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リーダーやマネジャー対象 結果につなげるための研修を成功に導くステップ

ビジネスを成功に導く人材として、会社にとってリーダーやマネジャーは最も重要な資産です。ガートナー社によると、2023年に人事担当者が最も優先すべきことは、リーダーとマネジャーのパフォーマンスを高めることと言われています。

しかし、会社にとって時間や予算に大きな負担が掛かるため、リーダーやマネジャーの潜在能力を最大限に引き出すことは容易ではありません。そこで、結果につなげることに焦点を絞った研修会を実施することが必要です。
これは、単一のスキルに焦点を当てた従来の研修プログラムとは対照的に、特定の結果につなげることに焦点を当てた学習アプローチです。つまり、リーダーやマネジャーが直面する課題を特定し、その解決に必要な学習・スキルセットをマッチングさせます。

この記事では、リーダーやマネジャーに結果につなげるための研修を提供する際、成功に導く4つのステップを紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.ステップ1:期待する結果を念頭に置く
  2. 2.ステップ2:限られた時間の中で最大限の効果を発揮する
  3. 3.ステップ3:グループ学習を活用する
  4. 4.ステップ4:成果の測定と最適化
  5. 5.結果につなげるための研修の特徴
    1. 5.1.学習者に焦点を当てる
    2. 5.2.コホート型学習
    3. 5.3.ファシリテーター主導型
  6. 6.まとめ

ステップ1:期待する結果を念頭に置く

結果につなげるための研修を設計するには、最終目標を念頭に置いてスタートする必要があります。
つまり、ビジネス上の結果につなげるために必要な主要スキルやコンピテンシーを特定することです。期待する結果に焦点を当てることで、リーダーやマネジャーが直面する特定のスキルギャップやビジネス上の課題に対応するプログラムを設計することができます。

また、リーダーやマネジャーは自分がどのようなスキルを身に着ければ、結果につながるのかが分かれば、トレーニングの価値や自分の仕事への影響を実感でき、学習へのモチベーションが高まります。

ステップ2:限られた時間の中で最大限の効果を発揮する

リーダーやマネジャーは、時間が限られており日々忙しく活動をしています。
そのため、プログラムは短期間で最大の効果を発揮する必要があります。

リーダーやマネジャーがすぐに実践できるスキルに注目し、最も重要なニーズに焦点を当てます。このような研修を実施するには、成果志向のコンテンツ(eラーニング)とトレーナーのファシリテーションを融合させ、魅力的なコホート型の学習体験(※1)を提供する「ファシリテート・ラーニング」が効果的な方法です。
 
※1コホート型学習(Cohort Based Courses):グループ単位で一緒にオンラインコースを受け、ほかの参加者と一緒のペースで学びを行っていく、インタラクティブな学習スタイル
 
このアプローチにより、現場で結果につなげるための適切なスキルと知識を身につけることができるようになります。

また、従来の学習方法と比較して、より柔軟に学習を提供することができるため、費用対効果も高くなります。

ステップ3:グループ学習を活用する

グループ学習は、結果につなげるための研修の成果を最大化するための効果的な方法です。このアプローチでは、リーダーやマネジャーを集め、互いに学び合い、経験を共有します。
グループ学習は、コラボレーション、ネットワーキング、フィードバック、Peer to Peerでの知識共有の機会を提供し、これら全てがエンゲージメントとイノベーションを高めることにつながります。

グループ学習のもう一つの利点は、視点の多様性を拡大することです。自身とは異なる部署での経験や経歴を持つ、ポテンシャルの高い人材が集まって学習することで、より幅広い知識、経験、アイデアがもたらされ、ビジネスへプラスに働くのです。

ステップ4:成果の測定と最適化

結果につなげる研修を継続的に改善するためには、成功のための明確な指標を設定する必要があります。これらの指標を定期的に評価することで、人材育成戦略が学習者や組織に与える影響を測定することができます。

実用的なデータは、何がうまくいっていて何がうまくいっていないのかを特定するのに役立つだけでなく、今後の研修や取り組みに必要な改善を行うことができます。
そのためには、研修内容の見直し、提供方法の調整、人材育成戦略の変更が必要になるかもしれません。

Wiley Workplace Intelligenceのリポートによると、63%の経営幹部が対面式での結果につなげるための研修について、コホート型の学習体験が得られる「ファシリテート・ラーニング」を好んでいることがわかりました。

  人材育成の効果測定とは?重要な観点や評価項目を網羅的に解説 企業における人材育成の効果測定は、学習プログラムや研修の費用対効果、社員の成長度合いを可視化するために重要なものです。 効果測定にはさまざまなフレームワークや手法があり、社員の知識やスキルの取得を定量的に評価する方法や、研修後のパフォーマンス指標を比較する方法があります。 この記事では、人材育成の効果測定における重要な観点や具体的な評価項目などを解説します。 株式会社LDcube


結果につなげるための研修の特徴

学習者に焦点を当てる

人材育成の専門家が監修した魅力的なコンテンツやアクティビティを含む。

コホート型学習

Peer to Peerの要素を強く持ち、組織の状況に合わせた内容である。

ファシリテーター主導型

マンツーマンのガイダンスと、意図的なインタラクションを含むファシリテート・ラーニングを提供する。
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結果につなげるための研修は、リーダーやマネジャーが他の人を指導し、ビジネスを前進させるために必要なスキルと知識を身につけるための強力なツールです。結果につなげるための研修の効果を最大限高めるには、期待する最終結果を達成するために設計されているだけでなく、効率化、コラボレーション、継続的な測定と最適化にも対応していく必要があります。

特定の結果につなげるために必要な複数のスキルに対応したプログラムを作成することで、リーダーやマネジャーの学習ニーズと経営結果としての利益という経営者のニーズを同時に満たすことができるようになるのです。

まとめ

結果につなげるための研修を成功に導くステップについて解説してきました。
株式会社LDcubeではファシリテート・ラーニングの実現に向け、eラーニングコンテンツやグループ学習を効果的に運用するためのプラットフォーム(LMS)を提供しています。
多忙なリーダーやマネジャーが対象だからこそ、結果につなげるための研修施策を検討してみてはいかがでしょうか。

  CrossKnowledge|LDcube(エルディーキューブ) LDcubeのCrossKnowledgeのご紹介ページです。組織変革・人材育成を50年以上支援するビジネスコンサルタントが持つ集合研修の豊富な知見と、最先端の学習ツールをかけ合わせ、個人と組織に最適な「学び」をデザインし、企業様の競争力強化に貢献します。 株式会社LDcube

▼ CrossKnowledge社原文記事
https://www.crossknowledge.com/blog/outcome-based-training/




LDcube編集部
LDcube編集部
株式会社ビジネスコンサルタント時代から約60年、人材開発・組織開発に携わってきた知見をもとに、現代求められる新たな学びについて、ノウハウや知見をお届けします。

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