SBRP活用事例

自律自走できる人材が育つエンゲージメントの高い職場づくり
【SBRP活用事例】

sample_img

社員数:100名以上
事業:刃物メーカー

導入前の課題
自律自走する人づくりのために自分たちで組織を良くしていく方法を探していた

取り組みの詳細
外部のコンサルタントに託すだけでなく、職場リーダーに職場活性化のための武器を提供し、現場に浸透させていった

導入後の成果
職場メンバー同士の関係性が深まり、職場リーダーたちのメンバーに対する主体的な関わりが増えた

導入前の課題
自律自走の人をつくるために自分たちの職場を自分たちで変えていきたい

製造本部では、自律自走の人づくりを目指し、さまざまな取り組みを行ってきました。
その中で行ったエンゲージメント診断の結果から、職場メンバーと上司との関係性がエンゲージメントに大きな影響を与えることがわかりました。

しかし、職場メンバーと上司の関係を向上させるためには、通常のコミュニケーション研修や外部講師が行うエンゲージメントをテーマにした研修会だけでは、本来目指すべき【自律自走】の趣旨から逸脱してしまう可能性があると懸念されていました。

自分たちの組織を自分たちでエンゲージメントの高い組織にするために、まず現場のメンバーがお互いを育て、自主的に関わることが重要だと考え、その手段を探求していました。

取り組みの詳細
自分たちの職場を変えていくためのツール(武器)を中核リーダーに提供し、
リーダーを中心とした職場変革へ

まずは全体から2工場をピックアップし、その工場の中核リーダーに対してエンゲージメント研修を(株)ビジネスコンサルタントのコンサルタントが実施しました。
職場の中のリーダー層を対象に、工場内のエンゲージメント向上に必要なポジティブ心理学の考え方を学習するとともに、メンバーの潜在能力に気付き、向上を促すコミュニケーションの方法について学習しました。その後、エンゲージメント研修で学習したことを職場で浸透させていくために、中核リーダー4名を選抜し、SBRP(ストレングス ベースド レジリエンス プログラム)のライセンスを取得し、自分たちがレジリエンス研修を実施するための基本的なスキルを身につけていただきました。

SBRPライセンス取得者は各工場に戻り、自分たちの職場の中で希望する部署に対して順次レジリエンス研修を実施しました。
社内の中核メンバーが実施をすることにより、研修会とはいえ、気負うこともなくメンバー同士も率直にお互いについて語り合うことができ、充実した内容になりました。

また、外部講師を呼ぶ必要がないため、自分たちのスケジュールに併せて柔軟に設計することができ、実施者、参加者双方が参加しやすい形で研修会を実施することができました。

【展開ステップ】
ステップ1 エンゲージメント診断の実施(社内)
ステップ2 対象工場の職場リーダークラスによるエンゲージメント研修の実施
ステップ3 職場の中核リーダーのSBRPライセンスの取得
ステップ4 ライセンス取得者(中核リーダー)によるレジリエンス研修の実施
ステップ5 エンゲージメント診断の実施(社内)

導入後の成果
職場内での研修会を通して、自己理解・他者理解ができお互いの関係性が深まった

ライセンス取得者(中核リーダー)によるレジリエンス研修を受講した方からは、自分の強みを確認できたり、他の人から自分も気付かない強みを指摘してもらったりすることで自信になったという話や、お互いがお互いについての話ができたことで、より関係性が深まったという感想を多くいただきました。

また、外部講師ではなく同じ職場の人がトレーナーとして研修を運営してくれたことにより、会社の今回の取り組みに関する本気度が伝わってきたという声も事務局に届きました。

レジリエンス研修を実施したライセンス取得者からも、自分たちが主体となって職場の関係改善のための研修会を企画・実施することができたため、今回の取り組みに対してより主体的に関わっていこうという気になったとおっしゃっていただいています。
例年2回実施しているエンゲージメント診断の結果も対象の工場の数値が向上したことにより、新たにライセンス取得者を増やして本取り組みを加速していくことになっています。

関連記事

Contact

人材育成でお悩みの方は、お気軽にご相談ください

ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください

人材育成に関する

お役立ち資料はこちらから

お電話でのお問い合わせはこちら

平日9:00~17:30