catch-img

デジタルラーニングの成熟度 それがビジネスにとって何を意味するか?

事業展開の中心に人材育成を置くことが最も重要である理由はたくさんあります。技術の進歩やパンデミック(世界的大流行)など、人類が体験したことがない経験や、この先が読めない大変革時代に必要な能力を啓発していくために、リスキリングとアップスキリングに投資することが非常に重要となります。

現在、人的資本経営も叫ばれています。人的資本経営についてはこちらをご参照ください。

  人的資本経営で重要な指標とは?KPI設定の具体的な流れを紹介 近年では、人材を企業の資本として捉える人的資本経営が企業で取り入れられています。 人的資本経営には人材の価値やスキルを引き出す目的があり、企業価値の向上につながると考えられています。 しかし、人的資本経営を適切に実施するためには情報開示が必要であり、企業独自に指標を設定しなければなりません。 この記事では、人的資本経営の概要や情報開示が求められる理由、開示対象の分野・項目や重要な指標について詳しく解説します。 株式会社LDcube

目次[非表示]

  1. 1.ビジネスの成功とデジタルラーニング
  2. 2.デジタルラーニングの成熟度を上げるには?
  3. 3.現在のデジタルラーニングの成熟度をチェックするには?
  4. 4.まとめ

ビジネスの成功とデジタルラーニング

企業には、それぞれ独自の課題、目標、人材定義、必須スキルが存在します。現在のスキル状況、デジタルラーニングの活用度、そして成功に向けたビジネスプランとの間には基本的な関連性があります。

このようなテクノロジーを活用し、世界的な変化に対応するためには、あなたのスキルの現状を明確にし、将来に向けて啓発していく必要があります。継続的に進めることができなければ、ビジネスの競争優位性につながることはないのです。そのため、アップスキリングとリスキリングは個々人が自身でありたい姿を設定し、それを実現するためのものであり、適切なインプットがなければ、最良の結果を得ることはできません。

デジタルラーニングの活用に向けた構造化されたエビデンスに基づくアプローチは、これまで気付いていなかった点や有効な機会を特定し、よりインパクトのある学習へ加速するための第一歩となります。

デジタルラーニングの成熟度を上げるには?

デジタルラーニングの成熟度とは、絶えず変化するビジネスの優先順位に適応する能力、職場の人々の状況を積極的に探究し理解する能力、人材開発部門の考え方を受動的なものからビジネス推進者へ変換する能力、そして、結果とエビデンスに基づいて常に反省し改善する能力を指します。
組織が成熟すればするほど、デジタルラーニングの提供はより統合的で、規模が大きく、人間中心で、結果に焦点を当てたものになります。

スキルを取り巻く環境は、常に成長と変化といった絶え間のないサイクルを繰り返してきました。変わったのは変化のスピードです。しかし、一夜にしてこれを実現する特効薬はありません。スキルを身に付けるということは、学習者がビジネスの文脈の中で、自分自身のゴールを定義することを意味します。なぜなら一人一人おかれた状況が違うからです。

そのため、影響分析マップでは、デジタルラーニングの成熟度を、人材開発部門の能力、ライン・マネジャーの学習に対する姿勢、それを支える分析やデータなど含めた6つの側面で調査します。

学習者は、学習がパーソナライズ化されていて、一口サイズにパッケージされていて、一連の流れでデザインされ、定期的にリマインドがなされ、さらに、毎日の仕事のルーティンに組み込まれていれば、自然とよく学ぶようになります。同様に、マネジャーやリーダーも、学習におけるリーダーシップを身に付ける必要があります。人材開発部門もまた、成功するためのスキルを身に付けなければなりません。

▼ 合わせて読みたい
学習がパーソナライズ化されず、構造化され過ぎていると学習の生産性を下げてしまうこともあります。過度な構造化による学習疲労についてはこちらをご覧ください。

  行き過ぎた学習の構造化は「学習疲労」を招く! その原因を解説! 本記事は、デジタルラーニングの実践に関して、CrossKnowledge社が文化背景の異なる4つの国で、調査した結果からまとめたものです。 この調査は、マーケティング調査や戦略を専門とするコンサルタント会社Spring Voice社によって実施されました。 株式会社LDcube


その上、学習システムを組織のより広範なデジタル・エコシステムと相互接続できるように統合する必要があります。これには、人事システムやタレントマネジメントシステム、Microsoft Teamsのような生産性向上ツールが含まれます。

最後に、学習効果の追跡を成功させるには、統計と同様に人間関係が重要です。組織が成熟度を高めるためには、人材開発部門は他の利害関係者と協力して分析のためのフレームワークを構築し、改善する必要があります。

人間関係などのソフトスキルも学習効果を高める上では重要です。ソフトスキルの啓発についてはこちらをご覧ください。

  ソフトスキルは組織の成功に必要不可欠! 本記事は、デジタルラーニングの実践に関して、CrossKnowledge社が文化背景の異なる4つの国で、調査した結果からまとめたものです。この調査は、マーケティング調査や戦略を専門とするコンサルタント会社Spring Voice社によって実施されました。 現代の企業や職場を取り巻く環境は常に変化しており、その変化に対応できるように行動変容をしていかなければなりません。チームとして協力したり、効果的なタイムマネジメントを実践したり、傾聴などの対人関係スキルを向上させる能力は、パフォーマンスに直接影響します。このようなソフトスキルは、現代の労働者が新しい課題に対応し、適応するための手助けとなり、専門知識や技術などのハードスキルを補完します。 株式会社LDcube


現在のデジタルラーニングの成熟度をチェックするには?

成熟への第一歩は、現在の状況に意識的に関心を持つことです。ただし、それは適切な質問を適切な関係者に尋ねる複雑なプロセスです。

私たちの診断ツールを使えば、数分でスキル状況を調査することができます。学習エコシステムの核心に迫るいくつかの短い質問に答えることで、成熟段階のどこにいるのかを理解し、自己実現につながる学習が成功するように、デジタルラーニングの設計に役立てることができます。

CrossKnowledgeのデジタルラーニング成熟度ツールは、貴社がどのような段階にあるのかを明らかにし、貴社が行うべき学習のデザインが、広大なビジネス環境にどのように関連しているかを理解するのに役立ちます。
将来を見据えたビジネスを継続し、成長させ続けるサイクルを確立しましょう。

まとめ

デジタルラーニングの成熟度 それがビジネスにとって何を意味するか?について解説してきました。現代においては常に変化する環境変化に適応するためにリスキリング、アップスキリングが求められています。ポイントはそれぞれ状況がことなるために、パーソナライズされた学習環境を提供していくことです。それにより、自律的な学習が促進されます。そのような学習環境を用意できるかどうかが今後のビジネスの成否に影響すると考えています。

株式会社LDcubeではさまざまなコンテンツを学習するためのeラーニングコースをご用意しております。また、eラーニングコースのみならず、世界レベルのMBA教授陣による動画講義を収録したマイクロラーニングもご用意しています。

さらに、パーソナル診断をベースに個々人の強みや啓発点、チームの状況に合わせたコンテンツのリコメンドなどを行う「CK-Connect」の提供などを行っています。環境変化が激しい現代で自律的な学習を促すツールとして活用してみてはいかがでしょうか。無料のデモIDの発行なども受け付けています。お気軽にお声掛けください。

  自律型学習を加速し、 スキル開発を最大化する 「CrossKnowledege」 ご紹介資料2点セット 世界1200万人以上のユーザーに使われているCKLMS /eラーニングをご紹介します。 株式会社LDcube
  CK-Connect資料ダウンロード 自律型学習を加速し、スキル開発を最大化するCK-Connectのご紹介します。一人一人の診断結果に基づいて、各個人に推奨される学習コース「スキルパス」を通じて自発的な学習を促すことが可能です。 株式会社LDcube
  CrossKnowledge CK-Connect LDcubeのLMS機能「CK-Connect」のご紹介ページです。個人の強みや課題に合わせ学習内容をカスタマイズするパーソナライズ学習を実現することができる機能です。個人の強み・弱みに合わせたeラーニングの自動配信により、自律型人材の育成をサポートします。 株式会社LDcube


▼ CrossKnowledge社原文記事
​​​​​​​https://www.crossknowledge.com/blog/what-digital-learning-maturity-means-for-businesses/

テーマで探す

Webinar
近日開催ウェビナー

Download
おすすめ資料



Article
おすすめ記事