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ソフトスキルは組織の成功に必要不可欠!

本記事は、デジタルラーニングの実践に関して、CrossKnowledge社が文化背景の異なる4つの国で、調査した結果からまとめたものです。この調査は、マーケティング調査や戦略を専門とするコンサルタント会社Spring Voice社によって実施されました。

現代の企業や職場を取り巻く環境は常に変化しており、その変化に対応できるように行動変容をしていかなければなりません。チームとして協力したり、効果的なタイムマネジメントを実践したり、傾聴などの対人関係スキルを向上させる能力は、パフォーマンスに直接影響します。

このようなソフトスキルは、現代の労働者が新しい課題に対応し、適応するための手助けとなり、専門知識や技術などのハードスキルを補完します。


目次[非表示]

  1. 1.ソフトスキルは個性や対人スキルに関連する
  2. 2.ソフトスキルの利点は個人だけにとどまらない
  3. 3.行動変容は難しく、多くの時間がかかる
  4. 4.適切なトレーニング方法が行動変容の鍵となる
  5. 5.まとめ

ソフトスキルは個性や対人スキルに関連する

ソフトスキルを身に付けると、従業員は以下のことができるようになります。

  • 個人または集団として行動の変化や相手の反応を受け入れることができる。また、人間関係や個人間の対立を改善し、コミュニケーションの向上をもたらす
  • 俊敏性と柔軟性を向上させ、変化に適応し、困難を克服することができるようになる
  • 個人の強みと弱みをよりよく認識できるようになり、自己認識と自己イメージが向上する


ソフトスキルの利点は個人だけにとどまらない

マネジャーにとって、ソフトスキルはチームのモチベーションを維持し、効果的なリーダーシップの発揮と結束力を高め、目標を達成するために重要です。従業員が組織内の階層を上がるにつれて、ソフトスキルをもっと向上させたいと思うようになります。組織の階層が上がるたびにソフトスキルが価値あるもので、仕事で成果を上げるための成功の鍵であると認識するのです。

このように、ソフトスキルは会社やチーム内の役割に対して、各従業員の態度変容につなげることができる価値あるものだと考えられています。

▼ チームで成果を上げるには健全な葛藤や対立が必要です。

  健全な葛藤や対立こそが健全なチームづくりのカギ! 人間は本能的に葛藤や対立を避けようとします。しかし、職場では、これらの摩擦が重要な役割を果たすのです。葛藤や対立の存在は、チームの協力関係や全体的なパフォーマンスに良い影響を与えるという事実に気付いてない人が多いのです。一方で、葛藤や対立を恐れてしまうと無関心を招き、生産性を低下させてしまうことにもつながります。実際、ベストセラー作家のパトリック・レンシオーニ氏は、「対立を恐れること」をチームの生産性を妨げる5つの障害の一つとして取り上げています。(他の4つは、「信頼の欠如」「コミットメントの不足」「責任の回避」「結果への無関心」) 株式会社LDcube


行動変容は難しく、多くの時間がかかる

ソフトスキルの習得や向上は、大きなメリットがあるにもかかわらず、必ずしも容易なことではありません。これらのスキルには人間的で内面的な要素があり、自身の長年の行動により身に付いたものでもあり、習得がより複雑で、身に付いたかどうかという効果計測はさらに難しくなります。

『ソフトスキルの重要性を定量化することは難しいと思います。しかし、最も成功している人々は、最も知識がある人でも、最も勤勉な人でもなく、人間関係をマネジメントすることに最も長(た)けていた人だということは確かだと思います。』
M氏、30歳、マネジャー、イギリス

ソフトスキルの習得が容易ではないことには、いくつかの理由があります。

  • 自己認識の欠如
    人は自己を振り返ることに消極的であり、このことに気付くは、単純なテクニカルスキルを向上させるよりも多くの労力と練習が必要です。ソフトスキルは人間的なアプローチであり、機械的に作業を繰り返すことで身に付くものではありません。
  • 行動と反応
    ソフトスキルを磨こうという決断は、事前計画や、個人的な願望の結果ではなく、問題が起こり、差し迫った状況に対処するために行われることが多いのです。
  • 成果の計測が難しい
    行動の明確な改善がトレーニング直後にすぐ見られることはほとんどありません。行動変容は、職場での実践や実社会の中でのさまざまな経験を通じて時間をかけて学習され、強化されるからです。

よくある例えを使えば、ソフトスキルの学習はスプリントではなくマラソンと言えます。これらのスキルを獲得するためには、実践、忍耐、耐久力が求められます。その結果、測定可能な成果(行動変容)に到達するのです。

適切なトレーニング方法が行動変容の鍵となる

ソフトスキルの習得には近道がないため、学習者はソフトスキルの開発と向上につながる具体的で効果的な方法を模索しています。

以下の方法が習得には効果的です。

  • ロールプレイングやその他のシミュレーション演習を通じて新しい行動を試し、経験し、実践する
  • 現実のケースやビデオを使って、リアルな状況について議論し、考察し、観察する
  • 幅広いコンテンツを選べるようにし、専門知識のレベルを徐々に高めながら、テーマを深く探求する
  • 定期的に習得をうながすリマインドやクイズ、評価を何度も繰り返し行いながら、強化する

ソフトスキルの開発には、臨機応変かつ多様な習得環境のデザインが求められる
トレーニングは、能動的や受動的な要素を含み、さまざまな公式・非公式のアプローチを含むべきです。公式のアプローチとは会社が用意した研修やeラーニングなどであり、非公式のアプローチとは職場での上司先輩とのやり取りなどです。

これらの方法は対話的で、ディスカッションや意見交換を奨励し、全員に学習効果をもたらしますが、学習者のレベルに合わせ、個々人にパーソナライズされたものでなければなりません。

ソフトスキルの習得を通じた行動変容の面で、デジタルラーニングは柔軟性(学習する場所、時間帯、端末が自由に選べ、インプットのみならずクイズなどのアウトプットもでき、他の受講者とのオンライン上でチャットなどの交流も可能で、さらには繰り返し学習もできる)より、ソフトスキル習得に大きく貢献しています。

デジタルラーニングは、組織と学習者の両方に対して長期的な学習成果をもたらすことができる唯一の手法であると言えます。

▼ デジタルラーニングで学習の可能性が広がっています。コホート型学習など新たな学習スタイルも活用されるようになってきました。

  研修を成功に導くライブ・ファシリテーターという新たな役割 集合研修やオンライン会議システムを使ったオンライン研修は、企業内学習において多くの割合を占めています。しかし、どちらも、研修だけでは社員の学びを効果的にすることができません。効果的な学習の実現には、ファシリテート・ラーニングが必要です。ライブ・ファシリテーターという新たな役割の発揮により、研修のレベルが向上します。本記事ではライブ・ファシリテーターの役割や従来のインストラクターやコーチとの違いについても解説します。 株式会社LDcube


まとめ

ソフトスキルは組織の成功に必要不可欠!について紹介してきました。株式会社LDcubeでは、ソフトスキルを学習することのできる『CrossKnowledge  eラーニング』の提供をしています。eラーニングのみならず、MBA教授によるマイクロラーニングなどソフトスキルの開発につなげる学習コンテンツを提供しています。

また学習状況をマネジメントするためのLMSの提供も行っています。
デモIDの発行なども行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

  標準コースカタログダウンロード LDcubeのeラーニングコンテンツは、クロスナレッジ社(本社:フランス)が開発し、世界中に1200万以上のユーザーが存在する品質の高いコンテンツです。 46コース、254セッションのコンテンツをご用意しており、日本語、英語、中国語と、言語を切り替えて学習ができます。 株式会社LDcube
  マイクロラーニングカタログダウンロード LDcubeのeラーニングコンテンツは、クロスナレッジ社(本社:フランス)が開発し、世界中に1200万以上のユーザーが存在する品質の高いコンテンツです。 世界有数のビジネススクール教授陣によるMBAレベルの講義を動画で学習することができます。 株式会社LDcube
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▼ CrosKnowledge社原文記事
https://www.crossknowledge.com/blog/soft-skills-critical-success-organization-digital-learning/




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