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新商品開発のアイディアがあふれ出す!即実践テクニック9選を大公開

「商品開発のアイディア出しが、なかなかうまくいかない」
「社内で商品開発のアイディア出しをするけれど、同じ意見ばかりしか出ない」

商品開発で悩んでいる多くの企業は、共通して「アイディアがなかなか出ない」という点でお悩みかと思います。

数多くアイディアを出す方法はたくさんありますが、なかでもおすすめの方法は以下の9つです。

商品開発アイデア9選

アイディア出しの王道であるブレインストーミングだけでは、なかなか数多くのアイディアを出せない企業の方も多いのではないでしょうか。

商品開発のアイディア出しの段階では、アイディア自体の精度よりも、とにかく数多くのアイディアを出すことが重要になってきます。

なぜなら、出されたアイディアから有力なものを選別し、それをどんどん深めていくことが実現性の高い商品化につながるからです。

「革新的なアイディアなんて、普通の社員には出せない」

そんなことを思っている方でも、大丈夫です。

たとえば「10円玉の活用法を考える」というテーマで考えた時に、普通なら「お金として使う」というアイディアしか浮かばないと思います。

しかしさまざまなテクニックを理解しておけば、

  • 10円玉の重さを活用するなら? 
  • 10円玉の形を活用するなら? 
  • 10円玉の素材を活用するなら? 
  • 10円玉の色を活用するなら? 
  • 10円玉が1枚だけの場合と、大量にある時の活用方法は? 

このように、さまざまな方向性から考えられるようになると、数個しか出せなかったアイディアが、20個、30個と数多く出せるようになりますよ。

要するに、アイディア出しでつまずいている大きな理由は、考え方やテクニックを知らないだけなのです。

そこで、この記事では商品開発でより多くのアイディアを出せるようになるために活用してほしいテクニックを伝授します。

本記事でわかること

  • 商品開発のアイディア出しで最重要な要素を理解できる
  • 商品開発のアイディア出しの方法9つを知り、すぐに試せる

もちろん、この記事で紹介するテクニックを社員1人だけが理解するのでは意味がありません。会社全体でアイディア出しの最適な方法を理解して共有することで、社内全体の発想力の向上にもつながります。

ぜひ、この記事を最後まで読んだうえで、すぐに実践してみてください。

▼商品開発に向けてのフレームワークについては下記で詳しく解説しています。
⇒【商品開発フレームワーク22選】段階別で活用すべき方法を徹底解説!

  【商品開発フレームワーク22選】段階別で活用すべき方法を徹底解説! 分析や検証が必要になる商品開発では、最適なフレームワークを活用することが、効率をあげるだけでなく、成果に直結します。そして、新商品の開発を進めて行く段階によって、使う手法は変わってきます。本記事では、代表的な22個の考え方やモデル、手法について、段階別に紹介します。 株式会社LDcube

▼アイディアを出すには創造性も必要です。下記で詳しく解説しています。
⇒創造性とは何か?ビジネスパーソンに必要なクリエイティビティの本質

  創造性とは何か?ビジネスパーソンに必要なクリエイティビティの本質 欧米企業の多くで、「クリエイティビティ(創造性)」が、採用や人事評価の重要指標として位置づけられています。本記事では、ビジネススキルとしての創造性の本質、長けている人の特徴、創造性を高めるための方法などについて必要な情報を包括的に解説します。 株式会社LDcube

▼アイディアを出すには、組織や職場に心理的安全性が確保されていることが重要です。
⇒"心理的安全性"がビジネスに必要な理由?エドモンドソン博士の視点を解説

  "心理的安全性"がビジネスに必要な理由?エドモンドソン博士の視点を解説 現代の企業で最も重要な要素とは何でしょうか?革新的な製品?優れたビジネス戦略?それら全て重要ですが、最も重要なのは、「心理的安全性」です。本記事では、ハーバード大学の著名な教授である、エイミー・C・エドモンドソン博士の視点を通じて、なぜ心理的安全性が重要視されるのか、そしてそれを高める方法などを解説します。本人動画有。 株式会社LDcube

▼セブンテクニックをはじめアイディアの発散から収束までのトレーニングプログラム「ITS」についてはこちらをご覧ください。

ITS資料

この記事の監修者  株式会社LDcube 代表取締役 新井澄人  株式会社ビジネスコンサルタントで、講師派遣型の人材育成支援から始まり、社内トレーナーの養成による人材育成支援、デジタルツールを活用した人材育成のDX化の支援まで、中小企業から大企業まで20年にわたり幅広いコンサルティングに従事。 新入社員研修からOJTリーダー研修、若手社員研修、管理職研修、幹部研修、営業研修、デジタル学習環境づくりのコンサルテーションなどに自らもコンサルタントとして登壇しながらも、人材育成・組織活性化・営業強化において講師派遣型の枠を超えた支援を実現するため、ビジネスコンサルタントの子会社である株式会社LDcubeの設立と同時に代表取締役に就任。

目次[非表示]

  1. 1.商品開発のアイディアを出すときに最重要なのは「とにかく数を出すこと」
  2. 2.商品開発のアイディアを出『9つ』のテクニック
  3. 3.①セブンテクニック法:7つのテーマで徹底的にアイディアを発散させる
  4. 4.②7つの不:ネガティブ要素からアイディアを発見する
  5. 5.③オズボーンのチェックリスト:9つの質問からアイディアの切り口を見つける
  6. 6.④ SCAMPER法:7つの質問でよりアイディアを出しやすくなる
  7. 7.⑤マンダラート:言葉の連想で合計81個のアイディア要素を生み出す
  8. 8.⑥孫家秘伝の3つのアイディア発想法:何ができるか考えて組み合わせながらアイディアにする
  9. 9.⑦形態分析法:関連キーワードを組み合わせてアイディアを生む
  10. 10.⑧ブレインライティング:複数人でリレー形式にアイディアを書き出す方法
  11. 11.⑨シックスハット法:異なる視点に立ってアイディア出しのきっかけを作る
  12. 12.部署内での商品開発アイディア出しは偏りがち!外部の知見でレベルアップできる
  13. 13.まとめ

商品開発のアイディアを出すときに最重要なのは「とにかく数を出すこと」

商品開発アイデア②

成果につながる商品開発に欠かせないのは、アイディア出しの段階でとにかく数多くのアイディアを出すことです。

アイディアの数が少なくては、そもそもより良い商品を開発するための絞り込みもできません。

商品開発アイデア俯瞰図

上記の図のように、

  • 条件をつける
  • 予測や検証をする
  • 比較する

さまざまな絞り込みをおこなったことで、より現実的で目標を達成できる商品開発が可能になるのです。

現在世に出回っている商品やサービスも、さまざまなアイディア出しの結果、最終的な形になっています。

もちろん、その背景には数多くの形にはならなかったアイディア達が隠れているのです。

だからこそ商品開発のアイディア出しの段階では、とにかく数多くのアイディアを出せるようにすることが最重要課題ともいえます。

商品開発のアイディアを出『9つ』のテクニック

商品開発アイデア②

商品開発では、とにかく数多くのアイディアを出すことが最重要ですが、ここでつまずいてしまう人も多くいます。

「なかなか、アイディアが浮かばない」と悩みから抜け出せずに、商品開発の話し合いも堂々巡りになってしまうかもしれません。

そんな時は、以下の代表的な9つのテクニックを活用してみてください。

多くの方が、マインドマップやブレインストーミングなどについてはご存知かと思います。しかし、アイディア出しの手法は、そのふたつだけではありません。

今回は、多数あるアイディア出しの手法のなかから、代表的な9つのテクニックをみていきましょう。

すぐに実践できるように、「カレーの新商品開発する」を例題としてあげているので、イメージしながら読んでみてください。

▼関連して、創造力を鍛えるコツについては下記で解説しています。合わせてご覧ください。
⇒創造力を鍛える12の具体的な方法と創造力を発揮しやすい環境の作り方

  創造力を鍛える12の具体的な方法と創造力を発揮しやすい環境の作り方 創造力はトレーニング次第で確実に鍛えられます。むしろ、創造力を鍛えないのは、ビジネスパーソンとして怠慢と考える向きもあるでしょう。 本記事では、「創造力を効果的に高める12の方法」と「創造性を発揮しやすい環境づくり」について詳説します。 株式会社LDcube


①セブンテクニック法:7つのテーマで徹底的にアイディアを発散させる

7テクニック法

セブンテクニック法とは、既存のアイディアや商品に対して、7つのテーマで徹底的にアイディアを出す方法です。

この方法を使うことで、既存アイディアや商品を違う方向性からアプローチして、新たなアイディアを生み出せます。

具体的には、以下のとおりです。

7テクニック法

テクニックB(壊す:Break)

当たり前のことやルールを壊したらどうなる?

テクニックD(夢:Dream)

もしも、〇〇だったら夢のよう!

テクニックF(欠点・欠陥:Fault)

欠点を補うとしたら?

テクニックO(誇張:Overstatement)

拡大や増やしてみたり、縮小や減らしてみると?

テクニックR(逆転:Reverse)

反対のものや、逆の発想をしてみると?

テクニックJ(連結:Joint)

他のものと組み合わせるとしたら?

テクニックA(選択肢の追加:Adding Option)

何か選択肢を加えるとしたら?

さまざまな方向からアプローチすることで、思いもよらない商品開発に辿り着けます。

たとえば「カレーの商品開発」について、セブンテクニック法を活用すると下記のようなイメージです。

【カレーで考える】7テクニック法
テクニックB

カレーといえば、4〜5名分作れるカレールーが一般的だが、割るのが大変。最初からキューブが小分け包装にして利便性をあげる。保存も携帯も容易になる。

テクニックD

高級レストランで食べられるような、至極の味を楽しめるカレーを作れるレシピ&スパイスセットを限定で販売する。

テクニックF

ダイエット中には脂質や糖分、カロリーが多くなりがちなカレーなので、脂質を大幅に減らしたダイエットカレーを作る。

テクニックO

レトルトカレーのスパイスを通常の10倍にして、辛い物好きの人しか食べられない激辛カレーを作る。

テクニックR

カレーといえば主食だが、スイーツとしての可能性を探る。

テクニックJ

カレー×おでんで、ほのかに和風のカレー風味を感じるおでんをコンビニ限定販売する。

テクニックA

自宅で食べるカレーをいつもよりも美味しくできる、熟成させられるような機器を開発する。

セブンテクニックを使うことで、さまざまな方向から見たカレーの商品開発についてアイディアを出せます。

この方法は、さまざまなアイディア出しのシーンで活用されていますが、慣れないと時間がかかってしまうかもしれません。

私たちLDcubeでは、開発部門などで活用できる人材育成プログラム「ITS」を提供しています

ITSを活用すると、セブンテクニック法だけではなく、たくさん出したアイディアを実際の形にまで落とし込めるようになりますよ。

会社全体で、開発部門の強化をしたい場合は、ぜひITSの活用をご検討ください。

ITSボタン

②7つの不:ネガティブ要素からアイディアを発見する

7つの不

7つの不とは、お客様が感じているネガティブな7つの要素をもとに、それを解決・改善できるニーズを見つけるためのテクニックです。

具体的には、以下の7つの要素について洗い出してみましょう。

7テクニック法

不安

日々の、金銭面・健康面・人付き合いなどに対する不安を解消するには?

不便

使用している商品や施設、サービスへの不満を解決するには?

不精

「面倒くさい」と感じているものを改善するには?

不純

行動の理由となる「モテたい」「稼ぎたい」「楽したい」という感情を満たすためには?

不人気

たいていの人が嫌がる物事や仕事を改善、快適にするには?

不労

働かなくても収入を得られる仕組みを作るには?

不変

「変わらない」そんなものは無いという観点で、そこに新しい風を吹き込むには?

 「こんなことしたくない」や「不安・不満だな」と感じているユーザーの感情を、解決・改善するためにできるアイディアを出してみましょう。

お客様が負の感情を抱えているということは、その感情を解決してくれるものが求められているニーズなのです。

この7つの不の感情を、業界や市場のなかから見ることで、より求められているニーズを発見しやすくなります。

ここでは、理解しやすいように、カレーを例題に「7つの不」で考えてみましょう。

【カレーで考える】7つの不

不安

食品の健康面への影響で不安を感じている人向けに、オーガニックで栽培された原料だけを使い、作り手の顔が見えるようにメニューで紹介する

不便

スパイスカレーを作りたいが、スパイス一式を揃えるのが手間になるので、1回分のスパイスとカレーをセットにする

不精

煮込むのに時間がかかるカレーなので、材料を一つの容器にまとめて入れてレンジで温めるだけで完成するキットを開発する

不純

とにかく楽をしたいので、すでに加熱されたカレーの材料を真空パックで販売する

不人気

カレーに馴染みのない地域に向けて、その地域での馴染みのある食材を取り入れたり、好みの風味をリサーチして独自のカレーメニューに仕上げる

不労

材料を鍋に入れてスイッチを押すだけで、誰でも絶品カレーが作れる鍋を開発する

不変

カレーといえばご飯かパンだったところに、新しく「カレーといえば〇〇」を見つける


③オズボーンのチェックリスト:9つの質問からアイディアの切り口を見つける

オズボーンのチェックリスト

オズボーンのチェックリストとは、9項目の質問に対して答えていくことで、アイディア出しの切り口を見つける方法です。

以下の9項目のチェックリストの質問に答えながら、思いつくアイディアを出していきましょう。

オズボーンのチェックリストの質問例

転用:
他に使い道はないか?

・そのままの状態で、新しい使い道は?
・改善、改良した時の使い道は?

応用:
他アイディアを借りられないか?

・他に似たものはないか?
・他のアイディアに関連していないか?
・真似できないか?

変更:
変えてみたらどうか?

・色、型、音、匂い、動き、様式、意味合いなどを変えられないか?

拡大:
大きくしてみたらどうか?

・より大きく、強く、高く、長く、暑くするとどうなる?
・時間や頻度、付加価値や材料はどうなる?

縮小:
小さくしてみたらどうか?

・より小さく、軽く、低く、短くするとどうなる?
・何か減らせるものはある?
・省略できる箇所はある?

代用:
他で代用できないか?

・代用できるものはないか?
・他の素材ではできないか?
・他のアプローチはできないか?

置換:
入れ替えてみたらどうか?

・要素を取り替えたらどうなる?
・他のレイアウトにすると?
・別の順序で考えると?

逆転:
逆にしてみたらどうか?

・後ろ向きにしたら?
・左右や上下をひっくり返したら?
・役割を逆にしてみたら?

結合:
組み合わせてみたらどうか?

・合体するとどうなる?
・混ぜ合わせるとそうなる?
・目的を組み合わせたらどうなる?

この9つのチェックリストの視点にたち、「もしもこうなったら、どうなる?」という仮説を立てて考えていきます。

より多くの仮説を立てていくことで、新しいアイディア出しができるようになるのです。

【カレーで考える】オズボーンのチェックリスト
転用

主食としてのカレーだが、残ったらドレッシングなどに活用できることを提案

応用

中華や和食の調理法を応用した、新しいオリジナルカレー商品を開発する

変更

スパイスに加えてフレッシュな果物を加えたカレーでバリエーションを試す

拡大

カレールーという商品だけではなく、そのカレールーを使った食事を全面に出したカレー専門店やフードトラックを始める

縮小

カレールーを小分け包装にする

代用

カレーと相性の良いマンゴーチャツネではなく、違う果物で深みを加える

置換

ベジタリアン向けのカレーとして、肉や原材料に動物性タンパク質を加えないようにする

逆転

原材料やレシピを工夫して「ダイエット中はカレーが食べれない」というイメージを、「ダイエットにおすすめカレー」としてイメージづける

結合

カレーと組み合わせる新しい食材やレシピを考案する


④ SCAMPER法:7つの質問でよりアイディアを出しやすくなる

SCAMPER法

SCAMPER法(スキャンパー)とは、オズボーンのチェックリストをもとに作られた、アイディアを広げやすくなる質問のフレームワークです。

以下の7つに区分分けされた質問に答えていくと、短時間で数多くの答えを導き出せます。

SCAMPER法の質問例

S(代用する:Substitute)

・手順を置き換えるとどうなる?
・材料を他のものに置き換えるとどうなる?
・五感(音・色・香り・味・触感)に関連するものを置き換えるとどうなる?
・場所や方法、時間などを置き換えるとどうなる?

C(組み合わせる:Combine)

・まったく違うものを組み合わせられるか?
・目的や目標、方法などを組み合わせられるか?
・一部の機能を統合できるか?

A(応用する:Adapt)

・他の使い方は考えられるのか?
・成功事例を参考(応用)できないか?
・他の業界の事例を参考にできないか?

M(修正する:Modify)

・重さを変えるとどうなる?
・機能を弱く(強く)するとどうなる?
・短く(長く)するとどうなる?
・サイズを小さく(大きく)するとどうなる?
・動作を遅く(早く)したらどうなる?

P(転用する:Put to other uses)

・他の使い道はないのか?
・業界を変えたらどうなるのか?
・ターゲットを変えたらどうなるのか?

E(削ぎ落とす:Eliminate)

・もっとシンプルな見た目にできないか?
・機能やサービス内容を最小限にできないか?
・商品化のプロセスを簡略化できないか?

R(再構成する:Rearrange)

・順序を入れ替えてみるとどうなる?
・原因と結果を逆にして考えてみると?
・弱みを強みにできないのか?

 質問への答えを記入できるワークシートなどを用意しておくと、よりスムーズに回答していけます。

SCAMPER法でアイディアをたくさん出したい場合は、必ず制限時間を決めるようにするのがおすすめです。

なぜなら、時間制限があることで「アイディアを捻り出さなきゃいけない」と無意識に感じ、とにかく数多くアイディアを出すことに集中できるからです。

実際に、SCAMPER法を使って「新しいカレー商品」について考えてみた例文を紹介します。

【カレーで考える】SCAMPER法
S(代用する:Substitute)

普段から使っている肉の代わりに、大豆風ミートなどを使ったヴィーガンカレーを商品化する

C(組み合わせる:Combine)

伝統的なカツカレーと、タイのグリーンカレーを組み合わせた「グリーンカツカレー」を考案する

A(応用する:Adapt)

イタリア料理によく使われるトマトを使った、イタリアンなトマトフレーバーカレーを作る

M(修正する:Modify)

カレールーだけだと、辛さの調節ができないので、一緒に辛さを追加するスパイスをセットで販売する

P(転用する:Put to other uses)

カレーを主菜ではなく、サラダのようにおかずとして食卓にならべるレシピにする

E(削ぎ落とす:Eliminate)

カレーから余分な油と糖分を排除して、健康志向な方向けのヘルシーカレーを作る

R(再構成する:Rearrange)

ご飯+カレーではなく、カレーディップのように、スナック感覚でさまざまな食材と合わせられるスタイルに挑戦する


⑤マンダラート:言葉の連想で合計81個のアイディア要素を生み出す

マンダラート

マンダラートとは、9マス(3X3)の中心に商品開発したいテーマを記入し、それの周りのマスにテーマから連想できる言葉を書き出す方法です。

この方法を使うことで、言葉の連想からアイディアが発散されていき、商品開発の視野が広がります。

最初は9マスのチャートですが、さらにその周りに関連語句を中心とした新たな9マスのチャートを作成していきましょう。

最終的には、9マスのチャートが9個できるので、合計81個のアイディアの要素出しが可能です。

以下のように、すべてのアイディア要素が書き出せたら、それぞれを組み合わせたりしてアイディアを深めていきましょう。

マンダラート記入例


⑥孫家秘伝の3つのアイディア発想法:何ができるか考えて組み合わせながらアイディアにする

孫家秘伝のアイデア発散法

孫正義さんが事業展開するうえで意識している「3つのアイディア発想法」も、商品開発のアイディア出しにおすすめです。

  • 問題解決発想法
  • 逆転発想法
  • 複合連結法

それぞれについて、具体的にご紹介します。

問題解決発想法

問題解決方発想法とは、お客様や社会が抱えている課題を解決するためのアイディア発散方法です。

  • 困っていること
  • 問題だと思っていること
  • 不満を感じていること

日々の生活の中で、多くの方が感じている不安や不満などを書き出してみましょう。

たとえば、カレーで考えると以下のとおりです。

【カレーで考える】問題解決発想法

「忙しくてゆっくりカレーを作る暇がない」という方向けに、ご飯とセットで、素早くレンジで解凍でするだけの商品を開発する

その課題を念頭においてアイディア出しをすることで、今までインプットしてきた知識や技術が結びつき、課題解決ができるアイディアを出せるようになります。

多くの人が抱えているような課題を解決できるアイディアが出せれば、新しいニーズのある商品・サービスを提供できるでしょう。

逆転発想法

逆転発想法とは、世の中のすべてのものを逆で考えていき、そこからアイディア自体に肉付けをしていき、新しい着眼点を見つける方法です。

たとえばカレーの商品開発でみてみると、以下のとおりです。

【カレーで考える】逆転発想法

【固定概念】

カレーは辛い
白米と食べる
どちらかというと主食
肉が入っているのは絶対

【逆転発想】

甘いカレーがあっても面白い
むしろスイーツとして味を変える
肉以外にも果物をたくさん入れる


 このように、逆転発想法でピックアップした単語から連想してみることで、新しいアイディアが浮かぶのです。

複合連結法

複合連結法とは、異なる2つ以上のアイディアを連結させて、新たにアイディアを出していく方法です。

複合連結法では、下記の流れでアイディア出しを進めていきます。

複合連結法の手順
  1. 2冊のノートを用意する
  2. ノートそれぞれのページに、頭に思い浮かんだ単語を1ページずつ記入していく
  3. 単語を書ききったら、2冊のノートを並べる
  4. 2冊のノートのランダムなページを同時に開く
  5. そのページに記入されている単語を、それぞれを組み合わせて新しい発見を探す

 「アイディアは組み合わせである」とよく言われています。予想もしていなかったものと組み合わせることで、出せるアイディアの数も増えてくるのです。

たとえば

  • 他の業界の商品やサービス
  • 自社の他商品やサービス
  • まったく関連のないキーワード
  • トレンドのキーワード

など、さまざまなキーワードと組み合わせてみると、アイディア出しのヒントを得られるでしょう。

⑦形態分析法:関連キーワードを組み合わせてアイディアを生む

形態分析法の画像

形態分析法とは、要素別にキーワードを書き出していくことで、最終的にさまざまなアイディアに辿り着けるフレームワークです。

「もしかしたら、こんなことができるかも!」というアイディアではなく、むしろ「〇〇だったら、コレだよね」というイメージで進めていきましょう。

以下のような、ワークシートを用意しておくと、アイディアが可視化できるのでおすすめです。

  1. メインとなるテーマを決める
  2. テーマに合う変数を3〜5個決める
  3. 変数ごとの要素を書き出す
  4. 要素を組み合わせてアイディアを作る

このようにワークシートを使うことで、具体的に考えるべき要素がすでに挙げられているので、時間をかけずに記入していけるでしょう。

形態分析法を使うことで、書き出した要素を組み合わせることでアイディアを量産していけます。

形態分析②


⑧ブレインライティング:複数人でリレー形式にアイディアを書き出す方法

ブレインライティング①

ブレインライティングとは、回覧板を回すように複数人でアイディアを引き継ぎながら広げていく方法です。

リレー形式で、同じ紙にアイディアを書き出していくので、発言が苦手な人からも意見を引き出せます。

具体的な方法は、以下の通りです。

ブレインライティングの手順
  1. マスを区切ったアイディアを書くための用紙を準備する
  2. 用紙上部に中心となるテーマを書く
  3. 記入順番と制限時間を決める
  4. 最初の人が1行目にアイディアを書く
  5. 制限時間がきたら次の人へ用紙を回す
  6. 次の人は前の人のアイディアを参考にして、自分のアイディアを書く
  7. この流れを全部のマスが埋まるまで繰り返す
  8. 最後に「どのような意図でそのアイディアを書いたのか」を発表する
  9. アイディアを評価して、評価の高いアイディアを選別する

ブレインライティングの特徴は、前の人が記入したアイディアを参考に、別の人がアイディアを広げていくという点です。

別の人が書き足していくことで、より効率よく商品開発のアイディアを発散できます。

また、とにかくアイディアを数多く書き出すだけではなく、最後に選別することでより商品開発が実現できるアイディアを採用できますよ。

たとえば、以下のようなイメージです。

ブレインライティング②


⑨シックスハット法:異なる視点に立ってアイディア出しのきっかけを作る

6ハット法

シックスハット法とは、6つの異なる視点から複数人でアイディアを広げていく方法です。

事前に、6つの役割を割り振り、それぞれの視点から強制的に発想していくので通常とは異なるアイディアが出ることが期待できるでしょう。

具体的には、色違いの帽子やシールなどを用意し、以下の6つの役割を参加者に割り振っていきます。

シックスハット法
  • 客観的で中立的な視点:事実
  • 消極的で否定的な視点:ネガティブ
  • 感情的で直感的な視点:感情
  • 分析的で俯瞰的な視点:コントロール
  • 積極的で希望的な視点:ポジティブ
  • 革新的で想像的な視点:クリエイティブ

参加者は、それぞれの役割になりきった上で、ひとつのテーマに対して議論を進めていきます。

社内の人間だけで商品開発のアイディアを出そうとすると、どうしても同じ視点からのアイディアに偏ってしまうことも少なくありません。

そのような時にシックスハット法を使うことで、異なる立場からの意見を引き出せます。

多様な視点での意見が出てくるので、その過程で「こんなアイディアもありかも」という気づきを得られるのです。

【カレーで考える】シックスハット法

客観的・中立的

新しいカレー商品を作るなら、過去のデータを元に成功したものを真似するべき

消極的・否定的

カレーの新レシピを考案する時は、マニアやファンからの批判があるはず

感情的・直感的

カレーといえば家庭の味をイメージする人がほとんどなので、ファミリー層の感情に触れるように考えるべき

分析的・俯瞰的

新商品を開発するのであれば、国内でカレー消費量が最も多い地域と少ない地域で、好みの調査をして参考にすべき

積極的・希望的

カレーといえば主食のイメージだが、ふりかけやスパイスなど、カレー自体をスパイスにして携帯しやすくする

革新的・想像的

海外のカレーというとインドをよくイメージするが、それ以外の国のカレー文化も取り入れたグローバルで新しいカレーを商品化する


部署内での商品開発アイディア出しは偏りがち!外部の知見でレベルアップできる

商品開発アイデア④

ここまで紹介してきた方法を活用することで、より多くのアイディアを出せるようになるでしょう。

しかし残念ながら部署内で同じメンバーで話し合いを続けているとアイディアが偏りがちになってしまうのも事実です。

そのような時は、外部の知見を取り入れることで、アイディア出しの効率アップや新しい視点からの発見ができるでしょう。

外部の知見を取り入れるのには、主に以下の方法があります。


外部講師やトレーナーを活用

社内トレーナーが情報収集する

メリット

・新しい情報や技術を学べる
・客観的意見が期待できる
・専門性の高い学びができる
・他社や他業界の知識がある

・コストが抑えられる
・社内を熟知している
・参加者と顔見知りなのでコミュニケーションコストがかからない
・日程調整が容易

デメリット

・コストがかかる
・日程調整が必要
・自社理解に時間がかかる

・新しい情報のアップデートが大変
・馴れ合いになってしまう可能性がある

いずれかの方法で、外部の知見を取り入れて、さらに社内でその知識を共有しながら商品開発のアイディア出しをおこなうのがおすすめです。

「たくさんのアイディアを出すまでに時間がかかってしまう」
「メンバー全員でアイディア出しをしても、似通ったものばかり出てきて新鮮味がない」

このような悩みは、数多くの商品開発をおこなう企業であれば常に抱えているものです。自社で出来る限界を感じる前に、外部の知見を積極的に取り入れていきましょう。

商品開発での創造性を育成出来る「ITS」

私たちLDcubeでは、パターン化した思考を崩し、発想力と実践力を育てる人材育成プログラム「ITS」を提供しています。

外部講師だけに依頼しているとコストもかかってしまうため、社内トレーナーを養成・サポートすることで、効率の良い研修の内製化が実現できるのです。

実際に、ITSを導入した企業の実例を紹介します。

【Before】
普段からアイディア出しをしていなかったので、似通ったアイディアばかりで時間がかかっていた

【After】
社内トレーナーを養成できたことで、社内(約100名)を対象に、月2回の頻度で、新しい方法でアイディア出しに取り組めた。実際に、導入後のアイディア出しから特許出願まで成果を出せた。

このように、商品開発のアイディア出しで悩んでいる現状から抜け出すためには、しっかりと知識とトレーニングスキルのあう社内トレーナーをおくべきです。

今後の人材育成も兼ねての社内トレーナー養成は、LDcubeの「ITS」にお任せください。

ITSボタン


まとめ

この記事では、商品開発のアイディアの出し方について解説してきました。商品開発のアイディア出しで困っている方は、以下の方法を試してみましょう。

【商品開発のアイディア出しの方法】

  • セブンテクニック法
  • 7つの不
  • オズボーンのチェックリスト
  • SCAMPER法
  • マンダラート
  • 孫家秘伝の3つのアイディア発想法
  • 形態分析法
  • ブレインライティング
  • シックスハット法

もちろん、この記事で紹介した方法以外にも、アイデア出しに使える思考法やフレームワークは数多くあります。

自社の商品やサービス内容など、商品開発の方向性によって適した方法は変わってくるので、積極的に活用していきましょう。

自社だけではアイデア出しの壁を打破できない場合は、ITSのような外部の知見を取り入れられるプログラムを活用してくださいね。

株式会社LDcubeでは、パターン化した思考を崩し、発想力と実践力を育てる人材育成プログラム「ITS」を提供しています。

プログラムの実施のみならず、社内トレーナーを養成・サポートすることで、効率の良い研修の内製化を実現するためのサポートも行っております。

無料でのプログラム体験会なども行っています。お気軽にご相談ください。

▼ITSについての資料はこちらからダウンロードできます。

ITS資料

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LDcube編集部
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株式会社ビジネスコンサルタント時代から約60年、人材開発・組織開発に携わってきた知見をもとに、現代求められる新たな学びについて、ノウハウや知見をお届けします。

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