社員数:8,000名以上
事業:電機メーカー
導入前の課題
グループ全体の昇格要件クリア/全社視点が求められる/短期で経営の意思決定を疑似体験
取り組みの詳細
柔軟なプログラム運営/試験突破に向けた啓発課題の明確化
導入後の成果
昇格基準とBiz-Ex評価が一致/不合格者も啓発課題が明確に/グループ会社へも展開
大手電機メーカーのグループ子会社で、グループ全体で管理職昇格基準が設けられていて、昇格基準に達しないと管理職になれないという仕組みでした。
親会社から数名の人事異動はあるものの、地元で採用したプロパー人材を長期的に育成していく従来のやり方では、グループ会社独自で、グループ全体の昇格基準値をえられる人材を育成できないことが課題になっていました。
グループ全体のの昇格基準で重要な部分は、部門内の枠組みにとらわれず、会社全体の視点に立って影響力を発揮することが求められていました。
そのため、経営シミュレーションやeラーニング学び放題の学習環境を設計しました。
グループ会社の人事部が評価者となって運用する昇格者試験の前に、試験前の能力開発施策として教育+評価をしていく仕組みでトライアル運用を開始しました。
管理職候補者の方々5名に対して6カ月のプログラムを運用しました。選抜方法は、これまでのキャリアや職務態度などを鑑みて、各部門長が総合評価して選抜します。
会社の人材育成状況を定量的に把握するために、Biz-Exに搭載されているさまざまな能力評価レポートを活用して、多角的に分析をしました。
Biz-Exでは、会社の状況を自分自身で分析をかけて判断するという経営管理者の一連の活動を疑似体験できるので、基礎知識が足りない受講者も情報収集力でカバーすることができるため、学校のテストのように、知らなければ高い点数が取れないという類いのものではなく、努力次第で点数を上げることが可能です。
6カ月間のオンラインコーチングの中で、明確になった個々人の啓発課題について、コーチから各自にフィードバックしており、期間中に推奨書籍を学習するなど、個々人の学習テーマに合わせて指導しています。
そして、学習完了後のアセスメントレポートにおいて啓発課題となっていた箇所を重点的に試験対策した上で、本番の管理職登用試験に挑める仕組みを作りました。
本番の管理職登用試験が終わった後に事務局フォローをしました。
興味深いのは、Biz-Exで高い成果を出した人と、グループ会社の昇格基準に達していた人物が一致したということでした。
そのため、事務局からは、グループ会社が求めている人材と、Biz-Exで育成できる人材が一致していて、昇格試験対策としては良いものであることが証明されたとの評価を頂きました。
残念ながら管理職登用試験に合格できなかった人も、振り返りで自身の啓発課題を明確に答えられていたことが印象的で、管理職登用試験の再チャレンジに意欲的な姿勢を見せたそうです。
このような受講者の様子を見て、管理職登用試験の試験前の能力開発施策として、Biz-Exを含めたプログラムが標準的に運用されることになりました。
グループ会社へ横展開することとなり、そこでも同様の結果が得られ、管理職登用試験前の能力開発施策として非常に効果的であることが証明されました。
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