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仕事を依頼してもすぐに「できません」と言う「打たれ弱い若者・部下」をどう育成する?

現代のビジネス環境はストレスやプレッシャーに満ちており、その中で「打たれ弱い」と思われてしまう人も存在します。「打たれ弱い」人は、職場のストレスや批判に対して敏感に反応しやすく、自信喪失やモチベーションの低下を招きやすいです。

「打たれ弱い」人が直面する職場の課題について具体的に考えてみましょう。多くの人が以下のような問題に直面しています。

  • 批判への過敏な反応
    ネガティブなフィードバックや批判に過度に反応し、自信を失う。
  • ストレス管理の難しさ
    業務量や人間関係からくるストレスをうまく管理できず、パフォーマンスが低下する。
  • 自己効力感の不足
    自分の能力に対する信頼が不足し、新しい挑戦に消極的となる。

本記事では仕事で打たれ弱い人の特徴や、打たれ弱い原因について解説します。またどのように関わりを持ち、育成していけばよいか、克服・改善方法などについても具体的に紹介します。

「打たれ弱い」と感じる人が職場で健全に働くためには、レジリエンスの強化、ポジティブなフィードバックの活用、セルフケアの習慣化、メンタリングとサポートネットワークの形成、明確な目標設定と進捗管理が重要です。これらの要素を取り入れることで、職場でのストレスに対処し、健康的な働き方を実現することができます。

これらのアプローチを通じて、個々の社員が自信を持って業務に取り組み、会社全体のパフォーマンスが向上することを目指します。その結果、組織全体がより強固で柔軟なチームとして成功を続けることが期待できます。

▼打たれ強さ・レジリエンスについて下記でさまざま解説しています。併せてご覧ください。

▼レジリエンスについての資料はこちら。

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目次[非表示]

  1. 1.仕事で打たれ弱い人の特徴
  2. 2.仕事で打たれ弱い人が増えている社会的背景
  3. 3.仕事で打たれ弱い人への効果的な関わり方(上司編)
  4. 4.仕事で打たれ弱い人への効果的な関わり方(人事部門編)
  5. 5.「仕事で打たれ弱い」を克服する方法
    1. 5.1.レジリエンスの向上
  6. 6.「仕事で打たれ弱い」を啓発するにはレジリエンス研修
  7. 7.レジリエンスとは打たれ弱さに対する予防接種みたいなもの
  8. 8.レジリエンス研修ならSBRP
    1. 8.1.SBRP概要
    2. 8.2.SBRPプログラム内容
  9. 9.「仕事で打たれ弱い」を乗り越えるならLDcubeへお任せ
  10. 10.まとめ

仕事で打たれ弱い人の特徴

若手社員がくじけているイメージ画像

打たれ弱い人とは、職場で仕事を依頼されるとすぐに「できません」と答え、新たなことにチャレンジしないような人たちのことを指します。このような態度にはさまざまな背景や特徴があることが考えられます。以下にその特徴について説明します。

  • 自己効力感の欠如:
    打たれ弱い人は自分の能力に自信を持てないことが多いです。そのため、新しいタスクや未経験の仕事に直面すると、自分では到底無理だと感じ、まず「できません」と反射的に答えてしまいます。

  • 失敗への強い恐れ:
    失敗に対する恐怖心が強く、何かを試みる前に「失敗したらどうしよう」という不安が先行します。結果よりも失敗する可能性に目を向けがちなため、挑戦を避ける傾向があります。

  • 経験不足:
    若い社員やキャリアの浅いメンバーは、成功体験や失敗から学ぶ機会が少ないため、自分の限界を正確に把握できていないことが多いです。そのため、初めてのことには「できません」と答えてしまうことがあります。

  • ネガティブな思考パターン:
    打たれ弱い人は物事を悲観的に捉える傾向が強いです。課題や問題を最初から大きく感じすぎてしまい、自分には荷が重いと判断してしまいます。

  • コミュニケーションスキルの不足:
    困ったときに誰かに相談したり、助けを求めたりするスキルが不足している場合、自分だけで問題を抱え込んでしまいます。その結果、外部からのサポートが得られず「できません」と結論づけてしまいがちです。

これらの特徴が複合的に絡み合い、仕事を引き受ける際に「できません」とすぐに答えてしまう状況を引き起こしています。こうした状況に対処するためには、段階的な指導やフィードバックを提供し、成功体験を積む機会を増やして自己効力感を高めることが効果的です。また、コミュニケーションの枠を広げて、相談しやすい環境を整えることも重要です。

仕事で打たれ弱い人が増えている社会的背景

環境変化のイメージ画像

仕事で打たれ弱いと感じる人が増えていると感じられる社会的背景には、いくつかの要因が考えられます。以下にその主な要因を挙げます。打たれ弱さは個人の性格というより社会が作り出した現象ともいえるかもしれません。

  • 教育環境の変化:
    現代の教育は、個々の実力や成果を競い合うよりも、協調性や平等性を重視する傾向があります。そのため、挫折や失敗に対する耐性が十分に育まれていないケースが見られます。失敗を通じた学びの機会が少ないと、職場で困難に直面したときに打たれ弱さを感じることが多くなります。

  • 職場環境の変化:
    多様な価値観が尊重されるようになった現代は、上下関係が緩やかになる一方で、コミュニケーションの機会が減少しがちな職場もあります。その結果、業務上のサポートや指導が行き届かず、不安や自信の欠如につながることがあります。

  • メンタルヘルスへの意識の高まり:
    メンタルヘルスに対する意識が高まる一方で、過度に自分を守ろうとする傾向も見られます。自身のメンタルヘルスを守ることに重きを置くあまり、ストレスを回避しようとして挑戦的な業務を避けることが「打たれ弱い」と見られてしまう場合があります。

  • デジタル依存とリアルな人間関係の希薄化:
    SNSやインターネットの発展により、デジタル上でのやりとりが増え、対面でのコミュニケーションが不足する傾向があります。対面でのコミュニケーションが不足することで、実生活での人間関係や困難を共有して乗り越えるといった信頼関係が構築されにくくなります。

こうした社会的背景から、多くの要因が絡み合い、打たれ弱いと感じる人が増えていると考えられます。つまり、打たれ弱い人本人の問題だけではなく、社会環境の変化がもたらした結果とも言えます。そのため、企業で人材を採用・育成する際には、打たれ弱さを嘆くのではなく、打たれ強く育成していく施策が求められます。

仕事で打たれ弱い人への効果的な関わり方(上司編)

若手社員にかかわっている上司のイメージ画像

仕事で打たれ弱い部下や若手社員に対して、上司として効果的に関わる方法はいくつかあります。これらの方法は、部下の心理的安全性を高め、自己効力感を育むのに役立ちます。

  • オープンなコミュニケーション:
    上司は部下に対して、意見や感情を自由に話せる環境を提供することが重要です。定期的な1対1の対話を通じて、部下の不安や悩みを理解しサポートします。

  • 誠実な態度:
    上司は誠実さを持って接し、部下の感情を尊重することが大切です。

  • ポジティブなフィードバック:
    成功したことについて認めたり、励ましたりすることで、部下の自信を高めます。

  • 建設的なアドバイス:
    改善が必要な点に対しても具体的で前向きなアドバイスを提供し、どのように対処すればよいかを示します。

  • トレーニングの機会:
    打たれ強さを向上させるための学習やトレーニングの機会を提供します。学習により、部下が自己改善に取り組む環境を整えます。

  • 責任を持たせる小さなタスク:
    初めから大きなタスクを任せるのではなく、比較的簡単なタスクから責任を与えて、徐々に難易度を上げるステップアップ方式を採用します。

  • メンターシッププログラム:
    社内でメンターを紹介し、部下が日常的に相談できる先輩やパートナーを設けます。

  • コーチング:
    部下の強みを最大限に引き出せるよう、プレッシャーに対処する方法を一緒に探ります。

  • 心理的安全性の確保:
    チーム全体で失敗を許容し、学びの機会とする文化を醸成することで、部下が打たれ強くなるための土壌作りをします。

  • フレキシブルな働き方の推奨:
    柔軟な働き方を推進し、ワークライフバランスを保てるようにします。

上司がこれらの関わり方を意識的に実施することで、部下が打たれ弱さを克服し、高いパフォーマンスを発揮できるようになります。

▼心理的安全性をマネジメントに取り入れるポイントについては下記で解説しています。
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仕事で打たれ弱い人への効果的な関わり方(人事部門編)

人事部門のイメージ画像

人事部門として、仕事で打たれ弱い社員への効果的な関わり方は、組織全体のサポート体制を強化し、個別のニーズに応じたサポートや研修を提供することにあります。以下にいくつかの方法を挙げます。

  • メンタルヘルスサポート:
    社員が心理的な問題やストレスを抱えた際に相談できる窓口を用意し、必要に応じて専門家との面談機会を提供します。

  • レジリエンス研修:
    社員にレジリエンスを高めるトレーニングを実施し、ストレスやプレッシャーに対処するスキルを養います。

  • ストレス管理やタイムマネジメントワークショップ:
    効果的にストレスを管理し、生産性を向上させるスキルを学ぶ機会を提供します。

  • 個別のキャリア支援:
    社員一人一人のキャリア目標をサポートし、個別のキャリアパスを明確化・推進します。

  • 社内異動やジョブローテーション:
    社員が自身のスキルを磨く機会を得られるよう、さまざまな職種や部署への異動を奨励します。

  • チームビルディング活動の実施:
    チームワークを促進し、企業文化に対する従業員のエンゲージメントを高めます。

  • インクルーシブな職場の促進:
    多様な意見を歓迎し、全ての社員が安心して意見を述べられる職場環境を構築します。

  • 上司向け支援とトレーニング:
    打たれ弱い社員への効果的なサポート方法に関する研修を上司向けに提供します。

人事部門は、組織全体としてのサポート体制を整えるとともに、社員の心理的負担を軽減し、彼らの成長と成功を後押しする役割を担っています。これにより、打たれ弱い社員がより安心して能力を発揮できる環境を作り出すことができます。

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「仕事で打たれ弱い」を克服する方法

打たれ弱さを乗り越えるイメージ画像

「仕事で打たれ弱い」状態を克服するためには、いくつかの方法があります。以下にその具体的な方法を挙げつつ、特にレジリエンスの向上について詳しく説明します。

  • 自己効力感を高める:
    自己効力感とは、自分の能力で目標を達成できるという感覚です。小さな成功体験を積み重ねることで、自己効力感を高めることができます。自己効力感を高めることにより、未知の課題にも自信を持って取り組むことができるようになります。

  • ポジティブなマインドセットを養う:
    失敗を恐れず、成長の一部として捉えるようにすることで、物事を前向きに受け入れる力を養います。失敗を評価やフィードバックの機会と捉え、次のステップに生かす姿勢を持つことが重要です。

  • コミュニケーション能力を鍛える:
    上司や同僚ともっと頻繁にコミュニケーションを取ることで、サポートを受けやすい環境を作ります。一人で抱え込まずに、さまざまな相手に助けを求めることで、問題に対してより効果的に対処できます。


レジリエンスの向上

レジリエンスとは、逆境やストレスから立ち直る力を指します。レジリエンスを高めるために、次の方法を試みるとよいでしょう。

  • 感情の認識と管理:
    自分の感情を客観的に理解し、ストレスを感じたときに冷静に対処できるようトレーニングします。具体的には、何かの事象に遭遇したときに「考えたこと」「感情(気持ち)」を書き出し、それを繰り返していくことです。これは普段無意識に行われており、書き出そうと思って意識しないと可視化できません。この「考えたこと」「感情(気持ち)」を書き出すことによって、自分の無意識な考え方や感情(気持ち)に気付くことができます。気付くには時間がかかることもありますが、気付くことができればそれを管理することが可能になります。

  • 問題解決スキルの向上:
    具体的な問題解決スキルを学ぶことは、レジリエンスを高めるのに役立ちます。問題を細かく分析し、それに対して具体的な解決策を考えるプロセスを身に付けることで、困難に直面したときの対応力を強化できます。問題解決力を磨くにはeラーニングなどを活用し、幅広い分野のビジネススキルを学んでいくことがおすすめです。

  • 支援ネットワークの構築:
    上司や同僚、親しい友人など、周囲からサポートを受けられるよう、信頼関係を築くことも大切です。困難な状況でサポートを得られることは、精神的な安定感を高め、立ち直る力となります。

これらの方法を試みることで、「仕事で打たれ弱い」状態を少しずつ克服し、より健全な職業生活を築いていくことが可能です。レジリエンスの向上は特に効果的で、長期的に有益なスキルといえるでしょう。

「仕事で打たれ弱い」を啓発するにはレジリエンス研修

レジリエンス研修を受講しているイメージ画像

仕事で打たれ弱い状態を克服する方法として、レジリエンス(心の回復力や適応能力)の向上は非常に効果的です。レジリエンス向上にはレジリエンス研修の受講が手っ取り早いです。

レジリエンス研修とは、社員が強いストレスや逆境に直面し、くじけそうになったとき、自身でしなやかに対応し立ち直るためのレジリエンスを養う研修のことをいいます。

レジリエンスはあらゆるビジネスパーソンに必要なスキルです。

特に、プレッシャーのある状況に立たされやすい社員には高いレジリエンスが必要です。
また、近年ではビジネスシーンの変化も激しいため、これまでにない柔軟な発想力も求められます。

レジリエンス研修を実施することで、社員が困難な状況に直面しても押しつぶされることなく前に進める強さを身につけることが可能です。

レジリエンス研修は新入社員~若手・中堅層を対象に階層別研修での実施のほか、レジリエンス強化を目的に目的別研修で実施されることもあります。

最近ではキャリア開発の一環で、上司がレジリエンス研修に参加し部下とのキャリア面談に生かす取り組みも出てきています。
(出典:レジリエンス研修とは?実施で得られる効果と代表的な5つの要素

レジリエンスとは打たれ弱さに対する予防接種みたいなもの

レジリエンスを育むイメージ画像

レジリエンスというのは、予防接種のようなもので、人の精神的および心理的な側面から、困難な状況や厳しい環境に対処する個人の能力、つまり回復力や復元力を持つことができるという事を意味します。

インフルエンザなどの感染症の予防接種は、あらかじめ病気に対する免疫機能をつけたり、免疫機能を強化したりするためにワクチンを接種します。
それにより、病気になることを予防したり、人に感染させてしまったりすることを防ぐ役割があります。

ただし、予防接種をしたからといって全く病気にかからないわけではなく、もし感染したとしても重症化を防ぐ助けになります。

同じことがビジネスにおいても当てはまります。

レジリエンス研修の受講などを通じて、レジリエンスを高めるという対策を講じることで、自身の感情や考え方をコントロールする方法を学び、困難に立ち向かうための強さや回復力を持つことを習慣化することができます。

つまり、レジリエンスを高めることはビジネスにおける予防接種のようなものといえます。

ただし、レジリエンス研修を受講すれば、困難な状況に遭遇しなくなるわけではありません。
困難な状況はいつ訪れるか分かりません。

レジリエンスの「予防接種」をしておくことで、困難な状況に遭遇した際も、それによるマイナスの影響を軽減し、すぐに立ち直ることができるようになります。

レジリエンス研修を予防接種と捉えると、ビジネスパーソンとして早めの受講がおすすめと言えます。

新入社員や若手社員のうちに受講しておくことで、その後のキャリアや社会人人生に備えることができます。
(出典:レジリエンスとは?意味や重要視される背景、高める方法(研修)など解説!

レジリエンス研修ならSBRP

研修を実施しているイメージ画像

レジリエンス研修の効果を最大化するのであれば、レジリエンス啓発プログラム『SBRP』がおすすめです。SBRPはStrength-based Resilience Programの頭文字を取ったレジリエンスプログラムの名称です。

SBRP概要

『SBRP』は、認知行動療法の分野で有名なアルバート・エリス博士とアーロン・ベック博士のABC 理論や、ポジティブ心理学の分野のマーティン・セリグマン博士とクリストファー・ピーターソン博士が開発したキャラクターストレングス(VIA)の理論に基づいて開発されたプログラムです。

思考の柔軟性を身に付けることで困難な状況を打破し、VIAの活用によって感情のコントロールを行うことでポジティブ感情を育めるようになります。

新しいことや困難な状況を目の前にしたときに一歩前に踏み出す能力が身に付けられるため、レジリエンス向上に役立ちます。

SBRPは新人から管理職まで幅広く受講いただいている研修プログラムです。新人は自身のレジリエンスを高めることで困難な状況に備えることができます。

管理職やリーダーは自身のレジリエンスを高めるだけでなく、思考の柔軟性を高める訓練をしておくことで、部下の思考の柔軟性を啓発するアプローチが可能となります。
(出典:レジリエンス研修とは?実施で得られる効果と代表的な5つの要素

SBRPプログラム内容

レジリエンス研修の概要について紹介します。

レジリエンス研修は2日間(14時間程度)を中心にしながら、半日~3日間の幅の中で応用して行っています。

レジリエンス研修は大きく2つの要素から構成されています。以下で解説します。 

困難な状況から立ち上がる能力の啓発(思考の柔軟性の啓発)・・・緑の矢印部分
目標に向かってエネルギーを持って活動する能力の啓発 ・・・青の矢印部分

  • 困難な状況から立ち上がる能力の啓発(思考の柔軟性の啓発):
    日常生活の中で、身に降りかかる危険から逃れるためにネガティブ思考が必要です。
    しかし、日頃からネガティブであることは問題解決において反作用を引き起こします。レジリエンスの強化はポジティブな思考の鍛錬から始まります。困難な状況に直面したら、その状況をネガティブに捉えるのではなく、挑戦や成長の機会として捉えるようにします。
    無意識にネガティブな思考をしてしまうなど、自分の思考パターンについて理解を深め、無意識的に考えたことを意識して書き出して可視化し、それを意図してポジティブなものに書き換えるワークに取り組みます。
    この思考の柔軟性はスキルであり、ワークを通じて練習すれば身に付けられます。
    これにより、ネガティブに捉えていたものをポジティブに捉え直すことができます。このような思考の柔軟性の啓発は、困難な状況に直面しても、そこから立ち直るために役立ちます。

  • 目標に向かってエネルギーを持って活動する能力の啓発:
    困難を乗り越えて活動を続けるためには、自身の強みやエネルギーの源を活用することが重要です。
    自分の感情を理解し、どのようにすれば自身の強みや徳性を仕事の中で生かし、エネルギーを持ってより生き生きと前向きに活動できるのかを探ります。その際に個人サーベイがよく活用されます。
     また、困難を乗り越えるためには、身体と心の健康が最も重要な前提となります。自己の健康を最優先に考えることとし、自己ケアに励むことは、レジリエンスを維持するために重要です。
    良質な睡眠、適切な飲食、適度な運動、趣味等を通じた身体と心のケアは、効果的なストレスマネジメントを可能にします。
    (出典:レジリエンス(研修)トレーナー資格!SBRPライセンス取得認定講座


「仕事で打たれ弱い」を乗り越えるならLDcubeへお任せ

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「仕事で打たれ弱い」という課題に直面している組織にとって、心の強さや回復力を高めることは非常に重要です。株式会社LDcube(以下、LDcube)ではこうした課題を克服するための「レジリエンス研修SBRP」を提供しています。

レジリエンス研修(SBRP)の提供

LDcubeでは、従業員のレジリエンスを高めるための研修プログラム(SBRP)を用意しています。この研修では困難な状況に対する適応力を向上させるための具体的な方法を学びます。研修内容は、科学的根拠に基づいた心理学や行動科学の理論を元に構築されており、参加者が実践的に活用できるスキルを身に付けることができます。

レジリエンス研修(SBRP)の社内トレーナー養成

さらに、LDcubeは企業内での持続的なレジリエンス研修を可能にするために、社内トレーナーの養成も行っています。企業は自社内でレジリエンスに関する教育を自律的に実施することができ、長期的な人材育成の基盤を築くことができます。トレーナー養成プログラムでは、効果的なトレーニングの企画・運営方法や、受講者に合わせた指導スキルを学びます。これらは全て、実際の業務環境での応用に焦点を当てており、自社のニーズに合った形態でレジリエンスを強化することが可能です。

LDcubeのサポートを受けることで、社員の心の強さを引き上げ、柔軟性を持ってビジネス環境の変化に対応できる体制を築くことができます。社員が健やかに成長し、仕事での逆境を乗り越えていけるよう全力で支援いたします。

まとめ

現代のビジネス環境では、多くの若者や部下が「打たれ弱く」なっていると感じられています。この背景には、教育環境や職場の変化、メンタルヘルスへの意識の高まり、デジタルコミュニケーションの増加など、さまざまな社会的要因があります。こうした「打たれ弱さ」は、批判やストレスに過敏に反応し、自己効力感が低下することで新しい挑戦を避けてしまう傾向があります。

この問題に対処するためには、上司や人事部門で適切なサポートを提供することが重要です。具体的には、オープンなコミュニケーション、ポジティブフィードバック、トレーニング機会の提供、心理的安全性の確保などが効果的です。また、レジリエンス、すなわちストレスや困難から立ち直る力を育むことが重要です。レジリエンス研修は、これらの課題に対処する一つの方法であり、特にLDcubeのSBRPは科学的な理論に基づいた実践的な内容を提供します。

LDcubeは、社員が仕事での逆境を乗り越え、成長できるようサポートしています。レジリエンス研修を通じて、職場でのストレスに効果的に対応するスキルを育み、企業全体でより強固で柔軟なチーム環境を築くことを目指します。

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代表取締役 新井澄人
代表取締役 新井澄人
株式会社ビジネスコンサルタントで、講師派遣型の人材育成支援から始まり、社内トレーナーの養成による人材育成支援、デジタルツールを活用した人材育成のDX化の支援まで、中小企業から大企業まで20年にわたり幅広いコンサルティングに従事。 新入社員研修からOJTリーダー研修、若手社員研修、管理職研修、幹部研修、営業研修、デジタル学習環境づくりのコンサルテーションなどに自らもコンサルタントとして登壇しながらも、人材育成・組織活性化・営業強化において講師派遣型の枠を超えた支援を実現するため、ビジネスコンサルタントの子会社である株式会社LDcubeの設立と同時に代表取締役に就任。 資格: ・全日本能率連盟認定マスター・マネジメント・コンサルタント(J-MCMC2023002) ・LIFOプログラムライセンス(LIFO-MSSプログラム開発者)

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