MSS活用事例

全社共通言語づくりによる企業理念の実現【MSS活用事例】

社員数:1,000名以上
事業:菓子製造業

導入前の課題
企業規模の拡大による社内のコミュニケーションの希薄化が原因で退職率が増加

取り組みの詳細
課長が自信を持ってワークショップに臨めるよう、事前説明会やインストラクション研修を実施

導入後の成果
さらなるコミュニケーションの円滑化を図るため、LIFOポスターやシールを有効活用

導入前の課題
企業規模の拡大による社内のコミュニケーションの希薄化が原因で退職率が増加

ここ数年で企業規模が急激に大きくなり、社員数や生産数が大幅に増えました。
それにより、社員同士で関わる時間が取れなくなり、コミュニケーションの不足から社員満足度の低下や退職率の増加につながっていました。
企業理念の一つである【社員の幸せ】を実現するためにも、社員のコミュニケーションスキルの啓発とともに、話しやすい職場作りに取り組んでいくことにしました。

そこで、LIFOを社内の共通言語として展開することが、社員の満足度の向上、定着率の向上、さらなる生産性の向上につながると考え、導入を決めました。
当時の製造部門は役職者が約80名、一般従業員が約200名、パート・派遣社員が約300名所属していました。
役職者からパート・派遣社員まで全体を通してLIFOを浸透させるには、外部講師による講習ではなく、普段職場で顔を合わせているメンバーでワークショップを実施した方が効果的だと考え、各部門の課長クラスにマネジメント実践スキル講座(MSS認定講座)を受講させることにしました。

 

取り組みの詳細
課長が自信を持ってワークショップに臨めるよう、事前説明会やインストラクション研修を実施

LIFOが全社の共通言語になることを目指して、まず2名の方にLIFOライセンスを取得いただきました。
そして課長クラスへのMSS認定講座実施前に、受講対象者に対して事前説明会を実施し、取り組みの目的やねらいについてしっかりメッセージしました。

また、課長クラスから本当に自分たちで職場展開ができるのか?という不安に対応するために、MSS認定講座と合わせてインストラクション研修を実施することで、自信を持ってファシリテーションができるように準備を行いました。

そして、係長クラスの巻き込みが職場展開成功のポイントだと考え、MSS認定講座を受講した課長と株式会社ビジネスコンサルタントが協働で、自部署の係長に対してチームづくりワークショップを実施しました。
その翌月からは各職場に展開していきました。

【展開ステップ】
ステップ1 LIFOライセンスを取得
ステップ2 MSS対象者の課長に対して事前説明会を実施
ステップ3 MSS認定講座を実施
ステップ4 係長対象にしたワークショップをBConと協働で実施
ステップ5 各職場にワークショップを展開

 

導入後の成果
さらなるコミュニケーションの円滑化を図るため、LIFOポスターやシールを有効活用

ワークショップを受講するにあたり、「忙しいのになぜやるのか?」「誰かが得をするのではないか?」といった抵抗感をなるべく無くすため、LIFOを活用することの目的や意図を繰り返し発信するように心掛けました。
また職場展開をする上でのキーパーソンとなる係長にもあらかじめワークショップの概要について説明するようにしました。

それが功を奏したのか、ワークショップ受講後には、「LIFOを受講して、自分の強み知ることができて良かった。」「他の人が何を大切にしているか、その人の価値観がよく分かった。」などポジティブな感想を多くいただきました。

また日頃のコミュニケーションを円滑にさせるために、ユニホームに身に着けているIDカードに平常時のメインスタイルのシールを貼るようにしました。
それにより、お互い初対面だとしても、名前とLIFOスタイルが分かることで、コミュニケーションが取りやすくなるように工夫をしました。

その他、普段人が集まる食堂などに「LIFOポスター」を掲示したり、ワークショップを実施した職場の声やLIFOに関する情報提供を「LIFOニュース」として月に1回配信したりすることで、LIFOが社内に根付くような取り組みを行いました。
今後は製造部門からその他の部門に展開していく予定です。

 

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