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管理職研修の種類とは?上級・中間・新任の3つテーマ・ポイントを解説!

「管理職研修にはどのような種類があるのか。」

社員研修を成果の出やすい内容にするためには、どのような種類の管理職研修にすべきか悩ましいですよね。

管理職研修は、階層別に上級管理職研修・中間管理職研修・新任管理職研修の3種類に分けられます。

管理職研修3種類

研修を実施する場合は、まず対象の管理職がどの種類(階層)にあてはまるかを確認しましょう。

決まっていない場合は、上の階層から実施していく方が、社内に浸透しやすくなります。

管理職研修の種類に応じて、実施すべき研修のテーマも変わってきます。種類別のおすすめ研修テーマは下記の通りです。

管理職研修テーマ一覧

研修テーマを決めるときは、必ず下記ステップで決めていくようにしてください。
 
【管理職研修のテーマの決め方4ステップ】

STEP1.理想の管理職像を設定する

STEP2.管理職の実像を分析し、課題を明確にする

STEP3.理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力を設定する

STEP4.研修のテーマを選ぶ

上記のステップをふまず、人気や流行りに合わせて選ぶと、研修内容を実務に応用できず、失敗に終わってしまうおそれがあります。

たとえば、なんとなく「コミュニケーション力」を研修テーマに選んだとしても、すでに円満な人間関係を構築できている場合は効果があまり感じられません。

研修の成果が反映されず、「意味のない研修だった」と当事者からも会社からも思われてしまうでしょう。

有意義な研修にするためには、会社の戦略や経営方針に従って、現状の管理職が不足している部分を正しく分析することが大切です。

【本記事で分かること】

  • 管理職研修3つの種類:上級管理職研修・中間管理職研修・新任管理職研修
  • それぞれの管理職に求められる役割・身に付けるべき能力
  • 種類別おすすめの研修テーマ
  • 研修テーマの決め方 

本記事を読めば、管理職研修にはどのような種類があるかを知り、どのような研修(種類・テーマ)を実施するか決められるようになります。

大企業での中小企業でも管理職研修は必要です。ぜひ最後まで読んで施策検討にお役立てください。

▼ 管理職研修についてはテーマに合わせ下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

CK資料3点セット

この記事の監修者  株式会社LDcube 代表取締役 新井澄人  株式会社ビジネスコンサルタントで、講師派遣型の人材育成支援から始まり、社内トレーナーの養成による人材育成支援、デジタルツールを活用した人材育成のDX化の支援まで、中小企業から大企業まで20年にわたり幅広いコンサルティングに従事。 新入社員研修からOJTリーダー研修、若手社員研修、管理職研修、幹部研修、営業研修、デジタル学習環境づくりのコンサルテーションなどに自らもコンサルタントとして登壇しながらも、人材育成・組織活性化・営業強化において講師派遣型の枠を超えた支援を実現するため、ビジネスコンサルタントの子会社である株式会社LDcubeの設立と同時に代表取締役に就任。

目次[非表示]

  1. 1.管理職研修は3種類に分けられる
  2. 2.【種類別】管理職研修のテーマ一覧
  3. 3.管理職研修のテーマの決め方4ステップ
  4. 4.【上級管理職】研修テーマの決め方
    1. 4.1.【例】上級管理職の研修テーマの決め方
    2. 4.2.身に付けたいスキル・能力別のおすすめ研修テーマ
      1. 4.2.1.経営資源のマネジメント力:組織運営
      2. 4.2.2.問題解決と戦略立案のスキル:戦略的思考
      3. 4.2.3.企業変革力:チェンジマネジメント
      4. 4.2.4.業績や財政状態の記録・管理法の知識:アカウンティング
      5. 4.2.5.資金調達・運用の知識:ファイナンス
      6. 4.2.6.経営シミュレーション:上記の総合演習
  5. 5.【中間管理職】研修テーマの決め方
    1. 5.1.【例】中間管理職の研修テーマの決め方
    2. 5.2.身に付けたいスキル・能力別のおすすめ研修テーマ
      1. 5.2.1.業務効率・生産性を高める力:業務管理
      2. 5.2.2.社員のスキル・能力を最大化する力:人材管理
  6. 6.【新任管理職】研修テーマの決め方
    1. 6.1.【例】新任管理職の研修テーマの決め方
    2. 6.2.身に付けたいスキル・能力別のおすすめ研修テーマ
      1. 6.2.1.部下を育てるスキル:コーチング
      2. 6.2.2.目標達成に向けてチームをまとめる力:リーダーシップ
      3. 6.2.3.危機管理力:コンプライアンス
  7. 7.管理職研修向けeラーニングパッケージコースの種類
    1. 7.1.経営基礎コース
    2. 7.2.マネジメント応用コース
    3. 7.3.マネジメント実践コース
    4. 7.4.マネジメント基礎コース
  8. 8.管理職研修の種類についてのまとめ

管理職研修は3種類に分けられる

管理職研修種類①

管理職研修は、階層別に上級管理職研修・中間管理職研修・新任管理職研修の3種類に分けられます。

【管理職研修の種類】


対象者の主な役職

研修で身に付けるべき力

上級管理職研修

部長

経営の能力・スキル

中間管理職研修

課長

部門マネジメントの能力・スキル

新任管理職研修

課長補佐・係長

チームを率いる能力・スキル

 どのような管理職研修を実施するかを決めるためには、まず今回はどの階層の管理職を対象に実施するのかを明確にする必要があります。

そして、効果的な研修を実施するためには、階層ごとに求められる役割や身に付けるべき能力を理解しなければいけません。

役割や必要な能力を正しく理解できていないと、実施したい研修のテーマがずれてしまうおそれがあるからです。

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

上級管理職研修

上級管理職研修は、目安として役職が部長クラスで、管理職歴約10年以上の管理職に実施します。

上級管理職の役割と身に付けるべき能力を下表にまとめました。

【上級管理職】

主な役職

部長など

キャリアの目安

管理職10年以上

役割

・部門の業績と目標達成の責任者
・部門の設計・運営
・戦略の立案と実施
・他部門との連携

身に付けるべき能力

・組織運営
・経営陣の思考
・会計の知識
・戦略思考
・意思決定能力

上級管理職は、部門の責任者として部門全体を運営・管理しながら、次期幹部候補として上層部と共に経営を推進していく立場です。

会社全体を俯瞰しながら、自部門の方針や目標を決定し、戦略を立案して部門に浸透させていきます。

時代の変化を読み取りながら、競合他社に負けないよう変革も推し進めていかなければいけません。

そのため、経営者としての視点や思考を身に付け、組織運営や戦略思考の能力を持つことが求められます。

経営には財務諸表を読み解くスキルも欠かせないので、会計の知識も必須です。

上級管理職研修では、これらの能力が身に付く内容のものを実施していきます。

中間管理職研修

中間管理職研修は、目安として役職が課長クラスで、管理職歴約5~10年の管理職に実施します。

中間管理職の役割と身に付けるべき能力を下表にまとめました。

【中間管理職】

主な役職
課長など
キャリアの目安
管理職5~10年
役割

・経営陣と社員の橋渡し役
・上級管理職と新任管理職のサポート
・業務管理
・人材管理、部下育成
・職場づくり
・労働環境の整備

身に付けるべき能力

・マネジメント能力
・問題解決能力
・危機管理能力

中間管理職は、現場に責任を負う新任管理職と、経営の視点を持つ上級管理職の間に立ち、社員と経営陣との橋渡しをする立場です。

多くの会社では、プレイヤーとして業務を担当することはなく、目標達成のために業務と部下を管理します。

業務管理では、業務の指示出しや進捗管理などを行い、業務効率化や生産性向上にも取り組みます。人材管理では、部下が最大限能力を発揮できるための仕組みづくりをしなければいけません。

そのため、多角的なマネジメント能力や、問題解決・危機管理能力など、幅広いスキルを身に付ける必要があります。

中間管理職研修では、これらの能力が身に付く内容のものを実施していきます。


新任管理職研修

新任管理職研修は、目安として役職が課長補佐・係長クラスで、管理職歴約5年未満の管理職に実施します。

新任管理職の役割と身に付けるべき能力を下表にまとめました。

【新任管理職】

主な役職
課長補佐・係長など
キャリアの目安
管理職5年目未満
役割

・チームの目標を達成
・部下の指導・育成
・業務の調整・分担
・職場づくり
・労働環境の整備

身に付けるべき能力

・リーダーシップ
・コミュニケーション能力
・部下を指導・育成するスキル

新任管理職は、チームのリーダーとして、目標達成に向けて社員をサポート&導いていく立場です。

一般的に、プレイヤーとしての業務も続けながら、新たにマネージャーとしての役割も担うことになります。部下を直接指導・育成する立場であるため、業務の調整やフォロー、キャリアサポートをしていかなければいけません。

そのため、リーダーシップや部下を指導・育成するスキル、コミュニケーション能力など、部下と信頼関係を築き、チームをまとめる力が求められます。

新任管理職研修では、これらの能力が身に付く内容のものを実施していきます。

POINT!

どの種類(階層)から研修を実施すべき? 上級 → 中間 → 新任管理職 が基本

研修実施の緊急度が高い階層がない場合、《上級→中間→新任》と、上の階層から順に研修を実施していくことがおすすめです。

知識やスキルの習得、意識改革は、上の階層から順に社内に浸透させていくべきです

下の階層が先に研修を受けて実務で行動を起こしたとしても、上の階層の理解を得られず、実現が難しくなってしまうおそれがあるからです。


【種類別】管理職研修のテーマ一覧

管理職研修種類②

 上級・中間・新任管理職の役割や身に付けるべき能力が分かったところで、各管理職研修で実施すべきテーマについて見てみましょう。

【上級・中間・新任管理職別・実施したいテーマ一覧】

種類

テーマ

学ぶ内容

上級管理職研修

組織運営

会社の経営資源(人・物・金・時間・情報)のマネジメント

戦略的思考

会社の競争力を高めるために、ビジネスの課題を解決に導くための思考法

チェンジマネジメント

組織の変革をスムーズに実行し、成功に導くためのマネジメント手法

アカウンティング

経営成績や財政状態の記録・管理法

ファイナンス

資金調達・運用

中間管理職研修

業務管理

業務を効率的に進めるための管理方法

人材管理

社員の能力を最大限活用するための管理方法

新任管理職研修

コーチング


自発的な行動を促す人材育成手法

リーダーシップ

目標達成に向けてチームを率いる方法

コンプライアンス

社会的ルールを守る意識を高めることのリスクマネジメント

 すべてのテーマは、各管理職研修において実施すべき重要な内容ですが、一度にすべてを盛り込むと、内容が薄く理解が浅くなってしまいます。

会社とって優先順位の高いテーマから、実施していくようにしましょう。

各テーマの内容については後述します。まずはテーマの決め方について、次章で解説していきます。

▼各研修の内容については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒管理職研修におすすめの内容とは?|10選(プログラム・対象階層・効果)を紹介

  管理職研修におすすめの内容10選|プログラム・対象階層・効果を紹介 実りの多い管理職研修にするためには、各階層の管理職の役割や身に付けるべき力を正しく理解し、それに合った研修を実施することがポイントです。本記事では、おすすめの研修内容10選を紹介していきます。管理職研修はどのようなテーマがあるかを知り、実施したい研修が実現できるようになります。 株式会社LDcube

▼研修の費用については社内外の講師で行う場合のシミュレーションをしています。
⇒​​​​​​​研修実施に伴う費用とは?外部講師活用から研修内製化の費用まで解説!

  研修実施に伴う費用とは?外部講師から内製化の相場まで解説! 本記事では、社員の成長と企業の発展にむけ社員研修を実施する際、外部講師を活用した場合と、社内講師を活用した場合の研修費用・相場について解説し、費用を抑えて効果を最大化するポイント(外部講師の教材活用、オンラインの活用)等を紹介していきます。 株式会社LDcube


管理職研修のテーマの決め方4ステップ

管理職研修種類③

研修テーマを決めるときは、研修の成果がきちんと出せるよう、下記ステップで決めていくようにしましょう。

【管理職研修のテーマの決め方4ステップ】

STEP1.理想の管理職像を設定する

STEP2.管理職の実像を分析し、課題を明確にする

STEP3.理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力を設定する

STEP4.研修のテーマを選ぶ

研修テーマは、上記のステップを踏むことが重要です。
 
STEP1~3の過程をとばしてテーマを選ぶと、研修の成果が出づらくなります。テーマを選んだ理由があいまいだと、プログラムの内容も受講者の選定も適切に行えません。

結果、研修内容が会社の成長や課題解決につながらず、受講者にも「意味のない研修だった」と思われてしまうおそれがあるでしょう。

研修の成功はテーマ決めにかかっているので、慎重に進めていくようにしてください。

STEP1.理想の管理職像を設定する

まずは、理想の管理職像を設定します。理想の管理職像が明確でないと、管理職が身に付けるべき能力・スキルを絞れません。理想の管理職像は、経営戦略や達成したい目標、解決したい課題に沿って決めていきます。「〇〇という目標を達成するためには、管理職はこうあってほしい」というように、人物像を具体的にイメージします。

STEP2.管理職の実像を分析し、課題を明確にする

次に、現在の管理職の実像を分析して、理想の管理職像に足りていない部分を洗い出し、課題を明確にしましょう。本人や上長へのヒアリングや、これまでの業務実績、目標管理シート、人事評価などを通して、人物像を把握します。実像が分かったら、STEP1で設定した理想の管理職像と比較して、どこにギャップがあるかを浮き彫りにします。

STEP3.理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力を設定する

続いて、理想と現状を埋めるために、身に付けるべきスキルや能力を設定しましょう。STEP2で課題が複数上がった場合は、緊急度の高いものから優先順位をつけていきます。

STEP4.研修のテーマを選ぶ

身に付けるべきスキルや能力から、研修のテーマを選びます。テーマを決めたら、研修の目標、プログラム内容の順に研修を設計していきます。研修の目標とは、「学習目標(研修で理解・習得すべきこと)」と「行動目標(実務に応用していくべきこと)」の2つです。設定した目標を達成できるように、研修時間や実施方法・場所を考慮しながら、プログラム内容を決めていきましょう。

【上級管理職】研修テーマの決め方

管理職研修種類④

 
前章で紹介した4ステップを実際に行って、上級管理職のテーマを決めていきましょう。

まずは例にならってSTEP1~3まで進めてください。STEP3で設定した「理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力」別に、おすすめの研修テーマを次章で紹介していきます。

【例】上級管理職の研修テーマの決め方

例を参考に、STEP3「理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力を設定する」ところまで行いましょう。

下記は、会社の課題が「働き方の多様性に対応したい」である場合の、上級管理職の研修テーマの決め方の例です。

【上級管理職の研修テーマの決め方:例】

◎経営方針・戦略・課題:働き方の多様性に対応したい

《STEP1.理想の管理職像を設定する》
・理想の上級管理職像:働き方改革を進めていく中で、変革によって起こるトラブルを予測して対策を練り、変革をスムーズに社内に浸透させられる

《STEP2.管理職の実像を分析し、課題を明確にする》
・管理職の実像:変革によって起こる社員の心理変化が予測できない

《STEP3.理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力を設定する》
・変化への心理的ストレスに関する知識
・トラブル対処法

《STEP4.研修のテーマを選ぶ》
・チェンジマネジメント


身に付けたいスキル・能力別のおすすめ研修テーマ

前節で設定した、「理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力」別のおすすめ研修テーマを紹介していきます。

【上級管理職:身に付けたいスキル・能力別のおすすめ研修テーマ】

  1. 経営資源のマネジメント力:組織運営
  2. 問題解決と戦略立案のスキル:戦略的思考
  3. 企業変革力:チェンジマネジメント
  4. 業績や財政状態の記録・管理法の知識:アカウンティング
  5. 資金調達・運用の知識:ファイナンス
  6. 経営シミュレーション:上記の総合演習


経営資源のマネジメント力:組織運営

経営資源(人・物・金・時間・情報)のマネジメント力を強化したいなら、組織運営をテーマにした研修がおすすめです。

組織運営とは、目標達成に向けて組織の活動をスムーズに行えるように、会社の経営資源(人・物・金・時間・情報)をマネジメントすることです。

研修では、フレームワークを通じて、各経営資源を有効活用方法を学んでいきます。

研修内容を実務に応用することで、経営資源を最大限に生かせて、より良い組織づくりが実現しやすくなるでしょう。

問題解決と戦略立案のスキル:戦略的思考

問題解決と戦略立案のスキルを強化したいなら、戦略的思考をテーマにした研修がおすすめです。

戦略的思考とは、会社の競争力を高めるために、ビジネスの課題を解決に導くための思考法のことです。

研修では、フレームワークを通じて、物事の本質を見抜く力を養っていきます。

研修内容を実務に応用することで、会社の課題や目標に対して、柔軟な戦略を生み出すことができるようになるでしょう。

企業変革力:チェンジマネジメント

企業を変革していく力を強化したい場合は、チェンジマネジメント(変革管理)をテーマにした研修がおすすめです。

チェンジマネジメントとは、組織の変革(合併や買収、方針や制度の変更、新しいツールの導入など)をスムーズに実行し、成功に導くためのマネジメント手法です。

研修では、変革プロジェクトの立案と推進、変革への障害の対処法を学びます。

研修内容を実務に応用することで、組織の変革を失敗せずにスムーズに進められるようになるでしょう。

業績や財政状態の記録・管理法の知識:アカウンティング

業績や財政状態の記録・管理法の知識を身に付ける必要がある場合は、アカウンティングの研修がおすすめです。

アカウンティングとは、会社の経営成績や財政状態を数字で記録または管理することです。

研修では、主に財務三表(損益計算書・賃借対照表・キャッシュフロー計算書)を学びます。

研修内容を実務に応用することで、部門や会社全体の経営状況を数値で可視化できるようになるでしょう。

資金調達・運用の知識:ファイナンス

資金調達・運用の知識を身に付けてほしい場合は、ファイナンス研修がおすすめです。

ファイナンスとは、事業に必要な資金を調達し、運用していくことです。

 研修では、資金調達方法や財産評価、投資について学びます。

研修内容を実務に応用することで、適切な投資判断や資金管理をできるようになるでしょう。

経営シミュレーション:上記の総合演習

経営に必要な知識やスキルを総合的に身に付けたい場合には、経営シミュレーション研修がおすすめです。

経営シミュレーションとは、会社の代表取締役社長の立場で、引き継いだ企業の状況を読み解き、課題を整理し、解決策を立案し、解決策を実行に移し、会社の業績向上ができるかどうかを試します。

研修では、経営に関するさまざまな指標について意思決定し、その意思決定による経営結果を踏まえて総合的、実践的に学びます。

経営シミュレーションを取り入れることで、戦略思考やファイナンス、アカウンティングなど学んだ事が有機的に結びつき、生きた数字と生きた経営感覚を学ぶことができます。

▼ 経営シミュレーション研修については下記で詳しく解説しています。
⇒経営シミュレーションとは?人材育成の新手法・研修について解説

  経営シミュレーションとは?人材育成の新手法・研修について解説! 今回は経営シミュレーションの意義や内容、対象者、必要なスキル、進め方について解説します。ビジネススキルや戦略思考、意思決定力を高め、経営力を育てる研修として、企業の成長を支える人材育成に役立つでしょう。 株式会社LDcube


【中間管理職】研修テーマの決め方

管理職研修種類⑤

前章で紹介した4ステップを実際に行って、中間管理職のテーマを決めていきましょう。

まずは例にならってSTEP1~3まで進めてください。STEP3で設定した「理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力」別に、おすすめの研修テーマを次章で紹介していきます。

【例】中間管理職の研修テーマの決め方

例を参考に、STEP3「理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力を設定する」ところまで行いましょう。

下記は、会社の課題が「働き方の多様性に対応したい」である場合の、中間管理職の研修テーマの決め方の例です。

【中間管理職の研修テーマの決め方:例】

◎経営方針・戦略・課題:働き方の多様性に対応したい

《STEP1.理想の管理職像を設定する》
・理想の中間管理職像:働き方の多様化に合わせた、業務分担や指示出し・進捗管理ができる

《STEP2.管理職の実像を分析し、課題を明確にする》
・管理職の実像:働き方の多様化により、一部の社員に負担がかかってしまうなど、業務分担に偏りが生じている

《STEP3.理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力を設定する》
・業務分担に関する知識
・時間管理術

《STEP4.研修のテーマを選ぶ》
・業務管理


身に付けたいスキル・能力別のおすすめ研修テーマ

前節で設定した、「理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力」別のおすすめ研修テーマを紹介していきます。

【中間管理職:身に付けたいスキル・能力別のおすすめ研修テーマ】

  1. 業務効率・生産性を高める力:業務管理
  2. 社員のスキル・能力を最大化する力:人材管理


業務効率・生産性を高める力:業務管理

業務効率・生産性を高めることを望む場合は、業務管理をテーマにした研修がおすすめです。

業務管理とは、業務が効率的に進むよう、適切にコントロールすることです。

研修では、効果的な業務分担方法や指示出し・進捗管理方法を学びます。

研修内容を実務に応用することで、業務を「見える化」「一元化」できるようなり、効率化と生産性向上が期待できるでしょう。

社員のスキル・能力を最大化する力:人材管理

社員のスキル・能力を最大化できるようになってほしい場合は、人材管理をテーマにした研修がおすすめです。

人材管理とは、会社の業績向上や目標達成のために、社員のスキルや能力を最大限活用することです。

研修では、採用・育成・配置・評価・報酬それぞれの分野において、最適な管理法を学びます。

研修内容を実務に応用することで、業績向上や目標達成に向けて、社員のスキルや能力を最大限活用できるようになるでしょう。

【新任管理職】研修テーマの決め方

管理職研修 種類⑥

前章で紹介した4ステップを実際に行って、新任管理職のテーマを決めていきましょう。

まずは例にならってSTEP1~3まで進めてください。STEP3で設定した「理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力」別に、おすすめの研修テーマを次章で紹介していきます。

【例】新任管理職の研修テーマの決め方

例を参考に、STEP3「理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力を設定する」ところまで行いましょう。
 
下記は、会社の課題が「働き方の多様性に対応したい」である場合の、新任管理職の研修テーマの決め方の例です。

【新任管理職の研修テーマの決め方:例】

◎経営方針・戦略・課題:働き方の多様性に対応したい

《STEP1.理想の管理職像を設定する》
・理想の新任管理職像:多様性の尊重やワークライフバランスについて理解し、価値観の異なる社員一人一人をサポートできる

《STEP2.管理職の実像を分析し、課題を明確にする》
・管理職の実像:Z世代との世代間のギャップを埋められない、リモートワークを上手く活用できていない

《STEP3.理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力を設定する》
・社員のモチベーションを高めるスキル
・目標に向けてチームを率いる力
・コミュニケーション能力

《STEP4.研修のテーマを選ぶ》
・リーダーシップ


身に付けたいスキル・能力別のおすすめ研修テーマ

前節で設定した、「理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力」別のおすすめ研修テーマを紹介していきます。

【新任管理職:身に付けたいスキル・能力別のおすすめ研修テーマ】

  1. 部下を育てるスキル:コーチング
  2. 目標達成に向けてチームをまとめる力:リーダーシップ
  3. 危機管理力:コンプライアンス


部下を育てるスキル:コーチング

部下を育てるスキルを身に付けてもらいたいなら、コーチング研修がおすすめです。

コーチングとは、相手の話をしっかりと聞き、質問を投げかけ、気づきを与えることで、自発的な行動を促す人材育成手法のことを指します。

研修では、行動科学・心理学をベースとして、効果的な人材育成方法を学びます。

研修内容を実務に応用することで、部下の能力を最大限引き出し、自ら目標達成や課題解決に取り組むよう導けるようになることが期待できます。

▼ コーチング研修の内容については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒コーチング研修に必要な内容とは?研修後に実践するためのポイントなど解説!

  コーチング研修に必要な内容とは?研修後に実践するためのポイントなど解説! 企業の成長には人材が欠かせません。その人材を育成し、成長させるためには、教育が必要です。特に「コーチング研修」は、部下のやる気を引き出し、個々の能力を最大限に発揮してもらうために欠かせない研修1つといわれています。コーチング研修の効果的な進め方とその内容、得られる可能性を解説します。 株式会社LDcube


目標達成に向けてチームをまとめる力:リーダーシップ

目標達成に向けてチームをまとめる力を身に付けてもらいたいなら、リーダーシップ研修がおすすめです。

研修では、目的の浸透・達成方法やモチベーションを高める方法について学びます。

研修内容を実務に応用することで、ほかの社員に組織の方向性を示し、目標達成に向けてモチベーションを高め、チームを率いていけることが期待できます。

▼ リーダーシップ開発については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒リーダーシップ開発とは?実務で使える6ステップの実践ポイント

  リーダーシップ開発とは?実務で使える6ステップの実践ポイント 本記事ではリーダーシップ開発の基礎知識から、企業における実践ステップ、効果的な進め方のコツまで、 実務に役立つ情報を網羅的に解説します。従業員の潜在能力を引き出し、組織力を高める手がかりが見つかるはずです。 株式会社LDcube


危機管理力:コンプライアンス

危機管理の知識を身に付けてもらいたいなら、コンプライアンス研修がおすすめです。

コンプライアンスとは、法令や社会規範、倫理や道徳といった社会的ルールを守ることです。

研修では、法律や一般常識から、ハラスメント対策・情報セキュリティ対策などを学びます。

研修内容を実務に応用することで、コンプライアンス違反が起こらない体制づくりができ、トラブルが起こったときもスムーズに対処できるようなります。

▼ コンプラインス研修については下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
⇒コンプライアンス研修で不祥事防止!ネタ切れを乗り越えるアイデアを紹介!

  コンプライアンス研修で不祥事防止!ネタ切れを乗り越えるアイデアを紹介! | 株式会社LDcube コンプライアンス研修に、社内外の事例活用や社会的情勢の取り入れ、効果的な学びを生み出すためのアイデアを解説しています。不祥事を未然に防ぐという目的に向け心理的安全性を高めるアプローチなど、企業のコンプライアンス研修を一歩進ませる方法について紹介しています。 株式会社LDcube

管理職研修向けeラーニングパッケージコースの種類

eラーニングのイメージ画像

管理職研修は組織内の管理職の人たちに受講してもらう必要があるため、日程調整や研修会場の手配など、実施に向けては多くの工数がかかります。そこで、おすすめなのがeラーニングの活用です。eラーニングは忙しい管理職の人たちでも、時間や場所を選ばずに学習することができます。
ここでは、これまで紹介してきた観点を踏まえながら、管理職向けにパッケージ化したおすすめeラーニングコースを4つ紹介します。

  • 上級管理職におすすめのコース・・・「経営基礎コース」「マネジメント応用コース」
  • 中級管理職におすすめのコース・・・「マネジメント実践コース」
  • 初級管理職におすすめのコース・・・「マネジメント基礎コース」


経営基礎コース

コース名:経営基礎コース ねらい:ビジネスモデルを考える上で戦略、マーケティング、財務、CSRの基本的な考え方を学ぶ コンテンツ: 経営戦略(約7時間) マーケティング(約3時間) 財務(約3時間30分) 企業の社会的責任(約1時間30分)

学習時間  :約15時間

【経営基礎コース:受講者の声】

  • 今後のマネジメントや組織運営及び会社経営に関して自身が意識していく必要がある知識を学ぶことができた。

  • 大学で経済学を学んでいたので、一通り基本的な理解はあったが、そこから20年ほど経て社会人として基礎を学ぶことは大変有意義でした。

  • 企業が戦略を策定するにあたっての基本的な考え方を学ぶことができた。

  • 今回の内容自体は基礎的な事の復習としては有益であった。特にマーケティングや財務は日常的な業務で触れていないと忘れがちなので今回の復習をきっかけに今後の日常においても意識したい。

  • 自分があまり学べていなかった財務基礎を学ぶことできてよかった。 

  • 体系だって全体像を理解することができた。特にファイナンスについては本講座を経て 理解が深まった。

  • 当社の経営戦略を検討する際に必要な基礎知識を習得することができた、実践する立場にはないが、日々の業務遂行においてもこれらの知識を多少なりとも意識しながらとりくめたらと思う。

  • 経営においては、ひらめきやアイデア、短期的な収支予測だけではなく、遥かに幅広い要素を適切な順序で分析しながら事業を検討する必要があることを学んだ。また、これまで自身の業務上の課題に対して、感覚的に対応してきた部分もあったが、今回学んだ経営におけるロジックは日常的な業務においても応用できるものが多くあると感じた。

  • 経営に関して本で学ぶよりも分かりやすく、基礎からあらためて学ぶことが出来たため、知識のブラッシュアップと頭の整理が出来た。

  • 既に理解していると思っていた内容でも、eラーニングを通じてまだ理解が十分でないという部分に気づけたのは有益だった 


マネジメント応用コース

コース名:マネジメント応用コース ねらい:変化に対応できる組織づくりや変革を進める上でさまざまな抵抗に対処するマネジメント方法を学ぶ コンテンツ: 変化に対応できる組織づくり(約2時間30分) 変化を推進するマネジメント(約4時間) 変化を起こす創造的なチーム(約2時間) 変化を推進するコミュニケーション(約4時間30分)

学習時間  :約12時間

【マネジメント応用コース:受講者の声】

  • マネジメントに関しては、個人の感覚だけで行っていくことに限界があり、今回の研修  内容のように理論に裏付けされた方法を採用していくことも重要だということを改めて、学習した気がする。

  • 変革を実施する際の、各ステークホルダー目線で整理された情報は、全体の理解に  役立った。また、大手企業の具体的な事例は、理論だけでなく実際の環境下でも機能していることを証拠づけるものであり、より理解が深まった。

  • 組織運営、マネジメントについて経験則から自己流で対応していた部分をスキルとして 認識できたことは、今後困難な状況に対処する際の助けになると感じた。変革に対応できる職場づくりや機敏性など、平時から意識するポイントを学ぶことができたことも有意義だと感じた。

  • マネジャーとして、すべて自分で判断するのではなく、メンバーの能力を信頼し、メンバーから信頼されることで、メンバーが様々な判断を実施することをサポートすることが必要。

  • さまざまな場面での心理的な状態が詳細に説明されていましたが、これまでの研修でここまで心理面に着目していたものがなかったので勉強になった。

  • 企業に機敏性が求められること、そしてそのための判断の仕方やコミュニケーションの取り方、心理的な考え方、行動の仕方を学ばせていただいた。

  • 普段の自分の行動を照らし合わせた時に、できていることが何で、できていなことが何かを確認しながら受講することができた。そして、できていなことの中から新しく試してみようという気づきも得ることができた。特に葛藤プロセスについては体系立てていただくことで勉強になった。

  • これまで自身が行った言動がどういった意味合いを持つのか分析的視点で考えることができるとともに、これから遭遇するであろう事案への事前準備として、どういったプロセス・留意点があるかを体系的に認識・理解することができた。

マネジメント実践コース

コース名:マネジメント実践コース ねらい:目的に向かって一人ひとりが自ら考え、行動する力を引き出すマネジメントについて学ぶ コンテンツ: ビジョン設定と浸透(約3時間30分) コーチング(1時間30分) 職場のウェル・ビーイングを高める(約2時間) リモートマネジメント(約3時間)

学習時間  :約10時間

【マネジメント実践コース:受講者の声】

  • リモートワークにおけるマネジャーの働き方について再確認ができた。

  • マネジャーとしてやるべきことについて、具体例を交えて教えていただく機会がなかなか無かったので、今回のeラーニングは大変参考になった。

  • 自身の経験値で感覚的に認識していた事を改めて体系立てて学ぶ事が出来、大変有意義な機会になりました。後半のリモートワークでのチーム力の高め方では特にすぐに使えるヒントが沢山あり、すぐに実践していこうと思いました。

  • リモートワークにおける課題、問題点は今の業務に直結する内容であり、すぐに実践、意識できる内容であった。リモートおよび出社等を組み合わせるハイブリッド形式によって生産性向上につながる部分があると考えるので、新しい勤務様式に沿ったマネジメントを行っていきたい。
     
  • 一通り知っている論点のつもりだったが、個々のチームメンバーの心理に配慮しながらのマネジメントは、このようにロールプレイング方式で学ぶことでまだまだ意識が足りないことがよく分かった。

  • 昨今実施しているリモートワークのマネージメント方法や管理方法など、多くのことを学ぶことができた。

  • 普段心がけていることではあるがそれが本当にお互いにとってプラスになっているか、相手から見たときにどう見えているか、どう感じられているかを定期的に振り返り、適宜修正して、よりよいマネジメントをしていくことが大切だと感じた。また、コーチングは改めて難しいと感じた。ついついアドバイスをしてしまいがち、相手も答えを求めがちだが、しっかりと導けるように取り組んでいきたい。

  • 個人を信じて任せることの重要性、管理しすぎないなど参考になるものが多かった。


マネジメント基礎コース

コース名:マネジメント基礎コース ねらい:マネジメントの役割やチームのまとめ方に関する考え方を学ぶ コンテンツ: マネジメントの全体像(約2時間) チームマネジメント(約3時間) 人の育成(約4時間45分) 評価面談と能力開発面談(約4時間15分) 労務管理(約30分)

学習時間  :約14時間30分

【マネジメント基礎コース:受講者の声】

  • 管理者に必要な知識・行動などが具体的な事例で紹介され理解しやすかった。

  • マネジメントは人間力だけでどうにかなるものでなく、明確な理論、テクニックが必要なことを学ぶことができ、マネジメントの奥深さに気付きました。またマネジャーは人格者でないと務まらないことが改めて分かりました。

  • マネジメントに関する対応方法について、整理された内容を学習することにより、体系だった理論・考え方を吸収 することができた。

  • 受講する中で自分に思い当たることが多々あった。特にデジタル時代のマネジメントチームはこれから強化しなければならないことなので会議のコツや方法を学べてよかった。   評価面談に関しても漠然とどうだった?から聞くことが多く私も事実に即じて話しても大まかに話すことが多かったので気を付けようと思う。また会社戦略などは伝えてなかったのでまず私が会社戦略をしっかり理解したい。まず、どうしたら来期改善できるか、目標をしっかり立て、私に何を期待してるか?を確認したいと思いました。

  • チームの発展状況に応じて適するマネジメントのアプローチが異なることや、メンバーのモチベーションやスキルレベルに応じて指示や委譲の方法が異なること、それらを踏まえて育成するために重視すべきポイントや観点について学びました。

  • マネジメントをしていく上で同じ事象に対しても、対応の仕方一つでチームが良い方向に進んでいくかどうかが決まることを学んだ。eラーニングで学んだことを意識しつつ、しっかりと頑張りたい。

  • マネジメントにあたっての基本的なことを学べた。自分がその基礎的知識を有していなことに気づかされ、非常に 参考になった。特に、一般的に陥りがちなケースを具体的に見ることができて参考になった。

  • これまで自分が職場で指導された手法や見てきた手法でのマネジメント方法をベースに行動していたが、体系的にマネジメントを学ぶことができ大変参考になった。マネジメント本では学べない動画のケーススタディなど大変参考になった。

  • ラインマネジャーになったときにどうすべきか、より具体的なイメージが湧くようになった。 基本姿勢を学ぶことで、 異なる考え方を持つ様々な人に対してどう対処すべきかの応用が利くようになると思うので、有意義な講座だった。


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管理職研修の種類についてのまとめ

最後に本文の要点をおさらいしましょう。

管理職研修は、階層別に上級管理職研修・中間管理職研修・新任管理職研修の3種類に分けられます。 


対象者の主な役職
研修で身に付けるべき力
上級管理職研修
部長
経営の能力・スキル
中間管理職研修
課長
部門マネジメントの能力・スキル
新任管理職研修
課長補佐・係長
チームを率いる能力・スキル

各種類で実施したい研修テーマは下記のとおりです。 

種類
テーマ

上級管理職研修

組織運営
戦略的思考
チェンジマネジメント
アカウンティング
ファイナンス

中間管理職研修

業務管理
人材管理

新任管理職研修

コーチング
リーダーシップ
コンプライアンス

 研修テーマを決めるときは、研修の成果がきちんと出せるよう、下記ステップで決めていくようにしましょう。

【管理職研修のテーマの決め方4ステップ】

  • STEP1.理想の管理職像を設定する
  • STEP2.管理職の実像を分析し、課題を明確にする
  • STEP3.理想の管理職像になるために身に付けるべきスキル・能力を設定する
  • STEP4.研修のテーマを選ぶ

以上、本記事をもとに、管理職研修において最適な種類・テーマを選ぶことができ、会社に大きな成果をもたらす研修になることを願っております。

株式会社LDcubeでは管理職研修のお手伝いをしております。

講師派遣による研修会の企画はもちろんのこと、eラーニングによるプログラム提供や、eラーニングとオンライン研修を組み合わせたコホート型学習による展開など、幅広くご支援しています。

管理職研修についてお悩みがあれば、是非お気軽にご相談ください。

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LDcube編集部
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株式会社ビジネスコンサルタント時代から約60年、人材開発・組織開発に携わってきた知見をもとに、現代求められる新たな学びについて、ノウハウや知見をお届けします。

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