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マネジャー必見!今日の失敗を明日の成功につなげる方法とは!

失敗は人生において避けられないものでありビジネスにおいても同様です。失敗は不幸なことではありますが、将来の成功のために必要なステップとなります。

しかし、失敗やそれに対する批判を恐れるからこそ、まさに失敗から学びを得ることが難しくなるのです。このため、人々は失敗を隠したり、挫折から逃げ出したり、忘れようとします。そして、非難や人のせいにする行為が起きると、信頼が失われ、やる気が下がり、新しいアイデアを生み出す力が弱まるのです。

この記事では、失敗から学ぶことの大切さと、リーダーたちがどのようにしてチーム内で誠実さと創造性を育てるかについて紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.失敗がイノベーションと成長の推進力になる
  2. 2.失敗を恐れずに受け入れる文化を構築する
  3. 3.プロジェクトが失敗したときのチーム運営方法
  4. 4.マネジャーがチームメンバーに奨励すべきスキル
  5. 5.まとめ

失敗がイノベーションと成長の推進力になる

チームレベルで失敗の原因と状況を理解することは、不必要な責任追及を避け、経験から学ぶプロセスを開発するのに役立ちます。人々やプロジェクトが期待や目標を満たさないとき、マネジャーは何が起こり、なぜ起こったのか、次回に向けてどのように改善するか、再発を防ぐための戦略を既に持っているべきです。これにより、継続的な成長と革新につながる新たな効率性を発見する機会が提供され、より洗練され、考え抜かれたプロセスが生み出されます。

また、失敗はあなたの組織の強みと弱みを明らかにすることができ、何をうまくやれていて、何を改善する必要があるのかについての理解を促します。全てのビジネスの失敗は学びと成長の機会であり、だからこそ、それを将来の成功への必要なものとして受け入れるべきです。マネジャーが失敗を祝うべきではありませんが、マネジャーは失敗をきっかけにして、チームメンバーに今後に向けた備えをさせるべきです。さらに重要なことは、失敗を学習の機会として利用し、新たな教訓を学び、新たなベストプラクティスを特定し、絶えず改善を促すことにつなげていくことです。

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イノベーションや成長の促進には「好奇心」もポイントになります。

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失敗を恐れずに受け入れる文化を構築する

障害や困難から学んだ教訓を受け入れる文化を構築することが必要です。
多くの経営者は、成果が振るわないとみれば、必然的に責任追及やより深刻な結果につながると考えがちです。しかし、全ての失敗がそこまで重いものではありません。むしろ新しい課題に直面したときに、恐怖やためらいを持って指導するのではなく、熱意、好奇心、自信、そして責任感を持って取り組むことを奨励すべきです。

全ての失敗の後に問われるべきは「誰がやったのか」ではなく、「何が起こったのか」です。そうでなければ、チームメンバーは自分の責任を回避するために、同僚に責任を押し付けるようになり、不信感やチームの機能不全、協調性の喪失を引き起こす恐れがあります。

失敗は避けられないが必ずしもネガティブなものではないと認識した後で、マネジャーはチームメンバーがそれを建設的に扱い、それから学んで次回に向けた努力を惜しまないように仕向けることがポイントです。目標は、毎回何かを学び、進歩を遂げることです。

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失敗を受け入れる文化醸成には心理的安全性が必要です。

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プロジェクトが失敗したときのチーム運営方法

  • 感情的でない中立的な態度で、失敗があったことを認識する
  • チームのモチベーションを下げたり、やる気を失わせたりするようなメッセージは避ける
  • 失敗も成功も、学習の機会として歓迎する
  • チームメンバーのミスを責めたり困らせたりすることは決してせず、報告会形式で発表し、何がうまくいかなかったのか、何がうまくいったのかを共有する
  • 大きな失敗の後には、戦略を見直して実情に合わせた新たな計画を立てる
  • プロジェクト計画に新たな方法論を取り入れることを検討する。それによりイノベーション力を育て、プロセスの早い段階で潜在的な問題を解決する。例えばリーンスタートアップ、デザイン思考、アジャイルなど

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健全な葛藤がチームの生産性向上につながります。

  健全な葛藤や対立こそが健全なチームづくりのカギ! 人間は本能的に葛藤や対立を避けようとします。しかし、職場では、これらの摩擦が重要な役割を果たすのです。葛藤や対立の存在は、チームの協力関係や全体的なパフォーマンスに良い影響を与えるという事実に気付いてない人が多いのです。一方で、葛藤や対立を恐れてしまうと無関心を招き、生産性を低下させてしまうことにもつながります。実際、ベストセラー作家のパトリック・レンシオーニ氏は、「対立を恐れること」をチームの生産性を妨げる5つの障害の一つとして取り上げています。(他の4つは、「信頼の欠如」「コミットメントの不足」「責任の回避」「結果への無関心」) 株式会社LDcube


マネジャーがチームメンバーに奨励すべきスキル

マネジャーが失敗を理解し、受け入れ、失敗から学ぶ手助けとして、学習戦略に取り入れることができる特定のソフトスキルがあります。例えば、建設的なフィードバックを与える、またはフィードバックを受け入れる能力は非常に重要です。なぜなら、率直なアイデアの授受がなければ、前進は不可能であり、教訓を得ることもできないからです。また、アクティブリスニング、つまり、チームメンバーの話を注意深く聞き、その意味を理解し、言われていることについて深く考え、後で使用するための情報を収集する能力も重要なソフトスキルです。これはプロジェクトの成功を保証するための重要なスキルであり、逆に、ミスがどのようにして起こるのか、どのようにしてミスから学び前進していくのかを理解するためのスキルでもあります。

また、感情的知性とレジリエンス(心の柔軟性)は、チームメンバーが適切な批判を受け入れ、失敗から前進するために必要です。そして、マネジャーが失敗からの教訓を新しい革新的な解決策や手法につなげていくには、オープンマインドと創造的な思考が必要です。これらのソフトスキルは全てのメンバーが持つべきであり、組織の失敗を分析し、それに対応する際には特に重要となります。

全てのプロジェクトが大成功するわけではありません。失敗することもあります。失敗を認識し失敗から学ぶには、新しいことに挑戦し、計算されたリスクを取ることを恐れない、優れたスキルを持つマネジャーが必要です。マネジャーは失敗から学ぶための環境づくりをして、チームが失敗を恐れないように奨励すべきです。失敗を心理的にも実践的にも役立てるために、ソフトスキルのトレーニングを強化するべきです。失敗から学び、それを前進に転じる計画を持っている組織は決して損失を出しません。

まとめ

株式会社LDcubeでは、ソフトスキルを学習することのできる『CrossKnowledge LMS』の提供をしています。

LMSのみならず豊富な学習コンテンツ(eラーニングMBA教授によるマイクロラーニング)でソフトスキルの開発につなげることができます。また、チームの生産性や効果的な文化醸成に向けチーム単位でメンバー相互の関係性に基づいた学習コンテンツをリコメンドする『CK-Connect』というサービスも展開しています。デモ体験なども行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

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▼ CrossKnowledge社原文記事
https://www.crossknowledge.com/blog/middle-managers-turn-failures-into-success/


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