Biz-Ex活用事例

ご子息への計画的な事業承継
~人間性と合理性をバランスよく能力開発することを目指す~
【Biz-Ex活用事例】

社員数: 150名
事業:日用品製造販売

導入前の課題
三人のご子息の特徴/創業者の後継者への想い

取り組みの詳細
経験の差(年齢)という課題/状況に合わせた進め方/三人の学習時の特徴

導入後の成果
創業者の評価とコーチの評価が一致/兄弟協力体制の礎構築に貢献

導入前の課題
三人のご子息の特徴

創業者から、三人のご息子への事業承継計画の支援を依頼されました。
創業者は、人間性と合理性の両方がバランスよく高いことが事業をうまく推進する上で重要だと考えていました。

長男は合理性を重視、次男は人間性を重視、三男はバランスの良い判断力を持っていましたが、長男次男ほど突出した才能を発揮できず全体的に能力を底上げする必要がある状況でした。

 

創業者の後継者への想い

創業者は後継者育成において、個々の個性を伸ばすとともに、兄弟が協力して弱点を補い合い、事業を成長させるという考え方を啓発することが最も重要という考えでした。
そのため、兄弟同士の競争心をあまり刺激するのではなく、お互いの強みを認識して頼れる関係性の構築が重要でした。

さまざまな経営環境を経営シミュレーションで学習し、兄弟がそれぞれがどのような考え方で問題に対処するのか、お互いを知る機会の創出のためにBiz-Exを活用することになりました。

 

取り組みの詳細
経験の差(年齢)という課題

長男と三男の年齢が15歳離れていました。
長男は実務や独学でたくさん勉強してきた経験がありましたが、三男については、職務経験そのものが短く、ビジネス用語についても一から勉強しなければならない状況でした。

全員を同じ状態で始めることは難しいと考えて、まずは三男から学習を進めていくことにしました。

 

状況に合わせた進め方

三男はeラーニングとコーチングを組み合わせながら基礎知識の学習から始めました。
そして、戦略・財務・マーケティングといった基礎知識の習得がある程度できた段階で、経営シミュレーションを兄弟3人でグループコーチングで実施するという構成にしました。

 

三人の学習時の特徴

実際、長男は合理性、次男は人間性、三男はバランス型という特徴で経営シミュレーションを進めました。
長男は社員の定着率や社会要請への対応度を中心に学習してもらい、次男には顧客や競合に目を向ける点を集中的に学習してもらいました。
三男はコツコツと二人の兄の姿を見て学びながら進めている様子でした。

 

導入の成果
創業者の評価とコーチの評価が一致

兄弟3人の経営シミュレーションの業績結果や活動内容を報告会で共有しました。創業者の能力評価とコーチの能力評価が一致し、ご子息それぞれの強みと啓発課題を明確に理解することができました。

予想通り長男が最も業績が良かったのですが、過度に業績向上にこだわり過ぎて全体の指数が悪い結果となりました。
次男は突出した数字はありませんでしたが、バランスが取れていました。
三男は業績を上げることが難しく資金ショートが何度も発生していました。経験と知識がバラバラの三人を同じプログラムで能力評価・育成できたことで具体的なスキル向上の課題が明確になり、日々の仕事や継続的な教育を通じてそれぞれの能力を開発することが可能になったという評価を頂きました。

 

兄弟協力体制の礎構築に貢献

兄弟の相互理解も深まり、事業継承の具体的なイメージが描けるようになりました。
一人一人の特性をつかみ、次のステップへとつなげるためには、Biz-Exが適したプログラムであると評価されました。

 

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