社員数:7,000名以上
事業:住宅メーカー
導入前の課題
環境変化に対応した教育を提供したい
取り組みの詳細
マイクロラーニングによるインプットで本部・現場の負担減へ/研修後の確認テストで学びの定着を図る
48に細分化したロールプレーイングテーマの提供で営業スキル向上へ
導入後の成果
一人前として必要な知識を漏れなく学習/学習と上司からのフィードバック率と業績の相関が分かった
働き方改革など、時代や環境の変化に伴い、従来通りの詰め込み型教育では新入社員がなかなか育たないという課題を抱えていました。
この課題を解決するため、2018年に新入社員の教育方針を「全社の人材育成システムを確立し、共通認識の下営業人材を長期的視点で組織的・計画的に育成する」というものに変更しました。
3年で一人前とする本計画の元、「研修は事前学習→集合研修→職場実践サイクルによる、OJTとの連動形式を取る」「計画的なロールプレーイングの実施で営業のスキル向上を図る」「個々の学習の進捗状況と習得度の把握」しながら持続的学習を促進していくために、UMUの導入を決定しました。
現場のハイパフォーマー社員に依頼し、1人2テーマの模範ロールプレーイング動画を提供してもらい、その動画をプラットフォーム上に掲載しました。
UMU導入前は現場でのOJTの質にばらつきがあるという課題もありましたが、動画学習の導入を機に、学習の質を均一化することができ、今では入社1年目~3年目の必須コンテンツとなっています。
研修の最後にまとめとして、受講生にプラットフォーム上で確認テストへ回答してもらうことで、研修の理解度を測るとともに、学習内容の定着化を図る取り組みをしました。
講師はリアルタイムに受講生たちの理解が浅いポイントが分かり、その場で解説や補足説明を行うことで、効率的な学習を実現できました。
一人前になるまでに必要な知識を48に細分化し、それをロールプレーイングのテーマとして受講生に提示、順次プラットフォーム上に動画をアップロードしてもらうことで、営業スキルの向上を図っています。
1週間に1本ずつ、模範ロールプレーイング動画を視聴した上で、自身のロールプレーイングを提出し、上司からの評価70点以上でテーマクリアとして運用することで、デジタルで体系的な学習をしながら、リアルでOJTを促進するという連動を図っています。
プラットフォーム導入前は、3年間営業活動をしていても、人によっては現場で遭遇しないテーマもありましたが、48テーマを計画的に展開していくことで、体系的に、漏れのない学習の提供が可能となりました。
受講生が動画を提出すると、AIからのフィードバックを受けられるため、1人でも自分のロールプレーイングにおける啓発ポイントを確認しながら、何度もロールプレーイングの練習することが可能です。また、トークの中身についても上司からのフィードバックを受けることで、トークのブラッシュアップを図ることができます。
実際に受講生の学習や上司のフィードバック率のランキングデータを確認すると、上位者には好業績者の顔ぶれが並んでおり、学習と上司からのフィードバック率と業績が相関していることが分かりました。
これまで現場でのOJT実施状況は不透明でした。
しかし、学習状況やフィードバック率がデータとして可視化することで、実施状況を把握しながら上司の関わりを促進し、全体の学習・育成を促進することができました。
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