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クレイグ・ワイスによる調査② 2021年度のトレンド「パーソナライズ学習」について

パート1:パーソナライズ学習に対するクレイグ・ワイスの洞察

クレイグ・ワイス氏はeラーニング業界のコンサルティングやアドバイザリーを提供する会社であるクレイグ・ワイスグループのCEOで、トップアナリストでもあります。20年以上にわたり、さまざまな規模の企業と関わっており、LMS市場についての見解を持っています。

クレイグ・ワイス氏が発表する、LMSトップ50のリストにて、CrossKnowledge LMSは2020年に1位になったことを含め、5年連続でランキング入りを果たしています。

目次[非表示]

  1. 1.われわれの個性を引き出すコンテンツとは
  2. 2.マネジメントの向上とチームの改善について
  3. 3.学習とは楽しいものでなければならない
  4. 4.まとめ

われわれの個性を引き出すコンテンツとは

パート1「コロナ禍(2020年)のLMS市場に対するクレイグ・ワイスの洞察」で、クレイグ・ワイス氏による2020年の調査、LMSに関する見解について解説しました。

パート2となる本記事では2021年にパーソナライズ学習がどれだけ影響を及ぼすのか見ていきます。

実際に彼によると、突き詰めると学習者は最終的に1つの質問に行き着きます。それは、「このコンテンツは、私にとってどのような利益があるのか」です。学習のエンゲージメントを維持するためには、コンテンツが学習者一人一人のパーソナリティーを考慮していることが重要であり、それによって、その人に関係するコンテンツを提供できるのです。

「CrossKnowledgeの最大の強みはパーソナリティータイプ診断が標準搭載されている点です。設問に対し、正直に回答すれば、自身がどのような強みや課題があるのかが明らかになります。出てくるレポートもかなり正確で、受講した私はその内容に全て同意するレベルのものでした」ワイスより

さらに、人は自分自身に関係するコンテンツであればあるほどより学習します。これは人事やマネジャーがランダムにコースを選択するよりも、はるかに学習意欲が高くなります。人はランダムに選択されたコースも、仕事の一環として学習するとは思いますが、パーソナライズされたコンテンツによって得られるはずの学習効果よりも低く、特に長期的に見れば効果を得られないでしょう。
 
クレイグ・ワイス氏は、学習コンテンツは個人とチームメンバーそれぞれに合わせることが重要だと述べており、CrossKnowledgeが提供しているラーニングソリューション(CK-Connect)は、まさにそのことを理解し、実装していると述べています。

マネジメントの向上とチームの改善について

診断を用いたパーソナライズ学習の方法は、マネジャーがより良いマネジャーになるために、役立つものです。メンバーそれぞれの強み・課題に合ったコンテンツを薦めることができます。

例えば、あるメンバーは話すことが好きですが、プレゼンテーションが苦手で、それを向上させる必要がある場合、その課題に合わせたコースをタスクアサインすることができます。

その結果、コンテンツが学習者の真のニーズや関心に適したものになり、個人の潜在的なポテンシャルを最大限に伸ばすことができるようになります。クレイグ・ワイス氏によると、将来に向けたリーダー育成を目指す企業にとって、CrossKnowledgeの提供するパーソナライズ学習(CK-Connect)は成功につながるアプローチだと確信しています。

またこのパーソナライズ学習は、マネジャーがプロジェクトごとにチームメンバーをまとめるのにも役立ちます。例えば、アウトプットされる診断データをもとに、メンバーのパーソナリティーを確認、分析することができ、それぞれのパーソナリティータイプに合わせた最適なコミュニケーションを取ることができるのです。

職場における個人のこのような微妙な違いを、より深く認識することで、リーダーはある特定の人々がグループ内でうまく調和するかどうかを、より的確に判断できるようになります。そして、コミュニケーションにおける潜在的な課題を予測し、それに応じたコミュニケーションを取ることができるようになります。

学習とは楽しいものでなければならない

学習者は人間であり、ロボットではありません。だからこそ、一人一人に合ったコンテンツを提供することが重要なのです。画一的な提供ではなく、パーソナライズされた提供の仕方によって、学習者とつながりが生まれ、学習そのものが楽しくなります。コンテンツが自分自身の成長につながるものだと認識することで、学習意欲が高まり、パフォーマンスにもつながります。

「CrossKnowledgeのLMSは社員にフォーカスしたシステムです。私自身そのLMSでの学習は楽しめましたし、それ自体が成長のカギだと思います。学ぶことは楽しむことです。大人になると楽しめないなんて誰が言いましたか?」ワイスより

企業のプログラム設計・提供が人材開発部門であれ現場主導のものであれ、メンバーのものでなければなりません。誰もが成長したいと望んでいます。
学習者の意欲を維持することが難しいプログラムを提供するのではなく、チームメンバーに楽しく適切な方法で、個性を伸ばすチャンスを与えることに重点を置くべきです。

CrossKnowledgeでは、学習は個人に合わせて行われるべきであるというクレイグ・ワイスの信念を共有しています。学習者が自己成長を促し、パフォーマンス向上に役立つコンテンツにアクセスできるよう、私たちは個人の経験を活用することに最善を尽くしています。その結果 マネジャーもチームメンバーも、パーソナライズされたツールの恩恵を受け、本来あるべき最高の人材へと成長することができます。CK-Connectは、組織内の学習者一人一人にパーソナライズされたスキルアップを、大規模に提供する統合学習ソリューションです。

参考:
https://elearninfo247.com/2022/08/09/top-75-learning-systems-in-2022/
https://www.craigweissgrp.com/pages/about

まとめ

株式会社LDcubeでは、CrossKnowledge社の日本国内のパートナーとして、LMSやeラーニングを提供しています。世界レベルのMBA教授のマイクロラーニングなど豊富なコンテンツを取りそろえています。パーソナルサーベイをベースにパーソナライズドラーニングを提供できるCK-Connectなどのサービスもあります。無料でのデモ体験会なども行っています。お気軽にお声がけください。

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本調査ならびに記事執筆は海外で行われたものですが、株式会社LDcubeでは2023年7月に「ポスト・コロナの人財育成施策の実態調査」を行いました。こちらもご覧ください。

  【調査レポート速報!】ポスト・コロナの人財育成施策の実態を公開! コロナ禍において人財育成施策の展開に大きな変化がありました。社会のデジタル化が進む中、人財育成領域においてもデジタルツールの活用やオンライン化などが急速に進みました。新型コロナウイルス感染症の位置づけは「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」とされていましたが、2023年5月8日より「5類感染症」となりました。これによりコロナ禍に控えていた集合研修などの施策も実施しやすくなりました。そのような環境変化の中、人事ご担当者様、経営者様へ「ポスト・コロナの人財育成施策の実態」について広く調査することといたしました。本記事ではその結果の一部をご紹介します。 株式会社LDcube

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▼ CrosKnowledge社原文記事
https://www.crossknowledge.com/blog/personalized-learning-in-demand-trend-2021-craig-weiss/


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