対応をしたeラーニングシステム(LMS)
  • 世界規模で著名なMBAの教授が監修・登壇した高品質な教育コンテンツ

を提供するeラーニングサービスです。

CrossKnowledgeでは、「社員の学習進捗を評価し、その結果をレポートとして可視化する機能」があり、管理者は各社員の学習状況を監視・改善策の策定ができます。

そのため学習行動データを活かして、より各社員のスキルアップ効果を上げたい場合に最適なeラーニングサービスなのです。

その他にも以下の強みがあります。

  1. 「世界のLMS市場トップ50リスト」において、2020年に最高評価を得ており、世界ナンバーワンのLMS
  2. 最大8言語に対応している(LMSは28言語、教育コンテンツは8言語)
  3. コンテンツは著名なMBA教授が監修しており、高品質である
  4. 個々の社員に合わせたパーソナライズ学習を実現する「CKコネクト」という機能がある
  5. 著名なMBA教授自らが登壇しているマイクロラーニングコンテンツを有していること
  6. 使いやすさに重点を置いた設計により、社員が快適に学習できるインターフェースとなっている

eラーニングの導入を検討中の方は、CrossKnowledgeについて、ぜひお問い合わせください。


各社員のフォローを行う企業

2つめは「各社員のフォローを行う企業」です。

各社員の学習状況・学習データをチェックし、

  • 学習が遅れている社員にメッセージを送り、取り組むように促す
  • 理解不足の箇所を上司に共有して、現場でフォローしてもらう
  • 各社員のニーズに合わせてパーソナライズされた学習計画を作成する

などを行うと、学習成果を向上させることができます。

これは、各社員が持つ課題・疑問点・ニーズに個別に対応でき、強化が必要な学習分野をしっかり補強できるからです。

もしもこのようなフォローを各社員に行わない場合、

  • 学習の進捗が遅れて教育目標の達成ができなくなる
  • わからない箇所をわからないままにしてしまい、理解不足に陥る

などが起こるリスクがあります。

モチベーションの高い社員は自主的に疑問点や理解不足な点を解決していくかもしれません。

しかし学習に対して後ろ向きな社員はとくに、フォローをしないと疑問点をそのまま放置してしまう可能性があり、思ったような成果が出なくなってしまう可能性があるのです。

そのような事態にならないためにも、以下のような個別フォローを行うことをおすすめします。

【eラーニング運用の中で行った方がいい個別フォロー例】

  • 進捗確認・フィードバック
    各社員の学習進捗を定期的に確認し、理解が不十分な部分や遅れている箇所について個別にフィードバックしたり、上司にフォローをしてもらったりする。
  • 各社員にパーソナライズされた学習プランを提案する
    各社員の進捗状況、テスト結果などにもとづいて、各社員におすすめのコース選択や、学ぶべきコンテンツなどを計画・提案する。

※eラーニングシステム(LMS)がパーソナライズ学習計画を自動で組むサービスもおすすめです。
CrossKnowledgeでは、個々の社員に合わせたパーソナライズ学習を実現する「CKコネクト」という機能が搭載されています。


まとめ

eラーニングの効果は「社員全体のスキルの底上げによる企業力向上」です。

具体的には、

  • 業務知識の定着率が向上する
  • 社員のエンゲージメントが向上する

といった2つの効果があります。

eラーニングの効果性を見てみると、以下のようなものがあります。

  • 学習の質向上
  • 研修コスト削減
  • 事務局の業務効率化
  • 教育の質の均一化
  • 社員の学習効率化

eラーニングは自社の希望・条件にマッチするeラーニングを導入しないと効果が得られないため、以下のチェック項目を確認してeラーニングを選びましょう。

  • 自社に適した費用対効果かどうか
  • 自社に適した操作性かどうか
  • 自社に適したコンテンツ・機能かどうか

eラーニング導入で効果を得られる企業組織の特徴は以下のとおりです。

  • 集合研修という形式にこだわりすぎず、学習行動のデータを取得することを重視する
  • 各社員のフォローを行う

eラーニングの効果・効果性を理解して、自社に最適なeラーニングの導入を進めていきましょう。

株式会社LDcubeでは世界のLMS市場トップ50リストで2020年に1位に輝いたCrossKnowledgeのLMS/eラーニング製品を日本で展開しています。

CrossKnowledgeのLMS/eラーニングは多言語対応しており、世界レベルの著名なMBA教授らが監修した高品質なコンテンツを有しており、24時間365日稼働しています。

無料のデモIDの発行や導入事例の紹介なども行っています。受講者からの評判や受講費用など含めて、お気軽に問合せ、ご相談ください。

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LDcube編集部
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