社員数:約500名
事業:建材卸
導入前の課題
営業研修コストの削減/必要な情報にすぐアクセスできる学習環境の整備
取り組みの詳細
業務知識についての学習コンテンツ配信/同期内での日報共有/ロールプレーイング大会の実施
導入後の成果
若手営業離職率の改善/営業成績の向上と学習コンテンツの蓄積/研修コストの削減と学習環境づくりの実現
従来は若手営業に商材知識や建築知識をインプットするために、集合研修を中心とした教育施策を実施してきました。
しかし、覚えるべき知識が非常に多いため、研修の実施回数が多く、会場までの移動費もかさんでいました。教育担当者にとって、コストの削減が課題になっていました。
従来、営業が日々の業務に必要な知識を自主学習できるように、社内のイントラサイトに学習コンテンツを掲載していました。しかし、受講生にとって、サイト内のどこにどのような情報が載っているか、分かりづらい状態になっていました。また、コンテンツを「閲覧」することしかできなかったので、知識定着にもつながりづらい状態でした。
また、管理者にとっては、イントラサイトに受講管理機能がないため、誰がどの資料を閲覧したのか分かりませんでした。
こうした課題に対して、営業が必要な情報にすぐアクセスでき、受講管理機能も充実しているツールを探した結果、ラーニングプラットフォーム「UMU」の導入を決めました。
商材や建築知識の学習テキスト、現場で使う用語集をUMU上に整理して掲載しました。
また、発注ミスの事故報告書など、営業の過去の経験から学びを得るという観点も取り入れながら、コンテンツ作成を行っています。
さらに、受講生が回答するたびに次の出題内容が変わる試験を配信し、商材知識の定着を目指しました。
拠点の離れた同期同士が、自分の日々の振り返りを共有し、他者の学びを自分の教訓として生かせるように、UMU上で日報の共有を行いました。
同時に、マインド面の変化を測るために、「今日の自身の気分を天候に例える」というアンケートを長期的に実施してきました。教育担当者がアンケート結果の推移を観察し、長らく気分が落ち込んでいそうな営業がいた場合は、該当の職場へ声掛けを行いフォローしました。
建築の基礎知識や接客方法についてのロールプレーイング大会をUMU上で実施しました。ロールプレーイングの様子を動画撮影し、投稿者の中で優秀者を決める投票も行いました。投票結果で上位だった動画はお手本動画として保管し、翌年度以降の新入社員が視聴できるようにしました。
アンケートを活用して若手営業のマインド面の変化を把握し、現場を巻き込みながらケアを行ったことで、若手営業の離職率が下がりました。
ロールプレーイング大会実施後、大会に参加した若手営業は、未参加の若手営業より高い売上成績を収めました。
加えて、優秀者の動画アーカイブを残すことで、この施策を一度きりのイベントに終わらせず、学習コンテンツとしてクラウド上に蓄積しました。
商材知識に関するインプット学習をUMU上で行えるようになったことで、研修コストが削減できました。
また、コスト削減という観点のみならず、いつでもどこでも業務知識に関する学習ができる、営業にとって学習しやすい環境づくりが実現したのです。
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