eラーニングテストとは?試験例から導入効果までわかりやすく解説!
「eラーニングにテストがあると聞いて興味があるが、どういうものなのかよくわからない…」
「eラーニングのテストって実施するとどんな効果があるの?」
と感じていませんか?
eラーニングテストとは、オンライン上で学習者の理解度を測定するテストのことです。
【eラーニングテストの実施例(商品知識を学ぶ場合)】
実施順序 |
実施内容 |
1 |
◆事前テスト |
2 |
第1回目 eラーニング学習(スライドで15分程度、商品Aに関する内容を学習) |
3 |
◆事後テスト(商品Aに関する内容) |
eラーニングテストを実施することで、以下のメリットを得られます。
eラーニングテストを実施するメリット |
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eラーニングテストの導入・実施は企業にとって大きなメリットをもたらしてくれます。
とくにテストを実施する管理者側のメリットは大きく、これまでペーパーテストを実施していた場合は、業務を効率化し、コストを大きく削減することができます。
この記事では、eラーニングテストに関する基礎知識はもちろんのこと、eラーニングテストを導入するべき理由や注意点までわかりやすく解説しています。
この記事でわかること
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ぜひ最後までお読みください。
▼ eラーニングコンテンツについては下記で詳しく解説しています。
▼ eラーニング運用におけるLMSの全体像は下記で解説しています。
▼ LMS資料
目次[非表示]
- 1.eラーニングテストとは?
- 2.eラーニングテストを実施する4つのメリット
- 2.1.テストに関する業務が効率化される
- 2.2.より早い社員の成長につながる
- 2.3.テストの実施コストを削減できる
- 2.4.学習者のモチベーションアップにつながる
- 3.「業務効率化・コスト削減がしたい」ならeラーニングテストを実施しよう
- 4.eラーニングテスト4つの導入事例
- 4.1.小売業V社の事例
- 4.2.外食チェーンM社の事例
- 4.3.地方自治体M市の事例
- 4.4.医薬品開発を支援するS社の事例
- 5.eラーニングテスト実施までの道のり4ステップ
- 5.1.eラーニングテストの目的を明確にする
- 5.2.テストの出題形式を決める
- 5.3.問題を作成する
- 5.4.テストを実施する
- 6.eラーニングテストを実施する際の2つの注意点
- 7.まとめ
eラーニングテストとは?
eラーニングのテストは、学習者の理解度を測定するためにオンライン上で行うテストのことです。
eラーニングを行う際、eラーニングのテストもあわせて実施することで、学習者の理解度を確認でき、弱点に対して的確なフォローができます。
こうしたことから、人材育成・企業の成長を目的に行われています。
eラーニングテストは、たとえば以下のようにeラーニングと組み合わせて実施されます。
【eラーニングテストの実施例(商品知識を学ぶ場合)】
実施順序 |
実施内容 |
1 |
◆事前テスト |
2 |
第1回目 eラーニング学習(スライドで15分程度、商品Aに関する内容を学習) |
3 |
◆事後テスト(商品Aに関する内容) |
4 |
第2回 eラーニング学習(スライドで15分程度、商品Bに関する内容を学習) |
5 |
◆事後テスト(商品Bに関する内容) |
6 |
第3回 eラーニング学習(スライドで15分程度、商品Cに関する内容を学習) |
7 |
◆事後テスト(商品Cに関する内容) |
8 |
◆理解度確認テスト →研修により必要な知識や考え方が定着したかどうかを確認 |
9 |
第4回 eラーニング学習(スライドで15分程度、商品Dに関する内容を学習) |
10 |
◆事後テスト(商品Dに関する内容) |
11 |
第5回 eラーニング学習(スライドで15分程度、商品Eに関する内容を学習) |
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◆事後テスト(商品Eに関する内容) |
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第6回 eラーニング学習(スライドで15分程度、商品Fに関する内容を学習) |
14 |
◆事後テスト(商品Fに関する内容) |
15 |
◆理解度確認テスト(商品D~Fに関する内容) |
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◆修了テスト |
実施時期により、主に4種類に分類されます。
eラーニングテスト種類4つ |
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それぞれの内容を具体的に見てみましょう。
事前テスト
事前テストはeラーニングの学習を始める前に行うテストのことです。
eラーニングで学ぶ領域について、「学習者があらかじめどの程度知識を持っているか」を測るために行います。
また、
- 「事前テストの結果」と「研修実施後のテスト結果」を比較することで研修内容の効果測定をする
- テスト内容を学習者が目にすることで研修への意識向上へとつなげる
といったことも事前テストを行うことで可能です。
以下のように出題例を見てみると、事前テストについてイメージを持ちやすいのではないでしょうか。
【ビジネスマナーに関する事前テストの設問例】 Q1:オフィスでの適切な服装として以下のうちどれが最も適しているでしょうか? Q2:ビジネスメールを送る際に気をつけるべきマナーとして正しいものはどれですか? Q3:名刺交換の際に気をつけるべきポイントはどれですか? |
このようにeラーニングの学習が始まる前に、テストを実施し、学習前の知識レベルを測定しておくことで、学習後の効果測定がしやすくなるのです。
以下に当てはまる場合は、eラーニングで事前テストの実施をおすすめします。
事前テスト実施がおすすめなケース |
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事後テスト
事後テストは学習後に行うテストのことです。
学習者が研修内容を理解しているかどうかを測定できます。
たとえばeラーニングでビジネスマナーの「身だしなみ」「メール送受信のマナー」の学習を実施した場合、
【ビジネスマナーに関する事後テストの設問例】
Q1:正しいビジネスカジュアルの服装を選びなさい。
A) ジーンズとTシャツ B) ポロシャツとチノパン C) タンクトップとショートパンツ D) スーツ Q2:オフィスで適切な髪型を選びなさい。
A) 乱れた髪 B) 清潔にまとめられた髪 C) 派手なヘアカラー D) キャップをかぶる Q3:適切なメールの件名を選びなさい。
A) "こんにちは” B) "今日のミーティングについて" C) "Re: Re: Re: ご無沙汰しております" D) "報告書提出のお願い" Q4:メールの署名には何を含めるべきか、正しいものを選びなさい。
A) 名前、会社名、役職、電話番号、メールアドレス B) 名前だけ C) 会社のロゴだけ D) 電話番号とメールアドレスだけ |
といったようなテストを実施し、どれくらい研修内容を理解できているのかを効果測定します。
以下に当てはまる場合は、eラーニングの事後テストの実施がおすすめです。
事後テスト実施がおすすめなケース |
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理解度確認テスト
理解度確認テストは、複数のカリキュラムを終えたタイミングで実施するテストです。
事後テストより「広範囲」で「難易度を上げた」問題を出題し、研修により必要な知識や考え方が定着したかどうかを確認します。
以下に当てはまる場合は、eラーニングの理解度確認テストの実施がおすすめです。
理解度確認テスト実施がおすすめなケース |
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修了テスト
修了テストは、eラーニングの研修コースが全て修了したタイミングで実施します。
eラーニングの研修コース全体を通した内容が出題範囲となります。
修了テストを行うことで、学習者が研修の目的を達成できたかどうか確認できるほか、研修内容の改善に生かすことができます。
新入社員研修を例に考えると、以下のように、研修全体で学んだことをどれくらい理解しているのかを確認できます。
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またこうした修了テストの結果が全体的に良くない場合は、研修内容を見直すといったアクションもできるでしょう。
以下に当てはまる場合は、eラーニングの修了テストの実施がおすすめです。
終了テスト実施がおすすめなケース |
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eラーニングテストを実施する4つのメリット
eラーニングテストを実施するかどうか判断する際、「どのようなメリットが自社にもたらされるのか」を知っておきたいものです。
そこで2章では、eラーニングテストを実施する以下4つのメリットをご紹介します。
eラーニングテストを実施する4つのメリット |
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それぞれの内容を見ていきましょう。
テストに関する業務が効率化される
1つめのメリットは「テストに関する業務が効率化される」ことです。
ペーパーテストからeラーニングに変更した場合を考えてみましょう。
【ペーパーテストとeラーニングテストの比較】
試験問題の 作成・修正 |
ペーパー |
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eラーニングの場合 |
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試験会場・人員の調整 |
ペーパー |
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eラーニングの場合 |
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試験後の採点・集計 |
ペーパー の場合 |
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eラーニングの場合 |
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こうして比較してみるとeラーニングでテストを行うことで、業務が楽になりそうだとイメージできるのではないでしょうか。
このように、テストに関する業務効率が上がるのがeラーニングテストのメリットといえます。
より早い社員の成長につながる
2つめのメリットは「より早い社員の成長につながる」ことです。
ペーパーテストの場合、
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といったように、スピーディに弱点を共有して、本人が改善したり、管理側がフォローしたりするのは簡単ではありません。
一方でeラーニングテストを実施すると、
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といったことが可能になります。
つまり、学習者が
- テスト内容をはっきりと覚えている
- テストを受けた直後の意欲を失っていない
という状態で、スピーディに弱点を補強したり、フォローしたりできるため、ペーパーテストを実施するよりも社員の成長を早めることができるのです。
このように、より社員の成長速度を早められるという点は、eラーニングテストの大きなメリットのひとつといえるでしょう。
テストの実施コストを削減できる
3つめのメリットは「テストの実施コストを削減できる」ことです。
eラーニングテストは、従来のペーパーテストで必要な以下の経費が不要となります。
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ペーパーテストにかかる、これらの経費がなくなるため、実施コストを大幅に削減できるのです。
ペーパーテストの場合に毎回必要になっていたコストをカットできるという点は、eラーニングテストの大きな魅力のひとつといえるでしょう。
学習者のモチベーションアップにつながる
4つめのメリットは「学習者のモチベーションアップにつながる」ことです。
なぜなら自分のミスをすぐに理解できて、「できるようになった」実感をもって学習できるからです。
たとえば、テストの結果がわかるまでに1週間かかると、わからないことがそのままになってしまいます。
待っている間にテストを解いた記憶も薄れていくので、やる気が冷めてしまうでしょう。
一方でeラーニングテストなら、テスト後すぐに解答とミスした箇所のフィードバックが得られます。
自分のミスをすぐに理解できるので、力がついたという自信をもって次の学習に進めます。
その結果、やる気を維持しやすくなるのです。
したがって、モチベーションを維持して学習してもらえるのが、eラーニングのメリットといえます。
「業務効率化・コスト削減がしたい」ならeラーニングテストを実施しよう
とくにテストの実施に関する業務の効率化・コスト削減をしたい場合、eラーニングテストの実施をおすすめします。
ペーパーテストを行うと、以下のように工数やコストがかかってしまいます。
【ペーパーテスト実施にかかる工数・コスト一覧】
試験問題の |
工数 |
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コスト |
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試験会場・ |
工数 |
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コスト |
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試験後の |
工数 |
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コスト |
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そこでeラーニングテストを導入すると、以下のように手間や費用がかからなくなります。
【ペーパーテストからeラーニングテストへ移行した場合】
試験問題の |
工数 |
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コスト |
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試験会場・ |
工数 |
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コスト |
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試験後の |
工数 |
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コスト |
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このように、ペーパーテストからeラーニングテストへ移行すると、大幅な工数・コスト削減を実現できるのです。
後ほど詳しく「4.eラーニングテストの4つの導入事例」でご紹介しますが、実際にV社では、以下のようにeラーニングテストの導入で業務効率化・コスト削減が実現しています。
【小売業V社の事例】 課題:
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ただし、eラーニングテストの導入・実施に伴い以下のコストは必要になります。
【eラーニングテスト実施コスト例】
※eラーニングシステムを導入済みの場合 |
とはいえ、ペーパーテストを実施するたびに工数やコストがかかることを考えると、eラーニングテストを導入したほうが、業務効率化とコスト削減を実現できます。
ペーパーテスト試験による業務負担・コストが課題となっている企業は、eラーニングテストの実施を検討してみましょう。
eラーニングテスト4つの導入事例
さらにeラーニングテストについて具体的にイメージを持つために、4章ではeラーニングテストを導入した企業の事例をご紹介します。
ご紹介するのは以下4つの導入事例です。
eラーニングテスト4つの導入事例 |
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それぞれ詳しく見ていきましょう。
小売業V社の事例
小売業V社では、毎月商品に関するテストを行っていましたが、ペーパーテストを回収してすべてに点数をつける、というテスト実施に伴う業務負担が多いことが課題でした。
そこで、eラーニングテストを導入し、採点をシステムに任せることにしました。
その結果、出題者は、テスト実施に関する業務負担が大きく軽減されました。
解答者が都合の良い時間にテストを受け、その場で解答結果が確認できるようになったことも好評です。
外食チェーンM社の事例
外食チェーンのM社では、昇格試験を行うために、各店舗の社員が東京や大阪などの拠点まで集まる必要があり、交通費や移動時間を解消するのが課題でした。
そこで、eラーニングテストを導入し、店舗で使用しているPCを利用して昇格試験を受けるようにしました。
その結果、受験者が集まる必要がなくなり、交通費は不要、移動時間の解消を実現できました。
さらに会場の準備や試験監督の人件費を削減することができました。
今は、社員だけではなく、アルバイトに対するテストも個人のスマートフォンから実施しています。
また、受験結果だけでなく食品衛生部門・コンプライアンス部門など出題内容の分野ごとの得点率のフィードバックまで、システムで行えるようになりました。
地方自治体M市の事例
地方自治体M市では、市のPRを兼ねて行っている「ふるさと検定」をペーパーテストで実施しており、検定実施の業務負担や、会場がM市内の1箇所のみのため、受検者の会場へのアクセスに課題がありました。
そこで、eラーニングテストを導入し、受検者は場所を問わず、期間中いつでも好きなときに受検できるようにしました。
また、解答者側で結果確認と合格証の印刷が可能となったことで、紙の印刷、合否結果の発送、会場利用、当日の監督者の調整といった事務負担やコストが削減できています。
医薬品開発を支援するS社の事例
医薬品開発を支援する企業の協同組合であるS社では、自社内研修と組合研修のほかにeラーニングを使って効率的にトレーニングを行いたいという意見が寄せられていました。
そこでS社は必要な知識の定着と理解を深めることを目的に、eラーニングテストを導入。
「医薬品の臨床試験の際に、企業や医療機関が守るべき基準」を正しく理解し、身に付けられるよう、解答に関する解説を丁寧に行い、eラーニングテストを作成しました。
そしてテストで100点が取れるまで何度も取り組むことをルールとし、テストを行っています。
こうした取り組みのおかげで、学習者の知識の定着につながっています。
eラーニングテスト実施までの道のり4ステップ
eラーニングテストを導入・実施すると決めた場合、実施までの道のりを事前に把握しておくことで、素早くスムーズに導入することができます。
そこで5章では、eラーニング実施までの以下4ステップを解説します。
eラーニングテスト実施までの道のり4ステップ |
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それぞれ詳しく見ていきましょう。
eラーニングテストの目的を明確にする
eラーニングテストを実施する場合、まずテストの目的を明確にしましょう。
というのも、「新入社員向けにビジネスマナーの基礎が身についているかを測定する」といったように、テストの目的がなくては出題する問題の方向性が定まらないのです。
そのため、
「商品〇〇に関する知識が足りているかどうかを測る」
「〇〇のスキルが十分かどうかを測る」
など、テストで何を測りたいのか、目的を明確にすることが必要です。
eラーニングテストを実施する前に、以下を参考にしながら、テストの目的が何なのかを明確にしましょう。
【eラーニングテストの目的を明確化する際のポイント】 ◆課題や目標を振り返る 「社内の課題」や「達成したい目標」を振り返ることで、テストの目的が明確になります。 たとえば「規則の理解不足でトラブルが起きている」ことを課題だと感じている場合です。 このように課題や目標からeラーニングテストの目的を定めると、人材教育とも連動してスムーズに進めていくことができるでしょう。 |
eラーニングテストはLDcubeが提供する CrossKnowledge がおすすめ! |
LDcubeでは、eラーニングサービスCrossKnowledgeをご提供しています。 CrossKnowledgeは、フランスに本社を置くCrossKnowledge社(CK社)と提携し、
を提供するeラーニングサービスです。 CrossKnowledgeでは、テスト機能が実装されており、
といったことが可能です。 その他にも以下の強みがあります。
eラーニングシステムとeラーニングテストの導入を検討中の方は、CrossKnowledgeについて、ぜひお問い合わせください。 |
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テストの出題形式を決める
テストの目的が明確化したら、テストの出題形式を決めましょう。
eラーニングテストでは、ペーパーテストと同様にさまざまな形式で出題することができます。
以下の出題形式から、出題したい問題の内容に合うものを選び取りましょう。
【eラーニングテストの出題形式とその内容】
出題形式 |
内容 |
○×問題 |
問題文を読んで、内容の正誤を選ぶ問題です。 |
択一/複数選択問題 |
複の選択肢から、正解をひとつまたは複数選ぶ問題です。 |
記述問題 |
問題に対する解答の単語や数値を解答者に直接入力させる問題です。 |
並び替え問題 |
複数のプロセスを正しい順序に並べる問題です。 |
組み合わせ問題 |
一方のリストの項目を、別のリストの対応する項目に合わせる問題です。 |
穴埋め問題 |
文章内の空欄に、解答を記述する、または複数の選択肢の中から選ぶ問題です。 |
レポート付き問題 |
解答者が問題に対して自由形式で答えを入力する問題です。 |
出題形式を決める際には、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
【eラーニングテストの出題形式を決める際のポイント】 ◆解答者のレベルや測りたいスキルに合った出題形式を選ぶ テストの出題形式を決める際、以下の表を参考にしながら「解答者のレベル」や「測りたいスキル」を考えましょう。 |
【eラーニングテストの解答者レベル・スキル別の出題形式】
解答者のレベル |
測りたいスキル |
出題形式 |
初心者 |
記憶にもとづく知識 |
・〇×問題 |
中級者 |
知識の理解度 |
・並べ替え問題 |
上級者 |
応用能力 |
・レポート付き問題 |
問題を作成する
テストの出題形式が決まったら、テストの目的に沿って問題を作成します。
以下のポイントを意識しながら、問題の作成を進めましょう。
eラーニングテストの問題を作成する際のポイント |
◆テストの中に出てくる文章に統一性を持たせる もし、「正しいものを選ばせる」設問が複数ある場合で、下の例のように問題文の表現や語尾の調子がバラバラでは、解答している際にストレスを感じやすいのではないでしょうか。 (例) 統一性がなくストレスの多いテストでは、学習者は解答に集中できないために実力が発揮できず、スキルの計測が正確にできない可能性があります。 また、解答者もテスト内容に不満を持ちやる気がなくなるでしょう。 したがって、テストの解答作業に集中できるよう、文章に統一性を持たせることを意識しましょう。 ◆テストの目的からずれていないか確認する テスト問題が「テストの目的」を果たしているかを確認しましょう。 「電話対応の仕方を理解しているかを測る」テストで「ビジネス文書のテスト」を出題するのは妥当ではありません。また解答者の信頼を得にくくなってしまいます。 最初に設定したテストの目的が達成できる内容になっているか、また出題内容に偏りがないかを注意しながら作成しましょう。 |
テストを実施する
テスト問題が完成したら、いよいよテスト実施です。
eラーニングシステム上に反映し、テストを実施しましょう。
1章でご紹介したとおり、eラーニングテストには下記の種類があります。
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社員の現時点のスキルが測りたいなら事前テスト、学習後に簡単な確認テストをしたいなら事後テスト、など適切なタイミングでテストを実施しましょう。
また、テスト実施の前後には以下2点を行うことをおすすめします。
eラーニングテスト実施前後のポイント |
◆テストをお試しで実施する 本番のテストを実施する前に、作成者など複数人で試しに実施し、作成したテストに問題がないかを確認しましょう。 受験者の立場に立ってテスト内容を見ることで、作成時には気にならなかった「わかりにくい点」「あいまいな表現」「誤字」「難易度が不適切な問題」などが見つかるものです。 試行実施で見つかった問題点をテストの内容に反映させてから、テストを実施しましょう。 ◆テスト結果を分析する テストを実施した後は、テスト結果の分析やアンケート調査を通じて、振り返りを行いましょう。 ただテストを実施し、テストの結果を出すだけでは学習の効果が出たかどうかや、不足しているスキルが何なのかが判断できず、テストを実施した意味がありません。
などを分析して、学習効果を測定したり、個別フォローを行ったり、教材やテストを改善するなどを実施しましょう。 |
eラーニングテストを実施する際の2つの注意点
eラーニングテストの実施を社内提案する場合、社内からは「リスク・不安要素」について質問される場合があります。
そうした質問にも対応策をスムーズに答えたり、あらかじめ提案の中で伝えておいたりすることで、eラーニングテスト実施に対して前向きになってもらえる可能性があります。
そこで6章では、eラーニングテストを実施する際の以下2つの注意点について解説します。
eラーニングテストを実施する際の2つの注意点 |
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それぞれ詳しく見ていきましょう。
カンニングが発生する可能性がある
1つめの注意点は「カンニングが発生する可能性がある」ことです。
受験者が自身の端末から好きな時に好きな場所で受験できるため、試験会場で試験官が常に監視している場合に比べて、不正しやすい環境といえます。
代表的なカンニングの例として以下のものがあります。
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これらのカンニングが横行しては、正確なスキル測定を行うことができません。
そのため、eラーニングテストを行う場合は、以下のような対策を行うことをおすすめします。
【eラーニングテストにおけるカンニング対策】
WEBカメラで監視、 |
受験者のWEBカメラを利用して、受験者の様子を監視、録画、顔認証による本人確認を行う |
端末の使用制限 |
テスト画面以外のタブに移動できない機能や画面を全画面で固定する機能を利用して、受験環境を制限する |
端末の画面共有 |
受験中の端末画面を共有し、受験中に他のWEBページなどを見ていないかを確認する |
AIの活用 |
WEBカメラや端末画面を共有して実施するカンニング対策をAIに任せる |
これらの対策とあわせて、受験者にカンニング対策をしていることを事前に伝えることで、カンニングを抑止することができるでしょう。
サービスによってeラーニングテストの機能は異なる
2つめの注意点は「サービスによってeラーニングテストの機能が異なる」ことです。
「eラーニングテストであれば、どのサービスも同じだ」と考えてサービスを選んでしまうと
「自社が求める機能がない」
「別のサービスを選んでおけばよかった」
と後悔する事態になりかねません。
具体的に、eラーニングテストに関する代表的な機能には、以下のものがあります。
【eラーニングテストの機能例】
|
「5-1.eラーニングテストの目的を明確にする」で決定した目的にあわせて、どのような機能があると自社にとって使いやすいeラーニングテストになるのかを検討しておくとよいでしょう。
たとえば「新入社員の早期戦力化」を目的にしている場合は、新入社員のわからない点をスピーディに解決していくことが重要になるため、「フィードバック機能」があったほうが良い、といったように考えましょう。
そして自社の求める機能を明確にしたうえで、サービスを選ぶようにしておくと最適なeラーニングテストを導入できるようになります。
まとめ
この記事では、eラーニングテストの基礎知識や実施するべき理由、導入事例、実施ステップ、実施する際の注意点を解説しました。
◆eラーニングのテストはオンラインで学習者の理解度・スキルを測定するもの
◆eラーニングの種類
|
◆eラーニングテストを実施する4つのメリット
|
◆業務効率化・コスト削減がしたいならeラーニングテストを実施しよう
◆eラーニングテスト実施までの道のり4ステップ
|
◆eラーニングテストを実施する際の2つの注意点
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ペーパーテストを行っている企業はとくに、eラーニングテストの導入・実施によって、大きなメリットを得られるため、迷っている場合は導入することをおすすめします。
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