社員数:8,000名以上
事業:産業用部品メーカー
導入前の課題
異なる、日本と東南アジア/権限を現地法人へ移管/短期で経営の意思決定を疑似体験
取り組みの詳細
受講者にとっては「渡りに船」/赴任前から赴任後にかけて学習可能
導入後の成果
受講者の声(研修にはないコーチングの特徴)/現地では/海外赴任者向け標準プログラムへ
世界各地に事業拠点を持つグローバル企業であり、現在は東南アジアを中心として新規顧客の開拓に挑戦していました。
顧客獲得の課題として、顧客の要求に素早く対応することが求められていましたが、日本本社の承認には時間がかかり、意思決定スピードの違いで競合他社との競争に勝てない状況に陥っていました。
現地の経営者に大きな権限を与えて、現地のリーダーが迅速にビジネスを推進できる経営環境を整えていました。
しかし、海外赴任者は、経営の学習を行わないまま現地に派遣されることが多く、権限を与えたとしても、自分たちの力でうまく経営判断を行うことができませんでした。
短時間で経営の意思決定シミュレーション(疑似体験)できるBiz-Exが活用されました。
Biz-Exであれば、赴任前から赴任後にかけてオンライン学習することができるためです。
受講者からは、「ちょうど経営の勉強をしなければならないと思っていた」とコメントをもらいました。
これまで製造部門でキャリアを積み、海外で工場を立ち上げる仕事を任された方です。財務関連の勉強がほとんどできておらず、財務諸表も読めず、経営判断できない状況でした。
受講者からの要望で特に財務分析を中心としてコーチングを進めることになりました。
用語から詳しく説明をして、実際の企業事例などを説明しながら学習を進めてもらいますので、イメージがつきやすいのが特徴です。
市場の動向を分析しながら、ファイナンスの知識を使って、事前に設備投資を進めることの大切さや、ビジネスの成長に合わせて起こり得るリスクや対処方法などについて、6カ月間かけて学習を進めました。
前半の学習は、日本で行い、後半は海外の赴任地で行っていました。
学習した内容を実際の現地での経営判断に即応用するという学習サイクルで進めることができため、コーチに対する質問も実践的な内容が多くなっていったことが印象的です。
受講者からは、最初は赴任前の準備で忙しかったので、課題を同時並行で進めていくことは大変だと思っていましたが、直前の日程再調整についても快く行ってもらえてよかったと評価を頂きました。
通常の研修だとスケジュールを変更するには、多くのコミュニケーションコストが発生しますが、Biz-Exのオンラインコーチングでは、受講者とコーチが直接コミュニケーションを取りながら学習完了を目指すので事務局側の負担が少ないことが特徴です。
「Biz-Exで学んだおかげで、現地の財務部門とすぐに連携して現状を把握し、必要な手だてをすることができました」という学習の狙いとなっていた現地で裁量権を行使するという重要な目標も達成することができました。
一連の流れをトップに報告したところ、海外赴任の候補者に計画的に受講してもらうのが有効であるという評価を頂き、現在は海外赴任者向けの標準プログラムとして位置付いています。
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