社員数:1,000名以上
事業 :開発・建設技術コンサル
導入前の課題
コロナ対応で新人研修を提供できなかった反省を生かし、効果的なオンライン研修を提供したい
取り組みの詳細
UMUを活用し、理解度に合わせて学習を進められるように学習設計を工夫
導入後の成果
研修の満足度だけでなく、学習の質も高めることができた
2019年は従来通り、一カ所で集合形式の新入社員研修を行っていましたが、2020年はコロナ禍の影響で、研修を中止せざるを得なくなりました。
緊急の対応でバタバタしてしまい、研修テキストを社員の自宅に配布し、在宅で自習させ、9月にオンライン形式で補講を実施するという対応となりました。
すると、補講時に質問がなく、理解できているのか・できていないのか講師側で分からないという問題が生じました。
2020年の新入社員研修は、満足な研修を提供することができなかった反省を生かし、2021年の新入社員研修では、効果的なオンライン研修を目指すべく、プラットフォーム活用の検討をしました。
どのようなプラットフォームが良いのか模索していたときに、ウェビナーでUMUを知りました。
動画だけを配信するツール・プラットフォームが多くありますが、さまざまな学習方法を組み合わせて受講生に提供できるUMUに魅力を感じ、導入を決定しました。
知識をインプットするだけの研修ではなく、受講生同士で意見を共有し合うことや、その場で理解度テストをすることにより、一方通行で終わらない研修が提供できることで、効果的なオンライン研修ができると感じました。
新入社員は入社後、UMU操作演習や会社概要、ビジネスマナーなどの導入研修を受講した後、半月かけて実務に根ざした技術の基礎研修(環境系工学における基礎力学)を学びます。
それぞれ、自身の理解度に合わせて学習を進められるよう、教材は動画を用意しました。
学習内容はシンプルな構成にしました。
使用するテキストがあれば配布し、動画によるインプット学習をした後、アウトプット学習ができるように、動画内容に関する理解度を測る試験を行い、最後に疑問点を解消するための質問Boxを設置するという1セットを設計しました。
動画学習を用意したことで、研修受講生は自分の理解度に合わせて学習を進められるので、1日の学習の後にも、それぞれのペースで動画を再度閲覧し、復習できる環境を実現しました。
個々人の理解力に合わせた学び=アダプティブラーニングや、インプット学習とアウトプット学習を組み合わせ、個人で学習する時間と皆で学習する時間をミックスした学びの提供ができました。
学生時代に三力学のいずれかを学んで入社してくる人もいれば、入社後に初めて三力学を学ぶ人もいる中で、UMUは学ぶ段階が視覚化されていることや、自分のペースで勉強できること、分からない箇所を繰り返し学び直せるというメリットを生むことができました。
2019年の集合形式で行った研修と比べて、UMUを導入した研修では受講生の満足度が大幅にアップしました。
具体的には、基礎力学研修で科目ごとに満足度を集計した結果、全体的に例年より40%~50%アップしました。
このアンケート結果は、講師たちの間でも話題になり、導入時に目指していた「効果的なオンライン研修」が達成したという結果となりました。
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